JP2001081022A - 皮膚化粧料及びくま改善剤 - Google Patents

皮膚化粧料及びくま改善剤

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】皮膚を健やかに保つことのできる皮膚化粧料を
提供すること。 【解決手段】ビタミンE誘導体とユズエキスを配合する
ことにより、その相乗効果によってくまに対する改善効
果、肌荒れ防止効果、角質改善効果、老化防止効果及び
美白効果を発現し、皮膚を健やかに保つことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚を健やかに保
つことのできる皮膚化粧料に関する。さらに詳しく言う
と、くまに対して改善効果に優れ、さらに優れた肌荒れ
防止効果、角質改善効果、老化防止効果及び美肌効果を
発現する皮膚化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】健やか
な皮膚を保つためには、くま、肌荒れ、しみ、小じわな
ど、様々な肌トラブルから肌を守る必要がある。
【0003】従来より、健やかな皮膚を保つために、皮
膚化粧料中に様々な植物抽出液が配合されてきた。例え
ば、ユズエキスを含む化粧料は優れた保護効果や肌荒れ
防止効果があることが明らかにされている(特公平7−
55888号公報、特開平3−190809号公報)。
しかしながら、女性の肌悩みの中でも上位を占めるくま
の改善効果については何ら明らかにされていない。同様
に、ビタミンE誘導体は、高い抗酸化能、抹消血管拡張
効果、血行促進作用等の薬理作用を有することが知られ
ており、古くから医薬品、化粧品等に配合されている
が、くま改善効果は併せ持っていない。
【0004】肌トラブルの中でも、くまは、主に眼瞼部
の周辺部に発生する一時的に肌が暗く見える現象であ
り、女性の肌悩みの中で上位に挙げられるものである。
これまで、その発生要因として一般的に疲れや血行不良
とされていたが、科学的な根拠は全く示されていなかっ
た。そのため、これまでくまに対する対処法としては、
ファンデーションやコンシーラーなどのメイクアップ化
粧料によって目立たなくする手段しかなく、根本的にく
まを改善する化粧料は存在しないのが現状であった。最
近になって、くまの発生要因として皮膚の浅い部分の血
液滞留がその一因とする報告が出され(日本生理人類学
会誌vol.4特別号(1),p17−20)、第44
回日本化粧品技術者会研究討論会講演要旨集、p49−
51)、この血液滞留を改善することでくまを根本的に
改善できる可能性が見出された。しかしながら、上述の
通り、ユズエキスやビタミンE誘導体を単独で皮膚化粧
料中に配合した場合は十分に満足できるくま改善効果が
得られていないのが現状であった。
【0005】本発明の目的は、皮膚を健やかに保つこと
のできる皮膚化粧料を提供することにある。さらに詳し
く言うと、くまに対して改善効果に優れ、さらに優れた
肌荒れ防止効果、角質改善効果、老化防止効果及び美肌
効果を発現する皮膚化粧料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記のよ
うな実情からみて鋭意研究した結果、ビタミンE誘導体
とユズエキスとを含有する皮膚化粧料が、相乗効果によ
って、くまに対する改善効果、肌荒れ防止効果、角質改
善効果、老化防止効果及び美効果をそれぞれ発現し、皮
膚を健やかに保つことのできることを確認して本発明を
完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明の請求項1は、α−トコ
フェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロー
ル、δ−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロー
ル、リノール酸dl−α−トコフェロール、リノレイン酸
dl−α−トコフェロール、ニコチン酸dl−α−トコフェ
ロール、アスコルビン酸dl−α−トコフェロール、コハ
ク酸dl−α−トコフェロールから選択される1種以上と
ユズエキスとを含有することを特徴とする皮膚化粧料で
ある。また、本発明の請求項2は、α−トコフェロー
ル、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−ト
コフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、リノール
酸dl−α−トコフェロール、リノレイン酸dl−α−トコ
フェロール、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、アス
コルビン酸dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−
トコフェロールから選択される1種以上とユズエキスと
を含有することを特徴とするくま改善剤である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に述べる。本発明で用いられるビタミンE誘導体として
は、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−ト
コフェロール、δ−トコフェロール、酢酸dl−α−トコ
