JP2001076790A - 端子の接続構造 - Google Patents
端子の接続構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】部品点数を増大させることなく所定の接続端子
間を接続することができる端子の接続構造を提供する。 【解決手段】バスバー積層体11の各タブ端子15は、
互いに対向して配置されている。中継端子12の弾性片
22は、可撓部23、弾接部24、及び押圧部25から
構成されている。この中継端子12は、弾性片22同士
が向き合うようにタブ端子15に装着されている。そし
て、この装着状態において、互いに向き合う弾接部24
同士は接触するようになっている。また、該中継端子1
2間にはPCB14を装着可能となっている。PCB1
4の表裏面にはそれぞれ電極34が対向形成されてい
る。PCB14の装着時には各弾接部24が離間し、P
CB14の装着完了時には押圧部25が該内壁面に押圧
した状態となる。そして、PCB14の各電極34が対
応する弾接部24に弾接する。
間を接続することができる端子の接続構造を提供する。 【解決手段】バスバー積層体11の各タブ端子15は、
互いに対向して配置されている。中継端子12の弾性片
22は、可撓部23、弾接部24、及び押圧部25から
構成されている。この中継端子12は、弾性片22同士
が向き合うようにタブ端子15に装着されている。そし
て、この装着状態において、互いに向き合う弾接部24
同士は接触するようになっている。また、該中継端子1
2間にはPCB14を装着可能となっている。PCB1
4の表裏面にはそれぞれ電極34が対向形成されてい
る。PCB14の装着時には各弾接部24が離間し、P
CB14の装着完了時には押圧部25が該内壁面に押圧
した状態となる。そして、PCB14の各電極34が対
応する弾接部24に弾接する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端子の接続構造に
係り、詳しくは、電気接続箱内に配設された接続端子と
プリント配線板との接続構造に関するものである。
係り、詳しくは、電気接続箱内に配設された接続端子と
プリント配線板との接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば自動車内に搭載される電
気接続箱として、リレーやヒューズ等の電装品ととも
に、プリント配線板が収容されるタイプのものが知られ
ている。
気接続箱として、リレーやヒューズ等の電装品ととも
に、プリント配線板が収容されるタイプのものが知られ
ている。
【0003】従来、この種の電気接続箱においては、図
6に示すように、図示しない箱体の内部に、複数のバス
バーからなるバスバー積層体51を収容可能になってい
る。バスバー積層体51の表面には、バスバーの一部か
らなる複数(この形態では6個)のタブ端子52(52
a〜52f)が突設されている。そして、各タブ端子5
2には、それぞれ中継端子53(53a〜53f)の一
端が嵌着されるようになっている。これら中継端子53
は、雄型端子同士の接続を可能にするものであり、両端
に雌型コンタクトを有している。
6に示すように、図示しない箱体の内部に、複数のバス
バーからなるバスバー積層体51を収容可能になってい
る。バスバー積層体51の表面には、バスバーの一部か
らなる複数(この形態では6個)のタブ端子52(52
a〜52f)が突設されている。そして、各タブ端子5
2には、それぞれ中継端子53(53a〜53f)の一
端が嵌着されるようになっている。これら中継端子53
は、雄型端子同士の接続を可能にするものであり、両端
に雌型コンタクトを有している。
【0004】また、各中継端子53の他端側には、プリ
ント配線板(PCB)54が嵌着される。PCB54の
一面において各中継端子53a〜53fと対応する箇所
には、それぞれ電極55が形成されている。このため、
PCB54が各中継端子53に嵌着されたときには、各
電極55と対応する中継端子53a〜53fとが電気的
に接続される。よって、各タブ端子52と各電極55と
が中継端子53を介して電気的に接続される。
ント配線板(PCB)54が嵌着される。PCB54の
一面において各中継端子53a〜53fと対応する箇所
には、それぞれ電極55が形成されている。このため、
PCB54が各中継端子53に嵌着されたときには、各
電極55と対応する中継端子53a〜53fとが電気的
に接続される。よって、各タブ端子52と各電極55と
が中継端子53を介して電気的に接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、こうした構
造においては、PCB54を使用せずに、各タブ端子5
