JP2001074912A - 光学レンズ - Google Patents

光学レンズ

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JP2001074912A
JP2001074912A JP25145799A JP25145799A JP2001074912A JP 2001074912 A JP2001074912 A JP 2001074912A JP 25145799 A JP25145799 A JP 25145799A JP 25145799 A JP25145799 A JP 25145799A JP 2001074912 A JP2001074912 A JP 2001074912A
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meth
acrylate
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optical lens
active energy
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JP25145799A
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Satoshi Takano
聖史 高野
Koji Kinoshita
宏司 木下
Yutaka Hashimoto
豊 橋本
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Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低屈折率性、透光性、加工性、耐薬品性、耐光
性、低吸湿性及び力学的強度に優れた光学レンズを提供
する。 【解決手段】硬化後の屈折率が1.50以下であり、含
フッ素化合物及び非フッ素多官能単量体を含有して成る
活性エネルギー線硬化性組成物の硬化物を必須構成成分
とする光学レンズに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低屈折率性を有す
るフッ素系活性エネルギー線硬化性組成物を用いた光学
レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ノート型パソコン、ビデオカメ
ラ、プロジェクタ等のマルチメディア製品の普及ととも
に、これらの高性能化、軽量化、薄型化、小型化が急速
に進められている。この中で、液晶ディスプレイ、プロ
ジェクションテレビ、プロジェクタの分野においては、
視野角の拡大、高輝度化、高精細化が強く求められてい
る。視野角の拡大、高輝度化に対しては、装置の構成、
部品等の観点から様々な提案がなされているが、光学レ
ンズを用いる方法も有力な方法である。
【0003】特開平6−27454号公報、特開平7−
72809号公報には、屈折率差が異なる物質層を組み
合わせることにより作製したマイクロレンズアレイ及び
それを用いた液晶ディスプレイが提案されており、該マ
クロレンズアレイを取り付けた液晶ディスプレは視野角
が拡大できることが記載されている。
【0004】特開平4−366917号公報、特開平5
−249454号公報、特開平6−265702号公
報、特開平5−346577号公報、特開平7−174
902号公報、特開平9−90336号公報、特開平9
−113899号公報等には、液晶等を用いた画像表示
装置、プロジェクタにおいて、マイクロレンズアレイを
内蔵することにより集光率を高め、高輝度化が実現でき
ること及びその製造方法が記載されている。これらの公
報において、マイクロレンズを形成する材料に関して
は、ガラス単独、ガラスと樹脂とを組み合わせるものが
記載されているが、樹脂を用いた場合、樹脂の内容につ
いては、光(紫外線)硬化性樹脂、高屈折率樹脂を用いる
という記載に留まり、具体的内容については示されてい
ない。
【0005】特開平10−253801号公報には、屈
折率の異なる2種類の樹脂層を用いた光学素子、マイク
ロレンズアレイが提案されている。本公報において2種
類の樹脂は、屈折率差が大きい程有利であり、紫外線硬
化型で屈折率が1.35〜1.60の範囲のものが選択
され得、一方の樹脂は耐薬品性が高いものが好ましいこ
と明細書中に記載されているものの、具体的な樹脂の内
容については言及していない。
【0006】特開平10−39111号公報、特開平1
0−39112号公報、特開平11−153704号公
報、にも、屈折率の異なる2種類の樹脂層を用いたマイ
クロレンズ及びその製造方法が提案され、低屈折率樹脂
材料にはフッ素系樹脂が好ましいことが記載されている
が、マイクロレンズを作製するために好適な具体的フッ
素系樹脂に関する記載はない。
【0007】特開平7−261164号公報には、マイ
クロレンズを作製するための低屈折率材料として、テト
ラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合
体、フッ素系アクリル樹脂が例示され、実施例では、フ
ッ素系化合物で変性させたアクリレート系モノマーに光
開始剤を混合し、紫外線重合させることによりマイクロ
レンズを作製すること記載されているが、このような組
成物では、紫外線硬化後の力学的強度が低いため、マイ
クロレンズの寸法安定性の低下を引き起こす。
【0008】特開平7−268177号公報には、マイ
クロレンズアレイ、マイクロプリズムを目的とした微小
立体成形用エネルギー線硬化型樹脂組成物が開示されい
るが、微小立体成形物に可とう性を付与するためには、
硬化膜の鉛筆硬度はHB以下、光開始剤の含有量が特定
の割合以下とすることが好ましいとされており、更には
フッ素系化合物についての記載は全くない。
【0009】一方,本発明者等は特公平8−11777
号公報、特公平8−19313号公報において、低屈折
率且つ透明性の高い皮膜を得る特定のフッ素系活性エネ
ルギー線硬化性組成物を開示している。また、これら公
報中において、該組成物を用いればガラス、透明プラス
チックスなどの透明基体の表面に塗工して、低反射率被
膜の形成が可能であることも記載している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記に示した状況の中
で、光学レンズを形成する材料の観点からその課題を整
理する。まず、光学レンズを形成し得る材料としては、
ガラスと樹脂が挙げられるが、それぞれに欠点を有して
いるのが現状である。
【0011】イオン拡散法により作製されるガラス単独
の屈折率分布型光学レンズは、工程中にアルカリイオン
が混入することにより、TFT作製の歩留まりが低下す
るという欠点、またガラス切削法により作製されるガラ
ス単独のレンズは、量産性、微細加工性が低いという欠
点を有する。さらに、ガラスを用いる方法は一般に高コ
ストになる場合が多い。
【0012】一方、樹脂を用いる方法では、温度、湿度
によりレンズの形状、屈折率に変化が生じたり、光源と
なる光を長期に照射すると透過率が低下するという欠点
を有する。更に、屈折率の異なる2種類の樹脂を用いれ
