JP2001083422A - 光学素子及びそれを用いた光学装置 - Google Patents

光学素子及びそれを用いた光学装置

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JP2001083422A
JP2001083422A JP25566099A JP25566099A JP2001083422A JP 2001083422 A JP2001083422 A JP 2001083422A JP 25566099 A JP25566099 A JP 25566099A JP 25566099 A JP25566099 A JP 25566099A JP 2001083422 A JP2001083422 A JP 2001083422A
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optical
optical element
photodetector
light
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Hiroaki Hoshi
宏明 星
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Abstract

(57)【要約】 【課題】適切に設定した形状の光学素子を用いて、物体
像を撮像手段面上に高精度に結像させることができる光
学素子及びそれを用いた光学装置を得ること。 【解決手段】透明体の表面に光束が入射する入射面と、
曲率を有する複数の反射面と、該複数の反射面にて反射
された光束を射出する出射面とが一体に成形され、該複
数の反射面のうち少なくとも一つの反射面の光学有効領
域から光束の一部を分割し、取り出す光束取り出し手段
を有する光学素子において、該光束取り出し手段から取
り出した光束は、該光束の進行方向に垂直な面内の異な
る方位で互いに光束の最小スポットを結ぶ位置が異なっ
ていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学素子及びそれを
用いた光学装置に関し、特に曲率を有した複数の反射面
を一体構成した光学素子を利用したビデオカメラやスチ
ールビデオカメラやデジタルカメラやファインダー及び
複写機等に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より凹面鏡や凸面鏡等の反射面を利
用した光学系が種々と提案されている。
【0003】例えば、反射面に曲率を持たせた光学プリ
ズムが、米国特許第4,775,217号公報や特開平
2−297516号公報等に開示されている。
【0004】米国特許第4,775,217号公報に
は、観察光学系における接眼鏡の構成が開示されてい
る。同公報は情報表示体に表示された表示画像を観察す
ると共に、外界の風景をオーバーラップして観察する光
学系を開示している。
【0005】特開平2−297516号公報は、観察光
学系における接眼鏡の構成に関するものであり、同公報
では、平行な平面間を全反射させ光束を導くことによ
り、光学系全体の薄型化を図っている。
【0006】これらの従来例では、全反射を巧みに用い
各反射面での光量ロスを最小限に抑える例が示されてい
る。しかしながら、反射面に入射する全ての光線に対し
て、全反射条件を満たそうとすると、面形状の自由度が
少なく、反射面にて効率の良い収差補正が行なえないと
いう問題があった。
【0007】これらの問題点を解決すべく、本出願人
は、特開平8−292368号公報、特開平8−292
371号公報及び特開平8−292372号公報等にお
いて、複数の曲面や平面の反射面を一体的に形成した光
学素子を用いて、光学系全体の小型化を図りつつ、又反
射光学系にありがちな各反射面の配置精度(組立精度)
を緩やかにした反射型の光学系を提案している。
【0008】また、光学素子内部や表面の泡やゴミや異
物などの欠陥の画像への悪影響を緩和するために、本出
願人は、特開平11−109243号公報において、中
間結像位置で画角に依存しない収差を意図的に発生さ
せ、中間結像面付近での光スポットのサイズを大きく
し、さらに、中間結像位置で画角に依存しない非点収差
を意図的に発生させる光学系を提案している。これによ
り、ズームやフォーカスで中間結像位置が変動しても、
問題となる泡やゴミや異物などの欠陥の画像への影響を
低減した良好なる光学系を得ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般に、CCD等の固
体撮像素子を用いる撮像光学系(撮像装置)において
は、被写体にピントが合っていないときの誤差、即ちフ
ォーカシングの誤差を検出し、それに基づいてフォーカ
スを行っている。フォーカシングの誤差の検出は、撮像
素子の出力である画像のボケを検出することにより行う
ことが多い。