2を他の配線経路の一部として使用する場合には、各タ
ブ端子52を所定の配線経路に接続する構造が必要とな
る。例えば、中継端子53aと中継端子53bとを接続
して使用する場合には、各中継端子53a,53b間を
接続するための接続部材が必要となる。このため、その
接続部材等の配線構造分だけ部品点数が増えることとな
る。しかも、場合によっては、バスバー積層体51その
ものを設計変更しなければならないこともある。
造においては、PCB54を使用せずに、各タブ端子5
2を他の配線経路の一部として使用する場合には、各タ
ブ端子52を所定の配線経路に接続する構造が必要とな
る。例えば、中継端子53aと中継端子53bとを接続
して使用する場合には、各中継端子53a,53b間を
接続するための接続部材が必要となる。このため、その
接続部材等の配線構造分だけ部品点数が増えることとな
る。しかも、場合によっては、バスバー積層体51その
ものを設計変更しなければならないこともある。
【0006】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、プリント配線板を使用しない場合
においても、部品点数を増大させることなく所定の接続
端子間を接続することができる端子の接続構造を提供す
ることにある。
であり、その目的は、プリント配線板を使用しない場合
においても、部品点数を増大させることなく所定の接続
端子間を接続することができる端子の接続構造を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、ハウジング内に配設
された複数の接続端子と、前記ハウジングに装着される
プリント配線板の電極とを電気的に接続するための端子
の接続構造であって、前記接続端子は、前記ハウジング
内にそれぞれ対向配置され、その配置状態において互い
に弾接する弾性片を有し、前記プリント配線板は、前記
ハウジングに装着されたときに、前記各弾性片を弾性変
形させて該弾性片同士を離間させるとともに、自身の表
裏面に設けられた各電極に前記各弾性片が弾接すること
を要旨とする。
めに、請求項1に記載の発明では、ハウジング内に配設
された複数の接続端子と、前記ハウジングに装着される
プリント配線板の電極とを電気的に接続するための端子
の接続構造であって、前記接続端子は、前記ハウジング
内にそれぞれ対向配置され、その配置状態において互い
に弾接する弾性片を有し、前記プリント配線板は、前記
ハウジングに装着されたときに、前記各弾性片を弾性変
形させて該弾性片同士を離間させるとともに、自身の表
裏面に設けられた各電極に前記各弾性片が弾接すること
を要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の端子の接続構造において、前記各弾性片は、前記プ
リント配線板が前記ハウジング内に装着されたときに前
記接続端子の内壁面に押圧される押圧部を備えているこ
とを要旨とする。
載の端子の接続構造において、前記各弾性片は、前記プ
リント配線板が前記ハウジング内に装着されたときに前
記接続端子の内壁面に押圧される押圧部を備えているこ
とを要旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の端子の接続構造において、前記各接
続端子は、雄型端子と嵌合可能な雌型コンタクトを有す
る中継端子であることを要旨とする。
は請求項2に記載の端子の接続構造において、前記各接
続端子は、雄型端子と嵌合可能な雌型コンタクトを有す
る中継端子であることを要旨とする。
【0010】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1〜3に記載の発明によると、各接続端子は
弾性片を有しており、ハウジング内にそれぞれ対向配置
されたときに、弾性片同士が互いに弾接するようになっ
ている。このため、プリント配線板を使用しないときに
は、該弾性片同士の弾接によって、各接続端子同士が電
気的に接続された状態となる。したがって、接続端子同
士を接続するための他の接続構造が不要となり、部品点
数を増大させることなく所定の接続端子間を接続するこ
とができる。
る。請求項1〜3に記載の発明によると、各接続端子は
弾性片を有しており、ハウジング内にそれぞれ対向配置
されたときに、弾性片同士が互いに弾接するようになっ
ている。このため、プリント配線板を使用しないときに
は、該弾性片同士の弾接によって、各接続端子同士が電
気的に接続された状態となる。したがって、接続端子同
士を接続するための他の接続構造が不要となり、部品点
数を増大させることなく所定の接続端子間を接続するこ
とができる。
【0011】また、各接続端子にプリント配線板を装着
したときには、該弾性片同士を離間させるとともに、自
