JP2001075526A - 表示装置及びその制御方法 - Google Patents

表示装置及びその制御方法

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JP2001075526A JP24693099A JP24693099A JP2001075526A JP 2001075526 A JP2001075526 A JP 2001075526A JP 24693099 A JP24693099 A JP 24693099A JP 24693099 A JP24693099 A JP 24693099A JP 2001075526 A JP2001075526 A JP 2001075526A
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通孝 大沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】略平行する二つの電極を備えた表示装置におい
て、各電極に駆動電圧を供給するためには、各々同等規
模の独立したサステイン回路を必要とし、上記した装置
の回路基板小型化、コスト低減というニーズに対して障
害となっていた。 【解決手段】本発明において、略平行に配置された第1
の電極に駆動電圧を供給するための第1の駆動回路に、
正及び負のサステイン電圧パルスを発生させる正負両出
力サステイン回路を用いて構成した。これによって、第
2の電極に供給すべきサステイン電圧のパルス数を大幅
に低減することが出来、第2の駆動回路を構成する回路
規模を簡略化させることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電現象を利用し
た、例えばプラズマ放電を用いた表示装置及びその制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、放電現象を利用した表示方法、例
えばプラズマ放電によって発生する紫外線を用いて蛍光
体を励起し、その発光色を利用して表示する方法は、コ
ンピュータワークステーションの表示装置や映像表示装
置として、更には公告や各種情報の表示装置として広く
一般に用いられるようになった。
【0003】このような用途に用いられる表示装置は、
US No.5745086の第10図に、そのブロッ
ク回路図が示されているように、プラズマパネルと、Y
saサステイン回路と、Ysbサステイン回路と、Xa
アドレス駆動回路と、それらを制御するコントローラか
ら構成されることが開示されている。
【0004】また、特開平8−320667号公報に
は、その実施例として、放電維持期間においてY電極を
所定の電圧に維持するY側駆動手段と、正極性を有する
電源電圧と負極性を有する電源電圧に基いて、当該の維
持期間にX電極に対して正極性の振幅を有する正側維持
パルス信号と負極性の振幅を有する負側維持パルス信号
とを交互に供給するX側駆動手段が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】US No.5745
086に示された従来技術の表示装置において、Ysa
サステイン回路からYsaサステイン電極へスキャンパ
ルスを加え、そしてアドレス電極との間に電界を形成す
ることによってアドレッシングを行い、 また、Ysa
サステイン電極及びYsbサステイン電極へサステイン
パルスを印加して、その両者の電極間に形成させた電界
によってプラズマ放電の維持を行うように構成されてい
る。この時、上記したYsa及びYsbサステイン電極
へ印加されるサステインパルスには、同一極性を示すサ
ステインパルスが用いられており、一般的には、正電圧
を有するサステインパルスである。
【0006】従って、上記した従来の表示装置におい
て、Ysaサステイン電極及びYsbサステイン電極に
対して、ほぼ同数のサステインパルスを印加しなければ
ならない。このとき、上記したYsaサステイン電極及
びYsbサステイン電極に夫々のサステインパルスを供
給するためのYsa及びYsbサステイン回路には、プ
ラズマパネルの構造に起因して存在するパネル容量を充
放電させるに必要な変位電流や、プラズマパネルの放電
に伴う放電電流が流れることになるため、サステイン回
路はこれらの大電流を流し得るパワー回路であることが
必要である。
【0007】一方では、プラズマ表示装置が必要とされ
る市場から、より大きな画面サイズの表示装置が望ま
れ、そして更には消費電力が少なく、しかも低価格での
製品開発が要求されている。そのためには、画素である
放電領域の構造のみならず、同時に個々の画素を駆動さ
せるための周辺駆動回路について、その簡略化、更には
低コスト化を図ることが要求されている。
【0008】上記した課題を解決するひとつの方法とし
て、特開平8−320667号公報に示された従来技術
において、正極性及び負極性を有する電源電圧に基い
て、放電が維持される期間、X電極に対して正極性の振
幅を有する正側維持パルス信号と負極性の振幅を有する
負側維持パルス信号とを交互に供給するように構成され
ている。これによって、従来必要とされたY電極からの
維持パルス信号の印加を不要とし、Y側駆動手段の簡略
化、即ち、Y電極への信号供給用配線パターンの省略を
可能としている。
【0009】しかしながら、上記した従来技術において
は、Y電極側に安定な放電を開始するための信号電圧印
加手段は付加されておらず、またパネルを含めた駆動回
路の省電力化に対する配慮はなされていない。更にま
た、X電極−Y電極、またはY電極−アドレス電極との
間で行われる放電開始電圧の大きさに対して、簡略化さ
