JP2001084115A - 情報記録制御システムおよび情報記録制御方法 - Google Patents

情報記録制御システムおよび情報記録制御方法

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JP2001084115A
JP2001084115A JP25728899A JP25728899A JP2001084115A JP 2001084115 A JP2001084115 A JP 2001084115A JP 25728899 A JP25728899 A JP 25728899A JP 25728899 A JP25728899 A JP 25728899A JP 2001084115 A JP2001084115 A JP 2001084115A
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JP25728899A
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Yoshikazu Fukuda
美和 福田
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Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】WORMメディアに対するデータ書き込み/読
み出しの操作性の向上とWORMメディアの領域の有効
利用を図る。 【解決手段】ホストコンピュータ100からのリードラ
イトアクセス用ボリュームへの書き込みは、WORMメ
ディアへの書き込みとして行われる。HDD8に割り当
てられたリードライトアクセス用ボリュームは複数のデ
ータ更新管理ブロックに分割して管理されており、デー
タ更新制御部7は、データ更新管理データ(テーブル)
を用いて、前回のコミットから更新のあったデータのブ
ロックにマーク“1”を付ける。コミット要求が発行さ
れると、データ更新管理データ上でマークが付けられて
いるブロックのデータのみが更新データとしてWORM
メディアに書き込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一度だけ書き込み可
能な記録メディアに対する書き込み/読み出しを制御す
るための情報記録制御システムおよび情報記録制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばCD−Rなどに代表さ
れるように、一度だけ書き込み可能なWORM(Wri
te−Once Read−Multiple)メディ
アを用いた情報記録装置が使用されている。WORMメ
ディアは基本的に上書きを行うことができないので、通
常のファイルシステムからは直接アクセスすることはで
きない。このため、WORMメディアを扱うWORMド
ライブ装置に対してデータをライトする場合には、ホス
トコンピュータ上にWORMドライブ装置に書き込むデ
ータイメージを用意し、その用意されたデータイメージ
をそのままWORMドライブ装置に書き込むという処理
が必要となる。
【0003】WORMメディア上のデータ更新は、更新
後のデータイメージ全体をホストコンピュータ上に新た
に用意し、それをWORMメディアの空きエリアに追記
することによって行われる。この時、WORMメディア
のどの部分にデータを書き込んだかを一緒に記録してお
くことにより、更新後の最新のデータ内容をWORMメ
ディアから読み出すことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな記録制御方式では、次のような問題がある。
【0005】1)ホストコンピュータ上にWORMドラ
イブ装置に書き込むデータイメージを用意するための専
用のソフトウエアを利用することが必要となるので、例
えばHDDやMOなどのようにファイルシステムから直
接アクセスすることが可能な記録メディアに比べると、
その操作性は非常に悪くなる。
【0006】2)データイメージは元のファイルと切り
離した形で別個に用意することが必要となり、ホストコ
ンピュータのディスク装置上には多くの空き容量を用意
しなければならない。
【0007】3)WORMメディアに一度書き込みを実
施したファイルに対して一部更新を行ったファイルを再
度、WORMメディアに書き込みを実施する場合には、
更新していない部分についても新しいエリアを用意して
そこに書き込みを行う必要がある。このため、同じデー
タを何度もWORMメディアに書き込むことになり、W
ORMメディアの記録エリアが無駄に使用される。ま
た、常にファイル全体の書き込みが前提となるため、ど
んなに僅かな更新であっても、WORMメディアにファ
イル全体のデータサイズ分の空き領域がなければ書き込
みを行うことができなかった。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、通常のファイルシステムから直接アクセス
することが可能な記録メディアと同様の操作性でWOR
Mメディアに対するデータ書き込み/読み出しを実行で
きるようにし、かつ更新のあったデータ部分のみをWO
RMメディアに書き込めるようにしてWORMメディア
の記憶領域を有効利用することが可能な情報記録制御シ
ステムおよび情報記録制御方法を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は、一度だけ書き込み可能な第1タイプの記
録メディアに対する書き込み/読み出しを制御する情報
記録制御システムにおいて、ホストコンピュータのファ
イルシステムから直接的にアクセス可能な第2タイプの
記録メディア上に前記第1タイプの記録メディアをアク
セスするためのボリューム領域を割り当てることによ
り、前記第1タイプの記録メディアに対する書き込み
を、前記第2タイプの記録メディアのボリューム領域に
対して実行する手段と、前記ボリューム領域を複数のブ
ロックに分割し、前記各ブロック毎に前記ボリューム領
域のデータ更新の有無を示す更新管理情報を管理する更
新管理手段と、ファイルシステムを介して前記ホストコ
ンピュータによってアクセスされる前記ボリューム領域
