JP2001086528A - 信号処理方法及び信号処理装置 - Google Patents

信号処理方法及び信号処理装置

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JP2001086528A
JP2001086528A JP2000231569A JP2000231569A JP2001086528A JP 2001086528 A JP2001086528 A JP 2001086528A JP 2000231569 A JP2000231569 A JP 2000231569A JP 2000231569 A JP2000231569 A JP 2000231569A JP 2001086528 A JP2001086528 A JP 2001086528A
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signal samples
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legalized
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JP2000231569A
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Ian Mclean
マクレアン アイアン
James Hendrie Mcintyre
ヘンドリー マッキンタイア ジェームス
Clive H Gillard
ヘンリー ギラード クライブ
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Sony United Kingdom Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/646Circuits for processing colour signals for image enhancement, e.g. vertical detail restoration, cross-colour elimination, contour correction, chrominance trapping filters

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Signal Processing (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の合法カラー版を表す合法化されたカラ
ー信号サンプルを作るカラー・ビデオ画像の少なくとも
一部を表す信号サンプルを処理する動作をする画像処理
装置を提供すること。 【解決手段】 入力信号サンプルと結合した時に、カラ
ー画像の非合法カラー・ピクセルを合法カラー・ピクセ
ルに変換する効果を持つ複数の調整ファクタを発生する
動作をする調整ファクタ発生器と、 前記調整ファクタ
をソフト化して、上記調整ファクタを上記入力信号サン
プルと結合した時に、上記合法カラー・ビデオ画像に作
られる歪みを実質的に減らす動作をする調整ファクタ・
ソフト化器と、 上記ソフト化器と結合され、上記ソフ
ト化した調整ファクタを上記入力信号サンプルと結合し
て、上記合法化されたカラー信号サンプルを作る動作を
するカラー合法化器と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像の適正なカラ
ー版を作るためにカラービデオ画像を表す信号サンプル
を処理する方法に関する。更に又、本発明は、映像の適
正なカラー版を作るためにカラービデオ画像を表す信号
サンプルを処理する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人間の目に見える波長の範囲を持つ光に
対応する虹の色が、赤、緑、及び青の色の結合で表され
ることは良く知られている。この理由で、カラーテレビ
ジョン及びビデオ画像は、その画像の赤、緑、青成分に
分け、これらの成分をその画像内の空間的に離れたサン
プリング点でサンプリングすることによって発生され
る。
【0003】例えば、カラーテレビジョン・カメラは、
カメラのビュー・フィールド内に形成された映像の色を
赤、緑、青成分に分離するダイクロイック要素を備えて
いる。その画像の赤、緑、青の各成分は、画像の行×列
分解に従って2次元的にサンプリングされる。各行は、
画像の行×列を作る行を表すサンプルの数を作る為に通
常外れたサンプリング点でサンプルされる。これらのサ
ンプリング点は、当業者の間ではピクセルとして知られ
ている。各サンプルは、その画像を作り上げている複数
のピクセルの中の1つの赤、緑、青成分の1つを表して
いる。
【0004】これらのピクセルの赤、緑、青成分を表す
信号サンプルを分離し、夫々を3つの画像発生器の夫々
に供給することにより、カラー可視表示ユニットを使う
信号サンプルからカラー画像が再生できる。これらの画
像発生器の各々は、行×列で、カラー・スクリーン上に
あると目される赤、緑、青の3色の1つに対する画像の
1版を再構築するように動作する。カラー画像がサンプ
ルされたピクセルの位置に対応するスクリーン上の位置
に各ピクセルの赤、緑、青成分を作ることにより、カラ
ー画像が再発生される。各ピクセルは赤、緑及び青の成
分で成るので、これらの成分の相対強度は、画像の対応
する点の色を表す赤、緑、青光の混合された光を作る。
【0005】この赤、緑、青成分の混合は、元のカラー
画像のどの色も再生でき、これは、虹の色のどれにも成
りうる。従って、3つの画像発生器の結合された効果
は、画像のカラー版を再生するためのものであり、テレ
ビジョン・カメラのビュー・フィールド内に形成された
カラー画像を表す。
【0006】カラー画像を赤、緑及び青信号サンプルで
表すことにより、そのカラー画像を或方法で伝送し、記
録し、再生するための装置(FACILITY) を提供する。し
かし、カラー画像を搬送するために伝送しなければなら
ない情報の量を減らす為に、公知のテレビジョン伝送技
術及びビデオ画像記録技術では、赤、緑、青信号を色差
信号に変換している。なおこの色差信号は、一般に輝度
信号、第1及び第2色信号を含む。
【0007】この輝度信号は、例えば、1ピクセルの
赤、緑、青信号成分をそのピクセル位置の画像における
光の相対強度を表す単一成分に結合することにより、形
成される。複数の色信号の中の第1の色信号は、輝度信
号と赤信号の間の差をとることにより発生される。第2
の色信号は、輝度信号と青信号の間の差から形成され
る。
【0008】この色差信号フォーマットは、或カラー・
ビデオ画像のピクセルを表すことができる信号スペース
を形成する信号フォーマットの一例であるが、カラー・
ビデオ画像が発生された赤、緑、青信号成分に直接対応
しない。その結果、その色差スペース内のピクセルを表
す色差信号成分の全ての値がそのカラー画像の赤、緑、
青成分から形成された信号スペース内のピクセルに対応
する訳ではない。例えば、もし、輝度成分がその最小値
のゼロにあれば、2つの色信号成分のどの非ゼロ値も
赤、緑、青色参照スペース内に納まらない信号値にな
る。同様にして、もし、輝度信号が白色光に対応する最
大値にあれば、2つの色信号のどの非ゼロ値も赤、緑、
青参照スペース内に納まらないであろう。
【0009】赤、緑、青参照スペース内に納まらないど
の色も非合法の色である。色差信号の例として、赤、
緑、青色参照スペース内に納まらない値になった色差信
号の3成分のどの結合も、非合法の値であろう。そのよ
うな非合法の色値は、カラー画像が、例えば、色差信号
として送信され処理された時に作ることができる。例え
ば、ビデオ信号は、しばしばこのフォーマットで処理さ
れ、カラー・ウォッシュ効果等のビデオ効果をもたら
す。
【0010】その結果、赤、緑、青参照スペース内の合
法な値である3色参照スペース成分の値が作られ得る。
もし、こうした非合法な色値がカラー画像内に表示され
れば、その画像の合法部分とマッチしない色と成りう
る。画像を再生する色可視表示ユニットは、色値を表示
できるその成分の最高値に厳しく制限することができ、
その非合法なピクセルは予想できない方法で再生され又
は処理される。
【0011】1987年12月BBC(英国放送会社)
の研究部、技術課からVG Devereuxによって
YUVディジタルビデオ信号の制限と言うタイトルの小
節で、赤、緑、青参照スペースに関して、YUV色差信
号の形式の非合法カラー・ピクセルを合法なカラー・ピ
クセルに変換する方法が開示されている。この方法は、
赤、緑、青色参照スペースのピクセルを合法なピクセル
に変換するために、YUV色差スペースにおけるピクセ
ルの成分をお互いに変える。
【0012】上記の検討に関して、画像の信頼できる程
度の非合法なカラー・ピクセルを合法カラー・ピクセル
に変換するために、カラー・ビデオ画像を処理する方法
を提供するという一般的な要求があることが認められる
であろう。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】カラー画像を搬送する
場合に伝送しなければならない情報の量を減らす為に、
カラー・ビデオ画像の赤、緑、青信号を色差信号に変換
しているが、この色差信号のフォーマットは、カラー・
ビデオ画像の赤、緑、青信号成分に直接対応しない。そ
の結果、色差を空間的に表した色差スペース内のピクセ
ルを表す色差信号成分の全ての値がそのカラー画像の
赤、緑、青成分から形成された信号スペース内のピクセ
ルに対応する訳ではない。このように、赤、緑、青参照
スペース内に納まらない色を非合法の色であると呼ぶこ
とにし、本発明は、画像の信頼できる程度の非合法なカ
ラー・ピクセルを合法カラー・ピクセルに変換するため
に、カラー・ビデオ画像を処理する方法及び装置を提供
することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、カラー
ビデオ画像の少なくとも一部を表す入力信号サンプルを
処理して、画像の合法カラー版を表す合法化されたカラ
ー信号サンプルを作る方法が提供される。この方法は、
次のステップを含む。即ち、入力信号サンプルと結合し
た時にカラー・ビデオ画像の非合法ピクセルを合法カラ
ー・ピクセルに変換する効果を持つ調整ファクタを入力
信号サンプルから発生するステップと、この調整ファク
タをソフト化して、この調整ファクタを入力信号サンプ
ルと結合し、そのソフト化した調整ファクタを入力信号
サンプルと結合して合法化されたカラー信号サンプルを
作る時に、そのビデオ画像の合法カラー版に作られる歪
みを減らすステップと、を含む。
【0015】調整ファクタを発生し、その調整ファクタ
を入力信号サンプルと結合した後、非合法カラー値を合
法カラー値に変換することによって、ビデオ画像の有効
バンド幅が拡張した結果として、ビデオ画像に歪みが導
入されるかもしれないことが発見された。この用語「ソ
フト化」は、調整ファクタが変えられ又は何らかの方法
で適合され、そのため、この調整ファクタが入力信号サ
ンプルと結合された時に、この歪みが実質的に減少され
るプロセスを説明する際に使われる。この用語「ソフ
ト」又は「ソフト化」は、従って調整ファクタを何らか
の方法で適応し、変更し又は処理することに引用する。
【0016】ビデオ画像の歪みの量を減らすと言う進ん
だ効果を提供するには、調整ファクタのソフト化ステッ
プは、適応された調整ファクタに対して、そのビデオ画
像内の位置と関連付けられた少なくとも1つの他の空間
的に関連付けられた調整ファクタに依存して、上記調整
ファクタの少なくとも1つを適応するステップを含む。
【0017】しかしながら、結果として、この調整ファ
クタをソフト化するステップは、その調整ファクタの振
幅を少なくとも1つの空間的に関連付けられた調整ファ
クタの相対振幅に依存して減少するステップを含むこと
ができる。もっと簡単に、調整ファクタをソフト化する
ステップを実行する便宜のため、この調整ファクタをソ
フト化するステップは非加算混合器(ミキサ)を使って
調整ファクタを濾波するステップを含むことができる。
【0018】この非加算混合器は、対応する入力信号サ
ンプルに対して最も有効なウインドウ内の調整ファクタ
を選択し、他の調整ファクタをこの値に設定することに
より、調整ファクタの予め定められたウインドウ内の調
整ファクタをソフト化する動作をする。調整ファクタを
ソフト化するステップは、入力信号サンプルを何らかの
方法で変える効果を持ち、従って、このビデオ画像に他
の歪みを導入する可能性があり、もっと有利にするに
は、この調整ファクタをソフト化するステップは、対応
する入力サンプルを変える対応する入力信号サンプルの
1つと結合される時、調整ファクタの各々が効果を持つ
かどうかを決め、もし、その調整ファクタが対応する入
力信号サンプルを変える効果を持つならば、その調整フ
ァクタをソフト化し、そうでないならば、その調整ファ
クタをその調整ファクタが対応する入力信号サンプル上
に効果を持たない値に設定するステップを含む。
【0019】ソフト化しないで調整ファクタを適用した
結果として、当該ビデオ画像に作られた歪みに加えて、
エイリアシング誤りに原因のある歪みが生じた結果、非
合法カラーが作られ得ることが、更に発見された。この
歪みは、信号サンプルのサンプリング・レイトに従って
表すことができる最大周波数の外にあるアナログ・ドメ
イン内のビデオ画像の高周波数成分によって作られる。
【0020】これは、エイリアシング誤りの結果として
ビデオ画像に歪みを作り、これによって、合法なピクセ
ルが非合法になる原因を作り得る。この歪みの効果を減
らすことにより改善をもたらすために、そして、調整フ
ァクタをソフト化する結合効果をもたらすために、この
入力信号サンプルを処理する方法は、複数の入力信号サ
ン プルの間で補間することによって、余分な信号サン
プルを発生することにより、 入力信号サンプルのオー
バーサンプルされたものを発生するステップを含むこと
ができる。ここで、上記調整ファクタは、入力信号サ
ンプルと余分の信号サンプ ルの各々に対して発生され
る。
【0021】入力信号サンプルのオーバー・サンプルさ
れたものを提供することにより、入力信号サンプルのオ
ーバー・サンプルされたもののバンド(周波数帯域)内
の成分内に今や現れるビデオ画像中の高周波バンド外成
分は、そのビデオ画像を合法化する処理内に表され、従
って収容される。
【0022】しかし、有利にするには、このオーバー・
サンプリング・ステップに加えて、調整ファクタをソフ
ト化するステップは、調整ファクタを入力信号サンプル
と結合するステップの前に、入力信号サンプル及び少な
くとも1つの余分の信号サンプルと関連付けられた調整
ファクタの各々に対して、入力信号サンプル又は関連付
けられた余分の入力信号サンプルのどちらかに最も影響
する少なくとも1つの関連付けられた調整ファクタを選
択し、それによって、入力信号サンプルのオーバー・サ
ンプルされたものを削減するステップを含むことができ
る。
【0023】しかし、有利にするには、調整ファクタを
使った結果ビデオ画像に歪みが導入される可能性を減ら
すには、この調整ファクタを選択するステップは、関連
する調整ファクタが少なくとも1つの対応する入力信号
サンプルと少なくとも1つの余分の信号サンプルを変え
る効果を持つかどうかを決め、もし、関連する調整ファ
クタが少なくとも1つの対応する入力信号サンプルと少
なくとも1つの余分の信号サンプルのうちの少なくとも
1つを変える効果を持っていなければ、その入力信号サ
ンプルに関連付けられた調整ファクタを選択するステッ
プと、対応してオーバー・サンプルされたものを削減す
るステップと、対応する入力信号サンプルを選択するス
テップとを含むことができる。
【0024】入力信号サンプル内にあるバンド外の全成
分がその入力信号サンプルのオーバー・サンプルされた
もの内に表されていることを確かめるために、この入力
信号は、上記少なくとも1つの余分の信号サンプルが、
複数の余分の信号サンプルであるかもしれないといった
程度にオーバー・サンプルされることができる。従っ
て、この場合、ソフト化された調整ファクタが入力信号
サンプルと結合された後、この方法は、これらの合法化
されたカラー信号サンプルを削減するステップを含むこ
とができる。
【0025】上記の説明から理解できるとおり、これら
の合法カラー信号サンプルは、ソフト化された後の調整
ファクタが入力信号サンプルと結合される時に、作られ
るものであり、入力信号サンプルがオーバー・サンプル
された場合に、作られたものであり、その入力信号サン
プルのオーバー・サンプリングされたものが対応してオ
ーバー・サンプルされた調整ファクタと結合された後、
その合法化されたカラー信号サンプルもオーバー・サン
プルされる。
【0026】この合法化されたカラー信号サンプルに
は、該サンプルを再び非合法にさせてしまうかもしれな
い歪みや崩壊が導入されないことを更に確かめるため
に、この方法は、合法化されたカラー信号サンプルを表
すために使われるサンプリング周波数の半分に実質的に
等しいバンド幅を持つ反エイリアシング・フィルタを使
って合法化されたカラー信号サンプルを濾波するステッ
プを含んでもよい。
【0027】ビデオ画像に歪みを生じる効果についての
上記説明に関して、次のことも発見された。即ち、ビデ
オ画像を濾波することの効果は、合法なカラー・ピクセ
ルをもう一度非合法にならせると言ったたぐいのものか
もしれないということも発見された。削減する時にエイ
リアシング誤りを妨げるためには、オーバーサンプルさ
れた信号サンプルを反エイリアシング低域通過フィルタ
を使って濾波するのが従来のやりかたである。合法なカ
ラー・ピクセルをもう一度非合法に成らせることができ
るのはこの濾波動作である。
【0028】こんなわけで、入力信号サンプルを処理す
る方法は、合法化されたカラー信号サンプルのオーバー
・サンプルされたものを濾波するステップに複数の合法
化されたカラー信号サンプル及びオーバーサンプルされ
たものの余分の合法化されたカラー信号サンプルの各々
がソフト化された調整ファクタと結合される時に、対応
する入力信号サンプル及び余分の入力信号サンプルに関
して変化したか否かを決定し、もし、複数の入力及び余
分の合法化された信号サンプルの少なくとも1つが、対
応する合法化された及び対応する余分の合法化されたカ
ラー信号サンプルに関して変化したならば、反エイリア
シング・フィルタを使って、その複数の合法化されたカ
ラー信号サンプルと余分のカラー信号サンプルを濾波す
るか、少なくとも1つの余分の合法化されたカラー信号
サンプル及び関連した余分の合法化されたカラー信号サ
