JP2001079284A - 刺繍縫い可能なミシン - Google Patents

刺繍縫い可能なミシン

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JP2001079284A JP2000166350A JP2000166350A JP2001079284A JP 2001079284 A JP2001079284 A JP 2001079284A JP 2000166350 A JP2000166350 A JP 2000166350A JP 2000166350 A JP2000166350 A JP 2000166350A JP 2001079284 A JP2001079284 A JP 2001079284A
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光史郎 近江屋
Masaji Ninomiya
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刺繍縫いを従来より広い範囲で行うことがで
き、且つミシンの内部機構が占有するスペースを極めて
有効に使用することができる刺繍縫い可能なミシンを提
供する。 【解決手段】 ベースキャリッジ5に中間キャリッジ6
が、該中間キャリッジ6に先端キャリッジ7がそれぞれ
Y方向に往復動自在に設けられ、前記ベースキャリッジ
5には、第1ガイド輪8a,8bに巻き掛けてモータに
より駆動する第1ループ状ベルト9が備えられ、該第1
ループ状ベルト9の回動にて前記中間キャリッジ6が往
復動すること。該中間キャリッジ6には第2ガイド輪1
0a,10bに巻き掛けられてなる第2ループ状ベルト
11が装着され、該第2ループ状ベルト11の両第2ガ
イド輪10a,10b間における正逆異なる方向に移動
する2つの適宜のベルト部位の一方側に前記ベースキャ
リッジ5が,他方側に先端キャリッジ7がそれぞれ連結
固着されてなること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刺繍縫い可能なミシン
に関し、刺繍縫いを広い範囲で行うことができ、且つミ
シンの内部機構が占有するスペースを極めて有効に使用
することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】刺繍縫い可能なミシンでは、刺繍枠をベ
ース上でX−Y方向に移動させるための刺繍枠駆動装置
が前記ベースの内部に収納されているか或いは刺繍枠駆
動装置を外付けの筐体に収納してミシン機枠に着脱可能
に装着されるようになっている。この刺繍枠駆動装置
は、一般にX−Y方向の移動動作を行わせるためのX−
Y方向のガイドレールや該ガイドレールに従って移動す
る走行部、モータ,ベルト,歯車、これらの駆動源等か
ら構成されている。
【0003】そして、ベース内に納められる刺繍枠駆動
装置では、刺繍枠を装着するキャリッジ部分がミシン本
体の外部に突出し、該キャリッジに刺繍枠が装着され、
前記刺繍枠駆動装置が始動することにより、刺繍枠をX
−Y方向に適宜に移動し、刺繍枠に取り付けられた布地
に刺繍縫いが行われ、刺繍が施される仕組みとなってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような刺繍枠の駆
動装置の移動範囲はミシン本体のサイズや駆動装置自体
のサイズに限定される。例えば刺繍枠駆動装置をベース
内部に納める構成のものではベースの内部サイズ以上に
移動させることは不可能である。また、刺繍枠駆動装置
を外付け筐体に収納してミシン機枠に装着する構成の場
合にもガイドレールなどのサイズが筐体のサイズにより
制限されるため、移動範囲は限定されたものになる。そ
のため刺繍縫い可能なミシンでは、ベースサイズや外付
け筐体の大きさ以上の広い範囲での刺繍縫いを行うこと
ができず、一度の作業では大きな刺繍を施すことができ
なかった。この点を解決するために、刺繍縫いをより広
い範囲で行うために、ミシンの下部を大型化して、その
内部スペースを広げることや、外付け筐体の拡大によ
り、刺繍枠駆動装置のX−Y方向におけるガイドレール
を長くし、キャリッジの移動範囲を拡大すること等が考
えられている。しかし、上記のような構成を盛り込むこ
とにより、ミシン本体が大型化し、重量も増加し、収
納,持ち運び等の面で一般家庭では全く不向きとなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点を解決するためになされたもので、請求項1の発明
は、刺繍対象物である布を保持する刺繍枠と、該刺繍枠
をミシンの針の上下動に調時して一方向に移動させる一
方向駆動装置と、該刺繍枠をミシンの針の上下動に調時
して前記一方向に略直交する他方向に移動させる他方向
駆動装置と、を備えた刺繍縫い可能なミシンにおいて;
前記一方向駆動装置と他方向駆動装置の中の少なくとも
1つが;限定された範囲を該駆動装置の駆動方向に往復
移動する移動体と、該移動体の移動を増幅して前記刺繍
枠に伝達し、該刺繍枠を前記限定された範囲以上の距離
を移動させる増幅機構と、を備えたことを特徴とする。
前記移動体の往復動は増幅されて刺繍枠に伝達されるか
ら、移動体が例えばミシンのベース内に収納され、その
移動範囲がベース内部に限定されていても、刺繍枠は該
移動範囲を越える範囲を移動することができる。そのた
め、従来より大きな布の刺繍が可能になる。また、増幅
機構を設ける駆動装置は通常はミシン本体の奥行き方向
である。
【0006】また、請求項2の発明では、刺繍対象物で
ある布を保持する刺繍枠と、該刺繍枠をミシンの針の上
下動に調時して一方向に移動させる一方向駆動装置と、
該刺繍枠をミシンの針の上下動に調時して前記一方向に
略直交する他方向に移動させる他方向駆動装置と、を備
えた刺繍縫い可能なミシンにおいて、前記一方向駆動装
置と他方向駆動装置の中の少なくとも1つが;限定され
た範囲を該駆動装置の駆動方向に往復移動する第1移動
体と;該第1移動体の移動に伴って移動し、且つ第1移
動体の移動により駆動され、第1移動体に対して更に同
一方向に往復移動し、前記刺繍枠を前記駆動方向に前記
限定された範囲以上の距離を移動させる、第2移動体
と、を備えたことを特徴とする。上記構成では、第1移
動体に対して更に第2移動体が移動するから、第1移動
体の移動量が増幅され、刺繍枠を移動させる。そのた
め、ベースサイズにより限定される第1移動体の移動量
を超えた移動量を刺繍枠に与えることができる。従って
拡大された移動量に対応する広い面積の刺繍枠とするこ
とで、広い布に刺繍を行わせることができる。この駆動
方向も通常はミシン本体の奥行き方向である。また、第
