JP2001087171A - 壁面清掃装置 - Google Patents
壁面清掃装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は装置本体に給電用のケーブルを接
続せずに、壁面を清掃するためのポリッシャを作動させ
ることができるようにした壁面清掃装置を提供すること
にある。 【解決手段】 建物の壁面を移動してその壁面を清掃す
る壁面清掃装置において、上記壁面に沿って移動する装
置本体1と、この装置本体に設けられ上記壁面を清掃す
るポリッシャ6と、上記装置本体に設けられ上記ポリッ
シャを作動する駆動源4,5,7と、上記装置本体に設
けられた太陽電池31と、上記装置本体に設けられ上記
太陽電池から給電されることで上記駆動源4,5,7を
駆動する蓄電池32とを具備したことを特徴とする。
続せずに、壁面を清掃するためのポリッシャを作動させ
ることができるようにした壁面清掃装置を提供すること
にある。 【解決手段】 建物の壁面を移動してその壁面を清掃す
る壁面清掃装置において、上記壁面に沿って移動する装
置本体1と、この装置本体に設けられ上記壁面を清掃す
るポリッシャ6と、上記装置本体に設けられ上記ポリッ
シャを作動する駆動源4,5,7と、上記装置本体に設
けられた太陽電池31と、上記装置本体に設けられ上記
太陽電池から給電されることで上記駆動源4,5,7を
駆動する蓄電池32とを具備したことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は建物の壁面を清掃
するための壁面清掃装置に関する。
するための壁面清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ビルディングのような建物の窓ガ
ラスや外壁等の壁面を自動で清掃するために、壁面清掃
装置が種々開発されている。この種の壁面清掃装置にお
いては、装置本体を屋上からワイヤで吊り下げ、この装
置本体を作業者が壁面に沿って移動させるとともに、上
記壁面の清掃作業だけを自動化する半自動式のものや装
置本体の壁面に沿う走行と清掃作業とを自動化する全自
動式のものが考えられている。
ラスや外壁等の壁面を自動で清掃するために、壁面清掃
装置が種々開発されている。この種の壁面清掃装置にお
いては、装置本体を屋上からワイヤで吊り下げ、この装
置本体を作業者が壁面に沿って移動させるとともに、上
記壁面の清掃作業だけを自動化する半自動式のものや装
置本体の壁面に沿う走行と清掃作業とを自動化する全自
動式のものが考えられている。
【0003】半自動式の壁面清掃装置においては、装置
本体に壁面を自動清掃するためのポリッシャや洗浄液を
供給するノズルなどの清掃手段及びこの清掃手段を作動
させるための駆動源や電磁弁などの電動式の作動機構が
設けられる。
本体に壁面を自動清掃するためのポリッシャや洗浄液を
供給するノズルなどの清掃手段及びこの清掃手段を作動
させるための駆動源や電磁弁などの電動式の作動機構が
設けられる。
【0004】全自動式の壁面清掃装置においては、清掃
手段及びこの清掃手段を作動させるための電動式の作動
機構の他に、装置本体を上記壁面に沿って移動させるた
めの電動式の移動機構が設けられる。
手段及びこの清掃手段を作動させるための電動式の作動
機構の他に、装置本体を上記壁面に沿って移動させるた
めの電動式の移動機構が設けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】半自動式あるいは全自
動式の壁面清掃装置において、作動機構や移動機構を作
動させるためには装置本体に給電用のケーブルを接続
し、このケーブルを介して給電するようにしている。
動式の壁面清掃装置において、作動機構や移動機構を作
動させるためには装置本体に給電用のケーブルを接続
し、このケーブルを介して給電するようにしている。
【0006】そのため、装置本体には上記ワイヤととも
にケーブルを接続しなければならないから、構成の複雑
化を招くことになるばかりか、最近の高層ビルディング
の場合には長尺なケーブルが必要になるから、コスト上
昇や取扱いの煩雑化を招くことになる。
にケーブルを接続しなければならないから、構成の複雑
化を招くことになるばかりか、最近の高層ビルディング
の場合には長尺なケーブルが必要になるから、コスト上
昇や取扱いの煩雑化を招くことになる。
【0007】また、全自動式の壁面清掃装置において
