JP2001093162A - 光記録再生装置 - Google Patents

光記録再生装置

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JP2001093162A
JP2001093162A JP26619299A JP26619299A JP2001093162A JP 2001093162 A JP2001093162 A JP 2001093162A JP 26619299 A JP26619299 A JP 26619299A JP 26619299 A JP26619299 A JP 26619299A JP 2001093162 A JP2001093162 A JP 2001093162A
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JP26619299A
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Kunio Yamamiya
国雄 山宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3次元光記録媒体に対して、初期動作が早く
でき、記録再生ビームを高速かつ確実に所望の記録層に
アクセスさせる。 【解決手段】 スピンドルモータ18を駆動して所定回
転数での光ディスク1の回転を開始する。光ピックアッ
プ20を光ディスク1の最内周に位置させ、光ディスク
1の最内周のユーザエリア以外の領域で第1光源19を
オンして光ディスク1にサーボ用ビームを照射する。サ
ーボ用ビームのサーボ層3へのフォーカスサーチとフォ
ーカス制御を開始する。サーボ層3へのフォーカスサー
ボの完了を待ち、フォーカスサーボの完了すると、光デ
ィスク1の回転が所定回転数に達するのを待つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光記録再生装置、更
に詳しくは3次元光記録媒体へのフォーカス制御部分に
特徴のある光記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスク等の記録媒体の次世代
超高密度光記録媒体として有望視されているものの1つ
として、3次元光記録媒体がある。
【0003】従来の光記録媒体が記録層上に2次元的に
情報を記録するのに対して、上記の3次元光記録媒体
は、使用されるレーザの焦点深度よりも大きな膜厚を有
する記録層に2次元(平面)的に記録するだけでなく、
その層の深さ方向にも情報を記録するものであり、例え
ば深さ方向に100層記録すれば、容易に現行の100
倍の記録密度を達成することができる。
【0004】このような3次元光記録媒体に関する研究
報告は、記録媒体がディスク状態における記録・再生を
目的としたものではないが、例えば光連合シンポジウム
京都’92講演予稿集P39-40や第40回応用物理学関連連
合講演予稿集29p-B-11、29p-B-12に開示されている。
【0005】また、例えば特開平5−101398号公
報や特開平7−21565号公報には、フォーカスサー
ボを及びトラッキングサーボを行い、3次元光記録媒体
に情報を記録再生する装置が提案されている。
【0006】上記特開平5−101398号公報では、
ROM(Read Only Memorey)層またはWO(Wright Once)
層を設けた3次元光記録媒体に対して、対物レンズを層
方向に移動し公知の前後差動焦点ずれ検出法により所望
の記録層に記録再生ビームをフォーカスすると共に、R
OM層に予め記録されている媒体情報あるいはWO層に
書き込まれた各層のデータ状態を読み出し、データの管
理を行うとしている。
【0007】また、上記特開平7−21565号公報で
は、複数のレーザ発生手段と複数の光検出手段とを有
し、3次元光記録媒体にレーザ光をフォーカスする対物
レンズを複数の記録層のベースとなるガイド層のガイド
面を基準に移動させると共に、複数の記録層への各レー
ザ光のフォーカスを上記の複数の光検出手段に設けられ
たコリメータレンズを移動させることにより行うとして
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平5−101398号公報では、基準となる層へのフ
ォーカスを維持していないため、ROM層あるいはWO
層、または所望の記録層へのアクセスはそのたび毎に対
物レンズを動かしてフォーカス引き込み、各層に設けら
れている層情報を読み出さなければならず、所望の記録
層へのアクセスに時間がかかるといった問題がある。
【0009】また、特開平7−21565号公報には、
複数の記録層のベースとなるガイド層のガイド面を基準
とする旨の記載はあるが、フォーカスサーボ等の制御シ
ーケンスが何ら開示されておらず、例えばビームが焦点
調整アクチュエータにより移動可能な焦点調整光学系と
対物レンズアクチュエータにより移動可能な対物レンズ
の両方を通って3次元光記録媒体に入射しているため、
フォーカス引き込み時にどちらかのアクチュエータが固
定されていないと、安定した引き込み制御を行うことが
できないといった問題がある。