【0010】実際に撮像した画像信号からボケ量(フォ
ーカシングの誤差)を検出する一方法として、画像信号
の高周波成分だけを取り出すバンドパスフィルターを介
して所定の周波数帯域のレベルをモニターし、それをフ
ォーカシング誤差信号とし、その信号レベルが最大にな
ったところをピントがあったところとするTV−AFと
呼ばれる方法が一般に採用されている。
【0011】信号レベルの最大ピーク位置を検出するの
に、フォーカシングレンズを信号レベルが大きくなる方
向へ移動して行くため、山登り方式のTV−AFと呼ば
れている。
【0012】山登り方式のTV−AFでは合焦位置を示
す信号レベルのピークは、その変化が増加から減少に変
化した点として検出されるから、かならず合焦位置をま
たいだ制御が必要であり、制御の方向はフォーカシング
レンズを動かさない限り検出できない。
【0013】そのため、山登り方式TV−AFの欠点と
しては、合焦に至るまでのスピードが遅いことと、合焦
点の検出精度が低いことが挙げられる。
【0014】本発明は光学系全体の小型化及び簡素化を
図りつつ、フォーカシング誤差信号を高精度にかつ容易
に得られる光学素子及びそれを用いた光学装置の提供を
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の光学素
子は、透明体の表面に光束が入射する入射面と、曲率を
有する複数の反射面と、該複数の反射面にて反射された
光束を射出する出射面とが一体に成形され、該複数の反
射面のうち少なくとも一つの反射面の光学有効領域から
光束の一部を分割し、取り出す光束取り出し手段を有す
る光学素子において、該光束取り出し手段から取り出し
た光束は、該光束の進行方向に垂直な面内の異なる方位
で互いに光束の最小スポットを結ぶ位置が異なっている
ことを特徴としている。
【0016】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、前記光束取り出し手段は、少なくともその一部が所
定の透過率を有する反射面であることを特徴としてい
る。
【0017】請求項3の発明は請求項2の発明におい
て、前記光束取り出し手段から取り出された光束は、前
記複数の反射面が配列された面内と、その略垂直面内と
で、最小スポットを結ぶ位置が異なることを特徴として
いる。
【0018】請求項4の発明は請求項3の発明におい
て、前記光束取り出し手段から取り出された光束は、所
定の非点収差を有することを特徴としている。
【0019】請求項5の発明の光学装置は、請求項1か
ら4のいずれか1項に記載の光学素子を用いたことを特
徴としている。
【0020】請求項6の発明の光学装置は、請求項1か
ら4のいずれか1項に記載の光学素子を複数個組合せて
構成することを特徴としている。
【0021】請求項7の発明は請求項5又は6の発明に
おいて、前記光束取り出し手段から取り出された光束を
検出するための光検出器を有することを特徴としてい
る。
【0022】請求項8の発明は請求項7の発明におい
て、前記光検出器の出力からフォーカシングの誤差信号
を得ることを特徴としている。
【0023】請求項9の発明は請求項8の発明におい
て、前記光束取り出し手段と前記光検出器との間に光学
的パワーを有する光学部材を有することを特徴としてい
る。
【0024】請求項10の発明は請求項7,8又は9の
発明において、前記光検出器は光検出領域が空間的に分
割された分割光検出器であることを特徴としている。
【0025】請求項11の発明は請求項10の発明にお
いて、前記分割光検出器は田型状に4分割された4分割
光検出器であり、その分割線の少なくとも1本の方向
は、前記取り出された光束の最小スポットの幅方向に対
して略45度回転していることを特徴としている。
【0026】請求項12の発明は請求項10の発明にお
いて、前記分割光検出器の出力を演算しフォーカシング
誤差信号を出力する演算装置を有することを特徴として
いる。
【0027】請求項13の発明は請求項12の発明にお
いて、前記演算装置は、前記4分割光検出器の2組の対
向する検出領域の出力の和を演算し、さらにその差を演
算することを特徴としている。
【0028】請求項14の発明は請求項12の発明にお
いて、前記演算装置は、前記フォーカシング誤差信号か
らフォーカシング誤差の方向を判別し、別のフォーカシ
ング誤差信号と組合せが可能であることを特徴としてい
る。
【0029】請求項15の発明の光学装置は、透明体の
表面に、光束が入射する入射面と、該入射面からの光束
を順次反射する曲率を有する複数の反射面と、該複数の
反射面にて反射された光束を射出する射出面と、を一体
に形成された光学素子を用いて物体像を撮像手段面上に
形成する光学装置において、該光学素子の該複数の反射
面のうちの少なくとも1つの反射面には光束の一部を分
割し、取り出す光束取り出し手段が設けられており、該
光束取り出し手段から取り出した光束を互いに直交する
