JP2001074900A - 放射線像変換パネル及びその製造方法 - Google Patents

放射線像変換パネル及びその製造方法

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JP2001074900A
JP2001074900A JP24846199A JP24846199A JP2001074900A JP 2001074900 A JP2001074900 A JP 2001074900A JP 24846199 A JP24846199 A JP 24846199A JP 24846199 A JP24846199 A JP 24846199A JP 2001074900 A JP2001074900 A JP 2001074900A
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Hidemiki Suzuki
英幹 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層される蛍光体シートの貼り合わせ界面の
乱れが抑制することにより構造モトルに優れた放射線像
変換パネルとする。 【解決手段】 支持体11上に積層される蛍光体シート
12、13の2枚が、蛍光体シート12、13が形成さ
れる際に用いられた仮支持体上に接した裏面12a、1
3a同士を熱圧縮により重ね合わせたものであって、こ
の2枚の蛍光体シート12、13のうち、少なくとも支
持体11から遠い蛍光体シート13に含有される蛍光体
の空間充填率を、熱圧縮前の状態において50vol%〜
70vol%とするか、または、蛍光体シート13の弾性率
を、熱圧縮前の状態において20kgf/mm2〜40kgf/mm2
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輝尽性蛍光体の輝
尽特性を利用した放射線像変換パネル、特に蛍光体シー
トを重層させた放射線像変換パネル、及びその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の放射線写真法に代る方法として、
たとえば特開昭55-12145号などに記載されているような
輝尽性蛍光体を用いる放射線像記録再生方法が利用され
ている。放射線像記録再生方法は、輝尽性蛍光体を有す
る放射線像変換パネル(蓄積性蛍光体シートともいう)
を利用するもので、被写体を透過した放射線、あるいは
被検体から発せられた放射線をパネルの輝尽性蛍光体に
吸収させ、その後に輝尽性蛍光体を可視光線、赤外線な
どの電磁波(励起光)で時系列的に励起することによ
り、輝尽性蛍光体中に蓄積されている放射線エネルギー
を蛍光(輝尽発光)として放出させ、この蛍光を光電的
に読み取って電気信号を得たのち、この電気信号を画像
化するものである。
【0003】この放射線像記録再生方法によれば、従来
の放射線写真法による場合に比較して、はるかに少ない
被曝線量で情報量の豊富な放射線画像を得ることができ
るという利点がある。また、通常、放射線像記録再生方
法は、放射線像変換パネルに画像情報を有する放射線を
照射して、パネルに放射線像を記録する手段(記録手
段)と、放射線像が記録されたパネルに励起光を照射し
パネルを輝尽発光させて放射線像を光電的に読み取る手
段(読取手段)と、この読取り後のパネルに消去光を照
射してパネルに残存する放射線像を消去する手段(消去
手段)と、これら処理手段の間を連結して各処理手段に
向けてパネルを搬送する搬送系とが一つの装置に組込ま
れた一体型の放射線像記録読取装置を用いて実施され、
消去後のパネルは放射線像記録に使用可能なものである
ので、パネルは繰り返し使用され、特に前者の放射線像
記録読取装置においてはパネルは装置内で搬送移動を繰
り返しながら循環再使用される。従って、この放射線像
記録再生方法は、特に医療診断を目的とするX線撮影等
の直接医療用放射線撮影において利用価値が非常に高い