上のデータを前記第1タイプの記録メディアに書き込む
ことによって、任意の時点における前記ボリューム領域
の内容を前記第1タイプの記録メディア上に記録するデ
ータ書き込み手段とを具備し、前記データ書き込み手段
は、前記更新管理情報に従って、前回の書き込み時点か
ら今回の書き込み時点までの間に更新されたブロックの
データのみを前記第1タイプの記録メディア上に差分情
報として記録することを特徴とする。
【0010】この情報記録制御システムにおいては、W
ORMメディアである第1タイプの記録メディアに対す
るデータ入出力の操作性を高めるため、第1タイプの記
録メディアに加え、例えばHDDなどのようにホストコ
ンピュータのファイルシステムから直接的にアクセス可
能な第2タイプの記録メディアが使用される。第2タイ
プの記録メディア上には、第1タイプの記録メディアを
アクセスするためのボリューム領域が割り当てられてお
り、第1タイプの記録メディアへの書き込みを前提とし
たユーザデータの書き込みは全て、そのボリューム領域
に向けて行われる。そして、所定のタイミングでボリュ
ーム領域上のデータが第1タイプの記録メディアに書き
込まれるので、任意の時点におけるボリューム領域の内
容が第1タイプの記録メディア上に実際に記録される。
【0011】このため、第1タイプの記録メディアに対
するアクセスとして、ボリューム領域に対するアクセス
が行われることになる。このような階層記憶機構を利用
することにより、専用のファイルシステムや、書き込み
イメージを用意するための専用のソフトウェア等を用意
することなく、ホストコンピュータのユーザは、第1タ
イプの記録メディアの存在を意識せずに通常のHDDへ
のアクセスと同様のオペレーションでボリューム領域に
対するライト・リードを行うことが可能となる。
【0012】また、ボリューム領域の各ブロック毎にデ
ータ更新の有無が管理されているので、ファイルシステ
ムを介したアクセスによりボリューム領域上でどのよう
なデータ更新処理が行われた場合でも、その更新された
データ部分を検出することが出来る。よって、ボリュー
ム領域上のデータを第1タイプの記録メディアに書き込
む場合には差分情報のみを書き込むことができ、第1タ
イプの記録メディアへの書き込みを効率よく行うことが
可能となる。
【0013】また、本発明は、ファイルシステムを介し
て前記ホストコンピュータが前記第2タイプの記録メデ
ィアのボリューム領域にデータを書き込む際に、前記第
1タイプの記録メディアの書き込み可能エリアの残りサ
イズをチェックし、そのチェック結果に従って前記ボリ
ューム領域に対する前記ホストコンピュータからの書き
込みを許可または禁止する手段をさらに具備したことを
特徴とする。
【0014】ファイルシステムを介してデータの書き込
み/書き換えを行ない、第1タイプの記録メディアへ書
き込みを行なおうとした際にエリアの不足などが発生し
た場合には、通常は、書き込むデータを削減するか、残
っている書き込みのエリアを捨てて新しいメディアを用
意するという事態が発生することになるが、上述の機能
を付加することにより、そのような事態の発生を未然に
防止することが可能となる。
【0015】また、本発明は、前記第1タイプの記録メ
ディアを複数収納でき、かつアクセス対象の記録メディ
アを交換可能なオートチェンジャ装置と、前記ボリュー
ム領域のデータ更新に伴う前記差分情報を前記第1タイ
プの記録メディアに書き込む際に、前記第1タイプの記
録メディアの書き込み可能エリアの残りサイズをチェッ
クし、そのチェック結果に従って、前記オートチェンジ
ャ装置による記録メディアの交換を制御する手段とをさ
らに具備することを特徴とする。
【0016】通常は、第1タイプの記録メディアにデー
タをライト中に第1タイプの記録メディア上の書き込み
可能なエリアの不足が発生した場合、ライト動作を一時
中断し、新たなメディアを用意し、ユーザが再度ライト
動作を再開する必要があるが、上述の機能を付加するこ
とにより、ライト動作中に第1タイプの記録メディア上
の書き込み可能なエリアの不足が発生した場合にも、自
動的に新たなメディアを用意することにより、ライト動
作を中断せずに継続して行うことが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0018】(第1実施形態)図1には、本発明の第1
実施形態に係る情報記録制御システムの構成が示されて
いる。この情報記録制御システムは、ホストコンピュー
タ100に接続して使用されるものであり、WORMコ
ントローラ200とそれを制御するドライバソフトウェ
ア、並びにWORMコントローラ200によって制御さ
れるHDD8およびWORMドライブ12とから実現さ
れている。
【0019】ホストコンピュータ100は図示のよう
に、CPU101、主メモリ102、HDD103等に
よって構成されている。WORMコントローラ200
は、このホストコンピュータ100にSCSI・LAN
・PCIバス等のI/Fを介して接続される。WORM
コントローラ200は、WORMドライブ12を使用し
てWORMメディアに対する書き込み/読み出しを制御
するためのものであり、HDD8を制御する機能も有し
ている。このHDD8はWORMメディアの上位記憶装
置として使用されるものであり、そのWORMデータ領
域5にはWORMメディアのボリュームイメージが割り
当てられる。このボリュームイメージは、ホストコンピ
ュータ100のHDD103と同様に、ホストコンピュ
ータ100上で実行されるOS(オペレーティングシス
テム)のファイルシステムにマウントされることによ
り、ファイルシステムから直接アクセスすることが出来
る。
【0020】本実施形態におけるソフトウェアとハード
ウェアとの関係を図2に示す。
【0021】OSのファイルシステム202には、前述
したように、WORMメディア用のボリューム領域とし
てWORMデータ領域5がマウントされている。そのボ
リューム領域に対するアプリケーションプログラム20
3からのアクセス要求に応じて、OSのファイルシステ
ム202からはWORMデータ領域5へのアクセス要求
が発行される。このアクセス要求はWORMドライバ2
01によって受け付けられ、そしてWORMコントロー
