JP2001080600A - 展開式メッシュアンテナ及びその折畳み装置及びその折畳み方法 - Google Patents

展開式メッシュアンテナ及びその折畳み装置及びその折畳み方法

Info

Publication number
JP2001080600A
JP2001080600A JP26365799A JP26365799A JP2001080600A JP 2001080600 A JP2001080600 A JP 2001080600A JP 26365799 A JP26365799 A JP 26365799A JP 26365799 A JP26365799 A JP 26365799A JP 2001080600 A JP2001080600 A JP 2001080600A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mesh
support
conductive mesh
folded
antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26365799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4512755B2 (ja
Inventor
Akio Tsujihata
昭夫 辻畑
Akira Meguro
在 目黒
Kiyotaka Uchimaru
清隆 内丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
National Space Development Agency of Japan
Original Assignee
Toshiba Corp
National Space Development Agency of Japan
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, National Space Development Agency of Japan filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP26365799A priority Critical patent/JP4512755B2/ja
Publication of JP2001080600A publication Critical patent/JP2001080600A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4512755B2 publication Critical patent/JP4512755B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Aerials With Secondary Devices (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、信頼性の高い高精度なメッシュ折
畳み展開動作を実現して、大口径化の促進を図り得るよ
うにすることにある。 【解決手段】鏡面形状に展張される導電性メッシュ10
を、鏡面に対して略直交する軸回りに巻き込む如くの折
り畳み収容するように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば人工衛星
等に搭載されてなるパラボラアンテナのうち、金属線材
等を編み込んで構成した変形自在の導電性メッシュを反
射鏡面とする展開式メッシュアンテナ及びその折畳み装
置及びその折畳み方法に関する。
【0002】
【従来の技術】宇宙空間に大型の構造物を構築する場
合、現在ではスペースシャトルや宇宙ステーション・ミ
ールに於いて宇宙飛行士が作業を行う方式が採用されて
いるが、これらの方式では人的被害を考慮する必要性が
あると共にコストも高くつくという欠点を有し、また作
業期間の制約や構築構造物サイズの制約を受けることも
あり得る。
【0003】このため、昨今では宇宙空間に大型構造物
を構成する方式として、モータ等の駆動力によって自動
的に構造体を構成する展開トラス構造なるものが国内外
で研究されている。
【0004】ところで、このような展開トラス構造を用
いて宇宙空間に大形アンテナを構成する手法として、既
に特開平7−226620等の導電性メッシュ材を用い
た折り畳み自在な展開式メッシュアンテナが知られてい
る。
【0005】図13乃至図16は、このような従来の展
開式メッシュアンテナを示すもので、図13が折畳み状
態を示し、図14及び図15が展開途中を示し、図16
が展開状態を示す。
【0006】即ち、図において、101は、例えば金属
材料をメッシュ状に織り込んだ導電性メッシュで、この
導電性メッシュ101は、ケーブル102に取り付けら
れている。上記ケーブル102を支持する構造体は、セ
ンターハブ103と展開リブ104、展開ヒンジ105
により構成され、展開リブ104は、展開ヒンジ105
回りに回転自在になるようにセンターハブ103に固定
されている。この展開リブ104の回転によりメッシュ
アンテナは、展開運動する。
【0007】また、上記ケーブル102は、展開リブ1
04に接続されており、展開リブ104が回転して所定
の位置に到達したときに張力が発生して導電性メッシュ
101を張架し、反射面を構成する。
【0008】さらに、ケーブル102には、収納ケーブ
ル106が取りつけられており、収納状態において収納
ケーブル106は、収納ケーブルリリース機構107に
固定されている。この収納ケーブルリリース機構107
は、その名の示すとおり、展開リブ104の回転により
収納ケーブル106をリリースしていき、展開状態に至
る。
【0009】ところが、上記展開式メッシュアンテナで
は、特に、鏡面の開口直径を大きくしようとして展開リ
ブ104の長さを長くすると、図17に示すようにその
収納状態において、導電性メッシュ101が展開リブ1
04の包絡域よりはみ出すと共に、収納状態の導電性メ
ッシュ101が、構造体(展開リブ104)の展開運動す
る方向と略平行に存在するため、導電性メッシュ101
の網の穴に展開運動する構造体の凹凸部が引っかかりや
すく、展開動作を行う際に導電性メッシュ101が構造
体と絡まって展開動作を阻害する虞れを有する。
【0010】また、上記展開式メッシュアンテナでは、
その折畳み展開に収納ケーブルリリース機構107を備
えなければならないために、その重量が重くなるという