2移動体は第1移動体の移動により駆動されるから、別
の駆動源等を必要とせず、軽量化及び簡単化が可能であ
る。
【0007】第2移動体の駆動機構として、前記第1移
動体には、駆動方向に離間して配設された一対のガイド
輪と、該ガイド輪に巻き掛けられたループ状ベルトが装
着され、該ループ状ベルトのガイド輪間において対向す
る2つのベルト部位の一方の適宜の位置を前記駆動方向
に移動しないように固定し、他方側に前記第2移動体が
連結され、第1移動体の駆動方向移動に伴って移動する
ガイド輪の移動により、前記第2移動体が第1移動体に
対して駆動方向に移動する、構成を採用することができ
る。この構成では、比較的簡単な構造により第2移動体
を第1移動体の移動により駆動することが可能になる。
【0008】更に第2移動体の移動機構として、前記第
1移動体には、前記駆動方向に離間して配設された一対
のガイド輪と、該一対のガイド輪に巻き掛けられた紐状
のベルトが装着され、該紐状のベルトの両端を該駆動方
向に移動しないように固定し、該紐状のベルトのガイド
輪間における部位に前記第2移動体が連結され、該第1
移動体の駆動方向移動に伴って移動するガイド輪の移動
により、前記紐状のベルトに連結された第2移動体が第
1移動体に対して更に駆動方向に移動する、構成を採用
することも可能である。この構成においても、比較的簡
単の構造により第2移動体の駆動機構を実現できる。前
記第2移動体の駆動方向移動に伴って前記駆動方向に移
動し、該第2移動体の第1移動体からの延出部分を支持
する中間支持部材を、更に備えるようにすることも可能
であり、この構成により第2移動体が延出したときの強
度を強化し、第2移動体の動作を確実なものとすること
が可能である。
【0009】なお、前記限定された範囲は、通常ベース
内部の可動範囲又はそれ以下の範囲であり、或いは前記
駆動装置の大きさである。また前記駆動方向は、ミシン
本体の奥行き方向である。また好適実施例では前記一方
向駆動装置と他方向駆動装置とが、ミシン本体のベース
内に納められている。このような制約があっても、上記
構成おいては刺繍枠の広範囲の移動が可能になる。更に
前記一方向駆動装置と他方向駆動装置とを筐体に収納し
て、ミシン本体に着脱可能とすることも可能であり、こ
の場合には筐体サイズ以上の広い範囲の刺繍枠の移動範
囲を可能とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、ミシン本体の外観図、図2
はベース2の平断面図であり、X及びY方向の駆動装置
Aがベース2内に納められている。ミシン本体のアーム
機枠1内には、ミシンの通常の動作を行うための駆動軸
及び針棒が装着され、駆動軸の回転により針棒が上下動
する。ここではミシン本体の幅方向をX方向、奥行き方
向をY方向とする。
【0011】駆動装置の刺繍枠取付部20は、ミシン本
体のベース2のY方向の後方に設けられ、ガイド溝孔2
aから外部に延出し、X方向とY方向に駆動装置により
移動されるようになっている。刺繍枠取付部20には刺
繍枠21が取り付けられるようになっている。なお、ベ
ース2aからは中間キャリッジ6と先端キャリッジ7も
進退可能になっている。
【0012】該駆動装置Aは、図2に示すように、ベー
スキャリッジ5,中間キャリッジ6及び先端キャリッジ
7とから構成される。まず、ベースキャリッジ5は、X
方向駆動モータ19によりベース2に支持されてX方向
にのみ移動するものである。
【0013】ベースキャリッジ5は、図3に示すよう
に、平板状のベース板部5aと第1ガイドレール5b及
びモータ装着部5cから構成されている。そのベース板
部5aは、略平坦状をなしており、該ベース板部5a上
を後述する中間キャリッジ6が往復動することができる
ようになっている。
【0014】第1ガイドレール5bは、二種類が存在
し、その一方は軸状レール5b1 である。該軸状レール
5b1 は、その軸方向がY方向に沿って配置されたもの
であり、具体的には断面円形状とした軸部材をなしてお
り、前記ベース板部5aに形成された軸受け片5a1 ,
5a1 により支持されている。該軸受け片5a1 ,5a
1 は、ベース板部5aの一部を折り曲げた立ち上げ部に
形成されたものである。
【0015】また、他方のガイドレールは立上り状レー
ル5b2である。前記ベース板部5aの一辺から略垂直
状の立上り側面が形成され、その頂部箇所からベース板
部5a側に水平状に屈曲形成され、これが前記軸状レー
ル5b1 に平行でY方向に沿って連続する立上り状レー
ル5b2 となっている。
【0016】ベース板部5aには、2つの第1ガイド輪
8a,8bと,両第1ガイド輪8a,8bに巻き掛けら
れた第1ループ状ベルト9とが備えられている。その両
第1ガイド輪8a,8bは、ベースキャリッジ5のY方
向に同軸となるように配設され、中間キャリッジの移動
量を確保するだけの距離離してベース板部5aの略両端
箇所に装着されている。
【0017】第1ガイド輪8a,8bの一方がY方向駆
動モータ15に歯車機構部14を介して連結された駆動
輪であり、そして、他方が従動輪となる。図3に示され
たものでは第1ガイド輪8aを駆動輪とし、第1ガイド
輪8bを従動輪としている。
【0018】前記Y方向駆動モータ15は、ベース板部
5aの上面側に配置され、前記歯車機構部14は、ベー
ス板部5aの裏面側に配置される。前記歯車機構部14
は、複数の歯車から構成された減速機構となっており、
Y方向駆動モータ15の回転運動を第1ガイド輪8aに
伝達し、該第1ガイド輪8a,8bに巻き掛けられた第
1ループ状ベルト9を正逆両方向に回転させるように構
成されている。
【0019】中間キャリッジ6は図4に示すようにガイ
ド受部6c、6c、6cを介して軸状レール5b1、立
上り状レール5b2上にスライド可能に装着されてい
る。中間キャリッジ6は、主に略偏平直方体状(筒状)
の中間本体部6aと、その内部に装着された第2ガイド
レール6bと、第2ループ状ベルト11を備えている。
該中間キャリッジ6は、前記ベースキャリッジ5に装着
された第1ループ状ベルト9に連結部6dにより連結さ
れており、該第1ループ状ベルト9の移動により、ベー
スキャリッジ5上をY方向に往復動することができるよ
うになっている。
【0020】該ガイド受部6cは、前記軸状レール5b
1 と立上り状レール5b2 に対してそれぞれ係合可能な
形状となっている。具体的には、前記軸状レール5b1
に係合するガイド受部6cは、軸受タイプであり、軸状
レール5b1 が貫通する貫通孔が形成された立上り板状
をなしている。その貫通孔の周囲は軸状レール5b1に
対して滑りが良好なものとなるように、軸受部材が装着
されることもある。また立上り状レール5b2 に係合す