方向で屈折力が異なる光学部材を用いて光検出器に導光
し、該光検出器からの信号より、該光学素子に関するフ
ォーカシングの誤差信号を得ていることを特徴としてい
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0031】なお、本明細書中にて度々使用する、オフ
アキシャル光学系、及びその骨組みとなる基準軸の定義
については、例えば特開平9―5650号公報や特開平
10−39121号公報における定義に従うものとす
る。
【0032】まず、基準軸とオフアキシャル光学系につ
いて説明する。
【0033】本発明の光学系には通常の共軸光学系にお
ける光軸のごとき対称軸が存在しない。そこで光学系中
に "基準軸" を設定して、この基準軸をベースとして光
学系中の諸要素の構成を記述する。
【0034】先ず基準軸の定義を説明する。一般的には
物体面から像面にいたる基準となる基準波長の或る光線
の光路をその光学系における "基準軸”と定義する。こ
れだけでは基準となる光線が定まらないので、通常は以
下の2 つの原則のいずれかに則り基準軸光線を設定す
る。
【0035】(1)光学系に部分的にでも対称性を有す
る軸が存在し、収差のとりまとめが対称性よく行なうこ
とができる場合にはその対称性を有する軸上を通る光線
を基準軸光線とする。
【0036】(2)光学系に一般的に対称軸が存在しな
い時、あるいは部分的には対称軸が存在しても、収差の
とりまとめが対称性よく行なえない時には、物体面中心
(被撮影、被観察範囲の中心)から出て、光学系の指定
される面の順に光学系を通り、光学系内の絞り中心を通
る光線、又は光学系内の絞り中心を通って最終像面の中
心に至る光線を基準軸光線と設定し、その光路を基準軸
とする。
【0037】このようにして定義される基準軸は一般的
には折れ曲がっている形状となる。ここで、各面におい
て各面と基準軸光線との交点を各面の基準点とし、各面
の物体側の基準軸光線を入射基準軸、像側の基準軸光線
を射出基準軸とする。さらに、基準軸は方向(向き)を
持つこととし、その方向は基準軸光線が結像に際して進
行する方向を正とする。よって、入射、射出側に各々入
射基準軸方向、射出基準軸方向が存在する。このように
して基準軸は設定された各面の順番に沿って屈折若しく
は反射の法則に従ってその方向を変化させつつ、最終的
に像面に到達する。なお、複数の面で構成された光学素
子(光学系)においては、その最も物体側の面へ入射す
る基準軸光線をこの光学素子(光学系)の入射基準軸、
最も像側の面から射出する基準軸光線をこの光学素子
(光学系)の射出基準軸とする。又、これらの入射・射
出基準軸の方向の定義は面の場合と同じである。
【0038】又、本明細書においては入射基準軸に対し
て傾いて配置された曲面の反射面をOff-Axial 反射面と
呼び、Off-Axial 反射面を有する光学素子をOff-Axial
(オフアキシャル)光学素子と呼ぶこととする。
【0039】次に本実施形態について説明する。図1は
本発明の光学装置の実施形態1の要部断面図、図2は本
発明の光学装置の実施形態1の要部斜視図である。
【0040】図1において、1は光入射面と光射出面、
そして曲率を有した複数の反射面が透明体の表面に一体
に形成された光学素子である。同図には光路も示してあ
る。光学素子1は物体側より順に、光入射面である凹屈
折面(負屈折面)R2と、凹面鏡R3、凸面鏡R4・凹
面鏡R5・凸面鏡R6・凹面鏡R7の5つの反射面と、
光出射面である凸屈折面(正屈折面)R8を有する光学
ガラスや光学プラスティック等の光学的に透明な材料で
構成されている。
【0041】これらの面は回転非対称な非球面からな
り、非共軸光学系の構成をとり、オフアキシャル光学系
と呼ばれている。R1(4)は光学素子1の物体側に配
置した絞り(入射瞳)である。R9(3)は最終結像面
であり、2次元CCD等の撮像素子(撮像媒体)の撮像
面が位置する。絞りR1と光学素子1は光学系の一要素
を構成している。5は光学系の基準軸である。反射面R
7は光学系の瞳に近く、光学有効領域の透過率が30%
に設定されており、光学素子1に入射した物体からの光
束の一部10が取り出される光束取り出し手段を構成し
ている。面R7からの光束はシリンドリカルレンズベー
スの非対称非球面のオフアキシャルなセンサーレンズ1
1により、アパーチャー12を介して4分割の光検出器
13上に集光している。
【0042】本実施形態では該光束取り出し手段から取
り出された光束は、該光束の方向に垂直な面内の異なる
方位で最小スポットを結ぶ位置が異なっている。尚、セ
ンサーレンズ11は互いに直交する方向で屈折力の異な
るレンズより構成しても良い。
【0043】本実施形態における基準軸5は絞り4の中
心を通り、最終結像面3の中心に至る光線の光路(一点
鎖線)と定義している。入射面R2で、光学素子1に入
