JP2001079702A - 工作機械用チャック - Google Patents

工作機械用チャック

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JP2001079702A
JP2001079702A JP25776099A JP25776099A JP2001079702A JP 2001079702 A JP2001079702 A JP 2001079702A JP 25776099 A JP25776099 A JP 25776099A JP 25776099 A JP25776099 A JP 25776099A JP 2001079702 A JP2001079702 A JP 2001079702A
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JP
Japan
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replacement claw
replacement
master jaw
claw
chuck
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JP25776099A
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English (en)
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Masakazu Kozono
正和 小園
Masaki Nobuhara
正樹 信原
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成でマスタージョーに対する交換爪
の浮き上がりを抑制して被加工物の把握剛性の向上を図
り、しかも交換爪の交換に伴う手数の低減と高精度加工
を実現する。 【解決手段】 交換爪5の係合部8を交換爪装着穴6内
に挿入して係止機構10により係止してマスタージョー
2に交換爪5を装着し、それらマスタージョー2の取付
座4’と交換爪5との中心側端面4c,5cのコの字状
の溝部30内に離間防止部材31を嵌挿し、その離間防
止部材31のナット34を締める方向に回動して基部3
2とナット34との間隔を狭めて中央部30aを挟み込
み、取付座4’の前端面4”および交換爪5の取付面5
bを密着して、マスタージョー2に対する交換爪5の浮
き上がりを抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械用チャッ
クに関するもので、簡単な操作で浮き上がることなく交
換爪を装着できるように構成されている工作機械用チャ
ックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械に用いられているチャッ
クは、殆どがマスタージョーに交換爪がボルトなどで締
結固定されて構成されている。したがって、交換爪の交
換はその固定ボルト(通常、交換爪1個当たり2本)を
緩めて取外し、別の交換爪を装着してボルト締結する必
要がある。このようにボルト締結によって交換爪を装着
するのでは、交換爪の固定ボルトの抜き差しや締結に時
間を要したり、複数個の交換爪の位置決めのばらつきに
よる被加工材の把握部のフレが大きくなり把握精度が悪
い。そのため、交換爪を装着した後、各交換爪の把握部
の精度(フレ)を計測し、その値が所定量を超えた場合
には把握部の修正加工が必要となり、交換爪の交換に際
しては多くの手数および時間を要するという問題点があ
る。
【0003】このような問題点を解決するために、特開
平10−230403号公報に提案される工作機械用チ
ャックは、図12に示されるように、マスタージョー1
01に交換爪装着穴102を設け、この交換爪装着穴1
02内にはクランプ付勢手段103によって後退方向に
付勢されているクランプロッド104を配設し、このク
ランプロッド104の先端部の周面には、交換爪105
の係止部106に形成される係止孔107に係止力を付
与する係止手段108を配設し、かつこのクランプロッ
ド104の後半部にはマスタージョー101の外部から
クランプ付勢手段103によるクランプ力を解除するア
ンクランプ手段109を関連させるように構成されてい
る。この工作機械用チャックにおいて、交換爪105を
交換する際には、アンクランプ手段109によりクラン
プロッド104を前進させて係止手段108による係止
力を緩めてアンクランプ状態にして交換爪105を取外
し、装着する交換爪105の係止部106を交換爪装着
穴102に挿入し、アンクランプ状態を解除してクラン
プ付勢手段103によりクランプロッド104を後退さ
せて係止手段108により係止部106を交換爪装着穴
