JP2001088066A - ロボット制御装置 - Google Patents

ロボット制御装置

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JP2001088066A
JP2001088066A JP27225199A JP27225199A JP2001088066A JP 2001088066 A JP2001088066 A JP 2001088066A JP 27225199 A JP27225199 A JP 27225199A JP 27225199 A JP27225199 A JP 27225199A JP 2001088066 A JP2001088066 A JP 2001088066A
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Toshiro Itaya
敏郎 板谷
Atsushi Nohara
敦 野原
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 教示点の姿勢を加工線回りに回転可能なロボ
ット制御装置を提供する。 【解決手段】 教示された2つの加工点(教示点P0,
P1)を結ぶ加工線のベクトルVa1を求め(S5
4)、指定された角度αだけ加工線のベクトルVa1を
中心軸としてワークWを回転するための姿勢を求める
(S56)。このため、教示点の姿勢を加工線回りに回
転することが可能となり、教示・修正時間を大幅に短縮
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワークを加工す
る工業用ロボットの制御装置に関し、特に工具を保持す
る工具ロボットと、ワークを把持する治具ロボットとを
同時に制御するロボット制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アーク溶接やシーリング作業において
は、溶接によって形成されるビードやシーリングによっ
て形成されるシーラが、ワークの設置状態によって重力
の影響を受けるとビードやシーラがその場で留まらず、
流れ出してビード形状やシーラ塗布形状が変化してしま
い品質が低下してしまう恐れがある。このため、アーク
溶接やシーリングを2台のロボットの協調作業により行
い、高品質化を図ろうとする図9に示すようなシステム
がある。かかるシステムは、ワークWを把持する治具ロ
ボット50と、溶接トーチを保持した工具ロボット60
の2台の多関節6軸ロボットを対向配置し、アーク溶接
溶融池が重力によって垂れないようにワークWの姿勢を
制御しながら、溶接トーチTとワークWの相対軌跡と速
度とを制御して加工している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示すように、ワークWとトーチTとを加工線Kに沿っ
て相対的に移動させると共に、アーク溶接溶融池が重力
によって垂れないように一定のワークWの姿勢を制御さ
せようとする場合、2台のロボットを操作しながら教示
しなければならず、この教示には長時間を要するばかり
か、熟練技能を有する者でも、一定のワーク姿勢を維持
させることが難しかった。
【0004】即ち、トーチTのワークWとの角度を一定
に維持しながら姿勢を変えるためには、ワーク上の加工
線K回りに姿勢を変えていく必要がある。しかし、ロボ
ットは、基準座標軸、又は、制御点に設定された工具軸
座標系の座標軸のいずれかしか回転軸とし得ない。ここ
で、図10中に示すように、ロボットを工具座標軸に回
転させると、加工線KがK’で示すように変わってしま
う。このため、工具座標軸で回転させる場合、変化した
加工線K’回りに新たな教示点を与える必要があり、こ
の作業を繰り返すのに時間がかかり、熟練技能を有する
ものが行っても一定のワーク姿勢が維持できず、溶接の
質が低下することがあった。
【0005】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、教示点
の姿勢を加工線回りに回転可能なロボット制御装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、工具を保持し、少なくとも当該工具の
位置を変え得る工具ロボットと、ワークを把持し、少な
くとも当該ワークの姿勢を変え得る治具ロボットとを制
御して協調作業を行わしめワークを加工するロボット制
御装置であって、教示された2つの加工点を結ぶ加工線
