JP2001080305A - ディスクホイール - Google Patents
ディスクホイールInfo
- Publication number
- JP2001080305A JP2001080305A JP25910199A JP25910199A JP2001080305A JP 2001080305 A JP2001080305 A JP 2001080305A JP 25910199 A JP25910199 A JP 25910199A JP 25910199 A JP25910199 A JP 25910199A JP 2001080305 A JP2001080305 A JP 2001080305A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rim
- rubber elastic
- guide
- elastic body
- tire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小入力時から大入力時に至るまで、耐久性お
よび安全性を損なうことなく乗り心地性能、防振性能お
よび防音性能の向上を図ったディスクホイールを提供す
る。 【解決手段】 ベースリムを備えたディスクと、タイヤ
を支承するリムとを備え、前記リムの内周面に環状に固
設された一対のガイドと、前記ベースリムの外周面上に
おけるタイヤ軸方向両側部領域に環状に固設された一対
の壁部とを有し、前記ガイドの側面と前記壁部の側面と
の間に、夫々ゴム弾性体が環状に介装されているディス
クホイールである。タイヤ軸方向に前記ゴム弾性体６を
貫通し、前記ガイド５と前記壁部４に対して遊貫するボ
ルト７が、タイヤ軸に対し軸対称に夫々２個以上設置さ
れ、該ボルト７の先端部にはナット９が螺着されてい
る。
よび安全性を損なうことなく乗り心地性能、防振性能お
よび防音性能の向上を図ったディスクホイールを提供す
る。 【解決手段】 ベースリムを備えたディスクと、タイヤ
を支承するリムとを備え、前記リムの内周面に環状に固
設された一対のガイドと、前記ベースリムの外周面上に
おけるタイヤ軸方向両側部領域に環状に固設された一対
の壁部とを有し、前記ガイドの側面と前記壁部の側面と
の間に、夫々ゴム弾性体が環状に介装されているディス
クホイールである。タイヤ軸方向に前記ゴム弾性体６を
貫通し、前記ガイド５と前記壁部４に対して遊貫するボ
ルト７が、タイヤ軸に対し軸対称に夫々２個以上設置さ
れ、該ボルト７の先端部にはナット９が螺着されてい
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の車輪に用い
られるディスクホイールに関し、詳しくは安全性を損な
うことなく、乗り心地性能、防振性能および防音性能に
優れたディスクホイールに関する。
られるディスクホイールに関し、詳しくは安全性を損な
うことなく、乗り心地性能、防振性能および防音性能に
優れたディスクホイールに関する。
【０００２】
【従来の技術】ディスクホイールは、一般に車軸ハブに
固着されるディスクとタイヤを支承するリムとを備えて
おり、かかるディスクとリムとの間に防振体を設け、防
振性能や乗り心地性能を高めたディスクホイールはこれ
まで種々提案されている。例えば、実開昭５９−１８８
７０１号公報には、防振体としてバネを用いて乗り心地
の向上を図ったタイヤ用ホイールが提案されている。
固着されるディスクとタイヤを支承するリムとを備えて
おり、かかるディスクとリムとの間に防振体を設け、防
振性能や乗り心地性能を高めたディスクホイールはこれ
まで種々提案されている。例えば、実開昭５９−１８８
７０１号公報には、防振体としてバネを用いて乗り心地
の向上を図ったタイヤ用ホイールが提案されている。
【０００３】また、防振体としてゴムを使用し、これを
リムとディスクとの間に配置したものも知られており、
例えば、実開昭５７−７３２０３号公報に、リムがゴム
様弾性体を介してディスクに連結される構成のディスク
ホイールが提案されている。さらに、特開平５−３３８
４０１号公報には、リムとディスクホイールとの間に隙
間を形成し、そこに防振ゴムを介装させたディスクホイ