ば、量産性、微細加工性に優れた光学レンズが簡便に得
られるが、光学レンズ用として具体的な低屈折率樹脂に
関する好適な組成物は見出されていない。
【0013】本発明の目的は、必須構成成分として、低
屈折率性、透光性、加工性、耐薬品性、耐光性、低吸湿
性及び力学的強度に優れた光学レンズを提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者等は、上
記課題を解決するため鋭意検討したところ、硬化後の屈
折率が1.50以下であり、含フッ素化合物及び非フッ
素多官能モノマーを含有して成る活性エネルギー線硬化
性組成物の硬化物を必須構成成分として用いれば、透光
性、加工性、耐薬品性、耐光性、低吸湿性に優れた光学
レンズを得られることを見出し本発明を完成するに至っ
た。
【0015】すなわち[I]本発明は、硬化後屈折率が
1.50以下であり、含フッ素化合物及び非フッ素多官
能単量体を含有して成る活性エネルギー線硬化性組成物
の硬化物を、必須構成成分とする光学レンズを提供する
ものであり、[II]本発明は、含フッ素化合物が、下記
一般式(I) XCF2-CmF2m-(CH2)n-OOCC(R1)=CH2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(I) [式中、XはHまたはF、mは0または1〜20の整
数、nは0または1〜6の整数であり、R1はH、C
3、FまたはClを表わす。]にて表わされる含フッ素
(メタ)アクリレート(a)、一般式(I)にて表され
る含フッ素(メタ)アクリレートの単独重合体(b)、
一般式(I)にて表わされる含フッ素(メタ)アクリレ
ートと1種類または2種類以上の非フッ素(メタ)アク
リレートとの共重合体(c)、一般式(II) CH2=C(R1)COO(CH2)k(ClF2l)(CH2)kOOCC(R1)=CH2・・・・・・・・・・(II) [式中、kは1または2、lは2〜12の整数、R1は前
記と同義を表わす。]にて表わされる含フッ素ジ(メ
タ)アクリレート(d)の群から選ばれる少なくとも1
種類を含有する上記[I]記載の光学レンズを提供する
ものであり、[III]本発明は、非フッ素多官能単量体
が、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、
ジシクロペンテニル(メタ)アクリレートの群から選ば
れる少なくとも1種類を含有する上記[I]または[I
I]記載の光学レンズを提供するものであり、また[I
V]本発明は、含フッ素化合物及び非フッ素多官能単量
体を含有して成る活性エネルギー線硬化性組成物中に、
非フッ素単官能単量体を含有する上記[I]〜[III]
のいずれか記載の光学レンズを提供するものであり、
[V]本発明は、非フッ素単官能単量体が、イソボルニ
ル(メタ)アクリレート及び/またはジシクロペンタニ
ル(メタ)アクリレートである上記[IV]記載の光学レ
ンズを提供するものであり、さらに[VI]本発明は、該
活性エネルギー線硬化性組成物の硬化物のショア硬度が
D−55以上である上記[I]〜[V]のいずれか記載
の光学レンズを提供するものであり、[VII]本発明
は、上記[I]〜[VI]のいずれかに記載の該活性エネ
ルギー線硬化性組成物を金型を用いて賦型し、活性エネ
ルギー線にて硬化せしめる工程を含むことを特徴とする
光学レンズの製造方法を提供するものであり、[VIII]
本発明は、上記[I]〜[VI]のいずれかに記載の該活
性エネルギー線硬化性組成物を予め賦型された基板上に
注入し、活性エネルギー線にて硬化せしめる工程を含む
ことを特徴とする光学レンズの製造方法を提供するもの
であり、[IX]本発明は、光学レンズがマイクロレンズ
アレイである上記[I]〜[VI]いずれかに記載の光学
レンズを提供するものであり、[X]本発明は、光学レ
ンズがマイクロレンズアレイである上記[VII]又は[VI
II]記載の光学レンズの製造方法を提供するものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明において、低屈折率樹脂を
用いた光学レンズを形成する場合、相手となるガラス等
の無機材料或いは高屈折率樹脂との屈折率差が大きい
程、集光効率が高まり、より高性能な光学レンズが得ら
れる。本発明に関わる組成物の屈折率は、相手となる材
料の屈折率により異なるが、1.50以下であり、1.
45以下が好ましく、1.40以下がより好ましい。
【0017】光学レンズを作製する場合、量産性の観点
から、短時間で硬化させ得ることが可能で、低コストな
活性エネルギー線硬化性組成物を用いることは有効であ
る。活性エネルギー線を用いない代表的な方法として、
熱硬化性組成物を用いる方法が挙げられるが、熱硬化は
硬化に要する時間が長いため、連続工程中において熱硬
化工程を組み込むことは、コスト、生産性、作業性の観
点から不利益な場合が多い。
【0018】光学レンズに優れた耐光性、耐薬品性、低
吸湿性を付与するため、更には、必須構成成分となる本
発明に関わる組成物の、目的とする低屈折率性を付与す
るためには、含フッ素化合物を含有することが好まし
い。
【0019】まず、本発明に関わる活性エネルギー線硬
化性組成物中に含有する、第1の必須成分である含フッ
素化合物について述べる。
【0020】含フッ素化合物としては、分子中にフッ素
原子を含有していれば、公知公用の化合物も制限なく用
いることが可能であるが、該組成物を活性エネルギー線
にて迅速に硬化させ得ること、他の成分との相溶性が良
好で光学レンズとして優れた透光性を実現すること、効
率よく低屈折率性を実現するという観点から、下記一般
式(I) XCF2-CmF2m-(CH2)n-OOCC(R1)=CH2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(I) [式中、XはHまたはF、mは0または1〜20の整
数、nは0または1〜6の整数であり、R1はH、C
3、FまたはClを表わす。]にて表わされる含フッ素
(メタ)アクリレート、一般式(I)にて表わされる含
フッ素(メタ)アクリレートの単独重合体、一般式
(I)にて表わされる含フッ素(メタ)アクリレートと
1種類または2種類以上の非フッ素(メタ)アクリレー
トとから成る共重合体、下記一般式(II) CH2=C(R1)COO(CH2)k(CF2)l(CH2)kOOCC(R1)=CH2・・・・・・・・・・(II) [式中、kは1または2、lは2〜12の整数、R1は前
記と同義を表わす。]にて表わされる含フッ素ジ(メ
タ)アクリレートの群から選ばれる少なくとも1種類を
含有することが好ましい。
【0021】一般式(I)にて表わされる化合物として
は特に制限はないが、例示化合物として以下の如き化合