れた駆動回路で、かつ安定な放電を実現するための配慮
はなされていなかった。
【0010】本発明は、上記した従来技術の課題を解消
し、表示パネルの安定な放電を実現しつつ、個々の画素
を駆動させるための駆動回路の規模を簡略化することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では上記した従来
技術の課題を解決し、簡略化された駆動回路を実現する
ために、略平行に配置された第1の電極及び第2の電極
と、この第1の電極及び第2の電極に対して略直交させ
て配置したアドレス電極とを用いて放電領域を挟んだ構
造の表示パネルと、第1の電極を駆動させるための第1
の駆動回路と、第2の電極を駆動させるための第2の駆
動回路と、アドレス電極を駆動させるためのアドレス駆
動回路と、制御信号を発生させるための波形制御回路と
を備え、上記した第1の駆動回路は、正及び負の両出力
を発生させるサステイン回路であって、第1の電極に正
電圧サステインパルスを供給するための正電圧サステイ
ン回路と、負電圧サステインパルスを供給するための負
電圧サステイン回路とを用いて構成した。また、上記し
た第2の駆動回路として、第2の電極にスキャンパルス
を印加するためのスキャンパルス発生回路と、第1のサ
ステインパルスを印加するための第1サステインパルス
発生回路とで構成した。
【0012】本発明では、第1の電極に正電圧サステイ
ンパルスを供給するための正負両出力サステイン回路に
ついて、その具体的な回路構成として、第1の電極に正
電圧を印加するための正電圧スイッチ素子と、負電圧を
印加するための負電圧スイッチ素子とを用いて構成し
た。
【0013】また、上記の第1の電極と、電気的に接地
されたアースとの間に、電力回収回路を接続し、この電
力回収回路は、電力回収コイルと電力回収スイッチと電
力回収コンデンサとからなる直列回路、または電力回収
コイルと電力回収スイッチとからなる直列回路を用いて
構成するようにした。
【0014】更にまた、上記した第1の電極と第2の電
極との少なくとも何れかの電極に第1のサステインパル
スが印加されている期間中、アドレス電極には電気的に
接地された電位に対して正であるような信号電圧が印加
されるようにした。
【0015】そして、本発明では、上記した表示パネル
の放電に関して、第2の電極とアドレス電極との間に比
較して、第1の電極と第2の電極との間で大きな放電開
始電圧を示す様な場合には、第2の電極に第1のサステ
インパルスが印加されている期間中、アドレス電極には
電気的に接地された電位に対して正であるような信号電
圧を印加し、また、第2の電極とアドレス電極との間に
比較して、第1の電極と第2の電極との間での放電開始
電圧が小さく、かつ、第1の電極に正負のサステイン電
圧が印加されている期間中は、上記した第2の電極に印
加される第2の駆動回路の出力電圧が略0ボルトとなる
ようにした。
【0016】更に、本発明は、略平行に配置された第1
の電極及び第2の電極と、上記の第1の電極及び第2の
電極に略直交して配置されたアドレス電極とを、放電領
域を挟んで対向させた表示パネルと、第1の電極を駆動
させるための第1の駆動回路と、第2の電極を駆動させ
るための第2の駆動回路と、アドレス電極を駆動させる
ためのアドレス駆動回路と、制御信号を発生させるため
の波形制御回路とを備えた表示装置であって、この第1
の電極に正及び負なるサステイン電圧を印加して、第1
の電極と第2の電極との間で放電が維持されるように波
形制御回路を制御する。
【0017】また、上記した表示パネルの放電開始電圧
が、第2の電極とアドレス電極との間に比較して、第1
の電極と第2の電極との間で大きい場合には、第1の電
極に第1のサステインパルスが印加される少なくとも以
前に、第2の電極に第1のサステインパルスを印加する
よう制御する。
【0018】更にまた、第2の電極に第1サステインパ
ルスが印加されている期間、またはこの期間を含み、第
1の電極に次のサステインパルスが印加されるまでの期
間、アドレス電極に印加される信号電圧が電気的に接地
された電位に対して正であるように、波形制御回路を制
御する。
【0019】そして、本発明では、上記した表示パネル
の放電開始電圧が、第2の電極とアドレス電極との間に
比較して、第1の電極と第2の電極との間で小さい場合
には、第1の電極に正負のサステイン電圧が印加されて
いる期間中、第2の駆動回路及びアドレス駆動回路の出
力電圧が所定の電位を維持するように、波形制御回路を
制御する。そして、上記したこれらの出力電圧が、電気
的に接地された電位に保たれるように波形制御回路を制
御するようにした。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
プラズマ放電によって発生させた紫外線を用いて蛍光体
を励起し、その発光色を表示させるプラズマ表示を例と
して、図面を用いて説明する。尚、本発明と同様の作用
をもたらすものであればプラズマに限定されるものでは
なく、他の原理を用いた表示方法であっても構わない。
また、各図面の中で、同じ働きをするものには、同じ番
号を付けて表す。
【0021】図1は、本発明の第1の実施例を説明する
ブロック回路図であって、1はプラズマ表示パネル、2
はその第1の電極、3は第2の電極、4はアドレス電極
を表わす。ここで、プラズマ表示パネル1の詳細な製造
方法は省略するが、良く知られたスクリーン印刷法やス
パッタリング法、焼成技術等を用いて、略平行に配置し
た第1の電極2と第2の電極3とを形成したガラス基板
と、上記した第1の電極2及び第2の電極3に対して略
直交するように配置したアドレス電極4を形成したガラ
ス基板とを、図示していないが放電領域を形成するため
