JP2001082998A - 超音波液面検出装置の探触子ケース固定構造 - Google Patents

超音波液面検出装置の探触子ケース固定構造

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JP2001082998A
JP2001082998A JP26108499A JP26108499A JP2001082998A JP 2001082998 A JP2001082998 A JP 2001082998A JP 26108499 A JP26108499 A JP 26108499A JP 26108499 A JP26108499 A JP 26108499A JP 2001082998 A JP2001082998 A JP 2001082998A
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Kotaro Yamaguchi
口 弘太郎 山
Osamu Suzuki
木 修 鈴
Yukio Katagishi
岸 行 雄 片
Tetsuo Takahashi
橋 哲 夫 高
Hidetaka Kizaki
崎 秀 崇 木
Masao Iwamoto
本 政 雄 岩
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Kasuga Denki Inc
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Azbil Corp
Kasuga Denki Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 探触子ケース及び容器の外側底面部の各密着
面間に充填材を均一に且つ隙間なく分布させ、さらに、
狭い作業空間においても探触子ケースを容器の外側底面
部に容易に取り付けることが可能にすること。 【解決手段】 作業員は、探触子ケース押圧手段1を容
器51の外側底面部の中央真下に潜り込ませ、六角ボル
ト5に組み付けられているナット7を締め上げて位置決
めスリーブ6をきつく底面部に接触させる。次いで、ナ
ット11を回転させ、可動板8の取付台座9に載置され
ている探触子ケース2を上昇させる。この探触子ケース
2にはスカート状の軟質樹脂製パッキン3が一体的に形
成されており、ナット11の締め上げが完了した時点で
は、上記の各密着面間に介在する充填材は均一に且つ隙
間なく分布した状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波液面検出装
置の探触子ケース固定構造に係り、より詳しくは、容器
内の液面を検出するために探触子ケースを容器の外側底
面部に充填材を介して取り付けた構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】超音波センサは、小形で取り扱いが容易
なこと、及び近時のディジタル処理技術の発展に伴って
検出精度が大きく向上したこと等の理由により液面検出
装置のセンサとして広汎に用いられている。このような
超音波センサを用いた超音波液面検出装置は、探触子か
ら超音波を発射させ、液面からの反射波を受信すること
により液面位置を検出しようとするものであるから、本
来、探触子と液面との間には超音波の進行を阻害するよ
うな障害物が存在しない方が好ましく、したがって、容
器内の液面を検出しようとする場合には、探触子を容器
の内部に取り付ける構造とすることが好ましい。
【0003】しかし、例えば、LPGタンクのような密
閉圧力容器の場合、探触子を容器内部に取り付けること
はできないため、やむを得ず、探触子が内部に配設され
た探触子ケースを容器の外側に取り付ける構成を採用し
ている。そして、この場合の探触子ケースの取り付け位
置は、容器の底面部とするのが通常である。これは、も
し容器の側面部とすると、液面高さの変化領域内に複数
個の探触子を配置しなければならずコスト的に不利にな
るからである。
【0004】図10は、このように、探触子ケースを容
器の外側底面部に取り付けた超音波液面検出装置の構成
例を示す説明図である。この図において、略円筒状で上
部及び底面部に曲面が形成されている容器(LPGタン
ク)51が支持脚52を介して床面53上に設置されて
おり、容器51の外側底面部の中央位置に探触子ケース
54が取り付けられている。容器51の内部には液体
(LPGガス)55が収容されており、探触子ケース5
4内の探触子から発射された発射波56は液面57で反
射し、反射波58となって探触子に受信されるようにな
っている。
【0005】探触子により受信された超音波信号は制御
部59に送られ、ここでA/D変換処理、液面距離演算
処理等の各種処理が行われるようになっている。この制
御部59には、上記の各種処理を行うための回路の他
に、外部に液面検出信号を送信する送信回路、外部から
の指令信号を受信する受信回路、及び容器51に取り付
けられているバルブ等の各種機器(図示せず)を制御す
るための制御回路などが配設されている。
【0006】そして、制御部59は電話回線60を介し
て管理コンピュータ61に接続されている。管理コンピ
ュータ61では、制御部59から送られてくる液面検出
信号に基づき、容器51内の液面57高さを監視してお
り、この液面57が一定レベル以下に低下すると、制御
部59に制御指令信号を送り、容器51内に液体55を
