JP2001085912A - Rf遷移、rf回路、および導波管伝送線路で伝搬するエネルギをマイクロストリップ伝送線路で伝搬するエネルギに結合させるための方法 - Google Patents

Rf遷移、rf回路、および導波管伝送線路で伝搬するエネルギをマイクロストリップ伝送線路で伝搬するエネルギに結合させるための方法

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JP2001085912A JP2000246376A JP2000246376A JP2001085912A JP 2001085912 A JP2001085912 A JP 2001085912A JP 2000246376 A JP2000246376 A JP 2000246376A JP 2000246376 A JP2000246376 A JP 2000246376A JP 2001085912 A JP2001085912 A JP 2001085912A
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Jonathan Bruce Hacker
ジョナサン・ブルース・ハッカー
Emilio A Sovero
エミリオ・エイ・ソベロ
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Boeing Co
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P5/00Coupling devices of the waveguide type
    • H01P5/08Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices
    • H01P5/10Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices for coupling balanced lines or devices with unbalanced lines or devices
    • H01P5/107Hollow-waveguide/strip-line transitions

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  • Waveguides (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導波管伝送線路で伝搬するエネルギをモノリ
シックマイクロ波集積回路(MMIC)で伝搬するエネ
ルギに結合させるためのRF遷移を提供する。 【解決手段】 このRF遷移20は、背面にメタライゼ
ーションを有し、正面にマイクロストリップ28を有す
るMMIC基板26を含む。背面メタライゼーションは
絞り32を規定し、マイクロストリップ28は絞り32
に近接して形成されるマイクロストリップフィード30
を含む。RF遷移20はまた、絞り32のまわりのメタ
ライゼーション層で終わる導波管34を含み、それによ
って導波管34で伝搬するエネルギをマイクロストリッ
プ28で伝搬するエネルギに変換する。本発明により、
壊れやすく薄い基板、および高周波装置のより小さな装
置部品を有する場合でも、ミリメートル波周波数などの
より高いRF周波数での導波管からMMICへの遷移を
構築することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】1GHzから100GHzの間の周波数
で動作する電磁システムは、多種多様の通信、レーダ、
リモートセンシングおよびその他への適用に採用されて
いる。これらのシステムのフロントエンドは、典型的に
は、さまざまな機能をもたらすRF信号処理回路を含
む。このRF回路は、方形導波管、マイクロストリッ
プ、およびストリップライン伝送線路を含む、種々の伝
送媒体において実現され得る。マイクロストリップ構造
物は、離散型マイクロ波集積回路(MIC)およびモノ
リシックマイクロ波集積回路(MMIC)の両方におい
て広く採用される。
【0002】MICおよびMMIC回路は、小さなサイ
ズ、高レベルの回路集積化、および半導体制御装置の組
込を要求する適応例において有用である。MICおよび
MMIC回路はマイクロストリップ伝送線路を採用し、
これらは典型的には、導電性の接地面によって支持され
る一定の厚さのMMIC基板上に堆積される薄い導電ス
トリップを含む。RFエネルギは、マイクロストリップ
中を、準TEMモードで伝搬する。一方、導波管構造物
は、低い回路損失または高いパワーハンドリングの要求
が、設計の要求より優位を占める場合に採用される。R
FエネルギはTEおよび/またはTMモードで導波路を
介して伝搬する。
