JP2001079013A - 超音波処置装置 - Google Patents
超音波処置装置Info
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Abstract
孔を常に一定間隔でしかも騒音を生じることなく容易に
形成することができる超音波処置装置を提供する。 【解決手段】 超音波振動を発する超音波振動子3に超
音波振動伝達部材14を連結し、その超音波振動伝達部
材14の先端に骨穿孔用の骨加工器具22を設ける。
Description
骨の加工に用いる超音波処置装置に関する。
介在しているが、推間板ヘルニアやその他の症状によ
り、推間板の除去が必要となることがある。この場合、
除去した推間板に代わる物(いわゆる代替え物)を設け
ることが必須となる。
の骨を一部採取し、これを推間板の代替え物として移植
するのが一般的であったが、移植骨の採取のためにかな
り大がかりな手術が必要になる。
えば実開平3−116824号に示されるような人工骨
スペーサを用意し、それを生体の骨に代えて移植する例
がある。
は、移植後における人工骨の安定に時間がかかることか
ら、人骨と人工骨を暫くの間、固定しておく必要があ
る。
るいはコの字状の留め具(クサビとも称す)が用いられ
ており、その紐状部材を挿通したり留め具の両脚を挿入
するための複数の孔が電気ドリルで形成される。ただ
し、電気ドリルによる穿孔は1つずつなされるため、各
孔の相互間隔を一定にするのが難しく、作業に手間取る
という問題がある。しかも電気ドリルはモータの騒音が
大きいという問題もある。
その目的とするところは、たとえば人骨と人工骨の固定
に用いる複数の孔を常に一定間隔でしかも騒音を生じる
ことなく容易に形成することができる超音波処置装置を
提供することにある。
音波処置装置は、超音波振動を発する超音波振動発生部
と、この超音波振動発生部に連結した超音波振動伝達部
材と、この超音波振動伝達部材の先端に設けた骨加工器
具と、を備える。
例について図面を参照して説明する。
ピースで、外装カバー2によって外観が形成されてい
る。この外装カバー2で覆われるように超音波振動発生
部としてランジュバン型の超音波振動子3が設けられ、
その超音波振動子3の前端に振動振幅増幅用ホーン4が
一体的に連結固定される。
れぞれ電極板6を挟んで重ね合わせるとともに、これら
をホーン4と後部金属ブロック7との間に挟み込んで締
結し、これらを一体的に連結する状態で構成している。
ホーン4の周部には、フランジ部8が一体に形成され
る。超音波振動子3は保持枠としての円筒状の内装カバ
ー9内に位置して保持される。
るフランジ部10が形成され、このフランジ部10に対
してホーン4側のフランジ部8が当接されるとともに、
内装カバー9の前端部にねじ込む締め付けリング11が
締め付け固定される。また、内装カバー9の後端外周に
はフランジ12が形成され、外装カバー2の後端部にね
じ込む締め付け管13に押さえ付けるようにそのフラン
ジ12が締め付け固定される。つまり、締め付け管13
を締め付けることにより、外装カバー2と内装カバー9
を一体的に固定することができる。
って開口され、その開口部の内周面と後述する加工用超
音波振動伝達部材14との間にOリング15が介在され
る。
音波の発振動作をオン・オフ操作するための電気的な操
作スイッチ16が設けられる。また、超音波振動子3の
後端に接続管17が設けられ、この接続管17は内装カ
バー9の後端閉塞壁に設けられた口金18に対して液密
的に接続される。接続管17は、超音波振動子3および
ホーン4内にわたり、図示しない通路を形成している。
口金18には、図示しない吸引チューブが接続される。
バー9の後端壁を貫通する電源コード19からのリード
線20が接続される。
動伝達部材14が連結される。この連結手段として、超
音波振動伝達部材14の基端部分に接続金具21が固着
され、その接続金具21に形成されたねじ部がホーン4
の先端にねじ込まれるようになっている。そして、超音
波振動伝達部材14の先端部分に、骨加工器具(プロー
ブ)22が着脱自在に取り付けられる。
基部23に一体的に形成された一対(2本)の突起部2
4を有する。これら突起部24は、互いに一定間隔をも
って且つ超音波振動伝達部材14の軸方向に沿ってフォ
ーク状に形成されている。
対して着脱自在にねじ込み装着するためのねじ部が形成
されるとともに、超音波振動伝達部材14の軸方向に沿
って且つ各突起部24の間から上記接続管17で構成さ
れた吸引通路と連通する状態に孔25が形成される。こ
の孔25に対し、口金18に接続される吸引チューブか
ら上記接続管17による吸引通路を介して吸引作用が働
くことにより、各突起部24で骨が穿孔される際に出る
削り粉が外部に吸引されて排出される。
図2に示す超音波駆動装置26が接続される。
その共振周波数の信号を与える駆動信号発生用発振回路
として、超音波振動の基となる周波数信号、例えば20
〜40KHzの正弦波信号を発生する発振回路27を備
える。この発振回路27には、超音波振動子5に加わる
電圧および超音波振動子5に流れる電流の位相関係を基
にしてその超音波振動子5の共振点を追尾するフェーズ
ロックループ(PLL)等による制御回路を含んでもよ
い。
ンプ回路28、絶縁トランス29、電源回路30、スイ
ッチ回路31、制御回路32、および電源回路33を備
える。パワーアンプ回路28は、発振回路27から発せ
られる周波数信号をリニア方式で増幅する。絶縁トラン