ラ200によってWORMデータ領域5に対するリード
/ライトアクセスが実行される。
【0022】また、本実施形態では、アプリケーション
プログラム203の一つとして、WORMメディアその
ものに対するデータ操作を指示するための専用のアプリ
ケーションプログラムが用意されており、ユーザは、そ
のアプリケーションプログラムを使用することにより、
WORMデータ領域5からWORMメディアへのデータ
書き込みを任意のタイミングで開始させることができ
る。つまり、WORMデータ領域5上で行われたデータ
更新の内容をWORMメディアに記録して確定するタイ
ミングはユーザによって決定される。ユーザからのデー
タ書き込み指示はデータコミット要求としてWORMド
ライバ201によって受け付けられる。そして、WOR
Mコントローラ200の制御の下、WORMデータ領域
5からWORMメディアへのデータ書き込みが自動的に
実行される。この書き込みは、WORMデータ領域5に
割り当てられたボリューム全体ではなく、前回のコミッ
ト時点から今回のコミット時点までの間に更新されたデ
ータだけがWORMメディアに差分情報として追記され
る。
【0023】以下、本情報記録制御システムの具体的な
構成を説明する。
【0024】図1に示されているように、本情報記録制
御システムは、ホストコンピュータ100とSCSI・
LAN・PCIバス等のI/Fを介して通信を行うホス
トI/F制御部1と、ホストコンピュータ100とのI
Oデータのキャッシングを制御するキャッシュ制御部2
と、ホストコンピュータ100とのIOデータをキャッ
シングするキャッシュメモリ3と、HDD8へのアクセ
スを制御するHDDデバイス制御部4と、WORMドラ
イブ12への書き込みを行うファイルを格納するWOR
Mデータ領域5及びWORMドライブ12への書き込み
を行なったファイルへのアクセスをキャッシュするキャ
ッシュデータ領域6を有するHDD8と、WORMデー
タ領域5上のデータの更新を管理するデータ更新制御部
7と、後述するリード用ボリュームへのアクセス時に論
理ブロックアドレスとWORMメディア上の物理アドレ
スの関連を管理する論理物理変換制御部9と、HDD8
からWORMドライブ12へのデータの書き込みを制御
するライタ制御部10と、WORMドライブ12へのア
クセスを制御するWORMデバイス制御部11とから構
成される。
【0025】なお、本実施形態のシステムにはライト時
の動作モードとして、ライトキャッシュONの設定とラ
イトキャッシュOFFの2通りのモード設定が存在す
る。
【0026】本システムでは、WORMドライバ201
はホストコンピュータ100に対し、図3に示すような
リードライトアクセス用ボリューム空間15とリード用
ボリューム空間16の計2つの記憶ボリューム空間を仮
想的に提供する。これらボリューム空間15,16はW
ORMデータ領域5に割り当てられている。ホストコン
ピュータ100は記憶ボリューム及び論理ブロックアド
レスを指定することでそれぞれの空間15,16にI/
Oアクセスを行う。
【0027】ホストコンピュータ100はOSのファイ
ルシステムを通じてリードライトアクセス用ボリューム
空間15に対してファイルシステムの論理フォーマット
を行う。これにより、通常のユーザファイルのライト/
リードアクセスは、ホストコンピュータ100上のファ
イルシステムを介してリードライトアクセス用ボリュー
ム空間15に対して行われる。
【0028】本システムでは、HDD8のWORMデー
タ領域5上のリードライトアクセス用ボリューム15に
ユーザがWORMドライブ12に書き込むファイルを割
り当てており、リードライトアクセス用ボリューム15
にアクセスすることでファイルの更新を行う。リードラ
イトアクセス用ボリューム15からWORMドライバ1
2に実際に書き込まれるのはリードライトアクセス用ボ
リュームを先頭から等分して割り当てたデータ更新管理
ブロック単位に更新のあった部分(データ更新制御部9
で管理)のみであり、データ更新ブロック単位で書きみ
が行われる。この書き込みは前述したようにホストコン
ピュータ100からデータコミット要求のあったタイミ
ングで実施される。
【0029】データ更新管理ブロックのサイズは、ファ
イルシステムから論理アドレスで指定されるブロックデ
ータサイズと同じか、あるいはその数倍のサイズに設定
される。
【0030】ここで、図4を参照して、本実施形態で用
いられるデータ書き込み処理の原理を説明する。
【0031】(1)リードライトアクセス用ボリューム
への書き込み(図4(A)) ホストコンピュータ100からのリードライトアクセス
用ボリューム15への書き込みは、WORMメディアへ
の書き込みとして行われる。リードライトアクセス用ボ
リューム15は複数のデータ更新管理ブロックに分割し
て管理されており、データ更新制御部7は、データ更新
管理データ(テーブル)を用いて、前回のコミット時点
から新たに更新のあったデータのブロックにマーク
“1”を付ける。
【0032】(2)メディアへのデータの書き込み指示
により書き込みを実施(図4(B)) コミット要求が発行されると、データ更新管理データ上
でマークが付けられているブロックのデータのみが更新
データとしてWORMメディアに書き込まれる。この場
合、コミットの日時を示す日付情報や、どのデータ更新
管理ブロックのデータを更新データとして書き込んだか
などの情報を含むコミット管理情報もWORMメディア
に一緒に書き込まれる。コミット管理情報は、後にユー
ザによって読み出しが指定された日時のデータを、WO
RMメディアから読み出すために用いられる。
【0033】(3)データの更新/追加(図4(C)) リードライトアクセス用ボリューム15上のデータ更新
/追加のため、ホストコンピュータ100からリードラ
イトアクセス用ボリューム15に対して書き込みが行わ
れる。
【0034】(4)メディアへのデータの書き込み指示
により書き込みを実施(図4(D)) コミット要求が発行されると、データ更新管理データ上
でマークが付けられているブロックのデータのみが更新
データとしてWORMメディアに書き込まれる。データ
更新管理データ上でマークが付けられているのは、