補充するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に、容器51の外側に探触子ケース54を配置する構成
を採用する場合、探触子ケース54及び容器51の各密
着面間には、液体55と略同等の超音波透過特性を有す
るグリース状の充填材を介在させるようにしている。こ
れは、もし各密着面間に空気層が存在すると、この部分
で超音波が透過し難くなり液面の検出精度に大きな影響
を与えてしまうため、このような充填材を各密着面間に
充填することにより空気層の存在を排除するようにした
ものである。したがって、各密着面間に充填材を充填す
るにあたっては、充填材ができるだけ均一に且つ隙間な
く分布するように介在させることが強く要求されること
になる。
【0008】しかし、一方、容器51の底面部は、内部
圧力による応力が底面部に集中するのを極力回避するた
め曲面が形成された形状となっている。したがって、探
触子ケース54及び容器51の外側底面部の各密着面間
に上記の充填材を均一に且つ隙間なく分布させることは
実際には極めて困難であり、所望の検出精度を得られな
い場合が多くなっていた。
【0009】また、探触子ケース54を容器51の外側
底面部に取り付ける作業自体が著しく困難であるという
問題もある。つまり、既存の圧力容器の中には、超音波
液面検出装置ではなく、容器内部にレベル計等を組み込
んだ機械的液面検出装置が多く残っているが、このよう
な機械的液面検出装置を超音波液面検出装置に切り換え
る場合には、探触子ケース54を容器51の外側底面部
に取り付けなければならない。しかし、容器51の外側
底面部と床面53との間のスペースは狭く、充分な作業
空間を確保することができないため、現場作業員はその
取付作業に多大な労力を強いられる結果となっている。
そして、このように充分な作業空間を確保することがで
きないことから、上記の充填材を均一に且つ隙間なく分
布させることが一層困難な状況となっている。なお、新
規に製作した容器51に探触子ケース54を取り付ける
場合は、取付作業は工場内の広い作業空間で行われるた
め比較的容易であるが、容器51を設置して一定年月が
経過した後のメインテナンス時に探触子ケース54を取
り外し、再度取り付けを行う場合には、やはり狭いスペ
ースでの作業を強いられる結果となる。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、探触子ケース及び容器の外側底面部の各密着面間
に充填材を均一に且つ隙間なく分布させることができ、
さらに、狭い作業空間においても探触子ケースを容器の
外側底面部に容易に取り付けることが可能な超音波液面
検出装置の探触子ケース固定構造を提供することを目的
としている。
【0011】なお、本発明と同様に、容器の外側に充填
材を介して探触子ケースを取り付ける技術については、
特開平8−166277号公報によりある程度の開示が
なされている。しかし、この先行技術は、単に、バネ部
材及びその他の部材を用いることにより、ケースを所定
圧力で容器に押し付ける技術を呈示したものであり、充
填材の分布状態についての課題や、既存の容器に取付を
行う場合の作業容易化等の課題については何ら言及され
ていない。本発明は、この先行技術においては何ら言及
されていない新規な課題を解決するための新規な技術を
提案するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として請求項1記載の発明は、超音波センサの探
触子が内部に配設された探触子ケースを、液体が収容さ
れた容器の外側底面部に取り付けると共に、この探触子
ケース及び外側底面部の各密着面間に超音波透過特性を
良好にするための充填材を介在させ、前記探触子から前
記容器内部に向けて発射した超音波の反射波を受信する
ことにより前記液面の検出を行う超音波液面検出装置に
おいて、前記探触子ケースを前記外側底面部側に対して
押圧する探触子ケース押圧手段を備え、しかも、前記探
触子ケースには、前記充填材を前記各密着面間に保持す
るためのスカート状の軟質樹脂製パッキン部材が一体的
に形成されている、ことを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記軟質樹脂製パッキン部材は、前記探触
子ケースとは別部材として製作された後に、この探触子
ケースに固着されたものである、ことを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記探触子ケース押圧手段は、前記
容器の外側底面部下方の床面に載置される固定台座と、
前記固定台座から前記外側底面部に向かって延びるよう
に垂設された複数のネジ部材と、前記複数のネジ部材の
先端側へ昇降動自在に取り付けられた複数の位置決め部
材と、前記複数の位置決め部材に対し前記容器の外側底
面部に向かう押圧力を与える複数の第1のナット部材
と、前記探触子ケースが取り付けられる取付台座を有
し、且つ前記複数のネジ部材の中間部に昇降動自在に取
り付けられた可動板と、前記可動板に対し前記容器の外
側底面部に向かう押圧力を与える複数の第2のナット部
材と、から構成されるものである、ことを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記探触子ケース押圧手段は、前記
容器の外側底面部の所定位置に固着された取付ベース部
材と、前記取付ベース部材にバネ部材を介して取り付け
