JP2001076353A - 光記録再生装置 - Google Patents
光記録再生装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成により、３次元光記録媒体に対し
て、確実なガイド面へのフォーカス制御と、複数の記録
層への安定したフォーカス制御を行う。 【解決手段】 光記録再生装置１では、ガイド用半導体
レーザ３からのガイドビームはホログラム４を介してレ
ンズホルダ５に保持された焦点調整レンズ６により略平
行光となる。略平行光となったガイドビームは波長分離
ミラー７を介して、対物レンズ８によりガイド面９ｂに
照射される。ガイド面９ｂへのガイドビームのフォーカ
ス引き込みは、位置検出器１０により調整レンズ６の位
置を検出することで、サーボ回路１１がレンズホルダ５
を光軸方向に移動して焦点調整を行う焦点調整アクチュ
エータ１２と対物レンズ８を光軸方向に移動する対物レ
ンズアクチュエータ１３を制御することにより行われ
る。
て、確実なガイド面へのフォーカス制御と、複数の記録
層への安定したフォーカス制御を行う。 【解決手段】 光記録再生装置１では、ガイド用半導体
レーザ３からのガイドビームはホログラム４を介してレ
ンズホルダ５に保持された焦点調整レンズ６により略平
行光となる。略平行光となったガイドビームは波長分離
ミラー７を介して、対物レンズ８によりガイド面９ｂに
照射される。ガイド面９ｂへのガイドビームのフォーカ
ス引き込みは、位置検出器１０により調整レンズ６の位
置を検出することで、サーボ回路１１がレンズホルダ５
を光軸方向に移動して焦点調整を行う焦点調整アクチュ
エータ１２と対物レンズ８を光軸方向に移動する対物レ
ンズアクチュエータ１３を制御することにより行われ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は光記録再生装置、更
に詳しくは３次元光記録媒体へのフォーカス制御部分に
特徴のある光記録再生装置に関する。
に詳しくは３次元光記録媒体へのフォーカス制御部分に
特徴のある光記録再生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、光ディスク等の記録媒体の次世代
超高密度光記録媒体として有望視されているものの１つ
として、３次元光記録媒体がある。
超高密度光記録媒体として有望視されているものの１つ
として、３次元光記録媒体がある。
【０００３】従来の光記録媒体が記録層上に２次元的に
情報を記録するのに対して、上記の３次元光記録媒体
は、使用されるレーザの焦点深度よりも大きな膜厚を有
する記録層に２次元（平面）的に記録するだけでなく、
その層の深さ方向にも情報を記録するものであり、例え
ば深さ方向に１００層記録すれば、容易に現行の１００
倍の記録密度を達成することができる。
情報を記録するのに対して、上記の３次元光記録媒体
は、使用されるレーザの焦点深度よりも大きな膜厚を有
する記録層に２次元（平面）的に記録するだけでなく、
その層の深さ方向にも情報を記録するものであり、例え
ば深さ方向に１００層記録すれば、容易に現行の１００
倍の記録密度を達成することができる。
【０００４】このような３次元光記録媒体に関する研究
報告は、記録媒体がディスク状態における記録・再生を
目的としたものではないが、例えば光連合シンポジウム
京都’92講演予稿集P39-40や第４０回応用物理学関連連
合講演予稿集29p-B-11、29p-B-12に開示されている。
報告は、記録媒体がディスク状態における記録・再生を
目的としたものではないが、例えば光連合シンポジウム
京都’92講演予稿集P39-40や第４０回応用物理学関連連
合講演予稿集29p-B-11、29p-B-12に開示されている。
【０００５】また、例えば特開平７−２１５６５号公報
には、フォーカスサーボを及びトラッキングサーボを行
い、３次元光記録媒体に情報を記録再生する装置が提案
されている。
には、フォーカスサーボを及びトラッキングサーボを行
い、３次元光記録媒体に情報を記録再生する装置が提案
されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平７−２１５６５号公報では、複数のレーザ発生手段
と複数の光検出手段とを有し、３次元光記録媒体にレー
ザ光をフォーカスする対物レンズを複数の記録層のベー
スとなるガイド層のガイド面を基準に移動させると共
に、複数の記録層への各レーザ光のフォーカスを上記の
複数の光検出手段に設けられたコリメータレンズを移動
させることにより行うとしている。