身の表裏面に設けられた各電極に各弾性片が弾接するよ
うになっている。このため、プリント配線板をハウジン
グに装着することによって、プリント配線板の各電極
は、対応する各接続端子に対して確実に接続される。
したときには、該弾性片同士を離間させるとともに、自
身の表裏面に設けられた各電極に各弾性片が弾接するよ
うになっている。このため、プリント配線板をハウジン
グに装着することによって、プリント配線板の各電極
は、対応する各接続端子に対して確実に接続される。
【0012】請求項2に記載の発明によると、各弾性片
は、プリント配線板がハウジング内に装着されたときに
接続端子の内壁面に押圧される押圧部を備えている。こ
のため、弾性片には、自身の弾性戻り分の反力に加え
て、押圧部からの反力が加わる。よって、電極と弾性片
との弾接力が高く維持される。
は、プリント配線板がハウジング内に装着されたときに
接続端子の内壁面に押圧される押圧部を備えている。こ
のため、弾性片には、自身の弾性戻り分の反力に加え
て、押圧部からの反力が加わる。よって、電極と弾性片
との弾接力が高く維持される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動車用の電気接
続箱内に収容される収容体における端子の接続構造を具
体化した一実施形態を図1〜図4に基づき詳細に説明す
る。
続箱内に収容される収容体における端子の接続構造を具
体化した一実施形態を図1〜図4に基づき詳細に説明す
る。
【0014】図1に示すように、被収容体1は、バスバ
ー積層体11、接続端子としての中継端子12、カバー
13、及びプリント配線板(PCB)14とを備えてい
る。バスバー積層体11は、種々のパターンからなるバ
スバーを積層したものであり、所定箇所に複数(本実施
形態では10本)の雄型タブ端子15を備えている。各
タブ端子15は、各層のバスバーの一部が上方に屈曲さ
れて形成されている。これらタブ端子15は、2本ずつ
互いに対向した状態で同軸線上に並んで配置されてい
る。
ー積層体11、接続端子としての中継端子12、カバー
13、及びプリント配線板(PCB)14とを備えてい
る。バスバー積層体11は、種々のパターンからなるバ
スバーを積層したものであり、所定箇所に複数(本実施
形態では10本)の雄型タブ端子15を備えている。各
タブ端子15は、各層のバスバーの一部が上方に屈曲さ
れて形成されている。これらタブ端子15は、2本ずつ
互いに対向した状態で同軸線上に並んで配置されてい
る。
【0015】中継端子12は、導電性金属からなり、図
3及び図4に示すように、中継端子12の下端には、タ
ブ端子15に嵌着可能な雌コンタクト部21が形成され
ている。
3及び図4に示すように、中継端子12の下端には、タ
ブ端子15に嵌着可能な雌コンタクト部21が形成され
ている。
【0016】また、図2〜図4に示すように、中継端子
12の上方には、弾性片22が形成されている。弾性片
22は、中継端子12の一部が一側方に突出した状態と
なるように屈曲された金属片によって形成されている。
弾性片22は、上方から下方に向かって延びる略「く」
字状をなしている。また、弾性片22は、可撓部23、
弾接部24、及び押圧部25から構成されている。可撓
部23は弾性片22の基端部であり、図3に矢印Fで示
す方向に弾性変形可能となっている。押圧部25は弾性
片22の先端部であり、同先端部は屈曲されている。こ
の屈曲された部分は滑らかな曲面となっており、押圧部
25が中継端子12の内壁面に当接したときには、その
曲面が該内壁面に滑らかに当接するようになっている。
弾接部24は、一側方に最も突出した部分であり、可撓
部23と押圧部25との間に形成されている。
12の上方には、弾性片22が形成されている。弾性片
22は、中継端子12の一部が一側方に突出した状態と
なるように屈曲された金属片によって形成されている。
弾性片22は、上方から下方に向かって延びる略「く」
字状をなしている。また、弾性片22は、可撓部23、
弾接部24、及び押圧部25から構成されている。可撓
部23は弾性片22の基端部であり、図3に矢印Fで示
す方向に弾性変形可能となっている。押圧部25は弾性
片22の先端部であり、同先端部は屈曲されている。こ
の屈曲された部分は滑らかな曲面となっており、押圧部
25が中継端子12の内壁面に当接したときには、その
曲面が該内壁面に滑らかに当接するようになっている。
弾接部24は、一側方に最も突出した部分であり、可撓
部23と押圧部25との間に形成されている。
【0017】このように構成された中継端子12は、雌
コンタクト部21をタブ端子15に嵌着させることによ
り、各タブ端子15にそれぞれ装着される。このとき、
各中継端子12は、弾性片22同士が向き合うようにタ