られると共に、前記探触子ケースに形成された係合部と
係合する係合部を有しており、これら係合部が互いに係
合状態にある場合に、前記容器の外側底面部に向かう押
圧力を前記バネ部材のバネ力に基づき前記探触子ケース
に与える取付レバーと、から構成されるものである、こ
とを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記容器の外側底面部に一端側が溶
着され且つ他端側内周面にネジ部が形成された筒体と、
この筒体のネジ部に螺着された蓋体とから構成され、前
記探触子ケースを内包する防水カバーを備えており、前
記探触子ケース押圧手段は、前記蓋体の内側に取り付け
られ、前記蓋体が前記筒体のネジ部に螺着されていると
きに、前記探触子ケースに前記容器の外側底面部に向か
う押圧力を与える押圧ブロックにより構成されるもので
ある、ことを特徴とする。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記容器の外側底面部に一端側が溶
着された筒体と、この筒体の他端側にネジ部材を介して
取り付けられた蓋体とから構成され、前記探触子ケース
を内包する防水カバーを備えており、前記探触子ケース
押圧手段は、前記蓋体の内側に装着され、前記探触子ケ
ースに前記容器の外側底面部に向かう押圧力を与えるコ
イルバネにより構成されるものである、ことを特徴とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づき説明する。図1は第1の実施形態の構成図である。
この図において、容器51の外側底面部と床面53との
間に探触子ケース押圧手段1が固定されている。この探
触子ケース押圧手段1は、床面53上に載置される固定
台座4と、その上面に頭部が溶着された複数の六角ボル
ト(ネジ部材)5と、これら六角ボルト5に組み付けら
れた位置決めスリーブ6、ナット(第1のナット部材)
7、ワッシャ10、ナット(第2のナット部材)11、
及び取付台座9が固着された可動板8とから構成されて
いる。そして、取付台座9上にパッキン3が一体的に形
成されている探触子ケース2が取り付けられており、パ
ッキン3が曲面形状を有する容器51の外側底面部に密
着した状態となっている。
【0019】図2は、図1における容器51の外側底面
部に対する探触子ケース2及びパッキン3の取付状態を
示す断面図である。この図において、探触子ケース2の
内側上部には探触子配置スペース2aが形成されてお
り、この探触子配置スペース2aに探触子12及び熱電
対13が配設されている。また、探触子配置スペース2
aの外側にはパッキン3が一体的に形成されている。そ
して、容器51と探触子ケース2との間には、液体55
と略同等の超音波透過特性を有する充填材14が介在し
ており、双方の密着面51a,2b間においてはこの充
填材14が均一且つ隙間なく分布した状態となってい
る。
【0020】図3は、パッキン3の形状を示す説明図で
あり、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。この
図に示すように、パッキン3は略リング形状のものであ
り、筒体部3aと、この筒体部3aの一端側に形成され
たスカート部3bとから構成されている。そして、パッ
キン3はエラストマーのような軟質樹脂により形成され
ており、曲面を有する容器51の外側底面部の形状に合
わせて容易に変形し得るようになっている。また、この
実施形態では探触子ケース2はポリウレタンにより形成
されており、パッキン3は図3に示すような単独の部材
として製作された後、この探触子ケース2に接着される
構造である場合を想定しているが、探触子ケース2とパ
ッキン3とを成型(2重成型)により一体的に形成する
ようにしてもよい。
【0021】図4は、図1における探触子ケース押圧手
段1の構成を示す説明図であり、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は側面図である。固定台座4は
略長方形の薄板部材であり、その上面に2本の六角ボル
ト5が垂設され、その頭部が溶着されている。この六角
ボルト5のネジ部には、上から順に位置決めスリーブ
6、ナット7、略長方形の薄板部材である可動板8、ワ
ッシャ10、及びナット11が組み付けられている。そ
して、可動板8の中央部には略正方形の薄板部材であり
探触子ケース2が載置される取付台座9が固着されてい
る。位置決めスリーブ6はゴム部材により形成されてお
り、曲面形状を有する容器51の外側底面部と当接され
た場合に、その上端部分が容易に変形し得るようになっ
ている。
【0022】次に、上記のように構成される探触子ケー
ス押圧手段1を用いて、パッキン3が一体的に形成され
ている探触子ケース2を容器51の外側底面部に対して
固定する場合の作業手順につき説明する。作業員は、ま
ず、探触子ケース押圧手段1を容器51の外側底面部中
央の真下に位置させ、第1のナット部材であるナット7
を回転させて位置決めスリーブ6を押し上げる。そし
て、位置決めスリーブ6の上端部が容器51の外側底面
部にきつく接触するようにナット7を充分に締め上げ
る。これにより、探触子ケース押圧手段1は、容器51
の外側底面部と床面53との間で確実に固定されたこと
になる。
【0023】次いで、作業員は、探触子ケース2の上端
面である密着面2b上すなわちパッキン3のスカート部
3bの内側に、グリース状の充填材14を充分に注ぎ、