問題を有する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の展開式メッシュ
アンテナでは、アンテナ反射鏡の開口直径を大きくしよ
うとすると、その収納状態において導電性メッシュが構
造体の包絡域よりはみ出すとともに、収納状態の導電性
メッシュが構造体が展開運動する方向と略平行に存在す
るために、導電性メッシュが絡まって損傷させる虞れを
有すると共に、重量が重くなるという問題を有する。
【0012】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、構成簡易にして、大型化の促進を図り得、且つ、
信頼性の高い高精度なメッシュ折畳み展開動作を実現し
得るようにした展開式メッシュアンテナ及びその折畳み
装置及びその折畳み方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、展開状態に
おいて鏡面を形成するもので、収納状態で前記鏡面と略
垂直な軸回りに巻き込み収容される導電性メッシュを備
えて展開式メッシュアンテナを構成した。
【0014】上記構成によれば、展開状態において鏡面
をなす導電性メッシュが、収納状態において鏡面と略垂
直方向軸回りに巻き込んで折り畳んでいるので、その収
納状態において導電性メッシュが構造体の包絡域よりは
み出すことなく収容される。従って、展張状態から折畳
む際に導電性メッシュが構造体等にに絡まることがな
く、確実な展開動作が可能となり、鏡面形状の大型化の
促進を容易に図ることが可能となる。
【0015】また、この発明は、折畳み展開自在な支持
体と、この支持体に取着され、前記支持体の展開状態
で、鏡面形状に展張され、前記支持体の折畳み状態で、
前記支持体と略平行な軸回りに巻き込み収容される導電
性メッシュとを備えて展開式メッシュアンテナを構成し
た。
【0016】上記構成によれば、支持体が折畳み収容さ
れると、導電性メッシュが鏡面と略垂直な軸回りに巻き
込んで収納されることにより、その収納状態において導
電性メッシュが支持体の包絡域よりはみ出すことがなく
収容される。従って、展開動作を行う際に導電性メッシ
ュが構造体に絡まることがないため、確実な展開動作が
可能となり、鏡面形状の大型化の促進を容易に図ること
が可能となる。
【0017】また、この発明は、前記導電性メッシュを
支持体の折畳み状態で、該支持体の内側に巻き込んで収
納されるように構成した。
【0018】上記構成にいれば、導電性メッシュが、支
持体の内側に巻き込み収納されることにより、その収納
状態において支持体の包絡域よりはみ出されない。従っ
て、支持体の展開動作を行う際に導電性メッシュが支持
体に絡まることがなく、確実な展開動作が実現される。
【0019】また、この発明は、導電性メッシュが鏡面
と略垂直な軸回りに巻き込んで収納される支持体を、複
数個、アンテナ形状に組合わされてメッシュアンテナを
形成した。 これにより、支持体の折畳み状態で、導電
性メッシュが支持体の包絡域よりはみ出していない大口
径のアンテナ形状を容易に形成することが可能となり、
メッシュアンテナの大型化の促進を容易に図ることが可
能となる。
【0020】また、この発明は、第1乃至第4の四辺部
材を略四辺形子形状に組合せて、端部間を回転自在に結
合した四辺構造を、複数個、各第1の四辺部材を共有し
て放射方向に折畳み展開自在に組付けられた多角錐台形
状の展開トラスと、この展開トラスの一方面上に装着さ
れ、前記展開トラスの展開状態で鏡面形状に展張され、
前記展開トラスの折畳み状態で、前記第1の四辺部材と
略平行な軸の周囲に巻き込み収容される導電性メッシュ
とを備えて展開式メッシュアンテナを構成した。
【0021】上記構成によれば、第1乃至第4の四辺部
材を端部を回転自在に結合した四辺構造を、第1の四辺
部材を共有して放射方向に複数配設した多角錐台形状を
形成した展開トラスの折畳み状態で、導電性メッシュ
が、前記導電性メッシュが収納状態において、第1の四
辺部材の周囲に巻き込まれ収容されることにより、その
収納状態において導電性メッシュがトラス構造体の包絡
域よりはみ出すことがないと共に、導電性メッシュの面
の方向が、展開による上記第1乃至第の四辺部材の運動
方向と略垂直になるため、導電性メッシュと第1乃至第
3の四辺部材との摺接が最小限に保たれて展開動作を行
う際に導電性メッシュがトラス構造体に絡まることがな
くなる。従って、展開動作を行う際に導電性メッシュが
構造体に絡まることがないため、確実な展開動作を実現
できる。
【0022】また、この発明は、前記トラス構造体に取
着した導電性メッシュは、トラス構造体の折畳み状態
で、該トラス構造体の第1乃至第4の四辺部材の内側に
折り畳んで収納されるように構成した。
【0023】上記構成にいれば、導電性メッシュが、ト
ラス構造体の第1乃至第4の四辺部材の内側に巻き込み
収納されることにより、その収納状態においてトラス構
造体の包絡域よりはみ出されない。従って、トラス構造
体を折畳む際、導電性メッシュトラス構造体に絡まるこ
とがなく収容することが可能となり、そのトラス構造体
の展開動作に伴って、該導電性メッシュの鏡面形状への
展張が可能となる。
【0024】また、この発明は、導電性メッシュが鏡面
と略垂直な軸回りに巻き込んで収納されるトラス構造体
を、複数個、アンテナ形状に組合わされてメッシュアン
テナを形成した。 これにより、トラス構造体の折畳み
状態で、導電性メッシュがトラス構造体の包絡域よりは
み出していない大口径のアンテナ形状を容易に形成する
ことが可能となり、メッシュアンテナの大型化の促進を
容易に図ることが可能となる。
【0025】また、この発明は、折畳み展開自在な支持
体に、該支持体の展開状態で、鏡面形状に展張され、そ
の折畳み状態で、前記鏡面と略垂直な軸回りに巻き込み
収容される導電性メッシュを取着した展開式メッシュア
ンテナと、この展開式メッシュアンテナの前記導電性メ
ッシュを巻き込み収容するものであって、前記支持体の
折畳み収容に連動して、前記支持体に張設された導電性
メッシュの外面側を係止して、該導電性メッシュを前記
支持体の鏡面と略垂直な軸回りに巻き込むメッシュ折畳
み手段とを備えて展開式メッシュアンテナの折畳み装置
を構成した。
【0026】上記構成によれば、展開状態にある展開式
メッシュアンテナを収納させる際に、その導電性メッシ
ュの外面側を係止して、前記支持体の折畳み収容に連動
して導電性メッシュを鏡面と略垂直方向軸回りに巻き込
むこんでで収容していることにより、導電性メッシュが
支持体の包絡域よりはみ出すことなく収容される。従っ
