JP2001082004A - エアマットの折曲げ構造 - Google Patents
エアマットの折曲げ構造Info
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Abstract
に、形状保持性が良く、簡素に構成出来るようにする。 【解決手段】 平坦状のエアマット1を折り曲げる際、
折曲げ中央線oを挟んで両側に一対のファスナ13a、
13bを取付け、ファスナ13a、13bを連結するこ
とでエアマット1の二点間が引張られ、中間部がたるん
で折り曲げられるようにする。ファスナ13a、13b
の代わりに、一対の編み上げ帯14を取付け、はと目1
5等にロープ16を通して編み上げて連結するようにし
ても良く、また、エアマット1の二点間より短い幅の補
強布10を貼着して折り曲げるようにしても良い。
Description
トを折り曲げる技術に関する。
布を略一定長の多数の連結糸で連結することで平坦状に
したエアマットとか、筒状のエアチューブを並列に並べ
て平坦状にしたエアマット等の中間部に角度を持たせる
場合、別体に構成される2枚のエアマットの端部を角度
を持たせて接合し、接合部の両面に補強布等を貼り付け
て補強する等の方法が一般的である。
に複数のエアマットを接合して角度を持たせる方法は、
接合部の剛性が低くて充分な形状保持強度が得られず、
また一ヶ所から充気しようとすると、連結パイプ等を接
続する必要が生じる等、部品点数が増えてコスト高を招
きやすいという問題がある。
度を持たせる場合に、形状保持性が良く、しかも簡素に
構成出来るようにすることを目的とする。
本発明は、平坦状のエアマットに角度を持たせるにあた
り、エアマットの一方側の面の所定の二点間を、その二
点間の距離より短い長さの規制部材で規制して、二点間
の距離を縮めて折り曲げるようにした。
れば、エアマットは基本的に展張して平らな状態に戻ろ
うとするが、規制部材によってこの展張力を強制的に押
えつけて固定することで、折曲げ部の剛性を高めること
が出来るとともに、一つのエアマットだけで角度が形成
出来るため、部品点数が増加せず簡素に構成出来る。
に、一方側の面の二点間に張り渡される補強布としても
良く、また請求項3のように、エアマットの折曲げ線を
挟んで両側に設けられる一対の連結具とし、この連結具
を連結自在にしても良い。
二点間の距離より短い長さの補強布を接着等により貼着
することで、常にエアマットに角度を持たせた状態に
し、連結具を使用する場合は、連結状態で二点間の距離
より短い長さとなる連結具を使用することで、連結時に
は角度が付与され、連結具を外した状態では平坦状に戻
るようにする。
ァスナやベルト、編み上げを用いたり、エアシートにリ
ング状の固定具を設け、紐やフック付きのベルト、フッ
ク付きのシート等により固定するようにすれば、ファス
ナを開いたり、ベルトや編み上げや紐を解いたり、フッ
クを外すことによって平坦状のエアシートに容易に戻す
ことが出来る。
ように、折曲げの中間部に形成されるエアマットのたる
み部を貼着するとともに、エアマットの折曲げ面に補強
布をほぼ全域を貼着するようにしても良く、または請求
項5のように、補強布とエアマットの結合部位を、エア
マットの折曲げ線を挟んで両側に取付けられる一対のV
型テープで結合補助し、補強布の中間部とエアマットの
折曲げ面との間にクリアランスが形成されるようにして
も良い。
は、二点間の中間部のエアマットのたるみ部も同時に貼
着することで貼り付け強度を高めるようにする。また、
一対のV型テープを介して補強布を貼着し、中間部にク
リアランスを形成する場合は、中間部のエアマットのた
るみ部は特に貼着しなくても貼り付け強度が確保される
が、たるみ部を貼着するのは自由である。
も、補強布の中間部とエアマットの折り曲げ面との間に
クリアランスが形成されるようにした方が、強度的に強
く、また補強布の取付作業も行いやすいため、好まし
い。
請求項6のように、エアマットの折曲げ部の側面に、折
曲げ角度を補強する側面補強布を貼着するようにすれ
ば、折曲げ部の形状保持性を一層良好にすることが出来
る。
場合は、請求項7のように、連結具を、ファスナ式また
は編み上げ式または固定具式等で連結自在にする。
ナで連結する方式であり、編み上げ式とは、一対の連結
具に設けられる紐通し部等にロープ等を通して編み上げ
る方式であり、固定具式とは、例えば連結具を固定具で
連結する方式である。また、これらに類似する方式で連