射する基準軸5aの方向と、出射面R8で光学素子1か
ら出射する基準軸5bの方向は略平行でかつ逆方向であ
る。
【0044】本実施形態における結像関係を説明する
と、物体OBからの光6は、絞り4により入射光量を規
制された後、光学素子1の凹屈折面R2に入射する。
【0045】凹屈折面R2に入射した光は、凹屈折面R
2のパワーにより物体光6を発散光とした後、凹面鏡R
3にて反射されるとともに、凹面鏡のパワーにより中間
結像面IP1上に物体像を一次結像する。
【0046】このように、早い段階にて光学素子1内に
物体像を結像することにより、絞り4より像側に配置さ
れた面の光線有効径の増大を抑制している。
【0047】中間結像面IP1に一次結像された物体光
6は、凸面鏡R4、凹面鏡R5、凸面鏡R6、凹面鏡R
7にて反射を繰り返しながら、それぞれの反射鏡の持つ
パワーによる影響を受けつつ、凸屈折面R8に至り、凸
屈折面R8のパワーにて屈折された物体光6は、撮像素
子面3上に物体像を形成する。この様に光学素子1は、
入出射面による屈折と、曲率を有する複数の反射鏡によ
る反射を繰り返しながら、所望の光学性能と全体として
正のパワーを有する光学ユニットとして機能している。
最終結像面R9に位置するCCDで検出する画像のピン
ト合わせ(フォーカシング)は光学素子1をZ方向に移
動することにより行う。CCD(3)とセンサーレンズ
11、アパーチャー12、4分割の光検出器13は固定
されている。
【0048】光束取り出し手段としての凹面鏡R7より
光学素子1の外部に取り出された光束10は屈折し、セ
ンサーレンズ11によりオフアキシャルの収差を補正さ
れ、かつ所定の非点収差を与えられ、アパーチャー12
によりおおよそ中心の画角が選択され、4分割の光検出
器13上にスポットを結ぶ。
【0049】次に、図2に示す本発明の光学素子1の斜
視図について説明する。図2において、図1と同一番号
のものは同一の部品を示す。
【0050】本発明においては、入射及び出射用の一対
の屈折面の他に、曲率を有した複数の反射面を隣接配置
した反射面群を透明体の表面に対向して形成することに
より、光学素子1を形成している。
【0051】図2において、物体からの光が入射する凹
屈折面R2の後方に配置された、光学素子1の第一反射
面である凹面鏡R3と、第三反射面である凹面鏡R5
と、光学素子1の最終反射面である凹面鏡R7は、図2
に示す様に、Y方向に3つの反射面を隣接して配列して
形成した第一の反射面群7となっている。
【0052】また第一の反射面群7に対向して形成され
ている、光学素子1の第二反射面である凸面鏡R4と、
第四反射面である凸面鏡R6も、2つの反射面が一体化
されてY方向に配列された第二の反射面群8となってお
り、第一の反射面群7と第二の反射面群8及び入射出屈
折面R2、R8により光学素子1を構成している。
【0053】本実施形態においては、センサーレンズ1
1のベースとなっているシリンドリカルレンズの母線と
子線はそれぞれ基準軸5を含むYZ面とそれに直交する
X軸を含む面内にある。
【0054】それに対し、4分割光検出器13を、図2
に示すように、その分割線が各々YZ面に対し基準軸5
を中心に45度傾けて配置している。
【0055】図3(A)〜(C)は、物体のデフォーカ
ス状態に応じて、4分割光検出器13とその面上に集光
される光スポット20の光量分布の関係を示した模式図
である。
【0056】図3(B)は合焦状態を示し、光スポット
20は4分割光検出器13面上で最小錯乱円となりほぼ
対称な円となる。
【0057】図3(A)はデフォーカス状態にある場合
の光検出器13上のスポット20の光量分布の一例を示
している。図3(A)ではピントがずれているため光束
20が合焦時に対し相対的に発散しており、本来はスポ
ットが結ぶ前に光検出器13に入射することになるが、
センサーレンズ11によりYZ面内(より正確にはY軸
と基準軸5の張る面内)でちょうど焦点を結び、縦長の
楕円形のスポット20となる。
【0058】4分割光検出器13の4つの各光検出領域
の出力をそれぞれ、対向する出力の和を加算回路14,
15を用いて演算し、さらにそれぞれの出力の差を減算
器16を用いて演算すると、縦長の楕円スポット20の
光量分布の非対称性を反映して負の出力が得られる。
【0059】一方加算回路17によりその和も演算して
おき、その差分回路16の出力を割り算回路18で割っ
てフォーカシング誤差信号19を得ることができる。加
算回路17の出力はスポット20の全光量に相当するた
め、それで差信号出力16を割れば光量で規格化をした
ことになり、物体の明るさや絞り値等による変動による
フォーカシング誤差信号へのクロストークを低減するこ
とができる。
【0060】図3(C)は図3(A)とは逆方向のデフ
ォーカス状態の場合の光検出器13上のスポット20の
一例を示している。光束20が合焦時に比べ相対的に収
束しているので、本来はスポットが光検出器13の手前