これを取付台座9上に載置する。そして、第2のナット
部材であるナット11を回転させて可動板8を押し上
げ、図2に示すように、密着面51a,2b同士が確実
に密着するようにナット11を充分に締め上げる。これ
により、探触子ケース2及びパッキン3は、容器51の
外側底面部に充分な押圧力を与えられた状態で取り付け
られ、取付作業が終了する(なお、最終的には密着面2
bが液面57と平行になっていることを水準器等を用い
てチェックすることが必要である。)。
【0024】このとき、探触子ケース2及びパッキン3
が押圧されることにより、作業員によってパッキン3の
スカート部3bの内側に注がれていた充填材14のうち
余分なものが、溢れ出る。したがって、密着面51a,
2bの間には充填材14の薄い層が形成されることにな
り、充填材14は密着面51a,2bにおいて均一に且
つ隙間なく分布した状態となる。それ故、探触子12か
ら容器51の内部に向けて発射される発射波及び容器5
1から探触子12に向けて帰ってくる反射波は、これら
の密着面51a,2b間を良好な状態で透過することが
できる。
【0025】また、上記の取付作業は、作業員が探触子
ケース押圧手段1を容器51の外側底面部と床面53と
の間に潜り込ませ、ナット7,11を回転させるだけの
簡単な作業である。したがって、この第1の実施形態に
係る固定構造は容器51が既設のものである場合に特に
有効であり(もちろん、容器51を新規に製作する場合
にこの固定構造を採用することも可能である。)、作業
員の労力を大きく軽減することができる。
【0026】図5は、第2の実施形態の構成図である。
第1の実施形態は、既設の容器に探触子ケースを取り付
ける場合に有効な構造であったが、この第2の実施形態
は新規に製作された容器に探触子ケースを取り付ける場
合に有効なものである。
【0027】図5において、容器51の外側底面部の所
定位置にスペーサ15を介して取付ベース16が固着さ
れている。このスペーサ15及び取付ベース16は共に
ポリウレタンにより形成されており、工場内で予め容器
51の外側底面部の所定位置にスペーサ15が接着材に
より固着されると共に、このスペーサ15に取付ベース
16がやはり接着材により固着されている。本実施形態
が、容器51が既設のものである場合よりも新規に製作
する場合に適している理由は、このスペーサ15が固着
されるべき所定位置を狭い作業空間で正確に特定するの
は困難だからである。
【0028】取付ベース16には、ピン17及びコイル
バネ18が組み付けられている取付レバー19が取り付
けられている。取付レバー19には凹部19aが形成さ
れており、この凹部19aに探触子ケース2A(ポリウ
レタン製)に形成された係合突起20が係合している。
探触子ケース2Aには、また、係合突起20の反対側の
位置に係合突起21が形成されており、この係合突起2
1が取付ベース16の係合部16aに係合している。な
お、探触子ケース2Aの内部にはケーブル22の一端側
が導入されており、このケーブル22を介して探触子1
2及び熱電対13が制御部59(図9参照)と接続して
いる。
【0029】探触子ケース2Aの上端面側にはエラスト
マーにより形成されたパッキン3Aが2重成型によって
一体的に形成されている。そして、密着面51a,2A
b間に充填材14が均一に且つ隙間なく分布した状態と
なっている。なお、本実施形態における探触子ケース押
圧手段は、取付ベース16、取付レバー19、コイルバ
ネ18、及び探触子ケース2Aの係合突起20,21等
により構成されている。
【0030】図6は、図5における取付ベース16の形
状を示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は
(a)のb−b線に沿う断面図、(c)は底面図であ
る。これらの図に示すように、取付ベース16は略馬蹄
形状をなしており、一端側には探触子ケース2Aの係合
突起21と係合する係合部16aが形成されると共に、
他端側にはピン17が挿通する孔16bが形成されてい
る。また、符号16cは、スペーサ15に対する平坦な
取付面であり、符号16dは、探触子ケース2Aの外径
よりも大きな径を有する開口部である。
【0031】次に、本実施形態における探触子ケース2
A及びパッキン3Aを容器51の外側底面部に対して固
定する場合の作業手順につき説明する。作業員は、ま
ず、探触子ケース2Aの上端面である密着面2Ab上す
なわちスカート形状のパッキン3Aの内側に、グリース
状の充填材14を充分に注ぐ。そして、この探触子ケー
ス2Aを取付ベース16の開口部16dをくぐらせた
後、その上端面を容器51の外側底面部に押し当てる。
【0032】次いで、作業員は、探触子ケース2Aの係
合突起21を取付ベース16の係合部16aに係合させ
た状態で、取付レバー19の凹部19aを探触子ケース
2Aの係合突起20に係合させる。そして、この状態で
コイルバネ18の端部を取付ベース16に当接させ、取
付レバー19を時計回り方向に一定角度以上回転させ
る。これにより、探触子ケース2Aはコイルバネ18の
バネ力によって容器51の外側底面部に対して充分な押
圧力で押圧された状態となる。したがって、既述した第
1の実施形態の場合と同様に、密着面51a,2Abの
間には充填材14の薄い層が形成されることになり、充
填材14は密着面51a,2Abにおいて均一に且つ隙
間なく分布した状態となる。