開平７−２１５６５号公報では、複数のレーザ発生手段
と複数の光検出手段とを有し、３次元光記録媒体にレー
ザ光をフォーカスする対物レンズを複数の記録層のベー
スとなるガイド層のガイド面を基準に移動させると共
に、複数の記録層への各レーザ光のフォーカスを上記の
複数の光検出手段に設けられたコリメータレンズを移動
させることにより行うとしている。
【０００７】しかしながら、特開平７−２１５６５号公
報にはフォーカスサーボ等の制御シーケンスが何ら開示
されておらず、例えばビームが焦点調整アクチュエータ
により移動可能な焦点調整光学系と対物レンズアクチュ
エータにより移動可能な対物レンズの両方を通って３次
元光記録媒体に入射しているため、フォーカス引き込み
持にどちらかのアクチュエータが固定されていないと、
安定した引き込み制御を行うことができないといった問
題がある。
報にはフォーカスサーボ等の制御シーケンスが何ら開示
されておらず、例えばビームが焦点調整アクチュエータ
により移動可能な焦点調整光学系と対物レンズアクチュ
エータにより移動可能な対物レンズの両方を通って３次
元光記録媒体に入射しているため、フォーカス引き込み
持にどちらかのアクチュエータが固定されていないと、
安定した引き込み制御を行うことができないといった問
題がある。
【０００８】また、ガイド面にガイド用のレーザ光を確
実に焦点制御されている状態で、記録再生用のレーザ光
の記録層への焦点制御を開始しないと、安定した記録再
生時のフォーカス引き込みができないといった問題もあ
る。
実に焦点制御されている状態で、記録再生用のレーザ光
の記録層への焦点制御を開始しないと、安定した記録再
生時のフォーカス引き込みができないといった問題もあ
る。
【０００９】さらに、複数の記録層に埋め込まれた離散
的な信号による焦点誤差検出だけでは、焦点調整アクチ
ュエータを制御しているため、サーボ系の帯域が狭くな
り、外部振動によるアクチュエータの振動が除去できな
いといった問題もある。
的な信号による焦点誤差検出だけでは、焦点調整アクチ
ュエータを制御しているため、サーボ系の帯域が狭くな
り、外部振動によるアクチュエータの振動が除去できな
いといった問題もある。
【００１０】また、特開平７−２１５６５号公報では、
複数のレーザ発生手段と複数の光検出手段を必要とする
ため、装置が複雑化すると共に制御も煩雑化するといっ
た問題もある。
複数のレーザ発生手段と複数の光検出手段を必要とする
ため、装置が複雑化すると共に制御も煩雑化するといっ
た問題もある。
【００１１】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、簡単な構成により、３次元光記録媒体に対し
て、確実なガイド面へのフォーカス制御と、複数の記録
層への安定したフォーカス制御を行うことのできる光記
録再生装置を提供することを目的としている。
であり、簡単な構成により、３次元光記録媒体に対し
て、確実なガイド面へのフォーカス制御と、複数の記録
層への安定したフォーカス制御を行うことのできる光記
録再生装置を提供することを目的としている。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明の光記録再生装置
は、焦点ガイド面及び複数の記録層を有する光記録媒体
に情報を記録・再生、または消去する光記録再生装置に
おいて、前記焦点ガイド面に合焦させるガイドビームを
発生するガイドビーム発生手段と、前記複数の記録層に
合焦させる記録再生ビームを発生する記録再生ビーム発
生手段と、前記ガイドビームにより作られるガイドビー
ムスポットにより前記焦点ガイド面における前記ガイド
ビームの焦点ずれを検出するガイドビーム焦点誤差検出
手段と、前記記録再生ビームにより作られる記録再生ビ
ームスポットにより前記複数の記録層における前記記録
再生ビームの焦点ずれを検出する記録再生ビーム焦点誤
差検出手段と、前記ガイドビームを前記焦点ガイド面に
集光させると共に前記記録再生ビームを前記複数の記録
層に集光させる対物レンズと、前記対物レンズを光軸に
沿って移動させる第１のアクチュエータと、前記ガイド
ビームの前記焦点ガイド面からの戻り光を前記ガイドビ
ーム焦点誤差検出手段に集光させる焦点調整レンズと、
前記焦点調整レンズを光軸に沿って移動させる第２のア
クチュエータと、前記焦点調整レンズの光軸方向の位置
を検出する位置検出手段と、予め決められた前記焦点調
整レンズの光軸方向の位置目標値を発生する目標値発生
手段と、前記位置検出手段の出力と前記目標値発生手段
の出力の差信号に基づいて前記第２のアクチュエータを