結する手段も含まれる。
項8のように、エアマットの折曲げ角度を調整可能にし
ても良い。
数のファスナを位置の異なる複数箇所に設けておき、係
合させるファスナの位置を変更することで、エアマット
の折曲げ角度を変化させることが出来、また、編み上げ
式の場合は、一対の連結具を結ぶロープ等の長さを変え
れば折曲げ角度を変化させることが出来るし、ロープを
通す穴を複数並列に設けることによっても折曲げ角度を
変化させることが出来、また固定具式の場合は、長さの
異なる複数の固定具を準備しておけば折曲げ角度を変化
させることが出来る。
項9のように、エアマットの折曲げ部の側面に、折曲げ
角度を補強する一対の側面連結具を設け、これら側面連
結具を連結自在にしても良い。
側面の側面連結具も連結するようにすれば、一層強固に
姿勢を保持することが出来、折曲げ部の剛性を高めるこ
とが出来る。
した図面に基づき説明する。ここで図1は折り曲げたエ
アマットの使用の一例を示す説明図、図2はエアマット
の内部構造の一例を示す断面図、図3、図4はエアマッ
トを補強布で折曲げる構造の説明図、図5乃至図10は
エアマットを一対の連結具で折曲げる構造の説明図、図
11はエアマットの側面を補強する構造の説明図、図1
2は折曲げ角度を調整可能にした構成例の説明図、図1
3、図14は折曲げ構造の変形応用例図である。
例えば図2(a)に示すように、気密性のある表基布2
と裏基布3を略一定長の多数の連結糸4で連結し周縁を
気密加工して内部を密封するとともに、この内部に空気
を充填することで平坦面の形状になるようにした構造の
エアマット1や、図2(b)に示すように、チューブ式
の複数の空気膨張体5の周囲をカバー材6で覆って平坦
状の形状になるようにした構造のエアマット1Aや、そ
の他の手段で平坦面形状の構造にしたエアマットの折曲
げに関する技術であり、折曲げ部の剛性を高めることが
出来るとともに、部品点数の増加を避けることが出来る
ようにされている。
することが可能で、全体の剛性を高めることが出来る図
2(a)の構造のエアマットに適用されており、この場
合の表基布2と裏基布3の素材としては、例えば表織布
と裏織布の表面に、ゴムや樹脂等の気密性素材をコーテ
ィングしたり、またはゴムシート、樹脂シート等の気密
性シート材料を貼着する等によって構成されている。そ
してこのようなエアマット1に対して本発明に係る折曲
げ構造を採用すれば、例えば図1に示すようなエアテン
トTや、インフレータブルボートの船底や、簡易浴槽等
の構造に好適である。
第1構成例は、図3に示す通りであり、まず図3(a)
に示すように、エアマット1の折曲げ中心線oを挟んで
左右の重ね線p、qを合わせ、図3(b)に示すように
p、o、q間のたるみ部を接着等で固定した後、その上
部に補強布10を貼着し、図3(c)に示すような折曲
げ構造とする。ここで補強布10の素材としては、例え
ば、エアマット1の表基布2や裏基布3の素材と同一素
材か、またはゴム引き布、ターポリン等の素材が適用出
来る。
ト1自体は基本的に外側に広がって平らな状態に戻ろう
とし、特にバッグ内に高圧のエアが充填されている場
合、この復元力は極めて強いが、この広がる力を補強布
10により強制的に規制しているため、折曲げ部の剛性
は極めて強く、また、部品点数も簡素である。
により、折曲げ角度を自由に調整することが出来、場合
によっては鋭角に折り曲げることも可能であるが、この
ように鋭角に折り曲げる場合は補給布10にかかる負荷
が増大する。
にかかる負荷が大きい場合に有利な構造であり、図4
(a)に示すように、折曲げ中心線oを挟んで両側に一
対のV型テープ11を貼着した後、このV型テープ11
とその外側のエアマット面に補強布10を貼着した構造
である。この場合は、補強布10と折曲げ部のマット面
との間にはクリアランスが形成され、中間部のたるみ部
は特に接着等で固定しなくても必要な強度は確保される
が、貼着するのは自由である。因みに、このV型テープ
11の素材も、例えば、エアマット1の表基布2や裏基
布3の素材と同一素材か、またはゴム引き布、ターポリ
ン等の素材が適用可能である。
造は、折り曲げた状態で姿勢を固定しておく構造であ
り、エアマット1を折り曲げた状態にして作業するため
作業性はあまり良くないが、エアマット1の外面にファ
スナ等の突出部がないため、例えばインフレータブルボ
ートの船底や、簡易浴槽等のように人体に接触する可能
性のある部分には適している。
第1、第2構成例では、エアマット1の折曲げ部の側面