で結んでしまうが、センサーレンズ11によりZX面内
(基準軸5とX軸が張る面内)でちょうど焦点を結び、
今度は横長の楕円形スポット20となる。
【0061】この場合のデフォーカス誤差信号19は、
スポット20の非対称性を反映して図3(A)と逆に正
の信号となる。
【0062】デフォーカスを横軸にとって、フォーカシ
ング誤差信号出力19の変化を模式的に示したのが図3
(D)である。デフォーカス量が大きい場合はスポット
20のボケが大きく光量分布の非対称性が小さいため誤
差信号出力19は小さいが、デフォーカス量が小さくな
ってくると、スポット20は楕円形状に近づき光量分布
の非対称性が現れ、センサーレンズ11で与えられた非
点収差に応じて、誤差信号19がピークを持つ。
【0063】図3(D)の負のピークAが図3(A)の
状態に対応し、正のピークCが図3(C)の状態に対応
する。さらにデフォーカス量が小さくなるとスポット2
0は絞られたままで最小錯乱円に近づいて行くため非対
称性が無くなって、徐々に誤差信号出力19がゼロに近
づいて行く。ついに図3(B)に相当する合焦時には光
量分布は対称となり誤差信号19はゼロとなる。それが
図3(D)の点Bである。
【0064】このようにフォーカシング誤差信号出力1
9がS字カーブを描くため、図3(D)の点Aから点B
の範囲では、この誤差信号19を用いて光学素子1のZ
方向位置制御に対しネガティブフィードバックの制御を
かければ合焦状態が保たれることになる。なお図3
(D)に破線で示したカーブは全光量出力17の変化を
示したもので、点Aから点Bの範囲に入っているかどう
かは全光量出力17のレベルから判定できるため、フォ
ーカシング不能の状態に陥ることを防止することが可能
である。
【0065】また本実施形態では、光学素子1をCCD
(R9面)に対し相対的にZ方向に移動してフォーカシ
ングを行うが、フォーカシング誤差信号20を得るため
の光検出器13の系の軸5とZ軸がYZ面内で平行で無
く角度をもつため、原理的に図3の紙面の横方向にスポ
ットのズレが生じる。その様子を示したのが図4
(A)、(B)のスポット20と光検出器13の関係で
ある。
【0066】本発明の構成によれば、非対称な光量分布
のスポット、たとえば楕円の長軸と短軸に対し45度の
方向に分割線を設け、対向する領域の和を加算回路1
4,15でとり、その差を減算器16で検出しているの
で、図4(A),(B)の横方向(YZ面内)のずれ、
縦方向(X方向)のずれをある程度キャンセルできる構
成となっている。
【0067】従って光学系の仕様で許される範囲であれ
ば、フォーカシングの移動方向と検出方向が異なるため
に生じるフォーカシング誤差信号への位置ずれのクロス
トークを無視することができる。
【0068】さらにクロストークが許容値を超える場合
は、合焦位置がゼロクロスするように、一方の対向する
光検出器出力のレベルを調整できるような、図4(A)
または図4(B)に示したようにクロストーク補正回路
21または22を付加することも可能である。また、こ
の調整レベルをあらかじめ定めた物体距離や絞りに応じ
た曲線としてメモリに記憶しておき、適応的に調整・補
正することも可能である。
【0069】次に本発明の実施形態2について説明す
る。実施形態1では4分割光検出器13から得たフォー
カシング誤差信号19のみを使ってフォーカシング制御
を行い合焦を得る例を示した。
【0070】本発明はこの焦点検出方式の他に従来例で
ある所謂山登りTV−AF方式との組合せも可能であ
り、また製品の狙いによっては効率のよい方法である。
すなわちCCDの画像から山登りTV−AF方式で直接
フォーカシング誤差信号を得るが、ボケ量が大きい場合
や合焦ピーク位置検出時などの制御方向の正負の判定が
山登りTV−AF方式で得意でない場合に、この4分割
光検出器13からの誤差信号19を使ってトータルのフ
ォーカシング制御のスピードを向上させることができ
る。
【0071】図5に示したブロック図は、4分割光検出
器から得たフォーカシング誤差信号と山登りTV−AF
方式から得たフォーカシング誤差信号を切り替えて、よ
り早いフォーカシング動作を実現する例である。4分割
光検出器24からの出力は図3(A)または図4
(A),(B)に示したような演算器25により前述の
クロストークの除去等が行われ図3(D)のようなフォ
ーカス誤差信号を得る。その出力を2値化回路26で図
3(E)の如く2値化する。Hレベルがフォーカシング
が正側にずれ、Lレベルが負側にずれていることを示し
ている。
【0072】一方、CCD27の出力からバンドパスフ
ィルタ(BPF)28で抜き出した信号レベルが最大ピ
ークになるようにフォーカシングアクチュエーター32
を駆動する山登り方式TV−AFも用意しておく。BP
F28の出力もA/D変換器29でデジタルに変換し、
先の2値化回路の出力とともにMPU30に入力する。
