JP2001080601A - 納豆原料用煮豆の納豆包装用容器単位当りの所定重量測定兼納豆容器詰装置 - Google Patents

納豆原料用煮豆の納豆包装用容器単位当りの所定重量測定兼納豆容器詰装置

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JP2001080601A
JP2001080601A JP25587799A JP25587799A JP2001080601A JP 2001080601 A JP2001080601 A JP 2001080601A JP 25587799 A JP25587799 A JP 25587799A JP 25587799 A JP25587799 A JP 25587799A JP 2001080601 A JP2001080601 A JP 2001080601A
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natto
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boiled
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fermented soybean
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Kaoru Watanabe
薫 渡邊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を減らしつつも正確な重量測定と円
滑な容器詰を行うことができるようにする。 【解決手段】 納豆原料用煮豆を搬送可能かつ排出口を
有するスクリューコンベア2装置と、このスクリューコ
ンベア装置から排出された納豆原料用煮豆を受け取るた
めの底板開閉式の受け箱12と、前記受け箱に供給され
た前記納豆原料用煮豆のネット重量を測定するためのロ
ードセル14と、前記スクリューコンベア装置の排出口
を開閉するシャッター10と、前記受け箱から落下する
納豆原料用煮豆を収納する包装用容器を搬送するための
搬送コンベア15で構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、部品点数を減らしつ
つも正確な重量測定と円滑な容器詰を行うことができる
ようにした納豆原料用煮豆の納豆包装用容器単位当りの
所定重量測定兼納豆容器詰装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から市販されている納豆は、特有の
包装容器に収納されて販売されたいたが、その容器に収
納されていた納豆の量については、嵩(ボリューム)を
基準にして収納されることが一般であった。したがって
各納豆粒間に必然的に発生する空隙部いかんによっては
粒数に実質的な相違を有することがあるため、近時は、
容器中のネット重量を基準とする旨、当業界において申
し合わされるに至っている。
【0003】今日一般に行われている納豆の製造は、納
豆原料用煮豆をナットウ菌その他の材料とともに、納豆
包装用容器に収納し、かつラッピング等した状態で醗酵
させ、納豆として販売しているのである。
【0004】一方、前記の納豆包装用容器としては、例
えば30g用容器、40g用容器、50g用容器等があ
り、これらの容器又は包装紙にはこれらの容器に収納さ
れているべき最低所要ネット重量(30g,40g,5
0g等)を明記する義務が課せられているため、納豆の
ネット重量として前記の数値に欠けるものの販売をする
ことができないことになっている。仮にネット重量が前
記の数値に満たないものがある場合は、販売後、返品の
対象にもなっている。したがって、このような危険を回
避する上で、前記容器には、前記数値より多めの納豆を
不本意ながら入れることも行われているが、この場合多
めに入れた粒量がたとい少ないとしても、これらを寄せ
集めると相当な量となり、このことは製造元からする
と、耐え難いことでもあった。
【0005】そのため比較的正確に重量測定を行うこと
を目的として、例えば図3に示す装置が開発されるに至
っている。すなわち同図においてaは起振器b付きのホ
ッパーであり、このホッパーaに納豆原料用煮豆cを入
れ、前記ホッパーaの下方排出口から排出した納豆原料
用煮豆cを振動フィーダーdによって搬送しつつバケッ
トeに供給する。
【0006】このバケットeはロードセルfに連結され
ているとともに、このロードセルfによる重量測定の結