ブ端子15に装着される。そして、図3に示すように、
この装着状態において、互いに向き合う弾接部24同士
が接触するようになっている。このため、対向するタブ
端子15同士は、各中継端子12を介して電気的に接続
される。なお、これら弾接部24同士は、各可撓部23
を弾性変形させた状態で接触(弾接)するようになって
いる。これにより各可撓部23はもとの形状に戻ろうと
するため、弾接部24間には互いに密接しようとする押
圧力が生じる。
コンタクト部21をタブ端子15に嵌着させることによ
り、各タブ端子15にそれぞれ装着される。このとき、
各中継端子12は、弾性片22同士が向き合うようにタ
ブ端子15に装着される。そして、図3に示すように、
この装着状態において、互いに向き合う弾接部24同士
が接触するようになっている。このため、対向するタブ
端子15同士は、各中継端子12を介して電気的に接続
される。なお、これら弾接部24同士は、各可撓部23
を弾性変形させた状態で接触(弾接)するようになって
いる。これにより各可撓部23はもとの形状に戻ろうと
するため、弾接部24間には互いに密接しようとする押
圧力が生じる。
【0018】また、各中継端子12が各タブ端子15に
装着された後、図1に示すように、バスバー積層体11
及び各中継端子12には前記カバー13が装着される。
同カバー13は合成樹脂からなり、各中継端子12と対
応する箇所に複数(本実施形態では5個)のハウジング
31を備えている。ハウジング31には、図3及び図4
にも併せ示すように、内部に中継端子12を収容可能な
収容空間32が設けられている。このため、カバー13
がバスバー積層体11及び各中継端子12に装着された
ときには、各中継端子12が対応する収容空間32内に
収容される。これにより、バスバー積層体11及び各中
継端子12は、外部から絶縁保護される。また、各ハウ
ジング31には、PCB14を挿入可能な切り欠き部3
3が設けられている。
装着された後、図1に示すように、バスバー積層体11
及び各中継端子12には前記カバー13が装着される。
同カバー13は合成樹脂からなり、各中継端子12と対
応する箇所に複数(本実施形態では5個)のハウジング
31を備えている。ハウジング31には、図3及び図4
にも併せ示すように、内部に中継端子12を収容可能な
収容空間32が設けられている。このため、カバー13
がバスバー積層体11及び各中継端子12に装着された
ときには、各中継端子12が対応する収容空間32内に
収容される。これにより、バスバー積層体11及び各中
継端子12は、外部から絶縁保護される。また、各ハウ
ジング31には、PCB14を挿入可能な切り欠き部3
3が設けられている。
【0019】PCB14は、ガラスエポキシ樹脂等から
なる基板と、その基板の表裏面に搭載された図示しない
電子部品及び配線パターンとから構成されている。PC
B14の表裏面において各中継端子12と対応する箇所
には、それぞれ電極34が形成されている(図1におい
ては片面側の電極34のみを示す)。
なる基板と、その基板の表裏面に搭載された図示しない
電子部品及び配線パターンとから構成されている。PC
B14の表裏面において各中継端子12と対応する箇所
には、それぞれ電極34が形成されている(図1におい
ては片面側の電極34のみを示す)。
【0020】このように構成されたPCB14は、各電
極34を各ハウジング31に対応させた状態で同ハウジ
ング31に装着される。すなわち、図4に示すように、
PCB14は、ハウジング31の切り欠き部33内に挿
入される。このとき、PCB14の挿入に伴って、各弾
性片22は各可撓部23にて弾性変形し、互いに弾接し
ていた各弾接部24が離間する。それとともに各押圧部
25が中継端子12の内壁面に当接する。そして、PC
B14の装着完了時には、押圧部25が該内壁面に押圧
した状態となり、可撓部23に加えて弾接部24も弾性
変形する。また、PCB14の各電極34が対応する弾
接部24に弾接する。このため、電極34は、中継端子
12を介してタブ端子15に電気的に接続される。すな
わち、PCB14の装着により、対向する各タブ端子1
5間の接続が解除されるとともに、該タブ端子15がそ
れぞれ電極34に接続される。
極34を各ハウジング31に対応させた状態で同ハウジ
ング31に装着される。すなわち、図4に示すように、
PCB14は、ハウジング31の切り欠き部33内に挿
入される。このとき、PCB14の挿入に伴って、各弾
性片22は各可撓部23にて弾性変形し、互いに弾接し
ていた各弾接部24が離間する。それとともに各押圧部
25が中継端子12の内壁面に当接する。そして、PC
B14の装着完了時には、押圧部25が該内壁面に押圧
した状態となり、可撓部23に加えて弾接部24も弾性