フェロール、リノール酸dl−α−トコフェロール、リノ
レイン酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸dl−α−
トコフェロール、アスコルビン酸dl−α−トコフェロー
ル、コハク酸dl−α−トコフェロールなどが挙げられ
る。これらは天然物由来のものであっても、また合成に
よって得られたものでもよく、これらを単独または2種
以上を組み合わせて用いてもよい。本発明で用いられる
ビタミンE誘導体の配合量は皮膚化粧料の処方成分全量
を基準として、0.001〜20重量%(以下、wt%
と略す)が好ましく、さらに好ましくは0.01〜10
wt%である。
【0009】本発明に用いるユズエキスは、ユズ(Citr
us junos Siebold)の果実を抽出溶媒に浸漬し、これ
を室温又は加温下抽出し、濾過することによって得るこ
とができる。抽出溶媒としては、水またはメチルアルコ
ール、エチルアルコールなどの低級アルコール類、グリ
セリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコールなどの液状多価アルコ
ール類、酢酸エチル、アセトン、ジエチルエーテル、ヘ
キサンなどの有機溶媒などを、単独あるいは二種以上組
み合わせて用いることができる。好ましくは、抽出物の
溶解性や安全性の点から水、低級アルコール類もしくは
液状多価アルコール類が好ましい。
【0010】得られた抽出物をそのまま本発明に用いて
も良いが、必要に応じて通常用いる方法により脱色・脱
臭したものを用いても良い。また、抽出物を濃縮して用
いることも出来る。本発明で用いられるユズエキスの配
合量は皮膚化粧料及びくま改善剤の処方成分全量を基準
として、0.001〜10重量%(以下、wt%と略
す)が好ましく、さらに好ましくは0.01〜5wt%
である。
【0011】本発明の皮膚化粧料及びくま改善剤にはこ
れらのほかにも、例えば一般に化粧料で用いられている
賦形剤、香料などをはじめ、油脂類、界面活性剤、保湿
剤、美白剤、pH調整剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、顔料、洗浄剤、乳化剤などの各種化
粧料成分を皮膚化粧料に適宜配合することができる。
【0012】前記油脂類としては、一般に化粧料で汎用
されている、例えば流動パラフィン、パラフィン、セタ
ノール、アボガド油、オリーブ油、ホホバ油、ヤシ油な
どの植物性油脂;牛脂、豚脂、馬脂、タートル油、ミン
ク油、パーセリン油、スクワランなどの動物性油脂;メ
チルポリシロキサン、ベヘニルアルコール、トリカプリ
ン酸グリセリル、トリオクタン酸グリセリルなどが挙げ
られる。
【0013】前記界面活性剤としては、例えばラウリル
硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、
ラウリン酸ジエタノールアミドなどの陰イオン性界面活
性剤;ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、
セチルトリメチルアンモニウムクロライド、塩化ベンザ
ルコニウムなどの陽イオン性界面活性剤;グリセリルモ
ノステアレート、ソルビタンモノステアレート、ポリオ
キシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート、ポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖エステル、脂肪
酸アミドなどの非イオン性界面活性剤などが挙げられ
る。
【0014】前記保湿剤としては、例えばグリセリン、
プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、
ピロリドンカルボン酸ソーダ、パンテテイン−Sスルホ
ン酸塩などの合成保湿剤;ヒアルロン酸、エラスチン、
胎盤抽出液、ローヤルゼリー、微生物発酵液、例えばキ
チン、キトサン、ペクチンなどや、その他の植物や動物
由来の抽出液などの天然保湿剤などが挙げられる。
【0015】前記美白剤としては、例えばコウジ酸、ア
スコルビン酸、アルブチンやこれらの誘導体などのほか
にも、胎盤抽出液、その他の植物や動物由来の抽出液な
どが挙げられる。
【0016】前記pH調整剤としては、例えばクエン
酸、クエン酸ナトリウム、リン酸一水素ナトリウム、リ
ン酸二水素カリウム、乳酸、酒石酸などの有機酸、無機
酸およびその塩類などが挙げられる。
【0017】前記増粘剤としては、例えばカルボキシメ
チルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ポ
リビニルアルコール、トラガントガム、アルギン酸ナト
リウム、カラギーナン、キサンタンガム、ベントナイト
などが挙げられる。
【0018】前記防腐剤としては、例えばメチルパラベ
ン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベ
ンなどのパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタ
ノール、エタノール、デヒドロ酢酸などが挙げられる。
【0019】前記酸化防止剤としては、例えばブチルオ
キシトルエン(BHT)などが挙げられる。
【0020】前記顔料としては、例えばベンガラ、黄酸
化鉄、黒酸化鉄、酸化チタン、ナイロンパウダー、酸化