【0003】多くの電磁システムにおいて、導波管伝送
媒体からMMIC媒体への遷移が必要とされる。TEモ
ードまたはTMモードのエネルギを準TEMモードのエ
ネルギに変換することは本来困難であるので、MMIC
/導波管の遷移は簡単には達成されない。より高いRF
周波数(たとえばミリメートル波周波数)で動作するシ
ステムによって決定される薄いMMIC基板のジオメト
リは、結果的に、壊れやすいMMIC構造物を生じるこ
とが多く、よってRF遷移の設計作業はさらに複雑にな
る。
【0004】MMICまたはMIC―導波管の遷移の設
計に対する現存のアプローチの1つは、ゲラー(Gelle
r)他に対する米国特許第4,636,753号(「ゲ
ラー」)に開示される。ゲラーは、方形の導波管内に、
その導波管の狭い壁に平行な面において、長さ方向に挿
入された薄い金属化基板を開示する。この基板の金属化
表面上で、導波管モードからスロットラインモードへの
フィンライン遷移が形成される。広帯域バルンが基板上
に形成され、スロットラインモードのエネルギを、基板
上に形成されたマイクロストリップで伝搬するエネルギ
へ変換する。MMICまたはMIC構成要素は、それぞ
れ基板上に形成されるか、または装着され、マイクロス
トリップによって給電される。この装置は、導波管の伝
搬方向に関して対称であるので、導波管からのおよび導
波管への両方のMIC遷移が基板上にもたらされる。ゲ
ラーによって開示された技術は、たとえば、フィンライ
ン遷移を組み入れ、かつ空の方形導波管の狭い壁に平行
な一部に基板を挿入する、基板上のMICまたはMMI
C増幅器を形成することによって導波管増幅器を構築す
る際に、有用となるかもしれない。耐性要求およびワイ
ヤボンド接続の使用により、ゲラーの技術はより低いマ
イクロ波周波数の適用に限定されている。
【0005】MIC―導波管の遷移の一例は、ガマンド
(Gamand)他に対する米国特許第5,414,394号
(「ガマンド」)によって提供され、これは、基板の一
方側に形成されたマイクロストリップと、基板に垂直に
配向され、かつフィールドプローブとして作用するマイ
クロストリップの端部近傍で終わる導波管とを開示す
る。導波管からマイクロストリップへの遷移は、プロー
ブの近傍で導波管の直径を短縮し、導波管キャビティの
端部をプローブから4分の1波長の距離に位置づけるこ
とにより、達成される。マイクロストリップを有する基
板は、この遷移において導電性の導波管の壁を与える、
複数部分を有する金属ハウジングアセンブリに形成され
るチャネルとなる。このハウジングはまた、基板上にも
延び、その上に形成された回路を保護する。
【0006】別の導波管遷移のアプローチでは、MMI
C回路および別の導波管/マイクロストリップ遷移を、
MICパッケージの共通基板に取付け、これら2つの基
板をリボン溶接またはワイヤボンディングにより相互接
続する。この一般的なMIC技術は、より低い周波数で
は広く用いられるが、より高い周波数(たとえばミリメ
ートル波周波数)では、リボン溶接およびワイヤボンデ
ィングの寄生容量が著しくなるので、RF性能が悪くな
る。
【0007】導波管−MMICの遷移をもたらす既存の
アプローチは、より高いRF周波数(たとえばミリメー
トル波周波数)に対してはうまく合わせることができな
い。これは、より高周波数の装置は、基板がより薄く、
装置の構成がより小さいことにより、装置がより壊れや
すいものになるからである。さらに、高周波数の装置を
製造するために要求される製造公差により、複数の複合
ハウジング部分のアライメントがより難しくなり、さら
に、分離した基板を、MICの実現において、ワイヤボ
ンディングまたはリボン溶接で相互接続するが必要があ
るので、より高い周波数におけるRF性能は低下する。
【0008】
【発明の概要】本発明に従って、導波管伝送線路で伝搬
するエネルギをマイクロストリップ伝送線路で伝搬する
エネルギに結合させるための、RF遷移が提供される。
このRF遷移は、裏面にメタライゼーションを有するM
MIC基板と、表面のマイクロストリップとを含む、マ
イクロストリップ構造物を含む。この裏面のメタライゼ
ーションは絞りを規定し、マイクロストリップは、この
絞りに近接して形成されたマイクロストリップフィード
を含む。本発明のRF遷移はまた、絞りのまわりのメタ
ライゼーション層で終わる導波管も含み、それによって
導波管で伝搬するエネルギをマイクロストリップで伝搬
するエネルギに変換する。この独特な構造の結果、RF
遷移は、より高いRF周波数(たとえばミリメートル波
周波数)で優れたRF性能をもたらす。さらに、本発明
のRF遷移は、頑丈で製造可能なパッケージにおいて、
より高いRF周波数(たとえばミリメートル波周波数)
で、導波管によって信号を通信するように適合されるR
F回路の構築を可能にする。
