JP2001078672A - 煎餅巻き食品及びその食品の製造方法 - Google Patents
煎餅巻き食品及びその食品の製造方法Info
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Abstract
周囲を一枚の煎餅で巻いたものは、一口で食べることが
できるので、煎餅が崩れることなく食べやすく、消費者
にとっては都合がよいが、短く小さく作成しているの
で、箱などに整然と並べて詰めるのが非常に面倒なもの
となり、生産者や販売者にとっては逆に都合が悪く、二
個の食品の周囲を一枚の煎餅で巻いたものは、長く大き
く作成しているので、箱などに整然と並べて詰めるのが
非常に楽なものとなり、生産者や販売者にとっては都合
がよいが、長く大きく作成しているので、一口で食べる
ことができず、これを食べるときに手に持った煎餅が崩
れてボロボロと落ちて食べ難いものとなり、消費者にと
っては逆に都合が悪い。 【解決手段】 整列した複数個の食品1の個々の周囲
に、煎餅本体部を割るよりも小さな力で割ることができ
るようにした連結部2を介して連結した複数個の煎餅3
の個々を巻装してなるものとしている。
Description
食品に煎餅を巻いてなる煎餅巻き食品及びその製造方法
に関するものである。
かき」等の一個の食品の周囲を一枚の煎餅で巻いたり、
「おかき」等の二個の食品を並べて配置し、その周囲を
一枚の煎餅で巻いたものが存在する。
持った煎餅が崩れやすく食べ難いので、一個の食品の周
囲を一枚の煎餅で巻いたものは、一口で食べることがで
きるように短く小さく作成していた。
バラ詰めすると割れ易いので箱などに整然と並べて詰め
ることが多いので、二個の食品の周囲を一枚の煎餅で巻
いたものは、一口で食べることができない位に長く大き
く作成されている。
来の煎餅巻き食品において、一個の食品の周囲を一枚の
煎餅で巻いたものは、一口で食べることができるので、
煎餅が崩れることなく食べやすく、消費者にとっては都
合がよいが、短く小さく作成しているので、箱などに整
然と並べて詰めるのが非常に面倒なものとなり、生産者
や販売者にとっては逆に都合が悪いという課題を有して
いた。
二個の食品の周囲を一枚の煎餅で巻いたものは、長く大
きく作成しているので、箱などに整然と並べて詰めるの
が非常に楽なものとなり、生産者や販売者にとっては都
合がよいが、長く大きく作成しているので、一口で食べ
ることができず、これを食べるときに手に持った煎餅が
崩れてボロボロと落ちて食べ難いものとなり、消費者に
とっては逆に都合が悪いという課題を有していた。
食品が有する課題を解決するものであり、消費者にとっ
ては食べ易くて都合がよく、生産者や販売者にとっても
箱などに整然と並べて詰めるのが楽なものとなって都合
がよい煎餅巻き食品を提供することを目的とすると共
に、その煎餅巻き食品を短時間で形よく簡単に製造する
方法を提供することを目的としてなされたものである。
餅巻き食品は、整列した複数個の食品1の個々の周囲
に、煎餅本体部を割るよりも小さな力で割ることができ
るようにした連結部2を介して連結した複数個の煎餅3
の個々を巻装してなるものとしている。
食品1の個々の周囲に前記煎餅3の個々を巻装してなる
ものの個々の大きさを、一口で食べることができるよう
に短く小さく作成したり、食品1の両端を煎餅3の両端
から食み出させたりしている。さらに、この発明の煎餅
巻き食品は、前記連結部2を、複数本のブリッジ形状体
としている。
は、煎餅本体部を割るよりも小さな力で割ることができ
るようにした連結部2を介して複数個の煎餅3を連結し
た状態で焼成し、これらの煎餅3を焼成後、硬化しない
うちに煎餅巻き食品の完成品と略一致する形状の凹部1
1aを有した曲げ型11の上に置き、個々の煎餅3の前
記凹部11aの略中央と対応する位置に整列した複数個
の食品1の個々を押し付けて、前記煎餅3の両側部域を
除いた中央部分と共に前記食品1を曲げ型11の凹部1
1aに押し込み、前記凹部11aから突出した煎餅3の
両側部域を、それぞれ凹部11a側に折り曲げることに
より、前記食品1の個々の周囲に前記煎餅3の個々を巻
装したものとしている。
びその製造方法の実施の形態を、図面に基づいて詳細に
説明する。
実施形態を示しており、整列した二個の食品1の個々の
周囲に、連結部2を介して二個の煎餅3の個々を巻装し
てなるものとしている。
横長形状とし、二個を整列したものとしているが、これ
に限定されることなく二個以上の複数個とすることがで
きる。また、食品1は、実施形態に示したものでは「お
かき」としているが、これに限定されることなく「クラ
ッカー」「ビスケット」「チョコレート」「チーズ」等
とすることもできる。さらに、前記食品1の個々の周囲
に前記煎餅3の個々を巻装してなるものの個々の大きさ