亜鉛、セリサイト、マイカ、タルクなどが挙げられる。
【0021】前記洗浄剤としては、例えばラウリル硫酸
ナトリウムなどが挙げられる。
【0022】前記乳化剤としては、例えば大豆レシチン
油などが挙げられる。
【0023】前記賦形剤としては、例えば硫酸ナトリウ
ムなどが挙げられる。
【0024】本発明の皮膚化粧料及びくま改善剤の形態
は特に限定されるものではないが、例えばクリーム、乳
液、化粧水、エッセンス、洗顔料、クレンジング料、パ
ックなどの基礎化粧品、口紅、ファンデーション、プレ
ストパウダーなどのメイクアップ化粧品、ボディソー
プ、石鹸などのトイレタリー製品などとして用いること
ができる。
【0025】
【実施例】以下、実施例および比較例に基づいて本発明
を詳述するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。また、実施例に記載の血液量測定法、皮膚明度測定
法、角質層のターンオーバー速度測定方法(老化防止効
果)、荒れ肌改善効果の測定法、官能試験法は下記の通
りである。実施例、比較例中の各成分の配合量の単位は
wt%である。
【0026】(1)血液量測定法 レーザードップラー血流計(オメガフロー製)を用いて
測定を行った。測定には接触タイプの深度可変型プロー
ブを用い、内眼角下部(深度0.6mm)について測定
を行った。各測定は約20秒ずつ行い、値の安定したお
よそ10秒の平均値を測定値とした。試料連用前と10
日間連用後の血液量を測定し、連用後の値から連用前の
値を引いた値を血液量差とした。
【0027】(2)皮膚明度差測定法 色彩色差計(CR−321:ミノルタ製)を用いて、L
*値の測定を行った。測定は内眼角下部について5回行
い、最大、最小値を除いた3点の平均値を皮膚明度とし
た。試料連用前と10日間連用後の皮膚明度を測定し、
連用後の値から連用後の値を引いた値を皮膚明度差とし
た。
【0028】(3)角質層のターンオーバー速度測定法 蛍光色素のダンシルクロライドを白色ワセリン中に5重
量%配合した軟膏を作り、被験者の前腕部の皮膚に24
時間閉塞貼布し、角質層にダンシルクロライドを浸透結
合する。その後同じ部位に1日2回(朝、夕)被験試料
を塗布し、毎日ダンシルクロライドの蛍光を調べ、その
蛍光が消滅するまでの日数を皮膚角質のターンオーバー
速度とした。なお、通常の皮膚角質層のターンオーバー
速度は、14〜16日であるが、老化した皮膚において
は18日前後に延び、それに対して老化防止効果が現れ
ると12日前後にまで短縮される。
【0029】(4)荒れ肌改善効果の測定試験法 下脚に荒れ肌を有する中高年被験者20名を対象として
4週間連続塗布効果を調べた。被験者の左側下脚試験部
位に1日2回約1gの試料を塗布し、試験開始前及び終
了後の皮膚の状態を下記の判定基準により判定した。右
側下脚は試料を塗布せず対照とした。試験前後の試験部
位と対照部位の判定結果を比較し、皮膚乾燥度が2段階
以上改善された場合(例えば;+→−、++→±)を
「有効」、1段階改善された場合を「やや有効」、変化
がなかった場合を「無効」とした。試験結果は「有効」
「やや有効」となった被験者の人数で示した。
【0030】(5)官能試験法 被験者20名が試料を10日間連用した後の試料の特性
を評価した。評価は、眼の下のくま、肌の明るさ、つ
や、平滑性、弾力性のアンケート項目に対し、「くまが
薄くなった」、「皮膚が明るくなった」、「皮膚のつや
が増した」、「皮膚が滑らかになった」、「皮膚に張り
が生じた」と回答した人数で示した。
【0031】製造例1 ユズエキスの製造 ユズの果実10重量部に50%(v/v)エタノール9
0重量部を加え、40℃で24時間抽出した。ついで、
これを濾過し本発明で用いるユズエキスを得た。
【0032】実施例1〜2、比較例1〜3 下記処方に基ずき下記の調製法によってスキンローショ
ンを調製し、前記の諸試験を実施した。
【0033】 スキンローション (A) ニコチン酸dl−α−トコフェロール 表1に記載 エタノール 10.0(wt%) ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 1.0 メチルパラベン 0.1 香料 0.1 (B) ユズエキス 表1に記載 グリセリン 5.0 キサンタンガム 0.1 ヒドロキシエチルセルロース 0.1 精製水 残量
【0034】
【表1】
【0035】(1)調製法 A成分とB成分をそれぞれ均一に溶解した後、両者を混
合溶解、攪拌した。
【0036】(2)特性 得られたスキンローションについて諸試験を実施した結
果を表1に併せて記載する。この表から明らかなよう
に、ユズエキスとビタミンE誘導体を配合したスキンロ
ーションは諸試験において良好な結果であった。それに
対して比較例1のスキンローションは、諸試験において
顕著な効果は認められなかった。また実施例のスキンロ
ーションはヒト皮膚を用いた諸試験においても全く皮膚
刺激は生じなかった。
【0037】実施例3〜5、比較例4〜5 下記処方に基ずき下記の調製法により皮膚化粧料を調製
し、前記の諸試験を実施した。
【0038】 実施例3 クリーム (A) 酢酸dl−α−トコフェロール 表2に記載 グリセリルモノステアレート 2.0(wt%) 蜜ろう 1.0 ソルビタンモノステアレート 1.0 ワセリン 4.0 流動パラフィン 12.0 (B) ユズエキス 表2に記載 N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 1.0 カラギーナン 0.3 メチルパラベン 0.1 精製水 残量