102内に係止させるようにする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報に記載の工作機械用チャックでは、被加工材を把握す
る交換爪105の把握面にかかる把握力の増加および交
換爪支持点と把握力作用点の距離が長くモーメントが大
きく発生することに伴って、前記マスタージョーに対し
て交換爪が浮き上がる現象が発生し、把握剛性が低下す
るという問題点があるとともに、把握精度が悪化すると
いう問題点がある。なお、この把握剛性を向上させるた
めに、前記マスタージョーと交換爪とをボルトにより締
結させることが考えられるが、最終的に交換爪の交換時
間が増大するという問題点がある。
【0005】また、従来のボルト締結により交換爪がマ
スタージョーに装着される構造の工作機械用チャックで
は、被加工材の把握径すなわち交換爪の把握面がボルト
位置に一致した場合、1つの交換爪内に被加工材に接触
する点が2箇所となる(図5(c)参照)。このため3
つの交換爪により被加工材を把握する際には、その被加
工材は6点受けとなってしまい把握精度が悪化するとい
う問題点があるとともに、それら交換爪を繰り返し使用
すると、その接触点が擦りへって把握精度がさらに悪化
するという問題点がある。
【0006】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、簡易な構成でマスタージョーに対
する交換爪の浮き上がりを抑制して被加工物の把握剛性
の向上を図り、しかも交換爪の交換に伴う手数の低減と
高精度加工を実現できる工作機械用チャックを提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述さ
れた目的を達成するために、本発明による工作機械用チ
ャックは、チャック本体に組み込まれるマスタージョー
にテーパ穴が設けられ、そのテーパ穴に係合する係合部
を備える交換爪が前記マスタージョーに対して係止手段
にて交換可能に装着される工作機械用チャックにおい
て、前記マスタージョーに対する交換爪の浮き上がりを
防止する離間防止手段を備えることを特徴とするもので
ある。
【0008】本発明においては、交換爪の係合部をマス
タージョーのテーパ穴に嵌挿させて係止手段により係止
させることにより、マスタージョーに交換爪が装着され
るとともに、離間防止手段を装着することによりマスタ
ージョーと交換爪とが一体化されマスタージョーに対す
る交換爪の浮き上がりが防止される。
【0009】本発明によれば、前記交換爪の把握面に過
大な把握力が付加された場合であっても、離間防止手段
の作用によりマスタージョーに対する交換爪の浮き上が
りを防止することができ、把握剛性および把握精度を向
上することができる効果を奏する。
【0010】本発明において、前記離間防止手段は、前
記マスタージョーと交換爪とに形成される溝部に嵌め込
まれ、回動操作によりマスタージョーと交換爪との各連
結面を密着させる螺着部材であるのが好ましい。こうす
ることにより、簡易な操作でマスタージョーに対する交
換爪の浮き上がりを防止して、把握剛性および把握精度
を向上することができる。また、前記螺着部材を溝部に
嵌め込んでマスタージョーと交換爪との各端面を密着さ
せる構造であるため、従来の問題点にあるように交換爪
の把握面とボルト位置とが一致することがなく、繰り返
し使用しても把握精度を維持することができる効果を奏
する。
【0011】本発明において、前記離間防止部材は、少
なくとも一部が前記マスタージョーと交換爪とに形成さ
れる溝部に嵌め込まれ、マスタージョーと交換爪との各
連結面を密着させる楔着部材であるのが好ましい。こう
することにより、前述と同様に簡易な操作でマスタージ
ョーに対する交換爪の浮き上がりを防止して、把握剛性
および把握精度を向上することができ、さらに繰り返し
使用しても把握精度を維持することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明による工作機械用チ
ャックの具体的な実施の形態につき、図面を参照しつつ
説明する。
【0013】図1は、本発明の第1実施例に係る工作機
械用チャックの上面図である。図2は、同工作機械用チ
ャックの要部縦断面図である。
【0014】本実施例の工作機械用チャック1において
は、チャック本体1aに周知の手段で半径方向に移動可
能な3つのマスタージョー2が等角度間隔に取りつけら
れている。これらマスタージョー2には、それぞれチャ
ック本体1aの取付軸線に平行して前面から所要深さで
ケーシング取付穴3が穿設され、各ケーシング取付穴3
に交換爪装着用のケーシング4が嵌設されている。そし
て、このケーシング4に被加工材の形状に応じて把握面
5aを成形可能な交換爪5が着脱可能に装着される。
【0015】前記交換爪装着用のケーシング4は、マス
タージョー2に設けられた前記ケーシング取付穴3に嵌
