JP2001079939A - プラスチック製壁面材の製造方法 - Google Patents

プラスチック製壁面材の製造方法

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JP2001079939A
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plastic
uneven
plastic plate
wall material
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JP26057699A
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Hiroshi Matsui
廣志 松井
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Mitsubishi Plastics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面に凹凸模様を有するプラスチック製壁面
材を効率よく製造することができる製造方法を提供す
る。 【解決手段】 厚みが0.5〜5mmのプラスチック板
状物11を凹凸ロール12に通して目地幅0.5mm以
上、深さ0.5mm以上の凹凸模様を形成するととも
に、該凹凸ロールを水冷することにより、あるいは、凹
凸模様形成後のプラスチック板状物を空冷することによ
り70℃以下に急冷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック製壁
面材の製造方法に関し、詳しくは、表面に凹凸模様を有
するプラスチック製壁面材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】建築物
の外壁等を構成する壁面材として、幅30cm程度の長
尺材からなるモジュールを上下に複数枚積重ねて接続す
ることにより外壁を形成するサイディング材が知られて
いる。このような壁面材の表面に凹凸模様を形成する場
合は、例えば、ポリ塩化ビニル製板状物を70℃以上の
状態で凹凸ロールに通すことによって凹凸模様を形成で
きるが、そのままでは全体的にねじれが発生し、商品価
値がなくなってしまう。一方、ねじれを防止するために
引取りロールで引っ張ると、凹凸が消えてしまうという
問題がある。
【0003】そこで本発明は、表面に凹凸模様を有する
プラスチック製壁面材を効率よく製造することができる
製造方法を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のプラスチック製壁面材の製造方法は、押出
機口金から板状に溶融押出された厚みが0.5〜5mm
のプラスチック板状物を凹凸ロールに通して目地幅0.
5mm以上、深さ0.5mm以上の凹凸模様を形成する
とともに、該凹凸ロールを水冷することにより、あるい
は、凹凸模様形成後のプラスチック板状物を空冷するこ
とにより、70℃以下に急冷することを特徴としてい
る。
【0005】さらに、本発明のプラスチック製壁面材の
製造方法は、前記凹凸模様を形成したプラスチック板状
物の両端面部を100℃以上に加熱し、両端面部の一方
に雄型連結部を、他方に雌型連結部をそれぞれフォーム
成形して冷却固化することを特徴としている。
【0006】また、前記凹凸ロールは、雄側ロールと雌
側ロールとにおける噛み合わせ間隔が、プラスチック板
状物の進行方向の前方と後方とで異なっていることを特
徴としている。さらに、前記プラスチック板状物が、ポ
リ塩化ビニルの単層材あるいは共押出法による複合構成
材であることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明のプラスチック製壁
面材の製造方法の一形態例を示す概略図、図2は凹凸ロ
ールの正面図、図3は同じく側面図、図4は本形態例で
製造されるプラスチック製壁面材の一形状例を示す斜視
図、図5は凹凸ロールの要部の正面図、図6は凹凸模様
における幅方向の目地形状を示す断面図である。
【0008】まず、図1に示すように、プラスチック原
料を押出機10に投入して所定厚さで所定の幅寸法を有
するプラスチック板状物11を、単体又は共押出法によ
り溶融押出成形する。原料となるプラスチックには、ポ
リプロピレンやポリカーボネート等も使用できるが、折
曲げ成形等を考慮すると、軟化温度が50〜95℃のポ
リ塩化ビニルを用いることが好ましい。厚みは0.5〜
5mmの範囲、通常は1mm程度が適当であり、薄すぎ
ると形状維持が困難になり、厚すぎると折曲げ成形が困
