JP2001078443A - 異常電力保護回路を有するスイッチング電源装置 - Google Patents

異常電力保護回路を有するスイッチング電源装置

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JP2001078443A
JP2001078443A JP29276299A JP29276299A JP2001078443A JP 2001078443 A JP2001078443 A JP 2001078443A JP 29276299 A JP29276299 A JP 29276299A JP 29276299 A JP29276299 A JP 29276299A JP 2001078443 A JP2001078443 A JP 2001078443A
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Morio Sato
守男 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スマートで経済効果の高い異常電力保護回路 【構成】 交流電源の交流電圧を整流平滑して得られる
直流電圧をスイッチ回路によって交流電圧にしてトラン
スの1次巻線に加え、2次巻線の交流電圧を整流平滑し
て直流電圧を得るスイッチング電源装置において、トラ
ンスに補助巻線を巻いて、この補助巻線からダイオード
とフィルタ回路を通すことによって得られる電圧波形が
交流電源の交流電圧を整流平滑して得られる直流電圧の
波形と相似形になることを利用し、この電圧をA/Dコ
ンバータとメモリと演算回路によって処理することによ
って入力電力を計算する。一方、出力電流検出回路によ
って得られる出力電流と出力電圧から出力電力を計算
し、入力電力と比較することによって異常電力が発生し
ているか否かを判定し、発生している場合はスイッチン
グを停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスイッチング電源装置に
関し、特に異常電力を監視することができるスイッチン
グ電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】低い電圧で大きな電流を供給するスイッ
チング電源装置の場合は、巻線の巻数が1ターンになる
場合がある。巻数の少ない巻線において、巻線の出力端
子間で短絡事故が起きると、従来の過電流保護回路だけ
では、巻線の焼損や焼損による絶縁破壊を防ぐことがで
きない。その理由は、2次巻線の巻数が少ないためにト
ランスの1次巻線との結合度が低いことと、2次巻線に
大きな電流が流れても1次巻線の電流が比較的小さいの
で、2次巻線の電流を抑えにくいということがあげられ
る。
【0003】そこで、従来はトランスにサーモスタット
を付けて巻線の温度が上昇したら電流を切るという方法
がとられていた。
【0004】共振型スイッチング電源装置において、共
振回路に異常が起きた時に、スイッチ素子の電力損失が
増えて発熱し、基板をこがす原因になる。また、MOS
FETを用いて同期整流を行うスイッチング電源装置に
おいても、同期回路に異常が起きるとMOSFETが発
熱して同じ結果をもたらす。
【0005】このような事故を防ぐために、従来はスイ
ッチ素子そのものに熱遮断回路を組み込むか、温度ヒュ
ーズを付けるかして保護する方法がとられていた。
【0006】プリンタやコピー機等の動力源として電気
エネルギを必要とする機器のスイッチング電源装置の場
合は、ピーク電力を供給する電力容量を持っていなけれ
ばならない。ピーク電力を供給する期間が短いため、ス
イッチ素子やトランスの温度上昇は平均電力をもとに設
計されているが、このようなスイッチング電源装置にお
いて、低い出力電圧を作る巻線の両端が短絡してもピー
ク電力にまで達しないために過電流保護が働かず、その
巻線とスイッチ素子の温度が、異常に上昇するというこ
とがある。
【0007】このような事故を防ぐために、従来はトラ
ンスとスイッチ素子の両方にサーモスタットのような熱
遮断回路を付ける方法がとられていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上に示したように、ス
イッチング電源装置が共振回路や同期回路の導入によっ
て高効率化されているが、より低い電圧や、ピーク電力
を必要とする負荷が増えているため、回路の異常による
焼損の事故が起きやすくなっている。これをサーモスタ
ットや熱遮断回路によって防ごうとすると、回路の多く
の箇所にそれらの保護回路を必要とするようになり、ス
イッチング電源装置のメーカーの負担が重くなる。とり