【0009】一実施例では、RF遷移のMMIC基板
は、シリコン、砒化ガリウム、リン化インジウムなどの
半導体材料であり、RF信号処理回路は基板上にモノリ
シックに形成される。本発明はしたがって、薄く壊れや
すいMMIC回路に対して頑丈で製造可能な高性能のR
F遷移を提供する。
【0010】導波管と連結し、かつ導波管で信号を通信
するように適合されたRF回路もまた、本発明によって
提供される。このRF回路は、導波管を終わらせ、かつ
導波管で伝搬するエネルギをマイクロストリップで伝搬
するエネルギに変換するように適合された、マイクロス
トリップ構造物を含む。ある有利な実施例に従うと、R
F回路は、マイクロストリップ構造物の一部として形成
された、RF回路などの電子回路を含む。
【0011】本発明はさらに、導波管で伝搬するエネル
ギをマイクロストリップで伝搬するエネルギと結合させ
るための方法を提供する。本発明によれば、この方法
は、マイクロストリップ構造物を設けるステップと、こ
のマイクロストリップ構造物の裏面のメタライゼーショ
ンによって形成された絞りにおいて導波管を終わらせる
ことにより、導波管で伝搬するエネルギをマイクロスト
リップ構造物で伝搬するエネルギに変換するステップと
を含む。ある有利な実施例では、この方法はさらに、マ
イクロストリップ構造物をRF信号処理サブシステムに
統合するステップを含む。
【0012】本発明のRF遷移は、したがって、頑強で
製造可能な遷移設計をもたらすことにより、より高いR
F周波数(ミリメートル波周波数など)での優れたRF
性能に必要な精密な寸法公差および薄い基板の場合でさ
え、先行技術のRF遷移が本来有する限界を克服する。
さらに、本発明のRF遷移は、ワイヤボンディングまた
はリボン溶接なしに達成されるので、RF性能が向上す
る。
【0013】
【詳細な説明】本発明は、これ以降、本発明の好ましい
実施例を示す添付の図面を参照してより完全に述べられ
る。しかしながら、この発明は多種多様な形態で具体化
され得るものであり、ここに述べる実施例に限定して解
釈されるべきではなく、これらの実施例は、この開示を
完成させ、完全なものにし、また当業者に本発明の範囲
を十分伝えるように、提供されるものである。全体を通
じて、同様の参照番号は同様の要素を示す。
【0014】本発明の一実施例に従ったRF遷移20の
斜視図が図1に示される。このRF遷移は、MMIC基
板26上に形成されたRF回路24を含むマイクロスト
リップ構造物22を含む。マイクロストリップ構造物2
2はまた、マイクロストリップジオメトリを有するRF
伝送線路も提供する。これに関して、細線のメタライゼ
ーションがMMIC基板26の第2の面に堆積されてマ
イクロストリップ28を形成し、接地面などのメタライ
ゼーション層が基板の対向する第1の面に形成される。
動作においては、RF信号はマイクロストリップ構造物
22によって、RF回路およびマイクロストリップ構造
物の他の構成へ、またそれらから伝達される。当業者に
は公知のように、MMIC基板26の第1の面は、典型
的には、接地面を形成するために裏面メタライゼーショ
ンが上に堆積される基板の裏面によって形成される。同
様に、当該技術分野では周知のように、MMIC基板の
第2の面は、上にマイクロストリップ28が形成される
基板の表面によって形成される。
【0015】本発明のRF遷移20では、マイクロスト
リップ構造物22で伝搬するRFエネルギが、マイクロ
ストリップ28に近接して形成されたマイクロストリッ
プフィード30を介して、MMIC基板の裏面のメタラ
イゼーション層に形成された絞り32を通じて、導波管
34に結合される。図2に関連してより詳細に論じられ
るように、導波管34は、絞り32のまわりの裏面メタ
ライゼーションと整合し、そこで終わる。この導波管
は、繰返し可能な、低損失のマイクロストリップフィー
ドへのエネルギの結合をもたらすために、好ましくは、
導電性エポキシで裏面メタライゼーション層にはんだ付
けまたはボンディングされている。当該技術分野で公知
のように、本発明の範囲から離れることなく導波管を裏
面メタライゼーション内で終わらせるための他の技術を
採用してもよい。
【0016】絞りに対するマイクロストリップフィード
30のジオメトリは、本発明のRF遷移の性能に対して
重要である。マイクロストリップフィード30、絞り3
2、およびMMIC基板26の寸法および特徴により、
マイクロストリップ構造物と導波管との間のインピーダ
ンス整合が決定され、また、通常、RF遷移20のRF
性能も決定される。絞り32は導波管34と同軸である
のが好ましく、マイクロストリップフィード30は、絞
り32および導波管34の両者に対して対称に位置づけ
られることが好ましい。マイクロストリップフィード3
0の特徴および寸法の調整は、RF遷移を同調させて、
特定の狭いRF周波数範囲にわたって動作させるため