ンプルのどれも変化していなければ、複数の合法化され
たカラー信号サンプル及び余分のカラー信号サンプルを
濾波するステップをバイパスする他のステップを組み込
むことにより更に改善される。
【0029】反エイリアシング・フィルタが合法化され
たカラー信号サンプルの連続的にオーバーサンプルされ
たものに及ぼす効果(これはエイリアシング・フィルタ
の拘束長として知られている)に関して、この複数の合
法化されたカラー信号サンプル及び余分のカラー信号サ
ンプルは、このエイリアシング・フィルタの拘束長に対
応することができる。
【0030】カラービデオ画像に対する歪みは、非合法
なカラー値をそこに発生される原因を再び生じるもので
あり、合法化されたカラー信号サンプルのオーバー・サ
ンプルされたものが削減される時に、また作られ得る。
この理由で、合法化されたカラー信号サンプルのオーバ
ー・サンプルされたものを削減するステップは、合法化
されたカラー信号サンプルの各々と関連付けられた合法
化されたカラー信号サンプル及び余分の合法化されたカ
ラー信号サンプルは、調整ファクタと結合する時、対応
する入力信号サンプル及び余分の入力信号サンプルに関
して変化され、もし、合法化されたカラー信号サンプル
及び余分のカラー信号サンプルを濾波して対応する削減
された合法化されたカラー信号サンプルを形成するステ
ップを遂行する前記合法化されたカラー信号サンプルに
関して、前記各入力信号サンプルの少なくとも1つ及び
前記関連付けられた信号サンプルが変化しているか、ま
たは、合法化されたカラー信号サンプルも関連した余分
の合法化されたカラー信号サンプルもどちらも変わらな
ければ、関連付けられた余分の合法化されたカラー信号
サンプルを無視し、この合法化されたカラー信号サンプ
ルから削減された信号サンプルを形成するステップを含
む。
【0031】合法化されたカラー信号サンプルのオーバ
ー・サンプルされたものを濾波し削減した後ビデオ画像
に歪みが生じ得るということも発見された。このビデオ
画像に歪みを生じさせ、合法カラー信号サンプルを非合
法カラー信号サンプルにする可能性を更に減らすため
に、本方法は、更に下記のステップを含む。即ち、削減
された非合法カラー信号サンプルに依存した他の調整フ
ァクタを発生し、その他の調整ファクタを削減された合
法化されたカラー信号サンプルと結合するステップを含
む。
【0032】カラー・ビデオ画像のバンド幅内にバンド
外高調波が誘発された結果として歪みが導入されないこ
とを確かめるために、この方法は、他の調整ファクタを
ソフト化しソフト化された他の調整ファクタを削減され
たカラー信号サンプルと結合するステップを含むことが
できる。
【0033】調整ファクタの発生に更に改善を行うため
に、及び特に、入力信号サンプルが合法カラー値に対応
するかもしれないが、調整ファクタが入力信号サンプル
を変えるリスクを減らすために、調整ファクタを発生す
るステップは、入力信号サンプルの各々を量子化閾値と
比較し、その比較に依存して、入力信号サンプルと結合
した時、調整ファクタをそのファクタが影響を及ぼさな
い値に設定するステップを含むことができる。
【0034】この調整ファクタを入力信号サンプルと結
合するステップの間に、この合法化されたカラー信号サ
ンプルを非合法にならせる可能性を減らすことにより、
この調整ファクタを発生するステップに更に利点が与え
られる。調整ファクタを発生するステップに、各調整フ
ァクタをバイアス付与定数を使ってスケーリングするこ
とによって、調整ファクタを予めバイアス付与するステ
ップを更に含んでもよい。
【0035】この調整ファクタが入力信号サンプルと結
合された時に、合法化されたカラー信号サンプルが合法
カラー・ピクセルをもっと作り易くなり、適正な場所で
は、合法カラー・ピクセルが形成される可能性を増すと
いう可能性を減らすことによって、この調整ファクタを
発生するステップに更に他の利点が与えられる。調整フ
ァクタを発生するステップは、バイアス定数を使って調
整ファクタの各々にスケーリングを行うことにより調整
ファクタに予めバイアス付与するステップを更に含むこ
とができる。
【0036】バイアス定数を使って調整ファクタをスケ
ーリングすることにより、調整ファクタの効果は、その
バイアス定数の値に依って増加又は減少する。効果的に
は、赤、緑、青カラー参照スペースの非合法カラーピク
セルを表すように決められた入力信号サンプルのファク
タは夫々、赤、緑、青の参照スペース内で遠くに、即ち
少ない程度になるように動かされる。
【0037】上記に説明されたように、カラー・ビデオ
画像を表す入力信号サンプルは、赤、緑、青信号スペー
スから異なっている信号スペースに関して複数の値を持
つことができが、本発明の実施例は、入力信号サンプル
が輝度と2つの色差信号成分を持つ色差信号サンプルで
ある特定の応用がある。このように、調整ファクタが計
算され、赤、緑、青カラー参照スペースを参照して適用
された場合には、この調整ファクタを入力信号サンプル
と結合するステップは、入力色差信号サンプルを赤、
緑、青光の3つの直交カラー参照軸に関する値を有する
カラー参照信号サンプルに変換し、この結合されたカラ
ー参照信号サンプルを色差信号サンプルに変換するステ
ップを含む。
【0038】入力信号サンプルが赤、緑、青カラー参照
軸に関して合法化されている場合には、入力色差信号サ
ンプルをカラー参照信号サンプルに変換するステップ
は、調整ファクタが発生される前に遂行される。この方
法は、従って、カラー参照信号サンプルをバイポーラ形
式に変換するステップを含む。調整ファクタは、バイポ
ーラ形式で、カラー参照信号サンプルに対して発生され
る。
【0039】カラー参照信号サンプルをバイポーラ形式
を参照した信号サンプルに変換することにより、ビデオ
画像内の全てのカラー値を合法化する可能性を改善する
際に更に他の利点が与えられる。何故なら、赤、緑、青
参照軸は、ゼロの最小値を含み、その最小値に対して、
赤、緑、青値のハーシュ調整を導入しがちであるからで
ある。
【0040】さらに、赤、緑、青軸をバイポーラ形式に
スケーリングすることにより、この合法化されたカラー
信号サンプルは非合法値からカラー参照立体の縁という
よりはむしろカラー参照立体の中央に向けて動かされ
る。これによって、合法化されたビデオ画像内に非合法
カラー値が存在する可能性を減らす。
【0041】好ましい実施例においては、この調整ファ
クタは、合法化されたカラー信号サンプルを発生するた
めに、入力信号サンプルに加えられるディジタル値であ
るが、この調整ファクタはスケーリング・ファクタであ
り、その調整ファクタを入力信号サンプルと結合するス
テップは、調整ファクタに入力信号サンプルを乗算する
ステップを含む。したがって、この調整ファクタは、ゼ
ロと1の間のスケール上に表すことができる。
【0042】入力信号サンプルが少ない非合法カラー・
サンプルよりも多い非合法カラー・サンプルを表すと
き、入力信号サンプルに付いての調整ファクタの効果は
大きいことを確かめるために、この調整ファクタをソフ
ト化するステップは、調整ファクタのスケールを0から
1へ、1から0へ反転させるステップを含み、調整ファ
クタをソフト化するステップの後に、調整ファクタのス
ケールを0から1へ、1から0へ反転するステップを遂
行する。
【0043】調整ファクタの反対スケーリングの結果、
値が大きく従ってゼロに近い値となる入力信号サンプル
に大きい効果を与える調整ファクタは1に近くなるよう
にスケールされ、それによって、これらの大きい方の調
整ファクタにソフト化処理の効果を増す。従って、本発
明の一観点に従えば、請求項23に画像処理装置が提供
される。画像処理装置の他の特色及び観点は請求項に与
えられている。
【0044】
【発明の実施の形態】従って、本発明の一観点に従え
ば、画像処理装置が提供される。用語「合法カラーピク
セル」が意味することを更に良く理解するてめに、図1
に示された赤、緑、青の第1参照カラーを参照して発生
されたカラーの3次元表現を参照する。
【0045】図1において、赤、緑、青成分は、お互い
に直交する直交軸上に表されている。緑軸Gは、0と1
の間のスケールで縦に表されており、青軸Bは、0と1
の間のスケールで水平に表されている。これに対し、赤
軸Rは、0と1の間のスケール上に図の面から離れる方
向の軸で表されている。
【0046】カラー画像を作り上げる全ての色は、赤、
緑、青成分の対応する混合によって発生され表される。
そうであるから、3つの軸R,G,Bの間に形成された
スペースはこれらの色を表すので、RGBスペース内の
任意の点が特定の色に対応する。更に、赤、緑、青成分
の最大値を備えた全ての点を形成することによって、図
1に示すような立体が形成される。その結果、該立体の
複数の面の各々が赤、緑、青成分のどれかの最大値に対
応する。
【0047】例えば、赤軸Rに平行な面は、G=0で表
される。何故ならば、この軸は、この面内に横たわる全
カラーに対する緑成分の最小値を表しているからであ
る。これに対応して、G=1で表された他の平行面は、
緑成分が最大にある全色に対応する。同様にして、立体
の他の面はB=0及びB=1,R=0及びR=1で表さ
れ、青及び赤成分がRGBカラー・スペース内で持つ最
小及び最大値を表す。
【0048】従って、この立体内に形成されたRGBス
ペースは、或画像に存在することができる全ての合法カ
ラーを表す。従って、ビデオ画像の赤、緑、青成分が再
生され、結合されてその画像が発生されたシーンを表す
画像を再発生させる。
【0049】既に説明されたように、赤、緑、青色を参
照して発生されたテレビジョン又はビデオ画像の伝送を
容易にするために、画像の複数の部分が赤、緑、青色を
参照するのではない或形式で表される。これは、例え
ば、カラービデオ画像を表すために送信されなければな
らない情報の量を減らし、従って、テレビジョン又はビ
デオ信号の帯域幅を減らす。そのような形式のカラー・
テレビジョン及びビデオ画像の一例は色差表現である。
【0050】カラー・ビデオ画像を表すてめには、その
画像は複数のライン即ち行に分割されなければならな
い。各ラインはサンプリング点に分割されピクセルとし
て知られている。既に説明したとおり、赤、緑、青サン
プルの各ピクセルが発生される。ビデオ画像の帯域幅を
減らすためには、各ピクセルに対する赤、緑、青サンプ
ルから1つの輝度及び2つの色信号が発生される。
【0051】輝度成分は下記の等式(1)に従って発生
され、そこでは、係数a、b,及びcは式(2)を満足
するように選ばれ、人間の目の相対的能力がこれらの色
を検出するように選ばれる。例えば、米国で準備された
国家テレビジョン標準委員会(NTSC)カラーテレビ
ジョン標準は等式(1)のための係数a、b、及びcに
対して下記の値を定義し、a=0.587、b=0.2
99、c=0.114とする。類似の成分は、ヨーロッ
パで用いられている位相変換ライン(PAL)カラー・
テレビジョン・システムのために用意されている。
【0052】 Y=aG+bR+cB ・・・ (1) a+b+c=1 ・・・ (2) U=(B−Y)=f(Cb−Offb) ・・・ (3) V=(R−Y)=g(Cr−Offr) ・・・ (4)
【0053】等式(3)及び(4)に従って2つの色信
号が発生される。U成分は、青成分の値から輝度信号サ
ンプルYを減算することによって発生される。V色信号
成分は、赤成分の値から輝度信号サンプル成分を引くこ
とにより発生される。Cb及びCr表現は色信号のU及
びV表現からスケール・ファクタf,g及びオフセット
・ファクタOffb、Offrだけ相違するが、その他
は同等である。
【0054】このスケール・ファクタf,gは、色成分
のサンプルが表されるワード長と結合して、等式(2)
に従って決定される。当業者には知られているように、
等式(1)(2)(3)(4)の簡単な操作から緑成分
を再生するためには、1ピクセルの赤、緑、青信号サン
プルがYUV又はYCrCb成分から回復できる。下記
の説明において、輝度及びYUV色差信号の色差成分を
持つ信号サンプルとして表されたビデオ信号が、YUV
色差信号として、又はYUV信号フォーマットを持つ信
号として参照される。RGBスペースの赤、緑、青成分
を持つ信号サンプルは、RGBカラー参照信号又はRG
B信号フォーマットを持つ信号として参照される。
【0055】YUV色差信号の形で表されたカラー・ピ
クセルは図2に図示する色差信号スペース内に納まるも
のとして概念的に考えても良い。図2においては、縦軸
Yはピクセルの輝度成分を表しており、16〜235の
間の値を持つものとして表される。このスケールは、8
ビット数字によってディジタル形式で表すことができる
値の範囲に対応する。
【0056】これに応じて、水平及び用紙U,Vの面か
ら離れる方向の軸上に2つの色信号成分が与えられる。
これらの成分はー128〜127の間のスケール上に表
される。この範囲は8ビット数で表すことができる範囲
にも対応するが、バイポーラ表現に変換される。色差ス
ペース(YUVスペース)内にカラー・ピクセルを表す
1つの効果は、赤、緑、青色参照スペース(RGBスペ
ース)内の点に対応しない色差成分YUVの値が存在す
るということである。
【0057】このことは、ダッシュを付けたラインCL
_SPACEから形成された立体で図解されている。こ
の立体の各角は、黒、青、マゼンタ、赤、シアン、緑、
白及びイエローBK,B,M,R,C,G,W,Yで名
付けられている。図2に示すYUV色差スペース内のR
GBスペースの表現から解るであろうように、色差信号
として表された色ビデオ画像を送信する効果は、RGB
スペース内のそれらに対応しないかそこに納まらないY
UV色差スペースの信号値が発生できるということであ
る。
【0058】テレビジョン画像を送信するために異なっ
た放送標準を使う独立したテレビジョン会社の間及び国
のテレビジョン権威機関の間でビデオ及びテレビジョン
画像を交換する便利な方法を提供するために、テレビジ
ョン及びビデオ画像を表すための標準がCCIRによっ
て開発された。そのような標準の1つは、CCIR−6
01として知られており、4:2:2のフォーマットで
色差信号(YCrCb)として表されるべきディジタル
・ビデオ信号のための備えをする。
【0059】この4:2:2フォーマットは、2つの色
信号成分に対する2つのサンプルの各々に関して、輝度
成分が4サンプルとして表されることを示している。カ
ラー・テレビジョン・プログラム及びビデオ画像は、例
示したCCIR−601 4:2:2フォーマットのよ
うに、しばしばディジタル形式で色差スペース内に表さ
れる。この形式内で、特殊効果を導入するためにビデオ
又はテレビジョン・プログラマーによって望まれるビデ
オ効果がしばしば適用され、カラー・ウォッシュ・フィ
ーチャーが導入される。
【0060】これはまた、RGBスペース内の値に対応
しないYUV色差スペースで表されたビデオ画像のカラ
ー・ピクセルの値をもたらす効果も持つことができる。
図1及び2を参照して前に説明したところから解るよう
に、色参照スペース(RGBスペース)内に納まらない
カラー・ピクセルを作るビデオ又はテレビジョン画像の
どのサンプルも非合法の色値である。
【0061】YUVスペース内の信号を表す例に関して
は、YUVスペース内の非合法色値がRGBスペースに
変換され表示された時、該画像のこのピクセルの色値は
周囲の合法値とマッチせず、更にそのビデオ画像を再生
する可視表示手段は予期できない方法でこの非合法的な
ピクセルのための色を作る。このため、ビデオ画像の非
合法色ピクセルを検出して合法カラー・ピクセルに変換
する要求がある。
【0062】本発明の一実施形態の装置は、非合法カラ
ー・ピクセルを4つの方法のどれか1つを使う合法ピク
セルに変換するように働く。これらの4つの方法は、そ
れによって非合法カラーピクセルが合法カラーピクセル
に変えられる方法であり、下記に簡単にまとめる。
【0063】カラー画像の非合法カラーピクセルを合法
化する第1及び第2の方法に対しては、YUV色差信号
フォーマットの入力信号サンプルをRGBカラー参照フ
ォーマットに変換することにより、非合法カラーピクセ
ルはRGBスペースに関して合法化される。それらの方
法の中の第1のものは、非合法カラーピクセルの赤、
緑、青成分に対応する信号サンプルを独立に制限する役
目をする。要するに、ピクセルの赤、緑、青成分は各成
分が他に与える効果を考えずに制限され、それに応じて
ピクセルがRGB色参照スペースにおける非合法位置か
ら合法位置へ動かされる方法を与える。その結果、赤、
緑、青信号成分を独立に変えることが画像の色又は色合
い、及び輝度及びコントラストを変える効果を持つ。
【0064】独立に赤、緑、青成分を制限することによ
り合法化するこの方法は、赤、緑、青成分のスケールを
0から1のスケールから、−0.5と0.5の間の等価
スケール上に形成されるバイポーラ・スケールに変える
ことによって更に改善される。これは、8ビット量子化
2進表現のために、その信号成分を0〜255間スケー
ルからー128〜127間スケールに変換することによ
って1つのスケールとして実装される。
【0065】このバイポーラ表現は、特別な利点を与え
る。即ち、その調整ファクタが信号成分に効果を持つか
どうかを確かめるために独立にテストできる各信号成分
のために調整ファクタが計算できる。更に、単純にハー
ド制限するというよりも、バイポーラ化されたRGB信
号のために発生された調整ファクタは、これらの信号サ
ンプルが図1に示されたRGBスペース内の極度に小さ
な値(これはゼロ)の所の成分に対応する場所でも信号
サンプルを変える効果を持つ。
【0066】バイポーラ化形式も独立RGB法に対して
利点を持つ。この方法においては、調整ファクタは、ピ
クセルをゼロ(これはユニポーラ形式における極端に小
さい値を表す)というよりはむしろRGBスペースの中
央方向に動かす傾向にある。独立RGB制限のため調整
ファクタKX を発生する方法は、下記のような赤成分に
対する疑似コードの形式で与えられる。
【0067】もし、Rx<−128 ならば,Kr=−
128/Rx;さもなくば、もし Rx>127 なら
ば、 Kr=127/Rx;さもなくば、 Kr=1;
従って、カラー合法化器により与えられR疑似コードは
下記のとおりである。 Ry=Kr+Rin; Rout=Ry+128; 従って、緑及び青信号サンプルに同じ疑似コードが与え
られる。
【0068】RGB信号フォーマットで入力信号サンプ
ルに与えられる2つの合法化方法の第2は、上記に説明
した赤、緑、青成分を制限する独立方法と実質的に同じ
である。しかしながら、相互依存RGB制限方法につい