変形する。また、PCB14の各電極34が対応する弾
接部24に弾接する。このため、電極34は、中継端子
12を介してタブ端子15に電気的に接続される。すな
わち、PCB14の装着により、対向する各タブ端子1
5間の接続が解除されるとともに、該タブ端子15がそ
れぞれ電極34に接続される。
【0021】したがって、本実施形態によれば以下の効
果を得ることができる。 (1)各中継端子12には弾性片22が形成されてお
り、同中継端子12が各タブ端子15に装着されたと
き、対向する弾性片22同士が弾接するようになってい
る。このため、PCB14を使用しないとき、対向する
タブ端子15同士は、中継端子12を介して電気的に接
続された状態となる。よって、対向するタブ端子15間
を接続する必要がある場合においても、ショートピンな
どといったタブ端子同士を接続するための他の接続構造
を用いる必要がない。したがって、部品点数を増大させ
ることなくタブ端子15間を電気的に接続することがで
きる。
果を得ることができる。 (1)各中継端子12には弾性片22が形成されてお
り、同中継端子12が各タブ端子15に装着されたと
き、対向する弾性片22同士が弾接するようになってい
る。このため、PCB14を使用しないとき、対向する
タブ端子15同士は、中継端子12を介して電気的に接
続された状態となる。よって、対向するタブ端子15間
を接続する必要がある場合においても、ショートピンな
どといったタブ端子同士を接続するための他の接続構造
を用いる必要がない。したがって、部品点数を増大させ
ることなくタブ端子15間を電気的に接続することがで
きる。
【0022】また、PCB14の装着時には、弾接状態
にある弾性片22同士を同PCB14によって離間させ
ることができる。このため、弾接状態にある弾性片22
同士を確実に分離することができる。しかも、PCB1
4の装着完了時には、各電極34を該弾性片22に弾接
させることができる。よって、PCB14をハウジング
31に装着することによって、各電極を対応する各中継
端子12に対して確実に接続させることができる。
にある弾性片22同士を同PCB14によって離間させ
ることができる。このため、弾接状態にある弾性片22
同士を確実に分離することができる。しかも、PCB1
4の装着完了時には、各電極34を該弾性片22に弾接
させることができる。よって、PCB14をハウジング
31に装着することによって、各電極を対応する各中継
端子12に対して確実に接続させることができる。
【0023】(2)PCB14の装着完了時において、
弾性片22は、押圧部25が該内壁面に押圧した状態と
なり、可撓部23の弾性変形に加えて弾接部24も弾性
変形する。そして、この状態で各電極34と弾接部24
とが弾接する。このため、両者の弾接箇所には、可撓部
23の反力に加えて、弾接部24の反力が加わる。よっ
て、該弾接箇所における電気抵抗(接触抵抗)を低く維
持することができる。
弾性片22は、押圧部25が該内壁面に押圧した状態と
なり、可撓部23の弾性変形に加えて弾接部24も弾性
変形する。そして、この状態で各電極34と弾接部24
とが弾接する。このため、両者の弾接箇所には、可撓部
23の反力に加えて、弾接部24の反力が加わる。よっ
て、該弾接箇所における電気抵抗(接触抵抗)を低く維
持することができる。
【0024】(3)前述した従来の端子の接続構造にお
いては、PCB54の表裏面に異なる配線パターンの電
極55を対向して形成することができない。よって、電
極55の形成スペースを個々に確保する必要がある。
いては、PCB54の表裏面に異なる配線パターンの電
極55を対向して形成することができない。よって、電
極55の形成スペースを個々に確保する必要がある。
【0025】これに対して、本実施形態においては、中
継端子12を対向配置し、PCB14の装着によって電
気的に分離するようにしている。このため、PCB14
の表裏面に異なる配線パターンの電極34を対向して形
成することができる。よって、電極34の形成スペース
を従来のPCB54よりも少なくすることができる。す
なわち、PCB14をPCB54よりも小さく形成する
ことができる。
継端子12を対向配置し、PCB14の装着によって電
気的に分離するようにしている。このため、PCB14
の表裏面に異なる配線パターンの電極34を対向して形
成することができる。よって、電極34の形成スペース
を従来のPCB54よりも少なくすることができる。す
なわち、PCB14をPCB54よりも小さく形成する
ことができる。
【0026】(4)押圧部25は滑らかな曲面を有して
おり、その曲面が中継端子12の内壁面に滑らかに当接
するようになっている。このため、押圧部25と該内壁