【0073】山登り方式はアクチュエータ32を動かし
て、動かす前の記憶した信号レベルに対する変化を検出
して初めてアクチュエータ32を合焦位置に移動する方
向が求められる。また、信号の最大値を見つけ出すに
は、各信号レベルを記憶しておき前後の信号レベルを比
較し信号レベルの変化が正から負に変わる点を探さねば
ならない。
【0074】つまり最大値を過ぎて信号レベルが減少す
ることを確認しなければ最大値を発見できないため、発
見後,逆戻りをして最大値にアクチュエータを制御する
必要がある。さらには画像により信号レベルの絶対値が
変化するため、サーチする領域を絞ることが困難であ
る。またアクチュエータを動かすピッチも小さい程分解
能があがり最大値を確定しやすいが、ピッチが小さい分
大きなデフォーカス位置からのフォーカシングに非常に
時間がかかる。
【0075】一方ピッチを大きくすれば最大値を乗り越
え行き過ぎてしまう可能性が高いが、最大値を超えたか
どうかはさらに移動を行わない限り検知できない。
【0076】そこで4分割光検出器24からのフォーカ
シング誤差の方向判別信号、つまり2値化回路26の出
力を参照することで、山登り方式の信号を参照すること
無しに、高速にアクチュエータ32を合焦近傍に制御す
ることができるようになる。
【0077】最後の合焦位置への制御は実際の画像から
取り出した山登り方式TV−AFの誤差信号を用いる。
これは、実際のカメラで最も多いのは3次元立体物への
合焦であり、合焦させたい領域の選択や、対象物の選択
等、山登り方式TV−AF誤差信号の方が、純粋物理的
な光束の収束・発散を判定する非点収差による誤差信号
に比べ、より画像との合焦の対応がとりやすいためであ
る。
【0078】二つの方式の誤差信号レベルをMPU30
で判定し、切り換えスイッチ(SW)31でアクチュエ
ータ32を制御する信号を適宜に切り替えることが可能
なため、フォーカシングのスピード向上ばかりでなく、
よりきめこまかなフォーカシング制御が可能となる。
【0079】なお、説明のためアナログ信号で制御する
場合を示したが、もちろん両誤差信号をA/D変換しM
PU内で処理することも可能で、自由度が大きくまた回
路的にもアナログ部を少なくすることができる。
【0080】図6は本発明の撮像装置の実施形態3の要
部断面図、図7は本発明の撮像装置の実施形態3の要部
斜視図である。
【0081】本実施形態は本出願人が特開平11−10
9243号公報で提案している光学素子に本発明を適用
した場合を示している。
【0082】本実施形態の光学素子は中間結像位置で画
角に依存しない非点収差を意図的に発生させている。こ
れにより中間結像位置で問題となる泡やゴミや異物など
の欠陥の画像への影響を低減している。
【0083】本実施形態では、中間結像位置IP1は凸
反射面R4と凹反射面R5の中間にあり、反射面R4を
光束取り出し手段とし、反射面R4の光学有効領域の透
過率を30%にすることで、フォーカシング用の光束2
1を光学素子1より外部に取り出している。
【0084】反射面R4から屈折して出射した光束21
は上述のようにすでに非点収差を有し、かつ収束光であ
るため、前述の実施形態1のようなセンサーレンズが不
要となる。CCDと、基準軸5に垂直に配置されたアパ
ーチャー22と4分割光検出器23を固定して構成すれ
ばよい。
【0085】本実施形態では光学素子内のゴミによる光
学性能劣化を防止するための非点収差量と敏感度の高い
フォーカシング誤差信号を得るための非点収差量をバラ
ンスする必要がある。
【0086】光束21はアパーチャー22を介しほぼ中
心の画角を選択し、4分割光検出器23に集光される。
光束21の非点収差による楕円スポットの方向は前記実
施形態1と同様で、X軸方向の縦長楕円と、それに垂直
なYZ面内の横長楕円である。
【0087】従って、4分割光検出器23の分割線の方
向も同様で、光検出器23の面内で基準軸5を中心に、
YZ面に対し45度傾けた構成となっている。
【0088】また本実施形態では、薄型デジタルカメラ
を実現するために、入射面R2と反射面R3の間に45
度反射面R45°を挿入した構成とし、光束の入射方向
をX方向としている。しかしながらフォーカシング制御
のため光学素子をX方向に移動させるとCCD上の画像
がシフトするため、前記実施形態と同様に光学素子1は
Z方向に移動させる。
【0089】なお、本実施形態ではセンサーレンズが無
い最も部品点数が少ない例を示したが、もちろんゴミ対
策とフォーカシング誤差検出のバランスをとるのには、
光束21のオフアキシャルの収差を補正するセンサーレ
ンズを挿入することは可能である。
【0090】但し、図5に示した実施例のように、非点
収差によるフォーカシング誤差検出を主に方向判別に用
い、最終の合焦を山登り方式TV−AFによるフォーカ
シング誤差検出で行う場合は、非点収差によるフォーカ
シング誤差信号波形のオフセット分を図4(A),