制御する第１の制御手段と、前記差信号と予め設定され
た所定値とを比較する差信号比較手段と、前記差信号比
較手段の出力により前記差信号が前記所定値より小さく
なったことを確認してから前記ガイドビーム焦点誤差検
出手段の出力により前記ガイドビームスポットの焦点位
置を前記焦点ガイド面に追随させるように前記第１のア
クチュエータを制御する第２の制御手段とを備えて構成
される。
は、焦点ガイド面及び複数の記録層を有する光記録媒体
に情報を記録・再生、または消去する光記録再生装置に
おいて、前記焦点ガイド面に合焦させるガイドビームを
発生するガイドビーム発生手段と、前記複数の記録層に
合焦させる記録再生ビームを発生する記録再生ビーム発
生手段と、前記ガイドビームにより作られるガイドビー
ムスポットにより前記焦点ガイド面における前記ガイド
ビームの焦点ずれを検出するガイドビーム焦点誤差検出
手段と、前記記録再生ビームにより作られる記録再生ビ
ームスポットにより前記複数の記録層における前記記録
再生ビームの焦点ずれを検出する記録再生ビーム焦点誤
差検出手段と、前記ガイドビームを前記焦点ガイド面に
集光させると共に前記記録再生ビームを前記複数の記録
層に集光させる対物レンズと、前記対物レンズを光軸に
沿って移動させる第１のアクチュエータと、前記ガイド
ビームの前記焦点ガイド面からの戻り光を前記ガイドビ
ーム焦点誤差検出手段に集光させる焦点調整レンズと、
前記焦点調整レンズを光軸に沿って移動させる第２のア
クチュエータと、前記焦点調整レンズの光軸方向の位置
を検出する位置検出手段と、予め決められた前記焦点調
整レンズの光軸方向の位置目標値を発生する目標値発生
手段と、前記位置検出手段の出力と前記目標値発生手段
の出力の差信号に基づいて前記第２のアクチュエータを
制御する第１の制御手段と、前記差信号と予め設定され
た所定値とを比較する差信号比較手段と、前記差信号比
較手段の出力により前記差信号が前記所定値より小さく
なったことを確認してから前記ガイドビーム焦点誤差検
出手段の出力により前記ガイドビームスポットの焦点位
置を前記焦点ガイド面に追随させるように前記第１のア
クチュエータを制御する第２の制御手段とを備えて構成
される。
【００１３】本発明の光記録再生装置では、前記第１の
制御手段が前記位置検出手段の出力である前記焦点調整
レンズの光軸方向の位置と前記目標値発生手段の出力で
ある前記焦点調整レンズの光軸方向の位置目標値の差信
号に基づいて前記第２のアクチュエータを制御すると共
に、前記第２の制御手段が前記差信号が前記所定値より
小さくなったことを確認してから前記ガイドビーム焦点
誤差検出手段の出力により前記ガイドビームスポットの
焦点位置を前記焦点ガイド面に追随させるように前記第
１のアクチュエータを制御することで、簡単な構成によ
り、３次元光記録媒体に対して、確実なガイド面へのフ
ォーカス制御と、複数の記録層への安定したフォーカス
制御を行うことを可能とする。
制御手段が前記位置検出手段の出力である前記焦点調整
レンズの光軸方向の位置と前記目標値発生手段の出力で
ある前記焦点調整レンズの光軸方向の位置目標値の差信
号に基づいて前記第２のアクチュエータを制御すると共
に、前記第２の制御手段が前記差信号が前記所定値より
小さくなったことを確認してから前記ガイドビーム焦点
誤差検出手段の出力により前記ガイドビームスポットの
焦点位置を前記焦点ガイド面に追随させるように前記第
１のアクチュエータを制御することで、簡単な構成によ
り、３次元光記録媒体に対して、確実なガイド面へのフ
ォーカス制御と、複数の記録層への安定したフォーカス
制御を行うことを可能とする。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について述べる。
の実施の形態について述べる。
【００１５】図１ないし図３は本発明の一実施の形態に
係わり、図１は光記録再生装置の光学系の構成を示す構
成図、図２は図１のサーボ回路の構成を示すブロック
図、図３は図２のサーボ回路の作用を説明するフローチ
ャートである。
係わり、図１は光記録再生装置の光学系の構成を示す構
成図、図２は図１のサーボ回路の構成を示すブロック
図、図３は図２のサーボ回路の作用を説明するフローチ
ャートである。
【００１６】図１に示すように、本実施の形態の光記録
再生装置１では、光学ユニット２においてガイド用半導
体レーザ３がガイドビームを発生する。このガイドビー
ムは光学ユニット２内のホログラム４を介してレンズホ
ルダ５に保持された焦点調整レンズ６により略平行光と
なる。略平行光となったガイドビームは波長分離ミラー
