JP2001083186A - 電流検出器 - Google Patents

電流検出器

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JP2001083186A
JP2001083186A JP26220399A JP26220399A JP2001083186A JP 2001083186 A JP2001083186 A JP 2001083186A JP 26220399 A JP26220399 A JP 26220399A JP 26220399 A JP26220399 A JP 26220399A JP 2001083186 A JP2001083186 A JP 2001083186A
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JP
Japan
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coil
current detector
bobbin
flanges
bobbins
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JP26220399A
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English (en)
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Minoru Noda
実 野田
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1次電源側のコイルと2次電源側のコアとの
絶縁距離を十分に確保できてコイルの巻回作業が簡単で
ある小型で安価な電流検出器を提供すること。 【解決手段】 この電流検出器100は、回周形状を有
する磁路の一部に磁気ギャップ19を形成した強磁性体
コア13,14と、磁気ギャップ19内に配設された感
磁素子であるホールセンサ11と、ホールセンサ11か
らの検出信号を増幅する増幅回路が配備された回路基板
12と、強磁性体コア13,14と回路基板12とを保
持する絶縁樹脂から成るボビン16,17と、ボビン1
6,17に巻回されたコイル15とを備えるが、ここで
のボビン16,17は、両鍔16a,17aをそれぞれ
別体として筒状の巻胴16b,17b及び隔壁16c,
17cで分割可能な一対のものを互いに組み合わせて成
り、巻胴16bの内径面に巻胴17bの外径面を重ね合
わせて嵌合する構造になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として各種産業
機器である動力機器,電化製品,電子機器等に使用され
る直流(DC)パルス電流を検出するための電流検出器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電流検出器としては、例
えば図2の上面方向からの断面図に示されるような構成
のものが挙げられる。
【0003】この電流検出器100′は、一つの樹脂製
のトロイダル状のボビン26を保持体として各部を保持
して構成されるもので、強磁性体コアとして回周形状を
有する磁路の一部に磁気ギャップが形成される構成、即
ち、腕の長さが異なる強磁性体である略コ字状の一対の
第1のコア13,第2のコア14をそれらの長腕部分の
端面を互いに突き合わせて短腕部分の間隔で磁気ギャッ
プ19が形成される構成とし、ボビン26における略中
央部に配置された貫通口18を有する隔壁26cの外周
側面と、ボビン26における一端側の両側に鍔26aを
成して両鍔26a間に配置された巻胴26bの内壁面並
びに他端側に配置された基板係止溝26dを有する基板
係止片26eの内壁面との間に第1のコア13及び第2
のコア14を装着固定している。
【0004】又、この電流検出器100′では、ボビン
26において両鍔26aに隣接して配置されたコイル1
5の端末部を位置決めするための所定の間隔を持った二
つのコイル係止溝26fを利用して被測定電流を通すた
めのコイル15を巻胴26bに対して巻回し、コイル1
5の端部を隔壁26cの貫通口18側の巻胴26b側方
向における内周側面に沿って引き出している。
【0005】更に、この電流検出器100′では、感磁
素子であるホールセンサ11が備えられると共に、ホー
ルセンサ11からの検出信号を増幅する増幅回路が配備
された回路基板12をボビン26における基板係止片2
6eの基板係止溝26dに装着固定し、この状態で第1
のコア13及び第2のコア14の短腕部分の間の磁気ギ
ャップ19内にホールセンサ11が配置される構成とな
っている。
【0006】このような電流検出器100´の場合、被
測定電流を供給するためのコイル15を高電圧の1次電
源側とし、且つ低電圧で2次電源側の第1のコア13,
第2のコア14及び回路基板12側との絶縁を必要とす
るため、ボビン26ではコイル15と第1のコア13,
第2のコア14との間に十分な厚みを有するように巻胴
26b及び隔壁26cを絶縁樹脂で形成している。これ
により、ボビン26はトロイダル状になるため、コイル