ールが開示されている。さらにまた、ＷＯ９８３３６６
６号公報には、リムと同一プロファイルを有する内側リ
ムとリムとの間にゴムの環状ストリップを配置したホイ
ール・バリア組立体が開示されている。
リムとディスクとの間に配置したものも知られており、
例えば、実開昭５７−７３２０３号公報に、リムがゴム
様弾性体を介してディスクに連結される構成のディスク
ホイールが提案されている。さらに、特開平５−３３８
４０１号公報には、リムとディスクホイールとの間に隙
間を形成し、そこに防振ゴムを介装させたディスクホイ
ールが開示されている。さらにまた、ＷＯ９８３３６６
６号公報には、リムと同一プロファイルを有する内側リ
ムとリムとの間にゴムの環状ストリップを配置したホイ
ール・バリア組立体が開示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、防振体
としてゴムを使用し、これをリムとディスクとの間に一
様に配置した従来のディスクホイールにおいては、リム
の内周面とディスクの外周面との間に夫々に加硫接着さ
れたゴム弾性体が配設されているため、このゴム弾性体
によりリムからディスクに伝わる軸方向、径方向および
回転方向の各振動を的確に抑制することができるもの
の、大荷重時のゴム弾性体の変位を抑制することはでき
ないという問題があった。すなわち、ゴムの断面が一様
であり、小入力時から大入力時まで夫々において適切な
振動防止特性を得ることが困難であった。この点につい
て、防振体としてバネを用いても同様の問題があった。
としてゴムを使用し、これをリムとディスクとの間に一
様に配置した従来のディスクホイールにおいては、リム
の内周面とディスクの外周面との間に夫々に加硫接着さ
れたゴム弾性体が配設されているため、このゴム弾性体
によりリムからディスクに伝わる軸方向、径方向および
回転方向の各振動を的確に抑制することができるもの
の、大荷重時のゴム弾性体の変位を抑制することはでき
ないという問題があった。すなわち、ゴムの断面が一様
であり、小入力時から大入力時まで夫々において適切な
振動防止特性を得ることが困難であった。この点につい
て、防振体としてバネを用いても同様の問題があった。
【０００５】また、大入力等によりゴム弾性体等が破壊
した場合には、リムが脱落し、自動車事故につながるお
それがあるという問題があった。
した場合には、リムが脱落し、自動車事故につながるお
それがあるという問題があった。
【０００６】そこで本発明の目的は、小入力時から大入
力時に至るまで、耐久性および安全性を損なうことなく
乗り心地性能、防振性能および防音性能の向上を図った
ディスクホイールを提供することにある。
力時に至るまで、耐久性および安全性を損なうことなく
乗り心地性能、防振性能および防音性能の向上を図った
ディスクホイールを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、防振体と
してのゴム弾性体の特徴を活かしつつ前記課題を解決す
べく鋭意検討した結果、以下の構成とすることにより前
記目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成するに
至った。即ち、本発明のディスクホイールは下記に示す
通りである。
してのゴム弾性体の特徴を活かしつつ前記課題を解決す
べく鋭意検討した結果、以下の構成とすることにより前
記目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成するに
至った。即ち、本発明のディスクホイールは下記に示す
通りである。
【０００８】〈１〉ベースリムを備えたディスクと、タ
イヤを支承するリムとを備え、前記リムの内周面に環状
に固設された一対のガイドと、前記ベースリムの外周面
上におけるタイヤ軸方向両側部領域に環状に固設された
一対の壁部とを有し、前記ガイドの側面と前記壁部の側
面との間に、夫々ゴム弾性体が環状に介装されているデ
ィスクホイールであって、タイヤ軸方向に前記ゴム弾性
体を貫通し、前記ガイドと前記壁部に対して遊貫するボ
ルトが、タイヤ軸に対し軸対称に夫々２個以上設置さ
れ、該ボルトの先端部にはナットが螺着されていること