は、装置本体をワイヤやケーブルで接続せずに蓄電池を
搭載し、各種電動式の機器をリモートコントローラで作
動させるということが考えられる。
は、装置本体をワイヤやケーブルで接続せずに蓄電池を
搭載し、各種電動式の機器をリモートコントローラで作
動させるということが考えられる。
【0008】しかしながら、そのような構成の壁面清掃
装置の場合、使用の途中で蓄電池の蓄電量が極端に減少
すると、作動機構や移動機構を作動させることができな
くなるから、壁面の清掃ができなくなったり、装置本体
を回収できなくなるということになる。
装置の場合、使用の途中で蓄電池の蓄電量が極端に減少
すると、作動機構や移動機構を作動させることができな
くなるから、壁面の清掃ができなくなったり、装置本体
を回収できなくなるということになる。
【0009】この発明は、装置本体に太陽電池を搭載す
ることで、装置本体にケーブルを接続しなくとも、給電
することができるようにした壁面清掃装置を提供するこ
とにある。
ることで、装置本体にケーブルを接続しなくとも、給電
することができるようにした壁面清掃装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、建物
の壁面を移動してその壁面を清掃する壁面清掃装置にお
いて、上記壁面に沿って移動する装置本体と、この装置
本体に設けられ上記壁面を清掃する清掃手段と、上記装
置本体に設けられ上記清掃手段を作動する電動式の作動
機構と、上記装置本体に設けられた太陽電池と、上記装
置本体に設けられ上記太陽電池から給電駆動されるとと
もに上記作動機構を駆動する蓄電池とを具備したことを
特徴とする壁面清掃装置にある。
の壁面を移動してその壁面を清掃する壁面清掃装置にお
いて、上記壁面に沿って移動する装置本体と、この装置
本体に設けられ上記壁面を清掃する清掃手段と、上記装
置本体に設けられ上記清掃手段を作動する電動式の作動
機構と、上記装置本体に設けられた太陽電池と、上記装
置本体に設けられ上記太陽電池から給電駆動されるとと
もに上記作動機構を駆動する蓄電池とを具備したことを
特徴とする壁面清掃装置にある。
【0011】請求項2の発明は、上記装置本体には、上
記蓄電池によって給電されることで上記装置本体を上記
壁面に沿って移動させる電動式の移動機構が設けられて
いることを特徴とする請求項1記載の壁面清掃装置にあ
る。
記蓄電池によって給電されることで上記装置本体を上記
壁面に沿って移動させる電動式の移動機構が設けられて
いることを特徴とする請求項1記載の壁面清掃装置にあ
る。
【0012】請求項3の発明は、建物の壁面を移動して
その壁面を清掃する壁面清掃装置において、上記壁面に
沿って移動する装置本体と、この装置本体に設けられ上
記壁面を清掃する清掃手段と、上記装置本体に設けられ
上記清掃手段を作動する電動式の作動機構と、上記装置
本体に設けられ上記作動機構を給電駆動するための太陽
電池とを具備したことを特徴とする壁面清掃装置にあ
る。
その壁面を清掃する壁面清掃装置において、上記壁面に
沿って移動する装置本体と、この装置本体に設けられ上
記壁面を清掃する清掃手段と、上記装置本体に設けられ
上記清掃手段を作動する電動式の作動機構と、上記装置
本体に設けられ上記作動機構を給電駆動するための太陽
電池とを具備したことを特徴とする壁面清掃装置にあ
る。
【0013】請求項4の発明は、上記装置本体には、上
記太陽電池によって給電駆動されることで上記装置本体
を上記壁面に沿って移動させる移動機構が設けられてい
ることを特徴とする請求項3記載の壁面清掃装置にあ
る。
記太陽電池によって給電駆動されることで上記装置本体
を上記壁面に沿って移動させる移動機構が設けられてい
ることを特徴とする請求項3記載の壁面清掃装置にあ
る。
【0014】請求項1と請求項3の発明によれば、装置
本体に設けられた太陽電池によって清掃手段を作動させ
るための作動機構に給電するため、装置本体にケーブル
を接続しなくてすむばかりか、作動機構に給電できなく
なるということもなくなる。請求項2と請求項4の発明
によれば、作動機構だけでなく、移動機構にも太陽電池
によって給電するため、装置本体の移動が不能になるの
を防止できる。
本体に設けられた太陽電池によって清掃手段を作動させ
るための作動機構に給電するため、装置本体にケーブル
を接続しなくてすむばかりか、作動機構に給電できなく
なるということもなくなる。請求項2と請求項4の発明
