JP2001076475A - 車載用機器 - Google Patents

車載用機器

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JP2001076475A
JP2001076475A JP21865399A JP21865399A JP2001076475A JP 2001076475 A JP2001076475 A JP 2001076475A JP 21865399 A JP21865399 A JP 21865399A JP 21865399 A JP21865399 A JP 21865399A JP 2001076475 A JP2001076475 A JP 2001076475A
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Kenji Otsuki
健二 大槻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CD、MD、カセットテープ等の大型メディ
アの挿入口に小型の板状メモリが誤挿入されるのを防止
する。 【解決手段】 車載オーディオ機器の前面のパネル部1
0に配置されるCD挿入口11Cと、CDよりも小型の
メディアである板状メモリのために配置される板状メモ
リ挿入口11Sの配置位置関係として、その延長線L
1,L2が交差するようにすることで、互いのメディア
の挿入角度が同じく成らないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車載用機器に関わ
り、例えば、CD、MD、カセットテープ等をはじめと
する大型とされるメディアの挿入口と、これより小型と
される板状メモリ等の挿入口が備えられる車載用機器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】カーオーディオシステムなどとして、車
載用のCD(コンパクトディスク)プレーヤ、MD(ミ
ニディスク)プレーヤ、カセットデッキ、ラジオチュー
ナ、CDチェンジャー、MDチェンジャーなどのオーデ
ィオ機器が普及している。このような車載用電子機器で
は、通常、その外筺形状は1DINサイズ(前面サイズ
として縦が約50mm、横が約178mm)又は2DI
Nサイズ(前面サイズとして縦が約100mm、横が約
178mm)とされており、自動車内のフロントコンソ
ールに装着できるようにされている。
【0003】図6の斜視図は、車載用オーディオ機器の
外観を模式的に示したもので、ここでは2DINサイズ
(パネル面の縦の長さが約100mm)とされている。
車載用オーディオ機器30の前面のパネル部40はユー
ザインターフェースとしての機能を有する。このパネル
部40には、MDを挿入する挿入口41MやCDを挿入
する挿入口41Cが設けられ、ユーザーがCD、MDを
挿入/排出できるようにされる。これらの挿入口は、例
えばCD、MDなどの挿入方向に対応したサイズ形状を
有している。
【0004】また、この図にあっては、例えば液晶パネ
ルによる表示部42や、各種のキーやジョグダイヤルな
どの操作子による操作部45が設けられている。車載用
オーディオ機器30内部には、ラジオのチューナユニッ
トも搭載され、外付けのCDチェンジャー、外付けまた
は内蔵するDSP/アンプとの接続により、車載のスピ
ーカから各種ソースの音声出力が行える。
【0005】ところで、近年にあっては、データを記録
再生可能なメディアとして板状の外形形状を有するメモ
リ素子(以下、板状メモリという)が開発されてきてい
る。板状メモリの詳細は後に説明するが、この板状メモ
リの挿入される断面の大きさは1例として約2.8×2
0mmなので、挿入口の大きさもこの寸法に対応したも
のとなる。また、板状メモリはその全長も約60mm程
度で、従来からのCD、MD、カセットテープ等のメデ
ィアに対し、小型のメディアと呼んで差し支えないサイ
ズとなる。
【0006】板状メモリの用途としては、現状として
は、パーソナルコンピュータに対応するリムーバブルメ
ディアとして用いられる他、例えばデジタルスチルカメ
ラにおいて撮影した画像データを記憶することなどに用
いられているが、例えば将来的には、楽曲等の音声デー
タ等が記憶可能なものが広く普及してくる可能性が大き
い。