ては、制限ファクタKr,Kg及びKbが最初に計算さ
れ、次にこれら3つの調整ファクタのうちの一番低いも
のが選ばれる。そうして、他の2つのファクタはこの最
低値に設定される。
【0069】この調整ファクタは、上記のように適用さ
れる。赤、緑、青成分を合法化する独立方法は、色値の
飽和及び輝度に固定的色合い及び或変化を与える。調整
ファクタを発生する疑似コードは、下記のように与えら
れる。Kr,Kg及びKbは、上記の通りに計算され
る; Kmin=lowest(Kr,Kg,Kb); Kr=Kmin; Kg=Kmin; Kb=Kmin;
【0070】それから、計算された調整ファクタは、合
法化された色信号サンプルを作るためにカラー合法化器
によって、上記のとおり入力信号サンプルRin,Gi
n,Binに適用される。カラー・ピクセルを合法化す
る第3及び第4の方法は、YUV色差信号サンプルの形
式で信号サンプルに適用される。入力信号サンプルをR
GBカラー参照フォーマット形式に変換する変換器を設
ける要求がないので、これは、入力サンプルが既にYU
V色差フォーマットになっている場合には利益がある。
【0071】これらのYUV方法の第1は、2つの色差
成分の各々を輝度成分を変えずに制限する独立YUV方
法である。これは、輝度成分が一定に留まるピクセルに
対する合法化されたカラー信号サンプルに必ずなる。輝
度成分Yは一定であるから、RGBカラー参照スペース
(Rin)において入力信号の対応するR成分をテスト
することによって、Vが非合法な値を表すか否かをテス
トすることは可能である。何故ならば、等式(4)によ
りV=R−Yの関係があるからである。最高及び最低値
は、下記の疑似コードに従って見いだされる。
【0072】 if(Rin>1) set Vx=1−Y else if(Rin<0) set Vx=−Y else set Vx=Vin 従って、色成分に対しては、 if(Bin>1) set Ux=1−Y else if(Bin<0) set Ux=−Y else Ux=Uin
【0073】しかしながら、或ピクセルの緑成分が非合
法である可能性が依然としてあるので、そのピクセルが
合法であることを確実にするには充分でないことが解っ
た。従って、緑成分は色参照スペースのG=1端又は該
色参照スペースのG=0端上に動かされることを確かめ
る問題が残っている。従って、緑成分は再計算され、C
CIR−601標準に対してこれが等式(5)に従って
遂行される。 Gx=Y−(0.299Vx+0.114Ux)/0.587 ・・・(5)
【0074】そこで、下記の疑似コードに従って3つの
調整ファクタが計算される。 Ku=Ux/Uin; Kv=Vx/Vin; そこで、緑成分がRGBスペースのG=0端に制限され
るべきかRGBスペースのG=1端に限定されるべきか
を決めるために、それが中央値(0.5)より上か下か
を決めるために輝度成分が評価される。
【0075】この評価によれば、中間調整ファクタは緑
成分について下記のとおりに計算される。 if(Y<0.5) KG =Y/(Y−Gx) else KG =(Y−1)/(Y−Gx);
【0076】しかしながら、もしKG が「1」よりも大
きければ、これは合法ピクセルに対応するが、それは効
果を持たないように1にセットされる。if(KG
1) set KG =1;最後に、緑成分に対する中間
調整ファクタによって各々スケーリングすることによ
り、2つの色成分U及びVに対するこの2つの調整ファ
クタが計算される。 Kuout=Ku*KG ; Kvout=Kv*KG
【0077】カラー合法化の方法は、色合いに変化があ
っても、輝度成分が一定に留まるという利点がある。Y
UV信号サンプルを合法化する第2の方法は、独立のU
V合法化方法である。この方法で、色成分U,Vの両方
に対して、単一調整ファクタKが確立される。この調整
ファクタは、6つの中間調整ファクタを計算し、これら
の6つの中間調整ファクタ(K1,K2,K3,K4,
K5,K6)の一番小さいものを選ぶことにより、最終
調整ファクタを形成することにより形成される。
【0078】これらは、下記の疑似コードに従って計算
される。B=1のとき、青成分を青端に動かすために K1=(1−Y)/U; B=0のときに、青成分を青端に動かすために、 K2=−Y/U; R=1のとき、赤成分を赤端に動かすために、 K3=(1ーY)/V; R=0のとき、赤成分を赤端に動かすために、 K4=−Y/V; G=1のときに、緑成分を緑端に動かすために、 K5=(Y−1)/(Y−G); G=0のときに、緑成分を緑端に動かすてめに、 K6=Y/(Y−G);
【0079】2つの色成分UとVに対するこれらの調整
ファクタは、6つの中間値の中の最も小さい値から形成
される。 Kuout=Kvout=最低(K1,K2,K3,K
4,K5,K6) この共通の調整ファクタは、相互依存YUV方法に対し
て上記に与えられた同じ疑似コードに従って、カラー合
法化器によって、入力信号サンプルの色成分に与えられ
る。この方法を使えば、ピクセル・カラーの輝度及び色
合いは一定に留まる。
【0080】[第1実施例]或カラー画像の非合法カラ
ー・ピクセルを合法カラー・ピクセルに変換するため
に、カラー・ビデオ画像が処理される配列は、図3に示
されている。図3において、スイッチ3の構成から独立
してカラーテレビジョン受信機2又はビデオプレーヤ6
から入力信号を受信するために画像処理装置1が示され
ている。テレビジョン受信機2は、テレビジョン画像を
搬送する無線周波数信号を検出するアンテナ4を持つ。
【0081】テレビジョン受信機2は、検出された無線
周波数信号からカラーテレビジョン画像を回復しチャン
ネル7を介してスイッチ3にテレビジョン画像を供給す
る。第2チャンネル9を介してスイッチ3にビデオプレ
ーヤ6も結合されており、これが予め記録されたビデオ
・プロダクションから発生される入力信号の一例を提供
する。
【0082】受信したテレビジョン画像及び予め記録し
たビデオ画像は、非合法ピクセルを含んでもよく画像処
理装置1で処理されてもよいカラー・ビデオ画像を表す
入力信号の例である。図3に示された例示実施形態に対
しては、これら2つの例示入力信号は、スイッチ3を適
正に構成することにより画像処理装置1に供給すること
もできる。
【0083】画像処理装置1は、非合法カラーに対応す
るカラー画像の入力信号ピクセルから検出し、これらの
非合法カラーを合法カラーに変換するように動作する。
この画像処理装置1は、従って、出力12及び出力14
に、入力チャンネル5上に受信したビデオ画像の合法化
版の信号サンプルを発生する。
【0084】この画像処理装置1を制御し、好都合なユ
ーザ・インターフェースを提供するために、ホスト・コ
ントロール・プロセッサ16が設けられており、画像処
理装置1の動作を制御する。このコントロール・プロセ
ッサ16はチャンネル18を介して入力制御信号を供給
し、チャンネル19を介して画像処理装置1からの出力
信号を受信する。
【0085】制御プロセッサ16は、可視表示ユニット
20を備えていて、その上に画像処理装置1から受信さ
れ出力信号によって搬送された情報が、オペレータに対
する適正なメッセージと一緒に表示される。この出力信
号は、動作パラメータ及び非合法カラー・ピクセルに対
応する信号サンプルの位置及び値を示す他のデータを表
す。
【0086】図3に示された画像表示装置は、図4に更
に詳しく示されており、そこでは、図3と4に共通に現
れる部分は同一の数値で示す。下記の説明から明らかな
とおり、図3及び4に現れる本発明の実施形態は、ビデ
オ画像を表す入力サンプルから合法化されたカラー版を
発生する際に応用される。
【0087】ビデオ画像の複数のピクセルを代表する入
力信号サンプルは、如何なる好都合な形式においても準
備することができる。もし、テレビジョン受信機2又は
ビデオプレーヤからの例示入力信号がアナログ形式であ
れば、スイッチ3はアナログ・ディジタル変換器を含
み、これらのアナログ信号のディジタル・サンプル版を
作る。
【0088】しかしながら、もっとありそうなことは、
テレビジョン2及びビデオプレーヤ6はカラー画像を表
すディジタル信号サンプルを作るということである。更
に、これらの信号サンプルは、YUVスペース内の成分
を持つ色差信号サンプルの形式でビデオ画像のピクセル
を表すことができる。
【0089】これらの信号サンプルは、CCIR−60
1 4:2:2標準等の公知の標準に従って発生すれば
よい。それゆえ、入力信号サンプルがRGB信号サンプ
ルであり、その入力信号サンプルが任意の好都合な信号
参照スペースを含む成分を表すことができ、従って、例
示実施形態は信号サンプルのフォーマット又はビデオ画
像が表されている方法に限定されない。
【0090】本発明の例示実施形態を、輝度成分Yが赤
色信号成分Cr及び青色信号成分Cbに対する2つのサ
ンプルに例えられる4つの信号サンプルによって表され
たCCIR−601 4:2:2標準形式の入力信号サ
ンプルを参照して説明する。上記の非合法のカラー・ピ
クセルを合法カラー・ピクセルに変換する方法は、入力
信号サンプルがYUVスペース又はRGBスペースの成
分を持つ形式であることを要求する。
【0091】これは、YUV色差信号フォーマット又は
RGBカラー参照信号フォーマットに対して一般にKx
で表される調整ファクタが発生されるからである。こう
いったわけで、チャンネル5を介して受信した入力信号
サンプルはこれらの形式のどちらかに変換されなければ
ならない。そして、オペレータに上記4つのカラー合法
化方法の何れかを使うオプションを与えるために、入力
信号サンプルはこれらの形式の両方に変換される。
【0092】CCIR−601 4:2:2標準に定義
されているように、ビデオ画像を表すために要求される
情報の量を減らすためには、色信号成分を表すのに使わ
れるサンプルの数は輝度成分の半分である。色成分を表
すのに使われているこの信号サンプルの数の減少は、或
画像の解像度に対する人間の目の可視感知が輝度トラン
ジェントに対するよりも色に対するほうが鈍感であるか
ら行うことができる。
【0093】従って、CCIR−601 4:2:2フ
ォーマットは、輝度成分に対する4つのサンプル及び赤
と青の色成分の各々に対する2つのサンプルを準備す
る。しかしながら、ビデオ画像の非合法ピクセルを合法
なカラー・ピクセルに変換するために、そのビデオ画像
は、各ピクセルがYUVスペース又はRGBスペースの
どちらか内の対応する点を識別するために必要な全ての
成分に対して信号サンプルを持つ形式で準備されなけれ
ばならない。
【0094】これは、図5が最も良く表しており、図5
Aは4:2:2フォーマットの色差信号サンプルを表し
たものであり、図5Bは4:4:4フォーマットのアッ
プ・サンプル版である。後者においては、各Y輝度信号
サンプルは関連する色信号サンプルを備えている。図5
Aにおいて、4:2:2フォーマットY1,Y2,Y
3,Y4の輝度信号サンプルの各々は一列に配列された
4ブロックの各々として表される。
【0095】輝度信号サンプルY1,Y2の第1対に関
連して、第1の色サンプルC1が、輝度信号サンプルY
3,Y4の第2対と関連して、第2色信号サンプルC2
がある。2つの色信号サンプルC1,C2は、対応する
関係を図解するために輝度信号サンプルの第1列の下方
の第2列に並べられている。図5Aから明らかなとお
り、第1輝度信号サンプルY1は、第1色信号サンプル
C1と空間的関係を備えている。
【0096】概念的には、これは、画像内の同じ場所の
カラー値と関連付けられた輝度値を持つ画像内のピクセ
ル値に対応する。しかしながら、色信号サンプルC1は
輝度信号サンプルY2と空間的に関係つけられていない
から、第2輝度信号サンプルY2と関連付けられた色信
号サンプルは無い。
【0097】同様にして、第2色信号サンプルC2が第
3輝度サンプルY3と空間的に関連付けられている間
は、第4輝度信号サンプルY4と空間的に関連付けられ
ている色サンプルは無い。こんなふうにして、関連付け
られた色信号サンプルが無い輝度信号サンプルY2及び
Y4に対しては、RGBカラー参照スペース内部の対応
する位置が決められないので、これらのサンプルに対す
る調整ファクタは発生できない。
【0098】しかしながら、色サンプルの間の一時的な
位置で補間される余分の色サンプルを発生することによ
って、各輝度信号サンプルに対して色サンプルができ
る。この状態は、図5Bに示されている。そこでは、余
分の色信号サンプルC1b,C2bは元の色信号サンプ
ルC1a及びC2aから発生される。そして、これら
は、以前は対応する色信号サンプルを持たなかった輝度
信号サンプルY2,Y4と対応して関連付けられてい
る。下記の説明においては、フォーマットは4:4:4
フォーマットとして知られている。
【0099】本発明の第1実施例の画像処理装置が図4
に示されている。図4において、YCrCb 4:2:
2フォーマットの入力サンプルが、画像処理装置によっ
てチャンネル5から受信され、カラー・フォーマット・
プロセッサ24に供給される。このカラー・フォーマッ
ト・プロセッサは、入力信号サンプルをYCrCb4:
2:2から4:4:4に変換し、出力25上にRGBカ
ラー参照信号サンプル又はYUV色差信号サンプルを作
る動作をする。
【0100】この入力信号サンプルは、RGB形式又は
YUV形式になっており、接続導体25を介して調整フ
ァクタ発生器26に供給される。この調整ファクタ発生
器26の出力は、チャンネル29を介して調整ファクタ
・ソフト化器28に接続されている。この調整ファクタ
・ソフト化器28の出力は、チャンネル36を介して、
カラー合法化プロセッサ30の第1入力に接続されてい
る。
【0101】カラー・フォーマット・プロセッサ24の
出力チャンネル25から供給される信号サンプルは導体
32を介して、カラー合法化プロセッサ30の第2入力
に供給される。このカラー合法化プロセッサ30は、接
続導体18から受信した制御信号によって示された選択
された合法化方法に従って、ビデオ画像中の非合法カラ
ー・ピクセルを、ソフト化された調整ファクタを適用す
ることにより合法カラー値に変換して、第1入力チャン
ネルに供給する。
【0102】合法化された後、この合法化されたカラー
信号サンプルは出力チャンネル37からカラー・フォー
マット・プロセッサ38へ供給され、ここでこの合法化
されたカラー信号サンプルをCCIR−601 4:
2:2標準に再変換し、信号複写器40に供給する。こ
の信号複写器40は、合法化された4:2:2形式のカ
ラー信号サンプルを複写して、これらの信号の第1及び
第2版を第1及び第2出力12、14に供給する。
【0103】図3に示されているように、第1出力12
は、合法化されたビデオ画像を表示するために、カラー
可視表示ユニット8へ供給され、第2出力14は、合法
化されたビデオ画像を記録するために、記録デバイス1
0に供給される。
【0104】4:2:2形式のYCrCb信号サンプル
をYUV色差版に変換する機能を果たすカラー・フォー
マット・プロセッサ24のブロック図が図6にもっと詳
しく示されている。そこでは、図4にも示されている部
分には同じ番号が付されている。図6において、カラー
・フォーマット・プロセッサ24は、入力信号サンプル
を受信し、等式3及び4に従って対応するスケール・フ
ァクタを準備することにより、これらの信号サンプルを
YCrCbフォーマットからYUVフォーマットへ変換
する第1調整プロセッサ44を備えている。
【0105】第1調整プロセッサ44の出力は、レイト
変換プロセッサ46に供給される。レイト変換プロセッ
サ46は、4:2:2形式のYUV信号サンプルを4:
4:4形式のYUV信号サンプルに変換するように動作
する。YUV 4:4:4信号サンプルは、レイト変換
プロセッサから制御可能スイッチ31の第1入力端27
に供給される。
【0106】YUV 4:4:4信号サンプルはまたR
GBカラー参照プロセッサ48への色差に供給される。
色変換プロセッサ48は、YUV 4:4:4フォーマ
ット信号サンプルを色変換プロセッサ48の出力の所で
スイッチ31の第2入力端子29上に現れるRGBカラ
ー参照スペースに対応する成分を持つ信号サンプルに変
換するように動作する。
【0107】この制御可能スイッチは、スイッチ・コン
トローラ34によって制御される。スイッチ・コントロ
ーラ34は、入力信号サンプルをYUV形式又はRGB
形式で出力チャンネル27に供給するスイッチ31を構
成する。
【0108】レイト変換プロセッサ46の動作をより良
く理解するために図7を参照する。同図はレイト変換プ
ロセッサ46の更に詳しいブロック図を提供する。図6
にも現れる部分は同じ参照番号で示す。図7において、
YUV_4:2:2フォーマット信号サンプルは、入力
チャンネル50から信号サンプル・デマルチプレクサ5
2に供給される。
【0109】信号サンプル・デマルチプレクサ52は、
スイッチ制御器62の制御の下で、入力チャンネル50
から受信された信号サンプルを3つの出力端子56、5
8、60の1つに供給するように動作するスイッチ54
を備えている。明らかなとおり、YUV輝度及び色差信
号サンプルが入力チャンネル50上に多重化されること
ができる色々な方法がある。
【0110】しかしながら、CCIR標準601に従え
ば、4:2:2信号サンプルは、輝度信号サンプ
ル(...Cr,Y1,Cb1,Y2,Cr3、Y3,
Cb3、Y4...)を使って、色差信号サンプルが散
在させられる形式で多重化される。しかしながら、どん
なフォーマットが使われようとも、スイッチ・コントロ
ーラ62は輝度信号と2つの色差信号サンプルをお互い
に分離し、輝度信号サンプルYは第1端子56に供給す
るが、赤色及び青色信号サンプルU,Vは第2及び第3
端子58、60に夫々供給する動作をする。
【0111】輝度信号サンプルは、第1端子56を介し
て信号サンプル再マルチプレクサ64に供給される。こ
れは、輝度信号サンプルが既に要求されたフォーマット
及び要求された数のサンプルにあるからである。しかし
ながら、赤及び青色信号サンプルは2サンプルから4サ
ンプルへアップ・サンプルされることを必要とする。
【0112】この結果、赤及び青色信号サンプルは、第
2及び第3端子58、60から第1及び第2サンプリン
グ・レイト変換器66、68に夫々供給される。これら
複数のサンプリング・レイト変換器の各々は元の色信号
サンプルの各々の間に余分の信号サンプルを導入するよ
うに動作するので色信号サンプルのサンプリング・レイ
トが有効に2倍にされる。
【0113】このアップ・サンプルされた色信号サンプ
ルは、第1及び第2半バンド・フィルタ70、72に夫
々供給される。これらのフィルタは、実質的にその新し