【0039】 実施例4 ミルク (A) リノール酸dl−α−トコフェロール 表2に記載 ポリオキシエチレン(20E.O.) ソルビタンモノオレエート 0.5(wt%) ソルビタンセスキオレエート 0.15 セタノール 1.0 ワセリン 2.0 スクアラン 5.0 ブチルパラベン 0.1 (B) ユズエキス 表2に記載 グリセリン 10.0 ジプロピレングリコール 5.0 メチルパラベン 0.1 キサンタンガム 0.2 セチル硫酸ナトリウム 0.3 精製水 残量、
【0040】 実施例5 ファンデーション (A) セタノール 3.0(wt%) α−トコフェロール 表2に記載 ワセリン 5.0 グリセリルモノステアレート 2.5 ステアリン酸 3.0 ブチルパラベン 2.0 ポリオキシエチレン(10E.O.) ステアリルエーテル 1.0 (B) ユズエキス 表2に記載 ソルビトール 5.0 1,3−ブチレングリコール 6.0 顔料 15.0 セチル硫酸ナトリウム 1.2 精製水 残量
【0041】 比較例4 クリーム (A) グリセリルモノステアレート 2.0(wt%) 蜜ろう 1.0 ソルビタンモノステアレート 1.0 ワセリン 4.0 流動パラフィン 12.0 (B) ユズエキス 表2に記載 N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 1.0 カラギーナン 0.3 メチルパラベン 0.1 精製水 残量
【0042】 比較例5 ミルク (A) ソルビタンセスキオレエート 0.15(wt%) 酢酸dl−α−トコフェロール 表2に記載 ポリオキシエチレン(20E.O.) ソルビタンモノオレエート 0.5 セタノール 1.0 ワセリン 2.0 スクアラン 5.0 ブチルパラベン 0.1 (B) グリセリン 10.0 ジプロピレングリコール 5.0 メチルパラベン 0.1 キサンタンガム 0.2 セチル硫酸ナトリウム 0.3 精製水 残量
【0043】
【表2】
【0044】(1)調製法 処方中のA成分とB成分を、それぞれ80℃に加熱し均
一に溶解した。ついで、A成分中にB成分を注入して乳
化分散した後、攪拌しながら温度30℃まで冷却して調
製した。 (2)特性 得られた皮膚化粧料について諸試験を実施した結果を表
2に記載する。この表から明らかなように、ビタミンE
誘導体とユズエキスとを配合した皮膚化粧料は諸試験に
おいて良好な結果であった。それに対して比較例4,5
の皮膚化粧料は、諸試験において顕著な効果は認められ
なかった。また,実施例の皮膚化粧料はヒト皮膚を用い
た諸試験においても全く皮膚刺激は生じなかった。
【0045】以上記載のように、本発明が、皮膚を健や
かに保つことのできる皮膚化粧料、さらに詳しく言う
と、くまに対して改善効果に優れると共に、優れた肌荒
れ防止効果、角質改善効果、老化防止効果及び美肌効果
を発現する皮膚化粧料を提供することは明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 裕美 神奈川県小田原市寿町5丁目3番28号 鐘 紡株式会社化粧品研究所内 (72)発明者 炭田 康史 神奈川県小田原市寿町5丁目3番28号 鐘 紡株式会社化粧品研究所内 Fターム(参考) 4C083 AA082 AA111 AA112 AC012 AC022 AC072 AC102 AC122 AC132 AC182 AC422 AC432 AC442 AC482 AC582 AC782 AD282 AD352 AD671 AD672 CC02 CC05 EE10 EE12 EE16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 α−トコフェロール、β−トコフェロー
    ル、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール、酢酸dl
    −α−トコフェロール、リノール酸dl−α−トコフェロ
    ール、リノレイン酸dl−α−トコフェロール、ニコチン
    酸dl−α−トコフェロール、アスコルビン酸dl−α−ト
    コフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロールから選
    択される1種以上とユズエキスを含有することを特徴と
    する皮膚化粧料。
  2. 【請求項2】 α−トコフェロール、β−トコフェロー
    ル、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール、酢酸dl
    −α−トコフェロール、リノール酸dl−α−トコフェロ
    ール、リノレイン酸dl−α−トコフェロール、ニコチン
    酸dl−α−トコフェロール、アスコルビン酸dl−α−ト
    コフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロールから選
    択される1種以上とユズエキスを含有することを特徴と
    するくま改善剤。
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