(3)で書き込みが行われたデータだけであるので、
(1)で書き込んだデータと(3)で書き込んだデータ
の差分のみがWORMメディアに書き込まれる。
【0035】次に、図1と図5のフローチャートを参照
して、ホストコンピュータ100からリードライトアク
セス用ボリューム空間15へのライト要求に対する処理
を具体的に説明する。
【0036】(ステップS11) ホストコンピュータ
100からリードライトアクセス用ボリューム空間15
へのライト要求はWORMドライバ201によって受付
および解釈され、ホストI/F制御部1に通知される。
ホストI/F制御部1はキャッシュ制御部2に対しデー
タのライト要求を出す。
【0037】(ステップS12) 動作モード設定がラ
イトキャッシュONの設定の場合、データライト要求を
受けたキャッシュ制御部2はホストコンピュータ100
からのライトデータをキャッシュメモリ3にキャッシン
グした後、指定されたリードライトボリュームと論理ブ
ロックアドレスをデータ更新制御部7に通知する。キャ
ッシュメモリ3にキャッシングされるデータはキャッシ
ュ制御部2にて管理されており、LRUアルゴリズム等
により選択されたダーティデータ(HDD8上のWOR
Mデータ領域5に記録されていないデータ)を下記の例
の様なタイミングでHDD8上のWORMデータ領域5
に対してライト(ステージアウト)する。
【0038】<ステージアウト開始の条件(例)> ・例1:キャッシュメモリ3の全容量に対するキャッシ
ュメモリ3中のダーティデータ量の比率が一定の値を超
えた場合 ・例2:キャッシュメモリ3にデータをライトした後、
一定の時間が経過した場合 ・例3:一定時間本装置に対しアクセスがない場合 なお、動作モード設定がライトキャッシュOFFの設定
の場合は、ホストコンピュータ100からのライトデー
タをキャッシュメモリ3にキャッシングした後、HDD
デバイス制御部4を介してHDD8上のWORMデータ
領域5に対しても同一データのライトを即座に行う。
【0039】(ステップS13,S14) 通知を受け
たデータ更新制御部7は、管理している論理ブロックア
ドレスに対応したデータ更新管理ブロックのデータをチ
ェックし、前回のコミット終了時点から現在までの間に
対象のブロックが既に更新されているか否かを判断す
る。更新されていないブロック(“0”)であったな
ら、データ更新管理ブロックの対象ブロックをデータ更
新済みとした後(“1”)、データ更新管理の処理が終
了したことをキャッシュ制御部2に通知する。
【0040】(ステップS15) 処理の終了を受け取
ったキャッシュ制御部2はホストI/F制御部1を介し
てホストコンピュータ100に対しライト終了のステー
タスを返す。
【0041】次に、図1と図6のフローチャートを参照
して、WORMメディアへのデータライト処理を説明す
る。
【0042】(ステップS21) ホストコンピュータ
100からWORMメディアライト開始要求(データコ
ミット要求)を受けると、ホストI/F制御部1はキャ
ッシュ制御部2に対して、指定されたリードライトアク
セス用ボリュームへのライト禁止要求を出す。これは、
WORMデバイス12に対して、データを書き込んでい
る間、ファイルの更新がされないようにする為である。
ライト禁止要求を受けたキャッシュ制御部2は以降ホス
トコンピュータ100から指定のあったリードライトア
クセス用ボリューム空間15へのライト要求をエラー終
了するように動作モードを設定し、ホストI/F制御部
1を介してホストコンピュータ14に対して要求終了の
ステータスを返すと共に、ホストI/F制御部1はライ
タ制御部10に対してリードライトアクセス用ボリュー
ム15を指定してWORMドライブ12対しての書き込
みを指示する。指示を受けたライタ制御部10は、リー
ドライトアクセス用ボリューム15のデータ更新管理ブ
ロック単位に更新があったかどうかをデータ更新制御部
7に対して問い合わせを実施し、データの更新があった
データ更新管理ブロックについてWORMデバイス制御
部11を介してWORMドライブ12に対してデータを
ライトする。また、コミット管理情報の記録も合わせて
行われる。ライタ制御部10はライトが終了すると論理
物理変換制御部9に対して書き込んだデータ更新管理ブ
ロックの番号とWORMドライブ12上の物理アドレス
を通知する。論理物理変換制御部9ではデータ更新管理
ブロックの番号とWORMドライブ12上の物理アドレ
スを記録、管理する。
【0043】(ステップS22) ライタ制御部10は
リードライトアクセス用ボリューム15の書き込みがす
べて終了すると、データ更新制御部7に対して書き込み
が終了したことを通知する。通知を受けたデータ更新制
御部7は、書き込みを行なったブロックに対応するデー
タ更新管理データをすべて未更新(“0”)とし、処理
が終了したことをライタ制御部10に通知する。
【0044】(ステップS23) 通知を受けたライタ
制御部10は、WORMドライブ12に対しての書き込
みが終了したことをホストI/F制御部1に通知し、通
知を受けたホスト制御部1はキャッシュ制御部2に対し
指定されたリードライトアクセス用ボリューム15への
ライト許可要求を出す。ライト許可要求を受けたキャッ
シュ制御部2は以降ホストコンピュータ100から指定
のあったリードライトアクセス用ボリューム空間15へ
のライト要求を受け付けるように動作モードを設定し、
ホストI/F制御部1に対し要求終了のステータス(コ
ミット完了)を返す。
【0045】図7には、WORMメディアに書き込まれ
る更新データとコミット管理情報の一例が示されてい
る。この例では、コミット管理情報(1)として、最初
のコミット時の日時を示す日付情報、更新ブロックの数
を示す更新ブロック数情報、更新ブロック数分のブロッ
クそれぞれの更新ブロック番号(ブロック0、ブロック
1、ブロック5、ブロック7、…)が記録されている。
コミット管理情報(1)の更新ブロック番号で指定され
るブロックそれぞれデータは、更新データ(1)として
図示のように順に記録される。リードライトアクセス用
ボリューム15への書き込み処理後にコミットが要求さ
れると、今度は、コミット管理情報(2)と更新データ