によれば、作動機構だけでなく、移動機構にも太陽電池
によって給電するため、装置本体の移動が不能になるの
を防止できる。
【0015】とくに、請求項1と請求項2の発明では、
太陽電池で発電された電力を蓄電池を介して給電するた
め、太陽電池での発電が不安定になっても、作動機構や
移動機構への給電を安定して行うことが可能となる。
太陽電池で発電された電力を蓄電池を介して給電するた
め、太陽電池での発電が不安定になっても、作動機構や
移動機構への給電を安定して行うことが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の一実施の形態を説明する。
明の一実施の形態を説明する。
【0017】図1に示す壁面清掃装置は矩形枠状の装置
本体1を備えている。この装置本体1の両側内部には一
対のガイド部材2が設けられている。このガイド部材2
には移動部材3が上記ガイド部材2の長手方向である、
図1における矢印Aで示す上下方向に沿って移動可能に
設けられている。この移動部材3は第1の駆動源4によ
って上下方向に駆動されるようになっている。
本体1を備えている。この装置本体1の両側内部には一
対のガイド部材2が設けられている。このガイド部材2
には移動部材3が上記ガイド部材2の長手方向である、
図1における矢印Aで示す上下方向に沿って移動可能に
設けられている。この移動部材3は第1の駆動源4によ
って上下方向に駆動されるようになっている。
【0018】上記移動部材3には、第2の駆動源5によ
って回転駆動される清掃手段としてのポリッシャ6が設
けられている。このポリッシャ6は第3の駆動源7によ
って上記移動部材3の長手方向、つまり矢印Bで示す左
右方向に沿って駆動されるようになっている。
って回転駆動される清掃手段としてのポリッシャ6が設
けられている。このポリッシャ6は第3の駆動源7によ
って上記移動部材3の長手方向、つまり矢印Bで示す左
右方向に沿って駆動されるようになっている。
【0019】さらに、上記装置本体1には、図2に示す
ように上記ポリッシャ6の近傍に設けられたノズル6a
に洗浄液を図示しないポンプによって供給する供給タン
ク8と、装置本体1を壁面である窓ガラス9に後述する
ように吸着保持するための吸引力を発生する真空ポンプ
10が設けられている。
ように上記ポリッシャ6の近傍に設けられたノズル6a
に洗浄液を図示しないポンプによって供給する供給タン
ク8と、装置本体1を壁面である窓ガラス9に後述する
ように吸着保持するための吸引力を発生する真空ポンプ
10が設けられている。
【0020】したがって、装置本体1が窓ガラス9に吸
着保持された状態において、上記ポリッシャ6は上記窓
ガラス9の上記移動部材3に沿う左右方向と、上記ガイ
ド部材2に沿う上下方向との範囲を清掃できるようにな
っている。なお、上記第1乃至第3の駆動源4,5,7
は上記ポリッシャ6を作動させるための作動機構を構成
している。
着保持された状態において、上記ポリッシャ6は上記窓
ガラス9の上記移動部材3に沿う左右方向と、上記ガイ
ド部材2に沿う上下方向との範囲を清掃できるようにな
っている。なお、上記第1乃至第3の駆動源4,5,7
は上記ポリッシャ6を作動させるための作動機構を構成
している。
【0021】上記装置本体1の四隅部には、この装置本
体1をガラス窓8に吸着保持しながら所定方向へ移動さ
せるための移動機構11A〜11Dがそれぞれ設けられ
ている。各移動機構は同じ構成であるから、そのうちの
1つの移動機構11Aについて説明する。なお、他の移
動機構の移動機構11Aと対応する部分には、移動機構
11Aと対応する記号を付して説明を省略する。
体1をガラス窓8に吸着保持しながら所定方向へ移動さ
せるための移動機構11A〜11Dがそれぞれ設けられ
ている。各移動機構は同じ構成であるから、そのうちの
1つの移動機構11Aについて説明する。なお、他の移
動機構の移動機構11Aと対応する部分には、移動機構
11Aと対応する記号を付して説明を省略する。
【0022】つまり、移動機構11Aは装置本体1の四
隅部に取付けられた主駆動源12aを有する。この主駆
動源12aは主回転軸13aを時計方向及び反時計方向
に選択的に回転駆動するようになっている。
隅部に取付けられた主駆動源12aを有する。この主駆
動源12aは主回転軸13aを時計方向及び反時計方向
に選択的に回転駆動するようになっている。
【0023】上記主回転軸13aには主駆動リング14