に、またはRF遷移20が動作する帯域を広げるため
に、用いられ得る。
【0017】本発明のRF遷移20の有利な一実施例が
図2に示され、これは、キャビティ40を含むRF遷移
の側面図である。キャビティ40は導波管34を終わら
せ、MMIC基板26の表面に近接したマイクロストリ
ップ構造物22に装着される。キャビティ40は、好ま
しくは、絞り32および導波管34に対して対称に位置
づけられる。結合を最適化するために、キャビティ40
の寸法は、すべてのキャビティの共振周波数がRF遷移
20の設計帯域の外になるように調整される。導波管3
4およびキャビティ40は、好ましくは、図2に示すよ
うに、基板26の端縁をいくらか越えて延びる。キャビ
ティ40は、したがって、従来技術で公知のように、導
電性エポキシによって、基板を越える領域において導波
管34の端部にはんだ付けされるか、またはボンディン
グされる。キャビティ40はまた、導電性エポキシを用
いて、図2に示すように、MMIC基板26の表面の部
分にはんだ付けされるか、またはボンディングされる。
キャビティ40は、導波管34をより効果的に終わらせ
ることにより、RF遷移の結合性能を向上させるという
役割を果たす。
【0018】本発明のRF遷移20の有利な一実施例で
は、MMIC基板26は、当業者には公知のように、半
導体材料を含み、RF回路24は基板上にモノリシック
に形成される。半導体材料は、シリコン、砒化ガリウ
ム、リン化インジウム、またはMMICおよび従来技術
で公知の電子回路のモノリシックな形成に好適な他の材
料を含み得る。
【0019】本発明の有利な一実施例に従ったMMIC
―導波管のRF遷移20の平面図が図3に示され、ここ
では、好ましい一実施例のマイクロストリップフィード
のジオメトリの詳細が示される。マイクロストリップフ
ィード30は、好ましくは、図3に示すように、裏面絞
り32にわたって延び、マイクロストリップ放射状スタ
ブ36で終わる。2つの対向するマイクロストリップア
ーム38が、好ましくは、図3に示すように、マイクロ
ストリップフィード30の絞り32に近接し、かつ絞り
32の中心に対してマイクロストリップ放射状スタブに
対向する部分から延びる。マイクロストリップフィード
30、マイクロストリップ放射状スタブ36、およびマ
イクロストリップアームの寸法は、特定のRF動作周波
数で高性能のRF遷移をもたらすように、導波管、絞り
開口およびキャビティの寸法に関連して注意深く選択さ
れる。たとえば、中心周波数100GHzで動作するよ
うに設計された有利な一実施例では、それぞれ、砒化ガ
リウムで作られた基板は厚さ3ミル(0.76×10-4
m)および誘電率12.8であり、導波管34の内部寸
法は10ミル(2.54×10-4m)×5ミル(1.2
7×10-4m)であり、キャビティ40の内部寸法は1
30ミル(3.30×10-3m)×100ミル(2.5
4×10-3m)×25ミル(6.35×10-4m)であ
り、マイクロストリップフィード30の幅は5ミル
(1.27×10-4m)であり、マイクロストリップア
ーム38の長さおよび幅は、それぞれ28ミル(7.1
1×10-4m)および0.37ミル(9.4×10
-6m)であり、絞り32の寸法は、20ミル(5.08
×10-4m)×50ミル(1.27×10-3m)であ
る。結果として生じるRF遷移20は、中心を100G
Hzとする7GHzの帯域幅となり、その帯域幅にわた
って10dBより優れた反射減衰量、および0.25d
Bより低い挿入損を有する。
【0020】本発明の有利な一実施例に従ったRF回路
48もまた図3に示され、これは、RF回路24などの
電子回路の構成、および単一基板上のマイクロストリッ
プ伝送線路構造物を表わす。この有利な実施例に従う
と、RF回路48は、メタライゼーションによって形成
された絞りのまわりの基板の裏面メタライゼーションに
取付けられるか、またはそこに近接して装着される界面
導波管で、信号を通信するように適合される。
【0021】一実施例では、本発明のRF回路48は、
界面導波管の裏面メタライゼーション装着場所と同心の
基板の頂部側に装着されたキャビティを含む。裏面メタ
ライゼーション層によって形成される絞りは、好ましく
は、表面マイクロストリップフィードおよび界面導波管
の装着場所に対して対称である。好ましくは、この基板
は半導体材料であり、電子回路は、従来技術で公知のよ
うに、半導体基板上にモノリシックに形成される。
【0022】図4は、本発明の一実施例に従って、エネ
ルギを導波管モードからマイクロストリップモードへ結
合させるための方法を示す提供するフローチャートを表
わす。まず、マイクロストリップ構造物がステップ50
に従って上述のように設けられる。このマイクロストリ
ップ構造物は、好ましくは、MMIC基板と、その基板
