JP2001080378A - シフトレバーの支持装置 - Google Patents

シフトレバーの支持装置

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JP2001080378A
JP2001080378A JP25999899A JP25999899A JP2001080378A JP 2001080378 A JP2001080378 A JP 2001080378A JP 25999899 A JP25999899 A JP 25999899A JP 25999899 A JP25999899 A JP 25999899A JP 2001080378 A JP2001080378 A JP 2001080378A
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shift lever
lever
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support device
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JP25999899A
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Toshio Tanba
俊夫 丹波
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Aisin AI Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H2059/026Details or special features of the selector casing or lever support
    • F16H2059/0269Ball joints or spherical bearings for supporting the lever

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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高さ方向にスペースをとらず簡潔な構成でセ
レクト荷重の付与、がたつき防止等を図ったシフトレバ
ーの支持装置を提供する。 【解決手段】 レバー1は中間部分に球状の被支持部1
1をもつ。被支持部11は軸と平行方向に延びる一対の
案内溝26をもつ。本発明では、被支持部11の開口枠
部2に取付ける保持部材9と弾性部材15とによって被
支持部11を挟む。また、開口枠部2に取付けた付勢部
材10に回動規制ピン19を遊動状態に支持し、この回
動規制ピン19先端のローラ23を被支持部11の案内
溝26に当接した状態としてレバー1を支持する。付勢
部材10はレバー1のセレクト方向への揺動によりレバ
ー1にセレクト荷重を与え、セレクト方向のがたつきを
防止する。また、付勢部材10を被支持部11の位置に
配置でき高さ方向のスペースが低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手動変速機におけ
るシフトレバーの支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシフトレバーの支持装置として、
例えばCHRYSLER CORPORATION SERVICE MANUAL 1998 J
EEP WRANGLERに記載されているものは、図10に示すよ
うに、シフトレバー1(以下、レバーという)と、ミッ
ションケース30の開口枠部(以下、ケース開口枠部と
いう)2に図示しない締結部材等で固定され、レバー1
をシフト方向およびセレクト方向Aに揺動可能に支持す
る筒状のシフトタワー3と、シフトタワー3内でレバー
1を下方に押圧する圧縮スプリング4と、レバー1の回
転を防止するようにセレクト方向Aの左右からシフトタ
ワー3内に貫設しレバー1のシフト方向の揺動中心を形
成する一対の回動規制ピン5、5と、シフトタワー3の
上側開口枠部32から延出した桿部16(レバー操作
側)を覆うゴム製のブーツ6とから構成されている。
【0003】レバー1は、シフトタワー3内に位置する
半球状の被支持部11と、該被支持部11から下方に延
びたところに位置する小球部12とをもち、被支持部1
1には、レバー1の軸方向とほぼ平行の方向に延びた一
対の案内溝13、13が形成されている。そして、案内
溝13、13には、シフトタワー3から延びた前記回動
規制ピン5、5が係合している。被支持部11の球表面
はシフトタワー3の底部に配設された球面座33に圧縮
スプリング4の押圧力で密着した状態で当接している。
【0004】また、レバー1は、その下方側の小球部1
2がセレクト方向に対峙された一対の押圧具31によっ
て中立位置に保持されている。すなわち、小球部12