の隔壁を挟んで貼り合わせて製作されている。
【0022】そして、第1の電極2の一端は共通に結線
されており、それが第1の駆動回路5に接続されてい
る。また、第2の電極3は第2の駆動回路6に、アドレ
ス電極4はアドレス駆動回路7に、各々接続されてい
る。そして、これら第1の駆動回路5、第2の駆動回路
6及びアドレス駆動回路7は、これらの駆動回路に制御
用信号を形成させる波形制御回路8に接続され、その動
作が制御される。また、図1に示したように、第1の駆
動回路5は正及び負の両出力を発生させるためのサステ
イン回路9及びリセット回路10を用いて構成され、ま
た、第2の駆動回路6は第1のサステインパルスを発生
させるための第1サステインパルス発生回路11、リセ
ット回路12、及び第2の電極3の個々の端子に信号を
分配させるためのスキャン回路13を用いて構成されて
いる。
【0023】また、図1に示したプラズマ表示パネル1
において、第1の電極2と第2の電極3との間で生じる
放電開始電圧Vfxyが、第2の電極3とアドレス電極4
との間で生じる放電開始電圧Vfayより大きくなるよう
に設計されている。
【0024】次に、図1に示した第1の実施例の動作に
ついて説明する。
【0025】図1において、波形制御回路8から出力さ
れたスキャン信号DSCは、第2の駆動回路6を構成す
るスキャン回路13へ供給される。そして、入力された
スキャン信号DSCに基いて、スキャン回路13は第2
の電極3の各端子へ供給するためのスキャンパルスSC
を発生させる。また、波形制御回路8から出力されたリ
セット信号DRYは、第2の駆動回路6を構成するリセ
ット回路12へ供給され、このリセット信号DRYに基
づいて、リセット回路12はスキャン回路13を介して
第2の電極3にリセットパルスRYが供給される。更
に、波形制御回路8から出力された第1サステイン信号
DSYは、同じく第2の駆動回路6の第1サステインパ
ルス発生回路11へ供給され、上記した第1サステイン
信号DSYに基づいて形成された第1サステインパルス
SY1を、スキャン回路13を介して第2の電極3へ供
給する。このとき、上記したスキャンパルスSC、リセ
ットパルスRY及び第1サステインパルスSYは、第2
の駆動回路6から第2の電極3へ供給される第2の電極
駆動用電圧Yに重畳される。
【0026】一方、図1において、波形制御回路8から
出力されたサステイン信号DSXは、第1の駆動回路5
を構成する正負両出力サステイン回路9へ供給され、こ
のサステイン信号DSXに基づいて第1の電極2へ供給
するための正負サステインパルスSXが形成される。ま
た、波形制御回路8から出力されたリセット信号DRX
は、同じくリセット回路10へ供給され、このリセット
回路10で形成されたリセットパルスRXは、正負両出
力サステイン回路9を介して、第1の電極2へ供給され
る。尚、上記した正負サステインパルスSX及びリセッ
トパルスRXは、第1駆動回路5から第1の電極2へ供
給される第1の電極駆動用電圧Xに重畳される。
【0027】そしてまた、波形制御回路8から出力され
たアドレス信号DAは、アドレス駆動回路7へ供給さ
れ、そこでアドレス電極4へ供給するためのアドレス駆
動用電圧Aを発生させる。
【0028】以上で述べたブロック回路において、第1
の電極2、第2の電極3及びアドレス電極4に印加され
る動作波形について、図7の動作波形図を用いて説明す
る。
【0029】図7(a)から(c)は、各々、従来技術
における第1の電極に印加される駆動電圧X波形、第2
の電極に印加される駆動電圧Y波形、アドレス電極に印
加される駆動電圧A波形を表わし、そして(d)は本発
明の第1の電極2に印加される駆動電圧X波形、(e)
は同じく第2の電極に印加される駆動電圧Y波形、
(f)及び(g)は同じくアドレス電極4に印加される
駆動電圧A波形である。
【0030】従来技術では、放電領域で放電が維持継続
されている、所謂、サステイン期間において、第1の電
極に供給される第1の駆動電圧Xには正電圧のサステイ
ンパルスSXが重畳され(図7(a))、また第2の電
極に供給される第2の駆動電圧Yにはサステインパルス
SYが重畳されている(図7(b))。そして、アドレ
ス電極に供給されるアドレス駆動電圧Aは、この期間に
おいて約0ボルトに設定されている(図7(c))。従
って、このような駆動方法を用いてプラズマ表示パネル
の駆動を行う場合には、第1の駆動回路及び第2の駆動
回路には、各々、ほぼ同等規模のサステイン回路が不可
欠であった。このため、プラズマ表示パネルの表示サイ
ズが大きくなるに従って、大容量の電流制御に必要な回
路となり、そしてその規模も大掛かりなものにならざる
を得ない。
【0031】一方、従来技術に対する本発明の表示装置
における制御方法は、下記の通りである。即ち、図7
(d)に示す如く、サステイン期間において第1の電極
2に供給される駆動電圧Xに、正電圧であるサステイン
パルスSXP及び負電圧であるサステインパルスSXN
の両者を重畳させる。そしてまた、図7(e)に示すよ
うに、安定な放電を実現させるために、第1サステイン
期間の間だけ、第2の電極3に供給する駆動電圧Yに第
1サステインパルスSY1を重畳している。更に、図7
(f)に示すように、上記した第1サステイン期間にお
ける第1サステインパルスSY1(図7(e)参照)に
同期させて、放電領域での誤放電を防止するための正電
圧パルスASをアドレス電極4に供給させる。この誤放
電防止用のパルスASは、図7(g)に示すように、第
1サステイン期間の全体に亘って、または第1の電極2
に次のサステインパルスが印加されるまでの期間の間、
供給されても良い。
【0032】上記したように、第1の電極2に供給され