ものである。
【0004】上記放射線像記録再生方法に用いられる放
射線像変換パネルは、一般に支持体とその片面に設けら
れた輝尽性蛍光体層とからなる基本構造を持ち、通常矩
形ののシート状の形状を有する。また、この輝尽性蛍光
体層の支持体とは反対側の表面(即ち、支持体に面して
いない側の表面)には一般に、透明な保護膜が設けられ
ていて、蛍光体層を化学的な変質あるいは物理的な衝撃
から保護している。
【0005】輝尽性蛍光体層は、輝尽性蛍光体粒子とこ
れを分散状態で含有支持するバインダ(結合剤あるいは
結着剤ともいう)とからなるものであり、この輝尽性蛍
光体は、X線などの放射線を吸収したのち可視光線ある
いは赤外線などの電磁波(励起光)の照射を受けると発
光(輝尽発光)を示す性質を有するものである。従っ
て、被写体を透過した、あるいは被検体から発した放射
線は、その放射線量に比例して放射線像変換パネルの輝
尽性蛍光体層に吸収され、放射線像変換パネル上に被写
体あるいは被検体の放射線像が放射線エネルギーの蓄積
像(潜像)として形成される。この蓄積像は、電磁波で
パネルを時系列的に励起することにより輝尽発光として
放射させることができ、この輝尽発光を光電的に読み取
って電気信号に変換し、放射線エネルギーの蓄積像を画
像化することが可能となる。
【0006】放射線像変換方法は上述のように非常に有
利な画像形成方法であるが、この方法に用いられる放射
線像変換パネルも従来の放射線写真法に用いられる増感
紙と同様に、高感度であってかつ画質(鮮鋭度、粒状性
など)の良好な画像を与えるものであることが望まれ
る。
【0007】特開昭 55-87970号、特開昭59-162499号に
は、バインダーと蛍光体との比率を放射線像変換パネル
の深さ方向で変えることにより高画質の放射線像変換パ
ネルが得られることが記載されている。また、特開平7-
287099号では、両面集光読取方法により適した放射線像
変換パネルとして、蛍光体層中のバインダの分布と群青
分布を蛍光体層の一方の側に偏らせることによって放射
線像の鮮鋭度や粒状性を改良したパネルが提案されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような分布を得る
ための製造方法の一つとして、蛍光体シートを離型剤が
塗布された仮支持体上に形成し、これを積層していくよ
うな製造方法が知られている。この製法では、画質の向
上を図るために、蛍光体シートを形成する際に仮支持体
に接触していた面(裏面)同士を貼り合わせることが行
われる。しかし、仮支持体上に塗布された蛍光体シート
においては、比重の大きい蛍光体粒子がより多く下側に
沈むため、バインダは蛍光体シートの表面に浮くことと
なり、相対的に裏面はバインダが少なくなる。このた
め、蛍光体シートを複数枚積層して蛍光体層を製造する
場合、バインダ量が少ないシート面同士を密着させる
と、貼り合わせ界面に構造的な乱れが起きやすく構造モ
トルが悪くなるという問題があった。蛍光体シートが複
数枚積層された蛍光体層はバインダを多く含むので伸び
やすい傾向にあるが、特に仮支持体上に形成された蛍光
体シートの蛍光体充填率が低かったり、蛍光体シートの
弾性率が低すぎると、支持体上に蛍光体シートを積層す
る場合に、積層される蛍光体シートのうち、より上側の
蛍光体シート(支持体からより離れた蛍光体シート)の
伸びが大きくなり蛍光体シート同士の界面に構造的な乱
れを発生しやすいという問題があった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、蓄積性蛍光体シート(以下単に「蛍光体シート」
という)が複数枚積層されているような放射線像変換パ
ネルにおいて、貼り合わせに使用する蛍光体シートの物
性を規定することにより、貼り合わせ界面の乱れを抑制
して構造モトルに優れた放射線像変換パネル及びその製
造方法を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の放射線像変換パ