果を受け、所定重量に達した時点でこのバケットeの上
方開口部をシャッターgによって閉塞するとともに、バ
ケットeのロート状の底板hを開放させ、この底板hに
収納された納豆原料用煮豆cを下方に配設した筒形の桝
i中に移す。この場合、桝iの下方に存在する開閉式の
シャッターjは桝iの底部を閉塞状にしてあり、前記桝
iに前記納豆原料用煮豆cが移動した後、底板hを閉
じ、シャッターgを開き、これまでの作用を繰り返す。
【0007】一方、桝iに収納された前記納豆原料用煮
豆cは、やがて搬送コンベアkによって連続的に搬送さ
れてくる納豆包装用容器lが、まさに前記桝iの直下に
至った時点でシャッターjを開くことによって、前記納
豆包装用容器lに供給され、搬送コンベアkによってさ
らに搬送され、その過程によって秤mによって計測さ
れ、その後はラッピング等の後処理が行われ、醗酵室に
入れて納豆としての完成を見るのであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記した従来例
にあっては次の課題が確認されている。
【0009】納豆原料用煮豆cがホッパーaから振動
フィーダーdに移動する際に、前記ホッパーaには起振
器bが配設されているため、かなりの量の納豆原料用煮
豆cが供給されることを懸念して整流ブレードnをあえ
て取り付けなければならなかった。
【0010】整流ブレードnによって前記納豆原料用
煮豆cがある程度薄層となって振動フィーダーd上を流
動するとしても、その移動は連続的に行われる。一方、
バケットeに所定重量の納豆原料用煮豆cが供給された
場合に、シャッターgが閉塞したとしても、振動フィー
ダーdからの納豆原料用煮豆cは前記シャッターg上に
堆積することになり、バケットeに対する次回の供給の
ためにシャッターgを開くと、掻き板oの作用によって
シャッターg上に堆積した納豆原料用煮豆cが一挙にバ
ケットe内に供給されることになる。するとシャッター
g上に堆積している納豆原料用煮豆cの量(重量)が所
定量より多い場合には、多い状態でバケットeに供給さ
れ、やがて所定量より多い納豆原料用煮豆cが納豆包装
用容器lに収納されてしまうことが一再ではなかった。
【0011】搬送コンベアkは一定速度にしても絶え
ず回転しているために、これに伴って納豆包装用容器l
も同速度で移動することになるが、前記納豆包装用容器
lがまさに前記桝iの直下に至った時点でなければ桝i
内の納豆原料用煮豆cを排出するわけにはいかないた
め、そのタイミングを設定する上で、シャッターjを必
要としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明に係る納
豆原料用煮豆の納豆包装用容器単位当りの所定重量測定
兼納豆容器詰装置(請求項1)は前記の課題を解決する
ために、納豆原料用煮豆を搬送可能かつ排出口を有する
スクリューコンベア装置と、このスクリューコンベア装
置から排出された納豆原料用煮豆を受け取るための底板
開閉式の受け箱と、前記受け箱に供給された前記納豆原
料用煮豆のネット重量を測定するためのロードセルと、
前記スクリューコンベア装置の排出口を開閉するシャッ
ターと、前記受け箱から落下する納豆原料用煮豆を収納
する包装用容器を搬送するための搬送コンベアからなる
ものである。
【0013】またこの発明に係る納豆原料用煮豆の納豆
包装用容器単位当りの所定重量測定兼納豆容器詰装置
(請求項2)は前記の課題を解決するために、受け箱に
収納された納豆原料用煮豆の所定ネット重量をロードセ
ルが感知した時点で、シャッターによるスクリューコン
ベア装置の排出口の閉塞、モータの作動の停止及び受け
箱の底板の開放が行われるように、また受け箱から納豆
原料用煮豆の全粒又はほぼ全粒の排出をロードセルが関
知した時点で、シャッターによる排出口の開放、モータ
ーの作動の再開始及び受け箱の底板の閉塞をそれぞれ同
時に行い得るように同期せしめたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】次にこの発明に係る納豆原料用煮
豆の納豆包装用容器単位当りの所定重量測定兼納豆容器
詰装置の実施の形態を図1及び図2に基づいて述べる
と、1は納豆原料用煮豆をスクリューコンベア2装置に
供給するためのホッパーであり、このホッパー1は単一
のスクリューコンベア2に対して単一の場合もあれば、
複数の製造ラインからなるものにあっては、スクリュー
コンベア2もそれに相応して同数のスクリューコンベア
