JP2004135847A - 超音波手術器具 - Google Patents

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秋保 昌宏
Kazufumi Sugata
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Abstract

【課題】術部付近における温度上昇を十分に防止しつつ使用することが可能な超音波手術器具を提供すること。
【解決手段】本発明の超音波手術器具1は、器具本体2と、器具本体2の少なくとも一部を収容するケーシング3とを有し、液体供給装置から供給された液体をケーシング3の内部に導入して用いるものである。器具本体2は、超音波振動を発生する超音波振動発生源21と、超音波振動発生源21の先端側に設置され、前記超音波振動を伝達するホーン22とを有している。超音波手術器具1は、ホーン22の外周に沿って、液体供給装置から供給された液体の一部を超音波手術器具1の先端側へ導く第1の流路4と、器具本体2の内部に形成され、かつ、液体供給装置から供給された液体の一部を超音波手術器具1の基端側へ導く第2の流路5とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波手術器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より超音波振動を利用して生体組織を切開・破砕するための超音波手術用器具が用いられている。この種の手術用器具は、一般に、超音波振動発生源となる超音波振動子と、超音波振動子の先端側に設置され、超音波振動子からの超音波振動を手術部位に伝達するホーンと、超音波振動子を収容するケーシングとを有している。
【0003】
超音波手術器具には、術部に生理食塩水等の液体を供給する液体供給装置に接続して用いられるものがある。このような超音波手術器具では、液体による術部付近の洗浄を容易に行うことができるとともに、ホーン先端部と生体組織との摩擦による温度上昇の防止を図ることができる。
【0004】
このような超音波手術器具としては、液体供給装置から供給された液体をケーシング内に導入する導入部を有し、かつ、ホーンおよび超音波振動発生源の内部に、連通する中空部が形成されており、その両端が開口している構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このような超音波手術器具では、前記導入部からケーシング内に導入された液体が、ホーンの外表面に沿ってその先端側に移動し、その後、ホーンの先端から術部に向けて吐出される。そして、吐出された液体は、超音波手術器具の基端側から吸引することにより、前記中空部を介して体外に除去される。しかしながら、このような超音波手術器具では、ホーンの先端部(術部に接触する部位)に開口部を有しているため、術部に与えることのできる振動の強度は、比較的弱いものであり、骨組織のような硬組織に対して適用するのは困難である。
【0005】
また、ホーンおよび超音波振動発生源の内部に、連通する中空部が形成されており、その基端側から液体を導入し、当該液体を術部付近に向けて吐出する構成の超音波手術器具も知られている(例えば、特許文献2参照。)。このような超音波手術器具では、液体が吐出される開口部をホーンの側面に形成することができる。このように、開口部をホーンの側面に形成した場合、ホーン先端部の強度の低下を防止することができるため、当該超音波手術器具は、骨などの硬組織に対しても適用することができる。しかしながら、このような構成の超音波手術器具では、開口部から吐出される液体は、超音波振動発生源の内部に形成された中空部を通過してきたものである。このため、前記液体は、超音波振動発生源の振動エネルギーなどにより加熱され、開口部から吐出される際には、比較的高い温度になることがある。この場合、ホーン先端部と生体組織との摩擦による温度上昇を十分に防止することができない可能性がある。
【0006】
【特許文献1】
特開平2−268751号公報(第4図、第6図)
【特許文献2】
特許第3179960号公報(図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、術部付近における温度上昇を十分に防止しつつ使用することが可能な超音波手術器具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(9)の本発明により達成される。
【0009】