いアップ・サンプルされたサンプリング・レイトの半分
のカットオフ周波数を持つローパス・フィルタ(低域通
過フィルタ)を使って、対応する色信号サンプルを濾波
するように配列されている。
【0114】半バンド・フィルタ70、72の効果は、
サンプリング・レイト変換器66、68によって導入さ
れた余分のサンプリング点に補間された信号サンプルを
提供することである。その結果、赤及び青色信号サンプ
ルが元の2つのサンプルが今や4サンプルとして表され
ている形式に変換される。
【0115】この4輝度サンプル及び4赤及び青色信号
サンプルは信号サンプル再マルチプレクサ64の夫々の
端子74、76、78に供給される。信号サンプル再マ
ルチプレクサ64は、スイッチ80の位置に従って、入
力端子74、76、78の各々をスイッチ制御器82の
制御の下で出力端子79に接続するように動作するスイ
ッチ80を備えている。
【0116】スイッチ制御器82は、予め定められたフ
ォーマットに従って出力チャンネル79に多重化された
フォーマットで信号サンプルを与えるように動作する。
明らかなとおり、どんなフォーマットも好都合に使わ
れ、下記の説明においては、4つの輝度と赤及び青色信
号サンプルの各々が4信号サンプルの3グループ(4:
4:4)として順次一緒に多重化されることが仮定され
ている。
【0117】図4に示された画像処理装置1に戻ると、
YUV又はRGB 4:4:4信号サンプルの形式の信
号サンプルは、接続チャンネル25を介して、調整ファ
クタ発生器26に供給される。既に説明したように、調
整ファクタ発生器26は上記合法化方法のどちらか一方
に従って動作してRGB信号スペース内のビデオ画像の
各ピクセルの入力信号サンプルの各々に対してKで示す
対応する調整ファクタを作る。
【0118】下記の説明においては、調整ファクタKは
RGBスペース内部の非合法ピクセルの位置をシフトす
るために、信号サンプルをスケールするのに使われるス
ケール・ファクタであるものと仮定されている。それゆ
え、それらが表すカラーは合法化されている。調整ファ
クタ発生器26は、RGBスペース内の赤、緑、青成分
に対応する信号サンプルの各々に対して、対応する調整
ファクタKr,Kg,Kbを発生する。
【0119】しかしながら、もしこのオペレータが、入
力信号サンプルについてYUV色差信号の形式で動作す
る2つのカラー合法化方法のどちらか一方を選択する
と、上記に示したように、調整ファクタKu、Kvは2
つの色差信号成分U及びVに対して計算されるだけであ
る。
【0120】4つのカラー合法化方法の各々は、ユーザ
によって制御プロセッサ16を使って選択され、選択さ
れた合法化された方法を表す制御信号を作り、入力チャ
ンネル18を介して調整ファクタ発生器26に供給され
る。調整ファクタ発生器26によって発生された後、こ
の調整ファクタは図4に示されているように、調整ファ
クタ・ソフト化器28に供給される。調整ファクタ・ソ
フト化器28の動作の更に詳しい説明は、図8を参照し
て下記に行う。そこでは、調整ファクタ・ソフト化器2
8の実装の例を示すブロック図が示されている。
【0121】図8において、調整ファクタ・ソフト化器
28は、シフトレジスタ84を備えており、このシフト
レジスタは各段の間で信号サンプルを、1信号サンプル
に対応する遅延だけ、遅延させる役目をする遅延ユニッ
ト88を備えた6段構成86を有する。各段には、非加
算プロセッサが接続されている。非加算プロセッサの出
力はシフト・レジスタ84から選択された調整ファクタ
を接続チャンネル36に供給する。
【0122】図8に示された調整ファクタは、事実、非
加算ミキサ(混合器)であり、入力信号サンプルに最も
効果を持つシフト・レジスタ84に保持された調整ファ
クタを選択することによって調整ファクタをソフト化す
る動作をする。例えば、シフト・レジスタ84内部の調
整ファクタのいずれもが値1を持っていれば、1よりも
小さいどの値にも優先してこれらの値が選択される。
【0123】さもなくば、シフト・レジスタ内の調整フ
ァクタの全てが0と1の間にあれば、これらの最小のも
のが選ばれる。これらの調整ファクタのどれもが1より
も大きければ、これは入力信号サンプルを増大する効果
を持つが、それらを更に非合法にする。調整ファクタ・
ソフト化器28の動作、その機能及び効果についての更
に他の説明を下記に行う。
【0124】ソフト化された調整ファクタがカラー合法
化器30によって調整ファクタ・ソフト化器28から受
信されると、このソフト化された調整ファクタは夫々、
色差成分YUV又はカラー参照成分RGB(これらのた
めに調整ファクタが発生される)のどちらかに対応する
信号サンプルの各々が乗算される。
【0125】カラー合法化器30の出力チャンネル37
に、合法化されたカラー信号サンプルが作られ、合法化
されたカラー・ビデオ画像を表す。この調整ファクタに
入力信号サンプルを乗算することは合法化方法の各々の
上記説明に従って行われる。
【0126】4つの合法化された方法のどれかを使って
計算した後に、調整ファクタを適用すれば、変換プロセ
スに起因するビデオ信号のバンド幅の関連する拡大を考
慮に入れずに、非合法な入力信号サンプルを合法な信号
サンプルに変える効果があることが発見された。
【0127】この関連するバンド幅の拡大は、調整ファ
クタを入力信号サンプルを使ってスケーリングすること
により作られた制限又はクリッピング効果によって生じ
ると考えられる。その結果、もしこの調整ファクタがソ
フト化されない形式で適用されたとすれば、高い方の周
波数成分がビデオ画像に導入される。この効果をもっと
良く理解するために図9を参照する。そこでは、実線9
は、ソフト化されていない形式の調整ファクタがビデオ
画像を表す信号サンプルに適用された後のビデオの成分
を表している。
【0128】ダッシュを付けた線98は、ビデオ画像の
非合法版に元々存在したビデオ画像信号96のその部分
を表しており、画像の非合法カラー成分を表す。ライン
96によって表されたビデオ信号の第1の部分に、ソフ
ト化されていない調整ファクタを適用する効果はビデオ
信号を、信号97のフラット部分に示された最大値にク
リップし、又はハード・リミットすることである。
【0129】しかしながら、この効果は、ビデオ画像信
号にハーモニック抑圧を表す一連のカーブ99によって
ライン96の第2の部分により図解されたビデオ画像信
号にハーモニック抑圧を導入することである。ソフト化
されていない調整ファクタを適用することによってもた
らされるこの抑圧を実質的に減らすために、本発明の第
1実施例を図解する、画像処理装置1が調整ファクタ・
ソフト化器28を備えている。
【0130】実際上、この調整ファクタ・ソフト化器2
8は、調整ファクタ係数Kを濾波して、周囲の調整ファ
クタに依存して当該調整ファクタの影響を調整する調整
ファクタ係数のバンド幅を制限する効果を与える動作を
する。これは、ソフト化されていない調整ファクタに関
して、ソフト化された時、どの調整ファクタも増加しな
いことを確かめる方法で、なされる。調整ファクタ・ソ
フト化器28内に実施された非加算フィルタを使って調
整ファクタを濾波する効果の1図解として、図10aに
おいて、この最も大きい3つの調整ファクタK’は、こ
れらの信号サンプルを合法化するため、対応する入力信
号サンプルに著しい変化を起こすことが見られる。
【0131】しかし、見られるように、これら3つの中
の外側の2つは、もしこれらの調整ファクタが適用され
れば、等価なアナログ・ドメインにおいて、信号のバン
ド幅の増加を表す調整ファクタK’’の低い方を参照す
ると実質的な増加を表す。このソフト化の効果は、図1
0bに図解されている。そこでは、最大調整ファクタ
K’の外側の2つは低い方の調整ファクタK’’に関し
て、合法化されたカラー信号のバンド幅が増加される量
を対応して減らす効果を伴って、減少されていることが
示されており、それによって、もし調整ファクタがソフ
ト化されずに適用されたならばビデオ画像に導入された
高調波歪みを減少させる。
【0132】[第2実施例]図11を参照して本発明の
第2実施例の説明をする。同図において図3にも現れる
部分は同じ番号を付けてある。図11において、画像処
理装置1はチャンネル5を介して入力信号サンプルを受
信するように示されている。第1実施例に関して説明し
たように、これらの信号サンプルはCCIR−601
YCrCb4:2:2フォーマットである。
【0133】入力信号サンプルは、2つのCrCb色信
号に対応する信号サンプルにスケーリングする動作をす
る色変換プロセッサ110に供給されるので、それら
は、2つのUV色信号サンプルの形式に変換される。更
に、入力信号サンプル中に起こるかもしれない量子化誤
りを許すために、各入力信号サンプルが表されているワ
ード長が10から15ビットに増加される。
【0134】これによって、量子化誤差及び丸め効果が
検出されて処理される解像度が増すので、これらの誤差
が避けられる。色変換プロセッサ110からの接続チャ
ンネル112にレイト変換プロセッサ114が結合され
ている。そのレイト変換プロセッサ114は、4:2:
2フォーマットの入力信号サンプルを図6に第1実施例
のためになされた説明とともに示されたレイト変換プロ
セッサ46に実質的に従って4:4:4フォーマットに
変換するように動作する。
【0135】従って、出力チャンネル116上に、入力
チャンネル5から受信したのと同じであるが、YUV
4:4:4フォーマットの形式で、入力信号サンプルが
与えられる。図11において、夫々の部分の間のチャン
ネルの各々が、別に述べられなければ、4:4:4フォ
ーマットの色差信号サンプルYUVを表す。
【0136】この信号サンプルは、接続チャンネル11
6からオーバー・サンプリング信号プロセッサ118へ
供給される。このオーバー・サンプリング信号プロセッ
サ118は、YUV4:4:4信号サンプルの4倍にオ
ーバー・サンプルされたものを発生する動作をし、4つ
の並列出力チャンネル120、122、124、126
上に4:4:4フォーマットでこれらの信号サンプルを
与える。
【0137】従って、第1出力チャンネル120上に
は、原の入力信号サンプルが与えられ、第2信号チャン
ネル122上には、入力信号サンプルの第1のオーバー
・サンプルされたものが発生される。第2出力チャンネ
ル122上に与えられた信号サンプルは、従って、サン
プリング・レイトをファクタ2だけ増加することによっ
て得た第1のオーバー・サンプルされたものに対応す
る。
【0138】第3及び第4出力チャンネル124、12
6上には、サンプリング・レイトを更に2倍することに
よって更に余分な信号サンプルが発生される。オーバー
サンプリングプロセッサ118の動作を更に説明する。
しかし、下記の説明においては、アップ・サンプリング
される前の原の入力信号サンプルのサンップリング点に
関係するか対応するそれらの信号サンプルは、ベース・
サンプルとして参照されるが、オーバー・サンプリング
した後に加えられた時間点に対応するそれらの信号サン
プルは余分のサンプルとして参照される。
【0139】オーバー・サンプリング・プロセッサ11
8からの出力の各々は、カラー参照変換器128に供給
される。このカラー参照変換器128は、4つの並列チ
ャンネル120、122、124、126上に受信され
たYUV信号サンプルの各々に対して等価なものをYU
Vフォーマットと並列に4:4:4フォーマットでRG
Bカラー参照信号サンプルの形式で作る動作をする。
【0140】従って、RGBカラー参照変換器128
は、4対の出力チャンネル130、132、134、1
36、138、140、142、144の各々に夫々、
YUV及びRGB版の各対をベースに対応させ夫々の余
分な信号サンプルをオーバー・サンプリングによって発
生させて4:4:4フォーマットで与える。これは、2
つのフォーマットの両方(YUV及びRGB)でそこか
ら4つの合法化方法のどれかを与えることができる入力
信号サンプルを与えることである。
【0141】図11に図示するように、調整ファクタ・
プロセッサ146は、YUVとRGBフォーマットでベ
ース入力信号サンプル及び各ベース信号サンプルと関連
する3つの対応するオーバー・サンプルされたものの各
々に対して入力信号サンプルのオーバー・サンプルされ
たものを受信する動作をする。
【0142】従って、調整ファクタ・プロセッサ146
は、2つのYUV色差合法化方法又は2つのRGB色差
合法化方法のどちらかに従って関連する調整ファクタを
発生する動作をする。前者の場合には、信号サンプルの
ための各ピクセルに対して、たった2セットの調整ファ
クタが発生され、1つは赤色差成分Uに対応し、他は青
色差成分Vに対応する。後者の場合には、RGB信号フ
ォーマットの赤、緑及び青成分の各々に対して、1セッ
トの調整ファクタが発生される。
【0143】この調整ファクタは、ベース毎に、及びそ
のベースサンプルに関連した余分な信号サンプルの各々
に対して発生される。これらは、4つの対応する出力1
48、150、152及び154の所に与えられる。調
整ファクタの4つの並列版の各々は、ソフト化すること
なしに調整ファクタを適用することによって作られる歪
みを減らす効果を持たせるために、調整ファクタを適合
させ変えることによって、これらの調整ファクタをソフ
ト化する動作をする調整ファクタ・ソフト化器156に
供給される。
【0144】下記に簡単に説明するソフト化プロセスと
関連して、調整ファクタは調整ファクタの4倍にオーバ
ー・サンプルされたものが2倍にオーバー・サンプルさ
れたものに減らされるという効果をもたらすように減ら
される。こうした訳で、夫々ベース信号サンプル及び2
倍にオーバー・サンプルされたものに対応する余分の信
号サンプルに関連付けられた2つの出力チャンネル15
8、162上には、ソフト化された調整ファクタをカラ
ー合法化器162に供給するために、たった2つの出力
チャンネル158、160が準備される。
【0145】図11の下半分に示されているように、カ
ラー合法化器162は、入力端子158、160上の調
整ファクタのオーバー・サンプルされたものを受信す
る。同様に2対の他の入力チャンネル164、166、
168、及び170上のカラー合法化器162に供給さ
れるものとして、オーバー・サンプリング・プロセッサ
128によって、調整ファクタ・プロセッサ146にも
供給される第1及び第2入力チャンネル対130、13
2、134、136の所に発生された入力信号サンプル
のYUVとRGB 4:4:4版がある。
【0146】そのビデオ画面を合法化するために選ばれ
たその方法によれば、カラー合法化器162は、夫々の
出力チャンネル172、174に合法化されたカラー信
号サンプルを作るために、入力チャンネル164、16
6、168、170上に受信した入力信号サンプルのこ
の版と調整ファクタとを結合するために動作する。
【0147】第1出力チャンネル172は、ベース入力
信号サンプルに対応する合法化されたカラー信号サンプ
ルを準備するが、第2出力チャンネルは174は、入力
信号サンプルの余分にオーバー・サンプルされたものに
対応する合法化されたカラー信号サンプルを準備する。
【0148】従ってその結果、出力チャンネル172、
174は、入力信号サンプルに対応するが、入力信号サ
ンプルの2倍のレイト、即ち、8:8:8のレイトでオ
ーバー・サンプルされた合法化されたカラー信号サンプ
ルのオーバー・サンプルされたものを準備する。
【0149】他の出力チャンネル176に同様に発生さ
れるものとして、複数の修正フラグを表すデータがあ
る。各フラグは、この合法化形式の信号サンプルが対応
するベース又は余分の入力信号サンプルに関して変化し
たか否かを示すために、ベース及び余分の合法化された
カラー信号サンプル内のそれらのサンプルの1つに関係
付けられている。
【0150】この合法化されたカラー信号サンプルのオ
ーバー・サンプルされたものは、出力チャンネル17
2、174から削減プロセッサ178に供給される。こ
の削減プロセッサ178は、合法化されたカラー信号サ
ンプルをレイト8:8:8からレイト4:4:4に濾波
し削減する。
【0151】この合法化されたカラー信号サンプルのオ
ーバー・サンプルされたものを濾波して削減した後、こ
の削減プロセッサ178は、濾波された合法化されたカ
ラー信号サンプルを出力チャンネル184を介して第2
カラー参照変換器182に供給する。この修正フラグ
は、チャンネル176を介して削減プロセッサ178に
並列に供給され、他の制御チャンネル188を介して、
さらに直接カラー反エイリアス化プロセッサ180に送
られる。
【0152】2つのRGBカラー合法化方法のどちらか
一方が選ばれた場合には、第2カラー参照変換器182
は、入力チャンネル184上に受信された合法化された
カラー信号サンプルをYUV色差信号サンプルに変える
動作をする。2つのYUV合法化方法のどちらかが使わ
れたならば、合法化されたカラー信号サンプルは既にY
UV形式に成っている。
【0153】従って、第2カラー参照変換器182は、
相応してカラー反エイリアス化プロセッサ180に接続
された出力チャンネル190上にYUV形式の合法化さ
れたカラー信号サンプルを準備する。このカラー反エイ
リアス化プロセッサ180は、YUV色差サンプルの形
式の4:4:4レイトの合法化されたカラー信号サンプ
ルを受信する。このカラー反エイリアシング・プロセッ
サ180は制御チャンネル188上に修正フラグを表す
データの受信も行う。
【0154】このカラー反エイリアシング・プロセッサ
180は、4サンプルから2サンプルへ色成分を削減す
る準備として、色差のUVのオーバー・サンプルされた
色成分に対して動作する。しかしながら、出力チャンネ
ル194に作られた合法化された色信号サンプルは、レ
イト4:4:4でオーバー・サンプルされたフォーマッ
トに留まる。
【0155】YUV4:4:4フォーマットの合法化さ
れたカラー信号サンプルは、カラー反エイリアシング・
プロセッサ180から出力チャンネル194を介して第
2調整ファクタ発生器196に供給される。この第2調
整ファクタ発生器196は、YUV信号サンプルのため
の調整ファクタを発生するため、上記の2つの方法のど
ちらかを使って他のセットの調整ファクタを発生する動
作をする。
【0156】これら他の調整ファクタは、第1出力チャ
ンネル198上を第2調整ファクタ・ソフト化器200
に供給される。合法化されたカラー信号サンプルのダウ
ン・サンプルされたものは、第2チャンネル202上に
出力され第2カラー合法化器204に供給される。第2
カラー・ソフト化器200を通過した後、この他の調整
ファクタは第2調整ファクタ・ソフト化器200の出力