ス29は、パワーアンプ回路28の出力をハンドピース
1の超音波振動子5に伝達する。電源回路30は、パワ
ーアンプ回路28の動作用電源であり、図示しない絶縁
トランスを介して商用電源用コンセント34に接続され
ている。スイッチ回路31は、電源回路30からパワー
アンプ回路28にかけての通電路に設けられている。制
御回路32は、ハンドピース1に設けられている操作ス
イッチ16の操作に応じて、スイッチ回路31をオン・
オフ制御するとともに、発振回路27の動作を制御す
る。電源回路33は、制御回路32の動作用電源であ
り、図示しない絶縁トランスを介して商用電源用コンセ
ント34に接続されている。
スイッチ16がオフの状態、即ちスタンバイの状態で
は、制御回路32によって発振回路27の発振が停止さ
れるとともにスイッチ回路31がオフされる。スイッチ
回路31がオフの場合、パワーアンプ回路28に動作用
電力が供給されず、よって超音波振動子5はエネルギー
の供給がないので振動しない。なお、パワーアンプ回路
28はリニア方式ではあるが、動作用電力が供給されて
いないので、このとき発熱はしない。
御回路32によって発振回路27の発信が開始されると
ともに、スイッチ回路31がオンされる。スイッチ回路
31がオンすると、パワーアンプ回路28に動作用電力
が供給されてパワーアンプ回路28が動作する。このパ
ワーアンプ回路28の動作により、発振回路27の出力
が増幅され、その増幅出力が絶縁トランス29を介して
ハンドピース1の超音波振動子5に供給される。このエ
ネルギー供給により、超音波振動子5が超音波振動し、
その超音波振動が超音波振動伝達部材14を介して骨加
工器具22に伝達される。この骨加工器具22における
フォーク状の一対の突起部24を骨に当てることによ
り、骨に一対の孔を同時に形成することができる。この
一対の孔の相互間隔は、各突起部24の相互間隔に相当
する。
人工骨の安定に時間がかかることから、人骨と人工骨を
暫くの間、固定しておく必要がある。この固定手段とし
てワイヤ等の紐状部材あるいはコの字状の留め具(クサ
ビとも称す)が用いられており、その紐状部材を挿通し
たり留め具の両脚を入れるための複数の孔を形成する処
置が必要となる。
材14に骨加工器具22を装着してその骨加工器具22
におけるフォーク状の一対の突起部24を人骨や人工骨
に当てることにより、紐状部材を挿通したり留め具の両
脚を入れるための複数の孔を常に一定間隔でしかも電気
ドリルによる穿孔を行う場合のような騒音を生じること
なく容易に形成することができる。
は、数十秒、長くても数分、振動発生と停止の繰り返し
により実行される。このうち、振動発生については、そ
の必要時のみ操作スイッチ16をオンしてパワーアンプ
回路28を動作させればよいので、仮に加工処置が数時
間にも及ぶ場合でも、その間、パワーアンプ回路28を
ずっとアイドリング状態にしておく必要がない。これ
は、発熱を極力抑えることができるという点で、有利で
ある。
・オフ制御する手段の応用として、操作スイッチ16が
オン操作されてから所定時間が経過したところでスイッ
チ回路31を自動的にオフし、操作スイッチ16がオン
操作されたらスイッチ回路31を再びオンする構成とし
てもよい。また、スイッチ回路31の機能を電源回路3
0の内部素子に持たせる構成としてもよい。
3に示す骨加工器具35が用意される。骨加工器具35
は、基部36、およびこの基部36に一体的に且つ超音
波振動伝達部材14の軸方向に沿って突出形成された円
柱状(ボタン形)の突起部37を有する。
対して着脱自在にねじ込み装着するためのねじ部が形成
されるとともに、超音波振動伝達部材14の軸方向に沿
って且つ突起部37の中心部から上記接続管17で構成
された吸引通路と連通する状態に孔38が形成される。
この孔38に対し、口金18に接続される吸引チューブ
から上記接続管17による吸引通路を介して吸引作用が
働くようになっている。他の構成は第1実施例と同じで
ある。
されるように、生体への加工処置として、頭蓋骨の所定
箇所に穿孔を形成し、この穿孔からの切開により上記頭
蓋骨から骨弁を切除し、その切除により形成された開口
部に同切除した骨片を位置させて固定するに際し、頭蓋
骨に形成された穿孔部分と前記骨弁に形成された穿孔部
分との間に頭蓋骨弁固定用バーホールボタンを挿入する
方法がある。頭蓋骨弁固定用バーホールボタンは、生体
親和性に優れた材質にて形成されている。
されるのが、頭蓋骨弁固定用バーホールボタンと略同一
形状の突起部37を有する骨加工器具35である。この
骨加工器具35の採用により、加工性の向上が図れる。
4に示す骨加工器具39が用意される。骨加工器具39
は、基部40、およびこの基部40に一体的に且つ超音
波振動伝達部材14の軸方向に沿って突出形成された角
柱状の突起部41を有する。
対して着脱自在にねじ込み装着するためのねじ部が形成
されるとともに、超音波振動伝達部材14の軸方向に沿
って且つ突起部41の中心部から上記接続管17で構成
された吸引通路と連通する状態に孔42が形成される。
この孔42に対し、口金18に接続される吸引チューブ
から上記接続管17による吸引通路を介して吸引作用が
働くようになっている。他の構成は第1実施例と同じで
ある。
り、その人工骨は被処置部と同一の形状に加工されてか
ら被処置部に挿入される。
合、人工骨30cの一部を角形に切り落として凸状に形
成し、それに他の小片人工骨を組み合わせて所定の形状
としたものを被処置部に挿入するようにしているが、こ