(1) 超音波振動を発生する超音波振動発生源と、当該超音波振動発生源の先端側に設置され、前記超音波振動を伝達するホーンとを有する器具本体と、
前記器具本体の少なくとも一部を収容するケーシングとを有し、
液体供給装置から供給された液体を前記ケーシングの内部に導入して用いる超音波手術器具であって、
前記ホーンの外周に沿って、前記液体供給装置から供給された前記液体の一部を超音波手術器具の先端側へ導く第1の流路と、
前記器具本体の内部に形成され、かつ、前記液体供給装置から供給された前記液体の一部を超音波手術器具の基端側へ導く第2の流路とを有することを特徴とする超音波手術器具。
【0010】
(2) 前記ケーシングは、前記液体をケーシング内に導入するための導入部として、第1の導入部と、当該第1の導入部より基端側に設けられた第2の導入部とを有する上記(1)に記載の超音波手術器具。
【0011】
(3) 前記第1の導入部から前記ケーシング内に導入される前記液体は、主として、前記第1の流路に供給されるものであり、かつ、前記第2の導入部から前記ケーシング内に導入される前記液体は、主として、前記第2の流路に供給されるものである上記(2)に記載の超音波手術器具。
【0012】
(4) 前記ケーシングは、前記第1の導入部と前記第2の導入部との間に、外部に開放する開口部を有する上記(2)または(3)に記載の超音波手術器具。
【0013】
(5) 前記開口部の開口面積は、1.0〜5.0mmである上記(4)に記載の超音波手術器具。
【0014】
(6) 前記ケーシングは、前記超音波振動発生源を収容するケーシング本体と、前記ホーンの少なくとも一部を収容するホーンカバーとを有するものである上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の超音波手術器具。
【0015】
(7) 前記ホーンカバーの先端側に、着脱可能なチップを装着した状態で用いる上記(6)に記載の超音波手術器具。
【0016】
(8) 前記第2の導入部から流入した前記液体が前記ケーシングと前記器具本体との間に侵入するのを防止するシール手段を有する上記(2)ないし(7)のいずれかに記載の超音波手術器具。
【0017】
(9) 生体の硬組織に対して用いられる上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の超音波手術器具。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の超音波手術器具を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて説明する。
【0019】
図1は、本発明の超音波手術器具の第1実施形態を示す断面図、図2は、図1に示す超音波手術器具のホーンカバーを示す斜視図である。
なお、以下の説明では、図1中の右側を「基端」、左側を「先端」として説明する。
【0020】
本発明の超音波手術器具は、例えば、超音波振動を利用して生体組織を切開・破砕するために用いられる超音波手術用器具である。
【0021】
本実施形態の超音波手術器具1は、図1に示すように、器具本体2と、器具本体2の少なくとも一部を収容するケーシング3とを有している。
【0022】
器具本体2は、超音波振動を発生する超音波振動発生源21と、超音波振動発生源21の先端側に設置され、前記超音波振動を伝達するホーン22とを有している。
【0023】
超音波振動発生源21は、例えば、ボルト締め型の超音波振動子であり、複数の圧電素子211、各圧電素子の間に設けられた電極板(図示せず)、これらを所定圧力で挟持する先端側金属ブロック212、基端側金属ブロック213などから構成されている。超音波振動発生源21は、図示しない増幅器からの電気信号を超音波機械振動に変換する機能を有している。また、超音波振動発生源21は、支持部材35、36を介して、ケーシング3に取り付けられている。支持部材35、36については、後に詳述する。
【0024】
超音波振動発生源21の先端部には、ホーン22が取り付けられている。ホーン22は、超音波振動発生源21と着脱可能に設置され、かつ、種々の形状が用意されたものであるのが好ましい。これにより、手術の種類等に応じて、ホーン22の種類を選択して用いることができる。図示の構成では、ホーン22の基端部は、超音波振動発生源21の先端部と着脱自在に螺合する螺合部23を介して超音波振動発生源21の先端側金属ブロック212に取り付けられる。
【0025】