は、ミッションケース30内のレバーハウジング34に
把持されている。小球部12を把持したレバーハウジン
グ34には、ケース開口枠部2からセレクト方向Aに突
設した押圧具31が当接していて、小球部12に対向方
向の付勢力を付与している。これにより、レバー1が中
立位置に保持されるとともに、レバー1の揺動に際して
その揺動の方向と反対の方向に付勢力を付与するように
なっている。押圧具31は、中立位置からセレクト方向
Aにレバー1が揺動されるときは、一方が退避するもの
である。また、レバーハウジング34はシンクロメッシ
ュ機構のコントロール系が組付けられるものである。
【0005】圧縮スプリング4は、上端側の巻径が大き
く下端側の巻径が小さくされたコニカルスプリングを採
用しており、その下端が被支持部11の上面11aに当
接され、その上端がシフトタワー3の上側開口枠部32
に当接されている。
【0006】上記構成のシフトレバーの支持装置におい
て、レバー1は、回動規制ピン5、5を軸としてシフト
方向に揺動する。また、レバー1は、回動規制ピン5、
5が案内溝13、13の側壁に摺動しつつセレクト方向
に揺動する。
【0007】ところで、図10に示すシフトレバーの支
持装置では、レバー1の上下のがたつきを圧縮スプリン
グ4で防止している。また、レバー1のセレクト方向A
のがたつきを押圧具31のばね作用により防止してい
る。さらに、レバー1をシフトあるいはセレクトしたと
き、案内溝13の側壁と回動規制ピン5との相対回転あ
るいは摺動抵抗の感触がレバー1の操作フィーリングと
して運転者に伝わる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図10に示す従来のシ
フトレバーの支持装置のように、シフトタワー3の上側
開口枠部32に固定された回動規制ピン5と半球状の被
支持部11に形成された案内溝13との係合によってレ
バー1をセレクト方向Aおよびシフト方向に揺動を可能
に支持しているものでは、セレクト方向のがたつきを防
止する押圧具31を設けており、部品数の増加、構成の
複雑化によるコスト高と押圧具31を設けるための高さ
方向のスペースが必要になる。
【0009】また、レバー1の上下のがたつきを防止す
る圧縮スプリング4では、車両の振動によって圧縮スプ
リング4が振動することがあり、がたが生じる。
【0010】本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてな
されたものであり、従来構成にとらわれない簡潔な構成
を採用して、セレクト方向のがたつきをより少なくする
とともに、高さ方向のスペースを低減できるシフトレバ
ーの支持装置を提供することを解決すべき課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明のシフトレバーの支持装置は、被支持部の位置でシフ
トレバーにセレクト方向と揺動と反対の方向に付勢力を
付与する構成を考え、発明を完成するにいたった。
【0012】本発明のシフトレバーの支持装置は、中間
部分に大径の被支持部をもち該被支持部に軸と平行方向
に延びる一対の案内溝をもつシフトレバーと、該被支持
部を揺動自在に保持する保持部材と、該案内溝に係合す
る回動規制ピンとをもつシフトレバーの支持装置であっ
て、該シフトレバーの該案内溝は軸方向の中央部が深
く、上下方向に浅くなる溝であり、該案内溝に係合する
該回動規制ピンは該案内溝の底面より押圧されて同軸的
に可動な可動ピンと該可動ピンを該案内溝の底に付勢す
る付勢部材とを有することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明のシフトレバーの支持装置においては、
可動ピンが案内溝の中央部の底に当接あるいは押圧した
状態で係合しているとき、レバーがセレクト方向の中立
位置に保持される。この中立位置よりセレクト方向にレ
バーを揺動させると、可動ピンが案内溝の底より押圧さ
れて同軸的、すなわちセレクト方向の外側に移動する。
可動ピンが外側に移動することにより付勢部材の付勢力
が可動ピンを押戻し、被支持部の案内溝の各底面にその
セレクト方向の揺動と反対の方向のモーメントで付勢す
る。これによりセレクト荷重が発生することとなり、が
たつきを防止することができる。
【0014】上記付勢部材は、被支持部に対してセレク
ト方向の揺動と反対の方向に付勢力を加える部材であ
り、被支持部と同じ位置に配置でき、高さ方向のスペー
スを要しない。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のシフトレバーの支持装置
において、付勢部材は、ミッションケースの開口枠部に
取付けられ可動ピンを遊動状態に支持した板ばねで構成
することができる。
【0016】また、付勢部材は、ミッションケースの開
口枠部に固定された回動規制ピンの本体部分と可動ピン
との間に介装された圧縮ばねで構成することができる。