【0033】なお、メインテナンス時には、取付レバー
19を反時計回り方向に回転させることによって探触子
ケース2Aを簡単に取り外すことができる。そして、メ
インテナンス作業終了後に再度探触子ケース2Aを取り
付ける場合には、取付ベース16が容器51の外側底面
部に固着されたままの状態であるため、取付作業を当初
と同様に容易且つ正確に行うことができる。
【0034】図7は、第3の実施形態の構成図である。
この第3の実施形態は第2の実施形態とほぼ同様のもの
であり、異なる点はパッキンが探触子ケースとは別部材
として製作された後に、この探触子ケースに固着された
構成となっている点である。すなわち、図7において、
探触子ケース2Bの上部には環状の溝部24が形成され
ると共に、パッキン3Bには環状の凸部23が形成され
ており、溝部24に凸部23が嵌合した状態で両者は接
着材により確実に固着されている。このような構成によ
れば、材質の異なる探触子ケース2B及びパッキン3B
を当初はそれぞれ別部材として容易に製作することがで
き、その後は両者の嵌合部を接着材で固着するだけでよ
いため、2重成型を行うことなく、探触子ケース2Bに
パッキン3Bを一体的に形成することができる。この実
施形態における、その他の構成要素の説明と、探触子ケ
ース2B及びパッキン3Bの固定作業手順については第
2の実施形態と同様であるため省略する。
【0035】図8は、第4の実施形態の構成図である。
この第4の実施形態は防水構造を採用し、この防水構造
を利用して探触子ケース及びパッキンを容器51の外側
底面部に押圧する構成としたものである。この第4の実
施形態も第2及び第3の実施形態と同様に、新規に製作
された容器に探触子ケースを取り付ける場合に有効なも
のである。
【0036】図8において、防水カバー25は、筒体2
6及び蓋体27により構成されている。筒体26の上端
側は容器51の外側底面部に溶着されており、下端側内
周面にはネジ部26aが形成されている。一方、蓋体2
7にもネジ部27aが形成されており、これらネジ部2
6a,27aにより筒体26に蓋体27が螺着した構造
となっている。そして、筒体26はフランジ部26bを
有しており、このフランジ部26bに形成された環状溝
26c内にOリング28が設けられて、防水カバー25
の防水機能が実現されている。
【0037】防水カバー25の内側には、探触子ケース
押圧手段として機能する押圧ブロック30が配設されて
おり、更に、この押圧ブロック30の内側に、スカート
状のパッキン3Cが一体的に形成された探触子ケース2
Cが配設されている。押圧ブロック30の内側には段部
30aが形成されており、この段部30aが探触子ケー
ス2Cを容器51の外側底面部側に押圧する状態となっ
ている。また、押圧ブロック30の上端部側には鍔部3
0bが形成されており、この鍔部30bにスポンジパッ
キン31が固着されている。そして、このスポンジパッ
キン31がスカート状のパッキン3Cを容器51の外側
底面部側に押圧した状態となっている。蓋体27の中央
部にはネジ孔27bが形成されており、このネジ孔27
bに、ケーブル22の端末に取り付けられたコネクタ2
9が螺着されている。また、コネクタ29のネジ部上部
にはナット32が取り付けられており、このナット32
により蓋体27に対するコネクタ29の固定が行われて
いる。そして、押圧ブロック30には孔30cが形成さ
れており、この孔30c内にナット32が収納された状
態となっている。孔30cの形状は、ナット32に対応
した六角形状となっており、押圧ブロック30とナット
32との相対的な回転が拘束されるようになっている。
ナット32の上方に延びるケーブル22の端末からはリ
ード線が探触子ケース2C内に導かれており、このリー
ド線は端子台33を介して探触子12及び熱電対13に
接続されている。なお、探触子ケース2C内にはポッテ
ィング材が充填されており、このポッティング材により
端子台33及びリード線等の配線材に対する固定が確実
に行われている。
【0038】次に、本実施形態における探触子ケース2
C及びパッキン3Cを容器51の外側底面部に対して固
定する場合の作業手順につき説明する。作業員は、ま
ず、コネクタ29を蓋体27に螺着すると共に、押圧ブ
ロック30の内側にケーブル22のリード線が位置する
状態にしておき、この状態で探触子ケース2C内の端子
台33における配線作業を行っておく(探触子ケース2
Cの構造については詳述しないが、この探触子ケース2
Cは下部の蓋体と上部の筒体とに分割可能になってお
り、分割した状態で配線作業を容易に行えるようになっ
ている。)。
【0039】作業員は、探触子ケース2C内の配線作業
を終えた後、ナット32を締め付けてコネクタ29を確
実に蓋体27に固定しておき、さらに、このナット32
が押圧ブロック30の孔30c内に収納された状態とな
るようにしておく。これにより、蓋体27にコネクタ2
9が螺着されると共に押圧ブロック30が固定された状
態となり、さらにこの押圧ブロック30の内側にスカー
ト状のパッキン3Cが形成された探触子ケース2Cが配
置された状態となる。つまり、図8に図示された状態か
ら容器51及び筒体26が除去された状態となる。な
お、このときケーブル22の一方の端末側(図9の制御
部59に接続される側)は未接続の状態となっている。
【0040】次いで、作業員は、探触子ケース2Cの上
端面である密着面2Cb上すなわちスカート状のパッキ
ン3Cの内側にグリース状の充填材14を充分に注ぎ、