(2)がWORMメディアに書き込まれる。図における
コミット管理情報(2)と更新データ(2)の内容は、
最初のコミット後に、ブロック番号1,6,7,8,…
が更新された場合を想定したものである。
【0046】次に、図1と図8のフローチャートを参照
して、ホストコンピュータ100からリードアクセス用
ボリューム空間16へのリード要求に対する処理を説明
する。
【0047】リード用ボリューム空間16は、WORM
メディア上に書き込まれたボリュームに対してリードア
クセス(WORMは特性上、一度書き込まれたデータは
書き換えでないのでリード用ボリュームとしてアクセス
する)するために使用する。
【0048】ユーザは、ボリュームの更新履歴をアプリ
ケーションプログラムを通じて知ることが出来き、その
更新履歴に含まれている任意の日時におけるボリューム
の作成を指定することが出来る。WORMメディアから
の読み出しは、ユーザによって指定された日時に対応す
るボリュームを作成することによって行われる。
【0049】(ステップS31) ホストコンピュータ
100からリードアクセス用ボリューム空間16へのリ
ード要求はWORMドライバ201によって解釈され、
ホストI/F制御部1に通知される。そして、まず、ホ
ストコンピュータ100からのボリューム作成指示で指
定されたコミット管理情報とそれ以前のコミット管理情
報に従い、論理物理変換テーブルの作成が論理物理変換
制御部9によって行われる。例えば図7の例で、コミッ
ト管理情報(2)に対応する日付のボリューム作成が指
定された場合は、コミット管理情報(2)とコミット管
理情報(1)とに基づいて、ボリュームを構成する各ブ
ロック毎にコミット管理情報(2)に対応する日付の時
点における最新データの実際の記録位置が調べられる。
例えば、ブロック番号0については、コミット管理情報
(2)の更新ブロック番号には記述されておらず、コミ
ット管理情報(1)の更新ブロック番号の先頭に記述さ
れているので、更新データ(1)の領域内の先頭位置を
示す物理アドレスが実際の記録位置として求められる。
このようにして、ボリュームを構成する全てのブロック
それぞれについて、その論理アドレスに対応するWOR
Mメディア上の物理アドレスが決定され、論理物理変換
テーブルが作成される。
【0050】(ステップS32) HDD8のWORM
データ領域5に実際にデータをコピーしてそこにボリュ
ームを作成する場合には、論理物理変換テーブルに従っ
て、WORMメディアからデータが読み出され、それが
リード用ボリューム空間16に書き込まれる。
【0051】(ステップS33,S34) この後、論
理物理変換テーブルが削除された後、ホストコンピュー
タからのリード要求で指定された論理アドレスに従い、
リード用ボリューム空間16のアクセスが通常通り行わ
れる。すなわち、データリード要求を受けたキャッシュ
制御部2はリード要求のあったデータの格納場所を検索
し、要求データがキャッシュメモリ3に存在しない場合
は要求データの存在するHDD8上のキャッシュデータ
領域6またはWORMデータ領域5からデータをキャッ
シュメモリ3にキャッシングした後、ホストコンピュー
タ100に要求データを転送し、ホストI/F制御部1
を介してホストコンピュータ100に対しリード終了の
ステータスを返す。
【0052】(ステップS35) HDD8のWORM
データ領域5に実際にデータをコピーしない場合には、
ステップS31で作成した論理物理変換テーブルに従
い、WORMメディアが直接アクセスされる。
【0053】以上のように、コミット管理情報として日
付情報および更新ブロック番号を記録しておくことによ
り、WORMメディアに記録した差分情報の中から、指
定された日付の時点におけるボリュームの内容を読み出
すことが可能となる。なお、日付情報および更新ブロッ
ク番号は必ずしもWORMメディア上に記録する必要は
なく、他のメディアやWORMコントローラ200内の
メモリ等に記録してもよい。
【0054】次に、ホストコンピュータ100からリー
ドライトアクセス用ボリューム空間15へのリード要求
に対する処理を説明する。
【0055】ホストコンピュータ100からリードライ
トアクセス用ボリューム空間15へのリード要求はWO
RMドライバ201により解釈され、ホストI/F制御
部1に通知される。ホストI/F制御部1はキャッシュ
制御部2に対し、データリード要求を出す。データリー
ド要求を受けたキャッシュ制御部2はリード要求のあっ
た格納場所を検索し、要求データがキャッシュメモリ3
に存在しない場合は要求データの存在するHDD8上の
WORMデータ領域5からデータをキャッシュメモリ3
にキャッシングした後、ホストコンピュータ100に要
求データを転送し、ホストI/F制御部1を介してホス
トコンピュータ100に対しリード終了のステータスを
返す。
【0056】(第2実施形態)図9には、本発明の第2
実施形態に係る情報記録制御システムの構成が示されて
いる。この第2実施形態の情報記録制御システムは、第
1実施形態の装置構成にオートチェンジャ装置29を付
加したものである。オートチェンジャ装置29は複数枚
のWORMメディアが収容可能に構成されており、WO
RMドライブ12に装填するメディアを自動的に交換す
るための搬送機構を備えている。WORMコントローラ
200の構成としては、オートチェンジャ装置29内の
WORMメディアを管理するメディア管理制御部27及
びオートチェンジャ装置29を制御するAC(オートチ
ェンジャ)デバイス制御部28が付加されている。
【0057】本第2実施形態では、第1実施形態の機能
に加え、WORMメディアの残り記憶サイズに基づいて
リードライトアクセス用ボリューム空間15へのライト
要求を許可または禁止する機能、さらにはライト動作中
にWORMメディア上の書き込み可能なエリアの不足が
発生した場合にオートチェンジャ装置29を用いて自動
的に新たなメディアを用意する機能などを有している。
【0058】以下、ホストコンピュータ100からリー
ドライトアクセス用ボリューム空間15へのライト要求
に対する処理を説明する。
【0059】ホストコンピュータ100からリードライ
トアクセス用ボリューム空間15へのライト要求はWO