【0017】可動ピンは、案内溝の底を転動するローラ
をもつことが、フィーリング向上の点で好ましい。
【0018】保持部材および付勢部材のうち少なくとも
一方はミッションケースの開口枠部に締着されるブラケ
ット部材と一体に構成することが、部品点数削減の上で
好ましい。
【0019】保持部材に対向して被支持部を押圧する弾
性部材を備えることができる。弾性部材は、ゴム、樹脂
あるいはこれらの混合物で構成できる。この弾性部材と
保持部材とにより、被支持部を弾性的に支持し、シフト
レバーの上下のがたつきを防止することができる。
【0020】案内溝は、レバーの軸と平行な方向にフラ
ットに延びた溝や揺動方向の仰角側と俯角側に傾斜した
底面からなるV溝あるいは円弧状溝に形成することがで
きる。
【0021】本発明のシフトレバーの支持装置におい
て、被支持部は全体が球形であることが好ましい。これ
に合わせて保持部材および弾性部材は、被支持部の球面
に嵌合する凹球形状をもつことが円滑なシフト操作およ
びセレクト操作を行う上で好ましい。
【0022】弾性部材はブラケット部材のフランジ部に
係留され、かつ付勢部材はブラケット部材のフランジ部
から開口枠部内の下方に延びたばね性をもつ一対の垂下
片で構成することにより、シフトレバーの支持装置とし
て一体部品として構成でき、ミッションケースへの組付
け性が良好になる。
【0023】
【実施例】以下、更に本発明のシフトレバーの支持装置
を第1、第2実施例により詳細に説明する。
【0024】第1実施例 第1実施例の構成を図1〜図6に示す。本シフトレバー
の支持装置は、図3に示すブラケット部材7に、図1お
よび図2に示すように、レバー1と該レバー1の上側部
分に当接された弾性部材15とを取付けた状態で該ブラ
ケット部材7をミッションケースの開口枠部2にボルト
27で締着したものである。
【0025】レバー1は、図1に示すように、中間部分
に球状の被支持部11をもち、この被支持部11から車
室側にレバー操作側16が延び、その反対側からミッシ
ョンケース内に突出しレバーハウジングに係合する小球
部12もつ。
【0026】レバー1の被支持部11には、図1に示す
ように、セレクト方向の仰角側と俯角側に傾斜した底面
24、25をもつV溝状の案内溝26が形成されてい
る。
【0027】ブラケット部材7は、図3に示すように、
開口枠部2の上面形状に合致したリング状のフランジ部
8と、フランジ部8から下方に延びた一対の保持部材9
(図2)と、保持部材9の間にフランジ部8から延びた
一対の板ばね10とを備える金属、樹脂等の成形部品で
ある。フランジ部8には、ボルト27の貫通孔14と、
弾性部材15をそのフック部151で係留する係止溝1
7が形成されている(図3)。
【0028】ブラケット部材7の保持部材9は、レバー
1の球面に密着する湾曲状に形成されている。保持部材
9は、レバー1を保持する前の状態では、図2の破線に
て示すように、内側に曲り込んでいる。そして、保持部
材9は、レバー1を保持した状態で外側に弾性変形し
て、被支持部11を上方に付勢する。従って、被支持部
11は、上半球側の弾性部材15と下半球側の保持部材
9とで上下方向に弾性的に挟まれている。
【0029】弾性部材15はブラケット部材7より一回
り小さいリング状のゴムにて構成されている。弾性部材
15はフック部151と被支持部11の球面と合致した
凹球面152をもつ。
【0030】ブラケット部材7の板ばね10は、本発明
の付勢部材を構成している。板ばね10は、図1に示す
ように、レバー1の延びる方向(上下方向)と平行に延
びている。板ばね10には、中央に孔18が形成されて
いる。板ばね10はレバー1をセレクト方向に揺動させ
ない状態でも若干内側に付勢力をもつ。
【0031】上記孔18には、図4〜図6に示す回動規
制ピン(可動ピン)19の基端側が係止されている。具
体的に回動規制ピン19は基端側よりフランジ状の基端
部20と基端部20から延びた小径の軸心部21と軸心
部21の先端に突設されたコ字状部材22とから構成さ
れている。基端部20は軸心部21に例えばネジ式に締
着できる。従って、孔18に軸心部21を挿通した状態
で基端部20を締着することにより、回動規制ピン19
は孔18内を回動可能に板ばね10に枢着できる。
【0032】上記回動規制ピン19の遊動状態、すなわ
ち孔18の周縁部分をコ字状部材22と基端部20との
間に間隙なく挟みかつ軸心部21が孔18の壁面に間隙
なく摺接して移動できる状態は、以下の寸法規制によっ
て可能となる。すなわち、軸心部21の長さL(図4
示)は、孔18の軸方向の長さすなわち、板ばね10の
厚みt(図1示)に等しいか若干大きい。また、図6に
示すように、軸心部18の径φ(図1示)は、孔18の
幅sに等しいか若干小さい。
【0033】ところで、回動規制ピン19のコ字状部材
22にはローラ23が装着されている。ローラ23は、
図1に示すように、レバー1がセレクト方向に揺動され
ていないとき、被支持部11に形成された前記案内溝2