７を介して、対物レンズ８により３次元光記録媒体９の
ガイド層９ａのガイド面９ｂに照射される。
再生装置１では、光学ユニット２においてガイド用半導
体レーザ３がガイドビームを発生する。このガイドビー
ムは光学ユニット２内のホログラム４を介してレンズホ
ルダ５に保持された焦点調整レンズ６により略平行光と
なる。略平行光となったガイドビームは波長分離ミラー
７を介して、対物レンズ８により３次元光記録媒体９の
ガイド層９ａのガイド面９ｂに照射される。
【００１７】ガイド面９ｂへのガイドビームのフォーカ
ス引き込みは、位置検出器１０により調整レンズ６のレ
ンズホルダ５の位置を検出することで、サーボ回路１１
が焦点調整レンズ６のレンズホルダ５を光軸方向に移動
して焦点調整を行う焦点調整アクチュエータ１２と対物
レンズ８を光軸方向に移動する対物レンズアクチュエー
タ１３を制御することにより行われる。サーボ回路１１
による制御の詳細は後述する。
ス引き込みは、位置検出器１０により調整レンズ６のレ
ンズホルダ５の位置を検出することで、サーボ回路１１
が焦点調整レンズ６のレンズホルダ５を光軸方向に移動
して焦点調整を行う焦点調整アクチュエータ１２と対物
レンズ８を光軸方向に移動する対物レンズアクチュエー
タ１３を制御することにより行われる。サーボ回路１１
による制御の詳細は後述する。
【００１８】ガイド面９ｂからのガイドビームの戻り光
は、上記の対物レンズ８、波長分離ミラー７及び焦点調
整レンズ６を介して光学ユニット２に入射される。光学
ユニット２では入射されたガイドビームの戻り光ホログ
ラム４により回折させて２つに分離する。そして、第１
光検出器１４でホログラム４により分離された一方の戻
り光によりガイド面３ａへのガイドビーム焦点誤差信号
の検出を行い、第２光検出器１５でホログラム４により
分離された他方の戻り光によりトラッキング誤差信号を
検出する。
は、上記の対物レンズ８、波長分離ミラー７及び焦点調
整レンズ６を介して光学ユニット２に入射される。光学
ユニット２では入射されたガイドビームの戻り光ホログ
ラム４により回折させて２つに分離する。そして、第１
光検出器１４でホログラム４により分離された一方の戻
り光によりガイド面３ａへのガイドビーム焦点誤差信号
の検出を行い、第２光検出器１５でホログラム４により
分離された他方の戻り光によりトラッキング誤差信号を
検出する。
【００１９】また、記録再生用半導体レーザ１６が３次
元光記録媒体９の複数の記録層９ｃに照射する記録再生
ビームを発生する。この記録再生ビームの光軸はガイド
ビームの光軸と直交している。記録再生用半導体レーザ
１６からの記録再生ビームは、コリメータレンズ１７に
より平行光となり、ハーフミラー１８を介して波長分離
ミラー７により反射されその光軸をガイドビームの光軸
と同じくし、対物レンズ８を介して３次元光記録媒体９
の複数の記録層９ｃに照射される。
元光記録媒体９の複数の記録層９ｃに照射する記録再生
ビームを発生する。この記録再生ビームの光軸はガイド
ビームの光軸と直交している。記録再生用半導体レーザ
１６からの記録再生ビームは、コリメータレンズ１７に
より平行光となり、ハーフミラー１８を介して波長分離
ミラー７により反射されその光軸をガイドビームの光軸
と同じくし、対物レンズ８を介して３次元光記録媒体９
の複数の記録層９ｃに照射される。
【００２０】記録層９ｃからの記録再生ビームの戻り光
は、対物レンズ８を介して波長分離ミラー７により反射
されその光軸をガイドビームの光軸と直交させてハーフ
ミラー１８に到達する。このハーフミラー１８で記録再
生ビームの戻り光は直交反射され、集光レンズ１９によ
り第３光検出器２０で検出される。この第３光検出器２
０は、記録再生ビームの戻り光により複数の記録層９ｃ
への記録再生ビーム焦点誤差信号の検出及び記録された
情報の再生を行う。
は、対物レンズ８を介して波長分離ミラー７により反射
されその光軸をガイドビームの光軸と直交させてハーフ
ミラー１８に到達する。このハーフミラー１８で記録再
生ビームの戻り光は直交反射され、集光レンズ１９によ
り第３光検出器２０で検出される。この第３光検出器２
０は、記録再生ビームの戻り光により複数の記録層９ｃ
への記録再生ビーム焦点誤差信号の検出及び記録された
情報の再生を行う。
【００２１】つぎに、本実施の形態の作用を図２を参照
して図３を用いて説明する。サーボ回路１１には、記録
層を選択する記録層選択部３１が設けられている。この
記録層選択部３１で記録層「０」、すなわちガイド層を
選択すると、図３のステップＳ１で目標値発生部３２が
所定目標値を加算器３３を介して減算器３４に出力す
