JP2001078829A - 香料袋 - Google Patents
香料袋Info
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Abstract
いても所望の大きさの香料の揮散開口を容易に得ること
のできる、香料を含浸した担体を封入した香料袋を提供
する。 【解決手段】 少なくとも一方が延伸フィルム層を含む
シート部材である表裏一対のシート部材11,11の周
縁部12を接合してなり、内部に香料を含浸した担体1
4が封入され、延伸フィルム層を含む一方のシート部材
11を切り裂いて開封することにより数時間〜1週間程
度の短期間の使用に供される香料袋10であって、周縁
部12から延伸フィルム層の延伸方向外側に突出して、
延伸フィルム層を含むシート部材11と一体として形成
された摘み部15が設けられている。
Description
部材の周縁部を接合してなり、内部に香料を含浸した担
体が封入される香料袋に関する。
願人の出願に係る特願平11−33249号には、内部
に揮発性の高い液体香料を含浸した担体を密封し、開封
することによって数時間〜1週間程度の短期間の使用に
適した芳香具が記載されている。この芳香具は、数週間
から数ヶ月以上の長期にわたって使用できるように揮散
性を極力抑制した芳香剤を使用していた従来の芳香具と
は異なり、香料による香りを変化させないために、揮散
し易い液体香料を使用し、しかも少量の液体香料を用い
た数10g以下の軽量のものとして、短期間継続して香
りを漂わせるものである。
は、携帯に便利で且つ取り扱い易いことが好ましく、ま
た特に開封作業を速やかに行って所望の大きさの揮散開
口を容易に形成できることが望まれる。液体香料を含浸
した担体を密封する袋としては、特開平10−2309
71号公報に開示されている、一枚のフィルムを折り畳
んだり2枚のフィルムを重ねて周縁部を熱融着すること
により密封状態とされ、袋の表面を手で引き剥がして開
封する封入袋を用いることが考えられる。しかしこの封
入袋では、開封部分が判別しにくく、例えば車内で夜間
に使用する場合等、暗所で用いる場合には、所望の大き
さの香料の揮散開口を得ることが困難になる場合があ
る。
おいても所望の大きさの香料の揮散開口を容易に得るこ
とのできる、香料を含浸した担体を封入した香料袋の提
供を目的とする。
方が延伸フィルム層を含むシート部材である表裏一対の
シート部材の周縁部を接合してなり、内部に香料を含浸
した担体が封入され、前記延伸フィルム層を含むシート
部材を切り裂いて開封することにより数時間〜1週間程
度の短期間の使用に供される、掌に納まる大きさの扁平
な形状の香料袋であって、前記周縁部から前記延伸フィ
ルム層の延伸方向外側に突出して、前記延伸フィルム層
を含むシート部材と一体として形成された摘み部が設け
られている香料袋を提供することにより、上記目的を達
成したものである。
は、その平面形状が例えば縦30〜90mm、横30〜
90mmの領域に納まる大きさを意味する。また、扁平
な形状とは、例えば1〜5mmの厚さを有することを意
味する。さらに、摘み部は、指で摘むのに適した大きさ
である、例えば縦5〜30mm、横5〜30mmの大き
さを有する。
しい実施形態に係る香料袋10は、表裏一対のリンゴ形
状のシート部材11,11の周縁部12を接合して形成
される、掌に納まる大きさの扁平な形状のコンパクトな
香料袋であって、内部に香料を含浸した担体14が封入
されている。表裏一対のシート部材11,11は、いず
れも延伸フィルム層を含み、揮散開口13を形成すべき
表側のシート部材11(各図の表面側のシート部材)を
切り裂いて開封することにより、香料を揮散させて数時
間〜1週間程度の短期間の使用に供される。また、リン
ゴ形状の茎部には、周縁部12から延伸フィルム層の延
伸方向外側に突出して、表側のシート部材11と一体と
して形成された摘み部15が設けられている。
ラント層を構成するフィルムと、揮発遮断層を構成する
アルミフィルム或いはアルミ蒸着フィルムと、最外層を
構成する強延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムと
からなる積層構造を備える。また、強延伸ポリエチレン
テレフタレートフィルムは、そのリンゴ形状の対称軸方
向である図1の上下方向に延伸され、この方向に引き裂
き易いようになっている。各シート部材11,11は、
最大幅が80mm,高さが70mmの大きさのリンゴ形
状となっていて、これらを重ね合わせてその周縁部12
を熱融着等によって5〜10mmの幅で接合することに
より、内部に担体収容部16を備えた掌に納まる大きさ
の香料袋が得られる。なお、最外層を構成する強延伸ポ