RMドライバ201によって解釈され、ホストI/F制
御部1に通知される。ホストI/F制御部1はキャッシ
ュ制御部2に対し、データのライト要求を出す。キャッ
シュ制御部2はデータ更新制御部7にこのライト要求が
既に更新済のブロック(“1”)に対するものであるか
どうかの問い合わせを行う。同一ブロックに対する更新
の場合にはWORMメディアに書き込むべき更新データ
サイズは増えないが、更新前のブロック(“0”)に対
する更新の場合にはWORMメディアに書き込むべき更
新データサイズが増えるので、新たに更新されたもので
あったならば、メディア管理制御部27に問い合わせを
行い、図10の処理を実行する。
【0060】すなわち、まず、WORMメディアの使用
エリアサイズのチェックが行われ(ステップS41)、
上述のライト要求を実施しても、それをWORMメディ
アに書き込むことができる容量が残っているかどうかが
判断される(ステップS42)。具体的には、新たに書
き込みコミット管理情報と更新データ全てのデータサイ
ズとの合計が未使用エリアよりも小さいか否かの判断が
行われる。
【0061】容量が不足している場合には(ステップS
42のNO)、キャッシュ制御部2はホストI/F制御
部1を介してホストコンピュータ100に対して容量不
足のエラーを返し、新たなWORMドライブへの書き込
みが発生するライト要求を受け付けない(ステップS4
4)。
【0062】容量が残っている場合には(ステップS4
2のYES)、ライト要求を受け付け、その処理を継続
する(ステップS43)。
【0063】すなわち、動作モード設定がライトキャッ
シュONの設定の場合は、データライト要求を受けたキ
ャッシュ制御部2はホストコンピュータ100からのラ
イトデータをキャッシュメモリ3にキャッシングした
後、指定されたリードライトボリュームと論理ブロック
アドレスをデータ更新制御部7に通知する。通知を受け
たデータ更新制御部7は、管理している論理ブロックア
ドレスに対応したデータ更新管理データをチェックし、
更新されていないブロックであったなら更新済み“1”
とした後、データ更新管理の処理が終了したことをキャ
ッシュ制御部2に通知する。処理の終了を受け取ったキ
ャッシュ制御部2はホストI/F制御部1を介してホス
トコンピュータ100に対しライト終了のステータスを
返す。
【0064】ただし、動作モード設定がライトキャッシ
ュOFFの設定の場合は、ホストコンピュータ100か
らのライトデータをキャッシュメモリ3にキャッシング
した後、HDDデバイス制御部4を介してHDD8上の
WORMデータ領域5に対しても同一データのライトを
行い、データ更新制御部7での処理が終了した後ホスト
I/F制御部1を介してホストコンピュータ100に対
しライト終了のステータスを返す。
【0065】キャッシュメモリ3にキャッシングされる
データはキャッシュ制御部2にて管理されており、LR
Uアルゴリズム等により選択されたダーティデータ(H
DD8上のWORMデータ領域5に記録されていないデ
ータ)を第1実施形態と同様のタイミングでステージア
ウトする。
【0066】ホストコンピュータ100からリードライ
トアクセス用ボリューム空間15へのリード要求に対す
る内部処理は第1実施形態と同じである。
【0067】以下にWORMメディアへのデータライト
処理を説明する。
【0068】ホストコンピュータ100からのWORM
メディアライト開始要求(データコミット要求)を受け
たホストI/F制御部1はキャッシュ制御部2に対し指
定されたリードライトアクセス用ボリュームへのライト
禁止要求を出す。これは、WORMドライブ12に対し
て、データを書き込んでいる間、ファイルの更新がされ
ないようにする為である。ライト禁止要求を受けたキャ
ッシュ制御部2は以降ホストコンピュータ100から指
定のあったリードライトアクセス用ボリューム空間15
へのライト要求をエラー終了するように動作モードを設
定し、ホストI/F制御部1を介してホストコンピュー
タ100に対して要求終了のステータスを返すと共に、
ホストI/F制御部1はライタ制御部10に対してリー
ドライトアクセス用ボリュームを指定してWORMドラ
イブ12への書き込みを指示する。
【0069】指示を受けたライタ制御部10は、メディ
ア管理制御部27に対して指定されたリードライトアク
セス用ボリュームのデータを書き込むようにあらかじめ
そのボリュームに対応づけられたメディアの確保要求を
出し、メディア管理制御部27がACデバイス制御部2
8を介してWORMメディアをドライブに装填し、ライ
タ制御部10にメディア確保要求のステータスが返って
きたら、リードライトアクセス用ボリュームのデータ更
新管理ブロック単位に更新があったかどうかをデータ更
新制御部7に対して問い合わせを実施しデータの更新が
あったデータ更新管理ブロックについてWORMデバイ
ス制御部11を介してWORMドライブ12に対してデ
ータをライトする。ライタ制御部10はライトが終了す
ると論理物理変換制御部9に対して書き込んだデータ更
新管理ブロックの番号とWORMドライブ23上の物理
アドレスを通知する。論理物理変換制御部9ではデータ
更新管理ブロックの番号とWORMドライブ23上の物
理アドレスを記録、管理する。ライタ制御部10はリー
ドライトアクセス用ボリューム15の書き込みがすべて
終了すると、データ更新制御部7に対して書き込みが終
了したことを通知する。通知を受けたデータ更新制御部
7は、書き込みを行なったリードライトアクセス用ボリ
ューム15に対応したデータ更新管理ブロックのデータ
をすべて未更新“0”とし、処理が終了したことをライ
タ制御部10に通知する。
【0070】通知を受けたライタ制御部10は、メディ
ア管理制御部27に対して、メディアの開放要求とライ
トの終了処理(ライトしたブロック数をパラメータとし
て渡す)の要求を出す。要求を受けたメディア管理制御
部27はメディアの開放をし、ライトの終了処理を行
う。終了処理では、メディアに書き込める残容量のデー
タを更新する。そして、図11に示すように、更新後の
未使用エリアサイズをチェックし(ステップS51)、
未使用エリアサイズが0またはあらかじめ決めておいた
既定値を割った場合には(ステップS52のYES)、