【0010】また、上記3次元光記録媒体に情報を記録
するためには、公知のように温度依存性のある半導体レ
ーザを用いる場合は、温度を検知した後に記録再生ビー
ムのパワーアジャストを行うことになるが、上記従来例
では何ら開示されておらず、このパワーアジャストを適
正なタイミングで実行しないと、初期動作が遅くなると
いった問題もある。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、3次元光記録媒体に対して、初期動作が早くで
き、記録再生ビームを高速かつ確実に所望の記録層にア
クセスさせることのできる光記録再生装置を提供するこ
とを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の光記録再生装置
は、記録条件が予め記録されているサーボ層及び情報を
記録する複数の記録層を有する光ディスクに情報を記録
・再生、または消去する光記録再生装置において、前記
サーボ層に照射するサーボ用ビームを発光するサーボ用
光源と、前記記録層に照射する記録再生用ビームを発光
する記録再生用光源と、前記光ディスクを所定の規定回
転数に回転させるディスク回転手段と、前記ディスク回
転手段による前記光ディスクの回転数が前記規定回転数
より遅い所定の回転数に達するまでに前記サーボ層に前
記サーボ用ビームを合焦させる対物光学系と第1のコリ
メータレンズからなるサーボ用フォーカス制御手段とを
備えて構成される。
【0013】本発明の光記録再生装置では、前記サーボ
用フォーカス制御手段が前記ディスク回転手段による前
記光ディスクの回転数が前記規定回転数より遅い前記所
定の回転数に達するまでに前記サーボ層に前記サーボ用
ビームを合焦させることで、3次元光記録媒体に対し
て、初期動作が早くでき、記録再生ビームを高速かつ確
実に所望の記録層にアクセスさせることを可能とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について述べる。
【0015】図1ないし図11は本発明の一実施の形態
に係わり、図1は光記録再生装置の光学系の構成を示す
構成図、図2は図1の光記録再生装置に用いられる3次
元光記録媒体である光ディスクの構成を示す構成図、図
3は図2のサーボ層及び記録層の構成を示す構成図、図
4は図1のコリメータレンズ移動部の構成を示す構成
図、図5は図4の第3検出器の構成を示す構成図、図6
は図4の第3検出器の第1の変形例の構成を示す構成
図、図7は図4の第3検出器の第2の変形例の構成を示
す構成図、図8は図4のコリメータレンズ移動部の作用
を説明する説明図、図9は図1の光記録再生装置の作用
を説明する第1のフローチャート、図10は図1の光記
録再生装置の作用を説明する第2のフローチャート、図
11は図1の光記録再生装置の作用を説明する説明図で
ある。
【0016】図2に示すように、本実施の形態に用いら
れる3次元光記録媒体である光ディスク1は、基板2上
に設けられたROM層あるいはWO層からなるサーボ層
3と、このサーボ層3上に設けられたn層(第1レイヤ
〜第nレイヤ)からなる複数の記録層4とから構成され
ており、サーボ層3及び各記録層4は、図3に示すよう
に、トラック及びセクタにより管理され、光ディスク1
に記録される情報は、層番号:k、トラック番号:l、
セクタ番号:mでアドレス指定され、所望の領域に記録
再生ビームをアクセスさせて記録再生されるようになっ
ている。
【0017】サーボ層3がROM層の場合には、例えば
サーボトラックと各記録層4の記録再生条件等の管理デ
ータがプリフォーマットされている。また、サーボ層3
がWO層の場合には、サーボトラックと各記録層4の記
録再生条件等の管理データがプリフォーマットされてい
る以外に、イジェクト時の温度やチルト条件等により変
化する記録パワー条件を記録することが可能となってい
る。
【0018】各記録層4の記録再生条件は、層方向の深
さに応じて、記録再生用ビームの透過率が変化するた
め、各記録層4に応じた記録再生用ビームの照射条件等
からなる。また、記録パワー条件は、記録再生用ビーム
を発光する半導体レーザに温度依存性があるために後述
するように初期処理で記録パワーをアジャストするた
め、このアジャストした記録パワー等からなる。
【0019】図1に示すように、本実施の形態の光記録
再生装置11では、上記のように構成された光ディスク
1を内挿したカートリッジ12が装置内に挿入される
と、図示しないローディング機構により所定位置にカー
トリッジ12が配置される。所定位置にローディングさ
れたカートリッジ12はカートリッジ検出器13により
検知され、この検知信号が制御回路14に出力される。
【0020】制御回路14は、制御プログラムは格納さ
れたROM15とこの制御プログラムに従った処理を行
うCPU16とから構成され、カートリッジ検出器13
からの検知信号を受けると、駆動回路17を制御するこ
とでスピンドルモータ18を駆動し、光ディスク1を情
報の記録再生時の所定の規定回転数で回転させるように
なっている。
【0021】光ピックアップ20は、移動光学系20a
と固定光学系20bとからなり、固定光学系20bにお