物が挙げられる。 A-1- 1 : CH2=CHCOOCH2CH2C8F17 A-1- 2 : CH2=C(CH3)COOCH2CH2C8F17 A-1- 3 : CH2=CHCOOCH2CH2C12F25 A-1- 4 : CH2=C(CH3)COOCH2CH2C12F25 A-1- 5 : CH2=CHCOOCH2CH2C10F21 A-1- 6 : CH2=C(CH3)COOCH2CH2C10F21 A-1- 7 : CH2=CHCOOCH2CH2C6F13 A-1- 8 : CH2=C(CH3)COOCH2CH2C6F13 A-1- 9 : CH2=CHCOOCH2CH2C4F9 A-1-10 : CH2=CFCOOCH2CH2C6F13 A-1-11 : CH2=C(CH3)COOCH2CH2C20F41 A-1-12 : CH2=C(CH3)COOCH2CH2C4F9 A-1-13 : CH2=C(CF3)COO (CH2)6 C10F21 A-1-14 : CH2=C(CH3)COOCH2CF3 A-1-15 : CH2=CHCOOCH2CF3 A-1-16 : CH2=CHCOOCH2C8F17 A-1-17 : CH2=C(CH3)COOCH2C8F17 A-1-18 : CH2=C(CH3)COOCH2C20F41 A-1-19 : CH2=CHCOOCH2C20F41 A-1-20 : CH2=C(CH3)COOCH2CF(CF3)2 A-1-21 : CH2=C(CH3)COOCH2CFHCF3 A-1-22 : CH2=CFCOOCH2C2F5 A-1-23 : CH2=CHCOOCH2(CH2)6CF(CF3)2 A-1-24 : CH2=C(CH3)COOCHCF2CFHCF3 A-1-25 : CH2=C(CH3)COOCH(C2H5)C10F21 A-1-26 : CH2=CHCOOCH2(CF2)2H A-1-27 : CH2=C(CH3)COOCH2(CF2)2H A-1-28 : CH2=CHCOOCH2(CF2)4H A-1-29 : CH2=CHCOOCH2CF3 A-1-30 : CH2=C(CH3)COO(CF2)4H A-1-31 : CH2=CHCOOCH2(CF2)6H A-1-32 : CH2=C(CH3)COOCH2(CF2)6H A-1-33 : CH2=CHCOOCH2(CF2)8H A-1-34 : CH2=C(CH3)COOCH2(CF2)8H A-1-35 : CH2=CHCOOCH2(CF2)10H A-1-36 : CH2=CHCOOCH2(CF2)12H A-1-37 : CH2=CHCOOCH2(CF2)14H A-1-38 : CH2=CHCOOCH2(CF2)18H A-1-39 : CH2=CHCOOC(CH3)2(CF2)4H A-1-40 : CH2=CHCOOCH2CH2(CF2)7H A-1-41 : CH2=C(CH3)COOCH2CH2(CF2)7H A-1-42 : CH2=C(CH3)COOC(CH3)2(CF2)6H A-1-43 : CH2=CHCOOCH(CF3)C8F17 A-1-44 : CH2=CHCOOCH2C2F5 A-1-43 : CH2=CHCOO(CH2)2(CF2)8CF(CF3)2 尚、本発明が上記具体例によって、何等限定されるもの
でないことは勿論である。
【0022】さらに一般式(I)で表わされる含フッ素
(メタ)アクリレートを用いれば、有効に該組成物の屈
折率を低下させることが可能であるとともに、後述する
フッ素系重合体を導入した場合に、レンズの透光性を低
下させることなく該組成物を目的とする塗布、成形作業
性に合致した粘度に調整することが可能となる。
【0023】本発明者等の知見によれば、一般式(I)
中のmが9以上のものは、フッ素含有量が高く低屈折率
化に対しては有利であるが、一方では結晶性が高く硬化
物の透光性を低下させる。またmが3以下のものは他の
組成物との相溶性が良好且つ硬化物の透光性も高いが、
フッ素含有量が低いため低屈折率化の実現には不利であ
る。このような観点から、目的とする屈折率、透光性、
光学レンズのサイズによっても最適な化合物は異なる
が、低屈折率性と透光性を両立させるためには、一般式
(I)中のmが4〜8のものを用いることが好ましい。
また、一般式(I)で示される化合物は、1種類だけを
用いても2種類以上の化合物を同時に用いても構わない
し、上述した低屈折率性と透光性の両立という観点か
ら、場合によっては、CmF2m部分の鎖長が異なる2種類
以上の化合物を同時に用いても構わない。尚、一般式
(I)の構造からも明らかなように、CmF2m部分は直鎖
状であっても分岐状であっても構わない。
【0024】また、該組成物を目的とする塗工、賦型方
法及び目的とするサイズを実現できる最適な粘度に調整
するためには、該組成物中にフッ素系重合体が導入され
ていることが好ましい。
【0025】本発明者らの知見によれば、低屈折率性、
他の組成物との相溶性と硬化物の透光性を維持したまま
該組成物を最適な粘度に調整するためには、一般式
(I)で表わされる含フッ素(メタ)アクリレートの単
独重合体、或いは一般式(I)で表わされる含フッ素
(メタ)アクリレートと1種類または2種類以上の非フ
ッ素(メタ)アクリレートとの共重合体を導入すること
が好ましい。
【0026】非フッ素(メタ)アクリレートとしては、
分子中にフッ素原子を含まずに、アクリロイル基及び/
またはアクリロイル基を含む化合物であれば、公知公用
の化合物を制限なく用いることができる。このような化
合物としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、
n-プロピル(メタ)アクリレート、i-プロピル(メタ)
アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、i-ブチ
ル(メタ)アクリレート、t-ブチル(メタ)アクリレー
ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチ
ル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレー
ト、イソデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メ
タ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、
イシステアリル(メタ)アクリレート等の脂肪族基エス
テル(メタ)アクリレート、グリセロール(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシル(メタ)アクリレート、3
−クロロ−2−ヒドロキシル(メタ)アクリレート、グ
リシジル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリ
レート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキ
シエチレングリコール(メタ)アクリレート、N,N,-ジ
エチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N,-ジメ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、γ-メタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン、2−メトキシエチ
ル(メタ)アクリレート、メトキシジエチレングリコー