わけトランスにサーモスタットを付ける方法はトランス
の生産性を著しく下げるため、スイッチング電源装置の
コストを押し上げる結果となっている。
【0009】そこで、本発明は比較的簡単な原理と低い
コストでスイッチング電源装置を構成する部品が異常発
熱する前にスイッチングを停止させ焼損に至る事故を未
然に防ぐ回路を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上に示した目的を達成す
るために発明者は、交流電源の交流電圧を整流平滑して
得られる直流電圧をスイッチ回路によってオン・オフし
てトランスの1次巻線に加え、2次巻線に得られる交流
電圧を整流平滑して直流電圧にして負荷に供給するスイ
ッチング電源装置において、トランスに補助巻線を巻い
て、この補助巻線に生じる交流電圧の包絡線が交流電源
の交流電圧を整流平滑してできる直流電圧に相似してい
る極性の電圧をダイオードによって整流して取り出して
高い周波数成分を除去するフィルタ回路を通すと、交流
電源の交流電圧を整流平滑して得られるリプルを持った
直流電圧に相似形の電圧が得られ、この波形の平均値が
入力電圧に比例し、リプル値が入力電流に比例するので
これらを掛け合わせた値が入力電力にほぼ比例すること
に着眼した。
【0011】フィルタの出力電圧の周期的に変化する最
大値と最小値を取り出すことによって平均値とリプル値
を知ることができるが、最大値に達する時刻と最小値に
達する時刻とそれらの値をもとに平均値とリプル値を算
出する時刻が異なるので、A/Dコンバータによってデ
ジタルデータに変換して記憶させ、記憶させたデータを
読み出して演算させることによって時刻が各々異なって
いるデータを処理することを可能にした。
【0012】出力電力は出力電圧と出力電流の単純積で
あるので、入力電力の場合より容易に算出することがで
きる。
【0013】請求項1記載の発明は、スイッチング電源
装置が損失する電力は一般的に最大出力時に最大になる
ので、この値を基準値としてあらかじめメモリに格納し
ておき、入力電力と出力電力の差がこれを越えた時に異
常電力が発生していると判定し、制御回路によってスイ
ッチングを停止させることでスイッチング電源装置を異
常電力から保護する。
【0014】また、入力電力が軽い時に基準値もそれに
応じて補正されるように設定すれば、軽負荷時の異常電
力の発生を判定できる。
【0015】請求項2記載の発明は、A/D変換される
出力電流の値にあらかじめメモリに格納した定格出力電
圧に相当する値を掛けて、その値と入力電力との比較に
よって異常電力が発生しているか否かを判定する。
【0016】請求項3記載の発明は、A/D変換される
出力電圧の値にあらかじめメモリに格納した定格出力電
流に相当する値を掛けて、その値と入力電力との比較に
よって異常電力が発生しているか否かを判定する。
【0017】請求項4記載の発明は、入力電力があらか
じめメモリに格納した値を越えた時に異常電力が発生し
ているか否かを判定する。
【0018】異常電力が一定期間続いた後でスイッチン
グを停止させることも可能である。これは、上の請求項
1記載の発明から請求項4記載の発明まで適用できる。
【0019】
【作用】交流電源の電圧が正弦波であれば、それを整流
平滑回路として得られる直流電圧は図2(1)に示した
ようにリプル電圧を含んでいる。リプルの山と谷の値を
各々V1、V2とおき、山と谷の時間幅をt1とおき、
平滑コンデンサの容量をCとおくと、平均電圧VOと平
均電流IOは次の式で求めることができる。
【0020】
【数1】
【0021】
【数2】
【0022】トランスに追加した補助巻線両端の電圧は
図2(2)に示したように少なくても正負どちらかの側
の包絡線が交流電源の交流電圧を整流平滑して得られる
直流電圧である図2(1)の波形と相似形になるので、
これをダイオードと適当なフィルタ回路を通すことによ
り図2(4)に示したように、交流電源の交流電圧を整
流平滑した図2(1)の波形にほぼ一致させることがで
きる。
【0023】図2(4)に示した波形を適当なサンプリ
ング周期でメモリに記憶しながら、データの最大値と最
小値だけを残し、最大値を上に示した式の山であるV1
最小値を谷であるV2として演算回路によって処理すれ
ば入力電力が得られる。
【0024】出力電力は、電流検出器によって検出され
る出力電流と、出力電圧をA/D変換してから、それら
のデータを演算回路によって処理することによって得ら
れる。
【0025】共振型スイッチング電源装置において、共
振用のコンデンサを短絡、または開放したために、スイ
ッチングがソフトスイッチからハードスイッチに変わっ
た場合、スイッチ素子の電力損失が増えて、発熱する。