のベクトルを求めるベクトル算出手段と、指定された角
度だけ前記加工線のベクトルを中心軸としてワークを回
転するための姿勢を求める姿勢算出手段と、を備えるこ
と技術的特徴とする。
【0007】本発明では、教示された2つの加工点を結
ぶ加工線のベクトルを求め、指定された角度だけ加工線
のベクトルを中心軸としてワークを回転するための姿勢
を求める。このため、教示点の姿勢を加工線回りに回転
することが可能となる。
【0008】請求項2では、工具ロボットの始点データ
を治具ロボットの座標系に置き換えたデータTg1の位
置ベクトルと、治具ロボットの始点のデータG1、及
び、治具ロボットの治具制御点からみたワーク上の終点
の座標f2より得られたワーク上の加工終了位置W2の
位置ベクトルとから、加工線のベクトルVa1を求める
ことができる。
【0009】請求項3では、前記工具ロボットは、工具
の位置のみを変え、治具ロボット側で姿勢を変えるた
め、当該治具ロボットでワークを加工線のベクトルを中
心軸として回転するための姿勢を容易に求めることがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態に係
るロボット制御装置について図を参照して説明する。図
1は本発明の実施形態に係るアーク溶接に用いるロボッ
トの全体構成を示す斜視図である。立設されているコラ
ムベース11の立面の上側に工具ロボット(溶接ロボッ
ト)12を、また、下側に治具ロボット(ワーク把持ロ
ボット)13を配置し、上記コラムベース11と並設さ
れた制御装置38によって上記2台のアーク溶接用の工
具ロボット12と治具ロボット13とを協調作業させる
ようにしたものである。
【0011】上側の工具ロボット12は、コラムベース
11の立面に基台14が固定され、この基台14に固定
されている固定アーム15に鉛直軸線の第1軸17によ
り水平旋回する第1アーム16と、この第1アーム16
に水平軸線の第2紬19により上下旋回する第2アーム
18と、この第2アーム18に鉛直軸線の第3軸21に
より水平旋回する工具把持アーム20とから構成されて
おり、上記工具把持アーム20には溶接トーチTを把持
している。上記第2アーム18にはリンク22が第2ア
ーム18と平行に設けられており、第2アーム18の上
下旋回時に上記溶接トーチTが常に鉛直方向姿勢を保つ
よう工具把持アーム20を制御するものである。
【0012】下側の治具ロボット13は、上記工具ロボ
ット12の基台14の下方のコラムベース11の立面に
基台23が固定され、この基台23に鉛直軸線の第1軸
25により水平旋回し、かつこの第1軸25と交差する
水平軸線の第2軸26により上下旋回する第1アーム2
4と、この第1アーム24に鉛直軸線の第3軸28によ
り水平旋回し、かつこの第3軸28と交差する水平軸線
の第4軸29(第1水平軸線)により水平旋回する第2
アーム30と、この第2アーム30のフランジFにワー
ク取付台34が取付けられたボジショナ33とから構成
されている。この治具ロボット13の第1アーム24に
もリンク37が設けられており、第1アーム24の上下
旋回時に第2アーム30との結合部を常に水平姿勢を保
つようにしている。
【0013】上記ポジショナ33は、上記第4軸29の
軸線に対し45°の角度で第2アーム30の前方に傾斜
し、上記第4紬29により水平軸線(第1水平軸線)回
りに旋回するポジショナ第1アーム35と、このポジシ
ョナ第1アーム35に設けられ、上記第4軸29の軸線
(第1水平軸線)に対し45°の角度で第2アーム30
側に傾斜した軸線の第5軸32の軸線(第2水平軸線)
回りに旋回するポジショナ第2アーム36と、上記第4
軸29の軸線(第1水平軸線)と上記第5軸22の軸線
(第2水平軸線)の交点Pを通り、かつ上記第5軸32
の軸線(第2水平軸線)に対し45°の角度の第6軸3
1の軸線で(第3水平軸線)回りに旋回するフランジF
を備えている。このフランジFには上記ワーク取付台3
4が取付けられている。
【0014】上記ポジショナ第1アーム35は、その全
体を第4軸29の水平軸線に対し45°の角度で前方に
傾斜させたものに限定されるものではなく、上記第4軸
29の水平軸線に対し直交して延在させ、ポジショナ第
2アーム36との結合部を第4軸29の水平軸線に対し
45°の角度で前方に屈曲した形状でも良い。
【0015】上記ワーク取付台34は、ワークW(図示
せず)をクランプ、アンクランプするクランパ(図示せ
ず)が設けられており、このクランパによってクランプ