て、支持体を折畳む際、導電性メッシュが支持体に絡ま
ることがなく収容することが可能となり、その支持体の
展開動作に伴って、該導電性メッシュの鏡面形状への展
張が可能となる。
【0027】また、この発明は、折畳み展開自在な支持
体に、該支持体の展開状態で、鏡面形状に展張され、そ
の折畳み状態で、前記鏡面と略垂直な軸回りに巻き込み
収容される導電性メッシュを取着した展開式メッシュア
ンテナと、この展開式メッシュアンテナの前記導電性メ
ッシュを巻き込み収容するものであって、前記支持体の
折畳み収容に連動して、前記支持体に張設された導電性
メッシュの両面を挟持して、前記導電性メッシュを前記
支持体の鏡面と略垂直な軸回りに巻き込むメッシュ折畳
み手段とを備えて展開式メッシュアンテナの折畳み装置
を構成した。
【0028】上記構成によれば、展開状態にある展開式
メッシュアンテナを収納させる際に、その導電性メッシ
ュの両面を挟持して、前記支持体の折畳み収容に連動し
て導電性メッシュを、鏡面と略垂直方向軸回りに巻き込
んで収容していることにより、導電性メッシュが支持体
の包絡域よりはみ出すことなく収容される。従って、支
持体を折畳む際、導電性メッシュが支持体に絡まること
がなく収容することが可能となり、その支持体の展開動
作に伴って、該導電性メッシュの鏡面形状への展張が可
能となる。
【0029】また、この発明は、折畳み展開自在な支持
体に、該支持体の展開状態で、鏡面形状に展張され、そ
の折畳み状態で、前記鏡面と略垂直な軸回りに巻き込み
収容される導電性メッシュを取着した展開式メッシュア
ンテナを鏡面側を重力方向に向けた状態で、前記支持体
を折畳み収容しながら前記導電性メッシュを前記支持体
の鏡面と略垂直な軸回りに巻き込んで展開式メッシュア
ンテナを折畳むように構成した。
【0030】上記構成によれば、展開状態にある展開式
メッシュアンテナを収納させる際に、その導電性メッシ
ュの鏡面側を重力方向に向けた状態で、支持体の折畳み
収容に連動して略垂直方向軸回りに巻き込んで収容して
いることにより、導電性メッシュを容易に支持体の包絡
域よりはみ出すことなく容易に巻き込むことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。
【0032】図1及び図2は、この発明の第1の実施形
態に係る展開式メッシュアンテナを示すもので、図1
は、折畳み途中を示し、図2は、展開状態を示す。即
ち、展開トラス20は、骨組み部材を用いて後述するよ
うに折畳み展開自在に形成されて、例えば略六角錐台形
状に展開される。そして、この展開トラス20の鏡面を
構成する一方面には、モリブデン等の金属材料でメッシ
ュ状に織り込まれた導電性メッシュ10が後述するよう
に取着される。
【0033】なお、導電性メッシュ10には、例えば金
メッキが施されており、これによりその電気抵抗を下げ
ることができ、結果として、電波を反射させる際の変調
を下げるできる。
【0034】上記導電性メッシュ10は、図3に示すよ
うに第1及び第2のワイヤーネットワーク11,12で
挟装されて形成され、その周囲部が展開トラス20の支
持柱13に支持されて鏡面形状に形成される。そして、
この導電性メッシュ10は、展開トラス20の展開状態
で鏡面形状に展張され(図2参照)、該展開トラス20
の折畳み状態で、その鏡面に対して略垂直な軸回りに巻
き込み収容される(図1参照)。
【0035】上記展開トラス20は、図4に示すように
四辺構造に組合せた6個の四辺リンク21a〜21f
を、中央縦部材22を共有する形で放射状に組み合わさ
れて、6角錐台に形成される。この展開トラス20は、
モジュールを形成して、その外側の縦部材24a〜24
fの外側には、モジュール結合ヒンジ25a〜25fと
26a〜26fが取り付けられ、このモジュール結合ヒ
ンジ25a〜25fと26a〜26fを介して複数個が
組付けられて所望の形状に形成される。
【0036】上記展開トラス20を構成する6個の四辺
リンク21a〜21fは、同様にその中央縦部材22か
ら導電性メッシュ10(図3参照)にほぼ沿うように横
部材40、横部材41が回転自在に支持されている。ま
た、横部材40、横部材41の外周端には、中央縦部材
22と同じように、回転自在なように上記縦部材24a
〜24fが支持されている。 なお、上述の6本の支持
柱13は、外側の縦部材24に接合されるよう構成され
る。
【0037】上記四辺リンク21a〜21fの内側に
は、中央縦部材22と横部材41との間に斜部材42
が、回転自在になるように取り付けられ、この中央縦部
材22と斜部材42との間には、周知の傘機構43が組
付けられる。この傘機構43は、図示しない駆動部を介
して中央縦部材22に対して矢印A,B方向に摺動自在
に組付けられ、その矢印A方向の摺動に連動して展開ト
ラス20を折畳み収容し、その矢印B方向の摺動に連動
して展開トラス20が折畳み位置から展開する(図2参
照)。
【0038】そして、上記展開トラス20は、例えば図
5に示すように14個がアンテナ形状に結合されて展開
トラス構造体30が形成される。この展開トラス構造体
30は、複数のモジュール23をモジュール結合ヒンジ
25a〜25fと26a〜26fにより回転自在に結合
することにより構成される。
【0039】アンテナ反射鏡の機能を満たすためには、
導電性メッシュ10は、鏡面上に存在しなければならな
いが、上記支持柱13の長さを適当な値にすることで、
支持柱13の先端の点がパラボラ面上の点となるように
設定してある。
【0040】上述したように図5に示す展開トラス構造
体30は、図2に示す展開トラス20の集合体であり、
この展開トラス構造体30を用いてアンテナ反射鏡面を
構成するには、支持柱13(図3参照)の先端の点を、
モジュールごとに個別に、パラボラ面上の点となるよう
に設定すればよい。
【0041】上記第1のワイヤーネットワーク11は、
石英等で形成される非導電性ワイヤがクモの巣状に繋が
れて形成され上記導電性メッシュ10の鏡面側に張設さ
れる。そして、この第1のワイヤーネットワーク11の
交点には、例えば非導電性樹脂材製の固定具14がそれ
ぞれ組付けられる。
【0042】また、上記第2のワイヤーネットワーク1
2は、同様の非導電性ワイヤがはしご状(カテナリ構
造)に繋がれて形成され、上記導電性メッシュ10の背
面側に張設される。 この第2のワイヤーネットワーク
12には、ケーブル接続部材15が上記第1のワイヤー
ネットワーク11の固定具14に対応して複数個が所定
の間隔に組付けられる。そして、この第2のワイヤーネ