リエチレンテレフタレートフィルムの表面には、各種の
模様や着色が適宜施され、香料袋10の美観や趣きを向
上させている。
例えば縦10mm,横30mm,厚さ2mmの大きさの
矩形形状のろ紙からなり、かかる大きさの担体14を封
入することにより、香料袋10は、1〜5mm程度の厚
さの扁平な形状を備えることになる。担体14には、液
体香料として蒸気圧が4PA以上の香料を重量比で50
〜100%含む揮散性に優れた香料が含浸されている。
このような香料を使用することで、2〜3日から1週間
程度の短期間一定の香りを持続させることができる。な
お、短期間の使用なので、使用前の担体14の重量を1
〜10g程度の軽量とできる。
材11,11のうち、表側のシート部材11のみから突
出して、当該表側のシート部材11と一体となった摘み
部15が形成されている。この摘み部15は、指で摘み
易い大きさである長さ15mm,幅10mmの大きさを
有し、また、リンゴ形状の中央の対称軸に沿った茎部と
して、周縁部12から上方に向けて突出していることに
より、その突出方向が、表側のシート部材11に含まれ
る強延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの延伸方
向と一致する。
時においては、担体14に含浸された香料は、特に揮発
遮断層により揮散が遮断された状態で香料袋10の内部
に密封される。香料袋10を開封して使用する際には、
摘み部15を指で摘み、周縁部14と交差して強延伸ポ
リエチレンテレフタレートフィルムの延伸方向である図
1の下方に向かって引き裂くことにより、図2に示すよ
うに、表側のシート部材11の中央を横断して、直線状
の揮発開口13が形成される。強延伸ポリエチレンテレ
フタレートフィルムは延伸方向に切り裂かれ易いので、
摘み部15を下方に引くことにより、揮発開口13を直
線状にきれいに形成することができる。
1から突出する摘み部15が形成されていることによ
り、開封部分を判別し易く、暗所において香料袋10を
使用する場合でも、摘み部15を摘んで表側のシート部
材11を切り裂くことにより、摘み部15の幅に応じた
所望の大きさの揮散開口13を容易に開口形成し、短時
間の使用に速やかに供することができる。また、摘み部
15は、表側のシート部材11にのみ設けられているの
で、摘み部15によって表側のシート部材11を切り裂
いた後は、図2に示すように周縁部14から突出する部
分は残らないので、すっきりした形状で使用に供するこ
とが可能になる。
例えば裏側のシート部材11の表面に塗着したアクリル
系、合成ゴム系、熱硬化性ゴム系等の接着剤を介して、
例えば車内の座席シート(繊維面)や住居内の家具や壁
部分等に貼着設置して使用する。担体14に含浸された
液体香料は、その優れた揮散性によって、適度な香りを
伴いながら、揮散開口13を介して速やかに拡散し、雰
囲気を迅速に改良する。数日〜1週間程度の期間その香
りを変化させることなく液体香料を拡散させ、一定の香
りを維持できなくなったら、香料袋10を設置面より剥
がして廃棄する。
ルムと、延伸ポリプロピレン(層間剥離タイプ)と、シ
ーラント層の直鎖低密度ポリスチレンと、最外層の強延
伸ポリエチレンテレフタレートフィルムとによって構成
すれば、摘み部15を引き裂いて揮発開口13を形成す
る際に、層間剥離層の部分で剥離されて延伸ポリプロピ
レンと最内層のフィルムが揮発開口13を覆って残置さ
れることになり、液体香料を含浸した担体14がむき出
しになるのを防止して、手や物に直接香料が付くのを防
ぎ、ポケットやハンドバックの中に入れておくことを可
能にする。また揮発物透過性フィルムの種類を変えるこ
とにより、揮発量のコントロールをすることも可能にな
る。
袋20を示すものである。この実施形態によれば、リン
ゴ形状の中央の対称軸に沿った茎部において、表側のシ
ート部材11からは、長さ10mm,幅8mmの大きさ
の矩形形状の切り裂き用摘み部21が、裏側のシート部
材11からは、長さ15mm,幅12mmの大きさの、
切り裂き用摘み部21より大きな矩形形状の押さえ用摘
み部22が、周縁部12から上方に向けて突出して各々
設けられている。切り裂き用摘み部21及び押さえ用摘
み部22は、茎部において異なる形状(大きさ)で互い
に重なり合っていることにより、切り裂き用摘み部21
を更に容易に判別することが可能になる。すなわち、各
シート部材11,11の表面は各種の模様や着色が施さ
れている一方で、各シート部材11,11の裏面は着色
等が施されていない素地の色のままなので、重なり合っ
たこれらの用摘み部21,22の形状(大きさ)が異な
る場合には、これらの色の相違や形状の相違によって、