されたワークWは溶接したい箇所を工具ロボット12の
溶接トーチTによって溶接加工される。
【0016】下側の治具ロボット13は、ワークWの作
業領域への搬入、搬出動作を行い、溶接加工作業時には
ワークの姿勢を制御して溶接部位を重力方向に対して常
にある姿勢、例えば、溶接トーチTに対してワークの溶
接部位が鉛直状態の姿勢となるように、あるいは、溶接
部位が溶接トーチTの前進方向または後退方向に少し傾
いた姿勢となるようにワークの姿勢を一定に保つように
制御し、上側の工具ロボット12と協調して作業を行う
ものである。
【0017】すなわち、下側の6軸の治具ロボット13
はワークWの3次元空間内の移動と姿勢の自由度を有
し、上側の工具ロボット12は溶接トーチTが常に鉛直
方向に姿勢を固定された状態で3次元空間内の移動の自
由度を有してワークを溶接加工する。従って、下側のワ
ークの溶接部位が溶接トーチTに対して鉛直状態の姿勢
となるよう制御することにより、このワークに対し上側
から常に鉛直方向姿勢の溶接トーチTによって、アーク
溶接溶融池が重力により垂れることなく溶接部位に留ま
った状態で溶接することができる。
【0018】そこで、本発明はポジショナ33によって
ワーク取付台34上にクランプされているワークWを、
点Pを基準に360°全方向の姿勢変換を可能とするも
のである。
【0019】すなわち、上記第4軸29(第1水平軸
線)の軸線回りに回転する第2アーム30によって上記
第4軸29(第1水平軸線)の軸線回りに旋回するポジ
ショナ第1アーム35の旋回動と、上記第4軸29の軸
線(第1水平軸線)に対し45°の角度で第2アーム3
0側に傾斜した軸線の上記第5軸32の軸線(第2水平
軸線)回りに旋回するポジショナ第2アーム36の旋回
動と、上記第4軸29の軸線(第1水平軸線)と上記第
5軸32の軸線(第2水平軸線)の交点である点Pを通
りかつ上記第5軸32の軸線(第2水平軸線)に対し4
5°の角度の第6軸31の軸線(第3水平軸線)回りに
旋回するワーク取付台34の回転との相合作用によりワ
ーク取付台34のワークWは、点Pを基準に360°全
方向に姿勢を変換する。
【0020】引き続き、第1実施形態のロボット制御装
置への加工点の教示及び加工動作について説明する。図
7の工程表に示すように、先ず、姿勢を一定にしたまま
ポイント教示とプログラムを行う(S12)。即ち、図
示しないオペレーションボックスを操作して治具ロボッ
ト13を制御し、図2に示すように工具ロボット12の
トーチT先端にワークWの加工点P0を合わせることで
加工点P0を教示し、当該姿勢を維持したまま、次加工
点P1を教示する。そして、P1に続くP2以降の各教
示点を順次教示して行く。次に、加工線ベクトルのまわ
りに姿勢変換を行いたい範囲を指定する(S14)。例
えば、教示点P0からP3の範囲でワークの姿勢を維持
したい場合には、当該教示点P0〜P3を指定する。そ
して、ワークを傾けたい変換角度を指定する(S1
6)。
【0021】これに応じて、ロボット制御装置では、指
定された教示点の範囲で、入力された変換角度を維持で
きるように入力データを変換して制御データを作成する
(S18)。
【0022】そして、変換された制御データに基づき、
治具ロボット13及び工具ロボット12を動作させて動
作確認を行う(S20)。動作が良好な場合には(S2
2:Yes)、当該制御データに基づき加工運転を開始
する(S24)。他方、動作が良好でないときには(S
22:No)、前記S12のステップに戻る。
【0023】上述した制御装置38での入力データの変
換について、図8のフローチャートを参照して説明す
る。制御装置38は、先ず、変換を行う始点・終点を選
択する(S52)。例えば、図2中に示す教示点P0、
P1を選択する。次に、選択された始点(P0)・終点
間(P1)に基づいて加工線のベクトルを求める(S5
4)。
【0024】この加工線のベクトルの求め方について、
図3及び図4を参照して説明する。先ず、加工線のベク
トルを求めるために必要なデータとして図3(A)及び
図3(B)に示す以下がある。 a)工具ロボット12の始点のデータ(工具ロボット座標系、トーチ制御点) :T1 b)治具ロボット13の始点のデータ(治具ロボット座標系、治具ロボット制御 点) :G1 c)工具ロボット12の始点データを治具ロボット13の座標系に置き換えたデ ータ(図中に示す工具ロボット12の座標系と治具ロボット13の座標系との関 係aより算出) :Tg1 d)工具ロボット12の終点データ :T2 e)治具ロボット13の終点データ :G2 f)工具ロボット12の終点のデータを治具ロボット13の座標系に置き換えた データ :Tg2