るガイド受部6cは、二股部位が立上り状レール5b2
を略挟持するタイプとなっている。
【0021】中間キャリッジ6には、Y方向両側箇所に
第2ガイド輪10a,10bがY方向同軸となるように
装着されており、該第2ガイド輪10a,10bに第2
ループ状ベルト11が巻き掛けられている。第2ガイド
輪10a,10bは、中間本体部6aの底面に回転可能
に装着されている。
【0022】該第2ループ状ベルト11のガイド輪間に
おいて対向する2つのベルト部位の一方側の所定の箇所
と前記ベースキャリッジ5とが連結されている。具体的
には、図4(B)に示すようにベースキャリッジ5のベ
ース板部5a上に装着された連結部材12を介して、ベ
ースキャリッジ5と第2ループ状ベルト11と固定され
ている。この連結箇所を固定連結部位Faとする。
【0023】中間本体部6aの底面には移動用貫通部6
a1が設けられており、図3に示すように前記ベースキ
ャリッジ5上に装着された連結部材12がここを貫通
し、第2ループ状ベルト11と連結して固定連結部位F
aを構成している。該移動用貫通部6a1 の長さは、中
間キャリッジ6のY方向ストロークの長さ以上確保され
ているる。
【0024】中間キャリッジ6がベースキャリッジ5上
をY方向に沿って往復動するときに、第2ループ状ベル
ト11は前記固定連結部位Faにて固定されされている
ため、中間キャリッジ6のY方向への移動に対して前記
第2ループ状ベルト11は、第2ガイド輪10a,10
bを経由して移動する。
【0025】次に、先端キャリッジ7は、前記中間キャ
リッジ6に装着され、中間キャリッジ6に対してY方向
に往復動する。該先端キャリッジ7は、略偏平直方体状
をなし、前記中間キャリッジ6に装着された第2ガイド
レール6bに沿って往復動する。
【0026】具体的には、先端キャリッジ7の先端本体
7aの内部に前記第2ガイドレール6bと係合する先端
ガイド受部7bが設けられている。、先端ガイド受部7
bは第2ガイドレール6bの軸方向に沿って移動可能と
なっている。先端キャリッジ7の先端部7cには刺繍枠
取付部20が装着されるようになっており、該刺繍枠取
付部20を介して刺繍枠21が装着される。
【0027】先端キャリッジ7は、先端本体7aに形成
された連結部材13を介して第2ループ状ベルト11に
連結している。この先端キャリッジ7と第2ループ状ベ
ルト11との連結箇所を、連結部位Fbとする。
【0028】先端本体7aは、筺形状に形成されてお
り、該連結部材13は該先端本体7aの上面から下方に
垂下して第2ループ状ベルト11に連結している。
【0029】前記中間キャリッジ6の中間本体部6aも
前述したように同様に筺形状に形成されおり、中間本体
部6aが先端本体7aより僅かに大きく、先端本体7a
が中間本体部6aの内部に挿入され、先端本体7aがY
方向に沿って往復動自在とすることで中間本体部6a自
体を先端本体7aの往復動におけるガイドの役目を兼用
させている。
【0030】図3に示すように、前記歯車機構部14
は、従動歯車14aと中間歯車14bとを備え、前記従
動歯車14aが前記第1ガイド輪8aと同軸且つ共に回
転するように装着されている。また、前記Y方向駆動モ
ータ15は、その回転軸が前記ベースキャリッジ5のモ
ータ装着部5cを貫通して、裏面側に突出している。該
回転軸に固着された駆動歯車と中間歯車14bとが噛み
合うように構成されている。
【0031】その中間歯車14bが前記従動歯車14a
と噛み合い、Y方向駆動モータ15の回転により、駆動
歯車、中間歯車14b,従動歯車14aを介して第1ガ
イド輪8aが回転し、両第1ガイド輪8a,8bに巻き
掛けられた第1ループ状ベルト9が駆動される。。
【0032】第2ループ状ベルト11の第2ガイド輪1
0a,10b間において対向する2つのベルト部位の一
方の適宜の位置は固定連結部位Faを介して前記ベース
キャリッジ5に連結され,他方側に連結部位Fbを介し
て先端キャリッジ7がそれぞれ連結固着されている。
【0033】また固定連結部位Fa,連結部位Fbとは
第2ガイド輪10a,10b間のそれぞれ異なるガイド
輪に近接して配置されるように連結固着されることが好
ましい。このような位置関係によって、固定連結部位F
aと可動連結部位Fbとは、第2ループ状ベルト11の
Y方向に沿って相互に反対方向へ有効なるストロークを
得ることができる。例えば図5(A)において固定連結
部位FaはY方向の先端位置、連結部位FbはY方向の
後端位置に位置しており、この構成により図5(C)に
示すように連結部位Fbの移動距離を長くすることがで
きる。
【0034】また、上記のようにしたことで、前記ベー
スキャリッジ5に対して中間キャリッジ6が送り出され
るように移動するときには、先端キャリッジ7も中間キ
ャリッジ6と同一方向に移動することになる。また、そ
の反対に中間キャリッジ6がベースキャリッジ5に収納
される方向に移動するときには、先端キャリッジ7も中
間キャリッジ6に収納される方向に移動することができ
る。
【0035】X方向駆動装置は、図2及び図3に示すよ
うにX方向ガイドレール16と、X方向駆動ベルト17
aと、2つのX方向プーリ17b ,17b と、前記X
方向ガイドレール16に係合するX方向走行部材18
と、前記X方向駆動ベルト17aを回動させるX方向駆
動モータ19とから構成されている。そのX方向走行部
材18は、前記ベースキャリッジ5のベース板部5aの
裏面側に装着されている。
【0036】前記X方向プーリ17b ,17b の内の
一方は、X方向駆動モータ19にを介して回転駆動し、
X方向駆動ベルト17aは、両X方向プーリ17b ,
17b 間にて回動する。そのX方向駆動ベルト17a
と前記X方向走行部材18とが適宜の部位にて連結固着
され、X方向駆動ベルト17aの回動に伴ってX方向走
行部材18がX方向にスライド移動することができる構
造となっている。
【0037】X方向走行部材18には前記X方向ガイド
レール16が貫通するガイド孔部が形成され、該ガイド
孔部にX方向ガイドレール16が貫通しX方向走行部材
18が摺動するようになっている。前記Y方向駆動モー
タ15とX方向駆動モータ19とは、ミシン本体に装着
された制御部からの命令信号に従って駆動し、刺繍枠2
1にX−Y方向における所定の動作を与えるものであ
る。
【0038】前述したようにベース2には、刺繍枠取付
部20と中間キャリッジ6及び先端キャリッジ7が外部
に突出して、X−Y方向に移動するためのガイド溝孔2
aが形成されている(図2)。ガイド溝孔2aは、ベー
ス2の背面側に形成され、このガイド溝孔2aに沿っ
て、刺繍枠取付部20がX方向に移動し、且つY方向に
進退する。また中間キャリッジ6及び先端キャリッジ7