る駆動電圧Xに正電圧のサステインパルスSXPと負電
圧のサステインパルスSXNの両方のパルスを重畳させ
ることによって、第2の電極3に供給すべき駆動電圧Y
に重畳させるサステインパルス数を大きく減らすことが
出来、この結果、第2の電極3を駆動するための第2に
駆動回路6の規模を大幅に縮小させることが出来る。こ
れによって、従来技術と同様に表示パネル1の安定した
駆動を実現することが可能となり、更には、より大形の
表示パネルに対しても、大掛かりな規模の駆動回路を用
いなくても安定な表示を実現することが出来る。
【0033】以上で説明した本発明の実施例では、表示
パネル1を構成する第1の電極2と第2の電極3との間
の放電開始電圧Vfxyが、第2の電極3とアドレス電極
4との間の放電開始電圧Vfayに比較して大きい場合に
ついて、その動作を述べた。
【0034】次に、第1の電極2と第2の電極3との間
の放電開始電圧Vfxyが、第2の電極3とアドレス電極
4との間の放電開始電圧Vfayに比較して小さい表示パ
ネルを用いた場合について述べる。
【0035】図2は、本発明の第2の実施例を説明する
ためのブロック回路図であって、表示パネル100は、
第1の電極2と第2の電極3との間の放電開始電圧Vfx
yが、第2の電極3とアドレス電極4との間の放電開始
電圧Vfayより小さくなるように設計した表示パネルで
ある。第2の電極3を駆動するための第2の駆動回路6
は、リセット回路12とスキャン回路13を用いて構成
されている。第1の電極2及びアドレス電極4を駆動さ
せるための駆動回路は、上記した図1に示した実施例と
同様である。
【0036】この場合、図1に示した第1サステインパ
ルス発生回路11を省略することが出来、従って、第2
の電極3を駆動させるための駆動電圧Yに重畳させる第
1サステインパルスSY1(図7(e))及びアドレス
電極4を駆動させるための駆動電圧Aに重畳させる誤放
電防止用の正電圧パルスAS(図7(f))を不要とす
ることが出来る。
【0037】第1の電極2を駆動させるための駆動電圧
X、第2の電極3を駆動させるための駆動電圧Y及びア
ドレス電極4を駆動させるための駆動電圧Aについて、
それらの動作波形を各々図7(k)、(l)及び(m)
に示す。サステイン期間において、第1の電極2には正
負両出力のサステイン回路9から正電圧のサステインパ
ルスSXP及び負電圧のサステインパルスSXNが駆動
電圧Xに重畳して印加されるが、第2の電極3及びアド
レス電極4には、所定の駆動電圧Y及びAを印加する。
例えば、この所定の駆動電圧として、電気的に接地され
た電位、またはアース電位とする。また、この時、アド
レス期間中にアドレス電極4を駆動させるための駆動電
圧Aに重畳させるアドレスパルスADの電圧値を、図1
に示した場合に比較して高く設定する。
【0038】上記したように、第1の電極2、第2の電
極3及びアドレス電極4に供給する駆動電圧を、例えば
図7(k)、(l)及び(m)に示したようにすること
によって、表示パネル100を駆動させるためのサステ
イン回路の規模を大幅に縮小させることが可能となる。
【0039】尚、第1の実施例で示した第1の電極2と
第2の電極3との間の放電開始電圧Vfxyが第2の電極
3とアドレス電極4との間の放電開始電圧Vfayより大
きい表示パネル1を用いた場合でも、リセット回路1
2、またはスキャン回路13に第1のサステイン期間の
間だけ、第2の駆動電圧Yに重畳させるための第1サス
テインパルスSY1を発生させる機能を設ければ、上記
の図2に示したブロック回路図と同様の回路構成を有す
るプラズマ表示装置を実現することが出来る。
【0040】次に、図1及び図2に示した本発明のプラ
ズマ表示装置における正負両出力サステン回路9の具体
例について説明する。
【0041】図3は、本発明の正負両出力サステイン回
路9の第1の実施例を説明するためのブロック回路図で
ある。 この図から明らかのように、正電圧サステイン
回路70はプリドライブ回路28〜30、スイッチ素子
33〜35、ダイオード38及び39を用いて構成さ
れ、また、負電圧サステイン回路71はプリドライブ回
路31及び32、スイッチ素子36及び37、ダイオー
ド40を用いて構成されている。そして、本発明である
正負両出力サステイ回路9は正電圧サステイン回路70
及び負電圧サステイン回路71から構成されている。ま
た、リセット信号入力端子20、正電圧ハイサイド信号
入力端子21、切換信号入力端子22、正電圧ローサイ
ド信号入力端子23、負電圧ハイサイド信号入力端子2
4、負電圧ローサイド信号入力端子25の各端子は、図
1及び図2に示した波形制御回路8に接続されている。
そして、出力端子27は、図1及び図2に示した表示パ
ネルの第1の電極2に接続されている。
【0042】次に、この正負両出力サステイン回路9の
動作について説明する。
【0043】プリドライブ回路28〜32の各回路は、
波形制御回路8からの指示に従って、各々正電圧ハイサ
イド信号入力端子21から入力される正電圧ハイサイド
信号DSX1、切換信号入力端子22から入力される切
換信号DSX2、正電圧ローサイド信号入力端子23か
ら入力される正電圧ローサイド信号DSX3、負電圧ハ
イサイド信号入力端子24から入力される負電圧ハイサ
イド信号DSX4、負電圧ローサイド信号入力端子25
から入力される負電圧ローサイド信号DSX5を増幅
し、そして各々のプリドライブ回路28〜32に対応し
て接続されたスイッチ素子33から37を駆動させるよ
うに作用する。
【0044】ここで、スイッチ素子33は、正電圧ハイ
サイド信号DSX1に基づいてスイッチング動作を行
い、スイッチ素子33がオン状態にあるとき、スイッチ