6の仰角側の底面24と俯角側の底面25に均等に当接
している。すなわち、仰角側底面24と俯角側底面25
がローラ23に対しそれぞれ接線面となっている。
【0034】第1実施例のシフトレバーの支持装置は以
下のようにしてミッションケースの開口枠部2にレバー
1と一体で取付けることができる。まず、図3に示すよ
うなブラケット部材7の上側からレバー1の小球部12
側を挿入して、被支持部11の下半球面を保持部材9に
当接する。同時に、基端部20を外した軸心部21が孔
18に突入させ、かつローラ23が案内溝26に当接す
るようにする。次に孔18から突出した軸心部21に基
端部20をねじ止め等により締結する。そして、凹球面
152が被支持部11の上半球面に当接するように弾性
部材15のフック部151を係止溝17に係合させる。
【0035】以上の作業によりレバー1を保持した組付
け体としてのシフトレバーの支持装置が構成される。従
って、本実施例では、この組付け体を開口枠部2に載置
し、ボルト27を締着するだけで変速機へシフトレバー
の支持装置を簡単に組付けができる。
【0036】なお、軸心部21に基端部20が一体に形
成された回動規制ピン19の場合は、基端部20を孔1
8に斜めに押入れてもよい。
【0037】上記シフトレバーの支持装置では、セレク
ト方向に揺動させない状態でレバー1をシフト操作する
と、図7に示すように、回動規制ピン19の軸心部21
が孔18の壁面に相対回転摺動する。この相対回転摺動
は、従来の回動規制ピン5と溝13との関係と同じであ
る。このシフト操作時は、ローラ23は案内溝26の各
底面24、25と均等に接触している。また、軸心部2
1は孔18のほぼ中間位置にある。
【0038】レバー1をセレクト方向(図面右側とす
る)に揺動させると、図8に示すように、右側のローラ
23は仰角側底面24を案内溝26の開口側へ転動し、
左側のローラ23は俯角側底面25を案内溝26の開口
側へ転動する。従って、右側のローラ23は、仰角側底
面24から斜め下向きの抗力を受け、左側のローラ23
は俯角側底面25から斜め上向きの抗力を受ける。これ
らの抗力は、回動規制ピン19を同軸的に外側へ可動し
て板ばね10、10をそれぞれ外側へ広げようとする。
このため各板ばね10は図8の破線状態から実線にて示
す状態に変形される。この変形の復元力は、図8の矢印
に示すようにレバー1の揺動方向と反対の方向に被支持
部11に対してセレクト荷重となるモーメントを与え
る。
【0039】上記セレクト操作とシフト操作の説明から
もわかるように、本実施例のシフトレバーの支持装置
は、レバー1の上下のがたつきとセレクト方向のがたつ
きを防止することができる。
【0040】上下のがたつき防止は、被支持部11の上
半球面に当接した弾性部材15と、被支持部11の下半
球面に当接した保持部材9とで行われる。この構成を従
来のコニカルスプリング4(図10)によるものと比較
する。コニカルスプリング4は、車両の振動方向(上
下)と同一の方向に被支持部11を押圧(変形)するよ
うになっている。このため、共振等により伸縮すること
がある。これに対し保持部材9は、被支持部11を図2
の矢視Fに示すように斜め上方向に押圧した状態で保持
している。この押圧の変形方向は、車両の振動方向と異
なっており、共振等を起すようなことがない。この点で
本実施例のシフトレバーの支持装置は、レバー1の上下
のがたつきをより確実に抑えることができる。
【0041】セレクト方向のがたつきの防止は、セレク
ト操作したとき、図8に示すように、常に板ばね10の
復元力がレバー1の揺動方向と反対の方向に作用してい
ることにより可能となる。
【0042】また、本実施例では、操作フィーリングが
良好となる。従来の回動規制ピン5を用いたものでは、
セレクト方向に操作したとき、案内溝13の壁面と回動
規制ピン5との摺動感が操作スライド運転者にフィーリ
ングとして伝わる。しかし、本実施例のシフトレバーの
支持装置では、ローラ23が案内溝26の仰角側底面2
4および俯角側底面25を転動する感覚が運転者にフィ
ーリングとして伝わる。従って、本実施例のシフトレバ
ーの支持装置では、摩擦感等の違和感がなく、良好なフ
ィーリングを達成することができる。
【0043】しかも、本実施例のシフトレバーの支持装
置では、レバー1にセレクト方向と反対の方向に荷重を
発生している板ばね10が、被支持部11と同一の高さ
位置に設けるものであるため、従来装置のように、シフ
トタワー3等の部材が不要で高さスペースを低減するこ
とができる。それと同時に、押圧具31等の部品も不要
となり、組付け性の良さと相まって極めてコスト低減を
図ることができる。
【0044】第2実施例 第2実施例を示す図9のシフトレバーの支持装置は、回
動規制ピン51をローラ56を可動ピンとする同軸的可
動な構成としたものである。すなわち、回動規制ピン5
1は、開口枠部2に固定されたコ字状部材52および本
体部分57と、コ字状部材52の内側に収納された圧縮