ケーシング3は、図1に示すように、ケーシング本体31と、ケーシング本体31の先端側に設置されたホーンカバー32とを有している。
【0026】
ケーシング本体31は、略円筒形を有しており、通常、樹脂材料などで構成される。図示の構成では、ケーシング本体31は、超音波振動発生源21のほぼ全体を収容するものである。
【0027】
ホーンカバー32は、通常、樹脂材料などで構成されている。図示の構成では、ホーンカバー32は、ホーン22の一部(ホーン22の基端側)を収容するものである。また、ホーンカバー32とケーシング本体31とは、例えば、螺合等により接合されている。
【0028】
また、ホーンカバー32には、ケーシング3の内部に生理食塩水等の液体を送液する送液管(図示せず)が取り付けられる取付部321が設けられている。使用時において、前記送液管は、液体を供給する液体供給装置(図示せず)に接続され、その内部を液体が所定の速度で移動する。
【0029】
取付部321に取り付けられた前記送液管から送り込まれた液体は、管体322内に導入される。管体322は二股に分岐した構造を有しており、管体322の中空部に送り込まれた液体は、第1の導入部323と、第1の導入部323より基端側に設けられた第2の導入部324とを介して、ケーシング3内に導入される。前記送液管から送り込まれた液体は、ケーシング3内に形成された流路に沿って移動する。
【0030】
超音波手術器具1は、導入された液体が移動するための流路として、液体の一部を超音波手術器具1の先端側へ導く第1の流路4と、液体の一部を超音波手術器具1の基端側へ導く第2の流路5とを有している。第1の導入部323からケーシング3内に入った液体は、主に第1の流路4を流れていき、術部付近に放出され、術部付近を洗浄、冷却する。また、第2の導入部324からケーシング3内に入った液体は、主に第2の流路5を流れていき、超音波振動発生源21を冷却する。
【0031】
第1の流路4は、ホーン22と、ケーシング3(ホーンカバー32)との間に(ホーン22の外周に沿って)、ケーシング3の先端方向に向かって形成されているものであり、ホーン22の先端付近(術部付近)に液体を供給するように設計されている。このように、ホーン22の先端付近に液体を供給することにより、術部付近における温度上昇を十分に防止することができる。また、液体をホーン22の外周に沿って移動させることにより、ホーン22(特に、ホーン22の先端部)に中空部を形成する必要がない。このため、ホーン22の強度は高いものとなり、骨などの硬組織に対して好適に用いることができる。
【0032】
第2の流路5は、超音波振動発生源21の内部に形成され、後述する吸引管342に連通しており、その基端側は開口している。このように、超音波振動発生源21の内部に流路を形成することにより、超音波振動発生源21の振動により発生する熱を、導入された液体に吸収させることができる。これにより、超音波振動発生源21の温度上昇を防止することができる。その結果、把持部であるケーシング3の温度上昇も防止され、超音波手術器具1の操作性の低下が防止される。また、超音波振動発生源21の温度上昇が防止されることにより、超音波手術器具1は、故障等の不都合をより発生し難いものとなり、耐久性に優れたものとなる。
【0033】
このように、本発明では、液体を先端側へ導く第1の流路4と、基端側に導く第2の流路5とが、ケーシング3内に形成されているため、術部付近の温度上昇を十分に防止しつつ洗浄を行うことができ、また、超音波振動発生源21の温度上昇を防止することができる。
【0034】
また、図2に示すように、前記第1の導入部323と第2の導入部324との間には、外部に開放する開口部325が設けられている。このような開口部325を有することにより、例えば、開口部325を吸気孔として機能させることができ、後述する吸引管342からケーシング3内の液体を吸引した場合であっても、第1の導入部323からケーシング3内に導入された液体を、主として、第1の流路4に供給させ、かつ、第2の導入部324からケーシング3内に導入された液体を、主として、第2の流路5に供給させることができる。すなわち、第1の導入部323からケーシング3内に導入された液体を、より確実に術部付近に供給することができる。その結果、本発明の効果をより顕著に発揮することができる。
【0035】
開口部325の開口面積は、1.0〜5.0mmであるのが好ましく、2.5〜3.5mmであるのがより好ましい。開口部325の開口面積が前記範囲内の値であると、液体が流路(第1の流路および第2の流路)をより効率良く移動することができる。