ネルは、少なくとも支持体と、該支持体上に複数枚の蛍
光体シートを積層してなる蛍光体層とからなる放射線像
変換パネルにおいて、積層される前記蛍光体シートの少
なくとも2枚が、該蛍光体シートが形成される際に用い
られた仮支持体上に接した裏面同士を熱圧縮により重ね
合わせたものであって、裏面同士を重ね合わせた前記蛍
光体シートの少なくとも前記支持体から遠い方の蛍光体
シートに含有される蛍光体の空間充填率が、熱圧縮前の
状態において50vol%〜70vol%であることを特徴と
するものである。
【0011】本発明の放射線像変換パネルの製造方法
は、少なくとも支持体上に、複数枚の蛍光体シートを積
層してなる蛍光体層を熱圧縮により重ね合わせる放射線
像変換パネルの製造方法において、積層される前記蛍光
体シートの少なくとも2枚が、該蛍光体シートが形成さ
れる際に用いられた仮支持体上に接した裏面同士を重ね
合わせたものであって、裏面同士を重ね合わせた前記蛍
光体シートの少なくとも前記支持体から遠い方の蛍光体
シートに含有される蛍光体の空間充填率が、熱圧縮前の
状態において50vol%〜70vol%であることを特徴と
するものである。
【0012】蛍光体の空間充填率は55vol%〜70vol
%であることがより好ましい。少なくとも前記支持体か
ら遠い方の蛍光体シートとは、複数枚積層される蛍光体
シートのうち少なくとも2枚が、蛍光体シートが形成さ
れる際に用いられた仮支持体上に接した裏面同士を重ね
合わせたものであって、裏面同士を重ね合わせた蛍光体
シートのうち支持体からより離れた方の蛍光体シートを
意味する。裏面同士を重ね合わせた蛍光体シートのうち
少なくとも支持体からより離れた方の蛍光体シートが上
記のような空間充填率であればよいが、裏面同士を重ね
合わせた蛍光体シートの双方が上記のような空間充填率
であってもよい。放射線像変換パネルは通常、支持体と
蛍光体シートを熱圧縮して積層するが、ここでいう蛍光
体シートに含まれる蛍光体の空間充填率は、蛍光体シー
トを熱圧縮する前の状態における蛍光体の空間充填率を
意味する。
【0013】本発明の放射線像変換パネルは、少なくと
も支持体と、該支持体上に複数枚の蛍光体シートを積層
してなる蛍光体層とからなる放射線像変換パネルにおい
て、積層される前記蛍光体シートの少なくとも2枚が、
該蛍光体シートが形成される際に用いられた仮支持体上
に接した裏面同士を熱圧縮により重ね合わせたものであ
って、裏面同士を重ね合わせた前記蛍光体シートの少な
くとも前記支持体から遠い方の蛍光体シートの弾性率
が、熱圧縮前の状態において20kgf/mm2〜40kgf/mm2
であることを特徴とするものである。
【0014】本発明の放射線像変換パネルの製造方法
は、少なくとも支持体上に、複数枚の蛍光体シートを積
層してなる蛍光体層を熱圧縮により重ね合わせる放射線
像変換パネルの製造方法において、積層される前記蛍光
体シートの少なくとも2枚が、該蛍光体シートが形成さ
れる際に用いられた仮支持体上に接した裏面同士を重ね
合わせたものであって、裏面同士を重ね合わせた前記蛍
光体シートの少なくとも前記支持体から遠い方の蛍光体
シートの弾性率が、熱圧縮前の状態において20kgf/mm
2〜40kgf/mm2であることを特徴とするものである。
【0015】蛍光体の弾性率は25kgf/mm2〜40kgf/m
m2であることがより好ましい。少なくとも前記支持体か
ら遠い方の蛍光体シートとは、複数枚積層される蛍光体
シートのうち少なくとも2枚が、蛍光体シートが形成さ
れる際に用いられた仮支持体上に接した裏面同士を重ね
合わせたものであって、裏面同士を重ね合わせた蛍光体
シートのうち支持体からより離れた方の蛍光体シートを
意味する。裏面同士を重ね合わせた蛍光体シートのうち
少なくとも支持体からより離れた方の蛍光体シートが上
記のような弾性率であればよいが、裏面同士を重ね合わ
せた蛍光体シートの双方が上記のような弾性率であって