aが取付けられている。この主駆動リング14aには第
1のアーム15aの一端が連結固定されている。この第
1のアーム15aの他端には第1の軸受部材16aが取
付けられ、この第1の軸受部材16aには第1の回転軸
17aが回転可能に支持されている。
aが取付けられている。この主駆動リング14aには第
1のアーム15aの一端が連結固定されている。この第
1のアーム15aの他端には第1の軸受部材16aが取
付けられ、この第1の軸受部材16aには第1の回転軸
17aが回転可能に支持されている。
【0024】上記第1の回転軸17aは副駆動源18a
によって時計方向及び反時計方向に選択的に回転駆動で
きるようになっている。第1の回転軸17aには副駆動
リング19aが一体的に回転するようスプライン結合さ
れている。この副駆動リング19aには第2のアーム2
1aの一端が連結固定されている。この第2のアーム2
1aの他端には第2の軸受部材22aが取付けられてい
る。この第2の軸受部材22aには第2の回転軸23a
が回転可能に支持されている。
によって時計方向及び反時計方向に選択的に回転駆動で
きるようになっている。第1の回転軸17aには副駆動
リング19aが一体的に回転するようスプライン結合さ
れている。この副駆動リング19aには第2のアーム2
1aの一端が連結固定されている。この第2のアーム2
1aの他端には第2の軸受部材22aが取付けられてい
る。この第2の軸受部材22aには第2の回転軸23a
が回転可能に支持されている。
【0025】上記第1の回転軸17aと第2の回転軸2
3aは、たとえばリニアモータなどの昇降駆動源24a
によってそれぞれ軸方向に昇降駆動可能となっている。
これら各回転軸17a,23aの下端部には第1の真空
パッドA1 と第2の真空パッドA2 とが取付けられ
ている。各真空パッドA1 、A2 は電磁切換弁を有
した配管(ともに図示せず)を介して上記真空ポンプ1
0に配管接続されている。
3aは、たとえばリニアモータなどの昇降駆動源24a
によってそれぞれ軸方向に昇降駆動可能となっている。
これら各回転軸17a,23aの下端部には第1の真空
パッドA1 と第2の真空パッドA2 とが取付けられ
ている。各真空パッドA1 、A2 は電磁切換弁を有
した配管(ともに図示せず)を介して上記真空ポンプ1
0に配管接続されている。
【0026】したがって、真空ポンプ10が作動すれ
ば、各真空パッドA1 、A2 に吸引力を発生させる
ことができるようになっている。また、各真空パッドA
1 、A2 を昇降駆動源24aによって上昇させるこ
とで、建物壁面の突起物を乗り越えることが可能となっ
ている。
ば、各真空パッドA1 、A2 に吸引力を発生させる
ことができるようになっている。また、各真空パッドA
1 、A2 を昇降駆動源24aによって上昇させるこ
とで、建物壁面の突起物を乗り越えることが可能となっ
ている。
【0027】上記装置本体1には、その幅方向に沿って
パネル状の太陽電池31及び太陽電池31と電気的に接
続された蓄電池32が設けられている。この蓄電池32
には、太陽電池31で発電された電力が供給される。そ
れによって、蓄電池32では充電及び放電防止が行われ
る。
パネル状の太陽電池31及び太陽電池31と電気的に接
続された蓄電池32が設けられている。この蓄電池32
には、太陽電池31で発電された電力が供給される。そ
れによって、蓄電池32では充電及び放電防止が行われ
る。
【0028】上記蓄電池32に貯えられた電力は装置本
体1に設けられた各種の電動式の機器に供給される。つ
まり、蓄電池32は、第1乃至第3の駆動源4,5,
7、真空ポンプ10、移動機構11A〜11Dの主駆動
源12a〜12d、副駆動源18a〜18d、昇降駆動
源24a〜24dなどに給電してこれらを作動させるよ
うになっている。
体1に設けられた各種の電動式の機器に供給される。つ
まり、蓄電池32は、第1乃至第3の駆動源4,5,
7、真空ポンプ10、移動機構11A〜11Dの主駆動
源12a〜12d、副駆動源18a〜18d、昇降駆動
源24a〜24dなどに給電してこれらを作動させるよ
うになっている。
【0029】上記装置本体1には受信機を有する制御盤
(ともに図示せず)が設けられ、上記各電動式の機器
は、図示しないリモートコントローラにより上記制御盤
を介して遠隔的に操作できるようになっている。
(ともに図示せず)が設けられ、上記各電動式の機器