このような事故が起きると、入力電力と出力電力の差は
正常時の差より大きくなるので、請求項1記載の発明の
回路を用いることによって未然に防ぐことが可能であ
る。
【0026】2次巻線が+3.3Vを作るための巻線
で、この巻線の両端が短絡した時を想定すると、1次巻
線の電流制限回路だけが付いている一般的なスイッチン
グ電源装置では、1次巻線の巻数に対する2次巻線の巻
数がかなり少ないために、2次巻線に対する1次巻線の
電流が小さく、2次巻線を流れる電流が2次巻線を異常
発熱させる程大きくなっても電流制限回路が十分機能し
ないことがある。このような場合に請求項2記載の発明
の回路を使えば、巻線の短絡によって、負荷に流れる電
流もゼロになるので計算される出力電力もゼロになり、
仮に入力電力が小さな値でも保護を働かせることができ
る。また、請求項3記載の発明の回路を使えば巻線の短
絡によって出力電圧がゼロになるので計算される出力電
力もゼロになり、仮に入力電力が小さな値でも保護を働
かせることができる。
【0027】プリンタのようなインダクティブ負荷回路
に対しては、ピーク電力が必要である。このような負荷
に電力を供給するスイッチング電源は電力の供給能力と
してはピーク電力を確保しているが、スイッチ素子のヒ
ートシンクやトランスのコアサイズ等の温度上昇に係る
部品は平均電力をもとに選ばれている。しかし、負荷が
正常に動いている間は問題を起こさないがモーターの回
転軸がロックした時には、ピーク負荷が連続するので部
品が発熱して危険な状態になる。このようなピーク負荷
がある場合に請求項4記載の発明の回路を用いることに
よって、平均電力を越える状態が続いた時にスイッチン
グを停止させて事故を防ぐことができる。
【0028】
【実施例】図1は請求項1記載の発明の実施例に係る異
常電力保護回路を有するスイッチング電源装置を示す回
路図である。
【0029】図2は図1の回路図の主要部の電圧波形を
示した波形図である。
【0030】図1に示した回路において、補助巻線11
に現れる波形は図2(2)に示した形をしているがダイ
オード12とフィルタ回路を構成するコンデンサ13と
抵抗14を通過すると図2(4)に示した形になる。図
2(4)の波形図で示した電圧が入力ポートP1を経由
してA/Dコンバータ16に入力し、波形の山であるV
1と谷であるV2がデジタルデータに変換されてメモリ
17に記憶される。山と谷の時間幅t1については交流
電流の周波数があらかじめわかっていれば、おおよその
値が予測できるのでその値をメモリ17に格納してお
き、入力電力を計算する時にV1とV2と共に読み出し
て演算回路18で処理する。
【0031】交流電源の周波数は50Hzと60Hzに
大別されるが、それらを兼用できるようにするには、入
力ポートP1に入力する電圧の変化が正から負に変わっ
た時から負から正に変わる時までのA/D変換の回数と
入力ポートP1にアクセスする周期を掛け合わせた値を
算出してt1とすれば良い。
【0032】出力電流と出力電圧は入力ポートP2とP
3を経由してA/Dコンバータ16に入力し、デジタル
データに変換された値が、メモリ17に記憶される。出
力電力を計算する時はメモリ17に記憶されたデータを
読み出して演算回路18で処理する。
【0033】入力電圧と出力電力の差が正常でなくなっ
たら出力ポートP0より信号を出力してスイッチングを
停止させる。また、入力電力と出力電力の差が正常でな
くなったらカウンターを利用して時間を測り、所定の時
間を越えた時に出力ポートP0より信号を出力してスイ
ッチングを停止させることもできる。
【0034】図1に示した回路において、入力ポートP
3に入力する出力電圧を省略した形が請求項2記載の発
明の実施例の1つになり、入力ポートP2に入力する出
力電流を省略した形が請求項3記載の発明の実施例の1
つになり、入力ポートP2とP3の入力のいずれも省略
した形が請求項4の発明の実施例の1つになる。
【0035】図1に示した実施例では、データ処理の一
連の流れは読み出し専用メモリ21に書き込まれたプロ
グラムによって行われており、スイッチング電源装置が
立ち上がるとプログラムが自動的に走る。
【0036】プログラムの別な手段として、プログラム
を納めたデバイスがスイッチング電源装置の外にあって
バスを通して、そのプログラムを直接走らせることも、
スイッチング電源装置内のメモリに一旦ロードしてから
走らせることも可能である。
【0037】図1に示した回路において、交流電源の交
流電圧を直流に変換する第1の整流平滑回路がコンデン
サインプット型になっているが、これをチョークコイル
とコンデンサを組み合わせたチョークインプット型の回
路に置き換えても良い。また、チョークコイルとコンデ