(B)に示したような補正回路21,22により方向判
別に支障をきたさない範囲で補正することが可能であ
る。
【0091】図8は本発明の光学装置の実施形態4の要
部断面図である。本実施形態は光学装置に用いる光学系
として複数の光学素子を用いたズームレンズの場合を示
している。
【0092】図8のズームレンズは3倍のズーム比を3
群(3つの光学素子B1,B2,B3)で実現した例で
ある。図8において、第1面は入射瞳である絞り面R1
である。第2面R2〜第8面R8で光学素子B1を、第
9面R9〜第15面R15で光学素子B2を、第16面
R16〜第22面R22で光学素子B3を構成してい
る。
【0093】第1,第2,第3の光学素子B1,B2,
B3の相対的位置を変えて変倍を行っている。第23面
R23は像面でありCCDを配置している。
【0094】物体OBからの光束は絞り(入射瞳)R1
から第1の光学素子B1に入射し、第2面R2で屈折
し、第3面R3,第4面R4、第5面R5、第6面R
6,第7面R7で順次反射し、第8面R8で屈折し、光
学素子B1を射出する。光学素子B1内の面R4近傍に
中間結像する。さらに、光学素子B1と光学素子B2の
間の位置IP2に2次結像する。
【0095】位置IP2に結像した物体からの光束で光
学素子B2に入射した光束は、第9面R9で屈折し、第
10面R10、第11面R11、第12面R12、第1
3面R13、第14面R14で順次反射し、第15面R
15で屈折し、光学素子B2から射出する。ここでは面
R12と面R13の間に中間結像している。また面R1
5近傍に瞳を形成している。
【0096】光学素子B2を射出した光束で光学素子B
3に入射した光束は、第16面R16で屈折し、第17
面R17、第18面R18、第19面R19、第20面
R20、第21面R21で順次反射し、第22面R22
で屈折し、光学ブロックB3を射出する。ここで面R1
8近傍に中間結像している。
【0097】光学ブロックB3を射出した光束は最終結
像面である第23面R23上に物体像を結像する。具体
的にはCCDがR23の位置に配置されている。
【0098】変倍動作に伴う各光学素子の移動は、第1
の光学素子B1は固定であり、第2の光学素子B2は広
角端から望遠端に向かってZマイナス方向に移動し、第
3の光学素子B3は広角端から望遠端に向かってZマイ
ナス方向に移動する。像面である第23面R23は変倍
に際しては移動しない。広角端から望遠端に向かっての
変倍により光学素子B1と光学素子B2の間隔は狭ま
り、光学素子B2と光学素子B3の間隔は広がり、光学
素子B3と像面R23との間隔は広がる。
【0099】また広角端から望遠端に向かって第1面R
1から第23面R23の間で全系の光路長は長くなる方
向に変化する。3つの光学素子B1,B2,B3の入射
と射出の基準軸はおのおの平行で逆方向を向いている。
このように一つの平面内で薄型の光学素子を相対移動す
ることにより変倍する構造を取り、薄型のズームレンズ
を構成している。
【0100】フォーカシングは第2の光学素子B2の移
動により行うため、光学素子B2の中間結像近傍の反射
面R12を光束を取り出し手段とし、反射面R12の透
過率を20%とし、フォーカシング誤差信号検出のため
の光束10を光学素子B2より取り出している。取り出
した光束は実施形態1と同じように、オフアキシャルの
収差を補正し、所定の非点収差を与えるセンサーレンズ
40により、アパーチャー41を介して4分割光検出器
42上に集光される。
【0101】本発明は、本実施形態のようにフォーカシ
ング誤差信号を取り出す面を、フォーカシングを行う光
学素子の光路中に設けることにより実施可能であり、ズ
ームレンズのような複数の光学素子からなる光学装置に
も適用可能である。
【0102】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、光学系全
体の小型化及び簡素化を図りつつ、フォーカシング誤差
信号を高精度にかつ容易に得られる光学素子及びそれを
用いた光学装置を達成している。
【0103】この他本発明によれば、光学素子および光
学系の小型化・簡素化を維持しつつ、高速で正確なフォ
ーカシング制御を実現する光学装置を達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光学装置の実施形態1の要部断面図
【図2】 本発明の光学装置の実施形態1の要部斜視図
【図3】 本発明の光学装置の実施形態1の光検出器の
説明図
【図4】 本発明の光学装置の実施形態1の光検出器の
説明図
【図5】 本発明の光学装置の実施形態2の光検出器の
説明図
【図6】 本発明の光学装置の実施形態3の要部断面図
【図7】 本発明の光学装置の実施形態3の要部斜視図
【図8】 本発明の光学装置の実施形態4の要部断面図
【符号の説明】
1 曲率を有した複数の反射面が一体に形成された