る。そして、ステップＳ２で減算器３４により位置検出
器１０が検出した調整レンズ６のレンズホルダ５の位置
検出信号を所定目標値から減算し、第１スイッチ３５を
閉じ焦点調整アクチュエータ１２を制御し予め決められ
た所定の初期位置に調整レンズ６のレンズホルダ５を位
置決めする。
して図３を用いて説明する。サーボ回路１１には、記録
層を選択する記録層選択部３１が設けられている。この
記録層選択部３１で記録層「０」、すなわちガイド層を
選択すると、図３のステップＳ１で目標値発生部３２が
所定目標値を加算器３３を介して減算器３４に出力す
る。そして、ステップＳ２で減算器３４により位置検出
器１０が検出した調整レンズ６のレンズホルダ５の位置
検出信号を所定目標値から減算し、第１スイッチ３５を
閉じ焦点調整アクチュエータ１２を制御し予め決められ
た所定の初期位置に調整レンズ６のレンズホルダ５を位
置決めする。
【００２２】つぎに、ステップＳ３において第１比較部
３６で減算器３４の出力である減算信号を所定値と比較
して、差分信号が所定値の範囲内になるのを待ち、差分
信号が所定値の範囲内になると、ステップＳ４でガイド
ビーム焦点引き込み制御部３７によりガイドビームの焦
点位置引き込みシーケンス制御を開始する。
３６で減算器３４の出力である減算信号を所定値と比較
して、差分信号が所定値の範囲内になるのを待ち、差分
信号が所定値の範囲内になると、ステップＳ４でガイド
ビーム焦点引き込み制御部３７によりガイドビームの焦
点位置引き込みシーケンス制御を開始する。
【００２３】そして、ステップＳ５で、ガイドビーム焦
点引き込み制御部３７は、合焦位置を探すために対物レ
ンズアクチュエータ１３を駆動するサーチ信号を出力
し、加算器３９を介して対物レンズアクチュエータ１３
に入力する。ガイドビーム焦点引き込み制御部３７は、
ガイドビームをガイド面９ｂに対して合焦状態になった
ことを、第１光検出部（ガイドビーム焦点誤差検出部）
１４からのガイドビーム焦点誤差信号によって検出し、
サーチ信号を停止すると共に、第２スイッチ３８を閉
じ、第１光検出部（ガイドビーム焦点誤差検出部）１４
からのガイドビーム焦点誤差信号を、加算器３９を介し
て対物レンズアクチュエータ１３に入力し、対物レンズ
８により、ガイドビームをガイド面９ｂに合焦させる。
点引き込み制御部３７は、合焦位置を探すために対物レ
ンズアクチュエータ１３を駆動するサーチ信号を出力
し、加算器３９を介して対物レンズアクチュエータ１３
に入力する。ガイドビーム焦点引き込み制御部３７は、
ガイドビームをガイド面９ｂに対して合焦状態になった
ことを、第１光検出部（ガイドビーム焦点誤差検出部）
１４からのガイドビーム焦点誤差信号によって検出し、
サーチ信号を停止すると共に、第２スイッチ３８を閉
じ、第１光検出部（ガイドビーム焦点誤差検出部）１４
からのガイドビーム焦点誤差信号を、加算器３９を介し
て対物レンズアクチュエータ１３に入力し、対物レンズ
８により、ガイドビームをガイド面９ｂに合焦させる。
【００２４】つぎに、ステップＳ６において第２比較部
４０で第１光検出部（ガイドビーム焦点誤差検出部）１
４の出力を所定値と比較して、誤差信号がが所定値の範
囲内になるのを待ち、誤差信号が所定値の範囲内になる
と、ステップＳ７で記録再生ビーム焦点引き込み制御部
４１により、記録再生ビームの焦点位置引き込みシーケ
ンスを開始する。
４０で第１光検出部（ガイドビーム焦点誤差検出部）１
４の出力を所定値と比較して、誤差信号がが所定値の範
囲内になるのを待ち、誤差信号が所定値の範囲内になる
と、ステップＳ７で記録再生ビーム焦点引き込み制御部
４１により、記録再生ビームの焦点位置引き込みシーケ
ンスを開始する。
【００２５】この記録再生ビームの焦点位置引き込みシ
ーケンスが開始されると、目標値発生部３２が記録再生
層選択部３１が所望の記録層９ｃの位置に応じた目標値
を出力し、加算器３３、減算器３４を介して焦点調整レ
ンズアクチュエータ１２が駆動される。このとき、対物
レンズアクチュエータ１３は引き続き、第１光検出部
（ガイドビーム焦点誤差検出部）１４の出力によって制
御されているので、焦点調整レンズアクチュエータ１２
が動いた分だけ、対物レンズアクチュエータ１３が自動
的に動いて、ガイドビームはガイド面９ｂに合焦し続け
る。一方、記録再生ビームの合焦点は対物レンズアクチ
ュエータ１３の動きに従って、概略、所望の記録層９ｃ
の近傍に移動することになるが、合焦位置精度としては
不十分な状態である。
ーケンスが開始されると、目標値発生部３２が記録再生
層選択部３１が所望の記録層９ｃの位置に応じた目標値
