JP2001082632A - 真空比例開閉弁 - Google Patents
真空比例開閉弁Info
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Abstract
度良く制御することができる真空比例開閉弁を提供する
こと。 【解決手段】 弁本体2内に上流側から下流側に向かっ
て小径となるテーパ弁座面24を形成し、テーパ弁座面
24び当接または離間する弁体24の下端面外周に形成
されたテーパ弁体面34aにOリング35を嵌合する。
そして、テーパ弁体面34aとテーパ弁座面24との隙
間量を変化させることにより、Oリング35の弾性変形
量を変位させ、意図的にOリング35から流体の漏れを
発生させる。
Description
使用される真空容器内の真空圧力を微減圧する真空比例
開閉弁に関し、更に詳細には、ドレン溜まりができず、
流量ゼロから流量を精度良く制御することができる真空
比例開閉弁に関するものである。
バタフライ弁が使用されていた。バタフライ弁は、配管
の内径と略同径の円板に対して配管に固定される支柱を
中心部を通るよう直径方向に貫通させたものである。円
板が支柱に回転可能に保持されるため、円板の外周面と
配管の内壁との間には、約0.2〜0.5mmの隙間が
確保されている。
全遮断を行うことができないため、別個にパイロット式
開閉弁のような第1遮断弁を直列に接続していた。ま
た、円板が支柱を中心として配管内で回転するので、排
気ダクトの能力が高い場合には、円板が振動し、微減圧
を行うことができない場合があった。そのため、第1遮
断弁と並列にバイパスを形成し、バイパス上にバイパス
弁と第2遮断弁を接続していた。すなわち、バイパス弁
を狭い開度で設定した後、第1遮断弁を閉じて、バタフ
ライ弁及び第2遮断弁を開くことによって、排気ダクト
と真空容器とを狭い開度で接続し、真空容器内の流体を
ゆっくりと吸引していた。しかし、このようにバイパス
を形成すると、真空圧力制御システムを大型化し、真空
圧力のわずかな変化に対応できないという問題があっ
た。また、第1、第2遮断弁等の接続部が多く、パーテ
ィクル混入の可能性が高いという問題があった。
本出願人が提案した特開平9−72458号公報があ
る。これは、真空圧力を精度良く保持するために、ポペ
ット弁を使用している。図6は、従来の真空比例開閉弁
の概略構成図である。図6に示すように、真空比例開閉
弁100には、弁部130と駆動部131とが備えられ
ている。駆動部131には、ピストンロッド141を駆
動させるレギュレータ150が備えられている。
153がピストンロッド141を挿通するようにアダプ
タ142を介して駆動部131に連結されている。カバ
ー153には、入力ポート154と出力ポート155と
が垂直に形成されている。出力ポート155の開口部
は、弁座124としての役割を果たしている。ピストン
ロッド141の端部にはポペット弁体133が付設され
ており、ポペット弁体133の上端面には、ベローズ1
52が周回して取り付けられている。また、ポペット弁
体133の下端面には、弁座124と当接又は離間する
ステンレス弁体134がネジ止めされている。
いて説明する。図7は、従来の真空比例開閉弁の全閉時
の弁付近の構成を示す図であり、図8は、従来の真空比
例開閉弁の全開時の弁付近の構成を示す図である。ポペ
ット弁体133は、図7及び図8に示すように、ピスト
ンロッド141に連結される本体133aを備えてい
る。また、ポペット弁体133には、Oリング135を
固定するためのOリング取付部133bが下端面外縁に
沿って形成されている。ここで、Oリング135は、弁
が全閉したときに流体の漏れを防止するために設けられ
るものである。また、ポペット弁体133の下端面に
は、ステンレス弁体134を取り付けるためのステンレ
ス弁体取付部133cが形成されている。ステンレス弁
体134の外周面下端部には、テーパ面134aが形成
されている。テーパ面134aと弁座124とがなす角
度θは、3度である。そして、テーパ面134aの上部
には、ストレート部134bが形成されている。
は、流体を遮断する場合には、図7に示すように、ステ
ンレス弁体134が弁座124に挿通されると共に、ポ
ペット弁体133が弁座124の上端面124aに当接
し、Oリング135が押圧されてシールする。一方、流
体を制御する場合には、図8に示すように、ポペット弁