新しいWORMメディアをWORMドライブ12に装填
し、それを書き込み指示のあったリードライトアクセス
用ボリュームに自動的に割り付け、次回のメディアの確
保要求があったときには新しいメディアに書き込む用に
管理データを更新する(ステップS53)。この場合、
今まで使用していたWORMメディアと新たなWORM
メディアにはそれぞれ所定の識別情報を記録しておき、
これによって2枚のWORMメディアに渡ってデータの
書き込みが行われていること、およびメディアの順序関
係が明確にしておくことが好ましい。
【0071】その後、ライトの終了処理が終了したこと
をライタ制御部10に通知する。通知を受けたライタ制
御部10はWORMドライブ12に対しての書き込みが
終了したことをホストI/F制御部1に通知し、通知を
受けたホストI/F制御部1はキャッシュ制御部2に対
し指定されたリードライトアクセス用ボリュームへのラ
イト許可要求を出す。ライト許可要求を受けたキャッシ
ュ制御部2は以降ホストコンピュータ100から指定の
あったリードライトアクセス用ボリューム空間15への
ライト要求を受け付けるように動作モードを設定し、ホ
ストI/F制御部1に対し要求終了のステータスを返
す。
【0072】なお、ここでは、WORMメディアへの書
き込み終了後にメディア交換を行うようにしたが、WO
RMメディアへの書き込み時に、現在のWORMメディ
アの残りサイズと書き込みサイズ(更新データとコミッ
ト管理情報の合計)とに基づいてメディア交換を制御す
るようにしてもよい。これにより、WORMメディアの
残り記憶サイズに基づいてリードライトアクセス用ボリ
ューム空間15へのライト要求を許可または禁止する機
能を用いずとも、WORMメディアへの書き込みを中断
せずに継続して行うことが可能となる。
【0073】ホストコンピュータ100からリードアク
セス用ボリューム空間16へのリード要求に対する処理
は第1実施形態と同様である。
【0074】以上の各実施形態においては、ホストコン
ピュータ100のユーザはWORMドライブ12を意識
せずに通常のHDDへのアクセスと同様のオペレーショ
ンでデータのライト・リードを行うことが可能である。
また、上記のライト・リード動作は装置内部のメモリキ
ャッシュ制御により高速に実行可能である。本システム
で管理するデータ管理ブロック単位で更新のあったデー
タのみをWORMメディアに書き込むので、WORMメ
ディアの領域を有効に使用できる。
【0075】さらに、第2実施形態では、HDDへのア
クセスと同様のオペレーションで本装置にライトする時
点でWORMメディアへの書き込み(データのコミッ
ト)が可能かどうかが分かり、その時点でデータのコミ
ットを行う、メディアの交換を行うなどの処理が可能と
なる。またオートチェンジャ装置29に収納されている
未使用メディアを自動的にライト用のメディアとして割
り当てることが可能となる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通常のファイルシステムから直接アクセスすることが可
能な記録メディアと同様の操作性でWORMメディアに
対するデータ書き込み/読み出しが実行できるようにな
ると共に、更新のあったデータ部分のみをWORMメデ
ィアに書き込めるので、操作性の向上およびWORMメ
ディアの領域を有効に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る情報記録制御シス
テムの構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態のソフトウェアとハードウェアとの
関係を説明するための図。
【図3】同実施形態で使用されるリードライトアクセス
用ボリューム空間とリードアクセス用ボリューム空間の
一例を示す図。
【図4】同実施形態で用いられるデータ書き込み処理の
原理を説明するための図。
【図5】同実施形態において実行されるリードライトア
クセス用ボリューム空間へのライト要求に対する処理の
手順を示すフローチャート。
【図6】同実施形態において実行されるWORMメディ
アへのデータライト処理の手順を示すフローチャート。
【図7】同実施形態で用いられるWORMメディアに対
する記録形式の一例を示す図。
【図8】同実施形態において実行されるWORMメディ
アからのデータ読み出し処理の手順を示すフローチャー
ト。
【図9】本発明の第2実施形態に係る情報記録制御シス
テムの構成を示すブロック図。
【図10】同実施形態においてリードライトアクセス用
ボリューム空間へライト処理時に実行されるメディアの
空きサイズチェック処理の手順を示すフローチャート。
【図11】同実施形態においてWORMメディアへのデ
ータライト処理時に実行されるメディア交換処理の手順
を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…ホストI/F制御部 2…キャッシュ制御部 3…キャッシュメモリ 4…HDDデバイス制御部 5…WORMメディア領域 6…キャッシュデータ領域 7…データ更新制御部 8…HDD 9…論理物理変換制御部 10…ライタ制御部 11…WORMデバイス制御部 12…WORMドライブ 27…メディア管理制御部 28…ACデバイス制御部 29…オートチェンジャ装置 100…ホストコンピュータ 200…WORMコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 27/00 D

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一度だけ書き込み可能な第1タイプの記
    録メディアに対する書き込み/読み出しを制御する情報
    記録制御システムにおいて、 ホストコンピュータのファイルシステムから直接的にア
    クセス可能な第2タイプの記録メディア上に前記第1タ
    イプの記録メディアをアクセスするためのボリューム領
    域を割り当てることにより、前記第1タイプの記録メデ
    ィアに対する書き込みを、前記第2タイプの記録メディ
    アのボリューム領域に対して実行する手段と、 前記ボリューム領域を複数のブロックに分割し、前記各