を特徴とするディスクホイールである。
イヤを支承するリムとを備え、前記リムの内周面に環状
に固設された一対のガイドと、前記ベースリムの外周面
上におけるタイヤ軸方向両側部領域に環状に固設された
一対の壁部とを有し、前記ガイドの側面と前記壁部の側
面との間に、夫々ゴム弾性体が環状に介装されているデ
ィスクホイールであって、タイヤ軸方向に前記ゴム弾性
体を貫通し、前記ガイドと前記壁部に対して遊貫するボ
ルトが、タイヤ軸に対し軸対称に夫々２個以上設置さ
れ、該ボルトの先端部にはナットが螺着されていること
を特徴とするディスクホイールである。
【０００９】〈２〉前記〈１〉のディスクホイールにお
いて、前記ボルトの頭部と前記ガイドまたは前記壁部と
の間および前記ナットと前記壁部または前記ガイドとの
間にワッシャが介在するディスクホイールである。
いて、前記ボルトの頭部と前記ガイドまたは前記壁部と
の間および前記ナットと前記壁部または前記ガイドとの
間にワッシャが介在するディスクホイールである。
【００１０】〈３〉ベースリムを備えたディスクと、タ
イヤを支承するリムとを備え、前記リムの内周面に環状
に固設された一対のガイドと、前記ベースリムの外周面
上におけるタイヤ軸方向両側部領域に環状に固設された
一対の壁部とを有し、前記ガイドの側面と前記壁部の側
面との間に、夫々ゴム弾性体が環状に介装されているデ
ィスクホイールであって、前記ガイドの側面からタイヤ
軸に対し軸対称に夫々２本以上の突起がタイヤ軸方向に
前記ゴム弾性体を貫通し、さらに前記壁部を遊貫して延
在し、該突起の先端部にナットが螺着されていることを
特徴とするディスクホイールである。
イヤを支承するリムとを備え、前記リムの内周面に環状
に固設された一対のガイドと、前記ベースリムの外周面
上におけるタイヤ軸方向両側部領域に環状に固設された
一対の壁部とを有し、前記ガイドの側面と前記壁部の側
面との間に、夫々ゴム弾性体が環状に介装されているデ
ィスクホイールであって、前記ガイドの側面からタイヤ
軸に対し軸対称に夫々２本以上の突起がタイヤ軸方向に
前記ゴム弾性体を貫通し、さらに前記壁部を遊貫して延
在し、該突起の先端部にナットが螺着されていることを
特徴とするディスクホイールである。
【００１１】〈４〉前記〈３〉のディスクホイールにお
いて、前記壁部と前記ナットとの間にワッシャが介在す
るディスクホイールである。
いて、前記壁部と前記ナットとの間にワッシャが介在す
るディスクホイールである。
【００１２】〈５〉ベースリムを備えたディスクと、タ
イヤを支承するリムとを備え、前記リムの内周面に環状
に固設された一対のガイドと、前記ベースリムの外周面
上におけるタイヤ軸方向両側部領域に環状に固設された
一対の壁部とを有し、前記ガイドの側面と前記壁部の側
面との間に、夫々ゴム弾性体が環状に介装されているデ
ィスクホイールであって、前記壁部の側面からタイヤ軸
に対し軸対称に夫々２本以上の突起がタイヤ軸方向に前
記ゴム弾性体を貫通し、さらに前記ガイドを遊貫して延
在し、該突起の先端部にナットが螺着されていることを
特徴とするディスクホイールである。
イヤを支承するリムとを備え、前記リムの内周面に環状
に固設された一対のガイドと、前記ベースリムの外周面
上におけるタイヤ軸方向両側部領域に環状に固設された
一対の壁部とを有し、前記ガイドの側面と前記壁部の側
面との間に、夫々ゴム弾性体が環状に介装されているデ
ィスクホイールであって、前記壁部の側面からタイヤ軸
に対し軸対称に夫々２本以上の突起がタイヤ軸方向に前
記ゴム弾性体を貫通し、さらに前記ガイドを遊貫して延
在し、該突起の先端部にナットが螺着されていることを
特徴とするディスクホイールである。
【００１３】〈６〉前記〈５〉のディスクホイールにお
いて、前記ガイドと前記ナットとの間にワッシャが介在
するディスクホイールである。
いて、前記ガイドと前記ナットとの間にワッシャが介在
するディスクホイールである。
【００１４】前記〈１〉〜〈６〉の発明は以下の作用効
果を奏する。前記〈１〉の発明により、ゴム弾性体の剪
断変形で振動を吸収し、乗り心地性能、防振性能および
防音性能の向上を図ることができるとともに、たとえゴ
ム弾性体が破壊した場合でもリムの脱落を防止すること