挿してそのマスタージョー2の前面に固着する取付座
4’を備えた筒型で、軸心を貫通して設けられる交換爪
装着穴6の前側の開口部はテーパ穴7に形成されてい
る。
【0016】前記ケーシング4に装着される交換爪5に
は、その背面(本発明における交換爪の連結面に相当す
る。)5b中央部に前記テーパ穴7の内面に合致する形
状の外周を有する係合部8が取付面(背面)5bに直交
して突設される。前記係合部8は、軸方向に2分割され
た薄い肉厚の有底筒形にされ、上下各係合部8の中間部
には後述する係止機構10により係合部8を交換爪装着
穴6に係止させるための係止孔9がそれぞれ1個設けら
れている。また、前記交換爪5は、所要の厚みを有して
おり、被加工材の保持部をチャック本体1aの軸心線に
対して直交する向きに形成され、前記把握面5aが前記
チャック本体1aの軸線に平行となるようにされてい
る。なお、この係止孔9は孔心が後倒れした状態に形成
され、係止機構10による係止時に交換爪5の取付面5
bが前記ケーシング4の端面4”に密接するように関係
付けられている。
【0017】次に、前記交換爪5をマスタージョー2に
係止させる係止機構10について説明する。前記交換爪
装着穴6には、後端部にクランプ付勢手段11が係合さ
れたクランプロッド12が同一軸心で内設されており、
このクランプロッド12は、丸軸で全長が前記ケーシン
グ4よりも短くされ、その先端部は前記ケーシング4の
前端面(本発明におけるマスタージョーの連結面)4”
よりも内側に位置するようにされている。このクランプ
ロッド12の先端部側面には、2つの凹部13が互いに
180°異なる位置に設けられ、これら2ヶ所の凹部1
3にはいずれも先端方向に適宜角度で上り勾配の斜面1
3’が形成され、その底部13”の深さはボール15を
60〜70%沈め得る寸法にされている。また、軸心に
は後端部からエア供給穴14が穿孔され、前記凹部13
の底部13”並びに前部位置に対してエアの吹き出しが
できるように複数の噴気孔14’が設けられている。
【0018】前記ボール15は、図示されない支持片に
よりケーシング4に支持されるリング状の保持器15a
に保持され、前記クランプロッド12先端部の凹部13
に填まるようにされている。前記交換爪5の係合部8に
おける係止孔9とクランプロッド12先端部における凹
部13に填まるボール15との係合関係を保つために、
前記交換爪装着穴6内部には、前記係合部8がテーパ穴
7に嵌合するのに支障を来さないように位置決めされ
て、保持器15aが同軸心でボール15の係止孔9との
係合位置に配置される。この保持器15aは、クランプ
ロッド12が前進した状態で前記係合部8の離脱に支障
なきようにするとともに、クランプロッド12が後退し
た状態で(係合部8のクランプ時には)確実に係止孔9
にボール15が係合するように保持できるようにされて
いる。
【0019】また、前記クランプロッド12に対するク
ランプ付勢手段11としては、ケーシング4の後端部内
側に形成された段部4aとそのクランプロッド12の後
端に外嵌遊合する鍔付きのバネ押さえ片16との間にス
プリング17を介在させ、前記バネ押さえ片16の内側
鍔16’と外側から係合するクランプ調節ネジ18をク
ランプロッド12後端に設けられたネジ穴12aに螺合
させて、このクランプ調節ネジ18によって前記スプリ
ング17の弾発力を加減して常時クランプロッド12に
後退方向の推力が作用するようになされている。なお、
バネ押さえ片16はスナップリング19によって外部へ
の飛び出しが防止されている。また、このバネ押さえ片
16はクランプロッド12の後端面にのみ接触してフリ
ーに保たれるようにされている。
【0020】次に、前記テーパ穴7に嵌合された係合部
8の係止状態を解除するアンクランプ機構20について
説明する。このアンクランプ機構20は、前記マスター
ジョー2の外周面から軸心に向かって設けられた挿通孔
21と連通するネジ孔(ネジ部)22がマスタージョー
2に設けられ、この挿通孔21からネジ孔22に螺合さ
れて前記ケーシング4の側面に設けられる透かし孔を通
じて、外部からレンチなどによって回転操作できるアン
クランプネジ23が配置され、このアンクランプネジ2
3は先端にテーパ形状部24を有し、このテーパ形状部
24がケーシング4に内装されているクランプロッド1
2の中間部に設けられた切り込み部25と係合して、こ
の切り込み部25の斜面25’に作用する水平分力でそ
のクランプロッド12を前方に移動させることにより係
止孔9からボール15を離脱させて係合部8をテーパ穴
7から抜け出し容易にして交換爪5を解脱できるように
されている。
【0021】また、前記マスタージョー2の取付座4’
および交換爪5の中心側端面4c、5cには、チャック
本体1aの軸心方向に平行に、かつその中央部をマスタ
ージョー2と交換爪5との連結面に一致させるように配