いて、光ディスク1のサーボ層3に照射されるサーボ用
ビームは第1光源19から発光され、このサーボ用ビー
ムは第1コリメータレンズ19aを介して光ディスク1
の径方向に移動可能な移動光学系20aにより光ディス
ク1のサーボ層3に照射される。
【0022】また、光ピックアップ20の移動光学系2
0aは、光ディスク1の傾きを検出するための傾き検出
光を出射する検出用光源21及び傾き検出光の戻り光を
受光する受光素子22とからなる傾き検出器23を有
し、傾き検出器23は傾き検出光の戻り光のスポット形
状から光ディスクの傾きを検出し検出信号を制御回路1
4に出力するようになっている。
【0023】制御回路14ではこの検出信号より傾き情
報を演算し、傾き情報に基づき、光ディスク1の傾きに
異常がある場合には、所定のエラー処理を行いカートリ
ッジ3を装置内より排出するようになっている。
【0024】また、光ピックアップ20の移動光学系2
0aは、第1光源19からの第1コリメータレンズ19
aを介したサーボ用ビームを光ディスク1に垂直(径方
向と直交した向き)に反射する波長依存性ミラー25
と、波長依存性ミラー25により反射されたサーボ用ビ
ームを1/4波長板25aを介して集光させる対物レン
ズ26と、集光されたサーボ用ビームをサーボ層3に合
焦させるためにその光軸方向に対物レンズ26を進退さ
せる対物レンズアクチュエータ27とを備えている。こ
の対物レンズ26及び対物レンズアクチュエータ27に
より対物光学系が構成される。
【0025】なお、波長依存性ミラー25は、入射する
偏光方向と波長が異なる光ビームにより偏向角が異なる
光学特性を有し、具体的には、波長依存性のダイクロッ
クプリズムによりビーム合成とプリズム出射面(1/4
波長板25a側)に偏光依存性のホログラムが形成され
る。
【0026】サーボ用ビームの光ディスク1からの戻り
光は、移動光学系20a内の対物レンズ26及び波長依
存性ミラー25を介して、固定光学系20bで第1コリ
メータレンズ19aを通って第1光検出器28により検
出される。
【0027】固定光学系20bにおいては、この第1光
検出器28が、サーボ用ビームの戻り光よりサーボ用ビ
ームのサーボ層3へのフォーカス状態を示すサーボ用フ
ォーカスエラー信号及びトラックへの位置決めを行うト
ラッキングエラー信号を出力する。
【0028】このサーボ用フォーカスエラー信号及びト
ラッキングエラー信号は、位置検出Fo/Tr制御回路
24に出力され、位置検出Fo/Tr制御回路24でフ
ォーカス情報及びトラック情報が生成され、制御回路1
4にフォーカス情報及びトラック情報が出力される。
【0029】制御回路14では、このフォーカス情報に
基づき駆動回路17を制御して移動光学系20a内の対
物レンズアクチュエータ27を駆動し対物レンズ26を
進退させてサーボ用ビームをサーボ層3に合焦させると
共に、トラック情報により所望のトラックにサーボ用ビ
ームを保持するようになっている。
【0030】このサーボ用フォーカスエラー信号に基づ
く対物レンズアクチュエータ27の制御により、対物レ
ンズ26は常にサーボ用ビームのサーボ層3への合焦状
態を維持する。
【0031】また、光ディスク1の所望の記録層4に照
射される記録再生用ビームは、固定光学系20bにおい
て、第2光源29から発光され、この記録再生用ビーム
は第2コリメータレンズ30を介して、移動光学系20
aにより波長依存性ミラー25及び対物レンズ26を介
して光ディスク1の所望の記録層4に照射される。
【0032】移動光学系20aでは上述したように対物
レンズ26が常にサーボ用ビームのサーボ層3への合焦
状態を維持するように制御しているために、固定光学系
20bには、所望の記録層4に記録再生用ビームを合焦
させるために第2コリメータレンズ30を記録再生用ビ
ームの光軸方向に進退させるコリメータレンズ移動部3
1が設けられている。このコリメータレンズ移動部31
の詳細は後述する。
【0033】記録再生用ビームの光ディスク1からの戻
り光は、移動光学系20a内の対物レンズ26及び波長
依存性ミラー25を介して、固定光学系20bで第2コ
リメータレンズ30を通ってピンホール32を介して第
2光検出器33により検出される。
【0034】この第2光検出器33では、記録再生用ビ
ームの戻り光より記録再生用ビームの所望の記録層4へ
のフォーカス状態を示す記録再生用フォーカスエラー信
号及びトラックへの位置決めを行うトラッキングエラー
信号を出力する。この記録再生用フォーカスエラー信号
及びトラッキングエラー信号は、位置検出Fo/Tr制
御回路24に出力され、位置検出Fo/Tr制御回路2
4でフォーカス情報及びトラック情報が生成され、制御
回路14にフォーカス情報及びトラック情報が出力され
る。
【0035】制御回路14では、このフォーカス情報に
基づき駆動回路17を制御してコリメータレンズ移動部
31を駆動し第2コリメータレンズ30を進退させて記
録再生用ビームを所望の記録層4に合焦させると共に、
トラック情報により所望のトラックに記録再生用ビーム
を保持するようになっている。
【0036】なお、光ピックアップ20は、移動光学系
20aと固定光学系20bとを分離した状態で構成する