を出力し、加算器３３、減算器３４を介して焦点調整レ
ンズアクチュエータ１２が駆動される。このとき、対物
レンズアクチュエータ１３は引き続き、第１光検出部
（ガイドビーム焦点誤差検出部）１４の出力によって制
御されているので、焦点調整レンズアクチュエータ１２
が動いた分だけ、対物レンズアクチュエータ１３が自動
的に動いて、ガイドビームはガイド面９ｂに合焦し続け
る。一方、記録再生ビームの合焦点は対物レンズアクチ
ュエータ１３の動きに従って、概略、所望の記録層９ｃ
の近傍に移動することになるが、合焦位置精度としては
不十分な状態である。
【００２６】ステップＳ８で、記録再生ビーム焦点引き
込み制御部４１により第３スイッチ４２を閉じ、加算器
３３で目標値発生部３２から出力される記録再生ビーム
を合焦させようとする所望の記録層９ｃに応じた目標値
と第３光検出部（記録再生ビーム焦点誤差検出部）２０
からの記録再生ビーム焦点誤差信号とを加算して、加算
信号を減算器３４に出力する。そして、減算器３４では
加算器３３からの加算信号から位置検出器１０が検出し
た調整レンズ６のレンズホルダ５の位置検出信号を減算
し、この減算信号に基づいて焦点調整アクチュエータ１
２を制御し、記録再生ビームが記録層９ｃに対して合焦
状態を保つように調整レンズ６のレンズホルダ５の位置
を制御する。
込み制御部４１により第３スイッチ４２を閉じ、加算器
３３で目標値発生部３２から出力される記録再生ビーム
を合焦させようとする所望の記録層９ｃに応じた目標値
と第３光検出部（記録再生ビーム焦点誤差検出部）２０
からの記録再生ビーム焦点誤差信号とを加算して、加算
信号を減算器３４に出力する。そして、減算器３４では
加算器３３からの加算信号から位置検出器１０が検出し
た調整レンズ６のレンズホルダ５の位置検出信号を減算
し、この減算信号に基づいて焦点調整アクチュエータ１
２を制御し、記録再生ビームが記録層９ｃに対して合焦
状態を保つように調整レンズ６のレンズホルダ５の位置
を制御する。
【００２７】このように本実施の形態によれば、焦点調
整アクチュエータ１２を位置検出器１０の出力により制
御し、予め決められた位置に焦点調整レンズ６を保持
し、この位置に点調整レンズ６が保持されたことを確認
してから、ガイドビーム焦点引き込み制御部３７がガイ
ドビームの焦点位置引き込みシーケンス制御を開始する
ので、焦点（フォーカス）引き込みを確実に行うことが
できる。
整アクチュエータ１２を位置検出器１０の出力により制
御し、予め決められた位置に焦点調整レンズ６を保持
し、この位置に点調整レンズ６が保持されたことを確認
してから、ガイドビーム焦点引き込み制御部３７がガイ
ドビームの焦点位置引き込みシーケンス制御を開始する
ので、焦点（フォーカス）引き込みを確実に行うことが
できる。
【００２８】また、ガイドビームが確実にガイド面９ｂ
に焦点制御されていることを第１光検出部（ガイドビー
ム焦点誤差検出部）１４の出力で確認した後に、記録再
生ビーム焦点引き込み制御部４１により記録層９ｃへの
記録再生ビームの焦点位置引き込みシーケンス制御を開
始するので、記録再生ビームに対しても安定した焦点
（フォーカス）引き込みを行うことができる。
に焦点制御されていることを第１光検出部（ガイドビー
ム焦点誤差検出部）１４の出力で確認した後に、記録再
生ビーム焦点引き込み制御部４１により記録層９ｃへの
記録再生ビームの焦点位置引き込みシーケンス制御を開
始するので、記録再生ビームに対しても安定した焦点
（フォーカス）引き込みを行うことができる。
【００２９】さらに、焦点調整アクチュエータ１２の位
置検出信号と、第３光検出部（記録再生ビーム焦点誤差
検出部）２０からの記録再生ビーム焦点誤差信号との両
方で、焦点調整アクチュエータ１２を制御するので、記
録再生ビームの焦点制御の外部振動による影響を抑制す
ることができる。
置検出信号と、第３光検出部（記録再生ビーム焦点誤差
検出部）２０からの記録再生ビーム焦点誤差信号との両
方で、焦点調整アクチュエータ１２を制御するので、記
録再生ビームの焦点制御の外部振動による影響を抑制す
ることができる。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光記録再生
装置によれば、第１の制御手段が位置検出手段の出力で
ある焦点調整レンズの光軸方向の位置と目標値発生手段
の出力である焦点調整レンズの光軸方向の位置目標値と
の差信号に基づいて第２のアクチュエータを制御すると
共に、第２の制御手段が差信号が所定値より小さくなっ
たことを確認してからガイドビーム焦点誤差検出手段の