ル(メタ)アクリレート、メトキシジプロピレングリコ
ール(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシポリエチ
レングリコール(メタ)アクリレート、ノニルフェノキ
シポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、ア
ロニックス M−5700(東亞合成工業株式会社
製)、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノ
キシジプロピレングルコール(メタ)アクリレート、フ
ェノキシポリプロピレングルコール(メタ)アクリレー
ト、AR−200、MR−260、AR−200、AR
−204、AR−208、MR−200、MR−20
4、MR−208(以上、大八化学株式会社製)、ビス
コート 2000、ビスコート 2308(以上、大阪
有機化学工業株式会社製)、ポリブタジエン(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート、ポリプロピレングリコール(メタ)アクリレー
ト、ポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコー
ル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール−ポ
リブチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリスチ
リルエチル(メタ)アクリレート、ライトエステル H
OA−MS、ライトエステル HOMS(以上、共栄社
化学株式会社製)ベンジル(メタ)アクリレート、シク
ロヘキシル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル
(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)ア
クリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、メト
キシ化シクロデカトリエン(メタ)アクリレート、フェ
ニル(メタ)アクリレート、FANCRYL FA−512
A、FANCRYL FA−512M(以上、日立化成工業株
式会社製)が挙げられる。
【0027】尚、本発明が上記具体例によって、何等限
定されるものでないことは勿論である。
【0028】これらの化合物の中で、少量の導入により
含フッ素共重合体の透明性、他の成分との相溶性ひいて
は硬化物の透光性を向上させる効果のあるものとして、
エステル部置換基が環状構造を有する、下記化合物が好
ましい。
【0029】 A-2-1 : ベンジル(メタ)アクリレート A-2-2 : シクロヘキシル(メタ)アクリレート A-2-3 : ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート A-2-4 : ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート A-2-5 : イソボルニル(メタ)アクリレート A-2-6 : メトキシ化シクロデカリン(メタ)アクリ
レート A-2-7 : フェニル(メタ)アクリレート A-2-8 : FANCRYL FA-512A(日立化成工業株式会社
製) A-2-9 : FANCRYL FA-512M(日立化成工業株式会社
製) A-2-10 : アダマンチル(メタ)アクリレート A-2-11 : ジメチルアダマンチル(メタ)アクリレー
ト 更にこの中で硬化物の透明性に関する温度安定性の観点
から、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシ
クロペンテニル(メタ)アクリレート及びイソボルニル
(メタ)アクリレートが特に好ましい。
【0030】このような非フッ素(メタ)アクリレート
は1種類だけを用いても良いし、2種類以上をどのよう
な組み合わせで用いても構わない。
【0031】重合体を用いる場合、重合体の製造方法に
は何ら制限はなく、公知の方法、即ちラジカル重合法、
カチオン重合法、アニオン重合法等の重合機構に基づ
き、溶液重合法、塊状重合法、更にエマルジョン重合法
等によって、熱、光、電子線、放射線等を重合開始エネ
ルギーとして製造できるが、工業的には、熱及び/また
は光を開始エネルギーとするラジカル重合法が好まし
い。
【0032】重合開始エネルギーとしては、熱を利用す
る場合は、無触媒または当業界公知公用の熱重合開始剤
を制限なく使用することができ、例えば、過酸化ベンゾ
イル、過酸化ジアシル等の過酸化物、アゾビスイソブチ
ロニトリル、フェニルアゾトリフェニルメタン等のアゾ
化合物、Mn(acac)3 等の金属キレート化合物等が挙げら
れる。また、紫外線のような光を利用する場合にも当業
界公知公用の光重合開始剤(例えば後述のC−1〜C−
11に示す化合物)を用いることができる。また、必要
に応じてアミン化合物、リン化合物等の公知公用の光増
感剤を添加することにより、重合を迅速化することも可
能である。電子線または放射線よって重合体を得る場合
には、重合開始剤の添加は必要としない。更に、ラジカ
ル重合を行う場合には、必要に応じて公知公用の連鎖移
動剤を併用することにより、分子量を調整することも可
能である。連鎖移動剤としては、ラウリルメルカプタ
ン、2−メルカプトエタノ−ル、エチルチオグリコ−ル
酸、オクチルチオグリコ−ル酸、γ−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシラン等の化合物を挙げることができ
る。
【0033】尚、本発明が上記具体例によって、何等限
定されるものでないことは勿論である。
【0034】溶液重合を行う場合、溶剤の種類にも特に
制限はなく、例えば、エタノ−ル、イソプロピルアルコ
−ル、n−ブタノ−ル、iso−ブタノ−ル、tert
−ブタノ−ル等のアルコ−ル類、アセトン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルアミルケト
ン等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル等のエステル
類、2−オキシプロピオン酸メチル、 2−オキシプロ
ピオン酸エチル、2−オキシプロピオン酸プロピル、2
−オキシプロピオン酸ブチル、2−メトキシプロピオン
酸メチル、 2−メトキシプロピオン酸エチル、2−メ
トキシプロピオン酸プロピル、2−メトキシプロピオン
酸ブチル等のモノカルボン酸エステル類、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリド
ン等の極性溶剤、 メチルセロソルブ、セロソルブ、ブ
チルセロソルブ、ブチルカルビトール、エチルセロソル
ブアセテート等のエーテル類、プロピレングリコ−ル、
プロピレングリコ−ルモノメチルエ−テル、プロピレン
グリコ−ルモノメチルエ−テルアセテ−ト、プロピレン
グリコ−ルモノエチルエ−テルアセテ−ト、プロピレン