ばね55と、圧縮ばね55の先端に装着された軸ピン5
3と、軸ピン53に回転自在に装着されたローラ56と
から構成されている。このような回動規制ピン51で
は、コ字状部材52に孔54が形成されており、軸ピン
53を孔54に係止してローラ56を可動とする。
【0045】被支持部11に形成された案内溝26′
は、レバー1の軸方向(上下方向)にフラットな溝であ
る。ローラ56は、案内溝26′の底に当接しかつ圧縮
ばね55の付勢力で案内溝26′の底を押圧している。
【0046】よって、レバー1を例えば図面右方のセレ
クト方向に揺動することにより、右側のローラ56は案
内溝26′の底を上方に転動し、左側のローラ56は案
内溝26分の底を下方に転動する。と同時に、圧縮ばね
55がそれぞれ圧縮されて反発力が増し、セレクト方向
の揺動と反対の方向に被支持部11が付勢される。これ
により、第1実施例と同様にセレクト荷重が発生してレ
バー1のがたつきを防止することができる。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、セレ
クト荷重を付与する付勢部材を被支持部と同じ位置に構
成できるため、高さ方向のスペースをとることなく、簡
潔な構成でシフトレバーのがたつき防止等を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシフトレバーの支持装置の第1実施
例を示す断面図である。
【図2】 図1に示す装置を違った向きから示す断面図
である。
【図3】 図1に示す装置に用いたブラケット部材を示
す斜視図である。
【図4】 図1に示す装置に用いた回動規制ピンの側面
図である。
【図5】 同回動規制ピンの上面図である。
【図6】 同回動規制ピンの正面図である。
【図7】 図1に示す装置のシフト操作時の動作を示す
説明図である。
【図8】 図1に示す装置のセレクト操作時の動作を示
す説明図である。
【図9】 本発明のシフトレバーの支持装置の第2実施
例を示す断面図である。
【図10】 従来のシフトレバーの支持装置の一例を示
す断面図である。
【符号の説明】
1…レバー(シフトレバー) 2…開口枠部 7…ブラケット部材 8…フランジ部 9…保持部材 10…板ばね
(付勢部材) 11…被支持部 15…弾性部材 18…孔 19、51…回動
規制ピン 20…基端部 22、52…コ
字状部材 23、56…ローラ 26、26′…
案内溝

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間部分に大径の被支持部をもち該被支
    持部に軸と平行方向に延びる一対の案内溝をもつシフト
    レバーと、該被支持部を揺動自在に保持する保持部材
    と、該案内溝に係合する回動規制ピンとをもつシフトレ
    バーの支持装置であって、 前記シフトレバーの該案内溝は軸方向の中央部が深く、
    上下方向に浅くなる溝であり、該案内溝に係合する前記
    回動規制ピンは該案内溝の底面より押圧されて同軸的に
    可動な可動ピンと該可動ピンを該案内溝の底に付勢する
    付勢部材とを有することを特徴とするシフトレバーの支
    持装置。
  2. 【請求項2】 前記付勢部材は、ミッションケースの開
    口枠部に取付けられ前記可動ピンを遊動状態に支持した
    板ばねである請求項1記載のシフトレバーの支持装置。
  3. 【請求項3】 前記付勢部材は、前記ミッションケース
    の開口枠部に固定された回動規制ピンの本体部分と可動
    ピンとの間に介装された圧縮ばねである請求項1記載の
    シフトレバーの支持装置。
  4. 【請求項4】 前記可動ピンは、前記案内溝の底を転動
    するローラをもつ請求項1〜3記載のシフトレバーの支
    持装置。
  5. 【請求項5】 前記保持部材および前記付勢部材のうち
    少なくとも一方はミッションケースの開口枠部に締着さ
    れるブラケット部材と一体に構成される請求項1〜4記
    載のシフトレバーの支持装置。
  6. 【請求項6】 前記保持部材に対向して前記被支持部を
    押圧する弾性部材を備える請求項1〜5記載のシフトレ
    バーの支持装置。
  7. 【請求項7】 前記弾性部材は前記ブラケット部材に係
    留される請求項5、6記載のシフトレバーの支持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005297756A (ja) * 2004-04-12 2005-10-27 Tsuda Industries Co Ltd 自動変速機用シフトレバー装置
JP2012131305A (ja) * 2010-12-21 2012-07-12 Toyota Motor Corp 車両用変速機のシフト操作装置
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