この充填材14がこぼれないように注意しながら蓋体2
7を回転させ、そのネジ部27aを筒体26のネジ部2
7aに螺着させていく。作業員が蓋体27を回転させる
と、この蓋体27と共に押圧ブロック30及び探触子ケ
ース2Cが容器51の外側底面部に向かって上昇してい
くが、このときナット32は六角形状の孔30cと嵌合
しており、ナット32と押圧ブロック30との間の相対
的な回転が拘束されるようになっているので、押圧ブロ
ック30及び探触子ケース2Cは蓋体27との位置ズレ
を生じることなく蓋体27とともに回転する。したがっ
て、蓋体27のネジ締め作業によってコネクタ29から
端子台33に至るまでの間においてリード線に捻れを生
じることがない。
【0041】さて、蓋体27のネジ締め作業により探触
子ケース2C及び3Cが上昇していき、やがて探触子ケ
ース2Cの上端面2Cb及びパッキン3Cが容器51の
外側底面部に接触する。このとき、パッキン3C及びス
ポンジパッキン31は変形可能なものであるため、外側
底面部に接触後も多少は蓋体27を回転させることがで
きる。作業員は、このときのネジ締め作業時の手応えか
ら、その後どの程度蓋体27を締め上げればよいかを知
ることができ、適当量だけ蓋体27を回転させた時点で
ネジ締め作業を停止する。これにより、探触子ケース2
C及びパッキン3Cの固定作業が終了する。なお、探触
子ケース2Cの上端面2Cb及びパッキン3Cが容器5
1の外側底面部に接触し始めた時点からネジ締め作業が
停止される時点までの間に、密着面51a,2Cbにお
ける余分な充填材14はスポンジパッキン31と容器5
1の外側底面部との間、及びスポンジパッキン31内部
を通過して押圧ブロック30の外側に排除される。
【0042】この状態においては、押圧ブロック30の
段部30aが探触子ケース2Cを容器51の外側底面部
に対して充分な押圧力で押圧しており、また、密着面5
1a,2Cbにおける余分な充填材14が排除されてい
るので、充填材14は密着面51a,2Cbにおいて均
一に且つ隙間なく分布した状態となっている。
【0043】上記のように、この第4の実施形態によれ
ば、屋外に設置されるタイプの容器に対して探触子ケー
ス及びパッキンを固定する場合に、防水構造を実現する
ことができ、しかも、この防水構造を利用することによ
り、固定作業を簡単に行えると共に、探触子ケース及び
容器の外側底面部の各密着面間に充填材を均一に且つ隙
間なく分布させることができる。
【0044】図9は、第5の実施形態の構成図である。
この第5の実施形態も第4の実施形態と同様に、防水構
造を採用したものであるが、この第5の実施形態では探
触子ケース押圧手段としてコイルバネを使用している。
また、この第5の実施形態では、探触子を直接容器の外
側底面部に密着させるようにしている。
【0045】図9において、防水カバー34は、筒体3
5及び蓋体36により構成されている。筒体35の上端
側は容器51の外側底面部に溶着されており、下端側に
は取付ネジ38を介して蓋体36が取り付けられてい
る。蓋体36のフランジ部内側における筒体35との対
向面には環状溝36cが形成されており、この環状溝3
6cにOリング37が装着されて防水構造が実現されて
いる。
【0046】筒体35の内側にはスポンジパッキン39
が配設されており、このスポンジパッキン39の更に内
側に、スカート状のパッキン3Dが一体的に形成された
探触子ケース2Dが配設されている。この探触子ケース
2Dの上部は開口されており、探触子12の上端面12
aが直接容器51の外側底面部に密着するようになって
いる。探触子ケース2Dの底面部には円形の取付座2D
aが形成されており、また、この取付座2Daに対向す
る蓋体36の内側の位置にも取付座36aが形成されて
いる。そして、これらの取付座2Da,36aにコイル
バネ40が装着され、このコイルバネ40が探触子ケー
ス2Dを容器51側へ向けて押圧している。
【0047】また、蓋体36の側面部にはネジ孔36b
が形成されており、このネジ孔36bにケーブル22の
端末に取り付けられたコネクタ29が螺着されている。
そして、コネクタ29から延びるリード線は探触子ケー
ス2D内に導かれており、このリード線は端子台33を
介して探触子12及び熱電対13に接続されている。第
4の実施形態ではコネクタ29が防水カバー25の底面
側に取り付けられていたが、この実施形態ではコネクタ
29が防水カバー34の側面側に取り付けられているの
で、容器51の外側底面部と床面53との間のスペース
がより狭い場合でも、取付作業を容易に行うことができ
るようになっている。
【0048】次に、本実施形態における探触子ケース2
D及びパッキン3Dを容器51の外側底面部に対して固
定する場合の作業手順につき説明する。作業員は、ま
ず、コネクタ29を蓋体36に螺着し、リード線を探触
子ケース2D内の端子台33に接続するなど配線作業を
終了させておく。そして、作業員は、蓋体36の取付座
36aにコイルバネ40の下端部をはめ込むと共に、こ
のコイルバネ40の上端部に探触子ケース2Dの取付座
2Daをはめ込む。更に、蓋体36の環状溝36cにO
リング37をはめ込むと共に、探触子ケース2Dの外側
にスポンジパッキン39を配置し、探触子ケース2Dの
上端面である密着面2Db上すなわちスカート状のパッ
キン3Dの内側にグリース状の充填材14を充分に注
ぐ。
【0049】この状態で、作業員は、容器51の密着面