もベース2aからY方向に進退する。この動作により刺
繍枠取付部20に取り付けられた刺繍枠21がX−Y方
向に移動する。
【0039】なお図3(B)に示すように、前記第1ル
ープ状ベルト9は、歯付きベルトが使用され、第1ガイ
ド輪は8a,8b前記歯付きベルトの歯面側に対応する
歯溝が形成された歯車状のものが使用されることもあ
る。なお、前記第2ループ状ベルト11は、中間キャリ
ッジ6の移動時に、ループ状ベルトが第2ガイド輪10
a,10bの周りを回って移動することを要件とするも
のである。このため第2ループ状ベルト11を平ベル
ト、Vベルト或いはワイヤー状のものが使用されること
がある。
【0040】また上記実施形態では中間キャリッジ6と
先端キャリッジ7の組みあわせによる増幅機構を一段設
けているだけであるが、必要に応じて多段にしてY方向
の延出距離を増大することも可能である。
【0041】
【作用】図5によりベースキャリッジ5,中間キャリッ
ジ6及び先端キャリッジ7の動作について説明する。ま
ず、中間キャリッジ6はベースキャリッジ5に装着され
たY方向駆動モータ15と第1ループ状ベルト9により
Y方向に往復動する。(図5a−c)
【0042】第2ループ状ベルト11は固定連結部位F
aがベースキャリッジ5に係止されているため、中間キ
ャリッジ6がY方向に移動すると、第2ループ状ベルト
は、ガイド輪10a,10bの周囲を回動する。
【0043】この第2ループ状ベルト11の回動により
前記連結部位Fbは、中間キャリッジ6の移動方向と同
じ方向で、且つ第2ループ状ベルト11の回動量が中間
キャリッジ6の移動量に加算されて移動する。この結果
先端キャリッジ7は中間キャリッジ6の移動方向と同じ
方向で、且つ第2ループ状ベルト11の回動量が中間キ
ャリッジ6の移動量に加算されて移動する。この先端キ
ャリッジ7の移動は、中間キャリッジ6の動作開始とと
もに開始し、中間キャリッジ6の停止とともに停止す
る。
【0044】第2ループ状ベルト11が第2ガイド輪1
0a,10bの周りを回動した回動量は中間キャリッジ
6の移動量に相当する。したがって、中間キャリッジ6
のストローク量をSとすると、先端キャリッジ7のスト
ローク量は(2×S)となる。
【0045】例えば、図5に示すように中間キャリッジ
6の先端側の第2ガイド輪10bの中心を中間キャリッ
ジ6の移動点Qとすると、中間キャリッジ6がベースキ
ャリッジ5に収納された状態(A)から最大に突出した
状態(C)の時の移動点Q即ち、中間キャリッジ6の移
動量は前記ストローク量Sとなる。
【0046】これに対して、先端キャリッジ7の先端部
7c箇所を移動点Pとすると、先端キャリッジ7がベー
スキャリッジ5に収納された状態(A)から、先端キャ
リッジ7がベースキャリッジ5から最大に突出したとき
の状態(C)での移動点P即ち、先端キャリッジ7の移
動量は、前記ストローク量(2×S)となる。従ってミ
シン本体のベース2内に納められ、その可動範囲を制限
された中間キャリッジ6のY方向移動距離を増幅した移
動距離が先端キャリッジ7において得られる。
【0047】次に他の実施形態を説明する。この実施形
態では図6に示すように、ベースキャリッジ44及びス
ライドキャリッジ47を有し、これらがガイド溝孔2a
においてX−Y方向に往復移動する。スライドキャリッ
ジ47の端部にはアダプタ取付部47aが設けられ、こ
こにアダプタ53が取付けられている。このアダプタ5
3を介して刺繍枠が取り付けられ、スライドキャリッジ
47の動作に伴って刺繍枠がベース2上をX−Y方向に
移動し、刺繍作業が行われる。
【0048】その刺繍枠駆動機構部には、一対のX方向
レール35、35’と一対のY方向レール36、36’
が備わっている。
【0049】X方向レール35及びY方向レール36
は、それぞれのレール軸受部材37,37,…によって
軸支されている。また、前記X方向レール35とY方向
レール36に沿って、X方向駆動ベルト38、38’及
びY方向駆動ベルト39、39’が装着されている。そ
のX方向駆動ベルト38及びY方向駆動ベルト39は、
ベルト輪40,40,…に巻き掛けられ、適正なテンシ
ョンが与えられている。さらに、ベルト輪40,40,
…は、歯車機構を介して連結するモータMにより回転駆
動する。
【0050】そのX方向駆動ベルト38、は、X方向キ
ャリア41をX方向移動させる役目をなし、同様にY方
向駆動ベルト39、は、Y方向キャリア42をY方向移
動させる役目をなす。そのX方向キャリア41はX方向
レール35に装着され、Y方向キャリア42がY方向レ
ール36に装着されている。X方向キャリア41は前記
X方向レール35の軸方向に沿ってX方向に往復動自在
であり、またY方向キャリア42は前記Y方向レール3
6の軸方向に沿ってY方向に往復動自在となっている。
【0051】そのX方向キャリア41は、図9に示すよ
うにそのY方向の両端に位置するX方向摺動部材41
a,41bと、その二つのX方向摺動部材41a,41
bを連結する連結軸部材41cとから構成される。そし
て、X方向摺動部材41a,41bは、X方向レール3
5、35’にそれぞれ摺動自在に装着され、且つ前記X
方向駆動ベルト38、38’に連結固着され、該X方向
駆動ベルト38、38’の回動にともなって、X方向レ
ール35、35’に沿って往復移動する。
【0052】Y方向キャリア42も同様に、そのX方向
の両端に位置するY方向摺動部材42a,42bと、そ
の二つのY方向摺動部材42a,42bを連結する連結
軸部材42cとから構成される。そして、Y方向摺動部
材42a,42bは、Y方向レール36のY方向レール
36、36’にそれぞれ摺動自在に装着され、且つ前記
Y方向駆動ベルト39、39’に連結固着され、該Y方
向駆動ベルト39、39’の回動にともなって、Y方向
レール36’に沿って往復移動する。
【0053】図6及び図9に示すようにそのX方向キャ
リア41の連結軸部材41cとY方向キャリア42の連
結軸部材42cとは高さが異なって交差し、その交差す
る部分にはキャリッジ操作部材43が装着されている。
該キャリッジ操作部材43には、前記連結軸部材41c
と連結軸部材42cとがそれぞれ貫通して摺動可能なる
摺動貫通部が形成されている。
【0054】該キャリッジ操作部材43は、X方向キャ
リア41とY方向キャリア42の連結軸部材41cと連
結軸部材42cとの交差部分に常時存在することにな
る。これによって、キャリッジ操作部材43は、X方向
レール35、35’とY方向レール36、36’とによ
り囲まれた所定の範囲内をX−Y方向に移動することが
できるようになっている。
【0055】X方向キャリア41には、キャリッジ44
がY方向に移動自在に装着されている。キャリッジ44