もよい。放射線像変換パネルは、通常、支持体と蛍光体
シートを熱圧縮して積層するが、ここでいう蛍光体シー
トの弾性率は、蛍光体シートを熱圧縮する前の蛍光体の
弾性率を意味する。
【0016】本発明の放射線像変換パネルは、少なくと
も支持体と、該支持体上に複数枚の蛍光体シートを積層
してなる蛍光体層とからなる放射線像変換パネルにおい
て、積層される前記蛍光体シートの少なくとも2枚が、
該蛍光体シートが形成される際に用いられた仮支持体上
に接した裏面同士を熱圧縮により重ね合わせたものであ
って、裏面同士を重ね合わせた前記蛍光体シートの少な
くとも前記支持体から遠い方の蛍光体シートに含有され
る蛍光体の空間充填率が、熱圧縮前の状態において50
vol%〜70vol%であるか、または、裏面同士を熱圧縮
により重ね合わせた前記蛍光体シートの少なくとも前記
支持体から遠い方の蛍光体シートの弾性率が、熱圧縮前
の状態において20kgf/mm2〜40kgf/mm2であるが、裏
面同士を重ね合わせた前記蛍光体シートの少なくとも前
記支持体から遠い方の蛍光体シートに含有される蛍光体
の空間充填率が熱圧縮前の状態において50vol%〜7
0vol%であって、かつ蛍光体シートの弾性率が熱圧縮
前の状態において20kgf/mm2〜40kgf/mm2であっても
よい。
【0017】
【発明の効果】本発明の放射線像変換パネル及びその製
造方法は、少なくとも支持体と、支持体上に複数枚の蛍
光体シートを積層してなる蛍光体層とからなる放射線像
変換パネルにおいて、積層される蛍光体シートの少なく
とも2枚が、蛍光体シートが形成される際に用いられた
仮支持体上に接した裏面同士を熱圧縮により重ね合わせ
たものであって、裏面同士を重ね合わせた蛍光体シート
の少なくとも支持体から遠い方の蛍光体シートに含有さ
れる蛍光体の空間充填率を、熱圧縮前の状態において5
0vol%〜70vol%としたので、蛍光体シートの伸びを
抑制することができ、構造モトルに優れた放射線像変換
パネルとすることができる。すなわち、重ね合わせた蛍
光体シートの支持体から遠い方の蛍光体シートの蛍光体
の空間充填率を50vol%〜70vol%と高めにすること
により、相対的に蛍光体シートを硬めにすることがで
き、蛍光体層の伸びを効果的に押さえて蛍光体シート同
士の貼り合わせ界面の乱れを抑制することが可能とな
り、構造モトルに優れた放射線像変換パネルとすること
ができる。
【0018】また、本発明の放射線像変換パネル及びそ
の製造方法は、少なくとも支持体と、支持体上に複数枚
の蛍光体シートを積層してなる蛍光体層とからなる放射
線像変換パネルにおいて、積層される前記蛍光体シート
の少なくとも2枚が、蛍光体シートが形成される際に用
いられた仮支持体上に接した裏面同士を熱圧縮により重
ね合わせたものであって、裏面同士を重ね合わせた蛍光
体シートの少なくとも支持体から遠い方の蛍光体シート
の弾性率を、熱圧縮前の状態において20kgf/mm2〜4
0kgf/mm2としたので、蛍光体層の伸びを抑制すること
ができ、構造モトルに優れた放射線像変換パネルとする
ことができる。すなわち、重ね合わせた蛍光体シートの
支持体から遠い方の蛍光体シートの蛍光体の弾性率を2
0kgf/mm2〜40kgf/mm2と蛍光体シートを硬くすること
により、蛍光体層の伸びを効果的に押さえて蛍光体シー
ト同士の貼り合わせ界面の乱れを抑制することが可能と
なり、構造モトルに優れた放射線像変換パネルとするこ
とができる。
【0019】また、裏面同士を熱圧縮により重ね合わせ
た蛍光体シートの少なくとも支持体から遠い方の蛍光体
シートに含有される蛍光体の空間充填率を、熱圧縮前の
状態において50vol%〜70vol%とするか、または、
裏面同士を熱圧縮により重ね合わせた蛍光体シートの少
なくとも支持体から遠い方の蛍光体シートの弾性率を、
熱圧縮前の状態において20kgf/mm2〜40kgf/mm2とす
ることにより、蛍光体層の伸びを抑制することができる