51aに探触子12の上端面12aを押し当てると共
に、筒体35の下端面に蓋体36のフランジ部内側の対
向面を押し当てる。そして、取付ネジ38のネジ締めを
行い、内側にスポンジパッキン39及び探触子ケース2
Dが配設された状態の蓋体36を筒体35に固着する。
この状態においては、コイルバネ40が探触子ケース2
Dを容器51の外側底面部に対して充分な押圧力で押圧
しており、また、密着面51a,12aにおける余分な
充填材14が排除されているので、充填材14は密着面
51a,12aにおいて均一に且つ隙間なく分布した状
態となっている。
【0050】上記のように、この第5の実施形態によれ
ば、第4の実施形態と同様に、防水構造を利用すること
により、探触子ケースの固定作業を簡単に行えると共
に、探触子及び容器の外側底面部の各密着面間に充填材
を均一且つ隙間なく分布させることができる。そして、
この第5の実施形態は、探触子ケース押圧手段としてコ
イルバネを用いているので、防水カバーの高さを第4の
実施形態のものよりも小さくすることができ、狭いスペ
ースで作業を行う場合に適したものということができ
る。
【0051】なお、既述した各実施形態においては、探
触子ケース又は探触子の上端面上に単にグリース状の充
填材のみを注ぎ、この状態で探触子ケース又は探触子の
上端面を容器の外側底面部に押し当てる構成について説
明してきた。しかし、本発明の発明者の実験結果による
と、まず、探触子ケースの外側面に探触子の上端面が臨
むように探触子を固定し、この探触子の上端面上に、エ
ポキシ樹脂等を主成分とする充填材(固定充填材)を注
いで、これを固化させ、更に固定充填材の表面を充分に
研磨した後に、上記のグリース状の充填材を注ぎ込むよ
うにすると、一層この充填材の分布状態が良好になり、
超音波センサの精度が向上することが確認されている。
したがって、実際に要求される精度に応じて、このよう
な固定充填材を適宜使用することも可能である。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、探触子
ケースと容器の外側底面部との間の各密着面間に充填材
を保持するためのスカート状軟質樹脂製パッキン部材を
探触子ケースに一体的に形成し、この探触子ケースを探
触子ケース押圧手段によって容器の外側底面部にたいし
て押圧する構成としたので、上記の各密着面間に充填材
を均一に且つ隙間なく分布させることができ、さらに、
狭い作業空間においても探触子ケースを容器の外側底面
部に容易に取り付けることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成図。
【図2】図1における容器51の外側底面部に対する探
触子ケース2及びパッキン3の取付状態を示す断面図。
【図3】図1及び図2におけるパッキン3の形状を示す
説明図であり、(a)は平面図、(b)は縦断面図。
【図4】図1における探触子ケース押圧手段1の構成を
示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は側面図。
【図5】本発明の第2の実施形態の構成図。
【図6】図5における取付ベース16の形状を示す説明
図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のb−b線
に沿う断面図、(c)は底面図。
【図7】本発明の第3の実施形態の構成図。
【図8】本発明の第4の実施形態の構成図。
【図9】本発明の第5の実施形態の構成図。
【図10】探触子ケースを容器の外側底面部に取り付け
た超音波液面検出装置の構成例を示す説明図。
【符号の説明】
1 探触子ケース押圧手段 2,2A,2B,2C,2D 探触子ケース 2a 探触子配置スペース 2b,2Ab,2Bb,2Cb,2Db 密着面 2Da 取付座 3 パッキン 3a 筒体部 3b スカート部 4 固定台座 5 六角ボルト 6 位置決めスリーブ 7 ナット 8 可動板 9 取付台座 10 ワッシャ 11 ナット 12 探触子 12a 上端面 13 熱電対 14 充填材 15 スペーサ 16 取付ベース 16a 係合部 16b 孔 16c 取付面 16d 開口部 17 ピン 18 コイルバネ 19 取付レバー 19a 凹部 20 係合突起 21 係合突起 22 ケーブル 23 凸部 24 溝部 25 防水カバー 26 筒体 26a ネジ部 26b フランジ部 26c 環状溝 27 蓋体 27a ネジ部 27b ネジ孔 28 Oリング 29 コネクタ 30 押圧ブロック 30a 段部 30b 鍔部 30c 孔 31 スポンジパッキン 32 ナット 33 端子台 34 防水カバー 35 筒体 36 蓋体 36a 取付座 36b ネジ孔 36c 環状溝 37 Oリング 38 取付ネジ 39 スポンジパッキン 40 コイルバネ 51 容器 51a 密着面 52 支持脚 53 床面 54 探触子ケース 55 液体 56 発射波 57 液面 58 反射波 59 制御部 60 電話回線 61 管理コンピュータ
フロントページの続き (72)発明者 鈴 木 修 東京都渋谷区渋谷2丁目12番19号 株式会 社山武内 (72)発明者 片 岸 行 雄 東京都三鷹市下連雀八丁目3番11号 春日 電機株式会社内 (72)発明者 高 橋 哲 夫 東京都三鷹市下連雀八丁目3番11号 春日 電機株式会社内 (72)発明者 木 崎 秀 崇 東京都三鷹市下連雀八丁目3番11号 春日 電機株式会社内 (72)発明者 岩 本 政 雄 東京都三鷹市下連雀八丁目3番11号 春日 電機株式会社内 Fターム(参考) 2F014 AB01 AC02 FB01 5J083 AA02 AB20 AC29 AD30 AF01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波センサの探触子が内部に配設された