としたが、上記の移動光学系20a及び固定光学系20
bの各部材(要素)を一体的に構成し、全体を光ディス
ク1の径方向に移動可能な光ピックアップとしてもよ
い。
【0037】また、装置内の温度を検出する温度センサ
34を有しており、制御回路14はこの温度センサ34
からの検出信号により、第2光源29の記録再生用ビー
ムをアジャストして適正な記録パワーを設定するように
なっている。
【0038】図4に示すように、コリメータレンズ移動
部31は、第2コリメータレンズ30を保持しているホ
ルダ41に固定された光学くさび42と、ピンホール4
3を介して光ビームを光学くさび42に照射する第3光
源(例えば発光ダイオードLED)44と、光学くさび
42により光路が変えられた第3光源44からの光ビー
ムのスポット光48を検出する第3検出器45と、駆動
回路17により第2コリメータレンズ30と共に光学く
さび42を進退駆動するコリメータレンズアクチュエー
タ46と、第3検出器45の検出信号により第3光源4
5の発光パワーを一定パワーに制御するLED光制御回
路47とを備えている。
【0039】第3検出器45は、図5に示すように、3
つの受光検出領域、すなわち第1受光検出領域45a、
第2受光検出領域45b、第3受光検出領域45cより
構成されている。なお、第3検出器45に限らず、図6
または図7に示すような受光検出領域により構成しても
良いし、またPSD(ポジションセンサデバイス)によ
り構成してもよい。
【0040】図5に示すように、第3光源44からの光
ビームのスポット光48は、コリメータレンズアクチュ
エータ46による光学くさび42を進退駆動により第1
受光検出領域45a、第2受光検出領域45b、第3受
光検出領域45c上を移動する。
【0041】LED光制御回路47は、第1受光検出領
域45a、第2受光検出領域45b、第3受光検出領域
45cで第3光源44からの光ビームのスポット光48
が光電変換され、検出信号としてLED光制御回路47
に出力され、LED光制御回路47は、3つの検出信号
の加算し、加算信号が一定となるように第3光源44の
発光パワーを制御する。
【0042】また、3つの検出信号は位置検出Fo/T
r制御回路24にも出力されており(図4参照)、位置
検出Fo/Tr制御回路24では式(1)により演算を
行い、最外層である第1レイヤの記録層4(図2参照)
を基準記録層に設定すると共に、式(2)により予め設
定した値になるようにコリメータレンズアクチュエータ
46で光学くさび42すなわち第2コリメータレンズ3
0を進退させ、記録再生用ビームの合焦位置を所望の記
録層4の近傍に粗移動させる。
【0043】(S2+S3)−S1 (1) S2−S1 (2) ここで、第1受光検出領域45aからの検出値をS1、
第2受光検出領域45bからの検出値をS2、第3受光
検出領域45cからの検出値をS3とする。なお、第3
検出器45を図6とした場合は、式(1)は「(S2a+
S2b+S3)−S1」となり、式(2)は「(S2a+S2
b)−S1」となる。
【0044】詳細には、位置検出Fo/Tr制御回路2
4が式(1)により演算を行い、演算結果に基づき制御
回路14が駆動回路を制御してコリメータレンズアクチ
ュエータ46を駆動し、第3光源44からの光ビームの
スポット光48が第3受光検出領域45c上のみに存在
する位置に光学くさび42すなわち第2コリメータレン
ズ30を移動させる(図4においては、第2光源29側
に移動させる)。
【0045】以下、この第3光源44からの光ビームの
スポット光48が第3受光検出領域45c上のみに存在
する状態を第2コリメータレンズ30のリターン状態と
呼ぶ。
【0046】図8に示すように、リターン状態となると
第3受光検出領域45cからの検出値S3が所定値P1に
対して「S3>P1」となり、このときの式(1)による
位置検出信号は、 (S2+S3)−S1=S3>P1 となって、位置検出Fo/Tr制御回路24より制御回
路14に出力される。
【0047】そして、図4において制御回路14の制御
により駆動回路17がコリメータレンズアクチュエータ
46を駆動して第2コリメータレンズ30を第2光源2
9から遠ざけるように移動し、第3光源44からの光ビ
ームのスポット光48が第3受光検出領域45c上のみ
に存在するリターン状態から、第3光源44からの光ビ
ームのスポット光48が第3受光検出領域45c及び第
2受光検出領域45b上に位置した状態となる。そし
て、第3受光検出領域45c及び第2受光検出領域45
bからの検出値S2+S3が所定値P1に対して「S2+S
3>P1」となり、このときの式(1)による位置検出信
号は、 (S2+S3)−S1=S2+S3>P1 となって、位置検出Fo/Tr制御回路24より制御回
路14に出力される。
【0048】さらに、図4において制御回路14の制御
により駆動回路17がコリメータレンズアクチュエータ
46を駆動して第2コリメータレンズ30を第2光源2
9から遠ざけるように移動し、第3光源44からの光ビ
ームのスポット光48が第3受光検出領域45c及び第
2受光検出領域45b上に位置した状態から、第3光源
44からの光ビームのスポット光48が第1受光検出領
域45aにかかった位置した状態となる。そして、式
(1)による位置検出信号が(S2+S3)−S1<P1と
なったことを位置検出Fo/Tr制御回路24が検知す
ると、位置検出Fo/Tr制御回路24は制御回路14
に対してフォーカスサーチを開始させる制御信号である
フォーカスサーチON信号を出力する。そして、フォー
カスサーチON信号を受けた制御回路14は、駆動回路
17を制御しコリメータレンズアクチュエータ46を駆
動して、第2光検出器33からの記録再生用フォーカス
エラー信号に基づくフォーカスサーチを開始する。する
と、制御回路14の制御により駆動回路17がコリメー
タレンズアクチュエータ46を駆動して最外層である第
1レイヤの記録層4をサーチする。
【0049】そして、第1レイヤの記録層4のサーチが
終了する所定時間経過後、位置検出Fo/Tr制御回路
24は制御回路14に対して共にフォーカスサーボを開
始させる制御信号であるフォーカスサーボON信号を出
力する。すると、第2光検出器33からの記録再生用フ
ォーカスエラー信号に基づく制御回路14の制御によ
り、駆動回路17がコリメータレンズアクチュエータ4
6を駆動して最外層である第1レイヤの記録層4に記録
再生用ビームを合焦させる。
【0050】位置検出Fo/Tr制御回路24は、この
ときの第3検出器45でスポット光48の光電変換され
た検出信号を式(2)より演算してその値を基準記録層
である第1レイヤの記録層4の値(以下、基準値:T
1)として設定する。そして、制御回路14はこの基準
値に所定の値を減算した値になるように、コリメータレ
ンズアクチュエータ46を駆動して、例えば第2レイヤ
の記録層4近傍に記録再生用ビームの合焦位置を粗移動
させる。
【0051】つまり、第2コリメータレンズ30の位置
と記録層の位置とは相関があるため、基準値から減算す
る所定値を相関関係より求め、その値を基準値から減算
した値になるように、コリメータレンズアクチュエータ
46を駆動して、サーボ層3方向にある第kレイヤの記
録層4(図2参照)近傍に記録再生用ビームの合焦位置
を粗移動させる。
【0052】詳細には、隣接する記録層4の層間寸法を
ΔZとすると、記録再生用ビームの合焦位置を記録層4
の1層分粗移動させる際のコリメータレンズアクチュエ
ータ46による第2コリメータレンズ30の移動量は、
以下の式(3)に示す値Zとなる。
【0053】 Z=(fc/fo)2×ΔZ (3) ここで、fcは第2コリメータレンズ30の焦点距離、
foは対物レンズ26の焦点距離である。
【0054】所望の第kレイヤの記録層4近傍に記録再
生用ビームの合焦位置を粗移動は、目標値信号Tkを基
準値:T1に対して以下の式(4)の演算を施すことに
より求め、第3検出器45でスポット光48の光電変換
される検出信号がこの目標値信号Tkに一致させるよう
に、コリメータレンズアクチュエータ46により第2コ
リメータレンズ30を移動させる。
【0055】 Tk=T1−(k−1)×Z (4) なお、本実施の形態では光ピックアップ20は移動光学
系20aを有しているため、例えば光ディスク1内のユ
ーザエリアが径方向に8分割されたゾーン構成の場合に
は、径方向の移動光学系20aの各ゾーン位置での第2
コリメータレンズ30の移動によるフォーカスずれを補
正するためにオフセット量が目標値検出信号Tkに加算
される。移動光学系20aがない場合はオフセット量は
ゼロである。
【0056】上記のfc、fo及びオフセット量は制御回
路14のROM15に格納されており、また、隣接する
記録層4の層間寸法ΔZはサーボ層3に予めプリフォー
マットており、制御回路14は、式(3)及び(4)を
求め、コリメータレンズアクチュエータ46により第2
コリメータレンズ30を移動させるように制御を行う。
【0057】そして、所望の第kレイヤの記録層4近傍
に記録再生用ビームの合焦位置を粗移動させた後、第2
光検出器33からの記録再生用フォーカスエラー信号に
基づく制御回路14の制御により、駆動回路17がコリ
メータレンズアクチュエータ46を駆動して第kレイヤ
の記録層4に記録再生用ビームを合焦させる。
【0058】なお、基準記録層を最外層である第1レイ
ヤの記録層4とするとしたが、第1レイヤの記録層4に
限らず、最外層側にある記録層4を基準記録層として、
サーボ層3方向にある第kレイヤの記録層4近傍に記録
再生用ビームの合焦位置を粗移動させるようにしても良
い。
【0059】また、基準記録層を最内層である第nレイ
ヤの記録層4(図2参照)としてもよく、この場合は最
外層方向に記録再生用ビームの合焦位置を粗移動させる
ことになる。
【0060】ここで、例えば、第2レイヤの記録層4内
でデータが記録され、且つ、第1レイヤの記録層4でデ
ータが未記録状態の場合は、サーボ層3でサーボ信号
(フォーカスゲイン/オフセット)データが再生され、
且つ、各層またはゾーン毎の「記録無し(未記録)」あ
るいは「記録有り」をCPU16で認知されており、こ
の2つのデータの組み合わせから最適なデータがCPU
16内の例えば書き込み可能なEP−ROM(図示せ
ず)に格納される。さらに次の第1レイヤの記録層4の
ユーザエリア内の各ゾーン、またはその後の各記録層4
毎に情報が記録されたときには、前記のEP−ROMが
再度書き直される。
【0061】具体的には、図示はされていないが、CP
U16は、光記録再生装置11内のスピンドルモータ1
8が回転された後から基準層での待機状態までの経過時
間を計測する時間計測手段と、この時間計測手段により
計測された経過時間を基準値と比較する比較手段とを有
し、この比較手段の比較結果に応答し経過時間が基準値
以内のときサーボ層3より再生されたデータ(サーボ信
号)と各記録層4の「記録無し(未記録)」あるいは
「記録有り」の状態情報に基づき、フォーカスゲイン、
フォーカスオフセット制御を各記録層4について、EP
−ROMへの書き込み等の最適化が図られる。
【0062】従来のように複数の記録層の最適化を各記
録層毎に行うと調整時間が長くなり、結果として基準層
での待機時間が長くなるといった問題があったが、サー
ボ層3に予めサーボ信号の情報を格納(各記録層4また
はゾーン毎に)すると共に、経過時間が基準値以内のと
きCPU16内のEP−ROMにサーボ信号と状態情報
とにより最適化したデータを書き込むために、基準層で
の待機時間を短縮することができる。
【0063】次に、このように構成された本実施の形態
の作用について説明する。
【0064】図9に示すように、本実施の形態の光記録
再生装置11では、ステップS1で光ディスク1が装置
内に挿入されると所定位置にローディングされる。そし
て、カートリッジ検出器13で光ディスク1を内挿した
カートリッジ12を検出すると、ステップS2で光ピッ
クアップ20を光ディスク1の最内周に位置させる。
【0065】そして、ステップS3でスピンドルモータ
18を駆動して所定の規定回転数への回転になるよう光
ディスク1の回転を開始する。続いてステップS4で光
ディスク1の最内周のユーザエリア以外の領域で第1光
源19をオンして光ディスク1にサーボ用ビームを照射
する。次に、ステップS5で第1光検出器28からのサ
ーボ用フォーカスエラー信号に基づきサーボ用ビームの
サーボ層3へのフォーカスサーチとフォーカス制御を開
始する。
【0066】そして、ステップS6でサーボ層3へのフ
ォーカスサーボの完了を待ち、フォーカスサーボの完了
すると、ステップS7で光ディスク1の回転が所定の規
定回転数より遅い所定回転数に達するのを待つ(図11
(a)参照)。
【0067】すなわち、上記のステップS3〜S7の初
期処理は光ディスク1の回転が所定の規定回転数より遅
い所定回転数に到達するまでに終了することになる。
【0068】次に、ステップS8で第3光源44をオン
し、第3光源44からの光ビームのスポット光48を第
3検出器45で光電変換して位置検出Fo/Tr制御回
路24に出力する。そして、ステップS9で第3光源4
4からの光ビームのスポット光48を第3受光検出領域
45c上のみに存在するリターン状態となるように第2
コリメータレンズ30を移動させる。そして、ステップ
S10で第3光源44からの光ビームのスポット光48
を第3受光検出領域45c上のみに存在するリターン状
態になるのを待つ。
【0069】なお、ステップS5及びS6のサーボ用ビ
ームのサーボ層3へのフォーカスサーチとフォーカス制
御の開始及び完了をステップS8〜ステップS10の間
で平行して同時に行うようにしてもよい。
【0070】次に、ステップS11で最内周のユーザエ
リア以外の領域で第2光源29をオンして光ディスク1
に記録再生用ビームを照射する。このとき記録再生用ビ
ームは記録層4に対してはデフォーカス状態であって、
ステップS12で温度センサ34からの温度情報に基づ
き第2光源29の記録パワーのアジャストを行う。
【0071】詳細には、温度センサ34は光ディスク1
の近傍に配置されており、この温度センサ34で検出さ
れた信号が一定時間毎に制御回路14によって取り込ま
れ、前回使用したときの温度との温度差が比較される。
この比較された温度差が一定値以上のとき、記録パワー
テーブルの指示値の書き換えが行われる。すなわち、ユ
ーザエリア内の内周、中央、最外周のトラックに対する
記録パワーテーブルが制御回路14内の記録手段に記録
されており、温度差により記録パワーテーブルが書き換
えられる。
【0072】従来、記録パワーのアジャストを行う場
合、図11(b)に示すように、光ディスク1の回転が
規定回転数に到達した後、上記のステップS3〜ステッ
プS7の初期処理を行い、その後、ステップS8〜ステ
ップS12の処理を実行していたが、本実施の形態で
は、図11(a)に示すように、ステップS3〜S7の
初期処理は光ディスク1の回転が所定の規定回転数より
遅い所定回転数に到達するまでに終了し、その後ステッ
プS8〜ステップS12の処理を実行するので、記録パ
ワーのアジャスト等の初期処理を高速に行うことができ
る。
【0073】そして、ステップS12で光ディスク1の
回転が所定の規定回転数に達するのを待つ(図11
(a)参照)。次に、ステップS13で光ピックアップ
20の移動光学系20aを光ディスク1の最内周からコ
ントロールトラック(Cont. Tr)に移動させ、図10のス
テップS14に処理を移行する。
【0074】この光ディスク1の最内周からコントロー
ルトラック(Cont. Tr)への移動は、フォーカスサーボさ
れているサーボ層3の第1光検出器28からのトラッキ
ングエラー信号に基づき、光ピックアップ20の移動光
学系20aを光ディスク1の最外周方向にシークさせ
る。
【0075】図10に示すように、ステップS14で
は、第3光源44からの光ビームのスポット光48をリ
ターン状態からスポット光48が第3受光検出領域45
c及び第2受光検出領域45b上に位置した状態にし
て、ステップS15で式(1)による位置検出信号が
「(S2+S3)−S1<P1」を満たすのを待ち、位置検
出信号が「(S2+S3)−S1<P1」が満たされると、
ステップS16では、第2光検出器33からの記録再生
用フォーカスエラー信号に基づき第1レイヤの記録層4
への記録再生ビームのフォーカスサーチとフォーカス制
御を実行し、ステップS17で第1レイヤの記録層4へ
のフォーカスサーボの完了を待ち、フォーカスサーボの
完了すると、ステップS14でフォーカスサーボが完了
した第1レイヤの記録層4を基準記録層として決定し、
そのときの上記式(2)の値を基準値として設定する。
【0076】次に、ステップS18で光ピックアップ2
0内の傾き検出器23で光ディスク1の傾きを検出し、
光ディスク1の傾きに異常がある場合には、所定のエラ
ー処理を行いカートリッジ3を装置内より排出する。
【0077】そして、ステップS19で所望の記録層4
に記録再生ビームを移動するかどうか判断し、所望の記
録層4に記録再生ビームを移動しない場合には処理を終
了し、所望の記録層4に記録再生ビームを移動する場合
は、上記式(4)に基づく目標値信号Tkによりステッ
プS20でコリメータレンズ移動部31により第2コリ
メータレンズ30を移動させ、第2コリメータレンズ3
0で所望の記録層4に記録再生ビームを粗移動する。そ
の後、ステップS21で第2光検出器33からの記録再
生用フォーカスエラー信号に基づき所望の記録層4への
記録再生ビームのフォーカスサーチとフォーカス制御を
実行し、ステップS22で所望の記録層4へのフォーカ
スサーボの完了を待ち、フォーカスサーボの完了する
と、ステップS23で所望の記録層4への移動を完了
し、処理を終了する。
【0078】このように本実施の形態では、初期処理を
光ディスク1の回転が所定回転数に到達するまでに終了
し、その後記録パワーのアジャストの処理を実行するの
で、初期処理を高速に行うことができる。
【0079】また、基準記録層を設定した後に、基準記
録層に基づき記録再生ビームを所望の記録層近傍に粗移
動させ、その後に所望の記録層に記録再生ビームをフォ
ーカスサーボを行うので、記録再生ビームを高速かつ確
実に所望の記録層にアクセスさせることができる。
【0080】付記: 前記ディスク回転手段による前記
光ディスクの回転開始から前記基準層での待機時間まで
の経過時間を計測する時間計測手段と、前記時間計測手
段により計測された前記経過時間を所定時間と比較する
比較手段と、前記比較手段より前記経過時間が所定時間
以内との比較結果を受けたとき、前記複数の記録層また
は前記複数の記録層のゾーン毎の記録あるいは未記録の
判別により、フォーカスゲインまたはフォーカスオフセ
ット量を前記複数の記録層または前記複数の記録層のゾ
ーン毎に最適化する最適化手段と備えたことを特徴とす
る請求項3に記載の光記録再生装置。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光記録再生
装置によれば、サーボ用フォーカス制御手段がディスク
回転手段による光ディスクの回転数が規定回転数より遅
い所定の回転数に達するまでにサーボ層に前記サーボ用
ビームを合焦させるので、3次元光記録媒体に対して、
初期動作が早くでき、記録再生ビームを高速かつ確実に
所望の記録層にアクセスさせることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る光記録再生装置の
光学系の構成を示す構成図
【図2】図1の光記録再生装置に用いられる3次元光記
録媒体である光ディスクの構成を示す構成図
【図3】図2のサーボ層及び記録層の構成を示す構成図
【図4】図1のコリメータレンズ移動部の構成を示す構
成図
【図5】図4の第3検出器の構成を示す構成図
【図6】図4の第3検出器の第1の変形例の構成を示す
構成図
【図7】図4の第3検出器の第2の変形例の構成を示す
構成図
【図8】図4のコリメータレンズ移動部の作用を説明す
る説明図
【図9】図1の光記録再生装置の作用を説明する第1の
フローチャート
【図10】図1の光記録再生装置の作用を説明する第2
のフローチャート
【図11】図1の光記録再生装置の作用を説明する説明
【符号の説明】
1…光ディスク 2…基板 3…サーボ層 4…記録層 11…光記録再生装置 12…カートリッジ 13…カートリッジ検出器 14…制御回路 17…駆動回路 18…スピンドルモータ 19…第1光源 19a…第1コリメータレンズ 20…光ピックアップ 23…傾き検出器 24…位置検出Fo/Tr制御回路 25…波長依存性ミラー 26…対物レンズ 27…対物レンズアクチュエータ 28…第1光検出器 29…第2光源 30…第2コリメータレンズ 31…コリメータレンズ移動部 32、43…ピンホール 33…第2光検出器 34…温度センサ 42…光学くさび 44…第3光源 45…第3検出器 46…コリメータレンズアクチュエータ 47…LED光制御回路
フロントページの続き Fターム(参考) 5D109 KA12 KC04 5D117 AA02 AA08 DD01 DD03 FF02 FF06 GG02 HH01 5D118 AA13 BA01 BB08 BD01 CD02 CG03 CG26 CG31 5D119 AA28 BA01 BB13 EA03 EC40 FA08 HA44

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録条件が予め記録されているサーボ層
    及び情報を記録する複数の記録層を有する光ディスクに
    情報を記録・再生、または消去する光記録再生装置にお
    いて、 前記サーボ層に照射するサーボ用ビームを発光するサー
    ボ用光源と、 前記記録層に照射する記録再生用ビームを発光する記録
    再生用光源と、 前記光ディスクを所定の規定回転数に回転させるディス
    ク回転手段と、 前記ディスク回転手段による前記光ディスクの回転数が
    前記規定回転数より遅い所定の回転数に達するまでに前
    記サーボ層に前記サーボ用ビームを合焦させる対物光学
    系と第1のコリメータレンズからなるサーボ用フォーカ
    ス制御手段とを備えたことを特徴とする光記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記対物光学系と前記第1のコリメータ
    レンズとは異なる第2のコリメータレンズを有し、前記
    第2のコリメータレンズを介して前記ディスク回転手段
    による前記光ディスクの回転数が前記規定回転数より遅
    い前記所定の回転数に達した後に前記記録層へのデフォ
    ーカス状態で前記記録再生用ビームのパワー設定を行う
    パワーアジャスト手段を備えたことを特徴とする請求項
    1に記載の光記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のコリメータレンズの光軸上の
    位置を制御することにより、前記パワーアジャスト手段
    による前記記録再生用ビームのパワー設定後に、前記記
    録再生用ビームを前記複数の記録層のうちの所定の記録
    層に前記記録再生用ビームを合焦させ、前記所定の記録
    層を基準層として前記複数の記録層のうちの所望の記録
    層に前記記録再生用ビームを粗合焦させた後、前記所望
    の記録層に前記記録再生用ビームを合焦させる記録再生
    用フォーカス制御手段を備えたことを特徴とする請求項
    2に記載の光記録再生装置。
  4. 【請求項4】 記録条件が予め記録されているサーボ層
    及び情報を記録する複数の記録層を有する光ディスクに
    情報を記録・再生、または消去する光記録再生装置にお
    いて、 前記サーボ層に照射するサーボ用ビームを発光するサー
    ボ用光源と、 前記記録層に照射する記録再生用ビームを発光する記録
    再生用光源と、 前記光ディスクを所定の規定回転数に回転させるディス
    ク回転手段と、 対物光学系と第1のコリメータレンズにより前記ディス
    ク回転手段による前記光ディスクの回転数が前記規定回
    転数より遅い所定の回転数に達するまでに前記サーボ層
    に前記サーボ用ビームを合焦させると共に、前記第1の
    コリメータレンズとは異なる第2のコリメータレンズの
    光軸上の位置を制御することにより前記ディスク回転手
    段による前記光ディスクの回転数が前記規定回転数より
    遅い前記所定の回転数に達した後に前記記録層へのデフ
    ォーカス状態で前記記録再生用ビームのパワー設定を行
    うビーム制御手段と、 前記第2のコリメータレンズの光軸上の位置を制御する
    ことにより、前記ビーム制御手段による前記記録再生用
    ビームのパワー設定後に、前記記録再生用ビームを前記
    複数の記録層のうちの所定の記録層に前記記録再生用ビ
    ームを合焦させ、前記所定の記録層を基準として前記複
    数の記録層のうちの所望の記録層に前記記録再生用ビー
    ムを粗合焦させた後、前記所望の記録層に前記記録再生
    用ビームを合焦させる記録再生用フォーカス制御手段と
    を備えたことを特徴とする光記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記規定回転数より遅い前記所定の回転
    数は、加速状態の回転数であることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれか1つに記載の光記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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