切り裂き用摘み部21をさらに確実に判別することがで
き、これによって所望の大きさの香料の揮散開口をさら
に容易に形成することが可能になる。
の手で切り裂き用摘み部21を摘み、他方の手で押さえ
用摘み部22を摘んで、切り裂き用摘み部21を図3の
下方に向かって引き裂くことにより、上記香料袋10の
場合と同様に、切り裂き用摘み部21の幅に応じた揮発
開口を直線状にきれいに形成することができる。また、
切り裂き用摘み部21の基端部両側に、周縁部12に僅
かに食い込ませて延伸方向に延長する基端部切り込み2
3を設けておけば、切り裂き方向を延伸方向に案内しつ
つ揮発開口をさらにきれいに形成することが可能にな
る。
えば、表裏一対のシート部材は必ずしも双方が延伸フィ
ルム層を含むシート部材である必要はなく、切り裂かれ
る一方のシート部材のみが延伸フィルム層を含むもので
あれば良い。また、シート部材は、必ずしも左右対称な
形状である必要はなく、摘み部は、必ずしもシート部材
の中央から突出するものである必要はない。
香料袋によれば、開封部分を判別し易く、暗所において
も所望の大きさの香料の揮散開口を容易に形成すること
ができる。
である。
示す正面である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも一方が延伸フィルム層を含む
シート部材である表裏一対のシート部材の周縁部を接合
してなり、内部に香料を含浸した担体が封入され、前記
延伸フィルム層を含むシート部材を切り裂いて開封する
ことにより数時間〜1週間程度の短期間の使用に供され
る、掌に納まる大きさの扁平な形状の香料袋であって、 前記周縁部から前記延伸フィルム層の延伸方向外側に突
出して、前記延伸フィルム層を含むシート部材と一体と
して形成された摘み部が設けられている香料袋。 - 【請求項2】 前記摘み部は、一方のシート部材の周縁
部からのみ突出して形成されている請求項1記載の香料
袋。 - 【請求項3】 前記摘み部は、双方のシート部材の周縁
部から各々突出して形成され、各摘み部は異なる形状で
互いに重なり合って設けられている請求項1記載の香料
袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25944699A JP2001078829A (ja) | 1999-09-13 | 1999-09-13 | 香料袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP25944699A JP2001078829A (ja) | 1999-09-13 | 1999-09-13 | 香料袋 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010117565A Division JP5183673B2 (ja) | 2010-05-21 | 2010-05-21 | 香料袋 |
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---|---|
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JP2001078829A5 JP2001078829A5 (ja) | 2006-10-26 |
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ID=17334202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25944699A Pending JP2001078829A (ja) | 1999-09-13 | 1999-09-13 | 香料袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2001078829A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH1086948A (ja) * | 1996-09-12 | 1998-04-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 易開封包材 |
JPH11197226A (ja) * | 1998-01-14 | 1999-07-27 | Ryoichi Akaboshi | 芳香器 |
-
1999
- 1999-09-13 JP JP25944699A patent/JP2001078829A/ja active Pending
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