チャンネル206から第2カラー合法化器204に供給
される。
【0157】第2カラー合法化器204は、このソフト
化された他の調整ファクタを合法化されたカラー信号サ
ンプルのダウン・サンプルされたものと結合し、合法化
されたカラーを持つビデオ画像を表す合法化されたカラ
ー信号サンプルの最終版を発生する。この合法化された
カラー信号サンプルの最終版は、接続チャンネル210
を介して第2カラー変換プロセッサ208に供給され
る。
【0158】この第2カラー変換プロセッサ208は、
信号サンプルをYUVフォーマットでスケーリングし、
色信号が色差信号サンプルからYCrCbに再変換され
るように動作する。この第2カラー変換プロセッサ20
8は、色信号サンプルを削減して、出力チャンネル21
1に4:2:2フォーマットの合法化されたカラー信号
サンプルが与えられるように動作する。
【0159】最後に、信号複写器209は、合法化され
たカラー信号サンプルの第2版を発生し、この第1及び
第2版が2つの出力チャンネル12、14上に与えられ
る。出力チャンネル19は、合法化されたカラー信号サ
ンプルによって表されたビデオ画像の表示されたものの
上に制御プロセッサ16によってスーパーインポーズさ
れた非合法ピクセル成分の位置と値を表す情報を準備す
る。
【0160】本発明の第2実施例をもっと良く理解でい
るようにするため更に、図面を参照して、下記に説明す
る。これらは、図11にもっと詳細に示された画像処理
装置内のプロセッサの動作を示している。繰り返しを減
らす為に、第1実施例の部分と対応する部分については
詳しく説明しない。
【0161】従って、例えば、カラー変換プロセッサ1
10及びレイト変換プロセッサ114の動作は第1実施
例の図5及び6に与えられたカラー変換プロセッサ44
及びレイト変換プロセッサ46に対して説明したのと実
質的に同じである。しかし、オーバー・サンプリング・
プロセッサ118は、図12、13及び14を参照して
ここでもっと詳細に説明する。これらの図面において、
図11にも現れる部分は同じ番号を付してある。
【0162】図12において、オーバー・サンプリング
・プロセッサ118は、デマルチプレクサ220の所に
YUVフォーマットで色差信号サンプルを受信するよう
に示されている。このデマルチプレクサ220は、スイ
ッチ・コントローラ224の制御の下で、入力チャンネ
ル116上に受信したサンプルを3つの端子226、2
28、230の各々に切り換えるスイッチ222を備え
ている。
【0163】端子226、228、230の各々は、3
つのアップ・サンプリング・プロセッサ232、23
4、236の1つに夫々結合される。デマルチプレクサ
220は、輝度及び赤と青の色信号サンプルの各々を夫
々3つのアップ・サンプリング・プロセッサ232、2
34、236の1つに夫々供給することによって色差信
号サンプルを分離する動作をする。
【0164】このアップ・サンプリング・プロセッサ
は、デマルチプレクサ220から受信された信号サンプ
ルの4倍にオーバー・サンプルされたものを夫々発生す
る動作をする。図13にアップ・サンプリング・プロセ
ッサがもっと詳細に示されている。このアップ・サンプ
リング・プロセッサ232は、受信されたベース信号サ
ンプルの間にサンプリング点を導入することによってチ
ャンネル213を介して信号サンプルのサンプル・レイ
トを2倍にする動作をする第1サンプル・レイト変換器
238を備えている。
【0165】これらの新しいサンプリング点の所にある
余分の信号サンプルであるこれらの信号サンプルは、変
換された輝度信号サンプルをその信号サンプルの新たな
サンプリング周波数に実質的に等しいカットオフ周波数
を持つローパスフィルタを使って変換された輝度信号サ
ンプルを濾波する働きをする半バンド・フィルタ240
に供給することによって発生される。
【0166】これの1つの効果は、半バンド・フィルタ
241の出力に輝度信号サンプルの2倍にオーバー・サ
ンプルされたものに対応するベース信号サンプル(S
0)及び余分の信号サンプル(Si)を含む1つの版の
輝度信号を作ることである。この第1の半バンド・フィ
ルタ240の出力は、現存の信号サンプルの間のサンプ
リング点をもう一度導入するアップ・サンプルされたレ
イト変換器242に供給され、レイト変換された信号が
第2半バンド・フィルタ244に供給される時、出力チ
ャンネル245に輝度信号サンプルの4倍オーバー・サ
ンプルされたものが発生される。
【0167】このプロセスの結果は、図14に与えられ
た信号サンプルのグラフィカル表現から解る。図14に
おいて、原又はベース輝度信号サンプルはS0で示され
ているが、第1オーバー・サンプリング段によって発生
された第1の余分のサンプルはSiで示されている。第
2オーバー・サンプリング段によって付け加えられた第
3及び第4信号サンプルは、Sii1,Sii2で示さ
れている。
【0168】事実上、原信号サンプルの4倍オーバー・
サンプルされたものが与えられる。これは、他のオーバ
ー・サンプリング・プロセッサ234、236によっ
て、輝度信号サンプルに適用されるだけでなく、U及び
V色信号サンプルにも適用される。
【0169】このオーバー・サンプリング・プロセッサ
232は、第2半バンド・フィルタ245の出力の信号
サンプルをスイッチ・コントローラ248の影響下で動
作して信号サンプルを4つの先入れ先出し(FIFO)
バッファ250、252、254及び256の各々に順
次供給する制御可能なスイッチ246に供給することに
よって信号サンプルのオーバー・サンプルされたものを
再多重化する動作をする。
【0170】従って、このスイッチ・コントローラ24
8は、第1出力端子258に供給されるベース信号サン
プルS0と、第2出力端子260に供給される第1オー
バー・サンプルされた余分な信号サンプルSiと、後続
の出力端子262、264に供給される第3及び第4の
余分な信号サンプルSii1,Sii2とを分離する動
作をする。
【0171】これらの信号サンプルの各々は、これらの
信号サンプルを4つのグループにグループ分けし、ベー
ス及び対応する余分の信号サンプルを夫々の並列出力チ
ャンネル266、268、270、272上に対応して
並列に与えるFIFOバッファに供給される。このFI
FOバッファの制御は、制御チャンネル276によって
FIFOバッファの各々に結合される制御回路274に
よって与えられる。
【0172】従って、事実、YUV色差信号の3つの成
分の各々に対する各オーバー・サンプリング・プロセッ
サ232、234、236の出力に入力チャンネル23
1、233、235上に受信された各信号サンプルに対
する4つの版が与えられる。アップ・サンプリング・プ
ロセッサの各々からの出力は、4つの多重化回路27
8、280、282、284の1つにクロス接続されて
いる。
【0173】このクロス接続は、ベース及び余分の信号
サンプルの各々を各色差信号成分YUVを出力チャンネ
ル上に多重化する対応するマルチプレクサ278、28
0、282、284に供給する動作をする1セットのチ
ャンネル286によって与えられる。その結果として、
この4つの並列出力チャンネル120、122、12
4、126は、色差YUV4:4:4フォーマットでベ
ース及び信号サンプルのオーバー・サンプルされたもの
を並列に与える。
【0174】従って、例えば、マルチプレクサ278
は、スイッチ・コントローラ288によって制御される
スイッチ286を備えている。このスイッチ・コントロ
ーラは、FIFOバッファから各入力端子288、29
0、292へ供給される4つのサンプルを選択する動作
をし、その結果、それのサンプルは、出力チャンネル1
20、122、124、126上に多重化される。
【0175】入力信号のオーバー・サンプルされたもの
を形成するには上に説明したようなレイト変換を要しな
い他の方法があることは当業者には理解できるであろ
う。例えば、好ましい実施例においては、オーバー・サ
ンプルされた信号に対応する3つの余分のサンプルが夫
々のベース入力信号サンプルをコピーし、4つのサンプ
ルの並列なストリームを発生するために、これらのサン
プルの各々に対する対応するタイム・シフトを表すこと
によって、発生される。
【0176】上記のオーバー・サンプリング・プロセッ
サ118の部分及び動作の説明から明らかなとおり、対
応する調整ファクタが作られるカラー参照信号サンプル
の4倍にオーバー・サンプルされたものが、発生され
る。ビデオ画像の歪みは、4:4:4に対応するサンプ
リング・レイトを持つ色差信号サンプルによって適正に
表されていないビデオ画像内の情報の結果として合法化
方法が適用される時に、作られる。
【0177】これは、アナログ・ドメインのビデオ画像
が、しばしば4:4:4の低い方のサンプリング・レイ
トで表されることができる周波数成分よりも高い周波数
成分を含み、そのためにカラー合法化が遂行され、カラ
ー・ビデオ画像の信号サンプルに調整ファクタが適用さ
れる時に、この低いサンプリング・レイトでは適正に表
せないそのような高い周波数成分の結果としてのエイリ
アシング誤りに起因する歪みの結果、そのビデオ画像内
部に他の非合法カラー・ピクセルが作られるからであ
る。
【0178】さらにまた、そのビデオ画像の時間的サン
プリング点がアナログビデオ画像信号の最大値と一致し
ない限り、これらの最大値がビデオ画像のサンプルされ
たディジタル版によって表されていないので、調整ファ
クタがディジタルドメインのビデオ画像に適用された後
でも、ビデオ画像のアナログ版に非合法カラー値がまだ
ある。
【0179】カラー画像がそのビデオ画像をYUV色差
信号フォーマットに対する16:16:16のレイトで
効率的に表すことによって、4:4:4レイトを持つベ
ース信号サンプルに対して、同様にYUVフォーマット
4:4:4を持つ3つの余分な信号サンプルを発生する
ことによって、スーパーサンプルされることは、この理
由による。
【0180】勿論、もしそれが可能ならば、ビデオ信号
は、無限のサンプリング・レイトを持つ連続信号として
表されるべきである。しかしながら、サンプリング・レ
イトをレイト16:16:16に対応するサンプリング
・レイトの上に更に増やした結果もたらされる利益は、
高いサンプリング・レイトを実現する際の物理的問題に
関して、歪みを更に減らすことによって効率に対応する
増加をもたらさないということが解った。
【0181】このオーバー・サンプルされたフォーマッ
トにおいては、調整ファクタが発生され、実質的に不適
切なサンプリング・レイトに関連する歪みを減らす効果
を持つ入力信号サンプルの版に適用されるのでビデオ画
像の色を合法にすることに改善がなされる。オーバー・
サンプリング・プロセッサ118によってYUV信号フ
ォーマットの入力信号サンプルのオーバー・サンプルさ
れたものが発生された後、YUV信号サンプルの1つの
版がRGBカラー参照スペースを参照した成分を持つR
GB参照信号サンプルの形で発生される。
【0182】これは、図15に更に詳しく示されている
カラー参照変換器128によって有効化される。図15
においては、カラー参照変換器128は、オーバー・サ
ンプルされたYUV色差入力信号の4つの版の各々に対
してオーバー・サンプルプロセッサ118から出力チャ
ンネル120、122、124、126の対応する1つ
に結合されている4つのカラー変換器280の1つを含
むものとして示されている。
【0183】各カラー変換器は、色差信号サンプルYU
Vを対応するRGBカラー参照信号サンプルに変換する
動作をする。このRGBカラー参照信号サンプルは、対
応するRGBシフトプロセッサ282に接続された夫々
の出力チャンネルに与えられる。このRGBシフト・プ
ロセッサ282は、各々が8ビット・サンプルの0と2
55の間の値を持つRGBカラー参照サンプルをー12
8と127の間の同等なスケール上におさまるRGB信
号サンプルのバイポーラ化されたものへ変換する動作を
する。
【0184】このバイポーラ化されたRGBカラー参照
サンプルが、出力チャンネル132、136、140、
144上のRGBシフトプロセッサに対する出力に与え
られる。等価なYUV色差信号サンプルと並列に、オー
バー・サンプリング・プロセッサからの4つの並列接続
されたチャンネル120、122、124、126か
ら、カラー参照変換器128の対応する出力チャンネル
130、134、138、142に直接に結合されてい
る。
【0185】すでに説明したように、RGBシフト・プ
ロセッサ282によって特定の利点がもたらされる。こ
のプロセッサは、図16に示されたユニポーラ及びバイ
ポーラ形式のRGBスペースのグラフィカル表現からも
っと容易に理解できる図15に示されたカラー参照変換
器128の一部を形成する。
【0186】図16aにおいては、赤、緑、青カラーの
3つの参照軸は、図1に現れたものとして示されている
が、0と255の間でスケーリングされている。図16
bに示されているのは、RGBシフトプロセッサ282
によって発生されたバイポーラ・フォーマットで表され
た対応する表現である。図16bにおいて、赤、緑及び
青軸の各々が今やスケーリングされるから、スケールの
2つの極は0を中心としたー128と127の間にあ
る。
【0187】その結果、調整ファクタKが、調整ファク
タ・プロセッサ146によって発生され、入力信号サン
プルにRGBカラー参照形式で印加される時、その効果
はRGBスペース内で対応するピクセルをシフトするこ
とである。独立のRGB合法化方法については、これ
は、合法なピクセルをもし、図16aに示されたカラー
参照軸に対して、調整ファクタが発生された場合がそれ
に当たるが極最小値のゼロに向けてというよりは、むし
ろスペースの中央に向けてシフトする。
【0188】更に、非合法カラーが最小カラー値の近く
又は近傍にある場合に、即ち、図16aの0又はその近
くにある場合に、調整ファクタを使ってスケーリングす
る効果は、カラー参照スペース内の対応する点をこの特
定の軸に対する最小値に動かすために基本的には信号サ
ンプルにゼロを掛けることである。
【0189】これは、一層多くのきつい制限を表してお
り、図16bに示されたバイポーラ化された形式のRG
B参照スペースにカラー信号サンプルを表すことによっ
て、調整ファクタの影響は、もっと正確に表すことがで
きる。更に、ソフト化プロセスは調整ファクタに適用さ
れた時もっと有効である。
【0190】図11に戻ると、調整ファクタ・プロセッ
サ146は、既に述べたようにビデオ画像の非合法カラ
ー・ピクセルを合法化する4つの方法に従って調整ファ
クタを発生する動作をする。しかしながら、第2実施例
においては、オーバー・サンプリング・プロセッサ11
8によって発生された4セットのYUV4:4:4色差
信号サンプル各々に対してこれが遂行される。
【0191】調整ファクタ・プロセッサ146は、本発
明の第2実施例に従えば、図17に更に詳しく示されて
おり、そこでは、図11においても現れる部分には同じ
番号が付されている。この調整ファクタ・プロセッサ1
46は、4対の入力チャンネル130、132、13
4、136、18、140、142、144の各々に対
する調整ファクタ発生器284を持つように示されてい
る。
【0192】この調整ファクタ・プロセッサ146は、
入力チャンネル18上に制御プロセッサ286に供給さ
れる制御信号の受信も行う。この信号プロセッサ286
は、調整ファクタ発生器284の各々に供給される適正
な制御コマンドを制御信号チャンネル288を介して、
発生する。
【0193】この制御信号は、調整ファクタ発生器に上
記4つのカラー合法化方法のどれを使うべきかを示す役
目をする。従って、YUV色差信号フォーマット、又は
RGBカラー参照信号フォーマットの非合法カラー信号
サンプルを変換するために、上記合法化方法のどれかに
従って、調整ファクタ発生器284は、YUV色差成分
又は等価フォームのRGBカラー参照成分を有する入力
信号サンプルの各々に対する調整ファクタを発生する働
きをする。これらの調整ファクタは、第1出力チャンネ
ル290上を量子化プロセッサ292に供給される。第
2出力チャンネル292上には、入力信号サンプルがR
GBカラー参照信号サンプルの形で量子化プロセッサ2
92の第2入力に供給される。
【0194】調整ファクタ量子化プロセッサ292は、
カラー画像内のピクセルの非合法となる可能性を減らす
ことにより、又は量子化及び丸め誤差の結果として非合
法のまま留まることによってカラー合法化プロセスに更
に改良を加える。この改善は、RGBカラー参照信号サ
ンプルの形式の入力信号サンプルの各々を量子化閾値と
比較することによって行われる。
【0195】既に説明したように、それで入力信号サン
プルが表されるディジタル・サンプルのワード長は、カ
ラー変換プロセッサによって10ビットから15ビット
に増やされる。従って、入力信号サンプルが表される解
像度が増加するので、それによって、量子化閾値(この
値は原ワード長に関して決められる)に関して調査すべ
き原のサンプルの量子化を許す。
【0196】もし、信号サンプルが量子化閾値よりも小
ならば、入力信号サンプルについて計算された調整ファ
クタは、値「1」に設定され、これにより、対応する入
力信号サンプルを掛けられた時影響を受けない。この量
子化閾値との比較を導入する理由は、調整ファクタ及び
入力カラー信号サンプルが有限の量子化レベル内に表さ
れるだけだからである。
【0197】本実施例に対しては、原入力信号サンプル
は、10ビット・サンプルを使って表されるだけであ
る。量子化誤差は、調整ファクタがカラー画像の合法ピ
クセルを非合法ピクセルに変えてしまう原因となりう
る。何故ならば、10ビット形式では信号サンプルは非
合法として現れるようにする値に丸めることができるか
らである。
【0198】この量子化誤差は、10ビット表現の最下
位ビットの半分の値を使って入力チャンネル5からの信
号サンプルを処理することによって計算される。調整フ
ァクタ発生器284の出力に現れるこの信号サンプルの
最終値は、量子化誤差qの測定値を与える。
【0199】この量子化誤差は、入力信号サンプルが合
法化されるべきであるが実際にはそうすべきではないこ
とを示す調整ファクタを発生することとなる。下記の等
式(6)で示す値の間に納まる値を持つ対応する入力信
号サンプルに対する調整ファクタを設定することによっ
て、それの値に対して、非合法ピクセルがカラー画像の
中に発生され又は留められているチャンスを減らす際に
改良が与えられる。 1<Sin≦1+|q| ・・・ (6) 式(6)において、Sinは1ピクセルの赤、緑、青成
分のどれかである。
【0200】R,G,及びBの値がそれらから既に0.