ンサにスイッチ素子を加えたアクティブフィルタに置き
換えても良い。
【0038】図1に示した回路において、アナログデー
タを入力するポートP1、P2、P3から、結果を出力
するポートP0までの回路を4ビットマイコン1つに置
き換えることもできる。
【0039】
【発明の効果】サーモスタットやヒューズ抵抗、または
熱遮断回路によって異常電力からスイッチング電源装置
を保護する従来の方法に比べて、本発明はスマートであ
る。そして、プログラムをマスクROMに記憶させる4
ビットマイコンを用いることによって従来方式より安価
になる。
【0040】更に付随的な効果として、アブノーマルテ
ストの作業を容易にすることが可能になった。アブノー
マルテストとは回路を構成する部品を短絡または開放し
た時に装置がどのような影響を受けるかということを調
べるものであるが、ある部品を短絡することによって異
常電力が発生する場合、従来の方法ではサーモスタット
やヒューズ抵抗、それに熱遮断回路が働くまで待たなけ
ればならないが本発明によれば、結果がすぐに出るので
テストの時間が大幅に短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の実施例に係る異常電力保
護回路を有するスイッチング電源装置を示す回路図であ
る。
【図2】図1の回路図の主要の電圧波形を示す波形図で
ある。
【符号の説明】
1 交流電源 2 整流器 3 コンデンサ 4 スイッチ回路 5 トランス 5a 1次巻線 5b 2次巻線 6 ダイオード 7 コンデンサ 8 負荷 11 補助巻線 12 ダイオード 13 コンデンサ 14 抵抗 15 出力電流検出回路 16 A/Dコンバータ(A/D) 17 メモリ(RAM) 18 演算回路(ALU) 19 制御回路 20 バス 21 読み出し専用メモリ(ROM) P0 出力ポート P1、P2、P3 入力ポート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源より供給される交流電圧を直流
    電圧に変換する第1の整流平滑回路と、回路をオン・オ
    フすることによって直流電圧を交流電圧に変換するスイ
    ッチ回路と、その1次巻線に前記スイッチ回路によって
    作られた交流電圧を加えその2次巻線より交流電圧を取
    り出すトランスと、前記2次巻線より取り出される交流
    電圧を直流電圧に変換する第2の整流平滑回路を備え、
    前記第2の整流平滑回路より出力される直流電圧を負荷
    に供給するスイッチング電源装置において、前記1次巻
    線に電磁的に結合している補助巻線と、前記補助巻線に
    生じる交流電圧の包絡線が前記第1の整流平滑回路によ
    って作られる直流電圧の波形に相似している極性の電圧
    を整流して取り出すダイオードと、前記ダイオードによ
    って整流された電圧の所定の周波数より高い成分を除去
    するフィルタ回路と、前記負荷に流れる電流を検出する
    出力電流検出回路と、前記フィルタ回路の出力電圧と前
    記第2の整流平滑回路の出力電圧と前記出力電流検出回
    路によって検出される電流の3つの値をA/D変換する
    A/Dコンバータと、前記A/Dコンバータによって変
    換されたデータを記憶するメモリと、前記メモリのデー
    タを処理する演算回路と、前記演算回路が処理した結果
    によって前記スイッチ回路のオン・オフ動作を停止させ
    る制御回路を付加し、これによってスイッチング電源装
    置の損失が異常な値になった時にスイッチングを停止さ
    せることを特徴とする異常電力保護回路を有するスイッ
    チング電源装置。
  2. 【請求項2】 交流電源より供給される交流電圧を直流
    電圧に変換する第1の整流平滑回路と、回路をオン・オ
    フすることによって直流電圧を交流電圧に変換するスイ
    ッチ回路と、その1次巻線に前記スイッチ回路によって
    作られた交流電圧を加えその2次巻線より交流電圧を取
    り出すトランスと、前記2次巻線より取り出される交流
    電圧を直流電圧に変換する第2の整流平滑回路を備え、
    前記第2の整流平滑回路より出力される直流電圧を負荷
    に供給するスイッチング電源装置において、前記1次巻
    線に電磁的に結合している補助巻線と、前記補助巻線に
    生じる交流電圧の包絡線が前記第1の整流平滑回路によ
    って作られる直流電圧の波形に相似している極性の電圧
    を整流して取り出すダイオードと、前記ダイオードによ
    って整流された電圧の所定の周波数より高い成分を除去