難になる。
【0009】押出機口金10aから押出されたプラスチ
ック板状物11は、70℃以上、好ましくは100℃以
上の温度で、所定の凹凸模様が形成された一対の凹凸ロ
ール12の間に通される。この凹凸ロール12は、図
2,図3に示すように、プラスチック板状物11の下面
側に雄側ロール13を、上面側に雌側ロール14を配置
したものであって、壁面材外面となるプラスチック板状
物11の下面に凹凸模様を形成するようにしている。こ
の凹凸模様は任意の形状で形成できるが、デザイン性を
考慮すると、目地幅は0.5mm以上、深さは、0.5
mm以上であることが好ましく、通常は、幅約15m
m、深さ約5mm程度が好適である。
【0010】このとき、プラスチック板状物11は、凹
凸ロール12を水冷することにより、あるいは、凹凸ロ
ール12の出口部にノズル15を設けて空冷することに
より、軟化温度以下の温度、例えば70℃以下、好まし
くは30〜60℃まで急冷される。このように凹凸模様
形成後のプラスチック板状物11を直ちに急冷すること
により、凹凸模様を確実に保持させておくことができ
る。
【0011】凹凸模様が形成され、冷却されたプラスチ
ック板状物11は、引取りロール16に引取られ、切断
機17によって所定の長さに切断された後、集積装置1
8によってコンテナ等に積み込まれる。
【0012】上述のように、凹凸ロール12で凹凸模様
を形成したときに、直ちにプラスチック板状物11を急
冷することにより、引取りロール16でプラスチック板
状物11を引っ張っても凹凸模様が消えることがない。
したがって、図4に示すように、表面に所定の凹凸模様
19を形成したプラスチック製壁面材20をねじれのな
い状態で製造することができる。
【0013】さらに、図5に示すように、凹凸模様19
における幅方向の目地を形成する雄側ロール13と雌側
ロール14とにおける噛み合わせ間隔を、プラスチック
板状物11の進行方向前方の間隔Aを狭くし、後方の間
隔Bを広くし、角度も適切に設定しておくことにより、
図6に示すように、目地21における前方側傾斜部21
aの寸法Cと、後方側傾斜部21bの寸法Dとを等しく
することができる。
【0014】すなわち、前方の噛み合わせ間隔Aを、プ
ラスチック板状物11の厚み〜厚み+0.5mmの範囲
に設定し、後方の噛み合わせ間隔Bを、間隔A+1〜2
mmの範囲に設定することにより、寸法C=寸法Dにす
ることができる。例えば、厚みが1.0mmのプラスチ
ック板状物11に、ロール径300mmの凹凸ロール1
2を使用し、成形速度10m/分で凹凸模様を形成する
際には、前方の噛み合わせ間隔Aを1.1mm、後方の
噛み合わせ間隔Bを2.1mmにそれぞれ設定すること
により、寸法C=寸法D=4.0mmとなり、バランス
のよい目地21を形成することができる。なお、間隔
A,Bをそれぞれ2mmにした場合は、寸法Cが6.4
mm、寸法Dが3.2mmとなり、凹凸のバランスが悪
くなる。
【0015】図7は本発明のプラスチック製壁面材の製
造方法の他の形態例を示す概略図、図8は本形態例で製
造されるプラスチック製壁面材の形状例を示す斜視図で
ある。
【0016】本形態例は、押出機10から溶融押出さ
れ、上述のようにして凹凸ロール12により凹凸模様を
形成したプラスチック板状物11の両端面部をヒーター
31により100℃以上に加熱した後、フォーマー32
に導入し、プラスチック板状物11の両側に、隣接する
壁面材同士を連結するための図8に示すような雄型連結
部33と雌型連結部34とを所定の形状にフォーム成形
するようにしている。
【0017】このフォーマー32は、プレフォーマー,
金属フォーマー,水切りフォーマー,水槽等を有するも
のであって、プラスチック板状物11の両端面部は、プ
レフォーマーで段階的に折曲げられ、金属フォーマーで
所定の連結部形状に成形された後、水切りフォーマーを
介して水槽内を通過することにより、軟化温度以下の温
度、例えば70℃以下、好ましくは30〜60℃まで急
冷される。このように成形後に直ちに急冷することによ
り、製品の反りや曲がりの発生を防止することができ
る。
【0018】フォーマー32で雄型連結部33及び雌型
連結部34が形成されたプラスチック板状物11は、引
取りロール16に引取られ、切断機17によって所定の
長さに切断された後、集積装置18によってコンテナ等
に積み込まれる。
【0019】このように、凹凸模様を形成した後、プラ
スチック板状物11の両端面部、即ち雄型連結部33及
び雌型連結部34を形成する部部のみを加熱してからフ
ォーム成形することにより、表面部分の凹凸模様を所定
の形状に保持したまま両連結部を所定の形状に成形する