15を巻回する作業を人手で行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した電流検出器の
場合、高電圧の1次電源側のコイルと低電圧の2次電源
側である第1のコア,第2のコアとの絶縁を計るべく、
ボビンをその巻胴及び隔壁がコイルと第1のコア,第2
のコア及び回路基板との間に十分な厚みを有するように
トロイダル状に形成しているため、コイルの巻回作業を
人手によって行わざるを得ず、これによって検出電流が
小さくて細い線材を数多く巻回する構成としたり、或い
は逆に検出電流が大きくて太い線材を巻回する構成とす
ると、特に巻回作業における巻き線の作業費が全体のコ
ストに占める比率が大きくなってしまい、結果として価
格的に割高になってしまうという問題がある。
【0008】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、高電圧の1次電源
側のコイルと低電圧の2次電源側のコアとの絶縁距離を
十分に確保できてコイルの巻回作業が簡単であり、しか
も小型で安価な電流検出器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、回周形
状を有する磁路の一部に磁気ギャップを形成した強磁性
体コアと、磁気ギャップ内に配設された感磁素子と、感
磁素子からの検出信号を増幅する増幅回路が配備された
回路基板と、強磁性体コアと回路基板とを保持する絶縁
樹脂から成るボビンと、ボビンに巻回されたコイルとを
備えた電流検出器において、ボビンは、両側に鍔を成し
て該両鍔間に配置された巻胴にコイルを巻回可能である
と共に、該両鍔をそれぞれ別体として該巻胴で分割可能
な一対のものを互いに組み合わせて成る電流検出器が得
られる。
【0010】又、本発明によれば、上記電流検出器にお
いて、一対のボビンは、それぞれ巻胴を両側に鍔の延在
方向と垂直な方向に延在する筒状とする樹脂成型品から
成ると共に、該筒状の巻胴の一方のものの内径面に他方
のものの外径面を重ね合わせて嵌合可能な電流検出器が
得られる。
【0011】更に、本発明によれば、上記何れかの電流
検出器において、コイルには、全体に金属メッキを施し
た銅線を用いた電流検出器が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明の電
流検出器について、図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例に係る電流検出
器100の基本構成を示したもので、同図(a)は上面
方向からの断面図に関するもの,同図(b)は側面方向
からの断面図に関するものである。
【0014】この電流検出器100は、一対の分割可能
な樹脂製(樹脂成型品)のボビン16,17を組み合わ
せて一体化した上で保持体として各部を保持して構成さ
れるもので、ボビン16には、一つの鍔16aと、この
鍔16aの延在方向と垂直な方向に延在する筒状の巻胴
16b及び隔壁16cと、鍔16aに隣接して配置され
たコイル15の端末部を位置決めするための所定の間隔
を持った二つのコイル係止溝16fと、鍔16aの反対
側に回路基板12を装着するための基板係止溝16dを
有する基板係止片16dとが形成されており、ボビン1
7にはボビン16に対向する位置に同様に、一つの鍔1
7aと、この鍔17aの延在方向と垂直な方向に延在す
る筒状の巻胴17b及び隔壁17cと、鍔17aの反対
側に回路基板12を装着するための基板係止溝17dを
有する基板係止片17dとが形成されている他、基板係
止片17d及びコイル係止溝16fの開口部に蓋をして
コイル15の端末部を押さえるためのコイル係止片17
gが形成されている。
【0015】ここでボビン17の巻胴17bの外径は、
ボビン16の巻銅16bの内径より小さく設定されてお
り、巻胴16bの内径面に巻胴17bの外径面を重ね合
わせて嵌合することでボビン16,17が一体的に組み
合わされる。これにより、ボビン16,17は、両鍔1
6a,17aをそれぞれ別体として巻胴16b,17b
及び隔壁16c,17cで分割可能な構造となってい
る。
【0016】コイル15は、予め機械巻きされた空芯の
もので、全体に金属メッキを施した銅線を用いており、
その内径をボビン16の巻胴16bの外径より大きく設
定している。
【0017】組み立てに際しては、上述した2つのボビ
ン16,17を嵌合する前にコイル15を巻胴16bに
通してその両端末部をコイル係止溝16fに嵌め込んで
仮止めした後、ボビン17をボビン16に嵌合してから
コイル15の両端末部をコイル係止片17gで押さえて
一体化されたボビン16,17にコイル15を形成する
ようにすれば良い。コイル15の形成に際しては、コイ
ル15の端部が図1(a)に示されるように隔壁16
c,17cの貫通口18側の巻胴16b,17b側方向
における内周側面に沿って引き出される。
【0018】この後は、図2で説明した場合と同様に、
強磁性体コアとして回周形状を有する磁路の一部に磁気
ギャップが形成される構成、即ち、腕の長さが異なる強
磁性体である略コ字状の一対の第1のコア13,第2の
コア14をそれらの長腕部分の端面を互いに突き合わせ
て短腕部分の間隔で磁気ギャップ19が形成される構成
とし、一体化されたボビン16,17における略中央部
に配置された貫通口18を有する隔壁16c,17cの
