JP2001084925A - 陰極線管 - Google Patents

陰極線管

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JP2001084925A
JP2001084925A JP25882299A JP25882299A JP2001084925A JP 2001084925 A JP2001084925 A JP 2001084925A JP 25882299 A JP25882299 A JP 25882299A JP 25882299 A JP25882299 A JP 25882299A JP 2001084925 A JP2001084925 A JP 2001084925A
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thickness
funnel
panel
ray tube
seal
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JP25882299A
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Kazufumi Nagasawa
和史 長澤
Tetsuomi Yatou
鉄臣 矢頭
Hideya Ito
英也 伊藤
Takashi Sugawara
喬 菅原
Hiroo Sakamoto
博夫 坂本
Shiro Takada
志郎 高田
Junko Ito
順子 伊藤
Masayuki Miyazaki
政行 宮崎
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/86Vessels; Containers; Vacuum locks
    • H01J29/861Vessels or containers characterised by the form or the structure thereof
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/86Vessels; Containers; Vacuum locks
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
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    • H01J2229/8613Faceplates
    • H01J2229/8616Faceplates characterised by shape
    • H01J2229/862Parameterised shape, e.g. expression, relationship or equation

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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不必要な肉厚を有しているファンネルの肉厚
を最適化して、ファンネルの軽量化を図った陰極線管を
得る。 【解決手段】 パネル1aの有効画面の矩形部角を結ぶ
対角軸長D[mm]、ボディ部15の前記シール面から
前記ヨーク部17に向かう前記ボディ部15の管軸方向
長さの75%にあたる位置での肉厚をt1[mm]とす
るとき、(2.78+0.0038×D)≦t1≦
(3.7+0.0038×D)[mm]となる部分を含
むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、軽量化されたフ
ァンネルを有する陰極線管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に陰極線管の概要図を示す。このD
(mm)は、日本電子工業会規格EIAJ ED−21
36Aに規定されている対角軸の有効寸法である対角軸
長を示す。
【0003】図7は対角軸長Dの設定方法についての説
明図である、図において、パネル内壁面のコーナー部の
R形状と該Rの中心の位置(IL、IS、ID:それぞ
れ図6に示す長軸、短軸、対角軸それぞれの断面におけ
るパネル内壁面のブレンドRの中心位置)を用いて、内
壁面のブレンドRの中心位置に内壁面ブレンドRの30
度分の長さを加えたものを有効形(W、H、D:それぞ
れ図6に示す長軸、短軸、対角軸の有効長さ)として与
える方法1と、同図の右に示すように、内曲面Z=f
(x、y)とブレンドRの接点Pを用いて有効径を与え
る方法2がある。
【0004】図8に、図6のA−A’断面図を示す。図
において、1aはパネル、11はパネル1aに構成され
ている画像が映し出される外形が略矩形状のフェース
面、12は外壁面のブレンドR部、13はフェース面1
1の外周端部全域からフェース面11にほぼ垂直に延び