グリコ−ルモノブチルエ−テルアセテ−ト等のプロピレ
ングリコ−ル類及びそのエステル類、1,1,1−トリクロ
ルエタン、クロロホルム等のハロゲン系溶剤、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族類、更にパ−フロロオクタ
ン、パ−フロロトリ−n−ブチルアミン等のフッ素化イ
ナ−トリキッド類のいずれも使用できる。
【0035】尚、本発明が上記具体例によって、何等限
定されるものでないことは勿論である。
【0036】また、共重合体を製造する場合、単量体の
組み合わせにより決定されるブロック、交互、ランダム
のシークエンスの他に、重合機構、開始剤、連鎖移動剤
等の選択によりこれらのシークエンスを自由に制御する
ことが可能である。
【0037】本発明に関わる重合体は、公知公用の方法
にて製造された重合体であれば、如何なるシークエンス
を有する重合体であっても用いることができる。更に、
単独重合体、共重合体何れの重合体も1種類のみを用い
ることも、2種類以上を同時に用いることもできる。
【0038】本発明に係わる重合体の分子量、分子量分
布にも特に制限はない。重合体の分子量は、光学レンズ
を作製する際の該組成物の加工条件ひいては該組成物の
粘度、要求される光学レンズの機械的強度等により変化
するが、数平均分子量で2,000〜3,000,000、好ましく
は、5,000〜2,000,000である。さらに、粘度、光学レン
ズを作製する際の作業性、光学レンズの力学特性発現等
の観点から、分子量の異なる2種類以上の重合体を該組
成物中に導入することも可能である。
【0039】本発明に関わる重合体の該組成物に対する
導入量は、該組成物を光学レンズを作製する際に要求さ
れる最適な粘度、加工方法、他の組成物との相溶性及び
その結果として現れる透光性により変化するが、該組成
物中0.01〜80%、好ましくは0.05〜50%、
更に好ましくは0.1〜20%である。
【0040】本発明者らの知見によれば、低屈折率性を
維持したまま硬化物の力学強度を維持するためには、他
の成分との相溶性にもよるが下記一般式(II) CH2=C(R1)COO(CH2)k(ClF2l)(CH2)kOOCC(R1)=CH2・・・・・・・・・・(II ) [式中、kは1または2、lは2〜12の整数、R1
H、CH3、FまたはClを表わす。]にて表わされる含
フッ素ジ(メタ)アクリレートを導入することが有効で
ある。このような化合物の具体例としては、 A-3-1 : CH2=CHCOO(CH2)2(CF2)2(CH2)2OOCCH=CH2 A-3-2 : CH2=C(CH3)COO(CH2)2(CF2)2(CH2)2OOCC(CH3)=CH2 A-3-3 : CH2=CHCOO(CH2)2(CF2)4(CH2)2OOCCH=CH2 A-3-4 : CH2=C(CH3)COO(CH2)2(CF2)8(CH2)2OOCCH=CH2
【0041】
【化1】
【0042】が挙げられる。
【0043】尚、本発明が上記具体例によって、何等限
定されるものでないことは勿論である。
【0044】このような含フッ素ジ(メタ)アクリレー
トを組成物中に導入すると、低屈折率性を維持したま
ま、力学的強度を向上させ得るという利点がある。光学
レンズにおける力学的強度は、特に寸法安定性の観点か
ら重要である。
【0045】以上述べてきた含フッ素化合物は、本発明
に関わる光学レンズを作製するために必要不可欠な成分
であるが、目的に合った低屈折率性、実用的な透光性、
耐薬品性、耐光性、低吸湿性を実現するためには、活性
エネルギー線硬化性組成物中のフッ素原子含有量は30
重量%以上であることが好ましく、更により好ましくは
40重量%以上である。
【0046】次に、本発明に関わる活性エネルギー線硬
化性組成物中に含有する、第2の必須成分である非フッ
素多官能単量体について述べる。
【0047】本発明において、非フッ素多官能単量体
は、主に光学レンズの力学的強度ひいては寸法安定性を
付与するための必須成分である。非フッ素多官能単量体
としては、分子中にフッ素原子を含有せずに2個以上の
官能基を持つ化合物であれば、公知公用の化合物を制限
なく用いることが可能であるが、本発明に関わる他の組
成物との相溶性ひいては硬化物の透光性を考慮すれば、
(メタ)アクリロイル基を含有するものが好ましい。こ
の様な化合物の具体例としては、 B-1- 1 : エチレングリコールジ(メタ)アクリレート B-1- 2 : ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート B-1- 3 : トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート B-1- 4 : ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート (数平均分子量:150〜1000) B-1- 5 : プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート B-1- 6 : ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート B-1- 7 : トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート B-1- 8 : ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート (数平均分子量:150〜1000) B-1- 9 : ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート B-1-10 : 1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート B-1-11 : 1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート B-1-12 : 1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート B-1-13 : ヒドロキシピバリン酸エステルネオペンチルグリコールジ(メタ ) アクリレート
【0048】
【化2】
【0049】 B-1-16 : ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート B-1-17 : トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート B-1-18 : ペンタエリスルトールトリ(メタ)アクリレート B-1-19 : ジペンタエリスルトールヘキサ(メタ)アクリレート B-1-20 : ペンタエリスルトールテトラ(メタ)アクリレート B-1-21 : トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート B-1-22 : ジペンタエリスルトールモノヒドロキシペンタ(メタ)アクリレ ート B-1-23 : ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート 上記以外の具体例として、ネオマー NA−305、ネ