【0025】Tg1=G1*f1なるf1が存在すると
仮定するなら、 f1=G1-1*Tg1 ここで、f1は、治具制御点(座標系)から見たワーク
上の始点の座標。
【0026】同様に、治具制御点(座標系)から見た終
点の座標f2は、 f2=G2-1*Tg2となる。 ここで求めたf1、f2を用いて、始点教示状態でのワ
ーク上の終点の位置を次のように表現する。
【0027】始点の教示状態で、ワーク上の加工終了位
置(ワーク上での終点:W2とする(図4参照))は、
W2=G1*f2 と表すことができる。また、Tg1
が既知であるため、Tg1とW2との位置関係から、加
工線のベクトルVa1は次のように算出することができ
る。
【0028】先ず、上述したW2の位置ベクトルを(W
2x、W2y、W2z)とする。一方、Tg1の位置ベ
クトルを(Tg1x、Tg1y、Tg1z)とすると、加
工線のベクトルVa1は、Va1=(W2x−Tg1x、
W2y−Tg1y、W2z−Tg1z)として求めるこ
とができる。
【0029】上述したように加工線のベクトルVa1が
求められると、図8に示すステップ56において、指定
された角度、加工線のベクトルを中心軸としてワークを
回転させる。即ち、上述したTg1を回転中心、Va1
を回転軸としてG1を変換する。ここで、変換角度は、
現状を基準とした相対角度とする。
【0030】始点は、次の数1により表される。
【0031】Tg1の位置ベクトルを(Tg1x、Tg
1y、Tg1z)とすると、始点での加工線のベクトル
Va1は、 Va1=(W2x−Tg1x、W2y−Tg1y、W2z−Tg1z) =(Va1x、Va1y、Va1z)
【0032】Vtベクトルは、反トーチ方向である。 Vr1=Vt×Va1×:外積 より計算し、大きさが
1となるように正規化する。 Vt1=Va1×Vr1 より計算し、正規化する。
【0033】Tg1の位置を原点とし、VtをZ軸、V
r1をY軸、Va1をX軸とする座標系は、次の数2に
より表される。
【0034】ここで、変換指定角度をαとする。変換
は、始点の治具制御点を上記座標系H基準のポイントに
変換し、それを、Y(Vr1)軸廻りにΘ1だけ回転
し、結果を元の座標系に戻す。これを式に表すと、最終
結果G1’は次式のようになる。G1’=H*{Rot
(X、α)*(H-1 *G1)}
【0035】以上により、始点P0−終点P1間の姿勢
保持データが算出される。その後、図8に示すステップ
58にて、次の始点があるかを判断し、更に、姿勢保持
データを作成する始点がある際には(S58:Ye
s)、ステップ52へ戻り、上記処理を繰り返す。そし
て、全ての処理が終了すると(S58:No)、当該変
換データの作成処理を完了する。
【0036】引き続き、上記データに基づく加工動作に
ついて図5を参照して説明する。ここで、図5(A)
は、ワークの斜視図であり、図5(B)は、加工線のベ
クトルに沿って回転されたワークの側面図である。図1
に示すように工具ロボット12がトーチTを保持し、治
具ロボット13がワークW(図示せず)を把持してい
る。上記作成された制御データに基づき、工具ロボット
12がトーチTを鉛直に維持した状態でワークW上の教
示点P0に相当する部位に当てると共に、治具ロボット
13が教示点P0−教示点P1を結ぶ加工線のベクトル
Kに沿って上記指定された変換指定角度αに、ワークW
の姿勢を変える。そして、工具ロボット12及び治具ロ
ボット13が、ワークW上の教示点P1に向かってトー
チTを相対的に移動させ溶接を行う。
【0037】本実施形態のロボット制御装置では、変換
指定角度αを指定し、下側のワークの溶接部位を所定の
姿勢となるよう制御することにより、溶接の際に発生し
たアーク溶接溶融池が重力により垂れることなく溶接部
位に留まった状態で溶接することができる。このため、
均質に溶接を行うことができる。
【0038】本実施形態のロボットでは、ワークの姿勢
を一定にしたまま教示点を教示し、変換指定角度を指定
することでロボット制御装置への入力を完了できるた
め、熟練者でなくとも入力作業を短時間で行うことがで
き、また、正確に変換指定角度を維持することが可能と
なる。
【0039】なお、本実施形態では、工具ロボット12
が、トーチTの位置のみを変え、治具ロボット13側で
のみ姿勢を変える構成であるため、当該治具ロボット1
3でワークWを加工線のベクトルKを中心軸として回転