ができる。また、防音性能については１００Ｈｚ以上の
高周波数領域の防音に極めて効果的である。
果を奏する。前記〈１〉の発明により、ゴム弾性体の剪
断変形で振動を吸収し、乗り心地性能、防振性能および
防音性能の向上を図ることができるとともに、たとえゴ
ム弾性体が破壊した場合でもリムの脱落を防止すること
ができる。また、防音性能については１００Ｈｚ以上の
高周波数領域の防音に極めて効果的である。
【００１５】前記〈３〉および〈５〉の発明により、前
記〈１〉と同様の作用効果を得ることができる。
記〈１〉と同様の作用効果を得ることができる。
【００１６】前記〈２〉、〈４〉および〈６〉の発明に
より、ワッシャが圧力を均一に分散させ、振動吸収の機
能を高めることができる。
より、ワッシャが圧力を均一に分散させ、振動吸収の機
能を高めることができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
説明する。図１に示す本発明の一実施の形態に係るディ
スクホイールは、車軸ハブ（図示せず）に固着されるデ
ィスク１がベースリム２を備えている。かかるベースリ
ム２はディスク１と一体成形により形成させることがで
きる。ベースリム２の外周面上におけるタイヤ軸方向両
端には、一対の壁部４がガイド５間のタイヤ軸方向の幅
よりも広い状態で環状に固設されている。ガイド５の両
外側面と壁部４の両内側面との間には夫々、例えば、加
硫接着等の接着手段により接着されたゴム弾性体６が環
状に介装されている。かかるゴム弾性体６の剪断変形に
より振動を吸収し、乗り心地性能、防振性能および防音
性能の向上を図ることができ、特に、１００Ｈｚ以上の
高周波数領域の防音に極めて効果的である。
説明する。図１に示す本発明の一実施の形態に係るディ
スクホイールは、車軸ハブ（図示せず）に固着されるデ
ィスク１がベースリム２を備えている。かかるベースリ
ム２はディスク１と一体成形により形成させることがで
きる。ベースリム２の外周面上におけるタイヤ軸方向両
端には、一対の壁部４がガイド５間のタイヤ軸方向の幅
よりも広い状態で環状に固設されている。ガイド５の両
外側面と壁部４の両内側面との間には夫々、例えば、加
硫接着等の接着手段により接着されたゴム弾性体６が環
状に介装されている。かかるゴム弾性体６の剪断変形に
より振動を吸収し、乗り心地性能、防振性能および防音
性能の向上を図ることができ、特に、１００Ｈｚ以上の
高周波数領域の防音に極めて効果的である。
【００１８】本発明の好適例においては、図２の（イ）
および（ロ）に示すように、タイヤ軸方向にゴム弾性体
６を貫通し、ガイド５と壁部４に対して遊貫するボルト
７をタイヤ軸に対し軸対称に両側で夫々２個以上、好ま
しくは４個以上設置する。図２の（イ）に示す例では、
ボルト７の頭部８とガイド５との間およびナット９と壁
部４との間に夫々ワッシャ１０ａ，１０ｂが介在されて
いる。ここで、ワッシャ１０ａとガイド５との間、およ
びワッシャ１０ｂと壁部４との間に、夫々リング状のゴ
ム弾性体（図示せず）を介在させてもよい。このように
することで、より一層の防振効果を高めることができ
る。また、図２の（ロ）に示す例では、ゴム弾性体が壁
部４およびガイド５の孔を越えて、夫々孔の外周に延在
する。このようにすることにより、上述のリング状ゴム
弾性体と同様の効果を得ることができる。
および（ロ）に示すように、タイヤ軸方向にゴム弾性体
６を貫通し、ガイド５と壁部４に対して遊貫するボルト
７をタイヤ軸に対し軸対称に両側で夫々２個以上、好ま
しくは４個以上設置する。図２の（イ）に示す例では、
ボルト７の頭部８とガイド５との間およびナット９と壁
部４との間に夫々ワッシャ１０ａ，１０ｂが介在されて
いる。ここで、ワッシャ１０ａとガイド５との間、およ
びワッシャ１０ｂと壁部４との間に、夫々リング状のゴ
ム弾性体（図示せず）を介在させてもよい。このように
することで、より一層の防振効果を高めることができ
る。また、図２の（ロ）に示す例では、ゴム弾性体が壁
部４およびガイド５の孔を越えて、夫々孔の外周に延在
する。このようにすることにより、上述のリング状ゴム
弾性体と同様の効果を得ることができる。