【0007】このようなことを背景とすると、車載用オ
ーディオ機器においても、板状メモリに対応した再生
(及び記録)が可能な構成を採ることが考えられる。こ
の場合には、車載用オーディオ機器に対して板状メモリ
のための挿入口を備えることになるのであるが、これ
は、例えば図6の板状メモリ挿入口41Sとして示すよ
うにして設けることが考えられる。ここで、パネル面に
対する板状メモリ挿入口41Sの配置形態としては、パ
ネルデザインにもよるが、図のように、その他のメディ
アの挿入口(41C,41M)に平行となるようにする
ことが、先ず一般的には考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車載用オー
ディオ機器にあって、何らかのメディアを挿入口に挿入
する場合、これが運転者であれば、前方注視をしながら
そのメディアに対応する挿入口を探ることになる。この
ような状況で、例えば図6に示した板状メモリ挿入口4
1Sに対して板状メモリを挿入する場合を考えると次の
ような不都合が生じ得る。
【0009】例えば、一般には、車載機器に備えられる
挿入口は、先にも述べたように、そのメディアの挿入方
向に対応する断面にほぼ合致した形状サイズを有するこ
とで、容易には他のメディアが誤って挿入されることは
無いようにされる。また、各挿入口にあっては、他のメ
ディアの誤挿入、若しくは、正規のメディアであっても
その挿入方向の誤りを検出して挿入させないための機
構、又はソフトウェア的な構成を備えている。
【0010】しかし、板状メモリは、例えば図6の場合
であれば、他のCDの挿入口41C、及びMDの挿入口
41Mに対し相当に小型であることから、これらの挿入
口41C、及びMDの挿入口41Mに、板状メモリを誤
って挿入する可能性が高くなる。そして、例えば、仮に
誤挿入をしてしまった場合であっても、板状メモリがか
なり小型である故に、各挿入口においてその誤挿入が検
出されない可能性が高い。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記した
課題を解決するために車載用機器として次のように構成
する。つまり、第1のメディアが挿入される第1の挿入
口と、前記第1のメディアより小型の第2のメディアが
挿入される第2の挿入口を備えた車載用機器において、
第1の挿入口の長手方向と第2の挿入口の長手方向がそ
の延長線上で交差するように配置するものである。
【0012】上記構成によれば、第1のメディアが挿入
される第1の挿入口と、これより小型の第2のメディア
が挿入される第2の挿入口は、その長手方向の延長線が
交差するように配置される。換言すれば、長手方向の延
長線が平行とはならないように配置されるものである。
そして、この条件の下で、第1の挿入口と、第2の挿入
口との配置位置についての位置関係を決定すれば、これ
に応じて、例えばユーザがメディアを挿入するときの傾
き角度が、第1のメディアと第2のメディアとで異なっ
てくることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態として
の車載用機器について説明する。なお、本実施の形態の
車載用機器としては、車載用オーディオ機器であるもの
とする。
【0014】ここで、本実施の形態の車載用オーディオ
機器にあっては、メディアとして、板状メモリに対応し
て再生(及び記録)が可能な構成を採るものとされる。
そこで先ず、板状メモリの外形形状について図1を参照
して説明する。
【0015】本実施の形態としての板状メモリ20は、
例えば図1に示すような板状の筺体内部に例えば所定容
量のメモリ素子を備える。図1に示す筺体はたとえばプ
ラスチックモールドにより形成され、大きさの具体例と
しては、図1に示す3種の幅のそれぞれが、W11=6
0mm、W12=20mm、W13=2.8mmとな
る。
【0016】筺体の正面下部から底面側にかけて、例え
ば10個の電極を持つ端子部22が形成されており、こ
の端子部22から、内部のメモリ素子に対する読み出し
又は書き込み動作が行われる。筺体の平面方向の左上部
は切欠部23とされる。この切欠部23は、この板状メ
モリ20が対応する機器側の挿入口へ挿入する際に挿入
方向を誤ることを防止するために形成されているもので
ある。また、筺体上面から底面側にかけて、ラベル貼付
面24が形成され、ユーザーが記憶内容を書いたラベル