に、図11(b)に示すような側面補強布12を貼着
し、折曲げ角度を補強するようにしても良い。このよう
な側面補強布12は、折曲げ角度等に合わせた形状にし
ておけば、作業が容易であり、体裁を整えることが出来
る。
1を折曲げ、展張自在にして多用途目的に使用出来るよ
うにした構成例について、図5乃至図9に基づき説明す
る。
例であり、この構成例では、図5(a)に示すように、
折曲げ中心線oを挟んで一対のV型テープ11を貼着
し、このV型テープ11とその外側のエアマット面に雌
雄一対のファスナ13a、13bを貼着して、両方のフ
ァスナ13a、13bを連結自在にしたものである。そ
して両方のファスナ13a、13bを連結すると、図5
(b)に示すように折り曲げられ、連結を外すと平坦状
に戻るようにしており、例えば図1に示すようなテント
Tの屋根部の構造等に最適である。
にしたままでV型テープ11やファスナ13a、13b
の取付け作業等が出来るため、作業容易である。
あり、図6(a)に示すように、ファスナ13a、13
bの代わりに、連結具としての一対の編み上げ帯14を
貼着し、この編み上げ帯14に設けられるはと目15に
ロープ16等を通して連結するようにする。
編み上げ帯14のはと目15同士を重ねてロープ16等
で編み上げても良いが、左右の編み上げ帯14の対向位
置にあるはと目15同士をロープ等で結びつけていくよ
うにし、はと目同士間のロープの長さを変えることでエ
アマット1の折曲げ角度を調整出来るようにしても良
い。因みに、図6ではV型テープ11を使用していない
例を示しているが、前記ファスナ式と同様にV型テープ
11を介して貼着するようにしても良い。
図であり、図7(a)に示すように、折曲げ中心線oの
左右に、はと目を有するはと目具17を所定間隔置きに
取付け、図7(b)に示すような固定具としてのボルト
18とナット19、またはこれに類似した固定具で固定
して連結するようにした構成例である。
した第6構成例図及び第7構成例図であり、第6構成例
では、はと目具17の代わりに図8(b)に示すような
Dリング20を取付け、このDリング20を紐H等で結
び付けるようにし、第7構成例では、縫製等でループ状
に形成したループベルト30をエアマット1に接着等で
固定し、これをスクリュージョイント等の開環可能な結
合リング31で結合自在にしたものである。この際、図
10の第8構成例に示すようなフック部を有する固定具
21で固定するようにすることも可能であり、固定具2
1としては、シートや剛板板等を使用することが出来
る。
曲げ、展張自在にしたエアマット1の折曲げ部の側面に
は、例えば図11(a)に示すようなDリング等の一対
の側面連結具22を設け、ロープ等で連結して補強すれ
ば折曲げ角度を強固にすることが出来る。
数配設し、折曲げ角度を調整出来るようにしても良い。
ここで図12は、1枚のエアマット1の両端部側の折曲
げ部にそれぞれ対になるファスナ23a、23b、24
a、24bを設け、両端部の折曲げ角度を調整可能にす
るとともに、中央部の折曲げ部のファスナ25a、25
bの連結、及び連結解除と組合せて、図12(b)に示
すようなテントの屋根形態と、図12(c)に示すよう
なテントの屋根形態を異なる形態で構成出来るようにし
た例である。勿論、このような連結具はファスナ式以外
に編み上げ式にしても良く、その他の方式にしても良
い。更に、連結させる連結具を変えることによって、折
曲げ位置を移動させることも可能である。例えばファス
ナ24aと24bの連結から、ファスナ24aと23b
の連結に変えることによって、折曲げ位置を移動させる
ことが出来る。
式、その他の方式の折曲げは、図13に示すように、一
対の連結具26a、26bの向きを変えて中間のたるみ
部の領域幅を変化させ、一方側の折曲げ角度と他方側の
折曲げ角度を変化させるようにしても良く、また、図1
4に示すように、一対の連結具27a、27bを斜めに
取付け、エアマット1を斜めに折り曲げるようにするこ
とも可能であり、このような各種変形態様の折曲げでも
簡単に構成することが出来る。
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に属する。例えば平坦
状のエアマットの内部構造等は任意であり、また類似の
連結具で連結するのも自由である。
は、平坦状のエアマットに角度を持たせるにあたり、エ
アマットの一方側の面の所定の二点間を、その二点間の
距離より短い長さの規制部材で規制して、二点間の距離