出力によりガイドビームスポットの焦点位置を焦点ガイ
ド面に追随させるように第１のアクチュエータを制御す
るので、簡単な構成により、３次元光記録媒体に対し
て、確実なガイド面へのフォーカス制御と、複数の記録
層への安定したフォーカス制御を行うことができるとい
う効果がある。
装置によれば、第１の制御手段が位置検出手段の出力で
ある焦点調整レンズの光軸方向の位置と目標値発生手段
の出力である焦点調整レンズの光軸方向の位置目標値と
の差信号に基づいて第２のアクチュエータを制御すると
共に、第２の制御手段が差信号が所定値より小さくなっ
たことを確認してからガイドビーム焦点誤差検出手段の
出力によりガイドビームスポットの焦点位置を焦点ガイ
ド面に追随させるように第１のアクチュエータを制御す
るので、簡単な構成により、３次元光記録媒体に対し
て、確実なガイド面へのフォーカス制御と、複数の記録
層への安定したフォーカス制御を行うことができるとい
う効果がある。
【図１】本発明の一実施の形態に係る光記録再生装置の
光学系の構成を示す構成図
光学系の構成を示す構成図
【図２】図１のサーボ回路の構成を示すブロック図
【図３】図３は図２のサーボ回路の作用を説明するフロ
ーチャート
ーチャート
１…光記録再生装置 ２…光学ユニット ３…ガイド用半導体レーザ ４…ホログラム ５…レンズホルダ ６…焦点調整レンズ ７…波長分離ミラー ８…対物レンズ ９…３次元光記録媒体 ９ａ…ガイド層 ９ｂ…ガイド面 ９ｃ…記録層 １０…位置検出器 １１…サーボ回路 １２…焦点調整アクチュエータ １３…対物レンズアクチュエータ １４…第１光検出器 １５…第２光検出器 １６…記録再生用半導体レーザ １７…コリメータレンズ １８…ハーフミラー １９…集光レンズ ２０…第３光検出器 ３１…記録層選択部 ３２…目標値発生部 ３３，３９…加算器 ３４…減算器 ３５…第１スイッチ ３６…第１比較部 ３７…ガイドビーム焦点引き込み制御部 ３８…第２スイッチ ４０…第２比較部 ４１…記録再生ビーム焦点引き込み制御部
Claims (3)
- 【請求項１】 焦点ガイド面及び複数の記録層を有する
光記録媒体に情報を記録・再生、または消去する光記録
再生装置において、 前記焦点ガイド面に合焦させるガイドビームを発生する
ガイドビーム発生手段と、 前記複数の記録層に合焦させる記録再生ビームを発生す
る記録再生ビーム発生手段と、 前記ガイドビームにより作られるガイドビームスポット
により前記焦点ガイド面における前記ガイドビームの焦
点ずれを検出するガイドビーム焦点誤差検出手段と、 前記記録再生ビームにより作られる記録再生ビームスポ
ットにより前記複数の記録層における前記記録再生ビー
ムの焦点ずれを検出する記録再生ビーム焦点誤差検出手
段と、 前記ガイドビームを前記焦点ガイド面に集光させると共
に、前記記録再生ビームを前記複数の記録層に集光させ
る対物レンズと、 前記対物レンズを光軸に沿って移動させる第１のアクチ
ュエータと、 前記ガイドビームの前記焦点ガイド面からの戻り光を前
記ガイドビーム焦点誤差検出手段に集光させる焦点調整
レンズと、 前記焦点調整レンズを光軸に沿って移動させる第２のア
クチュエータと、 前記焦点調整レンズの光軸方向の位置を検出する位置検
出手段と、 予め決められた、前記焦点調整レンズの光軸方向の位置
目標値を発生する目標値発生手段と、 前記位置検出手段の出力と前記目標値発生手段の出力の
差信号に基づいて前記第２のアクチュエータを制御する
第１の制御手段と、 前記差信号と予め設定された所定値とを比較する差信号
比較手段と、 前記差信号比較手段の出力により、前記差信号が前記所
定値より小さくなったことを確認してから、前記ガイド
ビーム焦点誤差検出手段の出力により前記ガイドビーム
スポットの焦点位置を前記焦点ガイド面に追随させるよ
うに前記第１のアクチュエータを制御する第２の制御手
段とを備えたことを特徴とする光記録再生装置。 - 【請求項２】 前記ガイドビーム焦点誤差検出手段の出
力と予め設定された第２の所定値とを比較するガイドビ
ーム焦点誤差信号比較手段と、 ガイドビーム焦点誤差信号比較手段の出力により前記ガ
イドビーム焦点誤差検出手段の出力が前記第２の所定値
より小さくなったことを確認してから、前記記録再生ビ
ーム焦点誤差検出手段の出力に基づき前記第２のアクチ
ュエータを制御する第３の制御手段とを備えたことを特
徴とする請求項１に記載の光記録再生装置。 - 【請求項３】 前記第３の制御手段は、前記記録再生ビ
ーム焦点誤差検出手段の出力を前記目標値発生手段の出
力に加算した加算信号により前記第２のアクチュエータ