体133が弁座124の中心線m’(図6参照)に沿っ
て移動することにより、テーパ面134aと弁座124
とで構成される隙間の面積が変化し、流量調節が行われ
る。
真空比例開閉弁100には、次のような問題があった。 (1)常温で液化する流体を従来の真空比例開閉弁10
0に使用すると、ドレンがOリング135に当接する弁
座124の上端面124aに付着し、腐食物が生成され
ていた。腐食物は、ポペット弁体133又はOリング1
35が弁座124に当接したときに隙間を形成し、真空
比例開閉弁100が流体を完全に遮断できず、漏れが発
生するという問題があった。そこで、このような問題を
回避するために、図9に示すように、真空比例開閉弁1
00を取り付けることが考えられる。図9は、従来の真
空比例開閉弁の取り付けの一例を示す図である。すなわ
ち、弁本体102に対してストレート状に取り付けられ
た配管103、104の中心線n’に対して、真空比例
開閉弁100の中心線m’が直角となるように、真空比
例開閉弁100を弁本体102に取り付ける。これによ
り、ドレンが重力により下方へ落ち、弁座124にドレ
ンが付着しなくなると考えられる。しかし、このように
真空比例開閉弁100を弁本体102に取り付けても、
弁座124から落ちたドレンが、弁座124の付近にド
レン溜まりを形成するため、弁座124付近が腐食し、
パーティクルが発生するという問題があった。また、真
空比例開閉弁100の入力ポート154と出力ポート1
55とにそれぞれ配管103、104を連通させるため
に、弁本体102内に直角に曲成した流路122、12
3を形成しなければならず、その曲成部分122a、1
23aにドレン溜まりができ、パーティクルが発生する
という問題があった。そこで、風圧によりドレン溜まり
を除去することが考えられるが、流路122の曲成部分
122aには、流体の方向変化による損失が生じて、よ
どみが発生するため、ドレン溜まりを完全に除去するこ
とができなかった。
座124等の腐食を防止するために、吸水性がなく、耐
薬品性、耐熱性及び耐溶剤性に優れたポリクロロトリフ
ルオロエチレン又はポリテトラフルオロエチレンを用い
ることが考えられる。ところが、ポリクロロトリフルオ
ロエチレン又はポリテトラフルオロエチレンは、ステン
レス鋼等の金属と比べて熱膨張率が大きい。例えば、ポ
リテトラフルオロエチレンとCr14%ステンレス鋼と
の熱膨張率を比較すると、前者は熱膨張率が10*10
-5/℃であるのに対し、後者は熱膨張率が11*10-6
/℃である。従って、ポリテトラフルオロエチレンの熱
膨張率は、Cr14%ステンレス鋼の熱膨張率の約10
倍であることがわかる。ポリクロロトリフルオロエチレ
ンもほぼ同様である。このように熱膨張率が大きいポリ
テトラフルオロエチレン等を真空比例開閉弁100の弁
本体102に使用し、高温の流体を流すと、弁座124
が熱膨張して変形したり、弁座124とステンレス弁体
134の中心がずれるなどして、ステンレス弁体134
が弁座124に嵌合せず、流体を制御することができな
くなる恐れがあった。
124に確実に挿通されて、流体を精度良く制御するた
めには、ステンレス弁体134が固定されるポペット弁
体133の中心線が、弁座124の中心線m’に対して
厳密に一致するように、ポペット弁体133を弁座12
4に対して正確に位置決めしなければならなかった。そ
のため、ポペット弁体133の取り付けに手間がかかる
という問題があった。
するためになされたものであり、ドレン溜まりができ
ず、流量ゼロから流量を精度良く制御することができる
真空比例開閉弁を提供することを目的とする。
比例開閉弁は、真空容器と真空ポンプとを接続する配管
上にあって開度を変化させることにより真空容器内の真
空圧力を変化させるものであって、弁本体内に、上流側
から下流側に向かって小径となるテーパ弁座面として形
成された弁座を有することを特徴とする。上記構成を有
する請求項1に記載するの真空比例開閉弁は、常温で液
化等する流体を使用し、テーパ弁座面付近にドレンが付
着しても、ドレンは、重力に従って、テーパ弁座面に付
着した他のドレンを集めながらテーパ弁座面上を滑り落
ち、下流側へ流れ落ちて、真空ポンプに吸引されるの
で、テーパ弁座面付近にドレン溜まりが形成されない。
そのため、テーパ弁座面付近が腐食せず、テーパ弁座面
と弁体とが当接したときに腐食物による隙間が形成され