を貼付できるようにされている。さらに、底面側には、
記録内容の誤消去防止のためのスライドスイッチ25が
形成されている。
【0017】なお、板状メモリ20に対して実際に記憶
されるデータの種類としては特に限定されないのである
が、ここでは、例えば楽曲等のオーディオデータなどを
挙げることができる。
【0018】次に、図2の斜視図により、本実施の形態
としての車載用オーディオ機器の外観を示す。なお、こ
の図に示す車載用オーディオ機器1としては、1DIN
サイズ(前面サイズの縦が約50mm)であるものとし
ている。
【0019】この場合、車載用オーディオ機器1の前面
に設けられるパネル部10には、例えば液晶パネルによ
る表示部12や、各種のキーやジョグダイヤルなどの操
作子による操作部15が設けられる。つまり、パネル部
10はユーザインターフェースとしての機能を有する。
また、本機器の内部には、ラジオのチューナユニット、
増幅回路等も搭載され、本機器に接続された車載のスピ
ーカから各種ソースの再生音声を出力させることができ
るようになっている。
【0020】そして本実施の形態の車載用オーディオ機
器1においては、メディアとして、CDと、先に図1に
示した板状メモリ20に対応して、その再生が行えるも
のとされている。なお、板状メモリ20のように書き換
え可能なメディアであれば、記録も可能な構成を採るこ
とができる。そして、これらCD及び板状メモリ20に
対応して、車載用オーディオ機器1のパネル部10にお
いては、CDが挿入/排出されるCD挿入口11Cと、
板状メモリ20の装脱が行われる板状メモリ挿入口11
Sが配置される。ここで、CD挿入口11Cと板状メモ
リ挿入口11Sの関係としては、CD挿入口11Cは、
CDという板状メモリに対して大型のメディアが挿入さ
れる挿入口であり、板状メモリ挿入口11Sは、CDに
対して小型とされるメディアが挿入される挿入口である
ものとして見ることができる。
【0021】上記板状メモリ挿入口11Sの口部形状と
しては、図2の正面図として示した断面形状が挿入され
るように形成されているものとされる。つまり、W13
(=2.8mm)×W12(=20mm)に対して或る
程度の寸法的余裕が与えられた形状を有している。ここ
では、板状メモリ挿入口11Sとして、幅W12に対応
する方向が長手方向となり、幅W13に対応する方向が
短手方向となる。また、板状メモリ挿入口11Sの実際
としては、その入り口部分に対して、板状メモリ20の
挿入を容易にするための斜面又は円弧形状(若しくはこ
れらを組み合わせた形状)などによって、ガイド部を形
成することが好ましい。
【0022】そして本実施の形態としては、上記板状メ
モリ挿入口11SとCD挿入口11Cとの配置位置関係
が特徴となる。つまり、この図にあっては、CD挿入口
11Cとしては、その長手方向(直線L1に対応する)
が水平となるようにして配置されている。そのうえで、
板状メモリ挿入口11Sについては、その長手方向(直
線L2に対応する)が、CD挿入口11Cの長手方向
(直線L1)に対して、ほぼ直角となるような位置関係
によって配置されている。即ち、本実施の形態にあって
は、CD挿入口11Cの長手方向の延長線とされる直線
L1と、板状メモリ挿入口11Sの長手方向の延長線と
される直線L2とが交差するようにしたうえで、この場
合には、この交差する点の角度がほぼ90°となるよう
にしているものである。
【0023】このようなCD挿入口11Cと板状メモリ
挿入口11Sの配置関係とすれば、ユーザは、板状メモ
リ20を装填しようとするときには、図2に示した正面
図を水平とすれば、これが縦方向となるようにされる状
態で板状メモリ挿入口11Sに対して挿入を行おうとす
ることになる。例えば、特にユーザが運転者であるよう
な場合、オーディオ機器に対するメディアの装填は、運
転の安全のために前方を注意して見ながらの作業となる
ため、正確には、板状メモリ20を板状メモリ挿入口1
1Sの位置に持っていくことができず、CD挿入口11
C付近のパネル面に当ててしまうようなことも充分に想
定される。しかし、このような状態となったとしても、
本実施の形態の場合、板状メモリ20は図に一点鎖線で
示すように、その長手方向である幅W12がほぼ縦方向
となっていることになる。この状態では、CD挿入口1
1Cの高さよりも、板状メモリ20幅W12のほうが広