    ブロック毎に前記ボリューム領域のデータ更新の有無を
    示す更新管理情報を管理する更新管理手段と、 ファイルシステムを介して前記ホストコンピュータによ
    ってアクセスされる前記ボリューム領域上のデータを前
    記第1タイプの記録メディアに書き込むことによって、
    任意の時点における前記ボリューム領域の内容を前記第
    1タイプの記録メディア上に記録するデータ書き込み手
    段とを具備し、 前記データ書き込み手段は、前記更新管理情報に従っ
    て、前回の書き込み時点から今回の書き込み時点までの
    間に更新されたブロックのデータのみを前記第1タイプ
    の記録メディア上に差分情報として記録することを特徴
    とする情報記録制御システム。
  2. 【請求項2】 ファイルシステムを介して前記ホストコ
    ンピュータが前記第2タイプの記録メディアのボリュー
    ム領域にデータを書き込む際に、前記第1タイプの記録
    メディアの書き込み可能エリアの残りサイズをチェック
    し、そのチェック結果に従って前記ボリューム領域に対
    する前記ホストコンピュータからの書き込みを許可また
    は禁止する手段をさらに具備することを特徴とする請求
    項1記載の情報記録制御システム。
  3. 【請求項3】 前記第1タイプの記録メディアを複数収
    納でき、かつアクセス対象の記録メディアを交換可能な
    オートチェンジャ装置と、 前記ボリューム領域のデータ更新に伴う前記差分情報を
    前記第1タイプの記録メディアに書き込む際に、前記第
    1タイプの記録メディアの書き込み可能エリアの残りサ
    イズをチェックし、そのチェック結果に従って、前記オ
    ートチェンジャ装置による記録メディアの交換を制御す
    る手段とをさらに具備することを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の情報記録制御システム。
  4. 【請求項4】 前記ボリューム領域のデータ更新に伴う
    前記差分情報を前記第1タイプの記録メディアに書き込
    む度に、日付情報と、前記差分情報を構成するブロック
    番号情報とを、前記各差分情報に対応づけて記録する手
    段と、 前記第1タイプの記録メディアに記録されている各差分
    情報と、前記各差分情報毎に対応づけられた前記日付情
    報および前記ブロック番号情報とに基づいて、前記ホス
    トコンピュータから読み出しが指定された日付の時点に
    おける前記ボリューム領域の内容を、前記第1タイプの
    記録メディアから読み出す手段とをさらに具備すること
    を特徴とする請求項1記載の情報記録制御システム。
  5. 【請求項5】 一度だけ書き込み可能な第1タイプの記
    録メディアに対する書き込み/読み出しを制御するため
    の情報記録制御方法であって、 ホストコンピュータのファイルシステムから直接的にア
    クセス可能な第2タイプの記録メディア上に前記第1タ
    イプの記録メディアをアクセスするためのボリューム領
    域を割り当てることにより、前記ホストコンピュータか
    らの前記第1タイプの記録メディアに対する書き込み
    を、前記第2タイプの記録メディアのボリューム領域に
    対して実行するステップと、 前記ボリューム領域を複数のブロックに分割し、前記各
    ブロック毎に前記ボリューム領域のデータ更新の有無を
    示す更新管理情報の管理を行うステップと、 ファイルシステムを介して前記ホストコンピュータによ
    ってアクセスされる前記ボリューム領域上のデータを前
    記第1タイプの記録メディアに書き込むことによって、
    任意の時点における前記ボリューム領域の内容を前記第
    1タイプの記録メディア上に記録するデータ書き込みス
    テップとを具備し、 前記データ書き込みステップは、前記更新管理情報に従
    って、前回の書き込み時点から今回の書き込み時点まで
    の間に更新されたブロックのデータのみを前記第1タイ
    プの記録メディア上に差分情報として書き込むことを特
    徴とする情報記録制御方法。
  6. 【請求項6】 ファイルシステムを介して前記ホストコ
    ンピュータが前記第2タイプの記録メディアのボリュー
    ム領域にデータを書き込む際に、前記第1タイプの記録
    メディアの書き込み可能エリアの残りサイズをチェック
    し、そのチェック結果に従って前記ボリューム領域に対
    する前記ホストコンピュータからの書き込みを許可また
    は禁止するステップをさらに具備することを特徴とする
    請求項5記載の情報記録制御方法。
  7. 【請求項7】 前記ボリューム領域のデータを前記第1
    タイプの記録メディアに書き込む際に、前記第1タイプ
    の記録メディアの書き込み可能エリアの残りサイズをチ
    ェックし、そのチェック結果に従って、前記第1タイプ
    の記録メディアを複数収容可能なオートチェンジャ装置
    による前記第1タイプの記録メディアの交換処理を制御
    するステップをさらに具備することを特徴とする請求項
    5または6記載の情報記録制御方法。
  8. 【請求項8】 前記ボリューム領域のデータ更新に伴う
    前記差分情報を前記第1タイプの記録メディアに書き込
    む度に、日付情報と、前記差分情報を構成するブロック
    番号情報とを、前記各差分情報に対応づけて記録するス
    テップと、 前記第1タイプの記録メディアに記録されている各差分
    情報と、前記各差分情報毎に対応づけられた前記日付情
    報および前記ブロック番号情報とに基づいて、前記ホス
    トコンピュータから読み出しが指定された日付の時点に
    おける前記ボリューム領域の内容を、前記第1タイプの
    記録メディアから読み出すステップとをさらに具備する
    ことを特徴とする請求項5記載の情報記録制御方法。
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