るスカート部、1bは略ロート状の形状で該ロート形状
の開口の広い部分の外形形状がパネル1aのスカート部
13と同じ外形形状であるファンネル、14はパネル1
aとファンネル1bとをつなぐシール部、121はブレ
ンドR部12とフェース面11とのつなぎ目近傍である
F0点、122はブレンドR部12とスカート部13と
のつなぎ目近傍であるF1点、18はファンネル1bの
一部であり電子銃を装備するネック部、17はファンネ
ル1bの一部であり電子ビームを偏向するための偏向ヨ
ークを取り付ける位置となるヨーク部、15は図のよう
なファンネル1bの一部でありパネルに接合されるシー
ル部までの部分であるボディ部、16はヨーク部17と
ボディ部15の境目の変曲点であってヨークリファレン
スラインからシール部の方向に40〜50mmの位置に
あるTOP OF ROUNDである。なお、ヨークリ
ファレンスラインとは、EIAJ ED−2134Bに
記載されているファンネルの管軸方向の基準線である。
【0005】ファンネル1bの形状については、図9に
ファンネル1bの断面に示す各寸法についての例を、表
1に示す。
【0006】
【表1】
【0007】図9に示したファンネル1bの外形状は、
管軸の方向に平行でφ40mm以下のパイプ形状をした
ネック部18から、偏向ヨークを取り付ける、いくつか
のR形状で滑らかに形成されたコーン形状のヨーク部1
7に滑らかにつながり、TOP OF ROUND16
を経てシール部14につながっている。
【0008】通常、パネル1aとファンネル1bで構成
されたガラスバルブを設計する場合には、信頼性の観
点、特に遅れ破壊性能の観点から、ガラスバルブ内を真
空にした場合に発生する最大引張り真空応力を決定し、
それを閾値として、肉厚を決定している。また、信頼性
の低下となる真空応力が発生する箇所は、パネルのフェ
ース面11のブレンドR部12近傍であり、主としてブ
レンドRの両端位置から20mm幅内にある、F0点1
21、またはF1点122に発生することが多い。
【0009】まず、F0点121及びF1点122に関
し、最大真空応力を鑑みて肉厚を決定する。ガラスバル
ブの制作工程に含まれる熱処理工程内において、ガラス
の割れ等が発生しないようにスカート部13の肉厚分布
が決定される。これより、シール部14までの肉厚を決
定し、パネル1aの肉厚設計が完成する。
【0010】次に、シール部14の肉厚に従ってファン
ネル1bの肉厚を決定し、ファンネル1bの形状設計が
完了する。つまり、シール部14の幅から滑らかにネッ
ク部18につながるようにボディ部15、ヨーク部17
の肉厚を決める。
【0011】例えば、対角軸長Dが410mmで、物理
強化層が施されたパネル1aで、ガラスバルブを真空に
引いた時にパネル1aの表面に発生している応力の最大
値が8.85MPa未満のものであって、フェース面1
1の外形RがR30000mm程度以上で、アパーチャ
グリルタイプの陰極線管にあっては、パネル1aの中央
肉厚が12mm程度であり、シール部14の幅について
は9mm程度、ボディ部15の肉厚に関しては、図8に
示すボディ部15のB−B’断面からC−C’断面の間
の範囲において、最低で5.4mm程度となっている。
【0012】ここで、B−B’断面とは、ファンネルボ
ディ部に関し、その高さ方向にちょうど半分の位置であ
る。またB−B’断面とTOP OF Roundのち
ょうど中間に位置し、高さ方向に2分割する位置の断面
をC−C’断面とした。
【0013】表2に対角軸長Dごとのガラスバルブ形状
の肉厚データを記載する。
【0014】
【表2】
【0015】ここで、中央肉厚とはパネル1aの中央肉
厚のことであり、シール面肉厚とはシール部14の肉厚
のことであり、ボディ部中央厚とは、ボディ部15のう
ち、図8に示すB−B’断面からC−C’断面まで(フ
ァンネルボディー部15の管軸方向長さの50〜75%
にあたる位置)の肉厚の最小値(ここでは短軸上の肉
厚)。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の陰極線管の構造
では、ブレンドR部12の様な数箇所のポイントに着目
して設計しているために、設計者の経験に依存するとこ
ろが多く、本来は不必要な肉厚を有している。特にパネ
ルフェースのフラット化においては、厚肉になる傾向に
あり、重量が重くなる。
【0017】本発明は、上述のような課題を解決するた
めになされたもので、ファンネルの最適肉厚を求め、軽
量化した陰極線管を得るものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る陰極線管
においては、パネルの有効画面の矩形部角を結ぶ対角軸
長D[mm]、ボディ部の前記シール面からヨーク部に
向かうボディ部の管軸方向長さの75%にあたる位置で
の肉厚をt1[mm]とするとき、(2.78+0.0
038×D)≦t1≦(3.7+0.0038×D)