【0036】
また、ケーシング本体31の基端側には、ケーシング本体31の基端側の開口を覆う基端部材34が配されている。基端部材34には、前記送液管(図示せず)が固定される取付部341が設けられている。なお、送液管は、取付部341と取付部321とでの固定により、ケーシング本体31の側面に沿って配置される。
【0037】
基端部材34は、図1に示すように、吸引管342と、吸引管342の先端側に位置する接続部343とを有している。なお、これらの部材は樹脂材料により一体に形成されている。
【0038】
吸引管342は、図示しないポンプなどの吸引手段に接続され、第2の流路5に導入された液体をケーシング3の外部に導く。
【0039】
接続部343は、吸引管342の先端に設けられている。接続部343は、その内部に支持部材36を収容し、支持部材36を介して超音波振動発生源21の基端を支持するよう構成されている。
【0040】
支持部材35、36は、たとえばシリコーンゴムに代表される各種ゴム材料や熱可塑性エラストマーなどの弾性材料をリング状に形成したものであり、図1に示すように、超音波振動発生源21の先端側および基端側に設置されている。超音波振動発生源21の先端側に位置する支持部材35は、ケーシング本体31の先端付近に係合し、また、超音波振動発生源21の基端側に位置する支持部材36は、基端部材34の接続部343に係合する。
【0041】
支持部材(シール手段)35、36は、超音波振動発生源21を支持し、ケーシング3に取り付ける機能とともに、第2の導入部324から流入した液体が器具本体2とケーシング3との間に侵入するのを防止するシール機能を有している。このような機能(シール機能)を有することにより、例えば、支持部材35と支持部材36との間に電子回路等を設置した場合であっても、浸水等による故障の発生を効果的に防止することができる。
【0042】
また、このように、超音波振動発生源21の両端付近を支持部材35、36で支持する構造とすることにより、超音波振動発生源21の駆動時におけるがた付きや異音の発生を少なくすることができる。
【0043】
また、図1に示すように、超音波手術器具1は、通常、ホーンカバー32の先端側に、着脱可能なチップ33を装着した状態で用いるものである。チップ33は、通常、樹脂材料などで構成されており、手術毎に取り替えられるものである。チップ33とホーンカバー32とは、例えば、圧入等により接合されている。
【0044】
次に、本発明の超音波手術器具の第2実施形態について説明する。以下、本実施形態の超音波手術器具について、前述した実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
【0045】
図3は、本発明の超音波手術器具の第2実施形態を示す断面図である。
図3に示すように、本実施形態の超音波手術器具1では、ホーン22の基端側の側面に開口部221が形成されており、この開口部221からホーン22および超音波振動発生源21の内部を、液体が流れるような構成になっている。すなわち、本実施形態では、第2の流路5がホーン22および超音波振動発生源21の内部に形成されている。このような構成とすることにより、超音波振動発生源21(器具本体2)の振動により発生する熱を、より効率良く液体に吸収させることができる。これにより、超音波振動発生源21の温度上昇をより効果的に防止することができる。その結果、超音波手術器具1は、故障等の不都合をより発生し難いものとなり、特に耐久性に優れたものとなる。
【0046】
以上、本発明の超音波手術器具を、好適な実施形態について説明したが、本発明は、これらに限定されることはなく、超音波手術器具を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。
【0047】
例えば、前述した実施形態では、第1の導入部323および第2の導入部324に接続された管体322が二股に分岐した構造を有しているものとして説明したが、例えば、図4に示すように、本発明の超音波手術器具では、第1の導入部323および第2の導入部324には、それぞれ別部材としての管体(管体326および管体327)が接続されていてもよい。すなわち、第1の導入部323には管体326が接続され、かつ、第2の導入部324には管体327が接続された構成になっていてもよい。超音波手術器具がこのような構造を有する場合、例えば、図4に示すような接続部材6を介して、図示しない送液管に接続することができる。また、図4に示すような接続部材6を接続しないで、管体326、327に、それぞれ別個の送液管を接続してもよい。