【００１９】ガイド５と壁部４に対するボルト７の遊貫
は、ボルト７の径に対してガイド５と壁部４の貫通孔径
を十分に大きくとることにより達成し、その隙間はゴム
弾性体６の防振機能を阻害しない程度の隙間とする。具
体的にはタイヤのタイプなどに応じ適宜選定すればよ
い。上述のようにボルト７を設けることにより、普段は
ゴム弾性体の機能を損なうことがなく、また一旦ゴム弾
性体が故障するに至ったときにはリムの脱落を防止する
ことができる。
は、ボルト７の径に対してガイド５と壁部４の貫通孔径
を十分に大きくとることにより達成し、その隙間はゴム
弾性体６の防振機能を阻害しない程度の隙間とする。具
体的にはタイヤのタイプなどに応じ適宜選定すればよ
い。上述のようにボルト７を設けることにより、普段は
ゴム弾性体の機能を損なうことがなく、また一旦ゴム弾
性体が故障するに至ったときにはリムの脱落を防止する
ことができる。
【００２０】本発明の他の好適例として、ボルト７を用
いる代わりに図３の（イ）および（ロ）に示すように、
ガイド５の側面から突起１１をタイヤ軸方向に、ゴム弾
性体６を貫通し、さらに壁部４を遊貫して延在せしめて
もよい。図示する例では、突起の先端部にナット９ａが
螺着され、このナット９ａと壁部４との間にワッシャ１
０ｃが介在されている。また、図３の（ロ）に示す例で
は、ゴム弾性体が壁部４の孔を越えて該孔の外周に延在
する。さらにまた、図示はしていないが、壁部４の側面
から突起をタイヤ軸方向に、ゴム弾性体６を貫通し、さ
らにガイド４を遊貫して延在せしめてもよい。これらの
場合においても、上記ボルトを用いる場合と同様の効果
を得ることができる。
いる代わりに図３の（イ）および（ロ）に示すように、
ガイド５の側面から突起１１をタイヤ軸方向に、ゴム弾
性体６を貫通し、さらに壁部４を遊貫して延在せしめて
もよい。図示する例では、突起の先端部にナット９ａが
螺着され、このナット９ａと壁部４との間にワッシャ１
０ｃが介在されている。また、図３の（ロ）に示す例で
は、ゴム弾性体が壁部４の孔を越えて該孔の外周に延在
する。さらにまた、図示はしていないが、壁部４の側面
から突起をタイヤ軸方向に、ゴム弾性体６を貫通し、さ
らにガイド４を遊貫して延在せしめてもよい。これらの
場合においても、上記ボルトを用いる場合と同様の効果
を得ることができる。
【００２１】本発明において使用し得るゴム弾性体は、
防振ゴムとして既知のものを用いることができ、天然ゴ
ムや合成ゴム、例えば、ブタジエンゴム、スチレンブタ
ジエン共重合体ゴム、ブチルゴム等のジエン系ゴムに適
宜配合剤、例えば、硫黄、加硫促進剤、老化防止剤、カ
ーボンブラック等を適宜配合することにより調製するこ
とができる。
防振ゴムとして既知のものを用いることができ、天然ゴ
ムや合成ゴム、例えば、ブタジエンゴム、スチレンブタ
ジエン共重合体ゴム、ブチルゴム等のジエン系ゴムに適
宜配合剤、例えば、硫黄、加硫促進剤、老化防止剤、カ
ーボンブラック等を適宜配合することにより調製するこ
とができる。
【００２２】上述の本発明の好適実施の形態に係るディ
スクホイールは、いずれも小入力時には振動を吸収し、
かつ大入力時には大変形を抑制することができることが
確かめられた。また、たとえ限界を超えた大入力等によ
りゴム弾性体が破壊した場合でも、リムの脱落を防止す
ることができる。以上の結果、小入力時から大入力時に
至るまで、耐久性および安全性を損なうことなく乗り心
地性能、防振性能および防音性能の向上を図ることがで
きる。
スクホイールは、いずれも小入力時には振動を吸収し、
かつ大入力時には大変形を抑制することができることが
確かめられた。また、たとえ限界を超えた大入力等によ
りゴム弾性体が破壊した場合でも、リムの脱落を防止す
ることができる。以上の結果、小入力時から大入力時に
至るまで、耐久性および安全性を損なうことなく乗り心
地性能、防振性能および防音性能の向上を図ることがで
きる。
【００２３】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のディ
スクホイールは、小入力時から大入力時に至るまで、耐
久性および安全性を損なうことなく乗り心地性能、防振
性能および防音性能の向上を図ることができる。