くなる。したがって、板状メモリ20がCD挿入口11
Cに対して誤挿入される可能性はほぼ排除することがで
きる。
【0024】ところで、上記図2に示した板状メモリ挿
入口11SとCD挿入口11Cとの配置位置関係はあく
までも一例とされる。そこで、本発明としての概念に基
づく板状メモリ挿入口11S(小型メディアの挿入口)
とCD挿入口11C(大型メディアの挿入口)との配置
位置関係について考察してみる。
【0025】図3(a)においては、基準線Lが示され
る。この基準線Lは、CD挿入口11Cなど、大型メデ
ィアの挿入口の長手方向に平行となる線である。そして
角度θは、基準線Lに対し、板状メモリ20を傾けたと
きの角度とされる。また、幅Wは、CD挿入口11C
(大型メディアの挿入口)の短手方向の長さ(高さ)を
表している。また、W12,W13はそれぞれ、図1に
示した板状メモリ20の寸法であり、図1に正面図とし
て示した、CD挿入口11Cに挿入される面部の長手方
向がW12となり、短手方向がW13となる。
【0026】ここで角度θについて、左回りに測るのを
正とすれば、角度θの傾きが与えられた板状メモリ20
の高さHは次の式で表される。 H=H1+H2=W12×sinθ+W13×cosθ・・・(式1) ここで、例えば板状メモリ20が角度θの傾きによって
大型メディア挿入口(CD挿入口11C)に対して挿入
されようとしている状態を想定した場合、高さHが大型
メディア挿入口の幅Wより大であれば、板状メモリ20
は挿入口11Cには挿入できないことになる。つまり、 W<W12×sinθ+W13×cosθ・・・(式2) の関係が成立する角度θの範囲が得られるようにするこ
とが、大型メディア挿入口と小型メディア挿入口の位置
関係を設定する1つの目安とすることができる。
【0027】また、板状メモリ20の実際の寸法を考え
ると、幅W13については2.8mmという非常に薄い
ものである。そこで、高さH2=W13×cosθにつ
いては考慮せず、 H1=W12×sinθ>W・・・(式3) が成立するような角度θを挿入口の位置設定についての
目安として考えることもできる。そして、ここで、安全
率Kを導入して、H1=KWと表し、また、板状メモリ
20の傾きとして限界角度θ1で表すとすれば、 W12×sinθ1=KW →sinθ1=(KW)/W12・・・・(式4) と表すことができる。ここで、K、W、W12の数値を
与えて、この(式4)を満足する限界角度θ1を求める
ようにしても、大型メディア挿入口と小型メディア挿入
口の位置関係を設定する目安とすることができる。角度
θがこの限界角度θ1より小さいと、安全率Kが設定し
た値より下回ることになる。
【0028】ここで、傾き角度θは負の値も取れるの
で、安全領域として、実際に角度θが取り得る範囲は、
図3(b)に示すように、 θ1°≦θ°≦ 90°・・・(式5) −90°≦θ°≦−θ1°・・・(式6) の両区間となる。そして、図3(b)に斜線で示すよう
に、例えば或る安全率Kを設定したときに対応して得ら
れる限界角度±θ1を傾きとする半直線N1、N2を引
き、例えば直線Lの下側(上側であっても良い)この半
直線N1、N2上を含む範囲内にある角の中を角度θの
安全範囲として扱うことができる。
【0029】1例としてW12=20mm、W=9m
m、K=1.5とすれば、 sinθ1=0.675 → θ1°≒42.5°・・・(式7) となる。なお、上の例でKの値が1.5となるのはθ=
θ1のときで、θの絶対値がこれより大であるならば安
全率Kは更に大きく、Kの上限はW12/Wであり、こ
のときはθ=90°となる。つまり、ここでは、θ=9
0°となる配置位置関係を最も安全性の高いものとして
いる。
【0030】そこで上記した説明にしたがって、図4を
参照して、CD、MD、テープカセット等の大型メディ
アの挿入口に対する、板状メモリ挿入口11Sの配置方
向の設定について説明しておくこととする。図4(a)
には、CD挿入口11Cが設けられた前面のパネル部1
0を模式的に示している。このCD挿入口11Cの長手
方向の辺に平行な基準線Lを引き、次に基準線L上の任
意の基準点Mを定める。角度θは基準点Mの右側の半直
線(LR)から左回りに測ることにする。ここで、基準
線Lと基準点Mの位置は、例えば、板状メモリ挿入口1
1Sがパネル上に配置可能な位置であれば、これに対応