オマー BA−601、ネオマー TA−505、ネオ
マー TA−401、ネオマー PHA−405X、ネ
オマー TA705X、ネオマー EA400X、ネオ
マー EE401X、ネオマー EP405X、ネオマ
ー HB601X、ネオマー HB605X(以上、三
洋化成工業株式会社製)、KAYARAD HY−220、KAY
ARAD HX−620、KAYARAD D−310、KAYARAD
D−320、KAYARAD D−330、KAYARAD DPH
A、KAYARAD DPCA−20、KAYARAD DPCA−3
0、KAYARAD DPCA−60、KAYARAD DPCA−1
20(以上、日本化薬株式会社製)等も挙げられる。
【0050】尚、本発明が上記具体例によって、何等限
定されるものでないことは勿論である。
【0051】非フッ素多官能単量体は、1種類だけを用
いても、2種類以上のものを同時に用いても構わない。
非フッ素多官能単量体の導入量は、他の成分とのバラン
ス、目的とするレンズの力学強度、透光性等により異な
るが、該組成物中1〜50重量%、好ましくは3〜30
重量%、特に好ましくは5〜20重量%である。 非フ
ッ素多官能単量体が欠落すると、光学レンズの力学的強
度の低下を引き起こすばかりでなく、経時的な寸法安定
性が低下することにより焦点距離が変化し、その結果光
学レンズとしての機能を著しく低下させる。逆に、非フ
ッ素多官能単量体を50重量%より多く導入すると、目
的とする低屈折率性が実現できないばかりでなく、光学
レンズの透光性の低下をも引き起こす。
【0052】本発明者らの知見によれば、硬化物の透光
性の観点から、非フッ素多官能単量体としては、分子中
にメチル基を含有するものが好ましく、特に上記のB-1-
5、B-1-6、B-1-7、B-1-8、B-1-9、B-1-13、B-1-14、B-1
-15、B-1-17、B-1-21が好ましい。
【0053】また、ジシクロペンテニルアクリレート(B
-1-23)も、他の成分との相溶性及び硬化物の透光性向上
の観点から特に有効である。
【0054】このような多官能単量体は、硬化物の力学
的強度発現のために必須であるが、本発明に関わる活性
エネルギー線硬化性組成物中の必須成分である含フッ素
化合物との相溶性ひいては硬化物の透光性考慮して、目
的に合った多官能単量体を選択する必要がある。このよ
うな観点から、多官能単量体としては、トリメチロール
プロパントリ(メタ)アクリレート(B-1-17)、ネオペン
チルグリコールジ(メタ)アクリレート(B-1-9)、ジシ
クロペンテニルアクリレート(B-1-23)の群から選ばれる
少なくとも1種類を含有することが好ましい。
【0055】本発明者らの知見によれば、本発明に関わ
る該エネルギー線硬化性組成物中には、必須成分である
含フッ素化合物、非フッ素多官能単量体の他に、非フッ
素単官能単量体を導入することも可能である。非フッ素
単官能単量体としては、分子中にフッ素原子を含有せず
に官能基を1個有する化合物であれば、公知公用の化合
物を制限なく用いることが可能であるが、本発明に関わ
る他の組成物との相溶性ひいては硬化物の透光性を考慮
すれば、(メタ)アクリロイル基を含有するものが好ま
しい。この様な化合物の具体例としては、含フッ素(メ
タ)アクリレートと共重合可能な非フッ素(メタ)アクリ
レートとして前記した化合物が挙げられる。
【0056】非フッ素単官能単量体は1種類だけを用い
ても、2種類以上のものを同時に用いても構わない。非
フッ素単官能単量体は、含フッ素化合物と非フッ素多官
能単量体の相溶性ひいては硬化物の透光性を向上させる
目的の他に、基材に対する密着性、硬化物の耐熱性を付
与する目的で導入する。このような観点から、非フッ素
単官能単量体としては、イソボロニル(メタ)アクリレ
ート及び/またはジシクロペンタニル(メタ)アクリレ
ートを含有することが好ましい。
【0057】非フッ素単官能単量体を導入する場合、そ
の導入量は、他の成分とのバランス、目的とするレンズ
の力学強度、耐熱性、透光性等により異なるが、0.5
〜60重量%、好ましくは2〜40重量%である。非フ
ッ素単官能単量体を60重量%より多く導入すると、低
屈折率性が実現できないばかりでなく、光学レンズの力
学強度も低下し、レンズの寸法安定性が劣悪なものとな
る。
【0058】本発明に関わる活性エネルギー線硬化性組
成物を硬化させるためのエネルギー源としては、1種類
以上の光、電子線、放射線等の活性エネルギー線を用い
ることができる。場合によっては、これら活性エネルギ
ー線とともに熱をエネルギー源として併用することも可
能である。活性エネルギー線として紫外線等の光を利用
する場合には、公知公用の光開始剤をを触媒として用い
ることが好ましい。光開始剤の具体例としては、 C- 1 : ベンゾフェノン C- 2 : アセトフェノン C- 3 : ベンゾイン C- 4 : ベンゾインエチルエーテル C- 5 : ベンゾインイソブチルエーテル C- 6 : ベンジルメチルケタール C- 7 : アゾビスイソブチロニトリル C- 8 : 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン C- 9 : 2−ヒドロキシ−2−メチルー1−フェニル−1−オン C-10 : 1−(4’−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メ チルプロパン−1−オン C-11 : 1−(4’−ドデシルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル プロパン−1−オン 等を挙げることができる。
【0059】尚、本発明が上記具体例によって、何等限
定されるものでないことは勿論である。
【0060】光開始剤は1種類のみを用いても、2種類
以上を同時に併用しても構わない。
【0061】本発明者らの知見によれば、光源の種類、
目的とする硬化速度、硬化させる雰囲気、硬化させる構
造(例えば、石英ガラス越しに硬化させる構造である
か、ポリエチレンテレフタレートのような高分子フィル
ム越しに硬化させる構造)により2種類以上の開始剤を
併用する方が好ましい場合がある。
【0062】また、必要に応じてアミン化合物またはリ
ン化合物等の光増感剤を添加し、重合を迅速化すること
もできる。本発明に関わる活性エネルギー線硬化性組成
物中に占める光開始剤の導入量は、0.01〜15重量
%、より好ましくは0.1〜10重量%、特に好ましく
は0.3〜7重量%である。電子線又は放射線にて重合
硬化させる場合には、特に重合開始剤等の添加は必要と
しない。
【0063】また、本発明に関わる活性エネルギー線硬
化性組成物には、必要に応じて公知公用の各種添加剤を
添加することも可能である。
【0064】添加剤としては、粘度調整のための溶剤、
耐光安定剤、耐候安定剤、耐熱安定剤、消泡剤、難燃
剤、レベリング剤、離型剤、着色剤、表面改質剤、更に
はガラス等の基材との密着性を向上させるためのカップ
リング剤が挙げられる。