ので、蛍光体層の厚みむらを抑えることが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の放射線像変換パネルに用いられる輝尽性蛍光体
は、放射線を照射した後、励起光を照射すると輝尽発光
を示す蛍光体であるが、実用的な面からは波長が400
〜900nmの範囲にある励起光によって300〜50
0nmの波長範囲の輝尽発光を示す蛍光体であることが
望ましい。たとえば、以下のような輝尽性蛍光体が挙げ
られる。
【0021】米国特許第 3,859,527号明細書記載のSr
S:Ce,Sm、SrS:Eu,Sm、ThO2 :E
r、およびLa22S:Eu,Sm、特開昭55-12142号
記載のZnS:Cu,Pb、BaO・xAl23:Eu
(ただし、0.8≦x≦10)、及びMIIO・xSiO
2 :A(ただし、MIIはMg、Ca、Sr、Zn、Cd
またはBaであり、AはCe、Tb、Eu、Tm、P
b、Tl、Bi、またはMnであり、xは、0.5≦x
≦2.5である)、特開昭55-12143号記載の(Ba
1-x-y,Mgx ,Cay )FX:aEu2+(ただし、Xは
ClおよびBrのうちの少なくとも一つであり、xおよ
びyは、0<x+y≦0.6かつxy≠0であり、aは
10-6≦a≦5×10-2である)、特開昭55-12144号記
載のLnOX:xA(ただし、LnはLa、Y、Gd、
およびLuのうちの少なくとも一つ、XはClおよびB
rのうちの少なくとも一つ、AはCeおよびTbのうち
の少なくとも一つ、そして、xは、0<x<0.1であ
る)、特開昭55-12145号記載の(Ba1-x ,M2+ x )F
X:yA(ただし、M2+はMg、Ca、Sr、Zn、お
よびCdのうちの少なくとも一つ、XはCl、Brおよ
びIのうちの少なくとも一つ、AはEu、Tb、Ce、
Tm、Dy、Pr、Ho、Nd、Yb、およびErのう
ちの少なくとも一つ、そしてxは、0≦x≦0.6、y
は、0≦y≦0.2である)、特開昭 55-160078号記載
のMIIFX・xA:yLn(ただし、MIIはBa、C
a、Sr、Mg、Zn、およびCdのうちの少なくとも
一種、AはBeO、MgO、CaO、SrO、BaO、
ZnO、Al23、Y23 、La23、In23 、S
iO2 、TiO2 、ZrO2 、GeO2、SnO2、Nb
25 、Ta25、およびThO2 のうちの少なくとも
一種、Lnは、Eu、Tb、Ce、Tm、Dy、Pr、
Ho、Nd、Yb、Er、Sm、およびGdのうちの少
なくとも一種、XはCl、Br、およびIのうちの少な
くとも一種であり、xおよびyはそれぞれ5×10-5≦
x≦0.5および0<y≦0.2である)の組成式で表
わされる蛍光体、特開昭 56-116777号記載の(Ba
1-x ,MIIx )F2 ・aBaX2 :yEu,zA(ただ
し、MIIはベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ス
トロンチウム、亜鉛、およびカドミウムのうちの少なく
とも一種、Xは塩素、臭素、および沃素のうちの少なく
とも一種、Aはジルコニウムおよびスカンジウムのうち
の少なくとも一種であり、a、x、y、およびzはそれ
ぞれ0.5≦a≦1.25、0≦x≦1、10-6≦y≦
2×10-1、および0<z≦10-2である)の組成式で
表わされる蛍光体、特開昭 57-23673号記載の(Ba1-x
,MIIx )F2 ・aBaX2:yEu,zB(ただし、
MIIはベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロ
ンチウム、亜鉛およびカドミウムのうちの少なくとも一
種、Xは塩素、臭素、および沃素のうちの少なくとも一
種であり、a、x、y、およびzは、それぞれ0.5≦
a≦1.25、0≦x≦1、10-6≦y≦2×10-1
および0<z≦2×10-1である)の組成式で表わされ
る蛍光体、特開昭 57-23675号記載の(Ba1-x ,MIIx