2を用いことになるところ、この場合においてはホッパ
ー1の案内筒部3を分岐せしめた単一のホッパー1に形
成する場合もある。
【0015】前記スクリューコンベア2は、この発明に
係る装置に、U字溝を形成し、このU字溝内に設置し、
その両端をボス等によって前記U字溝に回転自在に支承
されている。そしてこのボスを取り外すことにより、ス
クリューコンベア2が前記U字溝に対し着脱自在に配設
されているのである。このことは定期的に行わなければ
ならない清掃の上で、きわめて便利である。
【0016】4は前記U字溝の上方開口部に着脱自在に
配設したカバーであり、このカバー4における前記ホッ
パー1の下端相当位置には孔が形成され、前記ホッパー
1に収納した納豆原料用煮豆が前記孔を通過してスクリ
ューコンベア2(U字溝)に供給されるのである。
【0017】5は前記U字溝の一部に形成した排出口で
あり、6は前記スクリューコンベア2の軸の一端に連結
したプーリーである。また7は減速機付きのモータ8の
回転軸に配設したプーリーであり、両プーリー6,7は
ベルト9によって連結されている。尚、前記プーリー
6,7はこれを歯車に代え直接噛合せしめてもよく、か
つこれらプーリー6,7をスプロケットに代えチェーン
で連結してもよい。
【0018】10はエアシリンダー11のピストンロッ
ドに連結した板状のシャッターであり、このシャッター
10は前記U字溝に形成した排出口5を閉塞するもので
あるので、その面積は排出口5を十分に閉塞し得るサイ
ズとしてある。そしてこのシャッター10はピストンロ
ッドの前後動に伴って前後動し、この前後動は少なくと
も前記排出口5の開閉を実現させる範囲とする。したが
って前記排出口5を全開するものに限るものではない。
【0019】12は前記排出口5の下方に配設した受け
箱であり、この受け箱12には開閉自在な底板13が配
設されている。
【0020】14は前記受け箱12に連結したロードセ
ルであり、このロードセル14としては、従来から各種
分野において一般に用いられているものを使用すればよ
い。
【0021】15は前記受け箱12のさらに下方に配設
した搬送コンベアであり、16は納豆包装用容器であ
る。
【0022】しかしてホッパー1に収納した納豆原料用
煮豆は案内筒部3を経由して直接U字溝、すなわちスク
リューコンベア2に供給され、モータ8の作動によって
ベルト9を介して前記スクリューコンベア2を正方向に
回転せしめる。するとU字溝内の納豆原料用煮豆は排出
口5方向に搬送され、この場合、シリンダ−11により
シャッター10を退避せしめ、排出口5を開放しておく
と、やがてこの排出口5より排出され、受け箱12中に
落下する。そしてこの受け箱12に収納された納豆原料
用煮豆のネット重量はロードセル14によって測定さ
れ、その重量が所定の重量に達した時点で受け箱12の
底板13を開放するのである。
【0023】この場合、ロードセル14による所定ネッ
ト重量を測定した時点で、モータ8を停止せしめ、した
がってスクリューコンベア2の回転を止めるとともに、
エアシリンダー11を作動せしめてシャッター10を排
出口5の下方へ移動せしめることにより排出口5から受
け箱12へ納豆原料用煮豆の供給を阻止せしめる。
【0024】前記のように底板13が開放されることに
よって受け箱12中の納豆原料用煮豆はその下方に存在
する納豆包装用容器16に落下収納されることになる。
【0025】ここにおいて、前記納豆原料用煮豆は、ホ
ッパー1への投入後、納豆包装用容器16に移るまでに
は、スクリューコンベア2による強制的な移動が促され
るため短時間で終了することになるので、これが煮豆で
あるとしても、受け箱12内壁又は底板13に付着残留
するように変質することはない。そのため底板13の開
放にともなってその全粒が納豆包装用容器16に完全に
移行することになるが、何らかの異変によって一部の納
豆原料用煮豆が受け箱12の内壁又は底板13に付着残
留するとしてもせいぜい数粒である。
【0026】いずれにしても受け箱12から納豆原料用
煮豆が排出することによってロードセル14の重量測定
値はゼロ(0)又はそれに限りなく近い値を示すことに
なるので、これをロードセル14が感知すると、底板1
3を閉塞せしめるとともに、シャッター10を退避させ
排出口5を開放せしめ、モータ8を駆動させてスクリュ
ーコンベア2を再運転させ、前記と同様の作用を再開す
るのである。
【0027】尚、搬送コンベア16は、納豆包装用容器
16を搬送するためのものであるから、前記受け箱12
の直下にセンサーを配設しておき、このセンサーによっ