ないので、流体を確実に遮断することができる。また、
弁体は下降するときに、テーパ弁座面上を滑りながら移
動して係止されるので、テーパ弁座面の形状が熱膨張等
により変形したり、弁体の中心線がテーパ弁座面の中心
線に対してずれるなどしても、弁体はテーパ弁座面に当
接し、流体流量を制御することができる。
は、請求項1に記載するものであって、外周に先細りと
なるテーパ弁体面が形成され、前記テーパ弁体面に嵌合
された弾性シール部材が前記テーパ弁座面に当接または
離間する弁体を有することを特徴とする。上記構成を有
する請求項2に記載する真空比例開閉弁は、テーパ弁体
面に嵌合された弾性シール部材が、真空比例開閉弁を全
閉するときには、テーパ弁座面とテーパ弁体面とに挟持
されて弾性変形し、流体の漏れを防止する。また、真空
比例開閉弁が流体を低流量に調節する場合には、テーパ
弁座面に対する弁体の押圧力を全閉時より低減させ、弾
性シール部材の弾性変形量を変位させることにより、弾
性シール部材とテーパ弁座面との間から意図的に流体の
漏れを発生させる。このように、弾性シール部材の弾性
変形量を変化させることにより流量を調節することがで
きるので、僅少な流量であっても精度良く調節すること
ができる。
は、請求項1または請求項2に記載するものであって、
前記テーパ弁座面の中心線が、前記配管の中心線と斜交
することを特徴とする。上記構成を有する請求項3に記
載する真空比例開閉弁は、配管の中心線とテーパ弁座面
の中心線とが斜交しているので、流路が直角に曲がる箇
所が減少し、しかも、流路の曲がり部分の曲がり角を大
きくすることができるので、流路構成が簡素化する。そ
のため、流路内にドレン溜まりができにくく、しかも、
方向変化による損失が流体に生じにくい。よって、パー
ティクルの発生を低減させることができ、流量を正確に
制御することができる。
は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載する真
空比例開閉弁であって、前記弁本体又は前記弁体の材質
がポリクロロトリフルオロエチレン又はポリテトラフル
オロエチレンであることを特徴とする。上記構成を有す
る請求項4に記載する真空比例開閉弁は、腐食性の高い
流体を使用しても、弁体や弁座が腐食しにくく、パーテ
ィクルの発生率を低減させることができる。
施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図3は、真
空比例開閉弁が利用される真空圧力制御システムの全体
構成を示す図である。真空容器である真空チャンバ11
の内部には、ウエハ15が段状に配置されている。真空
チャンバ11には、入口13と出口14が形成され、入
口13には、流体の供給源及び真空チャンバ11内をパ
ージするための窒素ガスの供給源が接続されている。出
口14には、弁開度比例弁である真空比例開閉弁1の入
口ポートが接続されている。真空比例開閉弁1の出口ポ
ートは、真空ポンプ19に接続されている。また、出口
14には、遮断弁16を介して圧力センサ17が接続さ
れている。本実施の形態では、圧力センサ17として、
キャパシタンス・マノメータが使用されている。
図2に基づいて詳細に説明する。図1は、真空比例開閉
弁が閉じられた状態を示している。図2は、真空比例開
閉弁が開放された状態を示している。図1及び図2に示
すように、真空比例開閉弁1は、大きく弁部30と駆動
部31とに分かれている。本実施の形態においては、駆
動部31は、レギュレータ50を使用して、ピストンロ
ッド41を上下方向に駆動させている。
して駆動部31に連結されている。弁本体2の材料に
は、ポリクロロトリフルオロエチレン又はポリテトラフ
ルオロエチレンが使用されている。弁本体2には、配管
3、4がフランジ5、6を介して同一軸線上に接続され
ている。そして、弁本体2には、配管3に連通する入力
ポート22と、配管4に連通する出力ポート23とが、
略中央部に形成された弁室21を介して連通するように
形成されている。弁室21の下端部には、上流側から下
流側に向かって小径となるテーパ弁座面24が形成され
ている。
部に螺設されたベローズロッド37が挿通されている。
また、弁室21には、アダプタ42と弁本体2に上端部
を挟持されたベローズ38が配設されている。ベローズ
38の下端部は、ベローズロッド37に螺設される弁体
34により固定されている。弁体34は、耐腐食性に優