【0065】カップリング剤としては、例えば、シラン
系、チタン系、ジルコ−アルミネート系が挙げられ、こ
れらの中でジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエト
キシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルビニ
ルメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、γ−
クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシ
ラン、γ−メタクリロキシプロピルメトキシシラン、γ
−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ
−アクリロキシプロピルメチルトリメトキシシラン、γ
−アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−
メルカプトプロピルトリメトキシシラン等のシラン系が
特に好ましい。
【0066】尚、本発明が上記具体例によって、何等限
定されるものでないことは勿論である。
【0067】本発明者らの知見によれば、目的とする光
学レンズの物理的、熱的、経時的寸法安定性を得るため
には、本発明に関わる活性エネルギー線硬化性組成物の
硬化後のショア硬度がD−55以上であることが好まし
く、D−65以上がより好ましく、D−70以上が特に
好ましい。
【0068】本発明に関わる活性エネルギー線硬化性組
成物を硬化させるためのエネルギー源としては、公知公
用の装置,エネルギー源を用いることができ、例えば殺
菌灯、紫外線用蛍光灯、カーボンアーク、キセノンラン
プ、複写用高圧水銀灯、中圧または高圧水銀灯、超高圧
水銀灯、無電極ランプ、メタルハライドランプ、自然光
等を光源とする紫外線、または走査型、カーテン型電子
線加速器による電子線等を使用することができ、厚みが
5μm以下の紫外線硬化の場合、重合効率化の点で窒素
ガス等の不活性ガス雰囲気下で照射することが好まし
い。また、必要に応じて熱をエネルギー源として併用す
ること、活性エネルギー線にて硬化せしめた後熱処理を
行うことも可能である。
【0069】光学レンズを作製するために、本発明に関
わる活性エネルギー線硬化性組成物を塗布或いは賦型す
る基材の形状及び材質にも特に制限なく使用でき、ガラ
ス、高分子フィルム、ゴム等の材料を自由な形状で用い
ることができる。また、このような基材には光学レンズ
の構成、製造上の作業性等の理由により、基材との接着
性を向上させる様な処理(例えば、シランカップリング
処理、コロナ処理等が挙げられる。)或いは基材との離
型性を向上させるような処理(例えば、シリコーン系或
いはフッ素系離型剤の塗布)を行うことも可能である。
【0070】本発明者らの知見によれば、基材としては
光学レンズにした場合の寸法安定性の観点から、ガラス
が好ましく、特に耐熱安定性の高い石英ガラスまたはネ
オセラム(日本電気硝子社製)、バイコール(コーニン
グ社製)CLEARCERAM(株式会社オハラ製)等
の低熱膨張ガラスが好ましい。
【0071】本発明に関わる活性エネルギー線硬化性組
成物を基材上に或いは金型(スタンパ)内に塗布或いは
注入する方法にも特に制限はなく、公知公用の方法、例
えば刷毛塗り、アプリケーター、バーコーター、ローラ
ーブラシ、またはロールコーター等による塗布法、エア
ースプレーまたはエアーレススプレー塗装機等によるス
プレー塗布法、シャワーコーターまたはカーテンフロー
コーター等による流し塗り法(フローコート)、ディッ
ピング法、キャスティング法、スピンコーティング法、
ディスペンサー法を用いることができる。これらの方法
は、目的とする本発明に関わる活性エネルギー線硬化性
組成物の硬化物のサイズ及び形状、目的とする光学レン
ズのサイズ及び形状、作業性、コスト等を加味して適宜
選択される。更に、塗布、成形する作業性を考慮して、
本発明に関わる組成物を予め溶剤で希釈し、溶剤乾燥し
た後硬化せしめることも可能である。この場合溶剤の種
類に特に制限はなく、例えば重合体作製の項で前記した
ものが自由な組み合わせで使用できるが、作業性を考慮
すると低沸点溶剤が好ましい。
【0072】本発明に関わる光学レンズを製造する方法
には特に制限はなく、公知公用の方法、例えばフォトマ
スクを介してエネルギー線硬化せしめた後に、現像液に
より特定の部分を除去、洗浄する工程を繰り返すフォト
リソグラフィー法、金型(スタンパ)を用いて賦型する
方法により、公知の構成体を有する光学レンズが製造で
きる。本発明者らの知見によれば、本発明に関わる活性
エネルギー線硬化性組成物を用いると、様々な形状、サ
イズの金型を用いるか、或いは予め賦型された基板上に
注入した後、活性エネルギー線にて硬化せしめることに
より、簡便に光学レンズを量産することが可能である。
【0073】
【実施例】次に、本発明の具体的な実施例について説明
するが、これらの説明によって本発明が何等限定される
ものでないことは勿論である。 (合成例1)攪拌機及び温度計を備えた500mlのガラ
ス製円筒フラスコに、(A-1-1):365.0g、(A-2-
3):97.2g、(A-2-5):7.3g、(A-2-4):4.7
g及び光開始剤として(C-9):0.8gを採取し、窒素
置換しながら、側面から80W/cmの高圧水銀灯を1
灯照射することにより、室温から発熱により8℃昇温す
る迄反応を行った。得られた重合体は、無色透明な粘ち
ょう重合体であった。本重合体を重合体1とする。 (合成例2,3)反応させるモノマー以外は、合成例1
と同様の条件にて表1に示すの組成の含フッ素重合体
2、3を得た。
【0074】
【表1】
【0075】尚,(A-1-1)、(A-2-3)、(A-2-5)、(A-2-4)
及び(A-1-28)は、全てアクリレートを用いた。
【0076】上記含フッ素重合体、或いは他の含フッ素
化合物を用いて、活性エネルギー線硬化性組成物を表2
に示す配合例1〜4の如く得た。
【0077】
【表2】
【0078】表2には、各配合組成とともに、10mm×
40mm×1mmの硬化試験片を用いて測定した、450n
mにおける透過率、アッベ屈折率計にて測定した屈折率
の値、更には、15mm×15mm×5mmの硬化試験片を用
いて測定したショア硬度の値も併せて示した。
【0079】透過率、屈折率測定用硬化試験片は、所定
のサイズの硬化試験片が取れるような注型枠をガラス板
を用いて作製し、各配合物中に気泡が混入しない様に注
入した後、ガラス板で覆い、出力120W/cmの高圧
水銀灯にて完全硬化させることにより作製した。
【0080】(光学レンズの作製)γ−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシランにてプライマー処理を行っ
た厚さ1mm石英ガラス板上に、高屈折率樹脂(2-ブチ
ル-2-エチルプロパンジオールと4,4'-ジフェニルメタン
ジイソシアネートを反応させた後、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレートを反応させることにより得られるウレタ