置された断面コの字状の溝部30が形成されている。こ
の溝部30に離間防止部材31が嵌め込まれ、前記マス
タージョー2に対して交換爪5が浮き上がらないように
されている。
【0022】図3(a)には、第1実施例の離間防止部
材31の斜視図が示されている。この離間防止部材31
は、略直方体の基部32の中央部からネジ部33が上方
に向けて突設され、このネジ部33の上部に略円筒状の
ナット34が設けられて構成されている。このナット3
4の外周面には等間隔に6箇所の挿込み穴35が形成さ
れており、この挿込み穴35にピン(図示省略)を挿し
込んでナット34を締める方向に回動させると、前記ナ
ット34が基部32に近づく方向に移動して前記コの字
状の溝部30の中央部30aを挟み込むようにして、取
付座4の前端面4”と交換爪5の取付面5bとを密着さ
せて前記マスタージョー2に対して交換爪5が浮き上が
らないようにされる。なお、図3(b)には、第1実施
例の離間防止部材31の変形例が示されている。この変
形例の離間防止部材31’は、2つの直方体部材3
2’,34’間の中央部にネジ部33’が配設され、こ
のネジ部35’に複数の挿込み穴35’が設けられてお
り、この挿込み穴35’にピンを挿し込んで前記ネジ部
33’を締める方向に回動させると、前記直方体部材3
2’,34’が互いに近づく方向に移動して前記コの字
状の溝部30の中央部30aを挟み込むように構成され
ている。こうしてマスタージョー2に対して交換爪5の
浮き上がりを防止することができる。また、前記ナット
34および直方体部材32’,34’とは、前記コの字
状の溝部30内で回動しないように、溝部30の幅より
わずかに小さい2面幅を有するようにされている。
【0023】このように構成される本実施例の工作機械
用チャック1は、アンクランプ機構20のアンクランプ
ネジ23をクランプロッド12の切り込み部25に係合
させてアンクランプ状態にしておき、この状態で交換爪
5の係合部8を交換爪装着穴6に挿入してテーパ穴7面
にその係合部8が嵌合状態になるようにする。この時点
では、前記ボール15がクランプロッド凹部13に嵌ま
り込んだ状態もしくはフリーの状態にあるので、前記係
合部8の進入を妨げない。この後に、アンクランプネジ
23を外部から逆回転させて引き上げるようにすると、
このアンクランプネジ23のテーパ形状部24とクラン
プロッド12の切り込み部25の斜面25’との係合が
断たれてクランプ付勢手段11のスプリング17による
引き戻し推力で、そのクランプロッド12を後退させ
る。
【0024】このクランプロッド12の後退により、前
記保持器15aによって定位置に保持されているボール
15が、クランプ付勢手段11による後退付勢力(推
力)でクランプロッド12が後退するにつれて、凹部1
3の位置が変位するので斜面13’によって凹部11か
ら押し出され、対応する位置の係合部8の係止孔9内に
押し込まれることになる。この際、係止孔9はいずれも
クランプロッド12における凹部13の斜面13’と逆
の勾配でその係止孔9が空けられているので、ボール1
5の係止孔9への進入に伴いこの係合部8をクランプロ
ッド12の移動方向、すなわち後退方向に引き寄せら
れ、その結果、交換爪5がケーシング4の端面4”に密
接して装着される。なお、前記係合部8は肉薄にされ
て、かつ筒状部分を軸方向に2分割とされているため、
その係合部8を撓ませることによりマスタージョー2に
対する交換爪5の密接装着が確実に行なわれる。
【0025】続いて、それら密着装着されたマスタージ
ョー2と交換爪5との各連結面を挟むように形成されて
いるコの字状の溝部30内に、離間防止部材31を嵌挿
させ、ナット34を締める方向に回動(約1/4回転)
させて基部32とナット34との間隔を狭めるようにし
て、前記溝部30の中央部30aを挟圧する。こうして
マスタージョー2を介して装着される交換爪5は、その
マスタージョー2の端面(実際は固着されているケーシ
ング4の端面4”)に密接装着されるとともに、マスタ
ージョー2に対する交換爪5の浮き上がりが抑制される
ので、チャックとして被加工材を把握する際に高い剛性
および高い把握精度を維持することができる。
【0026】このように装着された交換爪5を取外す際
には、前記ナット34を緩める方向に回動させて基部3
2とナット34との間隔を広げて離間防止部材31を溝
部30から離脱した後、アンクランプネジ23を外部か
らレンチなどの工具によってねじ込むと、前述のように
クランプロッド12に設けられた切り込み部25の斜面
25’にそのアンクランプネジ23のテーパ形状部24
が係合して、クランプ付勢手段11の推力に抗してその
クランプロッド12を前方方向にスライドさせ、交換爪
5を装着固定しているボール15に対しての押し出し力
を解除させて係止を解くことになり、交換爪装着穴6か
ら係合部8を抜き出し可能にして交換爪5を取外すこと