には、さらにそのY方向に沿って移動自在なるスライド
キャリッジ47が装着され、前記キャリッジ44とスラ
イドキャリッジ47とからキャリッジが構成される。そ
のキャリッジ44は、前記キャリッジ操作部材43に固
着されて、キャリッジ操作部材43の動作に伴ってX−
Y方向に移動することができるようになっている。
【0056】X方向キャリア41のX方向摺動部材41
aには、凹形状溝形のキャリッジガイド41dが形成さ
れ、該溝形状部にキャリッジ44が幅方向に納められる
ようになっている。
【0057】そのキャリッジ44には、第一ガイド輪4
5a及び第二ガイド輪45bとが適宜の間隔をおいY方
向に沿って回動自在に装着されている。その第一ガイド
輪45aと第二ガイド輪45bがY方向に沿って適宜の
間隔を有し、且つX方向には両ガイド輪45a,45b
の接線が共通で且つY軸に一致するようにガイド輪の輪
軸がずれて装着されている。
【0058】その第一ガイド輪45aと第二ガイド輪4
5bには、紐状のベルト49が略偏平S字形状を構成す
るようにして折り返し状に巻き掛けられている。該ベル
ト49の端部は、前記X方向キャリア41のX方向摺動
部材41a,41bに連結固着されている。ここで、そ
の紐状のベルト49のX方向摺動部材41a,41bへ
の固着箇所を連結固着部49a,49bとする。したが
ってベルト49の両端部はY方向には移動せずに固定さ
れており、第一ガイド輪45aと第二ガイド輪45bは
キャリッジ44と共にY方向に移動するように構成され
ている。
【0059】紐状のベルト49は連結固着部49aから
第一ガイド輪45aに巻き掛けられて折り返してから第
二ガイド輪45bに巻き掛けられて折り返して連結固着
部49bで連結固着されている。
【0060】紐状のベルト49の第一ガイド輪45aと
第二ガイド輪45bとの間に位置する区間の紐状のベル
ト49は、キャリッジ44のY方向に一致(略一致も含
む)していることが必要である。
【0061】図7、図8及び図9に示すようにキャリッ
ジ44には、Y方向に沿って2本のスライドガイド軸4
6,46がキャリッジ44の幅方向(X方向幅)に適宜
の間隔をおいて装着されている。このスライドガイド軸
46,46は、以下に述べるスライドキャリッジ47を
キャリッジ44のY方向に往復移動させるためのガイド
の役目をなしている。
【0062】図8に示すようにスライドキャリッジ47
側には、前記スライドガイド軸46,46が嵌挿するス
ライド軸受48が装着されている。このスライド軸受4
8がスライドガイド軸46,46に沿って移動すること
により、スライドキャリッジ47がキャリッジ44のY
方向に沿って正確に移動することができるようになって
いる。
【0063】該スライド軸受48は固着部Fにおいてベ
ルト49に連結固着される。固着部Fは前記第一ガイド
輪45aと第二ガイド輪45bとの間に位置している。
【0064】図10に示すようにベルト49の連結固着
部49aと第一ガイド輪45aとの間の区間における紐
状のベルト49と、第二ガイド輪45bと連結固着部4
9bとの間の区間における紐状のベルト49は、キャリ
ッジ44のY方向移動に対して停止状態となる。
【0065】また、第一ガイド輪45aと第二ガイド輪
45bとの両折り返し区間に位置する紐状のベルト49
の固着部Fと連結される固着部は、キャリッジ44のY
方向への移動に伴い、第一ガイド輪45aと第二ガイド
輪45bとのまわりを回って、キャリッジ44の移動方
向と同一方向且つキャリッジ44の移動量と同一の移動
量で移動する。
【0066】その結果、キャリッジ44がY方向に移動
するときには、キャリッジ44に対してスライドキャリ
ッジ47がキャリッジ44の移動量に紐状のベルト49
の移動量が加算されて移動する。そして、同様にベース
キャリッジ44がミシン本体の内部に引き込むときに
は、スライドキャリッジ47もベースキャリッジ44と
ともに引き込む構造となっている。
【0067】このように、キャリッジ44の移動量と紐
状のベルト49の移動量が加算されるから、スライドキ
ャリッジ47のY方向への移動量はキャリッジ44の移
動量の2倍となる。
【0068】そして、図11に示すようにガイド溝孔2
aからキャリッジ44とスライドキャリッジ47が完全
に迫り出した総合長さLは、ベースキャリッジ44の迫
り出し量Laと、スライドキャリッジ47のベースキャ
リッジ44先端からの迫り出し量Lbとの合計長さとな
る。
【0069】なお、図9(b)に示すように前記紐状の
ベルト49及び第一ガイド輪45a,第二ガイド輪45
bにおいて、その紐状のベルト49が第一ガイド輪45
aと第二ガイド輪45bの周囲を回動するのを補助する
ためにはガイド輪は回転可能にすることが好ましい
【0070】また、第一ガイド輪45aと第二ガイド輪
45bとはプーリーとしており、紐状のベルト49はワ
イヤーとすることも可能である。
【0071】図12は、第二ガイド輪45bの回転面を
垂直方向にしてスライドキャリッジ47に装着した実施
例である。該実施例においては、第一ガイド輪45aと
第二ガイド輪45bに対して紐状のベルト49の巻き掛
けは、前述の折り返し巻き掛けタイプと同等であるが、
前記第二ガイド輪45bが垂直面上に回動することによ
り両連結固着部49a,49bが高さ方向に位置が異な
る。
【0072】次に、他の実施形態を図13により説明す
る。該実施形態では、X方向キャリア41上にスキャリ
ッジ駆動用ベルト機構部が装着され、該キャリッジ駆動
用ベルト機構部を介してキャリッジ44がY方向に移動
する構造としたものである。該キャリッジ駆動用ベルト
機構部は、キャリッジ駆動用ベルト部50,ジョイント
部材51及びキャリッジ駆動用モータ52から構成され
ている。
【0073】キャリッジ駆動用ベルト部50は、駆動用
ベルト50aと二つのプーリ部50b,50bとから構
成され、その駆動用ベルト50aがキャリッジ44のス
ライド方向に沿って回動するようにX方向キャリア41
上に装着されている。さらに、一方のプーリ部50b
は、キャリッジ駆動用モータ52により回転駆動するも
のである。
【0074】駆動用ベルト50aとキャリッジ44とは
ジョイント部材51により連結されており、駆動用ベル
ト50aの回動に伴って、キャリッジ44がX方向キャ
リア41上をY方向に往復移動することができるように
なっている。前記キャリッジ駆動用モータ52は、ミシ
ン本体内に組み込まれた制御部からの指令により刺繍作
業時に適宜駆動する仕組みとなっている。なお、この実
施形態では、キャリッジ44のY方向における移動は、
キャリッジ駆動用ベルト機構部により行われるので、前
述したY方向キャリア42,Y方向レール36、36’
は装備されていない。
【0075】次に図6の実施形態に更に中間支持部材6