5引かれた値を有し、量子化プロセッサ292によって
遂行された処理に対応するRGBバイポーラ形式の入力
信号サンプルに対する疑似コードが、次のとおりに与え
られる。 if((|R|−RSlack)<=0.5)&(|G
|−GSlack)<=0.5)&(|B|−BSla
ck)<=0.5)) setK=1.00 else setK=Kmin ここで、Kminは前のようにカラー合法化方法によっ
て計算される。RSlack,GSlack,BSla
ckは、量子化閾値qに対応する予め定められた値であ
り、信号サンプルを表すのに使われる10ビット・ワー
ドの最小ビットの半分の値を持つ信号サンプルを供給す
ることにより計算される。
【0201】調整ファクタが発生される精度を更に改善
するために、RGBカラー参照スペースを参照して量子
化閾値RSlack,GSlack,BSlack(|
q|)が発生される。何故なら、これは、カラー画像を
発生するのに使われた信号スペースでありそのカラー・
ビデオ画像を再生するのに使われるであろう信号スペー
スであるからである。
【0202】これは、量子化閾値を適用する際の一貫性
を与える。そして、制御プロセッサ286によって量子
化プロセッサに供給される。従って、入力信号サンプル
が処理される形式にかかわらず、RGBカラー参照スペ
ースに従って、量子化閾値が設定されるから、入力信号
サンプルに対してYUV色差信号サンプルの形で、調整
ファクタが計算されても、このRGB信号サンプルは量
子化閾値RSlack,GSlack,BSlackに
関してテストされる。
【0203】これは、YUV色差信号サンプルとRGB
カラー参照信号サンプルに対して調整ファクタが発生さ
れる時に、作られた量子化ファクタの間に相違があるか
らである。更に、この入力信号はオーバー・サンプルさ
れ、余分の信号サンプルが原サンプルよりも重要でない
他の解像度のサンプルを有効に表すから、量子化閾値q
はベースと余分のサンプルの相対的な重要性に依存して
異なった量にセットできる。
【0204】量子化プロセッサ292によって如何なる
量子化誤差も取り除かれた後、結果の出力信号は、各量
子化プロセッサ292から、夫々のチャンネル296を
介して調整ファクタ・バイアシング・プロセッサ294
に夫々供給される。調整ファクタ・プロセッサ146
は、バイアシング・プロセッサ294が制御プロセッサ
286の制御の下に各調整ファクタにプレバイアシング
定数を導入できるように並べることによる他の利点を備
えている。
【0205】カラー信号サンプルのオーバー・サンプル
され合法化されたものが、反エイリアシング・フィルタ
を使って濾波され、削減される時、濾波及び削減プロセ
スの間に信号サンプルが変えられる結果、ビデオ画像の
以前に合法化されたピクセルの幾つかが再び非合法とな
り、画像の他の合法部分が非合法カラー・ピクセルを作
れるということが解った。
【0206】合法カラー・ピクセルが非合法になる可能
性を減らすためには、バイアス付与プロセッサ294
は、各調整ファクタを等式(7)によって一般に示され
るバイアシング定数を使ってスケールする動作をする。
ここでKx’はバイアスを掛ける前の調整ファクタであ
る。 Kx=Kx’αg ・・・ (7)
【0207】バイアス付与定数αg を1よりも大きくす
ることによって、スケーリング・ファクタが対応して1
の近くまで増加されるので、入力信号サンプル上のそれ
らの効 果は減らされる。その結果、ビデオ画像を合法
化する効果が減らされて、もし望 むならばビデオ画像
が比例してもっと非合法に留まることができる。
【0208】しかしながら、このバイアス付与定数αg
は1よりも小さければ、調整ファクタの効果は増加され
るので、もう一度非合法になる合法化されたカラー値の
可能性は比例的に減少される。これは、RGBカラー参
照スペースを縮小する等価効果を持つ。
【0209】これは、YUV色差参照スペースの第1カ
ラー参照立体内に破線を有する第2立体CL_SPAC
Eによって図2に図示されている。このバイアシング定
数は量子化誤差が除去された後、量子化プロセッサによ
って与えられる。しかしながら、この量子化プロセッサ
をバイアス付与定数と結合する時、YUV色差信号及び
RGBカラー参照信号の両方に対して、さもなくば合法
のピクセルを非合法にしてしまう相乗効果に注目しなけ
ればならない。
【0210】疑似コードにおいて、この量子化プロセッ
サとバイアス付与プロセッサの相乗効果は次のとおりで
ある。 If((|R|<=0.5)&(|G|<=0.5)&
(|B|<=0.5)) setK=Kminαg else if((|R|−RSlack)<=0.5)&(|G
|−GSlack)<=0.5)&(|B|−BSla
ck)<=0.5)) setK=αg else setK=Kminαg
【0211】このバイアスがかけられた調整ファクタ
は、4つの並列出力チャンネル148、150、15
2、154上に与えられ調整ファクタ・ソフト化器15
6に供給される。調整ファクタ・プロセッサ146への
入力については、4つの出力の各々がオーバー・サンプ
リング・プロセッサ118によって与えられるカラー入
力信号サンプルのオーバー・サンプルされたもののベー
ス及び3つの余分の信号サンプルの1つと対応して関連
付けられる。
【0212】従って、図17に示された各出力は、対応
する調整ファクタ値K0,Ki,Kii1及びKii2
を備えている。調整ファクタ・ソフト化器は、図18に
詳細に示されている。そこでは、図11にも示された部
分には同じ番号が付けられている。図18に示された調
整ファクタ・ソフト化器156は4つの入力チャンネル
148、150、152、154の各々が供給されるデ
マルチプレクシング・プロセッサ300を備えている。
【0213】このデマルチプレクシング・プロセッサ3
00は、4つのカラー合法化方法のどれが採用されるか
によって、YUV色差信号スペースの2つの色信号成分
か色参照スペースの赤、緑、青信号成分のどちらかと関
連付けられた調整ファクタの成分を分離する動作をす
る。
【0214】デマルチプレクサ300は、分離された信
号成分の各々をチャンネル304、305を介して2つ
の関連するソフト化プロセッサ302の各々に供給する
動作をする。図19の図からデマルチプレクサ300の
動作をもっとよく理解できるであろう。そこでは、図1
8に示す部分と同じ部分には同じ番号が付けられてい
る。
【0215】図19に示すように、4つの入力チャンネ
ル148、150、152、154上に受信した信号サ
ンプルは、夫々4つの分離プロセッサ306の1つに供
給される。この分離プロセッサ306は、図12に示さ
れた信号分離プロセッサ220に従って実質的に動作
し、これ以上説明を繰り返さない。しかし、結果におい
て、この分離プロセッサ306は、対応するRGBに関
して発生された調整ファクタの3つの成分を分離し、こ
れらの信号成分の各々と関連する調整ファクタの各々を
チャンネル308を介して対応するマルチプレクサ31
0の1つ又は3つに供給する。
【0216】これらの調整ファクタがYUV色差信号成
分に関して発生される場合には、U及びV色差成分に関
して発生された調整ファクタについて、マルチプレクサ
310のたった2つが要求される。マルチプレクサ31
0は、信号分離プロセッサ306からそれぞれの出力に
接続された4つの入力端子を備えている。
【0217】入力端子312、314、316、318
の各々は、今度はスイッチ322によってスイッチ制御
装置320の制御の下に出力端子304に接続される。
各信号成分のための調整ファクタの第2版は、2段遅延
回路を介して第2セットの出力チャンネル305の所に
準備される。第1及び第2出力チャンネル対304、3
05の所に作られたこれらの調整ファクタは、RGB信
号スペース又はYUV信号スペースの信号成分の各々と
関連付けられた調整ファクタのシリアル・ストリームを
与え、第2出力305からのシリアル・ストリームを第
1出力304に関して2信号サンプルだけ遅延させる。
【0218】このデマルチプレクサ300の効果は、図
20に示された1対の出力チャンネル304、305に
作られる調整ファクタのグラフィカル表現から認め得
る。図20において、第1出力304からの信号サンプ
ルは図20aに示されており、第2出力305は図20
bに示されている。これらの信号サンプルは、時間に関
して振幅として表されている。
【0219】これらの信号サンプルの各々と関連してい
るのは、その調整ファクタがベース信号サンプルK0の
1つと関連しているか、第1オーバー・サンプルされた
信号Ki又は入力信号サンプルの第2のオーバー・サン
プルから与えられる第2と3の調整ファクタ・サンプル
Kii1、Kii2に対応する番号である。
【0220】デマルチプレクシング・プロセッサ300
の出力に作られる関連するYUV又はRGB信号成分の
各々と関連する各調整ファクタに対しては、ソフト化フ
ィルタ302が設けられている。従って、第1及び第2
の出力304、305の各対は、対応するソフト化フィ
ルタ302の対を備えている。
【0221】本発明の第2実施例のソフト化フィルタ3
02は、図21に更に詳しく示されている。そこでは、
図18に現れる部分には同じ番号が付けられている。図
21に示されたこのソフト化フィルタ302は、インバ
ータ324を備えており、これが入力チャンネル304
上に受信された調整ファクタの各々を逆極性にする動作
をする。
【0222】このインバータ324の出力は、加算器3
26の第1入力に接続され、該加算器326の第2入力
に値1が接続されている。その結果、ソフト化フィルタ
302への入力の所の調整ファクタは、反転されたスケ
ールに変換され、即ち1から0へ、0から1へ変換され
る。この反転された調整ファクタは遅延素子332で相
互接続された9段330から成る図21に示されたシフ
ト・レジスタに供給される。
【0223】シフト・レジスタ328の中央タップ33
4は、直接最終非加算混合段336に接続されている。
中央タップ334のどちらかの側の対応する夫々の段の
所で、シフト・レジスタの段が対にされ、これらの対に
された段の各々からのチャンネルがこれらの段の出力を
中間非加算混合器338の第1及び第2入力に接続す
る。これらの非加算ミキサ(混合器)の各々は、シフト
・レジスタ328の段からの対にされた出力に対応する
第1及び第2入力から受信された2つの調整ファクタの
中の少ない方を選択する動作をする。
【0224】2つの入力の中の選択された少ない方は、
乗算器340を介して最終非加算混合段336に供給さ
れる。乗算器340の他の入力に対してスケール係数W
nが印加される。この係数は最終非加算混合段336に
印加される前に中間非加算ミキサ338によって作られ
た少ないサンプルにスケーリングする動作をする。
【0225】最終非/加算混合段336は、5つの入力
上に受信した調整ファクタの各々を比較し、出力調整フ
ァクタとして5つの入力の中の少ない方を選ぶ動作をす
る。この選択された調整ファクタは、非直線処理段33
6の出力から、調整ファクタを極性反転する動作をする
第2インバータ344の入力に供給される。これは、加
算器346の第1入力に印加され、該加算器346の第
2入力に値1が印加されるので、ソフト化フィルタ30
2の出力の所で、選択された調整ファクタが再びスケー
ル1から0、0から1へ反転される。
【0226】図21を参照して説明されたソフト化フィ
ルタ302の動作から明らかなとおり、与えられ入力3
04に供給された各調整ファクタに対して、ソフト化さ
れた調整ファクタがこの調整ファクタをシフト・レジス
タ328の中に保存された他の前回受信された調整ファ
クタと結合してこの調整ファクタの選択から出力348
に発生される。
【0227】この調整ファクタは、対応する入力信号サ
ンプルでスケーリングされる時、そのソフト化フィルタ
によって与えられる選択処理における最も少ない値を持
つ1に最も近く、従って、最も少ない効果を持つ調整フ
ァクタが進んだ効果を提供するためにシフト・レジスタ
に印加される前に反転され、即ち1から0、0から1へ
反対にスケーリングされる。
【0228】従って、入力信号サンプルで、即ち、ゼロ
に最も近い信号サンプルでスケーリングされる時、最も
効果を持つであろうそれらの調整ファクタは、1に最も
近くなるように反転され、従って、そのソフト化器内で
最も影響を持つ。その結果、そのソフト化フィルタによ
って作られたソフト化プロセスは、調整ファクタ及び信
号サンプルの量子化された値における量子化誤差及び他
の不正確さに特に関係する入力信号サンプルに最大効果
を持つそれらの調整ファクタにもっと強力に適用され
る。
【0229】さらに、ウインドウ関数(但し、これはそ
のウインドウ関数の係数Wnを備えた乗算器340を使
う最終非線形処理段336への入力の各々をスケーリン
グすることによって提供される)を適用することによ
り、それらの係数によって表される成形ウインドウはそ
れらの調整ファクタが畳み込まれる。
【0230】これによって、フィルタ出力302のエイ
リアシング誤りを減らす。乗算器の数が4つであるよう
に示されているが、これらは、5つのテープ・ウインド
ウ関数に有効に対応するようにしたものであり、ウイン
ドウは如何なる長さからも成り得ることは明らかであ
る。上記の説明から認められるように、ソフト化フィル
タ302の各々は、カラー入力信号の信号サンプルの成
分の各々と関係付けられた調整ファクタに夫々適用され
る。
【0231】更に、2サンプルだけ時間遅延された調整
ファクタを与えるデマルチプレクサ300から第2出力
305へ同じソフト化フィルタが同様に適用される。第
2出力305に適用されたこの第2ソフト化フィルタの
1つの効果は、余分の入力信号サンプルに適用されるべ
き第2のソフト化された調整ファクタを作ることであ
る。
【0232】ソフト化フィルタ302の各々からの出力
は、出力チャンネル348、350から第1及び第2マ
ルチプレクサ352、354に供給される。これらのマ
ルチプレクサは、調整ファクタを2つのストリーム(流
れ)に形成する。各ストリームは、4:4:4色差信号
フォーマット又はRGB4:4:4カラー参照フォーマ
ットの信号成分の各々と関連付けられた調整ファクタを
持つ。
【0233】ベース及び余分のサンプルと関連付けられ
た各ストリームは、その関連付けられた出力チャンネル
158、160に与えられる。従って、調整ファクタ・
ソフト化器156は、スムージング又は帯域制限効果に
従ってそれらの値を採用することにより調整ファクタを
ソフト化するだけでなく、調整ファクタの数を半分にす
ることにより調整ファクタを削減するから、この調整フ
ァクタはオーバー・サンプルされた形式の8:8:8に
なっている。
【0234】図11に示された画像処理装置1の図を見
れば明らかなとおり、この画像処理装置1は一般に2つ
の並列ストリームのプロセッサになり、第1のアッパー
・ストリームはソフト化された調整ファクタを発生する
作業と関連付けされており第2のローア並列ストリーム
はその調整ファクタを適用するように与えられている。
【0235】この結果、カラー合法化器162は、ソフ
ト化器156からの2つの出力チャンネルから第1及び
第2チャンネル158、160の所に、及び入力16
4、166、168、170の2つの他の対の所に、ソ
フト化された調整ファクタを受け取り、YUV4:4:
4色差信号サンプルとRGBカラー参照信号サンプル
が、対応してカラー参照変換器128の出力に発生され
た入力信号サンプルのオーバー・サンプルされたものに
対するチャンネルの対上に供給される。
【0236】従って、この信号サンプル対は各々ベース
入力信号サンプルの1版及び入力信号をオーバー・サン
プリングすることから作られた余分の入力信号サンプル
に対応する版を作る。このカラー合法化器162は、図
22に更に詳しく示されている。そこでは、図11にも
現れる部分については同じ番号が付けられている。
【0237】図22において、カラー合法化器162
は、制御信号バス149から信号を受け取るように示さ
れている。これらの信号は第1信号プロセッサ356に
供給される。この制御プロセッサ356は、制御チャン
ネル358によって2つの乗算プロセッサ360の各々
の入力に、非合法カラー信号サンプルを合法化するため
の4つの方法のどれが選ばれたかを示す制御信号を供給
する動作をする。
【0238】この乗算プロセッサ360は、2対の入力
チャンネル164、166、168、170も受ける。
これらの入力チャンネルは夫々ベース及びYUV色差入
力信号サンプル又はRGBカラー参照入力信号サンプル
に対するオーバー・サンプリング・プロセッサ118か
ら作られた余分の信号サンプルを乗算プロセッサ360
に供給する。
【0239】オペレータによって選択され制御プロセッ
サ356から供給される制御信号によって示された入力
信号サンプルを合法化する4つの方法のどれであるかに
従って、この乗算プロセッサ360は第1及び第2入力
チャンネル158、160上のベース及び余分の入力信
号サンプルに対して受信したソフト化された調整ファク
タにYUV色差形式又はRGBカラー参照形式のどちら
かで与えられた入力信号サンプルの対応する成分を乗算
する動作をする。
【0240】この乗算プロセッサ360の各々の出力の
所に、合法化されたカラー信号サンプルが作られ、これ
が極性付与変換器361で受信される。このカラー極性
付与変換器361は、RGBバイポーラ形式の入力信号
サンプルからユニポーラ形式に作られた合法化された信
号サンプルに変換する動作をする。
【0241】これは、ベース合法化信号サンプルに対し
て第1出力172上に作られ、余分の合法化された信号
サンプルに対して出力チャンネル174上に作られた信
号サンプルに対してカラー・バイポーラ化器282の動
作を反転する。
【0242】調整ファク・タソフト化器からの第1及び
第2入力は、第2制御プロセッサ362にも供給され
る。この第2制御プロセッサ362は、ベース入力サン
プル及び余分の入力サンプルに対応する受信された調整
ファクタの各々に対して、その対応する調整ファクタが
合法化されたカラー信号サンプルにおける入力信号サン
プルの対応するものを変える効果を持つかどうかを決定
する。
【0243】もし、この調整ファクタが対応する合法化
されたカラー信号サンプルに関して入力信号サンプルを
変える効果を持つならば、フラグが立てられ、このこと
を示すために第2制御プロセッサ362の出力176に
発生される。次に示すように、これらのフラグは修正さ
れたフラグとして知られており、削減プロセッサ178
及びカラー反エイリアシング・プロセッサ180におい
て使われる。
【0244】この合法化された信号サンプルは、第1及
び第2出力チャンネル172、174から図23に更に
詳しく示されている削減プロセッサ178に供給され
る。図23において図11にも示されている部分につい
ては同じ番号を付けてある。ベース入力信号サンプルに
対応する合法化されたカラー信号は、第1入力172上
に受信され、デマルチプレクサ364の第1入力に供給
される。
【0245】合法化されたカラー信号のオーバー・サン
プルされたものに対応する余分の合法化されたカラー信
号は、接続チャンネル174からデマルチプレクサ36
4の第2入力に供給される。このデマルチプレクサ36
4は、実質的にデマルチプレクサ300に従って動作
し、このデマルチプレクサ364が2つの入力だけを要
求するので2つだけの信号分離変換器を持っていること
を除いて図18における調整ファクタ・ソフト化器に対
して以前に説明した。
【0246】このように、オーバー・サンプルされた形
式のYUV又はRGB成分の各々に対応する信号サンプ
ルのシリアル版が3つの対応する成分の各々に分離され
3つの夫々の出力チャンネル366、368、370の
1つに多重化される。出力チャンネル366、368、
370の各々は合法化された信号サンプルの3つの成分
の1つに対するベース及び余分の信号サンプルを含むオ
ーバー・サンプルされたものを与える。
【0247】これらの信号サンプルは、削減フィルタ3
72の第1入力に供給される。この削減プロセッサ17
8は、第2入力にカラー合法化器162で発生された修
正フラグを受信することも行う。これらのフラグは、3
つの信号成分のどれに基づいてフラグが発生されたのか
に従って、3つの削減フィルタの対応する1つに修正さ
れたフラッグの各々を割り当てる動作をする割り当てプ
ロセッサ374によって、接続チャンネル176から受
信される。接続チャンネル176上に受信した修正フラ
グのコピーが接続チャンネル188に供給され、削減プ
ロセッサ178の対応する出力に結合される。
【0248】削減フィルタ372の1つは、図24に更
に詳しく示されている。そこでは、図23においても現
れる部分には同じ番号が付けられている。図24におい
て、修正されたフラグは、そのシフト・レジスタに連続
して供給されるフラグが保存される多数の段377を有
する第1シフト・レジスタ376に供給される。
【0249】同様にして、合法化されたカラー信号サン
プルの成分に対する信号サンプルは、それに対するフィ
ルタが設けられており、対応する数の段379を有する
第2シフト・レジスタ378に供給される。段379の
各々は、中央段を除いて、シフト・レジスタ378の中
央段382に関して等しく位置をずらして対にされる。
各対の第1段の内容は関連する加算器400の第1入力
に供給され、各対の第2段の内容は関連する加算器40
0の第2入力に供給される。
【0250】加算器400の各々からの出力は関連する
乗算器402の第1入力に供給される。これらの乗算器
は、対応するシフト・レジスタ対の合計内容をウインド
ウ関数の複数のスケーリング係数d0,d1,d2,d
3,d4,d5の1つを使ってスケーリングする動作を
する。このスケーリングされた合計信号サンプルは、加
算器404のネットワークによって合計され、最終加算
器406の第1入力に供給される結合された信号サンプ
ルを形成する。
【0251】最終加算器406の第2入力には、シフト
・レジスタ378の中央段391に含まれる信号サンプ
ルが供給され、結合された信号サンプルと合計されて複
合削減信号サンプルを作り、これが論理ゲート408の
第1入力に供給される。シフト・レジスタ378の中央
段391の信号サンプルはゲート408の第2入力にも
供給される。第2シフト・レジスタの各段は論理OR機
能ユニット410に接続されており論理出力信号を発生
し、論理ゲート408の第3の制御入力に供給する。こ
の論理ゲート408は出力導体412上に削減されたサ
ンプルを与える。
【0252】動作に際し、この信号サンプルが第2シフ
ト・レジスタに順次供給され、加算器400によって結
合され、係数d0,d1,d2,d3,d4,d5によ
って形成されたウインドウ関数によりスケールされ、論
理ゲート408に供給される複合削減出力信号サンプル
を形成するように合計される。対応する修正されたフラ
グは論理和がとられ、シフト・レジスタ378内の合法
化されたカラー信号サンプルのどれかが、入力信号サン
プルからのカラー合法化器162によって変えられたか
どうかを決定する。
【0253】入力信号サンプルに関して、この合法化さ
れたカラー信号サンプルのどれもが変わっていなけれ