ができる。
【0027】図4には、本実施例のチャック1,従来
(特開平10−230403号公報に記載)のチャック
Aおよびボルト締結により交換爪がマスタージョーに装
着されるチャックBの各把握剛性の比較図が示されてい
る。各把握剛性は、1つの交換爪にかかる把握力と、マ
スタージョー2に対する交換爪5の浮上り量とにより求
められる。なお、通常工作機械用チャックとしての浮上
り量の限界値が60μmとされている。図示されるよう
に、従来のチャックAにおいて1爪当りの把握力が約7
0kNを超えると浮上り量が60μmを超えてしまうの
に対して、本実施例のチャック1によれば離間防止部材
31により交換爪5の浮上りが抑制されて100kN以
上の把握力を付与しても浮上り量が60μmを超えるこ
とがなく、交換爪とマスタージョーとをボルト締結した
チャックBの把握剛性と略同程度の把握剛性が得られる
のが明らかである。なお、本実施例のチャック1の浮上
り量が前記交換爪とマスタージョーとをボルト締結させ
たチャックBの浮上り量より若干大きいのは、前記離間
防止部材31の組立隙間によるものである。
【0028】また、本実施例のチャック1,従来(特開
平10−230403号公報)のチャックAおよびボル
ト締結により交換爪がマスタージョーに装着される従来
のチャックBの各交換爪(3つ)を交換するのに要する
交換時間を比較するに、本実施例のチャック1の交換爪
5を交換するのに要する時間は約2分、従来のチャック
Aの交換爪を交換するのに要する時間は約1分、従来の
チャックBの交換爪を交換するのに要する時間は約5分
である。したがって、本実施例のチャック1の交換爪5
を交換するのに要する交換時間は、従来のチャックAの
交換爪交換時間と比較して離間防止部材31を組み込む
のに要する時間分多くかかるものの、前記交換爪とマス
タージョーとをボルト締結させた従来のチャックBの交
換爪交換時間と比較して極めて短いことが明らかであ
る。したがって、本実施例のチャック1によれば、前記
チャックBと略同等の把握剛性が得られるとともに、交
換爪交換時間を極めて短縮することができるという効果
を奏する。
【0029】また、図5(a)には、本実施例のチャッ
ク1,従来(特開平10−230403号公報)のチャ
ックAおよびボルト締結により交換爪がマスタージョー
に装着される従来のチャックBの交換爪とマスタージョ
ーとをボルト締結させたチャック)の各把握精度の比較
図が示されている。なお、従来のチャックAの交換爪に
よる把握精度は、本実施例のチャック1の交換爪5によ
る把握精度と略同等であるため、図示を省略する。前記
把握精度は、チャック1の交換爪5およびチャックBの
交換爪B’に形成された2つの把握面に、被加工材を3
0回把握させたときのバラツキとして表されている。図
5(b)には、チャック1の交換爪5に形成される2つ
の把握面5a,5a’を説明する交換爪5の平面図(右
側)およびその断面図(左側)が示されている。前記交
換爪5には、径の小さい被加工材を把握させる把握面5
aと、比較的径の大きい被加工材を把握させる把握面5
a’とが形成されている。図5(c)は、従来のチャッ
クBの交換爪B’に形成される2つの把握面B,B
を説明する交換爪B’の平面図(右側)およびその断面
図(左側)である。前記交換爪B’には、前記交換爪5
と同様に径の小さい被加工材を把握させる把握面B
と、比較的径の大きい被加工材を把握させる把握面B
とが形成されている。なお、前記把握面Bは、ボル
ト締結位置に一致しており、前記被加工材に対して2つ
の接触点Bが形成される。
【0030】図5(a)から明らかに、従来のチャック
Bの交換爪B’では把握面Bに被加工材を把握させた
際の把握位置のバラツキが大きいのに対して、本実施例
のチャック1の交換爪5ではどちらの把握面5a,5
a’に被加工材を把握させた場合でも把握位置のバラツ
キが大きく発生することがない。したがって、本実施例
のチャック1の交換爪5を用いて被加工材を繰り返し使
用した場合であっても、把握精度を維持することができ
るとともに、径の異なる被加工材を安定して把握するこ
とができるという効果を奏する。なお、従来のチャック
Bの交換爪B’に形成される把握面Bでは、被加工材
に2箇所の接触点Bが当接し、3つの交換爪により被
加工材を把握する際には、その被加工材は6点受けとな
ってしまうため、把握精度が悪化すると考えられ、さら
にそれら交換爪B’を繰り返し使用するとその接触点B
が擦りへって把握精度がさらに悪化すると考えられ
る。
【0031】前述のように、本実施例によれば、短時間
で装着可能な離間防止部材31によって取付座4’と交
換爪5とを密着するようにされているため、交換爪の交
換に要する時間を増加させることなく、把握剛性を向上
させることができるという効果を奏する。さらに、被加
工材の径によって把握精度が悪化することがなく、良好