して、例えばパネル面のデザイン、形状等を考慮して任
意に選ぶことができる。
【0031】ここで前記の例にならって、K、W、W1
2の数値を与えて、例えば(式5)を満足する限界角度
θ1を求める。そして、基準点Mを通り、傾きが±θ1
の半直線N1、N2を作る。半直線N1、N2で区切ら
れ、斜線で示す基準点Mの下側に存在する区域Tを定め
る。この区域Tは半直線N1、N2上の点も含むものと
する。
【0032】図4(b)には、板状メモリ20が実線で
示され、板状メモリ挿入口11Sが1点鎖線で示されて
いる。ここで、板状メモリ20の長手方向の中心線Dの
上端の点Fを上記の基準線L上の基準点Mと一致させて
みる。そして、基準点Mを中心として中心線D上の点G
が区域Tの中に入る範囲で移動し、板状メモリ20の中
心線Dを設定する。このように中心線Dを決定すれば、
安全率Kは始めに決めた値を下回ることはない。この中
心線Dに基づき、板状メモリ挿入口11Sの位置を決め
ることができる。
【0033】通常はCD挿入口11Cは長方形なので、
その長手方向に平行に基準線Lを定めればよい。図4
(c)に模式的に示すように、挿入口の外形が、例えば
楕円形その他の長方形以外の形状をしているときには、
CD挿入口11CにCDが挿入されていることを想定し
て、その信号面に沿った方向の辺17に平行に基準線L
を引けばよい。また、CD挿入口11Cの幅Wとして
は、基準線Lに対して垂直となり、かつ、挿入口の入り
口の最大幅とすればよいものである。
【0034】なお、先に図3を参照して説明した配置位
置の設定の仕方は、あくまでも1つの手法を挙げている
にすぎない。したがって、実際には、大型メディア挿入
口と小型メディア挿入口の各長手方向の延長線が交差す
るような配置位置関係であれば、パネル面のデザイン、
形状等に応じて、大型メディア挿入口と小型メディア挿
入口のそれぞれの配置位置は、任意に設定されて構わな
い。また、図2及び図4にあっては、CD挿入口11C
(大型メディア挿入口)が水平とされたうえで、板状メ
モリ挿入口11S(小型メディア挿入口)がCD挿入口
11Cの左下側において、長手方向が略縦方向となる配
置位置としているが、この配置形態としては他にも考え
られるものである。
【0035】例として、1つには図5(a)に示すよう
にして、例えばその長手方向が水平に配置されるCD挿
入口11Cの左右両側の何れか近傍に在るようにして板
状メモリ挿入口11Sを配置してもよいものである。ま
た、図5(b)に示すようにして、その長手方向が水平
に配置されるCD挿入口11Cの上側若しくは下側に在
るように板状メモリ挿入口11Sが配置されてもよいも
のである。このとき、板状メモリ挿入口11Sの左右
(CD挿入口11Cの長手方向)における位置は、任意
に決定されて構わない。更には、場合によっては、図5
(c)に示すようにして、CD挿入口11Cの長手方向
が略縦方向となるように配置したうえで、板状メモリ挿
入口11Sを所要の任意の位置に配置するようにしても
構わないものである。また、CD挿入口11C(大型メ
ディア挿入口)とメモリ挿入口11S(小型メディア挿
入口)との距離についても任意に決定されて構わない。
【0036】また、当然のことではあるが、本発明とし
ては、大型メディア挿入口と小型メディア挿入口が対応
する各メディアは、CDと板状メモリに限定されるもの
ではなく、メディアサイズとして或る程度の大小関係を
有する場合であれば、本発明の適用は可能とされる。例
えば、MDと板状メモリの各挿入口についての配置形態
であっても、本発明は適用できる。また実施の形態にお
いては、大型メディア挿入口(CD挿入口11C)と、
小型メディア挿入口(板状メモリ挿入口11S)との2
つのメディア挿入口が配置されている場合について示し
ているが、本発明における大型メディア挿入口と、小型
メディア挿入口の配置位置はあくまでも、大小関係が成
立する或る2つのメディア挿入口についての相対的位置
関係をいっているのにすぎない。つまり、本発明として
は、機器に対して3以上のメディア挿入口が配置されて
いて、これらの3以上のメディア挿入口のうちの或る2
つのメディア挿入口の関係として、その長手方向の延長
線が交差するように配置されていさえすればよいもので
ある。
【0037】また、上記実施の形態にあっては、車載用