素子34を介して、出力端子27へ供給する第1の駆動
電圧Xを正の電源電圧Vccに保持する働きをしてい
る。また、スイッチ素子35は、正電圧ローサイド信号
DSX3に基づいてスイッチング動作を行い、スイッチ
素子35がオン状態にあるとき、正の電源電圧Vccに
設定された出力端子27の第1の駆動電圧Xを電気的に
接地された電位、例えばGNDレベルにする働きをして
いる。この際、スイッチ素子34は、切換信号DSX2
によってスイッチング動作を行うが、上記スイッチ素子
33がオン状態にあるときには、同時にスイッチ素子3
4もオン状態になるように制御される。
【0045】一方、図3において、スイッチ素子37
は、負電圧ローサイド信号DSX5に基づいてスイッチ
ング動作を行い、スイッチ素子37がオン状態のとき、
出力端子27における第1の駆動電圧Xを負の電源電圧
である−Vccにするように作用する。また、スイッチ
素子36は、負電圧ハイサイド信号DSX4に基づいて
スイッチング動作を行い、スイッチ素子36がオン状態
にあるとき、負の電圧に設定された出力端子27におけ
る第1の駆動電圧Xを電気的に接地された電位、例えば
GNDレベルにする働きをしている。そして、上記した
スイッチ素子37がオン状態にあるとき、スイッチ素子
34はオフ状態になるように制御されている。このよう
に制御されることによって、出力端子27の第1の駆動
電圧Xが負の電圧の場合でも、スイッチ素子33とスイ
ッチ素子34とが接続されたところの接続点では、その
電位を正電圧に保つことができる。従って、出力端子2
7へ供給する第1の駆動電圧Xが負電圧の場合でも、ス
イッチ素子33のスイッチング動作を安定させて行うこ
とができる。
【0046】尚、図3に示した回路において、スイッチ
素子34をスイッチ素子36と略同時のタイミングでオ
ン・オフさせることによって、スイッチ素子36及びプ
リドライブ回路31を削除することが可能である。
【0047】以上で説明したように、本発明であるプラ
ズマ表示装置においては、第1の駆動回路5を正及び負
の電圧を出力可能とした正負両出力サステイン回路9を
用いて構成し、これによって、第2の駆動回路6を構成
するサステイン回路の回路規模を縮小させることができ
る。
【0048】次に、正負両出力サステイン回路9の第2
の実施例について、図4のブロック回路図を用いて説明
する。この図4からも明らかのように、正負両出力サス
テン回路9は、プリドライブ回路44及び45、スイッ
チ素子46及び47を用いて構成されている。また、ハ
イサイド信号入力端子42及びローサイド信号入力端子
43は波形制御回路8に接続されている。
【0049】以下、図4に示した回路の動作について説
明する。同図において、プリドライブ回路44及び45
は、各々ハイサイド信号入力端子42から入力されるハ
イサイド信号DSXH及びローサイド信号入力端子43
から入力されるローサイド信号DSXLを増幅し、各々
の回路がスイッチ素子46及び47を作動させるように
働く。そして、スイッチ素子46は、ハイサイド信号D
SXHに基づいてスイッチ素子46がオン状態にあると
き、出力端子27へ供給する第1の駆動電圧Xを正の電
源電圧Vccにするように作用する。また、スイッチ素
子47は、ローサイド信号DSXLに基づいてスイッチ
素子47がオン状態であるとき、出力端子27の第1の
駆動電圧Xを負電源電圧である−Vccにするように作
用する。
【0050】この場合、第1の電極2へ供給される駆動
電圧Xの波形は、図7(h)に示されるように、サステ
イン期間において、Vcc電圧、−Vcc電圧の2値に
設定される。上記した波形は、図3に示された回路構成
の場合に、その波形が図7(d)に示されるように、V
cc電圧、GND電圧、−Vcc電圧の3値に設定され
るのに対して、GND電位に保持される期間が存在しな
いと言う相違はあるが、第1の電極2を駆動させると言
うことに関して、特別な差異を生じない。これによっ
て、図3に示した第1の実施例に比較して、正負両出力
サステイン回路の回路規模を縮小させることが出来る。
【0051】次に、正負両出力サステイン回路の第3の
実施例を、図5を用いて説明する。
【0052】図5に示すように、電力回収回路61は、
プリドライブ回路52及び53、スイッチ素子54及び
55、ダイオード56及び57、電力回収コンデンサ5
8、電力回収コイル59及び60を用いて構成されてい
る。また、立下り電力回収信号入力端子50及び立上り
電力回収信号入力端子51は、図1または図2に示した
波形制御回路8に接続されている。そして、図5に示し
た第3の実施例は、上記した図4の第2の実施例に比較
して、上記した電力回収回路61を付加している点が異
なる。
【0053】図5に示した回路において、プリドライブ
回路52及び53は、各々立下り電力回収信号入力端子
50から入力される立下り電力回収信号DDN及び立上
り電力回収信号入力端子51から入力される立上り電力
回収信号DDPを増幅して、各々の信号がスイッチ素子
54及び55に入力される。スイッチ素子54は、立下
り電力回収信号DDNに基づいてスイッチング動作を行
い、スイッチ素子54がオン状態にあるとき、出力端子
27に接続された表示パネルの第1の電極2から、電力
回収コイル59とダイオード56を介して、電力回収コ
ンデンサ58へ電流を流すように作用する。また、スイ
ッチ素子55は、立上り電力回収信号DDPに基づいて
スイッチング動作を行い、スイッチ素子55がオン状態
にあるとき、電力回収コンデンサ58から、ダイオード
57と電力回収コイル60を介して、出力端子27に接
続された表示パネルの第1の電極2へ電力回収コンデン
サ58に貯えられた電流を流すよう作用する。