面との間の摺動抵抗を低く維持することができる。よっ
て、該内壁面に押圧部25が引っかかることがない。し
たがって、可撓部23及び弾接部24がもとの形状に戻
ろうとして生じる反力を維持することができる。すなわ
ち、該摺動抵抗に起因する可撓部23及び弾接部24の
反力の減衰を防止することができる。
おり、その曲面が中継端子12の内壁面に滑らかに当接
するようになっている。このため、押圧部25と該内壁
面との間の摺動抵抗を低く維持することができる。よっ
て、該内壁面に押圧部25が引っかかることがない。し
たがって、可撓部23及び弾接部24がもとの形状に戻
ろうとして生じる反力を維持することができる。すなわ
ち、該摺動抵抗に起因する可撓部23及び弾接部24の
反力の減衰を防止することができる。
【0027】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 前記実施形態では、ハウジング31にPCB14を
装着したときに、中継端子12の押圧部25が同中継端
子12の内壁面に押圧されるようになっている。しか
し、この押圧部25を、図5に示すように、ハウジング
31にPCB14を装着しない状態においても内壁面に
押圧されるように形成してもよい。
更してもよい。 ・ 前記実施形態では、ハウジング31にPCB14を
装着したときに、中継端子12の押圧部25が同中継端
子12の内壁面に押圧されるようになっている。しか
し、この押圧部25を、図5に示すように、ハウジング
31にPCB14を装着しない状態においても内壁面に
押圧されるように形成してもよい。
【0028】このようにすれば、PCB14を使用せず
に、対向する中継端子12同士を電気的に接続した状態
においても、各弾接部24間に可撓部23及び弾接部2
4の反力が加わるため、両者をより強い力で密接させる
ことができる。よって、各弾接部24間の接触抵抗をよ
り確実に低く維持することができる。
に、対向する中継端子12同士を電気的に接続した状態
においても、各弾接部24間に可撓部23及び弾接部2
4の反力が加わるため、両者をより強い力で密接させる
ことができる。よって、各弾接部24間の接触抵抗をよ
り確実に低く維持することができる。
【0029】・ 前記実施形態では、接続端子として中
継端子12に具体化している。しかし、接続端子は中継
端子12に限らず、電線を圧着可能な圧着端子に具体化
してもよい。
継端子12に具体化している。しかし、接続端子は中継
端子12に限らず、電線を圧着可能な圧着端子に具体化
してもよい。
【0030】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項1に記載の端子の接続構造において、前
記各弾性片は、前記接続端子の内壁面に押圧する押圧部
を備えていること。この技術的思想(1)に記載の発明
によれば、弾接片同士及び電極と弾接片との間の弾接力
を高く維持することができる。
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項1に記載の端子の接続構造において、前
記各弾性片は、前記接続端子の内壁面に押圧する押圧部
を備えていること。この技術的思想(1)に記載の発明
によれば、弾接片同士及び電極と弾接片との間の弾接力
を高く維持することができる。
【0031】(2) 請求項1に記載の端子の接続構造
において、前記各弾性片は、前記プリント配線板の装着
に伴って弾性変形する可撓部と、前記プリント配線板の
非装着状態において互いに弾接し、かつ前記プリント配
線板装着状態において前記電極と弾接する弾接部と、前
記プリント配線板が前記ハウジング内に装着されたとき
に前記接続端子の内壁面に押圧される押圧部とを備えて
いること。
において、前記各弾性片は、前記プリント配線板の装着
に伴って弾性変形する可撓部と、前記プリント配線板の
非装着状態において互いに弾接し、かつ前記プリント配
線板装着状態において前記電極と弾接する弾接部と、前
記プリント配線板が前記ハウジング内に装着されたとき
に前記接続端子の内壁面に押圧される押圧部とを備えて
いること。
【0032】(3) 請求項2、技術的思想(1),
(2)のいずれか1項に記載の端子の接続構造におい
て、前記押圧部における前記接続端子の内壁面との接触
部は、滑らかな面になっていること。この技術的思想
(3)に記載の発明によれば、弾性片に加わる反力の減
衰を防止することができる。
(2)のいずれか1項に記載の端子の接続構造におい
て、前記押圧部における前記接続端子の内壁面との接触
部は、滑らかな面になっていること。この技術的思想
(3)に記載の発明によれば、弾性片に加わる反力の減
衰を防止することができる。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜3に記