な把握精度を維持することができるという効果を奏す
る。
【0032】次に、第2実施例に係る工作機械用チャッ
クについて説明する。第2実施例においては、マスター
ジョー2に対する交換爪5の浮き上がりを防止する構成
が異なる以外は、基本的には第1実施例と異なるところ
がない。したがって、第1実施例と共通する部分は同一
符号を用いるに留めて、その詳細な説明を省略すること
とする。
【0033】図6(a)には、第2実施例のマスタージ
ョー2および交換爪5の部分断面図が示されており、図
6(b)にはそのA−A線断面図が示されている。第2
実施例においては、第1実施例と同様の係止機構10に
よって交換爪5がマスタージョー2に装着されており、
その交換爪5とマスタージョー2に嵌設されるケーシン
グ4の取付座4’とのチャック本体1a軸心側が離間防
止部材31aによって連結されている。
【0034】前記離間防止部材31aは、略長方形状で
対向する短辺がアールを有する形状の基部40と、その
基部40の一面側中央部からネジ41が突設されてな
り、そのネジ41の反対側面の基部40中央部には六角
穴44が形成されている。前記ネジ41は、取付座4’
の前端面4”より基部40全体が突出するように取付座
4’に螺合されている。一方、交換爪5の取付面5b
で、かつ離間防止部材31aの対向位置には、前記基部
40と略同形状の第1切り溝42が形成され、その第1
切り溝42に連結し、かつ交換爪5内部に前記基部40
が回転可能な大きさの円柱状の第2切り溝43が形成さ
れている。また、前記交換爪5の上端面5dから第2切
り溝43の略中心位置、すなわち前記六角穴44に対向
する位置に貫通するように直線状の貫通穴45が形成さ
れている。なお、この貫通穴45は、前記六角穴44よ
りやや大きい外径を有する円形状である。
【0035】このように構成される離間防止部材31a
を用いて、交換爪5をマスタージョー2に連結させる際
には、まず前記離間防止部材31aを基部40が第1切
り溝42を通過する方向に配置させておき、前記交換爪
5の係合部8をマスタージョー2のテーパ穴7に嵌挿さ
せて係止機構30によって係止させる。このとき、前記
基部40が前記第1切り溝42を通過して第2切り溝4
3内へ貫入する。続いて、前記交換爪5の上端面5dか
ら貫通穴45を通してアレンレンチ(Allen Wr
ench)等の工具が六角穴44に挿し込まれて、その
基部40を締める方向に約90°回動させると前記基部
40が取付座4’側に押し付けられるとともに、その基
部40が前記第1切り溝42を通過不能となる。こうし
てマスタージョー2を介して装着される交換爪5は、そ
のマスタージョー2の端面(実際は固着されているケー
シング4の端面4”)に密接装着されるとともに、マス
タージョー2に対する交換爪5の浮き上がりが抑制され
るので、第1実施例と同様にチャックとして被加工材を
把握する際に高い剛性および高い把握精度を維持するこ
とができるという効果を奏する。また、前記離間防止部
材31aを装着するに要する時間も第1実施例の場合と
略同程度であるため、交換爪交換時間の短縮化を図るこ
とができる。
【0036】次に、第3実施例に係る工作機械用チャッ
クについて説明する。第3実施例においては、マスター
ジョー2に対する交換爪5の浮き上がりを防止する構成
が異なる以外は、基本的には第1実施例と異なるところ
がない。したがって、第1実施例と共通する部分は同一
符号を用いるに留めて、その詳細な説明を省略すること
とする。
【0037】図7(a)には、第3実施例のマスタージ
ョー2および交換爪5の部分断面図が示されており、図
7(b)にはそのB矢視図が示されている。第3実施例
においては、第1実施例と同様の係止機構10によって
交換爪5がマスタージョー2に装着されており、その交
換爪5とマスタージョー2に嵌設されるケーシング4の
取付座4’とのチャック本体1a軸心側端面5c,4c
が離間防止部材31bによって連結される。
【0038】前記離間防止部材31bは、長方形状の板
部51と、その板部51の取付座4’側1辺およびそれ
に対向する交換爪5側1辺に先端に向けて幅広となる略
台形状の突出部52が一体に形成されて構成されてい
る。また、前記取付座4’および交換爪5のチャック本
体1a軸心側端面4c,5cには、それら連結面4”,
5bを対称に2つの溝部53が設けられている。これら
溝部53は、その略中央部から一端側が前記突出部52
に合致する形状とされており、その略中央部から他端側
に向けて前記突出部52を外部から挿入させやすように
傾斜形状にされている。
【0039】このように構成される離間防止部材31b
を用いて、交換爪4をマスタージョー2に連結させる際
には、交換爪5の係合部8をマスタージョー2のテーパ
穴7に嵌挿させて係止機構10によって係止させる。次
いで、前記離間防止部材31bの突出部52を前記溝部