外周側面と、ボビン16,17における一端側の両側に
鍔16a,17aを成して両鍔16a,17a間に配置
された巻胴16b,17bの内壁面並びに他端側に配置
された基板係止溝16d,17dをそれぞれ1対1で有
する基板係止片16e,17eの内壁面との間に第1の
コア13及び第2のコア14を装着固定する。
【0019】更に、感磁素子であるホールセンサ11が
備えられると共に、ホールセンサ11からの検出信号を
増幅する増幅回路が配備された回路基板12を一体化さ
れたボビン16,17における基板係止片16e,17
eの基板係止溝16d,17dにそれぞれ装着固定し、
この状態で第1のコア13及び第2のコア14の短腕部
分の間の磁気ギャップ19内にホールセンサ11が配置
される構成とする。尚、回路基板12の所定箇所には外
部装置との間で電気信号を授受させるための入出力端子
20が接続される。これにより、ホールセンサ11の出
力が増幅回路を備えた回路基板12を通して増幅,調整
されて入出力端子20を介して外部に取り出される。
【0020】このような電流検出器100の場合、高電
圧の1次電源側のコイル15と低電圧の2次電源側の第
1のコア13及び第2のコア14とは一体化されたボビ
ン16,17の巻胴16b,17b及び隔壁16c,1
7cによって絶縁されており、それぞれの重なりの長さ
を所定値以上にすることで沿面絶縁距離を十分に確保す
ることができる。又、この電流検出器100の場合、一
体化されたボビン16,17がトロイダル状と異なる形
態となってその樹脂材料で十分な絶縁を確保できるた
め、コイル15の巻数が少なくて巻線が重ならない場合
には、マグネットワイヤでコイル15を空芯なものとし
て形成し、その両端末部を半田剥離する形態とするより
も、上述したようにコイル15を全体に金属メッキを施
した銅線として空芯を形成する形態とした方が価格を低
減させるための効果が大きくなる。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の電流検
出器によれば、各部を保持するボビンを一対の分割可能
な樹脂成型品を組み合わせて一体化した構成とすると共
に、その巻胴を筒状にして一方のものの内径面に他方の
ものの外径面を重ね合わせて嵌合可能な構成としている
ので、高電圧の1次電源側のコイルと低電圧の2次電源
側のコアとの絶縁距離を十分に確保できてコイルの巻回
作業が簡単となり、しかも小型で安価に提供できるよう
になる。又、外方の巻胴に対するコイルの巻数が少なく
て巻線が重ならない場合にはコイルには全体に金属メッ
キを施した銅線を用いるようにしているので、価格を十
分に低減させられるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電流検出器の基本構成
を示したもので、(a)は上面方向からの断面図に関す
るもの,(b)は側面方向からの断面図に関するもので
ある。
【図2】従来の電流検出器の基本構成を示した上面方向
からの断面図である。
【符号の説明】 11 ホールセンサ 12 回路基板 13,14 コア 15 コイル 16,17,26 ボビン 16a,17a,26a 鍔 16b,17b,26b 巻銅 16c,17c,26c 隔壁 16d,17d,26d 基板係止溝 16e,17e,26e 基板係止片 16f,26f コイル係止溝 17g コイル係止片 18 貫通口 19 磁気ギャップ 20 入出力端子 100,100′ 電流検出器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回周形状を有する磁路の一部に磁気ギャ
    ップを形成した強磁性体コアと、前記磁気ギャップ内に
    配設された感磁素子と、前記感磁素子からの検出信号を
    増幅する増幅回路が配備された回路基板と、前記強磁性
    体コアと前記回路基板とを保持する絶縁樹脂から成るボ
    ビンと、前記ボビンに巻回されたコイルとを備えた電流
    検出器において、前記ボビンは、両側に鍔を成して該両
    鍔間に配置された巻胴に前記コイルを巻回可能であると
    共に、該両鍔をそれぞれ別体として該巻胴で分割可能な
    一対のものを互いに組み合わせて成ることを特徴とする
    電流検出器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電流検出器において、前
    記一対のボビンは、それぞれ前記巻胴を前記両鍔の延在
    方向と垂直な方向に延在する筒状とする樹脂成型品から
    成ると共に、該筒状の巻胴の一方のものの内径面に他方
    のものの外径面を重ね合わせて嵌合可能なことを特徴と
    する電流検出器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の電流検出器におい
    て、前記コイルには、全体に金属メッキを施した銅線を
    用いたことを特徴とする電流検出器。
JP26220399A 1999-09-16 1999-09-16 電流検出器 Withdrawn JP2001083186A (ja)

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