    探触子ケースを、液体が収容された容器の外側底面部に
    取り付けると共に、この探触子ケース及び外側底面部の
    各密着面間に超音波透過特性を良好にするための充填材
    を介在させ、前記探触子から前記容器内部に向けて発射
    した超音波の反射波を受信することにより前記液面の検
    出を行う超音波液面検出装置において、 前記探触子ケースを前記外側底面部側に対して押圧する
    探触子ケース押圧手段を備え、 しかも、前記探触子ケースには、前記充填材を前記各密
    着面間に保持するためのスカート状の軟質樹脂製パッキ
    ン部材が一体的に形成されている、 ことを特徴とする超音波液面検出装置の探触子ケース固
    定構造。
  2. 【請求項2】前記軟質樹脂製パッキン部材は、前記探触
    子ケースとは別部材として製作された後に、この探触子
    ケースに固着されたものである、 ことを特徴とする請求項1記載の超音波液面検出装置の
    探触子ケース固定構造。
  3. 【請求項3】前記探触子ケース押圧手段は、 前記容器の外側底面部下方の床面に載置される固定台座
    と、 前記固定台座から前記外側底面部に向かって延びるよう
    に垂設された複数のネジ部材と、 前記複数のネジ部材の先端側へ昇降動自在に取り付けら
    れた複数の位置決め部材と、 前記複数の位置決め部材に対し前記容器の外側底面部に
    向かう押圧力を与える複数の第1のナット部材と、 前記探触子ケースが取り付けられる取付台座を有し、且
    つ前記複数のネジ部材の中間部に昇降動自在に取り付け
    られた可動板と、 前記可動板に対し前記容器の外側底面部に向かう押圧力
    を与える複数の第2のナット部材と、 から構成されるものである、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の超音波液面検出
    装置の探触子ケース固定構造。
  4. 【請求項4】前記探触子ケース押圧手段は、 前記容器の外側底面部の所定位置に固着された取付ベー
    ス部材と、 前記取付ベース部材にバネ部材を介して取り付けられる
    と共に、前記探触子ケースに形成された係合部と係合す
    る係合部を有しており、これら係合部が互いに係合状態
    にある場合に、前記容器の外側底面部に向かう押圧力を
    前記バネ部材のバネ力に基づき前記探触子ケースに与え
    る取付レバーと、 から構成されるものである、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の超音波液面検出
    装置の探触子ケース固定構造。
  5. 【請求項5】前記容器の外側底面部に一端側が溶着され
    且つ他端側内周面にネジ部が形成された筒体と、この筒
    体のネジ部に螺着された蓋体とから構成され、前記探触
    子ケースを内包する防水カバーを備えており、 前記探触子ケース押圧手段は、 前記蓋体の内側に取り付けられ、前記蓋体が前記筒体の
    ネジ部に螺着されているときに、前記探触子ケースに前
    記容器の外側底面部に向かう押圧力を与える押圧ブロッ
    クにより構成されるものである、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の超音波液面検出
    装置の探触子ケース固定構造。
  6. 【請求項6】前記容器の外側底面部に一端側が溶着され
    た筒体と、この筒体の他端側にネジ部材を介して取り付
    けられた蓋体とから構成され、前記探触子ケースを内包
    する防水カバーを備えており、 前記探触子ケース押圧手段は、 前記蓋体の内側に装着され、前記探触子ケースに前記容
    器の外側底面部に向かう押圧力を与えるコイルバネによ
    り構成されるものである、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の超音波液面検出
    装置の探触子ケース固定構造。
JP26108499A 1999-01-25 1999-09-14 超音波液面検出装置の探触子ケース固定構造 Pending JP2001082998A (ja)

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KR1020000003201A KR20000053591A (ko) 1999-01-25 2000-01-24 초음파센서를 사용하여 검출대상으로서의 용기내의 액체를검출하는 시스템 및 방법

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JP2007212168A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Ricoh Elemex Corp 超音波式液面計、センサ保持具、及びセンサ取付方法
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