JPH0543479U - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH0543479U
JPH0543479U JP2460091U JP2460091U JPH0543479U JP H0543479 U JPH0543479 U JP H0543479U JP 2460091 U JP2460091 U JP 2460091U JP 2460091 U JP2460091 U JP 2460091U JP H0543479 U JPH0543479 U JP H0543479U
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正巳 清藤
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ウイトコオブジユピター電通株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピンコンタクトと接点部との嵌合保持力を維
持し、導電性金属板の老化を防ぎ、しかも、小型化を可
能としたコネクタを得る。 【構成】 ピンコンタクト(14)をハウジング(3)のピン
コンタクト挿入部(8)より挿入し、薄板バネ材(2)の接
点部を押し広げると、薄板バネ材(2)は、ハウジング中
空部(10)内で逃げ場所が限られているので、薄板バネ材
(2)の楕円部(5)は、ピンコンタクト(14)と薄板バネ材
(2)の動摩擦により、波状に変形する。これにより、ピ
ンコンタクトと薄板バネ材の嵌合保持力は増大し、そし
て、この嵌合保持力が増大すると、ピンコンタクトの薄
板バネ材への着脱時の動摩擦により、ピンコンタクトと
接点部の接点表面の酸化被膜とか絶縁被膜が排除できる
ので、薄板バネ材の老化が防止される。また、全体とし
てコネクタの小型化も可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用配線、電気機器等、各種の電気的接続に使用されるコネク タに関する。
【0002】
【従来の技術】
エレクトロニクスの発達に伴い、電気的接続に使用されるコネクタの需要は、 益々高まっている。 現在、これらコネクタの多くは、ハウジング内に接点部を折曲形成した導電性 金属板を収納し、そのハウジング内にピンコンタクトを挿入して、ピンコンタク トと接点部を接触させることで、電気的接続を行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のコネクタにあっては、導電性金属板は単に、ハウジ ング内に収納されているだけであったので、ピンコンタクトと接点部との着脱回 数が多くなると、ピンコンタクトと接点部との嵌合保持力が低下するという問題 点があった。
【0004】 そして、この嵌合保持力が低下すると、接点表面の酸化被膜とか絶縁被膜を、 ピンコンタクトと接点部との着脱時の動摩擦によって排除できず、導電性金属板 の老化を招くという問題点があった。 またピンコンタクトと接点部との嵌合保持力を高めようとすると、導電性金属 板を大きくしなければならず、このことは、コネクタの大型化を招くという問題 点があった。
【0005】 本考案は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑み、ピンコンタクトと接 点部との嵌合保持力を維持し、導電性金属板の老化を防ぎ、しかも、小型化を可 能としたコネクタを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のコネクタは、長さ方向中央部で折曲形成 して、重合部、楕円部、接点部、弧状開口部を設けた薄板バネ材と、一端にピン コンタクト挿入部、他端に前記薄板バネ材の重合部の挿通部を設け、内部にピン コンタクト挿入部と前記挿通部とを連通し、前記薄板バネ材の楕円部、接点部、 弧状開口部を収納するほぼ直方体状の中空部を設けたハウジングと、を備え、前 記薄板バネ部材の弧状開口部の先端を前記ピンコンタクト挿入部に向けて、前記 中空部の角部に当接させ、前記薄板バネ部材の楕円部の頂部を前記中空部の上下 壁に当接させるようにしている。
【0007】
【作用】
ピンコンタクトをハウジングのピンコンタクト挿入部より挿入し、薄板バネ材 の接点部を押し広げると、薄板バネ材は、ハウジング中空部内で逃げ場所が限ら れているので、薄板バネ材の楕円部は、ピンコンタクトと薄板バネ材の動摩擦に より、波状に変形する。
【0008】 これにより、波状に変形した薄板バネ材のバネ力は、弧状開口部の先端が当接 する中空部の角部と薄板バネ材の中空部上下壁の当接部を介して、ピンコンタク トと薄板バネ材の接点部に伝達されるので、ピンコンタクトと薄板バネ材の嵌合 保持力は増大する。