ットワーク12は、第1のワイヤーネットワーク11と
で導電性メッシュ10を挟装した状態で、第2のワイヤ
ーネットワーク12のケーブル接続部材15が導電性メ
ッシュ10を挿通させて、その端部が第1のネットワー
クワーク11の固定具14に取付けられる。
【0043】また、上記積層配置される第1のワイヤー
ネットワーク11、導電性メッシュ10及び第2のワイ
ヤーネットワーク12は、展開トラス20の支持柱13
に対して固定具16を用いて取付けられる。なお、第2
のワイヤーネットワーク12は、その中間部が所望の鏡
面形状を有するように展開トラス20の四辺リンク21
a〜21fの各横部材40の所定位置に支持され、上記
導電性メッシュ10を第1のワイヤーネットワーク11
と協動して所望の鏡面形状に設定する。
【0044】そして、上記第1及び第2のワイヤーネッ
トワーク11,12間には、そのケーブ接続部材15に
対応して非導電性の樹脂材料で形成されるメッシュ状の
絡み付き防止部材17が、鏡面の面直方向にそれぞれ張
設される(図4参照)。この絡み付き防止部材17は、
例えば中間部で折り返されて、第2のワイヤーネットワ
ーク12のケーブル接続部材15を挟装(包み込む)す
るよう組付けられる。そして、この絡み付き防止部材1
7は、ケーブル接続部材15に対して所定の自由度を有
するように糸等を用いて取付けられる。
【0045】また、絡み付き防止部材17は、第1及び
第2のワイヤーネットワーク11,12間に張設した状
態で、弛んだりした場合には、第1及び第2のワイヤー
ネットワーク11,12の折畳み展開に影響を及ぼさな
い程度に第1及び第2のワイヤーネットワーク11,1
2に対して糸等を用いて適宜取付けられる。上記絡み付
き防止部材17は、例えば第2のワイヤーネットワーク
12のケーブル接続部材15の配置される箇所に全て配
設される。
【0046】ここで、上記展開式メッシュアンテナを、
展開状態から折畳み収容する折畳み装置及び折畳み方法
について説明する。
【0047】即ち、展開トラス20の展開状態におい
て、その鏡面を構成する導電性メッシュ10を重力方向
(下向き方向)に向けた状態で、展開トラス20を展開状
態から上述したように折畳み収容させる。すると、展開
トラス20は、その四辺リンク21a〜21fの運動に
より支持柱13がお互いに近寄る如く折畳まれ、それに
連動して、導電性メッシュ10に弛にが発生し、図6に
示すように四辺リンク21a〜21fの間に凹部51a
〜51fが、中央縦部材22の方向に向かって発生す
る。さらに、展開トラス20が折畳み収容されると、展
開トラス20は、その四辺リンク21a〜21fの間の
凹部51a〜51fが中央縦部材22の下部で互いに接
触する(図1参照)。
【0048】ここで、上記展開トラス20の四辺リンク
21a〜21fの間の凹部51a〜51fに対してメッ
シュ折り畳み装置52が対向配置され、この導電性メッ
シュ折畳み装置52は、例えばモーター55と、これを
回転制御するモーターコントローラー56、モーター5
5の回転軸57と、これに取り付けられたターンテーブ
ル58、ターンテーブル58に取り付けられたロッド5
9a〜59fで構成される。このうち回転軸57は、昇
降機構60を介して矢印C,D方向に伸縮駆動自在に設
けられ、上記ターンテーブル58を昇降制御する。
【0049】上記モーターコントローラー56は、展開
トラス20の展開運動と連動した傘機構43の動きを制
御する図示しないモーターの展開制御装置66と結線さ
れ、モーター55の回転運動が、例えば展開トラス20
の展開運動と同期するように構成されている。また、上
記モーター55の回転軸57は、展開トラス20の折畳
み状態において、該展開トラス20の中央縦部材22と
略平行になるように配置されている。従って、モーター
55の回転軸57は、展開トラス20の展開状態におい
ては、鏡面形状に展張された導電性メッシュ10の鏡面
に対して略垂直な関係を司る。
【0050】上記メッシュ折り畳み装置52は、そのロ
ッド59a〜59fが展開トラス20の四辺リンク21
a〜21fの間の凹部51a〜51fに対向するように
配置され、該展開トラス20が図1に示す位置から図7
に示す位置まで折畳収容された状態で、昇降機構60が
矢印C方向に上昇駆動され、展開トラス20の凹部51
a〜51fにそれぞれ挿入される。ここで、ロッド59
a〜59fは、展開トラス20の収納運動と同期したモ
ーター55の回転により、例えば図中時計方向に回転駆
動される。これにより、導電性メッシュ10の凹部51
a〜51fは、展開トラス20内部で中央縦部材22と
平行な軸62回りに渦巻き状に巻き込まれる。
【0051】ここで、上記メッシュ折り畳み装置52
は、その昇降機構60が反転駆動されて、そのロッド5
9a〜59fが矢印D方向に下降され、導電性メッシュ
10の凹部51a〜51fから離脱される(図7参
照)。
【0052】その後、さらに展開トラス20をわずかに
収納させ、導電性メッシュ10を四辺リンク21a〜2
1fの鏡面側横部材40により圧縮させて支持する。
【0053】なお、上記図7においては、展開トラス2
0の内側に存在する導電性メッシュ10の図示を容易に
するため、わざと展開気味に図示してあるが、実際に
は、上記図1に示す展開トラス20の折畳み位置より
も、該展開トラス20が収納方向に収納されている。
【0054】このように、上記展開式メッシュアンテナ
は、導電性メッシュ10を鏡面に対して略直交する軸回
りに巻き込む如くの折り畳み収容していることにより、
導電性メッシュ10は展開トラス20を構成する四辺リ
ンク21a〜21fの内側に折り畳まれるため、展開ト
ラス20が展開方向に運動する際にこれと絡まることな
く、規則正しく収容される。
【0055】また、これによれば、展開トラス20を複
数個結合して展開トラス構造体30を形成しても、隣接
するモジュールの展開トラス20と絡むことが確実に無
くなることにより、アンテナ鏡面の大口径化を容易に図
ることができる。
【0056】さらに、展開トラス20の折畳み収納状態
において導電性メッシュ10は、渦巻き状に周方向に巻
かれているために、展開収納時に放射方向に運動する展
開トラス20の凹凸が、導電性メッシュ10の穴部(図
示しない)に引っかかることがない。この結果、従来の
ような付加的な構造物を設けなくても、展開トラス構造
体30の展開運動が導電性メッシュ10との絡みつきが
確実に防止することができることにより、例えば宇宙空
間における軌道上で信頼性の高いアンテナ反射鏡の展開
を実現することができる。