て納豆包装用容器16が前記受け箱12の直下に至った
ことを感知するまでは、受け箱12中の納豆原料用煮豆
が所定重量になった場合にも、底板13は開放せしめ
ず、すなわち待機の状態になるように設定することがで
きる。よって納豆原料用煮豆を正確に納豆包装用容器1
6に供給することができるのである。
【0028】
【発明の効果】前記のようにこの発明に係る納豆原料用
煮豆の納豆包装用容器単位当りの所定重量測定兼納豆容
器詰装置(請求項1)にあっては、納豆原料用煮豆を搬
送可能かつ排出口を有するスクリューコンベア装置と、
このスクリューコンベア装置から排出された納豆原料用
煮豆を受け取るための底板開閉式の受け箱と、前記受け
箱に供給された前記納豆原料用煮豆のネット重量を測定
するためのロードセルと、前記スクリューコンベア装置
の排出口を開閉するシャッターと、前記受け箱から落下
する納豆原料用煮豆を収納する包装用容器を搬送するた
めの搬送コンベアからなるため、前記従来例に比してそ
の部品点数を大幅に少なくすることができ、納豆包装用
容器への収納する納豆原料用煮豆の所定ネット重量を正
確に測定することができるとともに、この煮豆の納豆包
装用容器への容器詰めも円滑に行うことができるという
効果を有するのである。
【0029】またこの発明に係る納豆原料用煮豆の納豆
包装用容器単位当りの所定重量測定兼納豆容器詰装置
(請求項2)によれば、受け箱に収納された納豆原料用
煮豆の所定ネット重量をロードセルが感知した時点で、
シャッターによるスクリューコンベア装置の排出口の閉
塞、モータの作動の停止及び受け箱の底板の開放が行わ
れるように、また受け箱から納豆原料用煮豆の全粒又は
ほぼ全粒の排出をロードセルが関知した時点で、シャッ
ターによる排出口の開放、モーターの作動の再開始及び
受け箱の底板の閉塞をそれぞれ同時に行い得るように同
期せしめてあるので、前記の効果に加え、受け箱への過
剰かつ不慮の納豆原料用煮豆の供給を積極的に阻止し、
したがって納豆包装用容器への納豆原料用煮豆の供給
を、所定ネット重量の最小限とすることができるという
効果を有するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る納豆原料用煮豆の納豆包装用容
器単位当りの所定重量測定兼納豆容器詰装置の一実施例
を示す一部断面正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ホッパー 2 スクリューコンベア 3 案内筒部 4 カバー 5 排出口 6,7 プーリー 8 モータ 9 ベルト 10 シャッター 11 エアシリンダー 12 受け箱 13 底板 14 ロードセル 15 搬送コンベア 16 納豆包装用容器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 納豆原料用煮豆を搬送可能かつ排出口を
    有するスクリューコンベア装置と、このスクリューコン
    ベア装置から排出された納豆原料用煮豆を受け取るため
    の底板開閉式の受け箱と、前記受け箱に供給された前記
    納豆原料用煮豆のネット重量を測定するためのロードセ
    ルと、前記スクリューコンベア装置の排出口を開閉する
    シャッターと、前記受け箱から落下する納豆原料用煮豆
    を収納する包装用容器を搬送するための搬送コンベアか
    らなることを特徴とする納豆原料用煮豆の納豆包装用容
    器単位当りの所定重量測定兼納豆容器詰装置。
  2. 【請求項2】 受け箱に収納された納豆原料用煮豆の所
    定ネット重量をロードセルが感知した時点で、シャッタ
    ーによるスクリューコンベア装置の排出口の閉塞、モー
    タの作動の停止及び受け箱の底板の開放が行われるよう
    に、また受け箱から納豆原料用煮豆の全粒又はほぼ全粒
    の排出をロードセルが関知した時点で、シャッターによ
    る排出口の開放、モーターの作動の再開始及び受け箱の
    底板の閉塞をそれぞれ同時に行い得るように同期せしめ
    た請求項1記載の納豆原料用煮豆の納豆包装用容器単位
    当りの所定重量測定兼納豆容器詰装置。
JP25587799A 1999-09-09 1999-09-09 納豆原料用煮豆の納豆包装用容器単位当りの所定重量測定兼納豆容器詰装置 Pending JP2001080601A (ja)

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