[mm]となる部分を含むものである。
【0019】また、シール部からネック部に向かうボデ
ィ部の長さの50%〜75%にあたる位置での肉厚t2
[mm]が、(2.78+0.0038×D)≦t2≦
(3.5+0.0038×D)[mm]となる部分を含
むものである。
【0020】さらに、シール面の肉厚をw[mm]とし
て、w≧t1≧4.4[mm]の範囲で、(6.2+
0.0138×D)≦(w+t1)≦(7.9+0.0
138×D)[mm]なる部分を含むものである。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の陰極線管を得るに当た
り、本出願人による特願平10−159674号に示さ
れた設計手法を用いる。以下、その設計手法について述
べる。
【0022】本設計手法は既存の遺伝的アルゴリズム
(Genetic Algorithm、以下GAと略
す。)をもとに独自の改良を加えた最適化解析手法であ
り、ガラスバルブ肉厚をパラメータとして、解析を行な
い最適な肉厚のガラスバルブを得るものである。
【0023】図1は、本最適化解析手法フローチャート
である。図において、 (1)はn個体の解析モデル(=以下「個体」と呼ぶ)
の各要素の初期板厚(肉厚)は乱数により決定する。n
個体をFEMで解析し,最大応力を計算させる。また、
各個体ごとにα、β、γ、δの4つのパラメータを定義
し,各パラメータを0.0〜1.0の値を8ビットの遺
伝子によって表現する.8ビットの遺伝子で表現すると
はつまり、各パラメータの値を、その変域内で256等
分し、8桁の2進数で表現する事である。
【0024】(2)は各個体をFEM解析して最大応力
と重量を計算し,適応度を後述の式(c)で求める。 (3)は収束判定を行う。
【0025】(4)は適応度の低い個体(=モデル)を
淘汰し(却下し),適応度の高い個体を増殖(モデル数
を増やす),生物集団を進化させる。 (5)はα、β、γ、δのパラメータに対し,パラメー
タの値を変更する。該変更の方法については、ある2つ
の個体(モデル)のパラメータの近傍値を選択する場合
もあるし(=交差と呼ぶ)、乱数で全く異なった値にし
てしまうときもある(=突然変異と呼ぶ)。
【0026】(6)は以下に示す式(a)にて板厚(肉
厚)を変更する。
【0027】
【式1】
【0028】すなわち、 応力比σj/σaがαより小
さければ,板厚(肉厚)を式(a)の第1式のように変
更する。また、応力比σj/σaがγより大きければ、
板厚を式(a)の第2式のように変更する。なお、ここ
では曲げ応力が支配的な場合を考え、板厚変更パラメー
タとして(σj/σa)1/2を用いている。
【0029】βおよびδは板厚の増減に関係するパラメ
ータである.式(a)のうち、thgjは世代gにおけ
る要素jの板厚、σjは要素jの最大応力(絶対値)、
σaは部材の許容応力である。また、制約条件付の最適
化問題の場合、制約条件を満たさない時は罰金項として
評価値に付加し、適応度を下げるようにする手法が提案
されている。しかし、罰金項の重み係数が小さいと制約
を満たす解を得られない可能性があり、重み係数が大き
いと広域最適解を得ることが困難になる。そこで、上記
出願では罰金項を世代数の関数にすることにより、解探
索の効率を向上させている。
【0030】FEM解析の結、要素応力が許容応力を越
えた場合、越えた応力に対して式(b)に示すように罰
金値Pを決め、適応度には式(c)に示すようにPをC
倍した罰金項を無次元化した重量に加える。ここで、世
代数が少ない段階では式(d)に示すようにC≒0と
し、世代とともにCを大きくすることにより罰金を多く
して、制約条件を満たさない個体を淘汰されやすくし
た。式(c)の中で、Fitは適応度,Wは重量,Wo
は基準重量,Pは罰金の値、Cは重み定数,σjは要素
jの要素応力、gは世代数である。また、上記出願で
は、世代数を計算打ち切り条件とし、Gは最終世代数、
nは要素数としている。
【0031】この場合の特性値は、パネル1aには、弾
性係数E(GPa)=71.5、ポアソン比ν=0.2
1、密度r(kg/mm3)=2.5×10-6を用い
た。また、ファンネル1bには、弾性係数E(GPa)
=69.2、ポアソン比ν=0.19、密度r(kg/
mm3)=3.0×10-6を用いた。
【0032】
【実施例】(実施例1)この発明に関わる陰極線管のう
ち、例えば物理強化層を施したガラスを用い、バルブ内
を真空にした時にパネル外表面に発生する応力の最大値
を10.2MPaとした場合で、パネルフェース面がア
スペクト比3:4で、R30000mm程度以上のほぼ
平面形状をしているもので、色識別電極がアパーチャグ
リルタイプの陰極線管の場合、例えば対角軸長Dが41
0mmのものにつては、ボディ部15に関し、短軸上で
は肉厚を4.4mm程度まで薄くすることが可能であ
り、それに伴い、シール部14は肉厚を7.5mm程度