光学素子 R9 CCD等の撮像素子面 R1 光学素子1の物体側に配置された絞り 5 撮影光学系の基準軸 6 物体からの光束 13,23,42 光検出器 11,40 センサーレンズ 12,22,41 アパーチャー

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明体の表面に光束が入射する入射面
    と、曲率を有する複数の反射面と、該複数の反射面にて
    反射された光束を射出する出射面とが一体に成形され、
    該複数の反射面のうち少なくとも一つの反射面の光学有
    効領域から光束の一部を分割し、取り出す光束取り出し
    手段を有する光学素子において、該光束取り出し手段か
    ら取り出した光束は、該光束の進行方向に垂直な面内の
    異なる方位で互いに光束の最小スポットを結ぶ位置が異
    なっていることを特徴とする光学素子。
  2. 【請求項2】 前記光束取り出し手段は、少なくともそ
    の一部が所定の透過率を有する反射面であることを特徴
    とする請求項1の光学素子。
  3. 【請求項3】 前記光束取り出し手段から取り出された
    光束は、前記複数の反射面が配列された面内と、その略
    垂直面内とで、最小スポットを結ぶ位置が異なることを
    特徴とする請求項2の光学素子。
  4. 【請求項4】 前記光束取り出し手段から取り出された
    光束は、所定の非点収差を有することを特徴とする請求
    項3の光学素子。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか1項に記載の
    光学素子を用いたことを特徴とする光学装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から4のいずれか1項に記載の
    光学素子を複数個組合せて構成することを特徴とする光
    学装置。
  7. 【請求項7】 前記光束取り出し手段から取り出された
    光束を検出するための光検出器を有することを特徴とす
    る請求項5又は6の光学装置。
  8. 【請求項8】 前記光検出器の出力からフォーカシング
    の誤差信号を得ることを特徴とする請求項7の光学装
    置。
  9. 【請求項9】 前記光束取り出し手段と前記光検出器と
    の間に光学的パワーを有する光学部材を有することを特
    徴とする請求項8の光学装置。
  10. 【請求項10】 前記光検出器は光検出領域が空間的に
    分割された分割光検出器であることを特徴とする特許項
    7,8又は9の光学装置。
  11. 【請求項11】 前記分割光検出器は田型状に4分割さ
    れた4分割光検出器であり、その分割線の少なくとも1
    本の方向は、前記取り出された光束の最小スポットの幅
    方向に対して略45度回転していることを特徴とする請
    求項10の光学装置。
  12. 【請求項12】 前記分割光検出器の出力を演算しフォ
    ーカシング誤差信号を出力する演算装置を有することを
    特徴とする請求項10の光学装置。
  13. 【請求項13】 前記演算装置は、前記4分割光検出器
    の2組の対向する検出領域の出力の和を演算し、さらに
    その差を演算することを特徴とする請求項12の光学装
    置。
  14. 【請求項14】 前記演算装置は、前記フォーカシング
    誤差信号からフォーカシング誤差の方向を判別し、別の
    フォーカシング誤差信号と組合せが可能であることを特
    徴とする請求項12の光学装置。
  15. 【請求項15】 透明体の表面に、光束が入射する入射
    面と、該入射面からの光束を順次反射する曲率を有する
    複数の反射面と、該複数の反射面にて反射された光束を
    射出する射出面と、を一体に形成された光学素子を用い
    て物体像を撮像手段面上に形成する光学装置において、
    該光学素子の該複数の反射面のうちの少なくとも1つの
    反射面には光束の一部を分割し、取り出す光束取り出し
    手段が設けられており、該光束取り出し手段から取り出
    した光束を互いに直交する方向で屈折力が異なる光学部
    材を用いて光検出器に導光し、該光検出器からの信号よ
    り、該光学素子に関するフォーカシングの誤差信号を得
    ていることを特徴とする光学機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024004271A1 (ja) * 2022-06-28 2024-01-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 光学系、ステレオ光学系、ステレオ撮像装置、撮像装置および画像投写装置

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