は、図示しないリモートコントローラにより上記制御盤
を介して遠隔的に操作できるようになっている。
【0030】なお、装置本体1にはワイヤ35が接続さ
れている。このワイヤ35は建物の屋上に設けられた図
示しないウインチによって巻き取ることができるように
なっている。さらに、このウインチは建物の所定方向に
沿って走行可能に設けられている。
れている。このワイヤ35は建物の屋上に設けられた図
示しないウインチによって巻き取ることができるように
なっている。さらに、このウインチは建物の所定方向に
沿って走行可能に設けられている。
【0031】つまり、この実施の形態の壁面清掃装置
は、窓ガラス9の清掃及び窓ガラス9に沿う移動をリモ
ートコントローラによって自動で行うことができるよう
になっているものの、安全性のためにワイヤ35によっ
て吊り下げられている。
は、窓ガラス9の清掃及び窓ガラス9に沿う移動をリモ
ートコントローラによって自動で行うことができるよう
になっているものの、安全性のためにワイヤ35によっ
て吊り下げられている。
【0032】上記構成の壁面清掃装置は、4つの移動機
構11A〜11Dの第1、第2の真空パッドA1 〜D
1 及びA2 〜D2 に吸引力を発生させることで、
窓ガラス9に吸着保持することができ、その状態でポリ
ッシャ6を作動させて洗浄液を供給し、このポリッシャ
6を装置本体1の左右方向と上下方向とに沿って移動さ
せれば、窓ガラス9の所定の範囲を清掃することができ
る。
構11A〜11Dの第1、第2の真空パッドA1 〜D
1 及びA2 〜D2 に吸引力を発生させることで、
窓ガラス9に吸着保持することができ、その状態でポリ
ッシャ6を作動させて洗浄液を供給し、このポリッシャ
6を装置本体1の左右方向と上下方向とに沿って移動さ
せれば、窓ガラス9の所定の範囲を清掃することができ
る。
【0033】窓ガラス9の所定の範囲の清掃が終了した
ならば、各移動機構11A〜11Dの第1、第2の真空
パッドA1 〜D1 及びA2 〜D2 のいずれか一
方の吸引力を適宜解除するとともに、それに応じて第
1、第2のアーム15a〜15d、21a〜21dを時
計方向あるいは反時計方向に回動させることで、装置本
体1を窓ガラス9の上下方向及び左右方向に移動させる
ことができる。それによって、窓ガラス9を全面にわた
って清掃することが可能となる。
ならば、各移動機構11A〜11Dの第1、第2の真空
パッドA1 〜D1 及びA2 〜D2 のいずれか一
方の吸引力を適宜解除するとともに、それに応じて第
1、第2のアーム15a〜15d、21a〜21dを時
計方向あるいは反時計方向に回動させることで、装置本
体1を窓ガラス9の上下方向及び左右方向に移動させる
ことができる。それによって、窓ガラス9を全面にわた
って清掃することが可能となる。
【0034】たとえば、上記装置本体1を窓ガラス9の
上下方向の上方向に移動させる場合は、図3(a)〜
(c)の順で第1の真空パッドA1 〜D1 及び第2
の真空パッドA2 〜D2 のいずれか一方の吸引力の
解除と、第1、第2のアーム15a〜15d、21a〜
21dの回動操作を行う。
上下方向の上方向に移動させる場合は、図3(a)〜
(c)の順で第1の真空パッドA1 〜D1 及び第2
の真空パッドA2 〜D2 のいずれか一方の吸引力の
解除と、第1、第2のアーム15a〜15d、21a〜
21dの回動操作を行う。
【0035】つまり、図3(a)は図1の状態から第2
の真空パッドA2 〜D2 の吸引力を解除して垂直状
態にある第2のアーム21a〜21dを矢印方向へ回動
させて水平状態にする。ついで、図3(b)に示すよう
に、第1の真空パッドA1〜D1 の吸引力を解除し、
第2のアーム21a〜21dを矢印で示す上方向へ回動
する。それによって、装置本体1は上方向へ移動するこ
とになる。
の真空パッドA2 〜D2 の吸引力を解除して垂直状
態にある第2のアーム21a〜21dを矢印方向へ回動
させて水平状態にする。ついで、図3(b)に示すよう
に、第1の真空パッドA1〜D1 の吸引力を解除し、
第2のアーム21a〜21dを矢印で示す上方向へ回動
する。それによって、装置本体1は上方向へ移動するこ
とになる。
【0036】また、図3(b)の状態から2つの移動機
構11A、11Bの第1の真空パッドA1 、B1 の
吸引力だけを解除し、図3(c)に示すように移動機構
11A,11B第2のアーム21a、21b2を矢印方