れたポリクロロトリフルオロエチレン又はポリテトラフ
ルオロエチレンで形成されている。弁体34の外周面に
は、図2に示すように、先細りとなるテーパ弁体面34
aが形成されている。そして、テーパ弁体面34aに
は、Oリング35が嵌合されている。すなわち、Oリン
グ35は、弾性変形できるように、テーパ弁体面34a
から僅かに突出して、弁体34とベローズ38の下端部
とに挟持されている。
真空比例開閉弁の作用について説明する。始めに、真空
比例開閉弁1の全閉状態について説明する。駆動部31
は駆動エアが供給されず、ピストンロッド41が不図示
の復帰バネにより下向きに付勢される。そして、図1に
示すように、テーパ弁体面34aがテーパ弁座面24に
当接する。このとき、テーパ弁体面34aに嵌合された
Oリング35が、テーパ弁体面34aに押圧されて大き
く弾性変形してテーパ弁座面24に密着するので、真空
比例開閉弁1は完全に閉鎖され、流体が漏れない。
弁体34の位置制御動作について説明する。高真空領域
では、図2に示すように、テーパ弁体面34aがテーパ
弁座面24から少し離れた位置に停止する。そして、低
真空領域より大気圧に近い低々真空領域では、完全に遮
断している状態のOリング35(図1参照)の弾性変形
量をレギュレータ50に加えている空気圧を徐々に減少
させて変化させ、Oリング35からの流体漏れを意図的
に発生させて、その微小の漏れ量により低真空圧力を実
現している。すなわち、Oリング35に加える荷重をコ
ントロールし、任意の弾性変形量で流体の微減圧を行
う。
ハは減圧された真空容器内で高温のプロセスガスを蒸着
されて、薄膜が形成される場合が多い。この場合に、ポ
リクロロトリフルオロエチレン又はポリテトラフルオロ
エチレンからなる弁本体2及び弁体34が熱膨張するた
め、弁体34の中心線とテーパ弁座面24の中心線がず
れて、テーパ弁体面34aとテーパ弁座面24との隙間
の間隔が設計値とずれ、等間隔でなくなる場合が考えら
れる。このような場合には、第一実施の形態の真空比例
開閉弁1は、弁体34がテーパ弁座面24上を滑るよう
に摺動し、テーパ弁座面24のいずれかの位置に係止さ
れる。このとき、Oリング35は、テーパ弁体面34a
とテーパ弁座面24との隙間が最も狭い位置においては
大きく弾性変形し、隙間が広い位置においては小さく弾
性変形して、設計値とのずれを吸収する。従って、テー
パ弁体面34aとテーパ弁座面24との隙間が等間隔で
ない場合においても、真空比例開閉弁1は流体を制御す
ることができる。
流体が使用される場合もある。この場合には、弁本体2
内の温度が常温になると、テーパ弁座面24や弁体34
等にドレンが付着する可能性がある。しかし、第一実施
の形態の真空比例開閉弁1は、弁体34の外周面及びテ
ーパ弁座面24の内周面を上流から下流に向かって小径
となるように形成している。よって、弁体34やテーパ
弁座面34aにドレンが付着しても、ドレンが上流側か
ら下流側へ流れ落ち、流れ落ちたドレンは真空ポンプ1
9に吸引される。
態の真空比例開閉弁1によれば以下のような効果を奏す
る。 (1)本実施の形態の真空比例開閉弁1は、テーパ弁座
面24が上流側から下流側に向かって小径に形成されて
おり、常温で液化する流体を使用する等してテーパ弁座
面24にドレンが付着しても、ドレンが上流側から下流
側へテーパ面に沿って流れ落ち、真空ポンプ19に吸引
されるので、テーパ弁座面24付近にドレン溜まりがで
きない。そのため、テーパ弁座面24に腐食物が生成さ
れず、全閉時に流体を確実に遮断することができるよう
になった。また、弁体34がテーパ弁座面24上を滑り
ながら下降して係止されるので、弁本体2が熱膨張する
などしてテーパ弁座面2の径が変位したり、また、弁体
34とテーパ弁座面24との中心線がずれるなどして
も、弁体34とテーパ弁座面24とは当接して、流体を
完全に遮断することができるようになった。
下流側に向かって小径となるテーパ弁体面34aを形成
し、テーパ弁体面34aにOリング35を嵌合している
ため、弁体34とテーパ弁座面24との中心線がずれ、
弁体34とテーパ弁座面24との隙間が等間隔でなくな
っても、Oリング35が設計値とのずれを吸収するの
で、流体を完全に遮断することができるようになった。
また、ピストンロッド41の変位量を調節して、テーパ
弁体面34aとテーパ弁座面24との離間距離を変える
ことにより、Oリング35の弾性変形量を変位させ、意