するための姿勢を容易に求められる。なお、本実施形態
では、ロボットとして、工具ロボットが位置を変え、治
具ロボットが姿勢及び位置を変える例を示したが、治具
ロボットが姿勢のみを変えるロボット、或いは、工具ロ
ボットが位置及び姿勢を変え得るロボットにも本実施形
態の構成は適用可能である。
【0040】図6は、本実施形態のロボット制御装置の
他の態様を示している。図5を参照して上述した例で
は、ロボット制御装置による溶接を例示した。これに対
して、図6に示す例では、工具ロボット12がグランイ
ンダBMを保持し、ワークW端部のバリを取っている。
係る例においても、ワークWを教示点のベクトルに沿っ
て回転させるよう、ポイントの教示及び変換指定角度の
指定を短時間で行い得る。
【0041】上述した実施形態では、ロボット制御装置
による溶接、バリ取りを例示したが、例えば、シーリン
グ作業において、接着剤をワーク上に塗布する際にも、
上述した構成を適用することができる。
【0042】
【発明の効果】本発明のロボット制御装置では、教示さ
れた2つの加工点を結ぶ加工線のベクトルを求め、指定
された角度だけ加工線のベクトルを中心軸としてワーク
を回転するための姿勢を求める。このため、教示点の姿
勢を加工線回りに回転するように変換することが可能と
なり、教示・修正時間を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施態様に係るロボットの斜視図である。
【図2】ワーク上での教示点の教示を示す斜視図であ
る。
【図3】図3(A)、図3(B)は、加工線のベクトル
の算出方法を示す説明図である。
【図4】加工線のベクトルの算出方法を示す説明図であ
る。
【図5】図5(A)ワークの姿勢調整を示す斜視図であ
り、図5(B)は側面図である。
【図6】第1実施形態の他の態様で加工されるワークを
示す側面図である。
【図7】第1実施形態のロボット制御装置による作業の
流れを示す工程表である。
【図8】ロボット制御装置のデータ変換の処理を示すフ
ローチャートである。
【図9】従来技術のロボットを示す説明図である。
【図10】従来技術のロボットへのポイントの教示を示
す説明図である。
【符号の説明】
11 コラムベース 12 工具ロボット 13 治具ロボット 38 制御装置 T 溶接トーチ W ワーク P0、P1、P2、P3、P4 教示点 K 加工線のベクトル α 変換指定角度

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具を保持する工具ロボットと、ワーク
    を把持し、少なくとも当該ワークの姿勢を変え得る治具
    ロボットとを制御して協調作業を行わしめワークを加工
    するロボット制御装置であって、 教示された2つの加工点を結ぶ加工線のベクトルを求め
    るベクトル算出手段と、 指定された角度だけ前記加工線のベクトルを中心軸とし
    てワークを回転するための姿勢を求める姿勢算出手段
    と、を備えること特徴とするロボット制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ベクトル算出手段は、 前記工具ロボットの始点データを前記治具ロボットの座
    標系に置き換えたデータTg1の位置ベクトルと、 前記治具ロボットの始点のデータG1、及び、当該治具
    ロボットの治具制御点からみたワーク上の終点の座標f
    2より得られたワーク上の加工終了位置W2の位置ベク
    トルとから、加工線のベクトルVa1を求めることを特
    徴とする請求項1のロボット制御装置。
  3. 【請求項3】 前記工具ロボットは、工具の位置のみを
    変え得ることを特徴とする請求項1又は2のロボット制
    御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7904201B2 (en) 2005-08-04 2011-03-08 Fanuc Ltd Robot programming device
JP2018001352A (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 川崎重工業株式会社 ワークの反転装置
JP2021154473A (ja) * 2020-03-30 2021-10-07 川田テクノロジーズ株式会社 作業ロボット

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