機器として、車載用オーディオ機器の場合を例に挙げて
いるが、例えばいわゆるナビゲーション装置などの車載
用機器に対しても本発明の適用は可能とされる。また、
更には車載用機器以外の各種電子機器に対しても本発明
は適用できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、車載用機
器において、大型とされるメディア(第1のメディア)
に対応する大型メディア挿入口(第1の挿入口)と、こ
れより小型とされるメディア(第2のメディア)に対応
する小型メディア挿入口(第2の挿入口)について、こ
れらの各長手方向の延長線が交差するように配置するこ
とで、小型メディアが大型メディア挿入口に誤挿入され
る可能性を著しく低くすることができる。これは、挿入
口を常に目で確認しながら挿入を行うことができない車
載用の機器について有効となるものである。
【0039】また、少なくとも、小型メディアを傾けた
ときの高さが、大型メディア挿入口の幅(高さ)よりも
大きくなるように小型メディア挿入口を配置すること
で、その安全性を確保することが可能になり、例えば複
数のメディア挿入口が複数設定されるときでも、誤挿入
の可能性を客観的に数値化でき、ほぼ最良となる位置関
係設定の目安とすることができる。更にこのうえで、安
全率を導入すれば誤挿入防止の安全性はより高めること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である車載オーディオ装置
の斜視図である。
【図2】板状メモリの外形を示す投影図である。
【図3】板状メモリを傾けたときの角度を説明する模式
図である。
【図4】板状メモリの挿入口の角度設定の仕方を説明す
る模式図である。
【図5】大型メディア挿入口と小型メディア挿入口の配
置形態例を示す説明図である。
【図6】従来としての車載用オーディオ装置の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 オーディオ機器、10 パネル部、11S 板状メ
モリ挿入口、11C CD挿入口、12 表示部、15
操作部、20 板状メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のメディアが挿入される第1の挿入
    口と、 前記第1のメディアより小型の第2のメディアが挿入さ
    れる第2の挿入口を備えた車載用機器において、 前記第1の挿入口の長手方向と前記第2の挿入口の長手
    方向が、その延長線上で交差するように配置したことを
    特徴とする車載用機器。
  2. 【請求項2】 前記第2のメディアの長手方向の長さを
    Wa、短手方向の長さをWb、前記第1の挿入口の短手方
    向の長さWcとするときに、下記の(1)式で表される
    条件を満たすものとして設定された所定の角度θによ
    り、前記第2のメディアが挿入されるように前記第2の
    挿入口を配置したことを特徴とする請求項1に記載の車
    載用機器。 Wc<Wa×sinθ+Wb×cosθ・・・(1)
  3. 【請求項3】 前記第2のメディアの長手方向の辺の長
    さをWa、前記第1の挿入口の幅をWc、安全率をKとす
    るときに、 前記第2の挿入口に挿入される前記第2のメディアの傾
    き角度θが下記の(2)式で表され、 前記角度θ以上で挿入されるように前記第2の挿入口が
    配置されることを特徴とする請求項1に記載の車載用機
    器。 sinθ=(KWc)/Wa・・・(2)
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009245537A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Pioneer Electronic Corp 情報処理装置

Cited By (1)

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JP2009245537A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Pioneer Electronic Corp 情報処理装置

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