スクホイールは、小入力時から大入力時に至るまで、耐
久性および安全性を損なうことなく乗り心地性能、防振
性能および防音性能の向上を図ることができる。
【図１】本発明の一実施の形態に係るディスクホイール
の部分断面図である。
の部分断面図である。
【図２】図１に示すディスクホイールのゴム弾性体の設
置部分を拡大して示す部分断面図である。
置部分を拡大して示す部分断面図である。
【図３】本発明の他の実施形態に係るディスクホイール
のゴム弾性体の設置部分を拡大して示す部分断面図であ
る。
のゴム弾性体の設置部分を拡大して示す部分断面図であ
る。
１ ディスク ２ ベースリム ３ リム ４ 壁部 ５ ガイド ６ ゴム弾性体 ７ ボルト ８ 頭部 ９ ナット １０ａ，１０ｂ，１０ｃ，１０ｄ ワッシャ ２０ タイヤ
Claims (6)
- 【請求項１】 ベースリムを備えたディスクと、タイヤ
を支承するリムとを備え、前記リムの内周面に環状に固
設された一対のガイドと、前記ベースリムの外周面上に
おけるタイヤ軸方向両側部領域に環状に固設された一対
の壁部とを有し、前記ガイドの側面と前記壁部の側面と
の間に、夫々ゴム弾性体が環状に介装されているディス
クホイールであって、 タイヤ軸方向に前記ゴム弾性体を貫通し、前記ガイドと
前記壁部に対して遊貫するボルトが、タイヤ軸に対し軸
対称に夫々２個以上設置され、該ボルトの先端部にはナ
ットが螺着されていることを特徴とするディスクホイー
ル。 - 【請求項２】 前記ボルトの頭部と前記ガイドまたは前
記壁部との間および前記ナットと前記壁部または前記ガ
イドとの間にワッシャが介在する請求項１記載のディス
クホイール。 - 【請求項３】 ベースリムを備えたディスクと、タイヤ
を支承するリムとを備え、前記リムの内周面に環状に固
設された一対のガイドと、前記ベースリムの外周面上に
おけるタイヤ軸方向両側部領域に環状に固設された一対
の壁部とを有し、前記ガイドの側面と前記壁部の側面と
の間に、夫々ゴム弾性体が環状に介装されているディス
クホイールであって、 前記ガイドの側面からタイヤ軸に対し軸対称に夫々２本
以上の突起がタイヤ軸方向に前記ゴム弾性体を貫通し、
さらに前記壁部を遊貫して延在し、該突起の先端部にナ
ットが螺着されていることを特徴とするディスクホイー
ル。 - 【請求項４】 前記壁部と前記ナットとの間にワッシャ
が介在する請求項３記載のディスクホイール。 - 【請求項５】 ベースリムを備えたディスクと、タイヤ
を支承するリムとを備え、前記リムの内周面に環状に固
設された一対のガイドと、前記ベースリムの外周面上に
おけるタイヤ軸方向両側部領域に環状に固設された一対
の壁部とを有し、前記ガイドの側面と前記壁部の側面と
の間に、夫々ゴム弾性体が環状に介装されているディス
クホイールであって、 前記壁部の側面からタイヤ軸に対し軸対称に夫々２本以
上の突起がタイヤ軸方向に前記ゴム弾性体を貫通し、さ
らに前記ガイドを遊貫して延在し、該突起の先端部にナ
ットが螺着されていることを特徴とするディスクホイー
ル。 - 【請求項６】 前記ガイドと前記ナットとの間にワッシ
ャが介在する請求項５記載のディスクホイール。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25910199A JP2001080305A (ja) | 1999-09-13 | 1999-09-13 | ディスクホイール |
| EP00948293A EP1209005B1 (en) | 1999-08-02 | 2000-08-01 | Elastic wheel |
| DE60043015T DE60043015D1 (de) | 1999-08-02 | 2000-08-01 | Elastisches rad |
| CA2379929A CA2379929C (en) | 1999-08-02 | 2000-08-01 | Elastic wheel |
| KR1020027001318A KR100890584B1 (ko) | 1999-08-02 | 2000-08-01 | 탄성 휠 |