【0057】また、上記展開式メッシュアンテナの折畳
み装置は、展開状態にある展開式メッシュアンテナを収
納させる際に、メッシュ折畳み装置を用いて展開トラス
20に取着した導電性メッシュ10の外面側を係止し
て、展開トラス10の折畳み収容に連動して導電性メッ
シュ10を鏡面と略垂直方向軸回りに巻き込むこんでで
収容していることにより、導電性メッシュ10が展開ト
ラス10の包絡域よりはみ出すことなく収容するように
構成した。
【0058】これによれば、展開トラス20を折畳む
際、導電性メッシュ10を展開トラス20に絡まること
なく、鏡面と略直交する軸回りに容易に巻き込み収容す
ることができる。この結果、展開トラス20の展開動作
に伴って、該導電性メッシュ10の鏡面形状への信頼性
の高い高精度な展張が実現され、鏡面形状の大口径化の
促進に寄与することができる。
【0059】なお、上記メッシュ折畳み装置52は、展
開トラス20の鏡面を重力方向に向けて装着するように
構成したが、展開トラス20の背面側を重力方向に向け
た状態で、該展開トラス20に装着して導電性メッシュ
10を鏡面と略直交する軸回りに巻き込むことも可能で
ある。
【0060】また、上記実施の形態では、展開トラス2
0を六角錐台形状に構成した場合で説明したが、この形
状に限ることなく、構成可能である。
【0061】さらに、この発明に係る展開式メッシュア
ンテナとしては、上記実施の形態に限ることなく、例え
ば図8乃至図10に示すような折畳み展開自在なリブ構
造の支持体を用いて構成することも可能である。但し、
図8乃至図10においては、前記図1乃至図7と同一部
分については、同一符号を付して、その詳細な説明を省
略する。
【0062】この図8乃至図10に示す実施の形態にお
いては、導電性メッシュ10を折畳み展開自在なリブ構
造の支持体69に張架して、この支持体69の展開状態
において、導電性メッシュ10が鏡面形状に展張され、
支持体69の折畳み状態において、導電性メッシュ10
が鏡面と略直交する軸回りに巻き込み収容されるように
構成したことを特徴とする。
【0063】即ち、図8(a),(b)において、導電
性メッシュ10はケーブル70に取り付けられている。
このケーブル70を支持する支持体69は、センターハ
ブ71と展開リブ72、展開ヒンジ73により構成さ
れ、展開リブ72は展開ヒンジ73回りに回転自在にな
るようにセンターハブ71に固定されている。この展開
リブ72の回転により、支持体69は、展開収納運動す
る。上記のようにケーブル70は、展開リブ72に接続
されており、展開リブ72が回転して所定の位置に到達
したときに張力が発生して導電性メッシュ10を鏡面形
状に展張し、鏡面を構成する。
【0064】また、上記支持体69の導電性メッシュ1
0を折畳み収容するメッシュ折畳み装置76は、例えば
モーター55と、これを回転制御するモーターコントロ
ーラー56、モーター55の回転軸57とこれに取り付
けられたターンテーブル77、ターンテーブル77に取
り付けられた8本のロッド79で構成される。このうち
回転軸57は、昇降機構78を介して矢印C,D方向に
伸縮駆動自在に設けられ、上記ターンテーブル77を昇
降制御する。
【0065】上記モーターコントローラー56は、支持
体69の展開リブ72を折畳み展開する図示しないモー
ターの展開制御装置66と結線され、モーター55の回
転運動が、例えば支持体69の展開リブ72の展開運動
と同期するように構成されている。
【0066】上記構成において、図8(a),(b)に
示す展開状態から、図10(a),(b)に示すように
展開リブ72を収納運動させる場合には、例えば鏡面を
構成する導電性メッシュ10が重力方向を向くように支
持体69を配置して、この支持体69の鏡面側にメッシ
ュ折り畳み装置76を対向配置し、支持体69を折畳み
収容させる。そして、図9(a),(b)に示すように
その展開収納の中盤において、導電性メッシュ10に8
箇所の凹部75が発生された状態で、支持体69の収納
動作を一旦、停止させ、メッシュ折り畳み装置76のタ
ーンテーブル77を昇降機構78により矢印C方向に昇
降移動させ、そのロッド79を支持体69の凹部75に
挿入する。
【0067】その後、展開リブ72の折畳み動作が再開
されてさらに折畳み収容されると、これに連動して、展
開リブ72の収納動作を制御する展開制御装置66がモ
ーターコントローラー56を制御して、モーター55の
運動を、例えば展開リブ72の収納動作と同期させて、
ターンテーブル77及びロッド79を図中時計方向に回
転させる。
【0068】上記ターンテーブル77の回転動作によ
り、導電性メッシュ10は、支持体69内において、展
開時の鏡面と略垂直な軸回りに渦巻き状に巻き込まれ
る。そして、展開リブ72の収納動作終了後、導電性メ
ッシュ折り畳み装置76のターンテーブルを77をジャ
ッキ78により図中c方向に移動させ凹部75からロッ
ド79を離脱させる。
【0069】上記の一連の動作により、アンテナ反射鏡
は図10(a),(b)に示すように展開リブ72の内
側に折り畳まれるため、展開リブ72が展開方向に運動
する際、導電性メッシュ10がこれと絡まることが殆ど
なくなる。
【0070】また、図10(b)に示すように収納状態
において、導電性メッシュ10は渦巻き状に周方向に巻
かれていることにより、展開収納時に放射方向に運動す
る展開リブ72の凹凸が、導電性メッシュ10に引っか
かることが確実に防止される。この結果、従来のような
付加的な構造物を設けることなく、宇宙空間における軌
道上における信頼性の高い鏡面の折畳み展開動作が実現
され、鏡面の大口径化の促進に寄与することができる。
【0071】また、さらに、この発明に係る展開式メッ
シュアンテナの折畳み装置としては、上記実施の形態に
限ることなく、例えば図11及び図12に示すように構
成することも可能である。これら図11及び図12の構
成においても、上述した図1に示した実施の形態と略同
様の効果が期待される。但し、図11及び図12におい
ては、前記図1と同一部分については、同一符号を付し
て、その詳細な説明を省略する。
【0072】図11のメッシュ折畳み装置82は、展開
トラス20の凹部51a〜51fに挿入するロッド59
a〜59fが、1本のロッド80とその周囲に配置され
たフック81a〜81fに置き換えて構成した点を特徴
とする。
【0073】上記構成により、展開トラス20の鏡面側
に対向してメッシュ折畳み装置82を配置して、展開ト
ラス20を折畳み駆動し、その途中で折畳み動作を、一
旦、停止して、メッシュ折畳み装置82の昇降機構60