0を備えた実施形態を説明する。図中図6と同一の構成
のものには同一の番号を付してあり、説明は省略する。
図14及び図15においてキャリッジ44には、Y方向
の先端部分に摺動ガイド部44aが形成されている。該
摺動ガイド部44aには、二つのスライドガイド孔44
a1 、44a1 が適宜の間隔をおいて形成され、後述
するスライドキャリッジ57がY方向に往復移動するた
めのガドの役目をなしている。
【0076】そのスライドキャリッジ57は、枠支持部
57aと摺動自在な2本の摺動軸57bとからなり、枠
支持部57aから二本の摺動軸57b,57bが平行に
設けられている。両摺動軸57b,57bは、前記スラ
イドガイド孔44a1 、44a1 に挿入され、摺動軸
57b,57bの他端側にはストッパー部材57cが設
けられている。該ストッパー部材57cによりスライド
キャリッジ57が前記摺動ガイド部44aから脱落する
ことを防止する。
【0077】スライドキャリッジ57は、前記第一ガイ
ド輪45aと第二ガイド輪45bとの両折り返し区間に
位置する紐状のベルト19の適宜の箇所である固着部F
2において、ストッパー部材57cを介してベルト19
と連結されている。
【0078】紐状のベルト49の連結固着部49aと第
一ガイド輪45aとの間の区間における紐状のベルト4
9と、第二ガイド輪45bと連結固着部49bとの間の
区間における紐状のベルト49は、キャリッジ44のY
方向移動に対して停止状態となる。また、第一ガイド輪
45aと第二ガイド輪45bとの両折り返し区間に位置
する紐状のベルト49の固着部F2と連結される固着部
は、キャリッジ44のY方向への移動に伴い、第一ガイ
ド輪45aと第二ガイド輪45bとのまわりを回って、
キャリッジ44の移動方向と同一方向且つキャリッジ4
4の移動量と同一の移動量で移動する。
【0079】次に、中間支持部材60について説明す
る。図15及び図16に示すように、前記ベースキャリ
ッジ44の摺動ガイド部44aには、前述したスライド
ガイド孔44a1 、44a1 とともに支持ガイド孔4
4a2 ,44a2 が形成されている。
【0080】その中間支持部材60は、中間支持部60
aと2本の中間支持軸60b,60bとから構成されて
おり、中間支持軸60b,60bは平行である。また中
間支持部60aには、スライドキャリッジ57の摺動軸
57b,57bが貫通する摺動軸支持孔60a1 ,60
a1 が形成され、中間支持部60aと摺動軸57b,5
7bとが相互に摺動自在なる構成となっている。
【0081】その中間支持部材60の中間支持軸60
b,60bは、スライドガイド孔44a1 、44a1
を摺動自在に貫通し、その中間支持軸60b,60bの
端部はキャリッジ44上に形成された軸受部材14c,
14cに摺動自在に支持され中間支持部材60がキャリ
ッジ44に対して安定した移動ができるようにしてい
る。
【0082】キャリッジ44上には、出入部材61が設
けられており、該出入部材61と前記中間支持軸60
b,60bとが固着点F1 にて固着される。即ち、中間
支持軸60b,60bと出入部材61とは固着点F1 に
より略一体化されたもので、出入部材61が中間支持部
材60とともにキャリッジ44上を移動する構成となっ
ている。その出入部材61には歯車62が回動自在に設
けられている。
【0083】スライドキャリッジ57には、移動ラック
63が装着されている。この移動ラック63は、スライ
ドキャリッジ57の枠支持部57aとストッパー部材5
7cのみに固着され、スライドキャリッジ57の移動と
ともに移動ラック63が移動する構成となっている。
【0084】一方キャリッジ44には、固定ラック64
が装着されている。該固定ラック64は前記移動ラック
63と平行であり、前記歯車62を挟む構成となってい
る。固定ラック64は、摺動ガイド部44aの上面と軸
受部材44c、44cの上面との間に配置されている。
そして、図7に示すようにスライドキャリッジ57がY
方向に移動するときに、移動ラック63もスライドキャ
リッジ57の移動速度と同一速度で移動し、移動ラック
63と固定ラック64との間に挟まれた歯車62が回転
し、この回転により歯車62が移動し、出入部材61及
び中間支持部材60も移動するようになっている。
【0085】移動ラック63の移動量Tに対して、歯車
62の中心位置,即ち出入部材61への装着箇所の移動
量は(1/2)Tとなるように設定してある。
【0086】図17に示すように、上記構成により前述
したように歯車62は、固定ラック64に対して移動す
るので、歯車62が装着されている出入部材61も歯車
62の移動速度とともに移動し、出入部材61とともに
中間支持軸60b,60bが移動し、該中間支持軸60
b,60bの移動によって中間支持部材60がスライド
キャリッジ57とともにY方向に移動する。
【0087】このとき、中間支持部材60の移動速度
は、スライドキャリッジ57の移動速度の半分であり、
中間支持部60aは常時、スライドキャリッジ57の突
出長さの中間に位置し、スライドキャリッジ57が突出
したときの垂直方向の垂れを最小限に抑えることができ
る。
【0088】上記構成によれば、スライドキャリッジ5
7とともに中間支持部材60がせり出して、該スライド
キャリッジ57の突出中間箇所付近を支持するため、ス
ライドキャリッジ57がキャリッジ44の先端から突出
しても、スライドキャリッジ57が垂直方向に垂れる量
を最小限にし、Y方向移動動作を安定させることができ
る。また中間支持部材60がスライドキャリッジ57の
突出量の略半分の位置を常時支持するように構成してい
るため、最も安定性を有する支持状態とすることができ
る。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の刺繍縫い
可能なミシンによれば、ミシン本体のサイズに制限され
る刺繍枠の移動範囲を拡大することが可能になり、従来
よりも広い範囲の刺繍縫いを実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の刺繍縫い可能なミシンの一実施形態の
外観斜視図
【図2】本発明の一実施形態におけるベース2部分の平
断面図
【図3】本発明の一実施形態における駆動装置の平面拡
大図
【図4】本発明の一実施形態におけるベースキャリッジ
5、中間キャリッジ6及び先端キャリッジ7の部分拡大
斜視図、
【図5】本発明の一実施形態の動作説明図
【図6】 本発明の他の実施形態の刺繍枠駆動機構部の
斜視図
【図7】 本発明の他の実施形態の平面図
【図8】 本発明の他の実施形態のキャリッジと一部切
除したスライドキャリッジとを組み合わせ斜視図
【図9】(A)は本発明の他の実施形態のキャリッジと