向へ回動させ、移動機構11C、11Dの第1のアーム
15c、15dを矢印方向へ回動させれば、装置本体1
を下方向へ移動させることができる。
構11A、11Bの第1の真空パッドA1 、B1 の
吸引力だけを解除し、図3(c)に示すように移動機構
11A,11B第2のアーム21a、21b2を矢印方
向へ回動させ、移動機構11C、11Dの第1のアーム
15c、15dを矢印方向へ回動させれば、装置本体1
を下方向へ移動させることができる。
【0037】同様に、上述した各アームの動きを左右方
向に適用すれば、装置本体1を左右方向に移動させるこ
とができる。
向に適用すれば、装置本体1を左右方向に移動させるこ
とができる。
【0038】ところで、清掃装置の装置本体1には太陽
電池31が設けられ、太陽電池31で発電された電力は
蓄電池32を介して装置本体1に搭載された各種の電動
式の機器に供給されるようになっている。
電池31が設けられ、太陽電池31で発電された電力は
蓄電池32を介して装置本体1に搭載された各種の電動
式の機器に供給されるようになっている。
【0039】具体的には、窓ガラス9を清掃するための
清掃手段を構成する第1乃至第3の駆動源4,5,7や
装置本体1を窓ガラス9に吸着保持したり、移動させる
ための移動機構11A〜11Dの主駆動源12a〜12
d、副駆動源18a〜18d、昇降駆動源24a〜24
dなどに給電してこれらを作動させるようになってい
る。
清掃手段を構成する第1乃至第3の駆動源4,5,7や
装置本体1を窓ガラス9に吸着保持したり、移動させる
ための移動機構11A〜11Dの主駆動源12a〜12
d、副駆動源18a〜18d、昇降駆動源24a〜24
dなどに給電してこれらを作動させるようになってい
る。
【0040】そのため、装置本体1に電源用の長尺なケ
ーブルを接続しなくてすむから、構成の簡略化やコスト
の低減を図ることができる。
ーブルを接続しなくてすむから、構成の簡略化やコスト
の低減を図ることができる。
【0041】また、リモートコントローラによって遠隔
的に操作する従来構造の場合、装置本体1に搭載した蓄
電池32の蓄電量が極端に減少して遠隔操作ができなく
なることがある。
的に操作する従来構造の場合、装置本体1に搭載した蓄
電池32の蓄電量が極端に減少して遠隔操作ができなく
なることがある。
【0042】しかしながら、この発明は、装置本体1に
太陽電池31を設けて蓄電池32に充電するようにし
た。そのため、蓄電池32の蓄電量が極端に減少するの
を防止することができるから、装置本体1に設けられた
各種の電動式の機器を作動させることができなくなると
いうことがない。
太陽電池31を設けて蓄電池32に充電するようにし
た。そのため、蓄電池32の蓄電量が極端に減少するの
を防止することができるから、装置本体1に設けられた
各種の電動式の機器を作動させることができなくなると
いうことがない。
【0043】さらに、太陽電池31で発電された電力を
蓄電池32に貯えるようにしたことで、たとえば装置本
体1の移動時のように電力の消費量が大きいときであっ
ても、装置本体1に搭載された各種の電動式の機器を蓄
電池32に貯えられた電力によって安定的に作動させる
ことができる。
蓄電池32に貯えるようにしたことで、たとえば装置本
体1の移動時のように電力の消費量が大きいときであっ
ても、装置本体1に搭載された各種の電動式の機器を蓄
電池32に貯えられた電力によって安定的に作動させる
ことができる。
【0044】この実施の形態では、装置本体1にワイヤ
35を連結したが、ワイヤ35を設けなくてもよい。そ
の場合、従来の清掃装置によると、蓄電池の蓄電量が極
端に減少した場合には、窓ガラス9の清掃ができなくな
ったり、移動機構11A〜11Dを作動させることがで
きなくなって装置本体1を回収できなくなるなどのこと
がある。
35を連結したが、ワイヤ35を設けなくてもよい。そ
の場合、従来の清掃装置によると、蓄電池の蓄電量が極
端に減少した場合には、窓ガラス9の清掃ができなくな
ったり、移動機構11A〜11Dを作動させることがで
きなくなって装置本体1を回収できなくなるなどのこと
がある。
【0045】しかしながら、この発明のように装置本体
1に太陽電池31を設けたことで、蓄電池32の蓄電量
が極端に減少するということがなくなるから、清掃作業
ができなくなったり、移動機構11A〜11Dを作動さ
せることができずに、装置本体1が回収できなくなるの
を防止することができる。