の裏面に形成されたメタライゼーション層と、その基板
の表面上に形成されたマイクロストリップとを含む。こ
のメタライゼーション層は絞りを規定し、マイクロスト
リップは絞りに近接して位置づけられたマイクロストリ
ップフィードを含む。本発明によれば、この方法はさら
に、導波管を絞りのまわりのメタライゼーション層で終
わらせることにより、導波管モードで伝搬するエネルギ
をマイクロストリップモードで伝搬するエネルギに変換
するステップ58を含む。
【0023】本発明に従った方法の有利な一実施例にお
いて、RF信号インターフェイスおよびDC電力インタ
ーフェイスが、DC電力に対してはワイヤボンディン
グ、およびRFに対してはリボン溶接を介して、ステッ
プ52に従ってマイクロストリップ構造物に与えられ
る。RF回路などの電子回路は、好ましくは、ステップ
54に従ってMMIC基板上に形成され、信号処理機能
をもたらす。有利な一実施例では、ステップ56に従っ
て絞りに近接した界面導波管を終わらせるためにキャビ
ティが設けられる。この方法は、好ましくは、絞りで界
面導波管を終わらせ、構造物全体をRFサブシステムま
たはシステム内に統合させるステップ、それぞれ58お
よび60をさらに含む。
【0024】本発明のRF遷移は、従来のRF遷移の設
計が本来有していた限界を克服する。本発明のRF遷移
は、より高いRF周波数(ミリメートル波周波数など)
での優れたRF性能に対して必要な、精密な寸法公差お
よび薄い基板を有する場合でさえ、頑丈で製造可能であ
る。さらに、本発明のモノリシックRF遷移は、ワイヤ
ボンディングまたはリボン溶接なしに達成されるので、
RF性能が向上する。
【0025】前述の詳細な説明およびそれに関連する図
面に提示された教示の恩恵を受ける対象である当業者に
は、本発明の多くの変形例および他の実施例が考えられ
るであろう。したがって、当然、本発明は、開示された
特定の実施例に限定されるのではなく、変形例および他
の実施例も前掲の請求の範囲に含むことが意図される。
ここでは特定の用語が採用されているが、それらは単に
一般的および説明的に用いられているだけであり、限定
の目的はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に従った、マイクロストリ
ップ−導波管のRF遷移の斜視図である。
【図2】 キャビティおよびMMIC基板上に形成され
たRF回路を表わす、マイクロストリップ−導波管のR
F遷移の側面図である。
【図3】 本発明の一実施例に従ったマイクロストリッ
プ−導波管のRF遷移の平面図であり、マイクロストリ
ップフィードジオメトリの詳細を表わす図である。
【図4】 本発明の一実施例に従った、導波管からマイ
クロストリップへエネルギを結合させるための方法を表
わすフローチャート図である。
【符号の説明】
20 RF遷移、22 マイクロストリップ構造物、2
4 RF回路、28マイクロストリップ、30 マイク
ロストリップフィード、32 絞り、34導波管。
フロントページの続き (72)発明者 エミリオ・エイ・ソベロ アメリカ合衆国、91360 カリフォルニア 州、サウザンド・オークス、ロータス・ア ベニュ、610

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導波管伝送線路で伝搬するエネルギをマ
    イクロストリップ伝送線路で伝搬するエネルギへ結合さ
    せるためのRF遷移であって、前記遷移は、 モノリシックマイクロ波集積回路(「MMIC」)基板
    と、MMIC基板の第1の面上に形成されたメタライゼ
    ーション層と、MMIC基板の対向する第2の面上に形
    成されたマイクロストリップとを含むマイクロストリッ
    プ構造物を含み、前記メタライゼーション層は絞りを規
    定し、前記マイクロストリップは前記絞りに近接するマ
    イクロストリップフィードを含み、前記遷移はさらに、 前記絞りのまわりのメタライゼーション層で終わること
    により、導波管で伝搬するエネルギをマイクロストリッ
    プで伝搬するエネルギに変換する導波管を含む、RF遷
    移。
  2. 【請求項2】 前記絞りが、導波管と同心である、請求
    項1に記載のRF遷移。
  3. 【請求項3】 前記マイクロストリップフィードが前記
    絞りにわたって延び、前記絞りの中心に対して対称であ
    る、請求項1に記載のRF遷移。
  4. 【請求項4】 前記マイクロストリップフィードが、2
    つの対向するマイクロストリップアームを含む、請求項
    1に記載のRF遷移。
  5. 【請求項5】 前記マイクロストリップ構造物が、RF
    信号を処理するためのRF回路をさらに含む、請求項1
    に記載のRF遷移。
  6. 【請求項6】 MMIC基板が半導体材料を含む、請求