載の発明によれば、プリント配線板を使用しない場合に
おいても、部品点数を増大させることなく所定の接続端
子間を接続することができる。
載の発明によれば、プリント配線板を使用しない場合に
おいても、部品点数を増大させることなく所定の接続端
子間を接続することができる。
【0034】請求項2に記載の発明によれば、電極と弾
性片との弾接力を高く維持することができる。
性片との弾接力を高く維持することができる。
【図1】本発明の端子の接続構造の一実施形態を示す分
解斜視図。
解斜視図。
【図2】同実施形態の端子の接続構造に用いられる接続
端子の斜視図。
端子の斜視図。
【図3】同実施形態における端子の接続態様を示す断面
図。
図。
【図4】同実施形態における端子の接続態様を示す断面
図。
図。
【図5】他の実施形態における端子の接続態様を示す断
面図。
面図。
【図6】従来の端子の接続構造の一例を示す分解斜視
図。
図。
1…被収容体、11…バスバー積層体、12…中継端
子、14…プリント配線板(PCB)、15…雄型タブ
端子、21…雌コンタクト部、22…弾性片、23…可
撓部、24…弾接部、25…押圧部、31…ハウジン
グ、34…電極。
子、14…プリント配線板(PCB)、15…雄型タブ
端子、21…雌コンタクト部、22…弾性片、23…可
撓部、24…弾接部、25…押圧部、31…ハウジン
グ、34…電極。
Claims (3)
- 【請求項1】 ハウジング内に配設された複数の接続端
子と、前記ハウジングに装着されるプリント配線板の電
極とを電気的に接続するための端子の接続構造であっ
て、 前記接続端子は、前記ハウジング内にそれぞれ対向配置
され、その配置状態において互いに弾接する弾性片を有
し、 前記プリント配線板は、前記ハウジングに装着されたと
きに、前記各弾性片を弾性変形させて該弾性片同士を離
間させるとともに、自身の表裏面に設けられた各電極に
前記各弾性片が弾接することを特徴とする端子の接続構
造。 - 【請求項2】 前記各弾性片は、前記プリント配線板が
前記ハウジング内に装着されたときに前記接続端子の内
壁面に押圧される押圧部を備えていることを特徴とする
請求項1に記載の端子の接続構造。 - 【請求項3】 前記各接続端子は、雄型端子と嵌合可能
な雌型コンタクトを有する中継端子であることを特徴と
する請求項1または請求項2に記載の端子の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24892099A JP2001076790A (ja) | 1999-09-02 | 1999-09-02 | 端子の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24892099A JP2001076790A (ja) | 1999-09-02 | 1999-09-02 | 端子の接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001076790A true JP2001076790A (ja) | 2001-03-23 |
Family
ID=17185395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24892099A Pending JP2001076790A (ja) | 1999-09-02 | 1999-09-02 | 端子の接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001076790A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110050361A (zh) * | 2017-05-25 | 2019-07-23 | 株式会社Lg化学 | 电池模块、包括电池模块的电池组以及用于制造电池模块的方法 |
-
1999
- 1999-09-02 JP JP24892099A patent/JP2001076790A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110050361A (zh) * | 2017-05-25 | 2019-07-23 | 株式会社Lg化学 | 电池模块、包括电池模块的电池组以及用于制造电池模块的方法 |
US11923564B2 (en) | 2017-05-25 | 2024-03-05 | Lg Energy Solution, Ltd. | Method for producing battery module |
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