は、一口で食べることができるように短く小さく作成し
たものとしている。なお、前記食品1の両端は、煎餅3
の両端から食み出させたものとしておけば、その食品1
が何であるか直ぐにわかるので、消費者にとって選択し
易く都合がよいものなる。
な力で割ることができるようにしたものとしており、図
に示したものでは五本のブリッジ形状体としたが、ブリ
ッジ形状体はこれよりも多くても少なくてもよく、また
一本にすることも可能である。前記連結部2は、図6〜
10に示したような焼成型4を使用して、煎餅3を焼成
するときに同時に形成する。すなわち、焼成型4を、凹
状とした二個の生地収容空間5aを並設すると共にこれ
ら生地収容空間5aを互いに連通する五個所の連通空間
5bを有する上型5と、平面状とした生地盛り面6aを
有する下型6とからなるものとし、図8に示したように
煎餅生地7を下型6に盛ってから上型5を閉じれば、こ
の煎餅生地7が生地収容空間5aに満たされる。そこ
で、この焼成型4を、図9に示したように反転して、煎
餅生地7を生地収容空間5aの隅々まで行き渡らせれ
ば、連通空間5bにも行き渡る。そして、この焼成型4
を反転した状態で上型5側から先に火を通し、図10に
示したように再度この焼成型4を反転して最初の状態に
戻し、下型6側から火を通して煎餅3を焼成すれば、前
記連結部2が形成される。
き食品は、図1に示したように連結部2によって二個の
煎餅3が連結された状態では、指先や歯などによりある
程度以上の力をかけないと連結部2が割れて二個の煎餅
3が分離することがなく、この状態では長く大きいの
で、箱などに整然と並べて詰める場合にその作業が非常
に楽なものとなり、生産者や販売者にとって都合のよい
ものとなる。また、この発明の煎餅巻き食品は、指先や
歯などによるある程度以上に力をかけると、図5に示し
たように連結部2から割れて二個の煎餅3が分離した状
態になり、短く小さくなる。しかも、この場合、前記連
結部は煎餅本体部のように崩れてボロボロと落ちること
がないので、食べ易いものなり、消費者にとって都合の
よいものとなる。
1に示したような自動製造装置を使用して製造される。
すなわち、この自動製造装置は、基本的には、多数の曲
げ型11をチェーン12に取り付けた間欠駆動するチェ
ーンコンベア機構13と、焼成した煎餅3を硬化しない
うちに前記曲げ型11上に搬送する煎餅搬送機構(図示
せず)と、整列させた食品1を前記煎餅3上に配置しこ
の煎餅3に押し付ける食品押圧機構(図示せず)からな
る。そして、前記曲げ型11は、煎餅巻き食品の完成品
と略一致する形状の凹部11aを有したものとし、凹部
11aの一側壁寄りに、この一側壁の位置から凹部11
aの他側壁の位置の近傍までその内方端が進退動する折
曲用板14aを設けると共に、凹部11aの他側壁寄り
に、凹部11aの開放部近傍を中心として前記一側壁の
位置の近傍まで180度回動する折曲用板14bを設け
たものとしている。
餅巻き食品の製造方法は、図11に示したようにチェー
ンコンベア機構13のチェーン12を矢印aの方向に間
欠駆動させながら、チェーン12の上方位置において、
先ず、前記煎餅本体部を割るよりも小さな力で割ること
ができるようにした連結部2を介して連結した二個の煎
餅3を焼成後、硬化しないうちに煎餅搬送機構により搬
送して、前記凹部11aを有した曲げ型11の上に置
く。次に、前記曲げ型11の上に置いた個々の煎餅3の
前記凹部11aの略中央と対応する位置に、食品押圧機
構により整列した二個の食品1の個々を矢印bの方向に
押し付け、前記煎餅3の両側部域を除いた中央部分と共
に前記食品1を曲げ型11の凹部11aに押し込む。そ
して、前記凹部11aから突出した煎餅3の両側部域
を、前記折曲用板14aの矢印c1 、c2 方向の進退動
及び折曲用板14bの矢印d1 方向の回動により、それ
ぞれ凹部11a側に折り曲げることにより、前記食品1
の個々の周囲に前記煎餅3の個々を巻装したものとして
いる。
ングは、折曲用板14aの進退動より折曲用板14bの
回動を少しだけ遅らせたものとしており、折曲用板14
aにより折り曲げられた煎餅3の一側部域がスプリング
バック(元の形状に復帰)する前に、煎餅3の他側部域
がこの一側部域に折曲用板14bによって重ね折りされ
るようにしている。
され固化するまで、チェーンコンベア機構13のチェー
ン12を間欠駆動させながら、チェーン12の下方位置
において、折曲用板14bを矢印d2 方向に回動して元
に状態に戻すと、煎餅巻き食品の完成品を前記曲げ型1
1から落下させることができ、この曲げ型11内から簡
単に取り出すことができる。
たように構成されており、消費者にとっては食べ易くて
都合がよいものなり、また生産者や販売者にとっても箱
などに整然と並べて詰めるのが楽なものとなって都合が