のような加工処置での角形穿孔用として装着されるの
が、骨加工器具39である。この骨加工器具39の採用
により、加工性の向上が図れる。
5に示すように、2本のハンドピース43が設けられ
る。これらハンドピース43は互いに平行状態となるよ
う保持用部材たとえば1本のハンドルバー44に固定さ
れる。
ス1と同じ構成であり、それぞれ超音波振動発生部とし
て超音波振動子3を有するとともに、超音波振動伝達部
材14を有し、超音波振動伝達部材14に対して上記骨
加工器具22,35,39を選択的に装着することがで
きる。
括して行うことができ、加工性がさらに向上する。
ース1を2本用意し、これらハンドピース1が互いに平
行状態で保持している。この保持用部材として、各ハン
ドピース1における加工用超音波振動伝達部材14のそ
れぞれ超音波振動の節となる部分にブラケット45を設
け、これらブラケット45のうち相対向位置に存するも
のをそれぞれロッド46で連結している。各ハンドピー
ス1の外装もロッド47で連結している。
加工器具22,35,39を選択的に装着することがで
きる。
括して行うことができ、加工性がさらに向上する。
事項について以下にまとめておく。 (請求項2) 請求項1に記載の超音波処置装置におい
て、骨加工器具は、互いに一定間隔をもって且つ超音波
振動伝達部材の軸方向に沿って形成された一対の突起部
を有することを特徴とする超音波処置装置。
置装置において、骨加工器具は、超音波振動伝達部材の
軸方向に沿って形成された突起部を有することを特徴と
する超音波処置装置。
置装置において、骨加工器具は、超音波振動伝達部材の
軸方向に沿って形成された円柱状の突起部を有すること
を特徴とする超音波処置装置。
置装置において、骨加工器具は、超音波振動伝達部材の
軸方向に沿って形成された角柱状の突起部を有すること
を特徴とする超音波処置装置。
置装置において、骨加工器具は、超音波振動伝達部材に
対して着脱自在であることを特徴とする超音波処置装
置。
置装置おいて、超音波振動発生部を覆う外装カバーと、
この外装カバーに設けられた操作スイッチと、をさらに
設けたことを特徴とする超音波処置装置。
超音波振動発生部と、これら超音波振動発生部に連結し
た超音波振動伝達部材と、これら超音波振動伝達部材の
先端に設けた骨加工器具と、を具備したことを特徴とす
る超音波処置装置。
超音波振動発生部と、これら超音波振動発生部に連結し
た超音波振動伝達部材と、これら超音波振動伝達部材の
先端に設けた骨加工器具と、前記各超音波振動伝達部材
を互いに平行状態に保持する保持用部材と、を具備した
ことを特徴とする超音波処置装置。
処置装置において、保持用部材は、各超音波振動伝達部
材のそれぞれ超音波振動の節となる部分に設けられてい
ることを特徴とする超音波処置装置。
音波振動を発する超音波振動発生部と、この超音波振動
発生部に連結した超音波振動伝達部材と、この超音波振
動伝達部材の先端に設けた骨加工器具とを備えたので、
たとえば人骨と人工骨の固定に用いる複数の孔を常に一
定間隔でしかも騒音を生じることなく容易に形成するこ
とができる超音波処置装置を提供できる。
す図。
ク図。
Claims (1)
- 【請求項1】 超音波振動を発する超音波振動発生部
と、 この超音波振動発生部に連結した超音波振動伝達部材
と、 この超音波振動伝達部材の先端に設けた骨加工器具と、 を具備したことを特徴とする超音波処置装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25901799A JP2001079013A (ja) | 1999-09-13 | 1999-09-13 | 超音波処置装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25901799A JP2001079013A (ja) | 1999-09-13 | 1999-09-13 | 超音波処置装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001079013A true JP2001079013A (ja) | 2001-03-27 |
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ID=17328204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP25901799A Pending JP2001079013A (ja) | 1999-09-13 | 1999-09-13 | 超音波処置装置 |
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Country | Link |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060711 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090526 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090625 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090721 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100112 |