を縮めて折り曲げるようにしたため、折曲げ部の剛性を
高めることが出来るとともに、簡素に構成することが出
来る。この際、規制部材として、請求項2のように、一
方側の面の二点間に張り渡される補強布としても良く、
また請求項3のように一対の連結具とし、この連結具を
連結自在にしても良いが、請求項5のように、一対のV
型テープを介して貼着し、補強布の中間部とエアマット
の折曲げ面との間にクリアランスが形成されるようにす
れば、より強固に貼着出来、また請求項6のように、エ
アマットの折曲げ部の側面に側面補強布を貼着すれば、
折曲げ部の形状保持性を一層良好にすることが出来る。
求項7のように、連結具を、ファスナ式または編み上げ
式または固定具式等で連結自在にすれば、例えば連結を
解いて平坦状のマットに形態に戻すことも可能となり、
用途が増して便利である。この際、請求項8のように、
エアマットの折曲げ角度を調整可能にすれば、一層用途
を増すことが出来る。そしてこの場合も、請求項9のよ
うに、エアマットの折曲げ部の側面に、一対の側面連結
具を設ければ、形状保持性を良好にすることが出来る。
図
1構成例の説明図
2構成例の説明図
た第3構成例の説明図
た第4構成例の説明図
た第5構成例の説明図
た第6構成例の説明図
た第7構成例の説明図
した第8構成例の説明図
える場合の応用例図
2…側面補強布、13a、13b…ファスナ、14…編
み上げ帯、20…Dリング、21…固定具、22…側面
連結具、o…折曲げ中心線。
Claims (9)
- 【請求項1】 平坦状のエアマットを折り曲げる構造で
あって、エアマットの一方側の面の所定の二点間を、そ
の二点間の距離より短い長さの規制部材で規制して、二
点間の距離を縮めて折り曲げることを特徴とするエアマ
ットの折曲げ構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載のエアマットの折曲げ構
造において、前記規制部材は、前記一方側の面の二点間
に張り渡される補強布であることを特徴とするエアマッ
トの折曲げ構造。 - 【請求項3】 請求項1に記載のエアマットの折曲げ構
造において、前記規制部材は、前記エアマットの折曲げ
線を挟んで両側に設けられる一対の連結具であり、これ
ら連結具は前記二点間の距離より短い長さで連結可能に
されることを特徴とするエアマットの折曲げ構造。 - 【請求項4】 請求項2に記載のエアマットの折曲げ構
造において、前記補強布は、エアマットの折曲げ面にほ
ぼ全域が貼着され、また二点間の中間部に形成されるエ
アマットのたるみ部も貼着されることを特徴とするエア
マットの折曲げ構造。 - 【請求項5】 請求項2に記載のエアマットの折曲げ構
造において、前記補強布とエアマットの結合部位は、エ
アマットの折曲げ線を挟んで両側に取付けられる一対の
V型テープで結合補助され、補強布の中間部とエアマッ
トの折曲げ面との間にはクリアランスが形成されること
を特徴とするエアマットの折曲げ構造。 - 【請求項6】 請求項2又は請求項4又は請求項5に記
載のエアマットの折曲げ構造において、前記エアマット
の折曲げ部の側面には、折曲げ角度を補強する側面補強
布が貼着されることを特徴とするエアマットの折曲げ構
造。 - 【請求項7】 請求項3に記載のエアマットの折曲げ構
造において、前記一対の連結具は、ファスナ式または編
み上げ式または固定具式等で連結自在にされることを特
徴とするエアマットの折曲げ構造。 - 【請求項8】 請求項3又は請求項7に記載のエアマッ
トの折曲げ構造において、前記エアマットの折曲げ角度
は調整可能にされることを特徴とするエアマットの折曲
げ構造。 - 【請求項9】 請求項3又は請求項7又は請求項8に記
載のエアマットの折曲げ構造において、前記エアマット
の折曲げ部の側面には、折曲げ角度を補強する一対の側
面連結具が設けられ、これら側面連結具はお互いに連結
自在にされることを特徴とするエアマットの折曲げ構
造。
Priority Applications (1)
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JP26275399A JP4093518B2 (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | エアマットの折曲げ構造 |
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