よいものとなった。
法は、煎餅巻き食品を短時間で形よく簡単に製造するこ
とができるものとなった。
視図である。
品の断面図である。
品の断面図である。
品の断面図である。
状態を示す斜視図である。
型の上型を示す平面図である。
である。
す説明図である。
す説明図である。
示す説明図である。
要部を示す説明図である。
て、曲げ型の凹部から突出した煎餅の一側部域を折り曲
げた状態を示す斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 整列した複数個の食品(1)の個々の周
囲に、煎餅本体部を割るよりも小さな力で割ることがで
きるようにした連結部(2)を介して連結した複数個の
煎餅(3)の個々を巻装してなることを特徴とする煎餅
巻き食品。 - 【請求項2】 前記食品(1)の個々の周囲に前記煎餅
(3)の個々を巻装してなるものの個々の大きさを、一
口で食べることができるように短く小さく作成したこと
を特徴とする請求項1記載の煎餅巻き食品。 - 【請求項3】 前記食品(1)の両端を、煎餅(3)の
両端から食み出させたことを特徴とする請求項1記載の
煎餅巻き食品。 - 【請求項4】 前記連結部(2)を、複数本のブリッジ
形状体としたことを特徴とする請求項1記載の煎餅巻き
食品。 - 【請求項5】 煎餅本体部を割るよりも小さな力で割る
ことができるようにした連結部(2)を介して複数個の
煎餅(3)を連結した状態で焼成し、これらの煎餅
(3)を焼成後、硬化しないうちに煎餅巻き食品の完成
品と略一致する形状の凹部(11a)を有した曲げ型
(11)の上に置き、個々の煎餅(3)の前記凹部(1
1a)の略中央と対応する位置に整列した複数個の食品
(1)の個々を押し付けて、前記煎餅3の両側部域を除
いた中央部分と共に前記食品(1)を曲げ型(11)の
凹部(11a)に押し込み、前記凹部(11a)から突
出した煎餅(3)の両側部域を、それぞれ凹部(11
a)側に折り曲げることにより、前記食品(1)の個々
の周囲に前記煎餅(3)の個々を巻装したものとしたこ
とを特徴とする煎餅巻き食品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25331899A JP3388430B2 (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 煎餅巻き食品及びその食品の製造方法並びにその食品の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25331899A JP3388430B2 (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 煎餅巻き食品及びその食品の製造方法並びにその食品の製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001078672A true JP2001078672A (ja) | 2001-03-27 |
JP3388430B2 JP3388430B2 (ja) | 2003-03-24 |
Family
ID=17249644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25331899A Expired - Fee Related JP3388430B2 (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 煎餅巻き食品及びその食品の製造方法並びにその食品の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3388430B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012139125A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Sanko:Kk | 米菓の製造方法 |
-
1999
- 1999-09-07 JP JP25331899A patent/JP3388430B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012139125A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Sanko:Kk | 米菓の製造方法 |
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JP3388430B2 (ja) | 2003-03-24 |
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