図的にOリング35から流体の漏れを生じさせることが
できる。このため、第一実施の形態の真空比例開閉弁1
は、僅少な流量でも精度良く調節することができるよう
になった。
クロロトリフルオロエチレン又はポリテトラフルオロエ
チレンで形成したので、弁室21や弁体34等が腐食し
にくく、パーティクルの発生を低減させることができ
た。ここで、真空比例開閉弁1が高温の流体の流量を制
御すると、弁本体2又は弁体34が熱膨張して、弁体3
4とテーパ弁座面24との中心線がずれる場合がある。
このような場合であっても、第一実施の形態の真空比例
開閉弁1は、弁体34がテーパ弁座面24上を滑るよう
に摺動し、しかも、テーパ弁体面34aに嵌合されたO
リング35が、テーパ弁座面24とテーパ弁体面34a
との隙間の大きさに応じて適度に弾性変形して設計値と
のずれを吸収するので、流体を精度良く制御することが
できるようになった。
ついて説明する。図4は、第二実施の形態の真空比例開
閉弁の閉弁時を示す図である。図5は、第二実施の形態
の真空比例開閉弁の開弁時を示す図である。ここで、第
二実施の形態は、配管の中心線に対して真空比例開閉弁
を斜めに取り付けている点で第一実施の形態と異なる。
従って、ここでは、第一実施の形態と相違する構成、作
用及び効果について説明し、重複する点については説明
を省略する。尚、図面の符号は、第一実施の形態と重複
するものについては同一符号を付している。
弁10は、弁本体7がアダプタ42を介して駆動部31
に連結されている。弁本体7には、配管8、9がフラン
ジ43、44を介して同一中心線n上に接続されてい
る。弁本体7には、配管8に接続する入力ポート72
と、配管9に接続する出力ポート73とが、弁室71を
介して連通するように形成されている。入力ポート72
は、配管8の中心線nに対して、θ4度傾斜して形成さ
れている。ここで、θ4は90度より大きく形成されて
いる。弁室71の下端部には、上流側から下流側に向か
って小径となる略円錐形状のテーパ弁座面74が形成さ
れている。弁室71は、テーパ弁座面の中心線mが中心
線nに対してθ1度傾斜するように形成されている。
ましい。なぜなら、θ1を45度より大きくすると、テ
ーパ弁座面74の壁面に沿って流れ落ちたドレンが、下
流へ流れ落ちずに、テーパ弁座面74の下端部74a周
辺に、ドレン溜まりをつくる可能性があるからである。
第二実施の形態においては、θ1=43度とする。ま
た、図4に示すように、テーパ弁座面74の下端部74
aは、テーパ弁座面74の中心線mに対してθ2度傾斜
している。θ2は45度以下であることが望ましい。な
ぜなら、θ2が45度より大きいと、ドレンが上流側か
ら下流側へ流れ落ちずに、テーパ弁体面74の下端部7
4aに溜まるからである。第二実施の形態においては、
θ2=45度とする。よって、第二実施の形態におい
て、配管8、9の中心線nとテーパ弁座面74の下端部
74aとがなす角度θ3は、88度である。
真空比例開閉弁10は、次のように作用する。真空比例
開閉弁10は、常温で液化する流体を使用すると、ドレ
ンが真空比例開閉弁10内に発生する。ドレンが入力ポ
ート72内に発生した場合には、入力ポート72内に付
着したドレンは、重力により下端部72aに流れ落ち
る。下端部72aは、配管8に対して鈍角状に形成され
ているので、ドレンが上流から下流へ流れ落ちる。ま
た、入力ポート72が鈍角状に形成されているので、ポ
ート72の角部72bに流体の流れ方向の変化による損
失が発生しない。よって、入力ポート72内にドレン溜
まりができない。
流れ落ちると共に、新たなドレンが付着する。このと
き、テーパ弁座面74や弁体34にもドレンが付着す
る。しかし、真空比例開閉弁10は、図1に示すよう
に、テーパ弁座面74の中心線mは配管8、9の中心線
nに対して43度傾斜している。そのため、弁室71に
付着したドレンは、重力に従って、弁室71に付着した
他のドレンを集めながら、テーパ弁座面74の下端部7
4aに集められる。また、テーパ弁座面74に付着した
ドレンも、重力に従って、下端部74aに集められる。
更に、弁体34に付着したドレンも、下端部74aに集
められる。下端部74aは配管8、9の中心線nに対し
て垂直でなく、88度傾斜しているので、下端部74a
に集められたドレンは、出力ポート73へ流れ落ちる。
きたドレンと、新たに出力ポート内に発生したドレンが