【0054】上記で述べた作用を行わせることによっ
て、スイッチ素子54と55に流れる電流は、各々電力
回収コイル59と60のインダクタンス成分と、出力端
子27に接続された第1の電極2が有する容量成分とに
よって生じる共振電流と言うことになり、この共振電流
を流すことによって、出力端子27へ供給する第1の駆
動電圧Xの立下り期間及び立上り期間に発生するスイッ
チ素子47及びスイッチ素子46での損失を低減するこ
とができる。
【0055】図5において、一例として電力回収コンデ
ンサ58の一端を電気的に接地した場合(実線)と、負
の電源入力端子26に接続した場合(一点鎖線)を示し
た。後者の電力回収コンデンサ58の一端を負電源入力
端子26に接続した場合(一点鎖線)、スイッチ素子4
6または54等が破壊しても電力回収コンデンサ58が
耐えられるようにその定格電圧を2Vccに設定する必
要がある。一方、電力回収コンデンサ58の一端を接地
した場合(実線)、 スイッチ素子46または54等が
破壊しても電力回収コンデンサ58の両端にかかる電圧
をVcc以内に抑えることが可能であって、この場合に
はより小さい電力回収コンデンサを使用することが出来
る。
【0056】上記した回路において、立下り電力回収信
号入力端子50から入力される立下り電力回収信号DD
N及び立上り電力回収信号入力端子51から入力される
立上り電力回収信号DDPの動作波形を、各々図7
(i)及び(j)に例示するように制御されている。
【0057】次に、正負両出力サステイン回路につい
て、第4の実施例を図6を用いて説明する。図6に示し
た実施例では、上記した図5の実施例に対して、電力回
収コンデンサ58を削除し、そしてスイッチ素子54と
スイッチ素子55との接続点で電気的に接地されている
点が異なる。
【0058】以下、図6に示した回路の動作について説
明する。同図において、プリドライブ回路52と53
は、各々立下り電力回収信号入力端子50から入力され
る立下り電力回収信号DDN及び立上り電力回収信号入
力端子51から入力される立上り電力回収信号DDPを
増幅して、夫々スイッチ素子54及び55に入力され
る。そしてスイッチ素子54は、立下り電力回収信号D
DNに基づいてスイッチング動作を行い、スイッチ素子
54がオン状態であるとき、出力端子27に接続された
第1の電極2から、電力回収コイル59及びダイオード
56を介して、電気的に接地されているアースへ電流を
流すように作用する。また、スイッチ素子55は、立上
り電力回収信号DDPに基づいてスイッチング動作を行
い、スイッチ素子55がオン状態であるとき、電気的に
接地されているアースから、ダイオード57及び電力回
収コイル60を介して、出力端子27に接続された第1
の電極2へ電流を流すように作用する。
【0059】上記した動作において、スイッチ素子54
及び55に流れる電流は、電力回収コイル59、60の
インダクタンスと、出力端子27に接続された第1の電
極2が有する容量とによって生じる共振電流となる。従
って、出力端子27へ供給される第1の駆動電圧Xの立
下り及び立上りの期間において、上記した共振電流を流
すことにより、スイッチ素子47及びスイッチ素子46
が作動するときに発生する損失を低減させることが出来
る。
【0060】図6に示した回路を用いた場合は、図5に
示した第3に実施例に比較して、電力回収コンデンサ5
8を削除することが出来、またサステイン回路の回路規
模を更に簡略化することが出来る。
【0061】
【発明の効果】以上で述べたように、放電現象を利用し
た表示装置において、第1の電極に駆動電圧を供給する
ための駆動回路に、正及び負電圧を出力可能な正負両出
力サステイン回路を用いることによって、第2の電極に
駆動電圧を供給するための駆動回路を簡略化することが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である第1の実施例を説明するブロック
回路図である。
【図2】本発明である第2の実施例を説明するブロック
回路図である。
【図3】本発明の正負両出力サステイン回路に関する第
1の実施例を説明するブロック回路図である。
【図4】本発明の正負両出力サステイン回路に関する第
2の実施例を説明するブロック回路図である。
【図5】本発明の正負両出力サステイン回路に関する第
3の実施例を説明するブロック回路図である。
【図6】本発明の正負両出力サステイン回路に関する第
4の実施例を説明するブロック回路図である。
【図7】本発明である各電極に印加される駆動電圧を説
明するための動作波形図である。
【符号の説明】
1、100…表示パネル、2…第1の電極、3…第2の
電極、4…アドレス電極、5…第1の駆動回路、6…第
2の駆動回路、7…アドレス駆動回路、8…波形制御回
路、9…正負両出力サステン回路、10、12…リセッ
ト回路、11…第1のサステインパルス発生回路、13
…スキャン回路、20…リセット入力端子、21…正電
圧ハイサイド信号入力端子、22…切換信号入力端子、
23…正電圧ローサイド信号入力端子、24…負電圧ハ
イサイド信号入力端子、25…負電圧ローサイド信号入
力端子、26…負の電源入力端子、27…出力端子、2
8〜32…プリドライブ回路、33〜37…スイッチ素
子、38〜40…ダイオード、44、45…プリドライ
ブ回路、46、47…スイッチ素子、50…立下り電力
回収信号入力端子、51…立上り電力回収信号入力端
子、52、53…プリドライブ回路、54、55…スイ
ッチ素子、58…電力回収コンデンサ、59、60…電
力回収コイル、61…電力回収回路、70…正電圧サス