53の傾斜形状側端部に嵌め込み、他端側に向けてハン
マーなどの工具を用いてスライドさせて、前記交換爪5
と取付座4’とを連結させる。こうしてマスタージョー
2を介して装着される交換爪5は、そのマスタージョー
2の端面(実際は固着されているケーシング4の端面
4”)に密接装着されるとともに、マスタージョー2に
対する交換爪5の浮き上がりが抑制されるので、第1実
施例と同様にチャックとして被加工材を把握する際に高
い剛性および高い把握精度を維持することができるとい
う効果を奏する。また、前記離間防止部材31bを装着
するに要する時間も第1実施例の場合と略同程度である
ため、交換爪交換時間の短縮化を図ることができる。
【0040】次に、第4実施例に係る工作機械用チャッ
クについて説明する。第4実施例においては、マスター
ジョー2に対する交換爪5の浮き上がりを防止する構成
が異なる以外は、基本的には第1実施例と異なるところ
がない。したがって、第1実施例と共通する部分は同一
符号を用いるに留めて、その詳細な説明を省略すること
とする。
【0041】図8には、第4実施例のマスタージョー2
および交換爪5の左側面図(a),平面図(b),右側
面図(c)およびC矢視図(d)がそれぞれ示されてい
る。第4実施例においては、第1実施例と同様の係止機
構10によって交換爪5がマスタージョー2に装着され
ており、その交換爪5の取付面5bとマスタージョー2
に嵌設されるケーシング4の取付座4’の前端面4”と
を密着させるように離間防止部材31cが配設されてい
る。また、図9には、前記離間防止部材31cの平面図
(a),正面図(b)および斜視図(c)がそれぞれ示
されている。
【0042】前記離間防止部材31cは、断面が2つの
台形の短辺を連結して一体にした形状であるやや先細り
の柱部材60に、その先端側端面から約1/3程度の深
さまで十字状のスリット61が形成されて構成されてい
る。なお、このスリット61の中心位置にはそのスリッ
ト61長さの約半分程度の長さのネジ62が挿入可能と
されている。一方、前記取付座4’の上端面4”および
交換爪5の取付面5bには、それぞれ対向位置に断面台
形状の溝部63,64が前記取付座4’および交換爪5
の左側面から右側面まで形成されている。前記各溝部6
3,64は、それぞれ前端面4”側もしくは取付面5b
側が短辺の台形形状であり、それぞれ前記離間防止部材
31cの基端側短面の台形と同一サイズにされている。
【0043】このように構成される離間防止部材31b
を用いて、交換爪5をマスタージョー2に連結させる際
には、交換爪5の係合部8をマスタージョー2のテーパ
穴7に嵌挿させて係止機構10によって係止させる。次
いで、前記離間防止部材31cを前記溝部63,64内
に前記交換爪5および取付座4’の右側面からスライド
させるようにして嵌挿する。なお、この時離間防止部材
31cは先細り柱形状にされているため、前記溝部6
3,64に嵌挿させやすい。その後、前記スリット61
の中心位置にネジ62を挿入して、離間防止部材31c
の先端側の外形を拡大させて前記溝部63,64の外形
に一致させる。こうして、前記離間防止部材31cが溝
部63,64から抜け落ちないように装着される。
【0044】こうしてマスタージョー2を介して装着さ
れる交換爪5は、そのマスタージョー2の端面(実際は
固着されているケーシング4の端面4”)に密接装着さ
れるとともに、マスタージョー2に対する交換爪5の浮
き上がりが抑制されるので、第1実施例と同様にチャッ
クとして被加工材を把握する際に高い剛性および高い把
握精度を維持することができるという効果を奏する。ま
た、前記離間防止部材31bを装着するに要する時間も
第1実施例の場合と略同程度であるため、交換爪交換時
間の短縮化を図ることができる。
【0045】前記第1〜第4実施例においては、マスタ
ージョー2に形成される交換爪装着穴6に交換爪5の係
合部8を係止させる係止機構10が前記交換爪装着穴6
と同一軸心に内設され、後端部にクランプ付勢手段11
が係合されるクランプロッド12と、このクランプロッ
ド12の先端部側面に形成される凹部13と、ケーシン
グ4に支持されるリング状の保持器15aに保持され、
前記凹部13に填まるようにされているボール15とに
より構成されているが、このような構成に限るものでは
なく、例えば図10に示されるような構成の係止機構1
0’を用いるようにしてもよい。なお、前記第1〜第4
実施例と共通する部分については、同一符号を図面に付
すに留めて、その詳細な説明を省略する。前記係止機構
10’は、チャック本体内1a内に交換爪5の係合部8
を係止させるクランプネジ71がマスタージョー2に設
けられる交換爪装着穴6’の軸心に対して垂直方向に押
し込み・引き戻し可能に装着され、そのクランプネジ7
1の先端には前記係合部8に形成される係止穴9’に填