ことができる。これにより、図8に示すように、表面に
所定の凹凸模様19を有し、幅方向両側に雄型連結部3
3及び雌型連結部34を有するプラスチック製壁面材3
5を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表面に凹凸模様を有するプラスチック製壁面材を連続し
て効率よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプラスチック製壁面材の製造方法の
一形態例を示す概略図である。
【図2】 凹凸ロールの正面図である。
【図3】 同じく側面図である。
【図4】 本形態例で製造されるプラスチック製壁面材
の一形状例を示す斜視図である。
【図5】 凹凸ロールの要部の正面図である。
【図6】 凹凸模様における幅方向の目地形状を示す断
面図である。
【図7】 本発明方法の他の形態例を示す概略図であ
る。
【図8】 プラスチック製壁面材の他の形状例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
10…押出機、11…プラスチック板状物、12…凹凸
ロール、13…雄側ロール、14…雌側ロール、15…
ノズル、16…引取りロール、17…切断機、18…集
積装置、19…凹凸模様、20…プラスチック製壁面
材、21…目地、31…ヒーター、32…フォーマー、
33…雄型連結部、34…雌型連結部、35…プラスチ
ック製壁面材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E110 BA12 BB22 BB33 BD02 BD23 DA03 DA24 DC08 EA09 GA33W GB43W GB46W GB48W 4F209 AA15 AF01 AG02 AG03 AG05 AH48 AK02 PA04 PB01 PC06 PC08 PG05 PG12 PG14 PJ09 PQ02 PW15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機口金から板状に溶融押出された厚
    みが0.5〜5mmのプラスチック板状物を凹凸ロール
    に通して目地幅0.5mm以上、深さ0.5mm以上の
    凹凸模様を形成するとともに、該凹凸ロールを水冷する
    ことにより、あるいは、凹凸模様形成後のプラスチック
    板状物を空冷することにより、70℃以下に急冷するこ
    とを特徴とするプラスチック製壁面材の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記凹凸模様を形成したプラスチック板
    状物の両端面部を100℃以上に加熱し、両端面部の一
    方に雄型連結部を、他方に雌型連結部をそれぞれフォー
    ム成形して冷却固化することを特徴とする請求項1記載
    のプラスチック製壁面材の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記凹凸ロールは、雄側ロールと雌側ロ
    ールとにおける噛み合わせ間隔が、プラスチック板状物
    の進行方向の前方と後方とで異なっていることを特徴と
    する請求項1記載のプラスチック製壁面材の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記プラスチック板状物が、ポリ塩化ビ
    ニルの単層材あるいは共押出法による複合構成材である
    ことを特徴とする請求項1記載のプラスチック製壁面材
    の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005161774A (ja) * 2003-12-04 2005-06-23 Dainippon Printing Co Ltd エンボス付き離型紙
JP2009248491A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Kao Corp 複合シートの製造方法及び装置

Cited By (3)

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JP2005161774A (ja) * 2003-12-04 2005-06-23 Dainippon Printing Co Ltd エンボス付き離型紙
JP4570021B2 (ja) * 2003-12-04 2010-10-27 大日本印刷株式会社 エンボス付き離型紙
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