テイン回路、71…負電圧サステイン回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 勇司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアグルー プ内 (72)発明者 増田 健夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアグルー プ内 Fターム(参考) 5C080 AA05 BB05 DD09 DD22 DD26 DD27 FF12 HH02 HH04 HH05 JJ02 JJ03 JJ04

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略平行に配置された第1の電極及び第2の
    電極と、該第1の電極及び第2の電極に略直交して配置
    されたアドレス電極とを、放電領域を挟んで対向させて
    なる表示パネルと、前記第1の電極を駆動させるための
    第1の駆動回路と、前記第2の電極を駆動させるための
    第2の駆動回路と、前記アドレス電極を駆動させるため
    のアドレス駆動回路と、制御信号を発生させるための波
    形制御回路とを備え、 前記第1の駆動回路は、前記第1の電極に正及び負のサ
    ステイン電圧を発生させる正負両出力サステイン回路で
    あり、かつ前記第2の駆動回路は、第2の電極にスキャ
    ン用電圧パルスを印加するためのスキャンパルス発生回
    路と、第1のサステイン電圧パルスを印加するための第
    1サステインパルス発生回路とを備えたことを特徴とす
    る表示装置。
  2. 【請求項2】略平行に配置された第1の電極及び第2の
    電極と、該第1の電極及び第2の電極に略直交して配置
    されたアドレス電極とを、放電領域を挟んで対向させて
    なる表示パネルと、前記第1の電極を駆動させるための
    第1の駆動回路と、前記第2の電極を駆動させるための
    第2の駆動回路と、前記アドレス電極を駆動させるため
    のアドレス駆動回路と、制御信号を発生させるための波
    形制御回路とを備え、 前記第1の駆動回路は、前記第1の電極に正及び負のサ
    ステイン電圧を発生させる正負両出力サステイン回路で
    あり、かつ前記第2の駆動回路は、第2の電極にスキャ
    ン用電圧パルスを印加するためのスキャンパルス発生回
    路とリセット回路とを備えたものであって、該リセット
    回路と前記スキャンパルス発生回路の少なくとも一方の
    回路が、前記第2の電極に第1のサステイン電圧パルス
    を印加するための第1サステインパルス発生機能を含ん
    でなることを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】前記正負両出力サステイン回路は、前記第
    1の電極に正電圧サステインパルスを供給するための正
    電圧サステイン回路と、負電圧サステインパルスを供給
    するための負電圧サステイン回路とを備えてなることを
    特徴とする、請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】前記正負両出力サステイン回路は、前記第
    1の電極に正電圧を印加するための正電圧スイッチ素子
    と、負電圧を印加するための負電圧スイッチ素子とを備
    えてなることを特徴とする、請求項1または2に記載の
    表示装置。
  5. 【請求項5】前記第1の電極と、電気的に接地されたア
    ースとの間に、電力回収回路が接続されてなることを特
    徴とする、請求項1または2に記載の表示装置。
  6. 【請求項6】前記電力回収回路は、電力回収コイルと電
    力回収スイッチと電力回収コンデンサとを備えてなる直
    列回路を用いて構成されたことを特徴とする、請求項5
    記載の表示装置。
  7. 【請求項7】前記電力回収回路は、電力回収コイルと電
    力回収スイッチとを有してなる直列回路を用いて構成さ
    れたことを特徴とする、請求項5記載の表示装置。
  8. 【請求項8】前記第1の電極と前記第2の電極との少な
    くとも何れかの電極に第1のサステイン電圧パルスが印
    加されている期間は、前記アドレス電極に印加される信
    号電圧が電気的に接地された電位に対して正であること
    を特徴とする、請求項1または2に記載の表示装置。
  9. 【請求項9】略平行に配置された第1の電極及び第2の
    電極と、該第1の電極及び第2の電極に略直交して配置
    されたアドレス電極とを、放電領域を挟んで対向させて
    なる表示パネルと、前記第1の電極を駆動させるための
    第1の駆動回路と、前記第2の電極を駆動させるための
    第2の駆動回路と、前記アドレス電極を駆動させるため
    のアドレス駆動回路と、制御信号を発生させるための波
    形制御回路とを備え、 前記第1の駆動回路は正負両出力サステイン回路であ
    り、かつ前記第2の駆動回路は第2の電極にスキャン用
    電圧パルスを印加するためのスキャンパルス発生回路
    と、第1のサステイン電圧パルスを印加するための第1
    サステインパルス発生回路を備えてなり、 前記第2の電極に第1のサステイン電圧パルスが印加さ
    れている期間は、前記アドレス電極に印加される信号電
    圧が電気的に接地された電位に対して正であることを特
    徴とする表示装置。
  10. 【請求項10】略平行に配置された第1の電極及び第2
    の電極と、該第1の電極及び第2の電極に略直交して配
    置されたアドレス電極とを、放電領域を挟んで対向させ