【0009】 そして、この嵌合保持力が増大すると、ピンコンタクトの薄板バネ材への着脱 時の動摩擦により、ピンコンタクトと接点部の接点表面の酸化被膜とか絶縁被膜 が排除できるので、薄板バネ材の老化が防止される。 また、全体としてコネクタの小型化も可能となる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明する。 (1)は本考案のコネクタを示し、薄板バネ材であるソケットコンタクトピン( 2)とハウジング(3)で構成されている。
【0011】 ソケットコンタクトピン(2)は、図2に示す如く、その中央部で折曲形成され 、重合部(4)、楕円部(5)、接点部(6)、弧状開口部(7)を備えている。
【0012】 ソケットコンタクトピンは、良導電性のバネ性金属(例えばリン青銅、ベリリ ウム銅と錫の合金等)よりなる薄い板状のもので、その幅Bは、通常0.3mm〜 0.5mm位で、最小限0.1mm〜0.2mmである。
【0013】 ハウジング(3)は、その前端部にピンコンタクト挿入部(8)、その後端部にソ ケットコンタクトピン(2)の重合部(4)が挿通する挿通部(9)を有している。
【0014】 また、ハウジング(3)の中央部には、ソケットコンタクトピン(2)の楕円部( 5)、接点部(6)、弧状開口部(7)を収納するほぼ直方体状の中空部(10)が設け られている。
【0015】 そして、この中空部(10)は、ピンコンタクト挿入部(8)と前記挿通部(9)とを 連通するように形成されている。
【0016】 ハウジング(3)の中空部(10)では、ソケットコンタクトピン(2)が、その弧状 開口部(7)の先端をピンコンタクト挿入部(8)に向けて、中空部(10)の角部(11) に当接し、かつ、その楕円部(5)の頂部を中空部(10)の上下壁(12),(13)に当接 するように設けられている。
【0017】 (14)は、ソケットコンタクトピンと電気的に接続されるピンコンタクトであっ て、その断面は円形を成しており、直径はほぼ0.3mm〜0.5mmである。 ハウジングの中空部(10)の長さLは、2〜3mm位が適当であって、また、ピン コンタクト挿入部(8)の形状は、ピンコンタクト(14)が挿入できる形状であれば 良いが、本実施例では、図3に示す如く、1辺1mm,0.3〜0.5mmの長方形 状を採用している。
【0018】 また、中空部(10)のピンコンタクト挿入方向と直交する断面形状は、1辺ほぼ 1mmの正方形が適当である(図4)。
【0019】 次に、作用を図5に基づいて説明する。 ピンコンタクト(14)をハウジング(3)のピンコンタクト挿入部(8)より挿入す る。 ピンコンタクト(14)は、ソケットコンタクトピン(2)の接点部(6)を押し広げ て、中空部(10)の後端部へと進入する。
【0020】 その際、ソケットコンタクトピン(2)は、中空部(10)内で逃げ場所が限られて いるので、ソケットコンタクトピン(2)の楕円部(5)は、ピンコンタクト(14)と ソケットコンタクトピン(2)の動摩擦により、波状に変形する。
【0021】 これにより、波状に変形したソケットコンタクトピン(2)のバネ力は、弧状開 口部(7)の先端が当接する角部(11)とソケットコンタクトピン(2)の中空部上下 壁(12),(13)の当接部を介して、ソケットコンタクトピン(2)の接点部(6)、す なわち、ピンコンタクト(14)とソケットコンタクトピン(2)の接点に伝達される ので、ピンコンタクト(14)とソケットコンタクトピン(2)の嵌合保持力は増大す る。
【0022】 そして、この嵌合保持力が増大すると、ピンコンタクト(14)のソケットコンタ クトピン(2)への着脱時の動摩擦により、ピンコンタクト(14)とソケットコンタ クトピン(2)の接点部(6)の接点表面の酸化被膜とか絶縁被膜が排除できるので 、ソケットコンタクトピン(2)の老化が防止される。 また、全体としてコネクタの小型化も可能となる。
【0023】 図6と図7は、複数のピンコンタクトを、1枚のフイルム端子板(15)とした実 施例を示すものである。 フイルム端子板(15)は、合成樹脂性で可撓性のベースフィルム(16)の両面に、 細長い短冊状の導電端子部(17)を、印刷配線手段によって形成した薄板状の多極 ピンコンタクトである。