1に太陽電池31を設けたことで、蓄電池32の蓄電量
が極端に減少するということがなくなるから、清掃作業
ができなくなったり、移動機構11A〜11Dを作動さ
せることができずに、装置本体1が回収できなくなるの
を防止することができる。
【0046】また、蓄電池32の蓄電量が減少し、しか
も太陽光が太陽電池31を照射しないような状態であっ
ても、上記太陽電池31をスポットライトのような光源
で照射することで、移動機構11A〜11Dを作動させ
て装置本体1を回収することが可能である。
も太陽光が太陽電池31を照射しないような状態であっ
ても、上記太陽電池31をスポットライトのような光源
で照射することで、移動機構11A〜11Dを作動させ
て装置本体1を回収することが可能である。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、装置本体に設
けられた太陽電池によって発電された電力を蓄電池に蓄
え、この蓄電池から清掃手段を作動させるための作動機
構に給電するようにした。
けられた太陽電池によって発電された電力を蓄電池に蓄
え、この蓄電池から清掃手段を作動させるための作動機
構に給電するようにした。
【0048】そのため、装置本体にケーブルを接続しな
くても、作動機構に給電することができるから、構成の
簡略化やコストの低減を図ることができる。しかも、太
陽電池での発電が不安定な状態になったり、消費電力が
急激に増大するなどのことがあっても、蓄電池に貯えら
れた電力によって作動機構を安定して作動させることが
できるばかりか、遠隔的に操作する構成とした場合、太
陽電池によって蓄電池に給電されるため、蓄電池の蓄電
量が極端に減少して作動機構を作動させることができな
くなるのを防止できる。
くても、作動機構に給電することができるから、構成の
簡略化やコストの低減を図ることができる。しかも、太
陽電池での発電が不安定な状態になったり、消費電力が
急激に増大するなどのことがあっても、蓄電池に貯えら
れた電力によって作動機構を安定して作動させることが
できるばかりか、遠隔的に操作する構成とした場合、太
陽電池によって蓄電池に給電されるため、蓄電池の蓄電
量が極端に減少して作動機構を作動させることができな
くなるのを防止できる。
【0049】請求項2の発明によれば、装置本体を建物
の壁面に沿って移動させる移動機構に、太陽電池によっ
て発電された電力を蓄電池を介して給電するようにし
た。
の壁面に沿って移動させる移動機構に、太陽電池によっ
て発電された電力を蓄電池を介して給電するようにし
た。
【0050】そのため、太陽電池から給電される蓄電池
によって移動機構への給電を確実に行うことができるか
ら、移動機構が操作不能となるのを確実に防止できる。
によって移動機構への給電を確実に行うことができるか
ら、移動機構が操作不能となるのを確実に防止できる。
【0051】請求項3の発明によれば、作動機構を太陽
電池で発電された電力で直接的に作動させるようにし
た。
電池で発電された電力で直接的に作動させるようにし
た。
【0052】そのため、装置本体にケーブルを接続しな
くても、太陽電池で発電された電力によって作動機構を
確実に作動させることができるから、構成の簡略化やコ
ストの低減を図ることができる。
くても、太陽電池で発電された電力によって作動機構を
確実に作動させることができるから、構成の簡略化やコ
ストの低減を図ることができる。
【0053】請求項4の発明によれば、装置本体を壁面
に沿って移動させる移動機構にも、太陽電池で発電され
た電力を供給するようにしたため、移動機構への給電が
確実となり、その操作が不能となるのを防止できる。
に沿って移動させる移動機構にも、太陽電池で発電され
た電力を供給するようにしたため、移動機構への給電が
確実となり、その操作が不能となるのを防止できる。
【図1】この発明の一実施の形態に係る壁面清掃装置の
概略的構成を示す平面図。
概略的構成を示す平面図。
【図2】同じく側面図。
【図3】装置本体を上下方向へ移動させるときの移動機
構の動作の説明図。
構の動作の説明図。
1…装置本体 4…第1の駆動源(作動機構) 5…第2の駆動源(作動機構) 7…第3の駆動源(作動機構) 6…ポリッシャ(清掃手段) 11A〜11D…移動機構 31…太陽電池 32…蓄電池
Claims (4)
- 【請求項1】 建物の壁面を移動してその壁面を清掃す