まり込むボール15’が装着されて構成されている。ま
た、前記クランプネジ71の先端側はテーパ形状部72
とされており、そのテーパ形状部72には前記クランプ
ネジ71を係合部8に対して引き戻した際に前記ボール
15’が填まり込むアンクランプ穴73が形成されてい
る。
【0046】図11には、クランプ状態を説明する図1
0のD−D線断面図(a)およびアンクランプ状態を説
明する図10のD−D線断面図(b)である。また、図
11(a’)には図11(a)のE−E線断面図が、図
11(b’)には図11(b)のF−F線断面図がそれ
ぞれ示されている。前述のように構成される係止機構1
0’によれば、前記クランプネジ71を係合部8に対し
て押し込むことによりボール15’がテーパ形状部72
によって係止穴9’に填まり込み、係合部8を押し広げ
るようにして交換爪装着穴6に係止させ、交換爪5がマ
スタージョー2に装着される。一方、前記クランプネジ
71を係合部8に対して引き戻すことにより、ボール1
5’がテーパ形状部72に沿ってアンクランプ穴73に
填まり込み、係止穴9’からボール15’が離脱して前
記交換爪5を交換爪装着穴6から解脱可能となる。こう
して前記各実施例の係止機構10と同様に、簡易な構成
で、かつ短時間に交換爪5の交換を行なうことができる
効果を奏する。
【0047】なお、第1および第2実施例の離間防止部
材31,31aは本発明における螺着部材に相当し、第
3および第4実施例の離間防止部材31b、31cは本
発明における楔着部材に相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施例に係る工作機械用
チャックの上面図である。
【図2】図2は、第1実施例に係る工作機械用チャック
の要部縦断面図である。
【図3】図3は、第1実施例の離間防止部材の斜視図
(a)および第1実施例の離間防止部材の変形例の斜視
図(b)である。
【図4】図4は、把握剛性の比較図である。
【図5】図5(a)は、把握精度の比較図であり、図5
(b)(c)は交換爪の平面図(右側)とその断面図
(左側)である。
【図6】図6は、第2実施例のマスタージョーおよび交
換爪の部分断面図(a)およびA−A線断面図(b)で
ある。
【図7】図7は、第3実施例のマスタージョーおよび交
換爪の部分断面図(a)およびB矢視図(b)である。
【図8】図8は、第4実施例のマスタージョーおよび交
換爪の左側面図(a),平面図(b),右側面図(c)
およびC矢視図(d)である。
【図9】図9は、第4実施例の離間防止部材の平面図
(a),正面図(b)および斜視図(c)である。
【図10】図10は、別実施例の工作機械用チャックの
係止機構を説明する説明図である。
【図11】図11は、クランプ状態を説明する図10の
D−D線断面図(a),そのE−E線断面図(a’),
アンクランプ状態を説明する図10のD−D線断面図
(b),および図11(b)のF−F線断面図(b’)
である。
【図12】図12は、従来の工作機械用チャックを説明
する説明図である。
【符号の説明】
1 チャック 1a チャック本体 2 マスタージョー 3 ケーシング取付穴 4 ケーシング 5 交換爪 6 交換爪装着穴 7 テーパ穴 8 係合部 9 係止孔 10 係止機構 11 クランプ付勢手段 12 クランプロッド 13 凹部 14 噴気孔 15 ボール 16 バネ押さえ片 17 スプリング 18 クランプ調整ネジ 19 スナップリング 20 アンクランプ機構 21 挿通孔 22 ネジ孔 23 アンクランプネジ 25 切り込み部 30 溝部 31 離間防止部材 32 基部 33 ネジ部 34 ナット 35 挿込み孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャック本体に組み込まれるマスタージ
    ョーにテーパ穴が設けられ、そのテーパ穴に係合する係
    合部を備える交換爪が前記マスタージョーに対して係止
    手段にて交換可能に装着される工作機械用チャックにお
    いて、 前記マスタージョーに対する交換爪の浮き上がりを防止
    する離間防止手段を備えることを特徴とする工作機械用
    チャック。
  2. 【請求項2】 前記離間防止手段は、前記マスタージョ
    ーと交換爪とに形成される溝部に嵌め込まれ、回動操作
    によりマスタージョーと交換爪との各連結面を密着させ
    る螺着部材である請求項1に記載の工作機械用チャッ
    ク。
  3. 【請求項3】 前記離間防止部材は、少なくとも一部が
    前記マスタージョーと交換爪とに形成される溝部に嵌め
    込まれ、マスタージョーと交換爪との各連結面を密着さ
    せる楔着部材である請求項1に記載の工作機械用チャッ
    ク。
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