を駆動し、ロッド80を矢印A方向に上昇させて、収納
途中の導電性メッシュ10の中央部の隙間に挿入し、該
ロッド80とフック81a〜81fとで凹部51a〜5
1fに位置する導電性メッシュ10の一部に挟持させ
る。
【0074】ここで、ロッド80は、展開トラス20の
収納運動と同期したモーター55の回転により図中時計
方向に回転駆動される。これにより、凹部51a〜51
fに位置する導電性メッシュ10は、ロッド80及びフ
ック81a〜81fにより、展開トラス20内部で中央
縦部材22と平行な軸回り(鏡面と略直交する軸回り)
に渦巻き状に巻き込まれる。
【0075】また、図12のメッシュ折り畳み装置85
は、ロッド59a〜59fを支持するターンテーブル5
8の回転運動を展開トラス20の展開収納動作と同期さ
せるために、与圧ばね機構87の付勢力を駆動源として
構成した点を特徴とする。
【0076】上記与圧ばね機構87は、例えば昇降機構
を備えた台車86に搭載され、そのプーリ89がターン
テーブル58の回転軸に嵌着される。そして、このプー
リ89には、2本のワイヤ90がターンテーブル58に
対して図中時計方向に付勢力を付与するように巻装され
る。このワイヤ90には、その先端部にフック91がそ
れぞれ設けられる。
【0077】上記構成により、台車86を移動させて、
メッシュ折畳み装置85を展開トラス20の鏡面側に対
向配置して、展開トラス20を折畳み駆動し、その途中
で折畳み動作を、一旦、停止させる。ここで、メッシュ
折畳み装置82の台車86に内蔵した昇降機構を駆動
し、ロッド59a〜59fを矢印A方向に上昇させて、
収納途中の凹部51a〜51fに位置する導電性メッシ
ュ10の外周部に係止させる。
【0078】同時に、ワイヤ90の各フック91が展開
トラス20の四辺リンク21a〜21fに係止される。
この際、ロッド59a〜59fを支持するターンテーブ
ル58は、展開トラス20の展開収納運動に規制されて
いることにより、停止位置が保たれる。
【0079】ここで、上記展開トラス20がさらに折畳
み収容される。すると、ロッド59a〜59fは、展開
トラス20の折畳み収納に同期して、予圧ばね機構87
に付勢力が付与されて図中時計方向に回転駆動される。
これにより、凹部51a〜51fに位置する導電性メッ
シュ10は、ロッド59a〜59fにより、展開トラス
20内部で中央縦部材22と平行な軸回り(鏡面と略直
交する軸回り)に渦巻き状に巻き込まれる。
【0080】なお、上記図11及び図12に示したメッ
シュ折畳み装置82,85は、上述した展開トラス20
に適用するだけでなく、前記図9に示したリブ構造の支
持体69を用いた展開式メッシュアンテナにおいても適
用可能であり、同様の効果が期待される。
【0081】そして、上記図11及び図12に示したメ
ッシュ折畳み装置82,85は、上記説明では、展開ト
ラス20の鏡面を重力方向に向けて装着する場合で説明
したが、これに限ることなく、前述した図1の場合と同
様に、展開トラス20の背面側を重力方向に向けた状態
で、該展開トラス20に装着して導電性メッシュ10を
鏡面と略直交する軸回りに巻き込むことも可能である。
【0082】また、上記実施の形態では、展開トラス構
造及びリブ構造を有した展開式メッシュアンテナに適用
した場合で説明したが、これらの支持構造に限ることな
く、ワープ構造等の各種の支持構造のものにおいて適用
可能であり、略同様の効果が期待される。
【0083】よって、この発明は、上述した各実施の形
態に限定されるものではなく、その他、この発明の要旨
を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることは言う
までもない。
【0084】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、構成簡易にして、大型化の促進を図り得、且つ、信
頼性の高い高精度なメッシュ折畳み展開動作を実現し得
るようにした展開式メッシュアンテナ及びその折畳み装
置及びその折畳み方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係わる展開式メッシ
ュアンテナ及びその折畳み装置及びその折畳み方法を説
明するために示した斜視図である。
【図2】図1の導電性メッシュを取着した展開トラスを
取出して示した斜視図である。
【図3】図1の導電性メッシュ及び展開トラスを分解し
て示した分解斜視図である。
【図4】図1の展開トラスを取出して示した斜視図であ
る。
【図5】図2の導電性メッシュを取着した展開トラスを
14個結合した展開トラス構造体で構成した展開式メッ
シュアンテナを示した斜視図である。
【図6】図1の展開式メッシュアンテナの鏡面を重力方
向に向けて展開トラスを収納させる折畳み途中の導電性
メッシュの挙動を示した斜視図である。
【図7】図1の展開式メッシュアンテナの導電性メッシ
ュの巻き込み動作を説明するために示した斜視図であ
る。
【図8】この発明の他の実施の形態に係わる展開式メッ
シュアンテナ及びその折畳み装置及び折畳み方法を説明
するために示した側面図及び正面図である。
【図9】図8の展開式メッシュアンテナとその折畳み装
置の関係を示した側面図及び正面図である。
【図10】図8の展開式メッシュアンテナの折畳み収納
状態を示した側面図及び正面図である。
【図11】この発明の他の実施の形態に係る展開式メッ
シュアンテナ及びその折畳み装置及びその折畳み方法を
説明するために示した斜視図である。
【図12】この発明の他の実施の形態に係る展開式メッ
シュアンテナ及びその折畳み装置及びその折畳み方法を
説明するために示した斜視図である。
【図13】従来の展開式メッシュアンテナの収納状態を
示す側面図である。
【図14】従来の展開式メッシュアンテナの展開途中の
状態を示す側面図である。
【図15】従来の展開式メッシュアンテナの展開途中の
状態を示す側面図である。
【図16】従来の展開式メッシュアンテナの展開状態を
示す側面図である。
【図17】図13の展開式メッシュアンテナを鏡面側よ
り眺めた正面図である。
【符号の説明】
10 …導電性メッシュ。 11 …第1のワイヤーネットワーク。 12 …第2のワイヤーネットワーク。 13 …支持柱。 14 …固定具。 15 …ケーブル接続部材。 16 …固定具。 17 …絡み付き防止部材。 20 …展開トラス。 21a〜21f …四辺リンク。 22 …中央縦部材。 24a〜24f …縦部材。 25a〜25f …モジュール結合ヒンジ。 26a〜26f …モジュール結合ヒンジ。 30 …展開トラス構造体。 40 …横部材。 41 …横部材。 42 …斜部材。 43 …傘機構。 51a〜51f … 導電性メッシュ10に発生する凹