    するフィルタ回路と、前記負荷に流れる電流を検出する
    出力電流検出回路と、前記フィルタ回路の出力電圧と前
    記出力電流検出回路によって検出される電流の2つの値
    をA/D変換するA/Dコンバータと、前記A/Dコン
    バータによって変換されたデータを記憶するメモリと、
    前記メモリのデータを処理する演算回路と、前記演算回
    路が処理した結果によって前記スイッチ回路のオン・オ
    フ動作を停止させる制御回路を付加し、これによってス
    イッチング電源装置の損失が異常な値になった時にスイ
    ッチングを停止させることを特徴とする異常電力保護回
    路を有するスイッチング電源装置。
  3. 【請求項3】 交流電源より供給される交流電圧を直流
    電圧に変換する第1の整流平滑回路と、回路をオン・オ
    フすることによって直流電圧を交流電圧に変換するスイ
    ッチ回路と、その1次巻線に前記スイッチ回路によって
    作られた交流電圧を加えその2次巻線より交流電圧を取
    り出すトランスと、前記2次巻線より取り出される交流
    電圧を直流電圧に変換する第2の整流平滑回路を備え、
    前記第2の整流平滑回路より出力される直流電圧を負荷
    に供給するスイッチング電源装置において、前記1次巻
    線に電磁的に結合している補助巻線と、前記補助巻線に
    生じる交流電圧の包絡線が前記第1の整流平滑回路によ
    って作られる直流電圧の波形に相似している極性の電圧
    を整流して取り出すダイオードと、前記ダイオードによ
    って整流された電圧の所定の周波数より高い成分を除去
    するフィルタ回路と、前記フィルタ回路の出力電圧と前
    記第2の整流平滑回路の出力電圧の2つの値をA/D変
    換するA/Dコンバータと、前記A/Dコンバータによ
    って変換されたデータを記憶するメモリと、前記メモリ
    のデータを処理する演算回路と、前記演算回路が処理し
    た結果によって前記スイッチ回路のオン・オフ動作を停
    止させる制御回路を付加し、これによってスイッチング
    電源装置の損失が異常な値になった時にスイッチングを
    停止させることを特徴とする異常電力保護回路を有する
    スイッチング電源装置。
  4. 【請求項4】 交流電源より供給される交流電圧を直流
    電圧に変換する第1の整流平滑回路と、回路をオン・オ
    フすることによって直流電圧を交流電圧に変換するスイ
    ッチ回路と、その1次巻線に前記スイッチ回路によって
    作られた交流電圧を加えその2次巻線より交流電圧を取
    り出すトランスと、前記2次巻線より取り出される交流
    電圧を直流電圧に変換する第2の整流平滑回路を備え、
    前記第2の整流平滑回路より出力される直流電圧を負荷
    に供給するスイッチング電源装置において、前記1次巻
    線に電磁的に結合している補助巻線と、前記補助巻線に
    生じる交流電圧の包絡線が前記第1の整流平滑回路によ
    って作られる直流電圧の波形に相似している極性の電圧
    を整流して取り出すダイオードと、前記ダイオードによ
    って整流された電圧の所定の周波数より高い成分を除去
    するフィルタ回路と、前記フィルタ回路の出力電圧をA
    /D変換するA/Dコンバータと、前記A/Dコンバー
    タによって変換されたデータを記憶するメモリと、前記
    メモリのデータを処理する演算回路と、前記演算回路が
    処理した結果によって前記スイッチ回路のオン・オフ動
    作を停止させる制御回路を付加し、これによってスイッ
    チング電源装置の損失が異常な値になった時にスイッチ
    ングを停止させることを特徴とする異常電力保護回路を
    有するスイッチング電源装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002216987A (ja) * 2001-01-12 2002-08-02 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置
US8276007B2 (en) 2007-12-25 2012-09-25 Murata Manufacturing Co., Ltd. Processor and switching power supply apparatus
CN104160351A (zh) * 2012-03-08 2014-11-19 赖茵豪森机械制造公司 分级开关

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