ば、論理ゲート408に供給された制御信号が真であ
り、それによってこのゲートをセットして、シフト・レ
ジスタ378の中央段391からの信号サンプルを出力
導体412に供給する。しかしながら、もし第1シフト
・レジスタ376のこれらのフラグのどれかがFALS
Eにセットされていれば、入力信号サンプルに関して、
合法化されたカラー信号サンプルが変わったことを示し
ており、この論理ゲートに供給される制御信号がFAL
SEに設定され、その結果、複合信号サンプルが削減さ
れた信号サンプルとして選択される。
【0254】さらに、形成された全ての削減信号サンプ
ルに対する第2シフト・レジスタに2つのサンプルを供
給することにより、この信号は8:8:8から4:4:
4に削減される。第2シフト・レジスタ378、加算器
400、及び関連する乗算器402は、結合して結合さ
れた削減及び濾波プロセスを遂行し、最終加算器406
の出力に削減された信号サンプルを発生する。
【0255】しかしながら、第2シフト・レジスタ37
8の対応するメモリ長又は制限長内の合法化されたカラ
ー信号サンプルが入力信号サンプルに関して変化したな
らば、論理和がとられゲート408の制御入力に供給さ
れる修正されたフラグが、出力導体412に供給される
べき中央段に保持された信号サンプルを準備する。この
削減フィルタをバイパスする配列は本発明の第2実施例
に他の利点を与える。それは、再度非合法カラー・ピク
セルにされる削減フィルタによって結合される信号サン
プルの可能性に関連する。
【0256】ベース又は削減フィルタの制限された長さ
に対応するウインドウ内の余分の合法化されたカラー信
号サンプルのどちらかがカラー合法化器162によって
変えられたか否かを決め、ベース合法化カラー信号サン
プルから削減された信号サンプルを形成することによっ
て、ベース及び合法化されたカラー信号サンプルを結合
して複合信号を作る結果として非合法ピクセルを作るリ
スクが減少される。
【0257】削減プロセッサ178の出力に、マルチプ
レクサ414は再び合法カラー・ビデオ画像のピクセル
の成分を多重化して、色差信号に対応する3つのYUV
又はRGB成分に対する4:4:4フォーマットのデー
タのストリームを形成する。
【0258】この合法化されたカラー信号サンプルは、
削減プロセッサ178からチャンネル184を介して第
2カラー参照変換器182に供給される。この第2カラ
ー参照変換器182は、RGB信号サンプルに対する2
つのカラー合法化プロセスのどちらか一方が使われる場
合に、RGBカラー参照スペースからの合法化されたカ
ラー信号サンプルをYUV色差スペースに変換する。
【0259】もし、その信号サンプルにYUV色差参照
スペースに対応する成分とともに留まることを要求する
YUV信号サンプルに対する2つの他のカラー合法化方
法の1つが選ばれれば、カラー変換プロセッサ182に
よって提供される変換処理はバイパスされる。どちらの
場合にも、この合法化されたカラー信号サンプルは、変
換プロセッサ182の所にYUV色差信号として与えら
れ、接続チャンネル190を介してカラー反エイリアシ
ング・プロセッサ180に供給される。
【0260】このカラー反エイリアシング・プロセッサ
180は図25に更に詳しく説明されている。そこで
は、図11に現れる部分に同じ番号が付けられている。
図25に示すように、このカラー反エイリアシング・プ
ロセッサ180では、レイト4:4:4の合法化された
カラー信号サンプルがデマルチプレクサ416の入力に
供給される。
【0261】デマルチプレクサ416は3つのYUV色
差信号成分の各々と関係付けられた信号サンプルを分離
する動作をする。輝度成分Yは、出力マルチプレクサ4
18に供給されるが、赤及び青色差信号サンプルは相対
的に2つの対応する反エイリアシング・フィルタ420
の1つの入力に供給される。反エイリアシング・フィル
タの各々は1つの入力に合法化されたカラー信号サンプ
ルの2つのクロミナンスU,V成分の1つを受信し、並
行して、これらの信号サンプルはスイッチ424の第1
出力端子421に供給される。
【0262】4サンプル(4:4:4)から2サンプル
(4:2:2)への削減の準備として、クロミナンス信
号サンプル中のエイリアシング誤りを実質的に減少させ
るために、この反エイリアシング・フィルタ420は、
4:2:2のクロミナンス信号のサンプリング周波数の
半分の値のカットオフ周波数を持つ低域通過フィルタ特
性に従って信号サンプルを濾波する動作をする。
【0263】しかし、濾波された信号サンプルは、ピク
セル当たり4サンプルを持ち、スイッチ424の第2端
子412に供給されるオーバー・サンプルされた形
(4:4:4)に留まる。スイッチ424は、制御プロ
セッサ426によって制御バス428によって制御され
る。この制御プロセッサ426は、チャンネル188を
介してカラー合法化器162で発生され削減プロセッサ
178によってカラー反エイリアシング・フィルタに供
給される修正されたフラグを表すデータを受信する。
【0264】削減プロセッサ178内で遂行されるのと
類似の動作で、制御プロセッサ426が動作して反エイ
リアシング・フィルタ420の制限された長さに対応す
るウインドウ内で修正されたフラグを検査して、対応す
る入力信号サンプルに関して、合法化された信号サンプ
ルがカラー合法化器162によって変えられているかど
うかを決定する。
【0265】入力信号サンプルに関して、FALSEに
セットされた修正フラグの1つによって示されているよ
うに、当該ウインドウ内の合法化された信号サンプルの
どれかが変えられていれば、スイッチ426は、スイッ
チ424の入力端子422の第2にセットされ、濾波さ
れたクロミナンス信号サンプルは、反エイリアシング・
フィルタ420の出力から出力マルチプレクサ418に
供給される。
【0266】しかし、反エイリアシング・フィルタの制
限された長さに対応する当該ウインドウ内の修正フラグ
のどれもがFALSEであれば、それは、入力信号サン
プルに関して合法化されたカラー信号サンプルのどれも
が変えられなかったことを示しており、制御プロセッサ
426は、制御バス428を介して適正な制御信号を供
給してスイッチ424を第1端子421にセットし、第
2入力端子422の所の信号サンプルが出力マルチプレ
クサ418に供給される。
【0267】既に説明したように、カラー反エイリアシ
ング・フィルタ180は、4:2:2フォーマットを形
成するために、クロミナンス信号サンプルが4サンプル
から2サンプルに削減される前に、クロミナンス信号サ
ンプルを濾波する動作をする。この結果、修正フラグに
よって示されたように、信号サンプルの合法化されたも
のにおいて、フィルタの制限された長さに対応するウイ
ンドウ内の対応する入力信号サンプルのどれかが変化し
ているかどうかに依って、第2制御プロセッサ426
は、濾波されていないクロミナンス信号サンプルか濾波
されたクロミナンス信号サンプルのどちらか一方を選択
する動作をする。
【0268】信号サンプルの合法化されたものを濾波す
ることの1つの効果は、それらの信号サンプルによって
表されるカラー・ピクセルを再度非合法化すること、又
は原の合法カラー・ピクセルを非合法にすることがあり
得るということが解ったので、これは、特別な利点であ
る。
【0269】ウインドウ内の合法化された信号サンプル
が変化したか否かを示す制御プロセッサ426に受信さ
れた修正フラグを発生することにより、もし、この合法
化された信号サンプルが入力信号サンプルに関して変え
られなかったならば、反エイリアシング・フィルタをバ
イパスするための効果的なプロセスが与えられる。
【0270】反エイリアシング信号サンプルを通過する
かバイパスした後、YUV色差信号サンプルがこのYU
V色差信号を4:4:4形式で形成する信号成分の各々
からの信号サンプルを再多重化するように動作する出力
マルチプレクサ418によって再多重化される。これら
の合法化されたカラー信号サンプルはチャンネル194
を介して第2調整ファクタ発生器196に供給される。
【0271】この第2調整ファクタ発生器196、第2
カラー合法化器204及び第2調整ファクタ・ソフト化
器200は、一緒に動作して、削減プロセッサ180か
ら受信したカラー信号サンプルに第2のカラー合法化処
理を行う。このカラー信号サンプルは、カラー合法化器
162が入力信号サンプルを処理した後は合法であるか
もしれないが、第1カラー合法化器162の出力で作ら
れたカラー信号サンプルに実質的に適用される反エイリ
アシング・フィルタ、第2カラー参照変換器182、削
減プロセッサ180の動作が、信号サンプルの幾つかを
変える効果を持つことが観察された。
【0272】その結果、これらの成分から作られたRG
Bカラー参照スペースにおける対応するピクセルは、そ
れらがRGBカラー参照スペースの外側の点に対応する
ので、再び非合法カラーに成りうる。この問題を解決
し、図11に示された画像処理装置に更に改良を加える
ために、削減プロセッサ180から受信した信号サンプ
ルに、カラー合法化の第2段階が適用される。これは、
上記カラー画像を合法化する方法の1つに従って、第2
カラー合法化器204と結びついて、第2調整ファクタ
発生器196によって行うことができる。
【0273】しかし、もう一度説明すると、接続チャン
ネル198を介して第2調整ファクタ発生器196によ
って与えられる調整ファクタは、接続チャンネル198
からの入力に調整ファクタを受信する第2調整ファクタ
・ソフト化器200によってソフト化される。この第2
ソフト化器はソフト化器156と実質的に同じ形式で実
装されるが、もう少し小さいウインドウ長を持つ。
【0274】このカラー信号サンプルは、第2接続チャ
ンネル202を介して第2カラー合法化器204に直接
供給される。この第2カラー合法化器は、第1カラー合
法化器162によって適用された同じ合法化方法を使っ
て調整ファクタを濾波する動作をする。このソフト化さ
れた調整ファクタは、チャンネル206を介して第2カ
ラー合法化器204の第2入力に供給される。
【0275】この第2カラー合法化器204は、このソ
フト化された調整ファクタをカラー信号サンプルと結合
し、第2カラー合法化器204の出力に最終的合法化さ
れたカラー信号サンプルを与える。これは、チャンネル
210を介して色差変換プロセッサ208の入力に供給
される。
【0276】もし、この合法化方法がRGB信号フォー
マットで適用されれば、第2カラー参照変換器182
は、これらの信号サンプルをYUV形式に変換はしない
であろうが、その合法化されたカラー信号サンプルはR
GB形式に留まり、第2カラー変換プロセッサ208に
よってYUVに変換されるであろう。この最終的なカラ
ー変換プロセッサ208はYUV形式の色差信号サンプ
ルを、等式(2)及び(3)に従って、YCrCb形式
に変換する。
【0277】このカラー変換プロセッサ208は、同様
にして、赤及び青クロミナンス信号サンプルを削減し
て、これら2つのクロミナンス信号サンプルのサンプリ
ング・レイトを持つ効果を持たせる動作をするので、プ
ロセッサ・チャンネル211の出力において、これらの
合法化されたカラー信号サンプルは再びCCIR−60
1_4:2:2フォーマットになる。
【0278】最後に、これらの合法化されたカラー信号
サンプルは、この合法化された4:2:2フォーマット
のカラー信号サンプルのコピーを2つの出力12、14
の各々に供給する動作をする複写器215によって複写
される。
【0279】図11に示された画像処理装置1からの他
の出力チャンネル19が、削減プロセッサ180からの
第2出力から与えられ、修正されたフラグを表すデータ
のコピーを提供する。これらの修正されたフラグは、図
3に示されたホスト制御プロセッサ16に供給され、こ
の制御プロセッサは可視表示ユニット20上に非合法で
あるカラー画像のそれらのピクセルの対応する位置及び
値の表現を表示する動作をする。
【0280】当業者には明らかなとおり、本発明の技術
思想を逸脱しない範囲で種々の実施形態がある。特に、
好ましい実施形態について色差成分を持つ色差信号サン
プルの形式で信号サンプルを参照して説明したが、この
画像処理装置はカラー・ビデオ画像を表すカラー信号サ
ンプルを如何なるフォーマットでも動作できることは明
らかであろう。
【0281】さらに、或機能を遂行するのに画像処理装
置が動作する形式で、本発明の実施例が説明されたが、
本発明の実施例は専用のハードウエアで実施できるが、
それに代えて、適正なソフトウエアを実行することによ
り実施例の態様の機能を満たすためにデータプロセッサ
又は1セットのデータプロセッサとして実施できること
が理解できるであろう。
【0282】従って、或データプロセッサ又は1セット
のデータプロセッサ上で実行された時、これらの特徴の
機能を備えたコンピュータ・プログラム、及びコンピュ
ータ・プログラムが保存される保存媒体は、本発明の観
点として心に描かれるであろう。
【0283】
【発明の効果】本発明の方法は、調整ファクタをソフト
化することにより、ソフト化しないで調整ファクタを適
用した場合に生じる歪みに加えて、エイリアシング誤り
に原因のある歪みのために非合法カラーが作られるのを
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】赤、緑、青色参照スペース内の色の3次元表現
を示す線図である。
【図2】色差信号スペース内の図1に示された3次元
赤、緑、青色参照スペースの3次元表現である。
【図3】カラーテレビジョン及びビデオ処理システムの
ブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態である図3に示された
画像処理装置の詳細ブロック図である。
【図5】CCIR−601 4:2:2フォーマットの
輝度及び色サンプルの関連付けの概念的表現を表す線図
である。
【図6】図4の画像処理装置に現れるカラーフォーマッ
トプロセッサのブロックである。
【図7】図6に現れるレイト変換器の更に詳しい表現の
ブロック図である。
【図8】図4に示された調整ファクタ・ソフト化器のブ
ロック図である。
【図9】入力信号サンプルに調整ファクタを適用する効
果を示す線図である。
【図10】図4に示された画像処理装置によって発生さ
れた調整ファクタのグラフィカル表現図であり、(a)
はソフト化器の適用前、(b)はソフト化器の適用後。
【図11】本発明の第2実施形態による画像処理装置の
ブロック図である。
【図12】図11に現れるオーバーサンプリング・プロ
セッサのブロック図である。
【図13】図12に現れるアップ・サンプル発生器のブ
ロック図である。
【図14】図13に示されたアップ・サンプル発生器に
よって作られた信号サンプルのグラフィカル表現図であ
る。
【図15】カラー参照変換器のブロック図である。
【図16】対応する軸上の色参照信号サンプルの成分の
グラフィカル表現図である。
【図17】図11に現れる調整ファクタ・プロセッサの
ブロック図である。
【図18】図11に現れる調整ファクタ・ソフト化器の
ブロック図である。
【図19】図18に現れるデマルチプレクサのブロック
図である。
【図20】図19に示されたデマルチプレクサによって
作られた信号サンプルのグラフィカル表現図である。
【図21】図18に現れるソフト化フィルタのブロック
図である。
【図22】図11に現れるカラー合法化器のブロック図
である。
【図23】図11に現れるデシメイト・プロセッサのブ
ロック図である。
【図24】図23に現れるデシメイトフィルタのブロッ
ク図である。
【図25】図11に現れるカラー反エイリアス・プロセ
ッサのブロック図である。
【符号の説明】
5・・・ チャンネル、 12・・・ 第1出力、14・・・ 第2
出力、 18・・・ 制御チャン ネル、 24・・・ カラー
・フォーマット・プロセッサ、26・・・ 色変換プロセッ
サ 、28・・・ 調整ファクタ発生器、 30・・・ 色合法
化器、39・・・ カラー・フォーマット・プロセッサ、4
0・・・ 信号複写器
フロントページの続き (72)発明者 ジェームス ヘンドリー マッキンタイア イギリス国 ハンプシャー,ベージングス トーク,チャインハム,エイジャックス クローズ 9 (72)発明者 クライブ ヘンリー ギラード イギリス国 ハンプシャー,ベージングス トーク,ケンプショット,ビターン クロ ース 14

Claims (55)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の合法カラー版を表す合法化された
    カラー信号サンプルを作るカラービデオ画像の少なくと
    も一部を表す入力信号サンプルを処理する方法であっ
    て、 入力信号サンプルと結合した時に、カラー・ビデオ画像
    の非合法ピクセルを合法カラー・ピクセルに変換する効
    果を持つ入力信号サンプルから調整ファクタを発生する
    ステップと、 この調整ファクタをソフト化して、上記調整ファクタを
    上記入力信号サンプルと結合することによって、上記ビ
    デオ画像の上記合法カラー版に作られる歪みを減らすス
    テップと、 上記ソフト化した調整ファクタを上記入力信号サンプル
    と結合して、上記合法化されたカラー信号サンプルを作
    るステップと、を含む入力信号サンプル処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、前記調
    整ファクタのソフト化ステップは、 適応された調整ファクタに対してビデオ画像内の位置と
    関連付けられた少なくとも1つの他の空間的に関連付け
    られたファクタに依存して、上記調整ファクタの少なく
    とも1つを適応させるステップを含む入力信号サンプル
    処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法において、上記少
    なくとも1つの他の調整ファクタの空間的関係は水平又
    は垂直である入力信号サンプル処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の方法において、前記調
    整ファクタをソフト化するステップは、その調整ファク
    タの振幅を少なくとも1つの隣接調整ファクタの振幅に
    依存して減少するステップを含む入力信号サンプル処理
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の方法において、前記調
    整ファクタをソフト化するステップは、 非加算混合器を使って前記調整ファクタを処理するステ
    ップを含む入力信号サンプル処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の方法において、 各ベース入力信号サンプルに対する少なくとも1つの余
    分な信号サンプルを発生することによって、入力信号サ
    ンプルのオーバーサンプルされたもの、及び上記ベース
    入力信号サンプル及び対応する上記少なくとも1つの余
    分な信号サンプルの各々に対して発生される調整ファク
    タを発生するステップと、 上記調整ファクタを上記入力信号サンプルのオーバー・
    サンプルされたものと結合することにより、上記合法化
    されたカラー信号サンプルのオーバー・サンプルされた
    ものを発生するステップと、を含む入力信号サンプル処
    理方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の方法において、前記調
    整ファクタをソフト化するステップは、 上記調整ファクタの各々に対して、ベース入力信号サン
    プル及び少なくとも1つの余分な信号サンプルと関連付
    けられた調整ファクタから、ベース入力信号サンプル又
    は関連付けられた少なくとも1つの余分の信号サンプル
    のどちらかに最も影響する少なくとも1つの関連付けら
    れた調整ファクタを選択するステップと、 それによって、入力信号サンプルのオーバーサンプルさ
    れたものを削減するステップを、調整ファクタを入力信
    号サンプルと結合するステップの前に、含む入力信号サ
    ンプル処理方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の方法において、前記調
    整ファクタを選択するステップが、 関連する調整ファクタが少なくとも1つの対応するベー
    ス入力信号サンプルと少なくとも1つの余分の信号サン
    プルを変える効果を持つかどうかを決め、もし、上記関
    連する調整ファクタのどちらも上記効果を持っていなけ
    れば、上記ベース入力信号サンプルに関連付けられた調
    整ファクタを選択するステップと、を含み、 前記オーバー・サンプルされたものを削減するステップ
    が、対応するベース入力信号サンプルを選択するステッ
    プとを含むことができる。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の方法において、前記少
    なくとも1つの余分の信号サンプルが、複数の余分の信
    号サンプルであり、前記合法化されたカラー信号サンプ
    ルが、上記入力信号サンプル上記オーバー・サンプルさ
    れたものを上記調整ファクタと結合することによって作
    られるベース及び余分信号サンプルを有するオーバー・
    サンプルされたものとして発生され、 上記方法が、上記ソフト化調整ファクタを前記入力信号
    サンプルと結合するステップの後に、前記合法化された
    カラー信号サンプルのオーバー・サンプルされたものを
    削減するステップを含む入力信号サンプル処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の方法において、前記
    合法化された信号サンプルを減少するステップの前に、 合法化されたカラー信号サンプルのオーバー・サンプル
    されたものを表すために使われるサンプリング周波数の
    1/4に実質的に等しいバンド幅を持つ反エイリアシン
    グ・フィルタを使って合法化されたカラー信号サンプル
    を濾波するステップを含む入力信号サンプル処理方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の方法において、 合法化されたカラー信号サンプルのオーバー・サンプル
    されたものを濾波するステップが、 上記ベース合法化カラー信号サンプルの少なくとも1つ
    及び関連する余分の合法化されたカラー信号サンプルの
    各々が、ソフト化された調整ファクタと結合される時
    に、対応する入力信号サンプルに関して変化したか否か
    を決定し、複数の対応する入力信号サンプルの少なくと
    も1つが、少なくとも1つのベース及び関連する余分の
    合法化されたカラー信号サンプルに関して、変化したか
    どうかを決定するステップと、 上記反エイリアシング・フィルタを使って、上記少なく
    とも1つ及び上記関連した余分の合法化されたカラー信