スライドキャリッジとを組み合わせたX方向キャリアと
Y方向キャリアに装着した状態の斜視図、(B)はベル
トを歯付きベルトとした実施形態の要部拡大断面図
【図10】(A)は本発明の他の実施形態のキャリッジ
が初期位置におけるベルトの固着部の位置を示す作用
図、B)はキャリッジが所定の距離を移動したときのベ
ルトの固着部の位置を示す作用図
【図11】(A)は本発明の他の実施形態のキャリッ
ジ,スライドキャリッジが初期位置にある状態図、
(B)はキャリッジ,スライドキャリッジが移動を開始
した状態図、(C)はキャリッジ,スライドキャリッジ
が最大限移動した状態図
【図12】(A)は本発明の他の実施形態の別のベルト
の巻き掛け構造を有するキャリッジとスライドキャリッ
ジとを組み合わせた実施例の一部切除した斜視図、
(B)は(A)の一部断面にした平面図
【図13】本発明の他の駆動機構を示す斜視図
【図14】本発明の更に他の実施形態における構造を有
するキャリッジとスライドキャリッジを組み合わせた斜
視図
【図15】(A)は本発明の更に他の実施形態における
キャリッジとスライドキャリッジとの組み合わせた斜視
図、(B)はキャリッジからスライドキャリッジが突出
した状態の斜視図、(C)はベルトを歯付きベルトとし
た実施形態の要部拡大断面図
【図16】(A)は本発明の更に他の実施形態における
キャリッジとスライドキャリッジとの組み合わせた平面
図、(B)はキャリッジからスライドキャリッジが突出
した状態の平面図
【図17】(A)は本発明の更に他の実施形態における
中間支持部材の動作を示す作動図、(B)は中間支持部
材の動作を示す作動図、(C)は中間支持部材の動作を
示す作動図
【符号の説明】
1:アーム機枠、 2:ベース、 2a:ガイド溝孔、 5:ベースキャリッジ、 5a:ベース板部 5b:第1ガイドレール 5c:モータ装着部 5a1、5a2:軸受片 5b1:軸状レール 5b2:立上り状レール 6:中間キャリッジ、 6a:中間本体部 6b:第2ガイドレール 6c:ガイド受部 6d:連結部 6a1:移動用貫通部 7:先端キャリッジ 7a:先端本体 7b:先端ガイド受部 7c:先端部 8a,8b:第1ガイド輪 9:第1ループ状ベルト 10a,10b:第2ガイド輪 11:第2ループ状ベルト 12:連結部材 13:可動連結部材 14:歯車機構 14a:被駆動歯車 14b:駆動歯車 15:Y方向駆動モータ 16:X方向ガイドレール 17a:X方向駆動ベルト 17b:X方向プーリ 18:X方向走行部材 19:X方向駆動モータ 20:刺繍枠取付部、 21:刺繍枠、 35:X方向レール、 36:Y方向レール、 37:レール軸受部材、 38:X方向駆動ベルト、 39:Y方向駆動ベルト、 40:ベルト輪、 41:X方向キャリア、 41a、41b:X方向摺動部材、 41c:連結軸部材、 41d:キャリッジガイド、 42:Y方向キャリア、 42a、42b:Y方向摺動部材 42c:連結軸部材 43:キャリッジ操作部材、 44:キャリッジ、 44a:摺動ガイド部 44c:軸受部材 44a:摺動ガイド孔 44a1:スライドガイド孔 44a2:支持ガイド孔 45a:第一ガイド輪 45b:第二ガイド輪 46:スライドガイド軸、 47:スライドキャリッジ、 47a:アダプタ取付部、 48:スライド軸受、 49:ベルト、 49a、49b:連結固着部、 50:キャリッジ駆動用ベルト部、 50a:ベースキャリッジ駆動用ベルト、 50b:プーリ部、 51:ジョイント部材、 52:キャリッジ駆動用モータ、 53:アダプタ 57:スライドキャリッジ 57a:枠支持部 57b:摺動軸 57c:ストッパ部材 60:中間支持部材 60a:中間支持部 60b:中間支持軸 60a1、a2:中間支持部材 61:出入部材 62:歯車 63:移動ラック 64:固定ラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近江屋 光史郎 東京都中央区京橋3丁目1番1号 蛇の目 ミシン工業株式会社内 (72)発明者 二宮 正司 東京都中央区京橋3丁目1番1号 蛇の目 ミシン工業株式会社内 Fターム(参考) 3B150 AA15 CB04 CE00 CE02 EB03 EB09 EB13 JA33 JA34

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】刺繍対象物である布を保持する刺繍枠と、
    該刺繍枠をミシンの針の上下動に調時して一方向に移動
    させる一方向駆動装置と、該刺繍枠をミシンの針の上下
    動に調時して前記一方向に略直交する他方向に移動させ
    る他方向駆動装置と、を備えた刺繍縫い可能なミシンに
    おいて;前記一方向駆動装置と他方向駆動装置の中の少
    なくとも1つが;限定された範囲を該駆動装置の駆動方
    向に往復移動する移動体と、 該移動体の移動を増幅して前記刺繍枠に伝達し、該刺繍
    枠を前記限定された範囲以上の距離を移動させる増幅機
    構と、 を備えたことを特徴とする刺繍縫い可能なミシン。
  2. 【請求項2】刺繍対象物である布を保持する刺繍枠と、
    該刺繍枠をミシンの針の上下動に調時して一方向に移動
    させる一方向駆動装置と、該刺繍枠をミシンの針の上下
    動に調時して前記一方向に略直交する他方向に移動させ
    る他方向駆動装置と、を備えた刺繍縫い可能なミシンに
    おいて、 前記一方向駆動装置と他方向駆動装置の中の少なくとも
    1つが;限定された範囲を該駆動装置の駆動方向に往復
    移動する第1移動体と;該第1移動体の移動に伴って移
    動し、且つ第1移動体の移動により駆動され、第1移動
    体に対して更に同一方向に移動し、前記刺繍枠を前記駆
    動方向に前記限定された範囲以上の距離を往復移動させ
    る、第2移動体と、 を備えたことを特徴とする刺繍縫い可能なミシン。
  3. 【請求項3】前記第1移動体には、駆動方向に離間して
    配設された一対のガイド輪と、該ガイド輪にループ状ベ
    ルトが巻き掛けられて装着され、該ループ状ベルトのガ
    イド輪間において対向する2つのベルト部位の一方側を
    前記駆動方向に移動しないように固定し、他方側に前記
    第2移動体が連結され、第1移動体の駆動方向移動に伴
    って移動するガイド輪の移動により、前記第2移動体が
    第1移動体に対して駆動方向に移動する、請求項2に記
    載の刺繍縫い可能なミシン。
  4. 【請求項4】前記第1移動体には、前記駆動方向に離間
    して配設された一対のガイド輪と、該一対のガイド輪に
    巻き掛けられた紐状のベルトが装着され、該紐状のベル