る壁面清掃装置において、 上記壁面に沿って移動する装置本体と、 この装置本体に設けられ上記壁面を清掃する清掃手段
と、 上記装置本体に設けられ上記清掃手段を作動する電動式
の作動機構と、 上記装置本体に設けられた太陽電池と、 上記装置本体に設けられ上記太陽電池から給電されるこ
とで上記作動機構を駆動する蓄電池とを具備したことを
特徴とする壁面清掃装置。 - 【請求項2】 上記装置本体には、上記蓄電池によって
給電駆動されることで上記装置本体を上記壁面に沿って
移動させる電動式の移動機構が設けられていることを特
徴とする請求項1記載の壁面清掃装置。 - 【請求項3】 建物の壁面を移動してその壁面を清掃す
る壁面清掃装置において、 上記壁面に沿って移動する装置本体と、 この装置本体に設けられ上記壁面を清掃するための清掃
手段と、 上記装置本体に設けられ上記清掃手段を作動する電動式
の作動機構と、 上記装置本体に設けられ上記作動機構を給電駆動するた
めの太陽電池とを具備したことを特徴とする壁面清掃装
置。 - 【請求項4】 上記装置本体には、上記太陽電池によっ
て給電駆動されることで上記装置本体を上記壁面に沿っ
て移動させる移動機構が設けられていることを特徴とす
る請求項3記載の壁面清掃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27034699A JP2001087171A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 壁面清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27034699A JP2001087171A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 壁面清掃装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001087171A true JP2001087171A (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=17484991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27034699A Pending JP2001087171A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 壁面清掃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001087171A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004028324A1 (ja) * | 2002-09-24 | 2004-04-08 | Tohru Miyake | 窓拭き装置 |
KR20110097123A (ko) * | 2010-02-24 | 2011-08-31 | 엘지전자 주식회사 | 청소기 |
KR200459095Y1 (ko) * | 2010-03-16 | 2012-03-19 | 전북대학교산학협력단 | 태양광 발전을 이용한 건물 청소장치 |
CN106256449A (zh) * | 2016-08-05 | 2016-12-28 | 安徽安特食品股份有限公司 | 一种酒精储罐外壁维护清理装置 |
-
1999
- 1999-09-24 JP JP27034699A patent/JP2001087171A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004028324A1 (ja) * | 2002-09-24 | 2004-04-08 | Tohru Miyake | 窓拭き装置 |
KR20110097123A (ko) * | 2010-02-24 | 2011-08-31 | 엘지전자 주식회사 | 청소기 |
KR101640408B1 (ko) | 2010-02-24 | 2016-07-18 | 엘지전자 주식회사 | 청소기 |
KR200459095Y1 (ko) * | 2010-03-16 | 2012-03-19 | 전북대학교산학협력단 | 태양광 발전을 이용한 건물 청소장치 |
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