部 52 … メッシュ折り畳み装置。 55 … モーター。 56… モーターコントローラー。 57 … 回転軸 58 … ターンテーブル。 59a〜59f… ロッド。 60 … 昇降機構。 69 … 支持体。 70 … ケーブル。 71 … センターハブ。 72 … 展開リブ。 73 … 展開ヒンジ。 75 … 導電性メッシュ10に発生する凹部。 76 … メッシュ折り畳み装置。 77 … ターンテーブル。 78 … 昇降機構。 79 … ロッド。 80 … ロッド。 81a〜81f … フック。 82 … メッシュ折り畳み装置。 83 … メッシュの中央部の隙間。 85 … メッシュ折り畳み装置。 86 … 台車。 87 … 予圧ばね機構。 89 … プーリ。 90 … ワイヤ。 91 … フック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 目黒 在 東京都港区浜松町二丁目4番1号 宇宙開 発事業団内 (72)発明者 内丸 清隆 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝小向工場内 Fターム(参考) 5J046 DA01 KA03 KA04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 展開状態において鏡面を形成するもの
    で、収納状態で前記鏡面と略垂直な軸回りに巻き込み収
    容される導電性メッシュを具備した展開式メッシュアン
    テナ。
  2. 【請求項2】 折畳み展開自在な支持体と、 この支持体に取着され、前記支持体の展開状態で、鏡面
    形状に展張され、前記支持体の折畳み状態で、前記支持
    体と略平行な軸回りに巻き込み収容される導電性メッシ
    ュとを具備したことを特徴とする展開式メッシュアンテ
    ナ。
  3. 【請求項3】 前記導電性メッシュは、前記支持体の折
    畳み状態で、該支持体の内側に折り畳んで収納されるこ
    とを特徴とする請求項2記載の展開式メッシュアンテ
    ナ。
  4. 【請求項4】 前記支持体は、複数個がアンテナ形状に
    組合わされてなることを特徴とする請求項2又は3記載
    の展開式メッシュアンテナ。
  5. 【請求項5】 第1乃至第4の四辺部材を略四辺形子形
    状に組合せて、端部間を回転自在に結合した四辺構造
    を、複数個、各第1の四辺部材を共有して放射方向に折
    畳み展開自在に組付けられた多角錐台形状の展開トラス
    と、 この展開トラスの一方面上に装着され、前記展開トラス
    の展開状態で鏡面形状に展張され、前記展開トラスの折
    畳み状態で、前記第1の四辺部材と略平行な軸の周囲に
    巻き込み収容される導電性メッシュとを具備したことを
    特徴とする展開式メッシュアンテナ。
  6. 【請求項6】 前記導電性メッシュは、前記トラス構造
    体の折畳み状態で、該トラス構造体の第1乃至第4の四
    辺部材の内側に折り畳んで収納されることを特徴とする
    請求項5記載の展開式メッシュアンテナ。
  7. 【請求項7】 前記トラス構造体は、複数個がアンテナ
    形状に組合わされてなることを特徴とする請求項5又は
    6記載の展開式メッシュアンテナ。
  8. 【請求項8】 折畳み展開自在な支持体に、該支持体の
    展開状態で、鏡面形状に展張され、その折畳み状態で、
    前記鏡面と略垂直な軸回りに巻き込み収容される導電性
    メッシュを取着した展開式メッシュアンテナと、 この展開式メッシュアンテナの前記導電性メッシュを巻
    き込み収容するものであって、前記支持体の折畳み収容
    に連動して、前記支持体に張設された導電性メッシュの
    外面側を係止して、該導電性メッシュを前記支持体の鏡
    面と略垂直な軸回りに巻き込むメッシュ折畳み手段とを
    具備したことを特徴とする展開式メッシュアンテナの折
    畳み装置。
  9. 【請求項9】 折畳み展開自在な支持体に、該支持体の
    展開状態で、鏡面形状に展張され、その折畳み状態で、
    前記鏡面と略垂直な軸回りに巻き込み収容される導電性
    メッシュを取着した展開式メッシュアンテナと、 この展開式メッシュアンテナの前記導電性メッシュを巻
    き込み収容するものであって、前記支持体の折畳み収容
    に連動して、前記支持体に張設された導電性メッシュの
    両面を挟持して、前記導電性メッシュを前記支持体の鏡
    面と略垂直な軸回りに巻き込むメッシュ折畳み手段とを
    具備したことを特徴とする展開式メッシュアンテナの折
    畳み装置。
  10. 【請求項10】 折畳み展開自在な支持体に、該支持体
    の展開状態で、鏡面形状に展張され、その折畳み状態
    で、前記鏡面と略垂直な軸回りに巻き込み収容される導
    電性メッシュを取着した展開式メッシュアンテナを鏡面
    側を重力方向に向けた状態で、前記支持体を折畳み収容
    しながら前記導電性メッシュを前記支持体の鏡面と略垂
    直な軸回りに巻き込むことを特徴とする展開式メッシュ
    アンテナの折畳み方法。
JP26365799A 1999-09-17 1999-09-17 展開式メッシュアンテナ及びその折畳み装置及びその折畳み方法 Expired - Fee Related JP4512755B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26365799A JP4512755B2 (ja) 1999-09-17 1999-09-17 展開式メッシュアンテナ及びその折畳み装置及びその折畳み方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26365799A JP4512755B2 (ja) 1999-09-17 1999-09-17 展開式メッシュアンテナ及びその折畳み装置及びその折畳み方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001080600A true JP2001080600A (ja) 2001-03-27
JP4512755B2 JP4512755B2 (ja) 2010-07-28