まで薄くすることが出来、パネル1aのフェース中央肉
厚については10mm程度まで薄くすることが可能であ
った。図2に対角軸長Dが410mmのガラスバルブ断
面比較を示す。
【0033】パネル1a側のシール部14の幅に対し、
ファンネル1b側のシール部14の幅も適切に与える必
要があるため、パネル1aのシール部14の肉厚と独立
してファンネル1bのシール部14近辺の肉厚の薄肉化
は出来ない。例えば、ボディ部15の肉厚が4.4mm
で最適であっても、パネル1aのシール部14の肉厚で
ある7.5mmから滑らかな肉厚分布にする必要がある
ため、ボディ部15のシール部14近辺の肉厚を、直ち
に4.4mmにすることはできない。しかし、例えば、
ファンネルのボディの図8に示すB−B’断面からC−
C’断面程度の場所においては、薄肉化が可能となる。
【0034】(実施例2)この発明に関わる陰極線管の
うち、ガラスバルブ形状に関する結果を表3に記載す
る。
【0035】
【表3】
【0036】ここで例として記すボディ部中央厚は、短
軸上の値である。上記構成で、無駄なガラス量を省いた
軽量な陰極線管が得られた。
【0037】(実施例3)表4に、いくつかの従来品及
び、今回の発明における実施例を示す。表中の太字(☆
印)は、今回の実施例である。
【0038】
【表4】
【0039】また、図3は表4に関して、横軸にパネル
有効画面の対角軸長Dを取り、縦軸にボディ部15のC
−C’断面における肉厚t1のうち最も薄い短軸上の肉
厚tsをプロットしたものを示す。尚、今回の発明品が
従来品にと比較してどのレベルになるかを確認するため
のものである。
【0040】図3において、○で囲った点が今回の発明
による実施例であり、その他の点が従来品の例である。
グラフ中の2直線については、下側の直線が今回の発明
による陰極線管短軸上のボディ部肉厚tsについて、対
角軸長Dとの関係を得るために、最小二乗法にて直線近
似して得たものである。これは肉厚の下限値は対角軸長
Dに伴って変化し、対角軸長Dが大きいものほど、最小
肉厚値は厚くなると予想されるから、右上がりの直線に
て近似したものである。近似式は、ts=2.78+
0.0038×D[mm]である。tsは、この値まで
薄くすることが可能である。
【0041】また、図3において、上側の直線は、下側
の直線の傾き0.0038を保ったまま従来品のレベル
まで上げたもので、ts=(3.7+0.0038×
D)[mm]である。これは、一定の制約条件を与えた
場合、バルブのサイズに対してファンネルボディ部の肉
厚は、上記近似式と同じ傾き0.0038の1次の関係
ができるからである。
【0042】tsは、t1の中でも一番薄い場所となる
短軸上の肉厚であり、tsの下限値は、t1の中の最も
薄くなる部分の下限値と言う意味であるから、t1の下
限値と言い換えてもよい。したがって、ボディ部15の
シール面からヨーク部17に向かうボディ部15の管軸
方向長さの75%にあたる位置での肉厚t1[mm]
が、(2.78+0.0038×D)≦t1≦(3.7
+0.0038×D)[mm]となる部分を含む形状が
得られる。
【0043】さらに、表5はB−B’断面からC−C’
断面までのあいだのボディ肉厚の最小値t2[mm]と有
効画面の対角軸長Dの関係を示す。
【0044】
【表5】
【0045】図4は表5をグラフ化したものであり、B
−B’断面からC−C’断面までのあいだ、つまり、シ
ール部14からネック部18に向かうボディ部15の管
軸方向長さの50%〜75%にあたる位置での肉厚t2
[mm]が、(2.78+0.0038×D)≦t2≦
(3.5+0.0038×D)[mm]となる部分を含
む形状が選られる。これにより、B−B’断面〜C−
C’断面の間では全体的に、薄くすることができた。
【0046】(実施例4)表6は従来品と今回発明品に
つき、パネル有効画面の対角軸長さD、縦軸にシール部
の肉厚wとファンネルボディ部肉厚t1のうち最も薄い
短軸上の肉厚tsの和をとった値を示す。
【0047】
【表6】
【0048】図5は、表6の数値について、従来品と今
回発明品につき、横軸にパネル有効画面の対角軸長さD
を取り、縦軸にシール部の肉厚wとファンネルボディ部
肉厚t1のうち最も薄い短軸上の肉厚tsの和をとった
グラフを示す。○で囲った点が今回の発明による陰極線
管の例である。ファンネルの断面のうち、シール部から
ボディ部までの断面を、上底ts、下底wの台形状とみ
たてると、その面積が小さければ小さいほど軽量になる
ので、シール部からボディ部肉厚tsまでの高さを一定
と考えると、(ts+w)の値が小さくなればよい。
【0049】図5における直線については、下の直線が
今回の発明による陰極線管のシール部肉厚wとボディ部
厚tsの和(w+ts)の値について、対角軸長Dとの
相関関係を得るために、最小二乗法を用いて直線近似に
て得た直線である。近似直線は、現在のプレスによるパ
ネルガラス、ファンネルガラスの製造方法での限界w≧