を制御することを特徴とする請求項２に記載の光記録再
生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25203099A JP3455144B2 (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | 光記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25203099A JP3455144B2 (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | 光記録再生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001076353A true JP2001076353A (ja) | 2001-03-23 |
| JP3455144B2 JP3455144B2 (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=17231617
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25203099A Expired - Fee Related JP3455144B2 (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | 光記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3455144B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005285251A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Ricoh Co Ltd | 光記録／再生システム |
| KR100536723B1 (ko) * | 2003-12-15 | 2005-12-14 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 홀로그래픽 디지털 데이터 저장시스템의 서보 제어장치 |
| KR100626966B1 (ko) | 2004-12-15 | 2006-09-21 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 홀로그래픽 롬 재생 시스템의 서보 장치 |
| CN106238928A (zh) * | 2016-07-28 | 2016-12-21 | 孝感市森茂激光数控设备有限公司 | 激光切割机上下激光刀头同轴、升降调整装置及方法 |
| CN113270119A (zh) * | 2021-06-15 | 2021-08-17 | 谭小地 | 全息光盘变轨方法及变轨装置 |
-
1999
- 1999-09-06 JP JP25203099A patent/JP3455144B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100536723B1 (ko) * | 2003-12-15 | 2005-12-14 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 홀로그래픽 디지털 데이터 저장시스템의 서보 제어장치 |
| JP2005285251A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Ricoh Co Ltd | 光記録／再生システム |
| KR100626966B1 (ko) | 2004-12-15 | 2006-09-21 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 홀로그래픽 롬 재생 시스템의 서보 장치 |
| CN106238928A (zh) * | 2016-07-28 | 2016-12-21 | 孝感市森茂激光数控设备有限公司 | 激光切割机上下激光刀头同轴、升降调整装置及方法 |
| CN113270119A (zh) * | 2021-06-15 | 2021-08-17 | 谭小地 | 全息光盘变轨方法及变轨装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3455144B2 (ja) | 2003-10-14 |
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