Family

ID=17392526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26365799A Expired - Fee Related JP4512755B2 (ja) 1999-09-17 1999-09-17 展開式メッシュアンテナ及びその折畳み装置及びその折畳み方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4512755B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106910976A (zh) * 2017-05-02 2017-06-30 湖北文理学院 轻型自动快速伸展折叠天线杆
CN114069187A (zh) * 2021-11-05 2022-02-18 河南爱科瑞特电子科技有限公司 自展开垂直对数周期天线及其使用方法
CN115783315A (zh) * 2022-10-27 2023-03-14 航宇救生装备有限公司 一种用于空间绳网的熔断式压紧释放机构

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3217328A (en) * 1963-03-08 1965-11-09 Electro Optical Systems Inc Antenna with wire mesh reflector collapsing in a pinwheel manner
US3286259A (en) * 1964-04-30 1966-11-15 Goodyear Aerospace Corp Unfurlable reflector
US3631505A (en) * 1970-03-23 1971-12-28 Goodyear Aerospace Corp Expandable antenna
US4030102A (en) * 1975-10-23 1977-06-14 Grumman Aerospace Corporation Deployable reflector structure
US4445121A (en) * 1981-12-18 1984-04-24 General Dynamics Corporation/Convair Div. Single membrane lens for space radar using microstrip antenna radiating elements
JPH0558396A (ja) * 1991-08-30 1993-03-09 Toshiba Corp 展開型トラス構造体
JPH07226620A (ja) * 1993-12-16 1995-08-22 Mitsubishi Electric Corp 展開型アンテナ反射鏡
JPH0969725A (ja) * 1995-08-31 1997-03-11 Toshiba Corp アンテナ反射鏡
JPH11240496A (ja) * 1998-02-24 1999-09-07 Natl Space Dev Agency Japan(Nasda) 展開トラス構造及びアンテナ反射鏡

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3217328A (en) * 1963-03-08 1965-11-09 Electro Optical Systems Inc Antenna with wire mesh reflector collapsing in a pinwheel manner
US3286259A (en) * 1964-04-30 1966-11-15 Goodyear Aerospace Corp Unfurlable reflector
US3631505A (en) * 1970-03-23 1971-12-28 Goodyear Aerospace Corp Expandable antenna
US4030102A (en) * 1975-10-23 1977-06-14 Grumman Aerospace Corporation Deployable reflector structure
US4445121A (en) * 1981-12-18 1984-04-24 General Dynamics Corporation/Convair Div. Single membrane lens for space radar using microstrip antenna radiating elements
JPH0558396A (ja) * 1991-08-30 1993-03-09 Toshiba Corp 展開型トラス構造体
JPH07226620A (ja) * 1993-12-16 1995-08-22 Mitsubishi Electric Corp 展開型アンテナ反射鏡
JPH0969725A (ja) * 1995-08-31 1997-03-11 Toshiba Corp アンテナ反射鏡
JPH11240496A (ja) * 1998-02-24 1999-09-07 Natl Space Dev Agency Japan(Nasda) 展開トラス構造及びアンテナ反射鏡

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106910976A (zh) * 2017-05-02 2017-06-30 湖北文理学院 轻型自动快速伸展折叠天线杆
CN106910976B (zh) * 2017-05-02 2023-05-16 湖北文理学院 轻型自动快速伸展折叠天线杆
CN114069187A (zh) * 2021-11-05 2022-02-18 河南爱科瑞特电子科技有限公司 自展开垂直对数周期天线及其使用方法
CN114069187B (zh) * 2021-11-05 2023-09-22 河南爱科瑞特电子科技有限公司 自展开垂直对数周期天线及其使用方法
CN115783315A (zh) * 2022-10-27 2023-03-14 航宇救生装备有限公司 一种用于空间绳网的熔断式压紧释放机构
CN115783315B (zh) * 2022-10-27 2024-04-30 航宇救生装备有限公司 一种用于空间绳网的熔断式压紧释放机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP4512755B2 (ja) 2010-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2014127813A1 (en) Deployable support structure
CA3122445C (en) Deployable system with flexible membrane
JP2008187650A (ja) 展開型アンテナ
JP2001080600A (ja) 展開式メッシュアンテナ及びその折畳み装置及びその折畳み方法
JP4247755B2 (ja) 展開トラス構造及びアンテナ反射鏡
JP3878973B2 (ja) 展開型骨組構造体
JP3516648B2 (ja) 展開式メッシュアンテナのメッシュ折り畳み方法及び装置
JP4273281B2 (ja) 宇宙展開構造体
JP2004146898A (ja) 展開型メッシュアンテナ
US20200354087A1 (en) Deployment mechanism for reflector antenna system
JP2003095199A (ja) 展開アンテナ
JPS6229206A (ja) メツシユ展開アンテナ
JP2642591B2 (ja) 展開型アンテナ反射鏡
JP2001196843A (ja) 宇宙用膨張膜アンテナ
JP2567164B2 (ja) 展開型トラス構造体
JPH11293777A (ja) 展開型骨組構造体
JP3885849B2 (ja) アンテナ反射鏡
JPH0659880B2 (ja) 展開式骨組構造物
JP3641186B2 (ja) 展開型トラス構造体及びこれを用いたアンテナ装置
JP2008236500A (ja) 展開型アンテナ
JP2555487B2 (ja) トラス構造体
JP2003092503A (ja) 展開アンテナ
JPH05235631A (ja) 展開アンテナ
JPH05183330A (ja) 展開構造物
CN114094305A (zh) 一种可折展抛物柱面天线的安装方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060911

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060911

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060912

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081008

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090826

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100317

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100405

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4512755

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140521

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees