JP2001075620A - 制御装置 - Google Patents

制御装置

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JP2001075620A
JP2001075620A JP24836199A JP24836199A JP2001075620A JP 2001075620 A JP2001075620 A JP 2001075620A JP 24836199 A JP24836199 A JP 24836199A JP 24836199 A JP24836199 A JP 24836199A JP 2001075620 A JP2001075620 A JP 2001075620A
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JP24836199A
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Yoshihiro Fukuda
喜弘 福田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設定の数値データの当否判断が適切に行え
る制御装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 データ記憶部4に記憶された数値データ
に基づいて制御対象1を制御する制御装置において、数
値データを入力部10により入力する際に、数値データ
の入力が行われた日付けおよびまたは時刻に関する日付
けデータ、数値データの入力を行った入力主体に関する
作業者データ、数値データの更新の有無に関する表示デ
ータを、データ更新処理部13によってこの数値データ
と関連づけしてデータ記憶部4に記憶させ、数値データ
を表示させる際には、上記日付データ、作業者データお
よび表示データを数値データとともに同一画面に表示さ
せる。これにより、入力履歴が明確になり、当該数値デ
ータの当否判断を的確に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶手段に記憶さ
れた複数の数値データに基づいてFA装置などの制御対
象を制御する制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】FA(Factory Automat
ion)装置などにおいては、動作制御は一般にコンピ
ュータ化され、装置各部の動作や処理はコンピュータプ
ログラム上の各種の数値データに基づいて実行される。
そして装置立ち上げ段階で行われる装置各部の調整や初
期設定、さらには稼働段階で対象ワーク毎に変更される
ワークデータの入力など、各段階で様々な数値データの
入力が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のFA
装置などの制御を行う制御装置には、数値データの入力
に関して以下に述べるような問題があった。まず、数値
データの入力は一般に制御装置に備えられたモニタの表
示画面上で行われる場合が多いが、いずれの段階で行わ
れる入力操作においても、一般に各数値データは表示画
面上では常に既設定の状態となっており、表示画面を見
ただけでは既に正しい数値データが入力済みであるのか
どうかを判断することができなかった。
【0004】例えば、複雑な調整作業を行った後にのみ
調整結果に基づいて正しいデータ設定が可能な項目であ
って、まだその正しい数値データが入力されていない場
合でも、入力用の操作画面を表示させれば、画面上の当
該入力枠には既に数値データは表示されており、この数
値データが正しい手順で入力されたデータであるか否か
を調整担当者以外が判断する手段は存在しなかった。こ
のため、正しい手順で数値データが入力されて既に調整
完了の状態であるか否かを調整担当者以外の者が確認し
ようとすれば、実際に装置に動作を行わせるしか方法が
なく、この確認に不必要な手間と時間を要していた。
【0005】また、数値データの種類によっては時間の
経過とともに随時更新されるものがあるが、この場合に
おいても従来の制御装置では、どの範囲のデータが既に
更新済みであるかを確認することが困難であった。この
ように従来の制御装置では既設定の数値データの入力履
歴が不明確で、これら数値データの当否、すなわち正し
い手順で入力または更新がなされているか否かの判断に
手間と時間を要するという問題点があった。
【0006】そこで本発明は、既設定の数値データの当
否判断が適切に行える制御装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の制御装置
は、記憶手段に記憶された複数の数値データに基づいて
制御対象を制御する制御装置であって、前記数値データ
を前記記憶手段に入力可能な入力手段と、前記入力手段
による前記数値データの入力が行われた日付けおよびま
たは時刻に関するデータを読みとりこの数値データに関
連付けして前記記憶手段に記憶させるデータ更新手段
と、前記数値データとこの数値データに関連付けされた
日付けおよびまたは時刻に関するデータを同一画面上で
表示する表示手段とを備えた。
【0008】請求項2記載の制御装置は、記憶手段に記
憶された複数の数値データに基づいて制御対象を制御す
る制御装置であって、前記数値データを前記記憶手段に
入力可能な入力手段と、前記入力手段による前記数値デ
ータの入力を行った入力主体に関するデータをこの数値
データに関連付けして前記記憶手段に記憶させるデータ
更新手段と、前記数値データとこの数値データに関連付
けされた入力主体に関するデータを同一画面上で表示す
る表示手段とを備えた。
【0009】請求項3記載の制御装置は、記憶手段に記
憶された複数の数値データに基づいて制御対象を制御す
る制御装置であって、前記数値データを前記記憶手段に
入力可能な入力手段と、前記入力手段による前記数値デ
ータの更新の有無に関するデータをこの数値データに関
連付けして前記記憶手段に記憶させるデータ更新手段
と、前記数値データとこの数値データの更新の有無に関
するデータを同一画面上で表示する表示手段とを備え
た。
【0010】各請求項記載の発明によれば、記憶された
数値データに基づいて制御対象を制御する制御装置にお
いて、数値データの入力が行われた日付けまたは時刻、
入力主体、数値データのデータ更新の有無、のそれぞれ
に関するデータを画面表示させることにより、当該数値
データの当否判断を的確に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の制
御装置の処理機能を示す機能ブロック図、図2、図3は
同制御装置のデータ更新処理のフロー図、図4、図5、
図6、図7、図8、図9、図10、図11は同制御装置
の表示画面を示す図である。
【0012】まず図1を参照して制御装置の処理機能に
ついて説明する。この制御装置は半導体製造装置など、
予め記憶手段に記憶された動作プログラムや数値データ
に従ってコンピュータ制御によって動作が制御されるF
A装置の制御を行う機能を有するものである。すなわち
図1に示す制御対象1は、FA装置を構成する要素とな
るモータ等のアクチュエータや、荷重センサ、位置セン
サなどの各種センサ、カメラなどの認識装置等の各種の
要素機器である。そしてこれらの制御対象1は、記憶手
段であるデータ記憶部4に記憶された数値データを用い
て、制御部2によって動作プログラム3に従って制御さ
れる。
【0013】ここでデータ記憶部4に記憶されるデータ
について説明する。図中鎖線で示す枠5は各種のデータ
の中の数値データを示しており、この数値データには制
御データ5Aおよびワークデータ5Bが含まれる。ここ
で制御データ5Aとは、調整作業や設定作業など特定の
作業・手順を経て入力されるものである。例えば制御対
象の駆動機構の特定部位を位置合わせした結果求められ
るマシン調整データなどが該当する。これらの制御デー
タはデータの性格上正しい手順を経て間違いなく入力さ
れる必要があるため、不特定者によってデータ入力され
ることは想定されておらず、通常は所定の適格を備えて
いることを認定されたいわゆる有資格者によってデータ
入力作業が行われる。
【0014】またこれらの制御データは、一度入力され
た数値データが常に固定数値として用いられるとは限ら
ず、他の要素に変更があった場合には関連するデータの
変更を伴う場合がある。このとき、必要なデータ変更処
理が行われたか否かを的確に判断するためには、各項目
のデータ入力履歴が時系列的に管理されていることが望
ましい。すなわち、データ変更の原因となる事由の発生
した日付よりも後にデータ更新が行われていれば、デー
タ更新内容にはその事由に由来する変更内容が含まれて
いる可能性が大きいと推測することができ、またデータ
更新の日付がその事由発生の日付よりも前であれば、必
要なデータ更新処理は未だ行われていないと的確に判断
できる。
【0015】上記述べた様な制御データの性質に鑑み、
ここでは制御データ5Aを構成する数値データの各項目
6Aごとに、それぞれ当該数値データが入力された日付
または時刻若しくはその双方を関連付けて記憶させるよ
うにし、さらに当該数値データの入力を行った入力主体
についてのデータ、すなわち作業者データを記憶してい
る。
【0016】次にワークデータ5Bについて説明する。
ワークデータとは、当該FA装置が作業や処理の対象と
するワーク、例えば半導体製造装置では半導体チップ
の、各部のサイズなどを表わす数値データである。この
ワークデータは、既に登録済みのワークであればデータ
記憶部に記憶されており、対象とするワークの品種が追
加されればその都度新たに入力される。
【0017】このワークデータは、当該ワークの図面や
寸法表などワークのメーカから供与されるデータ図表や
記憶媒体に記載もしくは格納されている。すなわちこれ
らのワークデータは、単に機械的に転写入力される性質
の数値データであり、従ってこれらワークデータの入力
に際しては入力者を特定の適格者に限定する必要はな
い。またワークデータの性質として、当該品種について
はこれらの数値データは固定であり、一旦正しく入力さ
れた後は、変更の有無の確認を目的として入力日付など
の入力履歴を参照する必要は一般にはない。
【0018】このため、ワークデータ5Bについては、
日付データ6や入力作業者データ8は記憶されず、ワー
クデータ5Bを構成する数値データの各項目6Bについ
て、更新済みであるか否か、すなわち当該ワークの正し
いデータの入力作業が既に行われたことを示す表示デー
タ9が各項目6Bに関連付けられて記憶される。
【0019】次にデータ記憶部4に記憶される数値デー
タの入力及び表示画面上への出力について説明する。タ
ッチパネル12は制御装置に備えられた表示画面であ
り、このタッチパネル12は入力部10及び表示部11
を兼ねたものとなっている。後述するように、タッチパ
ネル12に表示される案内画面や操作画面にはタッチキ
ーが設定され、該当個所を指でタッチ操作することによ
り必要な操作コマンドや数値データの入力が行えるよう
になっている。データ更新処理部13は、入力部10に
よって入力された数値データをデータ記憶部4に記憶さ
せるデータ更新処理を行う。従って、タッチパネル12
は数値データをデータ記憶部4に入力可能な入力手段と
なっている。
【0020】このデータ更新処理に際しては、以下のデ
ータ関連付けの処理が行われる。まず制御データの更新
処理について説明する。データ更新処理部13にはカレ
ンダー機能15から常に日付・時刻のデータが送られて
おり、入力部10から入力された数値データはその入力
操作時の日付・時刻を示す日付データと関連付けられた
上でデータ記憶部4に記憶される。従って、データ更新
処理部13は、数値データの入力が行われた日付および
または時刻に関するデータを読み取り数値データに関連
づけしてデータ記憶部4に記憶させるデータ更新手段と
なっている。
【0021】また入力主体の適格が制限される特定デー
タについては、入力部10からのデータ入力時に入力作
業を行う作業者名に対応するコードを同時に入力するよ
うになっている。ここで入力されたコードは登録済調整
者データベース17に送られ、入力されたコードが既登
録の調整者、すなわち当該データの入力を行う適格作業
者であるか否かの判断が行われる。そして適格者である
場合にはそのコードに対応する調整者名が調整者記憶部
16に記憶される。
【0022】そしてこの調整者名はデータ更新処理部1
3に送られ、入力部10からの数値データをデータ記憶
部4に記憶させる際には、この調整者名が作業者データ
として当該数値データと関連付けられた上で記憶され
る。従って、データ更新処理部13は、数値データの入
力を行った入力主体に関するデータをこの数値データと
関連づけてデータ記憶部4に記憶させるデータ更新手段
となっている。
【0023】ワークデータ5Bの入力時には、案内画面
上での入力操作を終了する都度、入力作業者によって当
該入力項目についての設定終了のリターン操作が行われ
る。この操作により、当該数値データについての更新済
が確認され、当該数値データがデータ記憶部4に記憶さ
れる際には、データ更新処理部13によって更新の有無
に関するデータと関連付けられた上で記憶される。従っ
て、データ処理部13は、数値データの更新の有無に関
するデータをこの数値データと関連づけてデータ記憶部
4に記憶させるデータ更新手段となっている。
【0024】そして記憶部4に記憶されたこれらの制御
データ5Aやワークデータ5Bは、必要に応じ表示部1
1に表示される。この際には、表示処理部14によって
以下に述べるような表示処理が行われる。まず、制御デ
ータ5Aについては、数値データと共にこの数値データ
と関連付けされた日付およびまたは時刻に関する日付け
データ、ならびに入力を行った入力主体である作業者デ
ータを同一画面上で表示させる。ワークデータ5Bにつ
いては、数値データと共にこの数値データの更新の有無
に関するデータを同一画面上で表示させる。
【0025】従って、タッチパネル12の表示部11
は、数値データと、この数値データに関連付けされた日
付およびまたは時刻に関するデータ、この数値データと
関連づけされた入力主体に関するデータ、この数値デー
タの更新の有無に関するデータを、それぞれ同一画面上
で表示する表示手段となっている。また表示画面上に
は、カレンダー機能15から表示処理部14に送られる
日付・時刻が常に表示され、各数値データと関連づけて
表示される日付データとの対比を常に行えるようになっ
ている。
【0026】この制御装置は上記のように構成されてお
り、以下制御装置によるデータ更新処理について図2、
図3のフローに沿って、表示画面を示す各図を参照しな
がら説明する。まず図2を参照して、ワーク情報(ワー
クデータ)の更新処理について説明する。この処理の開
始に先立って制御装置を起動し、メイン画面を立ち上げ
る。これにより、表示部11には図4に示す画面が表示
される。表示画面20には操作時点での日付、時刻(表
示欄21参照)が表示されると共に、自動生産、ワーク
情報入力、プロセス条件設定、マシン調整、電源OFF
の選択用のタッチキー22〜26が表示される。
【0027】自動生産22を選択することにより、制御
対象装置によって行われる自動生産が開始される。ワー
ク情報入力23を選択することにより、以下に説明する
ワーク情報入力が可能となる。プロセス条件設定24を
選択することにより、自動生産での各種のプロセス条件
の設定が可能となる。マシン調整25を選択することに
より、制御対象のFA装置の各部の位置合わせなどの調
整作業によって求められる制御データの入力が可能とな
る。電源OFF26を選択することにより、制御装置の
電源が切断される。
【0028】まずここでは、ワークデータ入力を行うた
めにワーク情報入力23を選択した場合について説明す
る。画面選択により、表示画面20は図5に示すワーク
情報入力画面に切り換わる。ここでは、ワークとして半
導体チップのサイズなどの数値データを入力する例を示
しており、表示画面20では、入力対象のワークが半導
体のチップであることが表示枠27に示されるととも
に、チップの形状を示すグラフィック画像28が表示さ
れ、チップの各辺寸法などの数値データの入力対象項目
を個別に示す入力枠29が表示される。また表示画面2
0には、このチップが実装される基板についてのデータ
を表示させるための切り替え操作ボタン30や、設定作
業の終了を入力するための設定終了ボタン31が表示さ
れる。
【0029】これ以降の処理手順について、図2のフロ
ーに沿って説明する。まずタッチパネル12の表示画面
(図5)上で、入力の対象項目を示す入力枠29をタッ
チ操作する(ST1)。図6は左上側の入力枠29aを
操作した例を示しており、これにより表示画面20上に
は数値入力を行うためのテンキーパネル32が重ねて表
示される(ST2)。
【0030】そしてこのテンキーパネル32により、入
力枠29aに入力されるべき数値データのキー入力を行
う(ST3)。入力された数値データは一時記憶され
(ST4)、入力枠29aに表示される。そしてこの入
力結果を示す数値データが正しいか否かを確認した後、
正しければテンキーパネル32上の確定キー32aをタ
ッチ操作する。これによりテンキーパネル32が画面か
ら消去され(ST5)、そして図7に示すようにワーク
データが更新され(ST6)、入力済の入力枠29aの
表示色が変化する(ST7)。
【0031】この表示色の変化により、入力作業者はど
の項目までデータ入力操作が終わっているかを画面上で
明瞭に確認することができる。このような入力操作は、
一般に既設定の数値データ上に新たな数値データを上書
きすることにより行われるため、既存データと新規入力
済みデータとを表示画面上で区別することが困難であ
る。これに対し、上記のように表示色を変化させること
により、数値データのように紛らわしいデータを連続し
て入力する場合においても、既存データと新規入力済み
データを取り違える誤入力が発生しない。
【0032】そしてここで1つのワークについての入力
を終えたならば、設定終了キー31を操作する。これに
より、入力されたデータは、更新処理部13によってこ
れらの数値データが更新されたものであることを表示す
る表示データと共にデータ記憶部4に記憶される。ここ
ではデータ更新の有無を表すための表示データとして、
入力枠29aの表示色を変化させる例を示しているが、
表示データはこの例には限定されず、これ以外にも各種
の方法を用いることができる。
【0033】例えば表示色を変化させる態様として、入
力枠29aの枠部分のみ、または枠内を部分的に異なる
色で表示する方法を用いることもできる。また、入力枠
自体によって表示させる代わりに、図7の画面左側に別
途表示枠33を設け、入力枠29a,29b,・・・に
対応した表示欄33a,33b,・・・にチェックマー
クを付す方法などを用いてもよい。すなわち表示データ
は、データ更新の有無を明瞭に判別できるものであれば
良く、表示画面内の適当な位置に視覚的に明瞭な表示形
態で表示すればよいものである。
【0034】データ記憶部4に記憶されたデータは、表
示処理部14によって表示部11に上記のデータ更新の
有無を示す表示データと共に表示されるため、一旦入力
作業を中断した後に再び作業を続行する場合において
も、更新が必要な既存データと既に更新入力された新規
入力データを混同することなく、データ入力作業を容易
にかつ正確に行うことができる。また、入力者以外の者
がデータ更新について確認する必要がある場合には、単
に画面表示させるのみで当該データの更新が正しく行わ
れたか否かを的確かつ容易に判断することができる。
【0035】次に制御データの更新処理について、図3
のフローに沿って説明する。ここでは、図8〜図11に
示すように、半導体装置の実装を行う実装装置におい
て、XYテーブル基準の位置設定を行うマシン調整作業
を例に説明する。この調整作業および調整作業によって
求められた数値データの入力は、経験と熟練を要するも
のであるため、予め適格者として登録された調整者のみ
が行うようにルール化されている。
【0036】まずメイン画面上でマシン調整を選択する
と表示画面20は図8に示すような表示に切り替わる。
図8に示すように、表示画面20上には、調整者コード
の入力を促すメッセージ34が表示される。そしてコー
ド入力枠35に調整者コードを入力する。この調整者コ
ードは、本人であることを識別する暗証番号の性格を有
しており、ここで入力された調整者コードを登録済調整
者データベース17で参照することにより、適格者によ
って作業アクセスされたか否かが自動的に確認される。
そして、登録済調整者による作業アクセスであることが
確認された場合のみ、以下に説明する作業を行うことが
許可される。
【0037】なお、登録済調整者以外の者によって作業
アクセスされた場合の取り扱いについては、幾通りかの
選択が可能である。まず、特殊の知識・技能が求められ
る項目については、登録済調整者以外によるデータ入力
を完全にブロックするようにする。また、状況によって
は登録済調整者以外の者による作業アクセスを許容しな
ければならないような項目については、未登録者がやむ
を得ず限定的に調整・入力作業を行うための特別なコー
ドを予め設けておくようにしてもよい。
【0038】これにより、データ記憶部4に記憶する際
には、未登録者によって入力されたデータである旨のい
わば警報データを付記することができるため、以後当該
装置にアクセスした者に対しては、どのような項目につ
いて注意しなければならないかの予告警報を発すること
ができ、トラブル時の対処が容易になる。
【0039】入力された調整者コードが正当なものであ
る場合には、図9に示すように表示画面20はマシン調
整画面に切り換わる。ここでは、調整者コードに対応す
る調整者名が表示枠37に表示されると共に、調整項
目、調整日付、調整者などの諸項目が表にまとめられた
調整項目表41が表示される。また画面上には、調整項
目表41の中から所望の調整項目を検索するための検索
キー38や、特定の調整項目を調整実行対象として選択
するための選択キー40および調整作業の終了を入力す
るための調整終了キー39が表示される。
【0040】この調整画面において、項目番号No.3
を選択して表示状態を反転させた状態で、選択キー40
を操作する。これにより表示画面20は、図10に示す
XYテーブル基準位置設定画面に切り換わる。この画面
上では、XYテーブル42のグラフィック画像がXY方
向のカーソル線43とともに表示され、このグラフィッ
ク画像には位置合わせの基準位置を示す基準マーク44
が重ねて表示される。
【0041】XYテーブル42の画像の4辺には、イン
チングキー45a,45b,45c,45dが表示さ
れ、これらのインチングキーを操作することにより、X
Yテーブル4をインチングさせてカーソル線43の中心
位置と基準マーク44との相対位置を変えることが可能
となっている。
【0042】そして基準マーク44がカーソル線43の
中心と一致した状態でXYテーブル基準位置が設定さ
れ、設定状態での位置を示す数値データ、すなわちXY
方向のそれぞれの座標値が表示枠46x,46yに表示
される。そして画面上の確定キー48を操作することに
より、設定された数値データが確定し、設定終了キー4
7を操作することにより、XYテーブル基準位置設定を
終了する。
【0043】図3のフローに示すように、上記インチン
グキーによるキー入力操作に引き続いて確定キー操作を
行う(ST11)ことにより、制御データ更新(ここで
はXYテーブル基準位置設定データ)が行われ(ST1
2)、この設定作業が行われた時点での日付・時刻が新
たな日付データとして更新され(ST13)、次いで調
整者名が更新される(ST14)。
【0044】この制御データ更新後に、マシン調整画面
を表示させると(ST15)、図11に示すように、当
該調整項目の表示欄には更新された調整日を示すデータ
51や、調整作業を実行した調整者名52が表示され
る。このマシン調整画面を表示させることにより、調整
者以外の者であっても、当該調整項目についてはデータ
の更新が既に行われているか否か、さらには誰によって
行われたかを簡単に確認することができ、数値データの
当否判断を的確に行うことができる。
【0045】上記説明したように、本発明は制御対象の
制御に用いられる数値データを、数値データの入力が行
われた日付、時刻に関する日付データや、入力を行った
作業者名や、更には当該データの更新の有無に関する表
示データと関連付けて記憶させ、これらのデータを数値
データと共に同一画面上に表示させるようにしたもので
ある。
【0046】これにより、以下に説明するような効果を
得る。まず日付データを表示させることにより、この数
値データにアクセスした者は、このデータがいつの時点
で更新されたものであるかを知ることができ、このデー
タに対して更に何らかの更新処理が必要か否かを判断す
る場合の有力な判断材料となる。また作業者名を表示さ
せることにより、当該数値データを入力した入力作業者
が本来その作業を行う適格者であるか否かを知ることが
でき、したがって当該数値データの信頼性の判断を的確
に行える。このように数値データの入力履歴を明確にさ
せることにより、数値データの当否、すなわちデータが
正しい手順で入力・更新されたか否かを的確にかつ容易
に判断することが可能となる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、記憶手段に記憶された
数値データに基づいて制御対象を制御する制御装置にお
いて、数値データの入力が行われた日付けまたは時刻、
入力主体、数値データのデータ更新の有無、のそれぞれ
に関するデータを画面表示させるようにしたので、当該
数値データの当否を的確にかつ容易に判断することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の制御装置の処理機能を
示す機能ブロック図
【図2】本発明の一実施の形態の制御装置のデータ更新
処理のフロー図
【図3】本発明の一実施の形態の制御装置のデータ更新
処理のフロー図
【図4】本発明の一実施の形態の制御装置の表示画面を
示す図
【図5】本発明の一実施の形態の制御装置の表示画面を
示す図
【図6】本発明の一実施の形態の制御装置の表示画面を
示す図
【図7】本発明の一実施の形態の制御装置の表示画面を
示す図
【図8】本発明の一実施の形態の制御装置の表示画面を
示す図
【図9】本発明の一実施の形態の制御装置の表示画面を
示す図
【図10】本発明の一実施の形態の制御装置の表示画面
を示す図
【図11】本発明の一実施の形態の制御装置の表示画面
を示す図
【符号の説明】
1 制御対象 2 制御部 4 データ記憶部 5 数値データ 5A 制御データ 5B ワークデータ 7 日付データ 8 作業者データ 9 表示データ 10 入力部 11 表示部 13 データ更新処理部 14 表示処理部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶手段に記憶された複数の数値データに
    基づいて制御対象を制御する制御装置であって、前記数
    値データを前記記憶手段に入力可能な入力手段と、前記
    入力手段による前記数値データの入力が行われた日付け
    およびまたは時刻に関するデータを読みとりこの数値デ
    ータに関連付けして前記記憶手段に記憶させるデータ更
    新手段と、前記数値データとこの数値データに関連付け
    された日付けおよびまたは時刻に関するデータを同一画
    面上で表示する表示手段とを備えたことを特徴とする制
    御装置。
  2. 【請求項2】記憶手段に記憶された複数の数値データに
    基づいて制御対象を制御する制御装置であって、前記数
    値データを前記記憶手段に入力可能な入力手段と、前記
    入力手段による前記数値データの入力を行った入力主体
    に関するデータをこの数値データに関連付けして前記記
    憶手段に記憶させるデータ更新手段と、前記数値データ
    とこの数値データに関連付けされた入力主体に関するデ
    ータを同一画面上で表示する表示手段とを備えたことを
    特徴とする制御装置。
  3. 【請求項3】記憶手段に記憶された複数の数値データに
    基づいて制御対象を制御する制御装置であって、前記数
    値データを前記記憶手段に入力可能な入力手段と、前記
    入力手段による前記数値データの更新の有無に関するデ
    ータをこの数値データに関連付けして前記記憶手段に記
    憶させるデータ更新手段と、前記数値データとこの数値
    データの更新の有無に関するデータを同一画面上で表示
    する表示手段とを備えたことを特徴とする制御装置。
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