ts≧4.4 [mm]の範囲で、(w+ts)=
(6.2+0.0138×D) [mm]となり、(w
+ts)は、上記の値まで薄くすることが可能である。
ここでtsは、肉厚t1の中でも一番薄い場所となる短
軸上の肉厚である。よってtsの下限値は、t1の中の
最も薄くなる部分の下限値と言う意味であるから、t1
の下限値と言い換えてもよく、(w+t1)の最低値は
(w+ts)となるので、w≧t1≧4.4の範囲で、
(6.2+0.0138×D)≦(w+t1)となる。
尚、グラフ中の上の直線は、一番下の直線の傾きを保っ
たまま従来品のレベルまで上げたものである。
【0050】したがって、(6.2+0.0138×
D)≦(w+t1)≦(7.9+0.0138×D)
[mm] ただし、w≧t1≧4.4 [mm]の関係
が得られる。
【0051】
【発明の効果】この発明では、以上説明したように構成
されているので、陰極線管のガラスバルブを無駄のない
形状にすることが可能となり、バルブガラス自身の軽量
化によるコストダウン・ハンドリング性改善が実現でき
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 解析手法のフローチャート図である。
【図2】 ガラスバルブ断面比較図である。
【図3】 C−C’断面でのファンネルボディ部の肉厚
の実測値のグラフである。
【図4】 B−B’断面からC−C’断面までにおける
ファンネルボディ部の最小肉厚値グラフである。
【図5】 ファンネルボディ部の肉厚tsとシール部の
肉厚wの比較のグラフである。
【図6】 陰極線管の概要図である。
【図7】 Dの設定方法についての説明図である。
【図8】 陰極線管A−A’断面図である。
【図9】 ファンネルの形状の断面図である。
【符号の説明】 1a パネル、1b ファンネル、11 フェース面、
12 ブレンドR部、13 スカート部、14 シール
部、15 ボディ部、16 TOP OF ROUN
D、17 ヨーク部、18 ネック部、121 F0
点、122 F1点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 英也 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 菅原 喬 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 坂本 博夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 高田 志郎 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 伊藤 順子 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 宮崎 政行 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5C032 BB01 BB10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外形が略矩形状のフェース面と該フェー
    ス面の外周端部全域からフェース面にほぼ垂直に延びる
    スカート部を有するパネルと、略ロート状の形状で該ロ
    ート形状の開口の広い部分の外形形状が前記パネルのス
    カート部と同じ外形形状であるファンネルと、前記パネ
    ルと前記ファンネルとをつなぐシール部とで構成され
    て、 前記ファンネルが、前記シール部に接するシール面を含
    むボディ部と、該ボディ部に続くヨーク部と、該ヨーク
    部に続くネック部から成る陰極線管において、 前記パネルの有効画面の矩形部角を結ぶ対角軸長D[m
    m]、前記ボディ部の前記シール面から前記ヨーク部に
    向かう前記ボディ部の管軸方向長さの75%にあたる位
    置での肉厚をt1[mm]とするとき、(2.78+
    0.0038×D)≦t1≦(3.7+0.0038×
    D)[mm]となる部分を含むことを特徴とする陰極線
    管。
  2. 【請求項2】 前記シール部から前記ネック部に向かう
    前記ボディ部の管軸方向長さの50%〜75%にあたる
    位置での肉厚t2が、(2.78+0.0038×D)
    ≦t2≦(3.5+0.0038×D)[mm]となる
    部分を含むことを特徴とする請求項1記載の陰極線管。
  3. 【請求項3】 前記シール部の肉厚をw[mm]とし
    て、(6.2+0.0138×D)≦(w+t1)≦
    (7.9+0.0138×D)[mm] ただし、w≧
    t1≧4.4 [mm]となる部分を含むことを特徴と
    する請求項1記載の陰極線管。
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