【0048】
また、前述した実施形態では、液体をケーシング内に導入するための取付部(第1の導入部、第2の導入部)がホーンカバーに設けられた構成について説明したが、前記取付部は、ケーシング本体等に設けられたものであってもよい。
【0049】
また、前述した実施形態では、ケーシングがケーシング本体とホーンカバーとを有するものであり、チップを装着して用いる構成について説明したが、ケーシングは、例えば、これらが一体的に形成されたものであってもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、術部付近における温度上昇を十分に防止しつつ使用することが可能な超音波手術器具を提供することができる。
【0051】
また、本発明では、器具本体の内部に第2の流路が形成されることにより、超音波振動発生源の温度上昇が防止され、その結果、超音波手術器具は、故障等の不都合等を発生し難いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波手術器具の第1実施形態を示す断面図である。
【図2】図1に示す超音波手術器具のホーンカバーを示す斜視図である。
【図3】本発明の超音波手術器具の第2実施形態を示す断面図である。
【図4】本発明の超音波手術器具の他の実施形態におけるホーンカバーの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1    超音波手術器具
2    器具本体
21   超音波振動発生源
211  圧電素子
212  先端側金属ブロック
213  基端側金属ブロック
22   ホーン
221  開口部
23   螺合部
3    ケーシング
31   ケーシング本体
32   ホーンカバー
321  取付部
322  管体
323  第1の導入部
324  第2の導入部
325  開口部
326  管体
327  管体
33   チップ
34   基端部材
341  取付部
342  吸引管
343  接続部
35   支持部材
36   支持部材
4    第1の流路
5    第2の流路
6    接続部材

Claims (9)

  1. 超音波振動を発生する超音波振動発生源と、当該超音波振動発生源の先端側に設置され、前記超音波振動を伝達するホーンとを有する器具本体と、
    前記器具本体の少なくとも一部を収容するケーシングとを有し、
    液体供給装置から供給された液体を前記ケーシングの内部に導入して用いる超音波手術器具であって、
    前記ホーンの外周に沿って、前記液体供給装置から供給された前記液体の一部を超音波手術器具の先端側へ導く第1の流路と、
    前記器具本体の内部に形成され、かつ、前記液体供給装置から供給された前記液体の一部を超音波手術器具の基端側へ導く第2の流路とを有することを特徴とする超音波手術器具。
  2. 前記ケーシングは、前記液体をケーシング内に導入するための導入部として、第1の導入部と、当該第1の導入部より基端側に設けられた第2の導入部とを有する請求項1に記載の超音波手術器具。
  3. 前記第1の導入部から前記ケーシング内に導入される前記液体は、主として、前記第1の流路に供給されるものであり、かつ、前記第2の導入部から前記ケーシング内に導入される前記液体は、主として、前記第2の流路に供給されるものである請求項2に記載の超音波手術器具。
  4. 前記ケーシングは、前記第1の導入部と前記第2の導入部との間に、外部に開放する開口部を有する請求項2または3に記載の超音波手術器具。
  5. 前記開口部の開口面積は、1.0〜5.0mmである請求項4に記載の超音波手術器具。
  6. 前記ケーシングは、前記超音波振動発生源を収容するケーシング本体と、前記ホーンの少なくとも一部を収容するホーンカバーとを有するものである請求項1ないし5のいずれかに記載の超音波手術器具。
  7. 前記ホーンカバーの先端側に、着脱可能なチップを装着した状態で用いる請求項6に記載の超音波手術器具。
  8. 前記第2の導入部から流入した前記液体が前記ケーシングと前記器具本体との間に侵入するのを防止するシール手段を有する請求項2ないし7のいずれかに記載の超音波手術器具。
  9. 生体の硬組織に対して用いられる請求項1ないし8のいずれかに記載の超音波手術器具。
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