| US10/048,648 US6732775B1 (en) | 1999-08-02 | 2000-08-01 | Elastic wheel |
| PCT/JP2000/005078 WO2001008903A1 (fr) | 1999-08-02 | 2000-08-01 | Roue elastique |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25910199A JP2001080305A (ja) | 1999-09-13 | 1999-09-13 | ディスクホイール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001080305A true JP2001080305A (ja) | 2001-03-27 |
Family
ID=17329347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25910199A Pending JP2001080305A (ja) | 1999-08-02 | 1999-09-13 | ディスクホイール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001080305A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100747675B1 (ko) * | 1999-12-21 | 2007-08-08 | 가부시키가이샤 브리지스톤 | 탄성 휠 |
-
1999
- 1999-09-13 JP JP25910199A patent/JP2001080305A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100747675B1 (ko) * | 1999-12-21 | 2007-08-08 | 가부시키가이샤 브리지스톤 | 탄성 휠 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2002234304A (ja) | 中子付きリムホイール及びタイヤ・リムホイール組立体 | |
| KR100890584B1 (ko) | 탄성 휠 | |
| JP2001080305A (ja) | ディスクホイール | |
| KR20030020293A (ko) | 탄성 휠 | |
| JP2002096604A (ja) | 弾性ホイール | |
| US6782930B2 (en) | Elastic wheel | |
| JP2001219702A (ja) | ディスクホイールおよびその車両への取付方法 | |
| US20040245847A1 (en) | Noise reducer for vehicle wheel | |
| JP2001180206A (ja) | ディスクホイール | |
| JP2001334802A (ja) | 弾性ホイール | |
| JP2002331801A (ja) | 弾性ホイール | |
| JP4080709B2 (ja) | 防振装置 | |
| JP4017213B2 (ja) | 防振機構 | |
| JP4025720B2 (ja) | 弾性ホイール | |
| KR20020021806A (ko) | 탄성 휠 | |
| JP2002234302A (ja) | 弾性ホイールとサスペンションメンバとの組合せ構造体 | |
| JP2001121902A (ja) | ディスクホイール | |
| JP2003104001A (ja) | 弾性ホイール | |
| JP2002178703A (ja) | 弾性ホイール | |
| JP2001121901A (ja) | ディスクホイール | |
| JP2001219704A (ja) | ディスクホイール | |
| JP2001063304A (ja) | ディスクホイール | |
| WO2003029027A1 (fr) | Roue elastique | |
| JP2001334801A (ja) | 弾性ホイール | |
| JPWO2002100662A1 (ja) | 弾性ホイール |