ンアクリレート:硬化後屈折率1.59)を載せ(図1
−A)、上面から一定の大きさのランダムな凹凸のパタ
ーンを有する金型を被せ押圧した後に、下方より石英ガ
ラス越しに出力120W/cmの高圧水銀灯にて照射エ
ネルギー量2000mJ/cm2にて硬化させた(図1−
B)。次いで、金型を取り外した後、厚さ40μmの石
英ガラス板上に本発明に関わる該配合液を注入載せ、
(図1−C)脱型した基板を被せ押圧した後、出力12
0W/cmの高圧水銀灯にて照射エネルギー量2000
mJ/cm2にて硬化させることにより光学レンズを得
た(図1−D)。尚、本発明に関わる低屈折率樹脂は、
図1−Dに示した通り、高屈折率樹脂を全て覆う様な構
造にした。
【0081】<耐湿熱性評価>この様にして得た光学レ
ンズを70℃,98%RHにて500時間放置し、その
後の光学レンズの450nmにおける透過率を測定し、
初期の値に対する透過率の維持率を評価した。尚、透過
率の維持率は下式により算出した。
【0082】(透過率の維持率)=(耐湿熱試験後の透
過率)/(初期の透過率) 更に、耐湿熱試験前後の低屈折率樹脂及び高屈折率樹脂
で形成される石英ガラス間の厚みの維持率を評価した。
尚、厚みは光学顕微鏡にて、図1に示す断面図における
両端の値を計測しその平均値を採用し、その維持率は下
式により算出した。
【0083】(厚みの維持率)=(耐湿熱試験後の厚
み)/(初期の厚み) <耐薬品性評価>同様の作製方法により得た光学レンズ
をイソプロピルアルコール中に室温にて24時間、次い
でアセトン中に室温にて24時間放置し、その後の光学
レンズの450nmにおける透過率を測定し、初期の値
に対する透過率の維持率を評価した。尚、透過率の維持
率は下式により算出した。
【0084】(透過率の維持率)=(耐薬品性試験後の
透過率)/(初期の透過率) 更に、耐薬品性試験前後の低屈折率樹脂及び高屈折率樹
脂で形成される石英ガラス間の厚みの維持率を評価し
た。尚、厚みの維持率は下式により算出した。
【0085】(厚みの維持率)=(耐薬品性試験後の厚
み)/(初期の厚み) 表3には、各配合液を用いて作製したた光学レンズの耐
湿熱評価及び耐薬品性評価結果を合わせて示した。本発
明に関わる低屈折率樹脂を必須構成成分として用いた光
学レンズは、耐湿熱性、耐薬品性に優れ、経時的に安定
な透過率を有することが明らかである。
【0086】
【表3】
【0087】
【0088】
【発明の効果】本発明は、屈折率が1.50以下であ
り、含フッ素化合物及び非フッ素多官能単量体を含有し
て成る活性エネルギー線硬化性組成物の硬化物を、光学
レンズの必須構成成分としており、透光性、加工性、耐
薬品性、耐光性、低吸湿性及び力学的強度に優れ、且つ
量産性に優れた実用的な光学レンズである。
【図面の簡単な説明】
【図1】光学レンズの作製を表わす断面模式図である。
【符号の説明】
1;金型 2;高屈折率樹脂 3;石英ガラス 4;低屈折率樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J100 AL03Q AL04Q AL05Q AL08P AL08Q AL09Q AL10Q AL11Q AL66P AL75Q AS21Q AS23Q BA02Q BA03Q BA04Q BA05Q BA08Q BA09Q BA31Q BA77Q BB01Q BB12P BB17P BB18P BC08Q BC43Q CA01 CA04 DA48 JA33

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬化後の屈折率が1.50以下であり、含
    フッ素化合物及び非フッ素多官能単量体を含有して成る
    活性エネルギー線硬化性組成物の硬化物を、必須構成成
    分とする光学レンズ。
  2. 【請求項2】含フッ素化合物が、一般式(I) XCF2-CmF2m-(CH2)n-OOCC(R1)=CH2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(I) [式中、XはHまたはF、mは0または1〜20の整
    数、nは0または1〜6の整数であり、R1はH、C
    3、FまたはClを表わす。]にて表わされる含フッ素
    (メタ)アクリレート(a)、該一般式(I)にて表さ
    れる含フッ素(メタ)アクリレートの単独重合体
    (b)、一般式(I)にて表わされる含フッ素(メタ)
    アクリレートと1種類または2種類以上の非フッ素(メ
    タ)アクリレートとの共重合体(c)、一般式(II) CH2=C(R1)COO(CH2)k(ClF2l)(CH2)kOOCC(R1)=CH2・・・・・・・・・・(II) [式中、kは1または2、lは2〜12の整数、R1は前
    記と同義を表わす。]にて表わされる含フッ素ジ(メ
    タ)アクリレート(d)の群から選ばれる少なくとも1
    種類である請求項1記載の光学レンズ。
  3. 【請求項3】非フッ素多官能単量体が、トリメチロール
    プロパントリ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリ
    コールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル
    (メタ)アクリレートの群から選ばれる少なくとも1種
    類を含有する請求項1または2記載の光学レンズ。
  4. 【請求項4】含フッ素化合物及び非フッ素多官能単量体
    を含有して成る活性エネルギー線硬化性組成物中に、非
    フッ素単官能単量体を含有する請求項1〜3のいずれか
    1項記載の光学レンズ。
  5. 【請求項5】非フッ素単官能単量体が、イソボルニル
    (メタ)アクリレート及び/またはジシクロペンタニル
    (メタ)アクリレートである請求項4記載の光学レン
    ズ。
  6. 【請求項6】該活性エネルギー線硬化性組成物の硬化物
    のショア硬度がD−55以上である請求項1〜5のいず
    れか1項記載の光学レンズ。
  7. 【請求項7】光学レンズがマイクロレンズアレイである
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の光学レンズ。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれか1項に記載の該活
    性エネルギー線硬化性組成物を金型を用いて賦型し、活
    性エネルギー線にて硬化せしめる工程を含むことを特徴
    とする光学レンズの製造方法。
  9. 【請求項9】請求項1〜7のいずれか1項に記載の該活
    性エネルギー線硬化性組成物を予め賦型された基板上に
    注入し、活性エネルギー線にて硬化せしめる工程を含む
    ことを特徴とする光学レンズの製造方法。
  10. 【請求項10】光学レンズがマイクロレンズアレイであ
    る請求項8又は9記載の光学レンズの製造方法。
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