    項1に記載のRF遷移。
  7. 【請求項7】 前記導波管と同心のMMIC基板の第2
    の面に近接して位置づけられるキャビティをさらに含
    む、請求項1に記載のRF遷移。
  8. 【請求項8】 MMIC基板の第2の面に近接して位置
    づけられ、かつ前記導波管と同心であるキャビティをさ
    らに含み、 前記絞りが前記導波管と同心であり、 前記マイクロストリップフィードが前記絞りにわたって
    延び、かつ前記絞りの中心に対して対称であり、 前記マイクロストリップ構造物がRF信号を処理するた
    めのRF回路をさらに含み、 MMIC基板が半導体材料を含む、 請求項1に記載のRF遷移。
  9. 【請求項9】 導波管で信号を通信するように適合され
    たRF回路であって、前記回路は、 MMIC基板と、MMIC基板の第1の面に形成された
    メタライゼーション層と、MMIC基板の対向する第2
    の面に形成されたマイクロストリップとを含むマイクロ
    ストリップ構造物を含み、前記メタライゼーション層は
    絞りを規定し、前記マイクロストリップは前記絞りに近
    接したマイクロストリップフィードを含み、 前記マイクロストリップ構造物は、前記絞りのまわりの
    前記メタライゼーション層に位置づけられた導波管を終
    わらせるように適合され、 前記マイクロストリップフィードは、前記導波管で伝搬
    するエネルギを前記マイクロストリップで伝搬するエネ
    ルギに変換するように適合される、RF回路。
  10. 【請求項10】 前記マイクロストリップフィードが、
    前記絞りにわたって延び、かつ絞りの中心に対して対称
    である、請求項9に記載のRF回路。
  11. 【請求項11】 前記マイクロストリップフィードが、
    2つの対向するマイクロストリップアームを含む、請求
    項9に記載のRF回路。
  12. 【請求項12】 前記マイクロストリップ構造物が、R
    F信号を処理するためのRF回路をさらに含む、請求項
    9に記載のRF回路。
  13. 【請求項13】 前記MMIC基板が半導体材料を含
    む、請求項9に記載のRF回路。
  14. 【請求項14】 前記MMIC基板の前記第2の面に近
    接して位置づけられるキャビティをさらに含む、請求項
    9に記載のRF回路。
  15. 【請求項15】 前記MMIC基板の前記第2の面に近
    接して位置づけられるキャビティをさらに含み、 前記マイクロストリップフィードは前記絞りにわたって
    延び、かつ前記絞りの中心に対して対称であり、 前記マイクロストリップ構造物は、RF信号を処理する
    ためのRF回路をさらに含み、 前記MMIC基板は半導体材料を含む、請求項9に記載
    のRF回路。
  16. 【請求項16】 導波管伝送線路で伝搬するエネルギを
    マイクロストリップ伝送線路で伝搬するエネルギに結合
    させるための方法であって、前記方法は、 MMIC基板と、MMIC基板の第1の面上に形成され
    たメタライゼーション層と、MMIC基板の対向する第
    2の面上に形成されたマイクロストリップとを含むマイ
    クロストリップ構造物を設けるステップを含み、前記メ
    タライゼーション層は絞りを規定し、前記マイクロスト
    リップは前記絞りに近接したマイクロストリップフィー
    ドを含み、前記方法はさらに、 導波管を前記絞りのまわりのメタライゼーション層で終
    わらせることにより、導波管で伝搬するエネルギをマイ
    クロストリップで伝搬するエネルギに変換するステップ
    を含む、方法。
  17. 【請求項17】 前記MMIC基板の前記第2の面に近
    接して位置づけられ、かつ前記導波管と同心である、キ
    ャビティを設けるステップをさらに含む、請求項16に
    記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記MMIC基板上にRF回路を形成
    し、それによってRF信号を処理するステップをさらに
    含む、請求項16に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記マイクロストリップ構造物に信号
    インターフェイスを与えるステップをさらに含む、請求
    項16に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記マイクロストリップ構造物をRF
    信号処理サブシステムに統合するステップをさらに含
    む、請求項16に記載の方法。
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