【0024】 ソケットコンタクトピン(2)は、軸線方向の左右に長い偏平なハウジング(3') に、左右に並べて設けられた中空部(10')の中に、納められている。 中空部(10')の前方、前記ピンコンタクト挿入部(8)に相当するところは、ベ ースフィルム(16)の厚さより若干大きい間隔で、左右方向に隙間が連結されて、 各中空部(10')に共通するピンコンタクト挿入部(8')が形成され、その挿入部(8' )にベースフィルム(16)が挿通するようになつている。
【0025】 中空部(10')の後方における挿通部(9)には、ソケットコンタクトピン(2)の 重合部(4)が挿通され、それのハウジング(3')から突出した端部は、下方に直角 に折曲されて、プリント基板等への取付を容易にしている。
【0026】 この実施例では、可撓性があり、かつ比較的柔らかなベースフィルム(16)を基 板とするフィルム端子板(15)は、剛性のない柔らかなソケットコンタクトピン( 2)によって、両面からが挟み付けられるように圧接され、最深部に挿入された ときには、全体に接触面積を広げつつ、かつ局部的に強圧される部分のない平均 した面接触をもって、導電端子部(17)とソケットコンタクトピン(2)を接触させ ている。
【0027】 その結果、長時間接触したままであっても、圧接部に変形を生じたり、弾性体 の弾性力を減少したりするような径時変化を生じない。 また、接触部に、接触圧を高めるための局部的な強圧部分を作る角張った部分 をもたないので、接続を多数繰返しても、ベースフィルム(16)や導電端子部(17) を、損傷することがない。
【0028】
【考案の効果】
本考案は、上記した構成を有するので、以下の様な効果を有している。
【0029】 (1)ピンコンタクトをハウジングのピンコンタクト挿入部より挿入し、薄板バ ネ材の接点部を押し広げると、薄板バネ材は、ハウジング中空部内で逃げ場所が 限られているので、薄板バネ材の楕円部は、ピンコンタクトと薄板バネ材の動摩 擦により、波状に変形する。 これにより、波状に変形した薄板バネ材のバネ力は、弧状開口部の先端が当接 する角部と薄板バネ材の中空部上下壁の当接部を介して、ピンコンタクトと薄板 バネ材の接点部に伝達されるので、ピンコンタクトと薄板バネ材の嵌合保持力は 増大する。
【0030】 (2)この嵌合保持力の増大により、ピンコンタクトの薄板バネ材への着脱時の 動摩擦で、ピンコンタクトと接点部の接点表面の酸化被膜とか絶縁被膜が排除で きるので、薄板バネ材の老化が防止される。
【0031】 (3)薄板バネ材をその中央部で折曲げるだけで、重合部、楕円部、接点部、弧 状開口部が形成され、その薄板バネ材をハウジングの中空部に収納することでコ ネクタを構成しているので、その構造が簡単となり、しかも、精密で安価に製作 できる。
【0032】 (4)薄板バネ材の使用が可能となるので、コネクタの小型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例のコネクタを示す縦断面図であ
る。
【図2】本考案実施例のコネクタを構成するソケットコ
ンタクトピンの斜視図である。
【図3】本考案実施例のコネクタを構成するハウジング
のピンコンタクト挿入部の形状を示す横断面図である。
【図4】本考案実施例のコネクタを構成するハウジング
の中空部の形状を示す横断面図である。
【図5】本考案実施例のコネクタにピンコンタクトを挿
入した状態を示す縦断面図である。
【図6】本考案の他の実施例を示す縦断面図である。
【図7】図6におけるA−A線縦断面図である。
【符号の説明】
(1)コネクタ (2)ソケットコンタクト
ピン(薄板バネ材) (3)(3')ハウジング (4)重合部 (5)楕円部 (6)接点部 (7)弧状開口部 (8)(8')ピンコンタクト
挿入部 (9)挿通部 (10)(10')中空部 (11)角部 (12)上壁 (13)下壁 (14)ピンコンタクト (15)フィルム端子板 (16)ベースフィルム (17)導電端子部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向中央部で折曲形成して、重合
    部、楕円部、接点部、弧状開口部を設けた薄板バネ材
    と、一端にピンコンタクト挿入部、他端に前記薄板バネ
    材の重合部の挿通部を設け、内部にピンコンタクト挿入
    部と前記挿通部とを連通し、前記薄板バネ材の楕円部、
    接点部、弧状開口部を収納するほぼ直方体状の中空部を
    設けたハウジングと、を備え、前記薄板バネ部材の弧状
    開口部の先端を前記ピンコンタクト挿入部に向けて、前
    記中空部の角部に当接させ、前記薄板バネ部材の楕円部
    の頂部を前記中空部の上下壁に当接させたことを特徴と
    するコネクタ。
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