付着する。しかし、出力ポート73は、真空比例開閉弁
10が、図1に示すように、テーパ弁座面74の中心線
mが配管8、9の中心線nに対して43度傾斜している
ので、曲がり部73aが鈍角状に形成されている。その
ため、出力ポート内に集められたドレンは、下流へ流れ
落ち、真空ポンプ19に吸引され、出力ポート73内に
ドレンたまりができない。また、曲がり部73aが鈍角
状に形成されているので、流体の方向変化による損失が
生じにくく、効率よく流体流量を制御することができ
る。
10によれば、図1に示すように、テーパ弁座面74の
中心線mが配管8、9の中心線nに対して所定の角度θ
1、すなわち43度傾斜するように配設されているの
で、従来の真空比例開閉弁100を真空比例制御システ
ムに取り付けたとき(図9参照)と比べて流路の曲がり
箇所を低減することができ、流路構成を簡素化すること
ができた。また、曲がり部分の曲がり角が従来の真空比
例開閉弁100の場合(図9参照)と比べて大きいの
で、入力ポート72、出力ポート73内にドレン溜まり
ができにくく、微細加工で問題となるパーティクルの発
生を防止することができ、歩留まり率を向上させること
ができた。また、配管8、9のメンテナンス回数を減少
させることができ、真空比例開閉弁10の管理が容易に
なった。更に、流体が方向変化による損失を生じにくい
ので、効率よく流量制御できるようになった。
態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定
されるものではなく、様々な変更が可能である。例え
ば、第二実施の形態において、テーパ弁座面74のテー
パを45度とし、テーパ弁座面74の中心線mを配管
8、9の中心線nに対して43度傾斜させている。これ
を、テーパ弁座面の中心線mと配管8、9の中心線nと
のなす角度θ1を45度として、テーパ弁座面74のテ
ーパの角度を調節することにより、テーパ弁座面74の
下端側面に集められたドレンが下流へ流れ落ちるように
してもよい。即ち、例えば、θ1=45度、θ2=43
度としてもよい。
容器と真空ポンプとを接続する配管上にあって開度を変
化させることにより真空容器内の真空圧力を変化させる
真空比例開閉弁であって、弁本体内に、上流側から下流
側に向かって小径となるテーパ弁座面として形成された
弁座を有するため、テーパ弁座面に付着したドレンが上
流から下流へ流れ落ちて、ドレン溜まりができないの
で、腐食物の生成率を低減させることができ、パーティ
クルの発生率を低減させることができる。また、弁体が
テーパ弁座面上を滑るように下降するので、テーパ弁座
面の形状が熱膨張等により変形したり、弁体がテーパ弁
座面の中心線に対してずれるなどしても、弁体がテーパ
弁座面に当接し、流体を精度良く制御することができ
る。
弁の全閉時を示す断面図である。
弁の全開時を示す断面図である。
制御システムの全体構成を示
弁の全閉時を示す断面図である。
弁の全開時を示す断面図である。
成を示す図である。
成を示す図である。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 真空容器と真空ポンプとを接続する配管
上にあって開度を変化させることにより真空容器内の真
空圧力を変化させる真空比例開閉弁において、 弁本体内に、上流側から下流側に向かって小径となるテ
ーパ弁座面として形成された弁座を有することを特徴と
する真空比例開閉弁。 - 【請求項2】 請求項1に記載する真空比例開閉弁にお
いて、 外周に先細りとなるテーパ弁体面が形成され、前記テー
パ弁体面に嵌合された弾性シール部材が前記テーパ弁座
面に当接または離間する弁体を有することを特徴とする
真空比例開閉弁。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載する真空
比例開閉弁において、 前記テーパ弁座面の中心線が、前記配管の中心線と斜交
することを特徴とする真空比例開閉弁。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに
記載する真空比例開閉弁において、 前記弁本体又は前記弁体の材質がポリクロロトリフルオ
ロエチレン又はポリテトラフルオロエチレンであること
を特徴とする真空比例開閉弁。
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