    号サンプルを濾波するか、上記少なくとも1つのベース
    及び上記余分の合法化されたカラー信号サンプルのどち
    らも変化していなければ、上記複数の合法化されたカラ
    ー信号サンプル及び上記余分のカラー信号サンプルを濾
    波するステップをバイパスする他のステップと、を含む
    入力信号サンプル処理方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の方法において、 合法化されたカラー信号サンプル及び合法化された余分
    のカラー信号サンプルが、上記反エイリアシング・フィ
    ルタの拘束長に対応する入力信号サンプル処理方法。
  13. 【請求項13】 請求項8に記載の方法において、 上記合法化されたカラー信号サンプルのオーバー・サン
    プルされたものを削減するステップが、 ベース合法化カラー信号サンプルの各々と、該ベース合
    法化カラー信号サンプルに関連付けられた余分の合法化
    カラー信号サンプルが、調整ファクタと結合する時、対
    応する入力信号サンプルに関して変化したか否か、及び
    前記合法化されたカラー信号サンプルに関して上記各ベ
    ース及び関連する余分のカラー信号サンプル変化したか
    否かを決めるステップと、 上記ベース及び余分な合法化信号サンプルのベース・サ
    ンプルを濾波し選択して、対応する削減された合法化さ
    れたカラー信号サンプルを形成するステップと、 もし、前記各ベース及び前記関連した余分の合法化され
    たカラー信号サンプルのどれもが変わらなければ、前記
    関連付けられた余分の合法化されたカラー信号サンプル
    を無視し、前記各合法化されたカラー信号サンプルから
    前記削減された信号サンプルを形成するステップを含む
    入力信号サンプル処理方法。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の方法において、 前記合法化されたカラー信号サンプルの前記オーバー・
    サンプルされたものを削減するステップが、 前記削減された合法化カラー信号サンプルに依存した他
    の調整ファクタを発生するステップと、 前記他の調整ファクタを削減された合法化されたカラー
    信号サンプルと結合するステップとを含む入力信号サン
    プル処理方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の方法において、 前記他の調整ファクタを前記削減され合法化されたカラ
    ー信号サンプルと結合するステップの前に、前記他の調
    整ファクタをソフト化する他のステップを含む入力信号
    サンプル処理方法。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載の方法において、上記
    調整ファクタを発生するステップが、 上記調整ファクタの各々を量子化閾値と比較するステッ
    プと、 該比較に依存して、上記調整ファクタを、上記入力信号
    サンプルと結合した時、そのファクタが影響を及ぼさな
    い値に設定するステップとを含む入力信号サンプル処理
    方法。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載の方法において、前記
    調整ファクタを発生するステップが、 各調整ファクタをバイアス付与定数と結合することによ
    って、調整ファクタを予め処理するステップを含む入力
    信号処理方法。
  18. 【請求項18】 請求項1に記載の方法において、 前記入力サンプルが輝度と2つの色差成分を有する色差
    信号サンプルである入力信号サンプル処理方法。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の方法において、調
    整ファクタを前記入力信号サンプルと結合するステップ
    が、 入力色差信号サンプルを赤、緑、青光の3つの直交カラ
    ー参照軸に関する値を有するカラー参照信号サンプルに
    変換するステップと、 上記カラー参照信号サンプルを上記調整ファクタと結合
    するステップと、 上記結合されたカラー参照信号サンプルを色差信号サン
    プルに変換するステップとを含む入力信号サンプル処理
    方法。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の方法において、 入力色差信号サンプルをカラー参照信号サンプルに変換
    するステップは、調整ファクタが発生される前に遂行さ
    れ、 本方法は、反対極性を持つ2つの実質的に等しい最大値
    の間のスケール上でカラー参照信号サンプルをユニポー
    ラ形式からバイポーラ形式に変換するステップを含む、
    但し、この調整ファクタは、上記バイポーラ形式の上記
    カラー参照信号サンプルに対して発生される入力信号サ
    ンプル処理方法。。
  21. 【請求項21】 請求項1に記載の方法において、前記
    調整ファクタはスケーリング・ファクタであり、その調
    整ファクタを入力信号サンプルと結合するステップは、
    調整ファクタを入力信号サンプルに乗算することを含む
    入力信号サンプル処理方法。
  22. 【請求項22】 請求項1に記載の方法において、前記
    調整ファクタをソフト化するステップは、 前記調整ファクタの感知を反対にし、該調整ファクタを
    ソフト化するステップの後に、前記調整ファクタの感知
    を反転するステップを遂行する入力信号サンプル処理方
    法。
  23. 【請求項23】 画像の合法カラー版を表す合法化され
    たカラー信号サンプルを作るカラービデオ画像の少なく
    とも一部を表す信号サンプルを処理する動作をする画像
    処理装置であって、 入力信号サンプルと結合した時に、カラー画像の非合法
    カラー・ピクセルを合法カラー・ピクセルに変換する効
    果を持つ複数の調整ファクタを発生する動作をする調整
    ファクタ発生器と、 前記調整ファクタをソフト化して、上記調整ファクタを
    上記入力信号サンプルと結合した時に、上記合法カラー
    ・ビデオ画像に作られる歪みを実質的に減らす動作をす
    る調整ファクタ・ソフト化器と、 上記ソフト化器と結合され、上記ソフト化した調整ファ
    クタを上記入力信号サンプルと結合して、上記合法化さ
    れたカラー信号サンプルを作る動作をするカラー合法化
    器と、を備えた入力信号サンプル処理装置。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の装置において、前
    記調整ファクタのソフト化器は、 適応された調整ファクタに対してビデオ画像内の位置と
    関連付けられた少なくとも1つの他の空間的に関連付け
    られたファクタに依存して、上記調整ファクタを適応さ
    せる動作をする非加算ミキサを備えた入力信号サンプル
    処理装置。
  25. 【請求項25】 請求項23に記載の装置において、上
    記少なくとも1つの他の調整ファクタの空間的関係が、
    ビデオ画像内の隣接水平又は垂直位置に対応する入力信
    号サンプル処理装置。
  26. 【請求項26】 請求項23に記載の装置において、 各ベース入力信号サンプルに対して、少なくとも1つの
    余分の信号サンプルを発生することにより、入力信号サ
    ンプルのオーバー・サンプルされたものを発生する動作
    をするオーバー・サンプリング・プロセッサを備え、 上記調整ファクタ発生器が上記ベース入力信号サンプル
    及び前記少なくとも1つの余分の信号サンプルの各々に
    対する調整ファクタを発生する動作をし、前記カラー合
    法化器が、前記調整ファクタを前記入力信号サンプルの
    オーバー・サンプルされたものと結合することによっ
    て、前記合法化されたカラー信号サンプルのオーバー・
    サンプルされたものを作る動作をする、画像処理装置。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載の装置において、前
    記調整ファクタ・ソフト化器が、 上記調整ファクタの各々に対して、ベース入力信号サン
    プル及び少なくとも1つの余分な信号サンプルと関連付
    けられた調整ファクタから、上記ベース入力信号サンプ
    ル又は関連付けられた少なくとも1つの余分の信号サン
    プルのどちらかに最も影響する少なくとも1つの関連付
    けられた調整ファクタを選択する動作をする画像処理装
    置。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の装置に於いて、前
    記調整ファクタソフト化器が複数の段を有し、各段が前
    記調整ファクタの1つを保存する動作をし、これらの調
    整ファクタが順次供給されるシフトレジスタと、 対応する入力信号サンプルと結合する時、最も効果を持
    つ該シフト・レジスタの複数の段に保存された調整ファ
    クタの1つを選択する動作をする前記シフト・レジスタ
    に結合された非適合プロセッサと、を備え、ソフト化さ
    れた調整ファクタを形成するために、最も効果を持つ前
    記調整ファクタが使われる画像処理装置。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載の装置において、前
    記選択フィルタが、ウインドウ・ファンクションの対応
    する複数の係数の1つを備えたシフト・レジスタに保存
    された複数の調整ファクタをスケールする動作をするウ
    インドウ・スケーリング・プロセッサを有する画像処理
    装置。
  30. 【請求項30】 請求項28に記載の装置において、前
    記選択フィルタが、 前記調整ファクタを、該選択フィルタに供給された調整
    ファクタのセンスを反転したセンスに変換する動作をす
    る前記シフト・レジスタの入力に結合された逆感知プロ
    セッサと、前記ソフト化された調整ファクタの反転セン
    スを有効にし、もって、選択フィルタに供給された時、
    ソフト化された調整ファクタがもう一度調整ファクタの
    スケール上に表される動作をする非適応プロセッサの出
    力に結合された第2反転センス・プロセッサと、を備え
    た画像処理装置。
  31. 【請求項31】 請求項28に記載の装置において、 調整ファクタ・ソフト化器が、少なくとも1つの他の選
    択フィルタと、信号サンプル・プロセッサを含み、該信
    号サンプル・プロセッサが調整ファクタを受信し、第1
    版に関して遅延された版であり、前記少なくとも1つの
    他の選択フィルタに対応して供給される調整ファクタの
    少なくとも1つの他の版を発生する動作をし、前記選択
    フィルタが、入力信号サンプルのオーバー・サンプルさ
    れたものの余分の入力信号サンプルと結合するために、
    余分のソフト化された調整ファクタを発生する画像処理
    装置。
  32. 【請求項32】 請求項26に記載の装置において、前
    記カラー合法化器が、調整ファクタ・ソフト化器から受
    信したソフト化された調整ファクタのサンプリング・レ
    イトと入力信号サンプルのオーバー・サンプルされたも
    ののサンプリング・レイトにマッチする手段を有し、そ
    れによって、前記余分の入力信号サンプルの数が余分の
    調整ファクタの数にマッチするようになった画像処理装
    置。
  33. 【請求項33】 請求項26に記載の装置において、 前記オーバー・サンプリング・プロセッサによって発生
    された少なくとも1つの余分の入力信号サンプルが、複
    数の余分の入力信号サンプルであり、 前記画像処理装置が、更に前記合法化されたカラー信号
    サンプルを削減して、ベース入力信号サンプルの周波数
    に対応するサンプリング周波数を持つ合法化された信号
    サンプルを作る動作をするカラー合法化器に結合された
    削減プロセッサを含む画像処理装置。
  34. 【請求項34】 請求項26に記載の装置であって、前
    記カラー合法化器と前記削減プロセッサの間に結合され
    た反エイリアシング・プロセッサを含み、該削減プロセ
    ッサが前記削減フィルタによって削減される前に前記合
    法化されたカラー信号サンプルのオーバー・サンプルさ
    れたものを濾波する動作をする画像処理装置。
  35. 【請求項35】 請求項34に記載の装置において、前
    記反エイリアシング・プロセッサが下記の動作をする、
    即ち、 前記ソフト化調整ファクタと結合された時、前記べース
    合法化カラー信号サンプルの少なくとも1つと関連する
    余分の合法化カラー信号サンプルの各々が、対応する入
    力信号サンプルに関して変更され、 もし、少なくとも1つのベース及び関連した余分の合法
    化されたカラー信号サンプルに関して、前記対応する入
    力信号サンプルの少なくとも1つが変更されたならば、
    前記反エイリアシング・プロセッサが、 反エイリアシング・フィルタを使って、前記少なくとも
    1つ及び前記関連した余分の合法化されたカラー信号サ
    ンプルを濾波し、また、もし上記少なくとも1つのベー
    ス及び前記余分の合法化されたカラー信号サンプルが変
    化していれば、 反エイリアシング濾波動作をバイパスして、前記少なく
    とも1つ及び前記関連した余分の合法化されたカラー信
    号サンプルを前記反エイリアシング・プロセッサの出力
    に供給する動作をする画像処理装置。
  36. 【請求項36】 請求項35に記載の装置において、前
    記少なくとも1つのベース合法化カラー信号サンプル及
    び前記余分のカラー信号サンプルが、前記反エイリアシ
    ング・フィルタの拘束長に対応する画像処理装置。
  37. 【請求項37】 請求項33に記載の装置において、 前記削減プロセッサが、下記の動作をする、即ち、 前記ベース合法化カラー信号サンプルと、前記ベース合
    法化カラー信号サンプルと関連付けられた前記余分の合
    法化されたカラー信号サンプルの各々が、前記調整ファ
    クタと結合された時、対応する入力信号サンプルに関し
    て、変更されたか否かを決定し、 もし、少なくとも1つの前記各ベース及び関連した余分
    の入力信号サンプルが前記合法化されたカラー信号サン
    プルに関して、変化していれば、 前記ベース及び前記関連した余分の合法化されたカラー
    信号サンプルを濾波し、削減して、対応する削減された
    合法化された信号サンプルを形成し、 もし、前記各ベース及び前記関連する余分の合法化され
    たカラー信号サンプルのどちらも変更されていなけれ
    ば、 前記関連する余分の合法化されたカラー信号サンプルを
    捨てて、前記ベース合法化カラー信号サンプルから前記
    削減された信号サンプルを形成する動作をする画像処理
    装置。
  38. 【請求項38】 請求項23に記載の装置であって、更
    に、 他の調整ファクタ発生器と、 前記削減器の出力に各々が結合された他のカラー合法化
    器とを備え、前記他の調整ファクタ発生器が、他の調整
    ファクタを前記削減合法化カラー信号サンプルと結合す
    る動作をする画像処理装置。
  39. 【請求項39】 請求項38に記載の装置であって、前
    記他の調整ファクタ発生器と前記他のカラー合法化器と
    の間に結合された他の調整ファクタ・ソフト化器を備
    え、 該ソフト化器が、前記他の調整ファクタと適応して、前
    記他の調整ファクタを前記合法化されたカラー信号サン
    プルと結合することに起因する歪みを減らす動作をし、
    ソフト化された他の調整ファクタが前記他のカラー合法
    化器に供給され、前記削減された合法化されたカラー信
    号サンプルと結合され、最終的な合法化されたカラー信
    号サンプルを作る画像処理装置。
  40. 【請求項40】 請求項23に記載の装置において、前
    記調整ファクタ発生器が、 計算器が受信する前記入力信号サンプルに依存して前記
    調整ファクタを発生するように動作する調整ファクタ計
    算器と、 前記計算器から受信した調整ファクタを予め処理し、該
    予め処理された調整ファクタを前記調整ファクタ発生器
    の出力に供給する動作をする前記調整ファクタ計算器の
    出力に結合された調整ファクタ・プレプロセッサと、 を備えた画像処理装置。
  41. 【請求項41】 請求項40に記載の装置において、前
    記調整ファクタ・プレプロセッサが、 前記調整ファクタの各々を量子化閾値と比較し、前記比
    較に依存して前記入力信号サンプルと結合された時、前
    記ファクタが影響を及ぼさない値に前記調整ファクタを
    セットする動作をする量子化フィルタである画像処理装
    置。
  42. 【請求項42】 請求項40に記載の装置において、前
    記調整ファクタ・プレプロセッサが、 前記調整ファクタの各々をバイアス定数と結合する動作
    をするプレバイアス・アダプタである画像処理装置。
  43. 【請求項43】 請求項23に記載の装置において、前
    記入力信号サンプルが、輝度と2つの色差成分を有する
    色差信号である画像処理装置。
  44. 【請求項44】 請求項43に記載の装置であって、入
    力信号サンプルを色差信号サンプルの形式に変換するこ
    とにより赤、緑、青光に対応する成分を持つカラー参照
    信号サンプルの形式で前記入力信号サンプルの1版を発
    生する動作をする前記調整ファクタ発生器と動作上の関
    係において結合されたカラーフォーマット・プロセッサ
    を備えた画像処理装置。
  45. 【請求項45】 請求項23に記載の装置において、前
    記入力信号サンプルが、赤、緑及び青光に対応する成分
    を持つピクセル値を表すカラー参照信号サンプルである
    画像処理装置。
  46. 【請求項46】 請求項44に記載の装置であって、前
    記調整ファクタ発生器及び前記カラー合法化器がカラー
    参照形式で受信する前に前記入力信号サンプルを受信す
    るように配列されたカラー・バイポーラ化プロセッサで
    あって、該バイポーラ化プロセッサが前記入力カラー参
    照信号サンプルをユニポーラ形式から反対極性の実質的
    に等しい最大値の間のスケール上のバイポーラ形式に変
    換するカラー・バイポーラ化プロセッサと、 上記カラー合法化器の出力に結合され、前記合法化され
    たカラー信号サンプルがカラー参照信号サンプルの形で
    ある場合には、逆バイポーラ化プロセッサが前記合法化
    された信号サンプルを前記バイポーラから前記ユニポー
    ラ形式に変換する動作をする画像処理装置。
  47. 【請求項47】 請求項23に記載の装置において、前
    記調整ファクタが、0と1の間のスケーリング・ファク
    タであり、前記カラー合法化器が前記スケーリング・フ
    ァクタを上記入力信号サンプルに乗算する動作である画
    像処理装置。
  48. 【請求項48】 請求項1に記載の入力信号サンプルを
    処理する方法に実質的に対応する複数の命令を持つコン
    ピュータ・プログラム。
  49. 【請求項49】コンピュータ・プログラムが保存された
    コンピュータ可読キャリアを含むコンピュータ・プログ
    ラム製品であって、コンピュータ上にロードされた時、
    請求項1に記載の方法のステップを遂行するコンピュー
    タ・プログラム製品。
  50. 【請求項50】 請求項48に記載のコンピュータ・プ
    ログラムでプログラムされたコンピュータ。
  51. 【請求項51】 添付図面を参照してここに説明した入
    力信号サンプルを処理する方法。
  52. 【請求項52】 添付図面を参照して上記に説明した画
    像処理装置。
  53. 【請求項53】 上記画像の合法カラー版を表す合法化
    された信号サンプルを作るカラービデオ画像少なくとも
    1部を表す入力信号サンプルを処理する方法であって、
    該方法が下記のステップを含む、即ち、 前記入力信号サンプルから調整ファクタを発生するステ
    ップであり、前記入力信号サンプルと結合された時、前
    記カラービデオ画像の非合法カラーピクセルを合法カラ
    ーピクセルに変換する効果を持つようにするステップ
    と、 上記調整ファクタを上記入力信号サンプルと結合して、
    前記合法化されたカラー信号サンプルを作り、前記入力
    信号が輝度と第1及び第2色差成分を有する色差信号で
    あり、これらの色差成分が第1、第2及び第3カラー参
    照成分を表すようにするステップと、 調整ファクタを発生するステップが、 非合法ピクセルを固定輝度成分に対する前記第1及び第
    2色差成分の少なくとも1つの最大合法値を持たせる効
    果を持つ値に従って第1及び第2中間ファクタを発生す
    るステップと、 前記少なくとも1つの前記最大合法第1及び第2色差成
    分に対して、対応する第3カラー参照値を計算し、もし
    前記第3カラー参照値が非合法であれば、前記第3カラ
    ー参照成分を合法にする効果を得るように、前記中間フ
    ァクタをスケーリングすることにより、前記第1及び第
    2クロミナンス成分に対する前記調整ファクタを形成す
    るステップとを含む入力信号サンプル処理方法。
  54. 【請求項54】 請求項53に記載の方法に従って動作
    する画像処理装置。
  55. 【請求項55】 カラービデオ画像の少なくとも一部を
    表すビデオ信号サンプルを再生する動作ができるビデオ
    再生装置と、 上記ビデオ信号サンプルを処理して、上記画像の合法カ
    ラー版を表す合法カラー信号サンプルを作る動作をする
    画像処理装置と、を備え、上記画像処理装置が、 上記入力信号サンプルと結合した時、上記カラー画像の
    非合法カラーピクセルを合法カラー・ピクセルに変換す
    る効果を持つ複数の調整ファクタを発生する動作をする
    調整ファクタ発生器と、 前記調整ファクタをソフト化し、それによって、前記合
    法カラービデオ画像中に作られた歪みが、上記調整ファ
    クタを上記入力信号サンプルと結合する時、実質的に減
    少されるようにする調整ファクタ・ソフト化器と、 前記ソフト化された調整ファクタを前記入力信号サンプ
    ルと結合し、合法化されたカラー信号サンプルを作る動
    作をする、前記ソフト化器に結合されたカラー合法化器
    と、を備えたビデオ信号処理システム。
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