    トの両端を該駆動方向に移動しないように固定し、該紐
    状のベルトのガイド輪間における部位に前記第2移動体
    が連結され、該第1移動体の駆動方向移動に伴って移動
    するガイド輪の移動により、前記紐状のベルトに連結さ
    れた第2移動体が第1移動体に対して更に駆動方向に移
    動する、 請求項2に記載の刺繍縫い可能なミシン。
  5. 【請求項5】前記第2移動体の駆動方向移動に伴って前
    記駆動方向に移動し、該第2移動体の第1移動体からの
    延出部分を支持する中間支持部材を、更に備えた、 請求項2又は3又は4に記載の刺繍縫い可能なミシン。
  6. 【請求項6】前記限定された範囲が、ミシン本体のベー
    ス内部の可動範囲又はそれ以下の範囲である、 請求項1又は2又は3又は4又は5に記載の刺繍縫い可
    能なミシン。
  7. 【請求項7】前記限定された範囲が前記駆動装置の大き
    さである、請求項1又は2又は3又は4又は5に記載の
    刺繍縫い可能なミシン。
  8. 【請求項8】前記駆動方向が、ミシン本体の奥行き方向
    である、 請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7に記載
    の刺繍縫い可能なミシン。
  9. 【請求項9】前記一方向駆動装置と他方向駆動装置と
    が、ミシン本体のベース内に納められている、 請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8
    に記載の刺繍縫い可能なミシン。
  10. 【請求項10】前記一方向駆動装置と他方向駆動装置と
    が、ミシン本体に着脱可能である、 請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8
    に記載の刺繍縫い可能なミシン。
  11. 【請求項11】刺繍対象物である布を保持する刺繍枠
    と、該刺繍枠をミシンの針の上下動に調時してミシン本
    体の幅方向であるX方向に移動させるX方向駆動装置
    と、該刺繍枠をミシンの針の上下動に調時して前記X方
    向に略直交するミシン本体の奥行き方向であるY方向に
    移動させるY方向駆動装置と、を備えた刺繍縫い可能な
    ミシンにおいて;前記X方向駆動装置が;X方向に往復
    移動可能なベースキャリッジと、 該ベースキャリッジをX方向に往復移動させるX方向駆
    動源と、を備え、前記Y方向駆動装置が;前記ベースキ
    ャリッジと共にX方向に移動し、且つミシン本体のベー
    スサイズに関連して限定された範囲をY方向に往復移動
    する中間キャリッジと、該中間キャリッジをY方向に往
    復移動させるY方向駆動源と、 該中間キャリッジの移動に伴って移動し、且つ中間キャ
    リッジの移動により駆動され、該中間キャリッジに対し
    て更にY方向に往復移動し、前記刺繍枠をY方向に前記
    限定された範囲以上の距離を移動させる、先端キャリッ
    ジと、を備え、たことを特徴とする刺繍縫い可能なミシ
    ン。
  12. 【請求項12】前記ベースキャリッジはY方向には移動
    せず、前記中間キャリッジには、Y方向に離間して配設
    された一対のガイド輪と、該ガイド輪に巻き掛けられた
    ループ状ベルトが装着され、該ループ状ベルトのガイド
    輪間において対向する2つのベルト部位の一方の適宜の
    位置に前記ベースキャリッジが,他方側に先端キャリッ
    ジがそれぞれ連結され、中間キャリッジのY方向移動に
    伴って移動するガイド輪の移動により、前記先端キャリ
    ッジが中間キャリッジに対してY方向に移動する、請求
    項11に記載の刺繍縫い可能なミシン。
  13. 【請求項13】前記中間キャリッジとY方向駆動源及び
    先端キャリッジが、前記ベースキャリッジ上に載置され
    ている、 請求項11に記載の刺繍縫い可能なミシン。
  14. 【請求項14】刺繍対象物である布を保持する刺繍枠
    と、該刺繍枠をミシンの針の上下動に調時してミシン本
    体の幅方向であるX方向に移動させ、またX方向に略直
    交するミシン本体の奥行き方向であるY方向に移動させ
    る刺繍縫い可能なミシンにおいて、 ミシン本体のベースサイズに関連して限定された範囲を
    X方向及びY方向に往復移動可能なベースキャリッジ
    と、 該ベースキャリッジをX方向及びY方向に往復移動させ
    る駆動源と、 該ベースキャリッジの移動に伴って移動し、且つベース
    キャリッジのY方向移動により駆動され、該ベースキャ
    リッジに対して更にY方向に往復移動し、前記刺繍枠を
    前記駆動方向に前記限定された範囲以上の距離を移動さ
    せる、スライドキャリッジと、を備えたことを特徴とす
    る刺繍縫い可能なミシン。
  15. 【請求項15】前記ベースキャリッジには、Y方向に離
    間して配設された一対のガイド輪と、該ガイド輪に巻き
    掛けられた紐状のベルトが装着され、該紐状のベルトの
    両端をY方向に移動しないように固定し、該紐状のベル
    トのガイド輪間における部位に前記スライドキャリッジ
    が連結され、該ベースキャリッジのY方向移動に伴って
    移動するガイド輪の移動により、前記紐状のベルトに連
    結されたスライドキャリッジがベースキャリッジに対し
    て更にY方向に移動する、請求項14に記載の刺繍縫い
    可能なミシン。
  16. 【請求項16】前記スライドキャリッジのY方向の移動
    に伴って移動し、 該スライドキャリッジのベースキャリッジからの延出部
    分を支持する中間支持部材を更に備えた、 請求項14又は15に記載の刺繍縫い可能なミシン。
  17. 【請求項17】前記中間支持部材の移動量は前記スライ
    ドキャリッジの移動量よりも少ない、 請求項16に記載の刺繍縫い可能なミシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7241102B2 (en) 2003-12-05 2007-07-10 Janome Sewing Machine Co., Ltd. Robot
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CN103061056A (zh) * 2012-12-04 2013-04-24 华中科技大学 一种可扩大缝纫行程的电脑花样机导轨机构及其设备

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