    てなる表示パネルと、前記第1の電極を駆動させるため
    の第1の駆動回路と、前記第2の電極を駆動させるため
    の第2の駆動回路と、前記アドレス電極を駆動させるた
    めのアドレス駆動回路と、制御信号を発生させるための
    波形制御回路とを備え、 前記第1の駆動回路は正負両出力サステイン回路であっ
    て、前記第1の電極と電気的に接地されたアースとの間
    に、電力回収コイルと電力回収スイッチとからなる電力
    回収回路が接続されてなることを特徴とする表示装置。
  11. 【請求項11】前記表示パネルの放電開始電圧が、前記
    第2の電極と前記アドレス電極との間に比較して、前記
    第1の電極と前記第2の電極との間で大きいことを特徴
    とする、請求項9記載の表示装置。
  12. 【請求項12】略平行に配置された第1の電極及び第2
    の電極と、該第1の電極及び第2の電極に略直交して配
    置されたアドレス電極とを、放電領域を挟んで対向させ
    てなる表示パネルと、前記第1の電極を駆動させるため
    の第1の駆動回路と、前記第2の電極を駆動させるため
    の第2の駆動回路と、前記アドレス電極を駆動させるた
    めのアドレス駆動回路と、制御信号を発生させるための
    波形制御回路とを備え、 前記表示パネルの放電開始電圧が、前記第2の電極と前
    記アドレス電極との間に比較して、前記第1の電極と前
    記第2の電極との間で小さく、かつ、前記第1の電極に
    正負のサステイン電圧パルスが印加されている期間は、
    前記第2の電極に印加される前記第2の駆動回路の出力
    電圧が略0ボルトであることを特徴とする表示装置。
  13. 【請求項13】請求項1乃至12の何れかに記載の表示
    装置は、前記第1の電極と前記第2の電極との間でプラ
    ズマ放電を維持し、該プラズマ放電によって発生する紫
    外線を用いて蛍光体を励起し、その発光色を表示させる
    ことを特徴とする表示装置。
  14. 【請求項14】略平行に配置された第1の電極及び第2
    の電極と、該第1の電極及び第2の電極に略直交して配
    置されたアドレス電極とを、放電領域を挟んで対向させ
    てなる表示パネルと、前記第1の電極を駆動させるため
    の第1の駆動回路と、前記第2の電極を駆動させるため
    の第2の駆動回路と、前記アドレス電極を駆動させるた
    めのアドレス駆動回路と、制御信号を発生させるための
    波形制御回路とを備えた表示装置の制御方法であって、 前記第1の電極に正及び負なるサステイン電圧パルスを
    印加して、該第1の電極と前記第2の電極との間で放電
    が維持されるように、前記波形制御回路を制御すること
    を特徴とする制御方法。
  15. 【請求項15】略平行に配置された第1の電極及び第2
    の電極と、該第1の電極及び第2の電極に略直交して配
    置されたアドレス電極とを、放電領域を挟んで対向させ
    てなる表示パネルと、前記第1の電極を駆動させるため
    の第1の駆動回路と、前記第2の電極を駆動させるため
    の第2の駆動回路と、前記アドレス電極を駆動させるた
    めのアドレス駆動回路と、制御信号を発生させるための
    波形制御回路とを備え、 前記表示パネルの放電開始電圧を、前記第2の電極と前
    記アドレス電極との間に比較して、前記第1の電極と前
    記第2の電極との間で大きくした表示装置の制御方法で
    あって、 前記第1の電極に第1のサステイン電圧パルスが印加さ
    れる少なくとも以前に、前記第2の電極に第1のサステ
    イン電圧パルスが印加されるように、前記波形制御回路
    を制御することを特徴とする制御方法。
  16. 【請求項16】前記第2の電極に第1のサステイン電圧
    パルスが印加されている期間、または該期間を含み、前
    記第1の電極に次のサステイン電圧パルスが印加される
    までの期間は、前記アドレス電極に印加される信号電圧
    が電気的に接地された電位に対して正であるように、前
    記波形制御回路を制御することを特徴とする、請求項1
    5記載の制御方法。
  17. 【請求項17】略平行に配置された第1の電極及び第2
    の電極と、該第1の電極及び第2の電極に略直交して配
    置されたアドレス電極とを、放電領域を挟んで対向させ
    てなる表示パネルと、前記第1の電極を駆動させるため
    の第1の駆動回路と、前記第2の電極を駆動させるため
    の第2の駆動回路と、前記アドレス電極を駆動させるた
    めのアドレス駆動回路と、制御信号を発生させるための
    波形制御回路とを備え、 前記表示パネルの放電開始電圧を、前記第2の電極と前
    記アドレス電極との間に比較して、前記第1の電極と前
    記第2の電極との間で小さくした表示装置の制御方法で
    あって、 前記第1の電極に正負のサステイン電圧パルスが印加さ
    れている期間は、前記第2の電極に印加する前記第2の
    駆動回路、及び前記アドレス電極に印加する前記アドレ
    ス駆動回路の出力電圧とが所定の電位に維持されるよう
    に、前記波形制御回路を制御することを特徴とする制御
    方法。
  18. 【請求項18】前記第2の駆動回路及び前記アドレス駆
    動回路の出力電圧が、電気的に接地された電位に保たれ
    るように、前記波形制御回路を制御することを特徴とす
    る、請求項17記載の制御方法。
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