)F2 ・aBaX2:yEu,zA(ただし、MIIはベ
リリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウ
ム、亜鉛およびカドミウムのうちの少なくとも一種、X
は塩素、臭素、および沃素のうちの少なくとも一種、A
はヒ素およびケイ素のうちの少なくとも一種であり、
a、x、y、およびzはそれぞれ0.5≦a≦1.2
5、0≦x≦1、10-6≦y≦2×10-1、および0<
z≦5×10-1である)の組成式で表わされる蛍光体、
特開昭 58-69281号記載のMIII OX:xCe(ただ
し、MIIIはPr、Nd、Pm、Sm、Eu、Tb、D
y、Ho、Er、Tm、Yb、およびBiからなる群よ
り選ばれる少なくとも一種の三価金属であり、XはCl
およびBrのうちのいずれか一方あるいはその両方であ
り、xは0<x<0.1である)の組成式で表わされる
蛍光体、特開昭 58-206678号記載のBa1-xx/2
x/2 FX:yEu2+(ただし、MはLi、Na、K、R
bおよびCsからなる群より選ばれる少なくとも一種の
アルカリ金属を表わし;Lは、Sc、Y、La、Ce、
Pr、Nd、Pm、Sm、Gd、Tb、Dy、Ho、E
r、Tm、Yb、Lu、Al、Ga、In、およびTl
からなる群より選ばれる少なくとも一種の三価金属を表
わし;Xは、Cl、Br、およびIからなる群より選ば
れる少なくとも一種のハロゲンを表わし;そして、xは
10-2≦x≦0.5、yは0<y≦0.1である)の組
成式で表わされる蛍光体、特開昭59-27980号記載のBa
FX・xA:yEu2+(ただし、Xは、Cl、Br、お
よびIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲ
ンであり;Aはテトラフルオロホウ酸化合物の焼成物で
あり;そして、xは10-6≦x≦0.1、yは0<y≦
0.1である)の組成式で表わされる蛍光体、特開昭59
-47289号記載のBaFX・xA:yEu2+(ただし、X
は、Cl、Br、およびIからなる群より選ばれる少な
くとも一種のハロゲンであり;Aは、ヘキサフルオロケ
イ酸、ヘキサフルオロチタン酸およびヘキサフルオロジ
ルコニウム酸の一価もしくは二価金属の塩からなるヘキ
サフルオロ化合物群より選ばれる少なくとも一種の化合
物の焼成物であり;そして、xは10-6≦x≦0.1、
yは0<y≦0.1である)の組成式で表わされる蛍光
体、特開昭59-56479号記載のBaFX・xNaX':aE
2+(ただし、XおよびX’は、それぞれCl、Br、
およびIのうちの少なくとも一種であり、xおよびaは
それぞれ0<x≦2、および0<a≦0.2である)の
組成式で表わされる蛍光体、特開昭59-56480号記載のM
IIFX・xNaX':yEu2+:zA(ただし、MIIは、
Ba、Sr、およびCaからなる群より選ばれる少なく
とも一種のアルカリ土類金属であり;XおよびX’は、
それぞれCl、Br、およびIからなる群より選ばれる
少なくとも一種のハロゲンであり;Aは、V、Cr、M
n、Fe、Co、およびNiより選ばれる少なくとも一
種の遷移金属であり;そして、xは0<x≦2、yは0
<y≦0.2、およびzは0<z≦10-2である)の組
成式で表わされる蛍光体、特開昭59-75200号記載のMII
FX・aMI X’・bM’IIX”2・cMIII X"'3・x
A:yEu2+(ただし、MIIはBa、Sr、およびCa
からなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類
金属であり;MI はLi、Na、K、Rb、およびCs
からなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属
であり;M’IIはBeおよびMgからなる群より選ばれ
る少なくとも一種の二価金属であり;MIII はAl、G
a、In、およびTlからなる群より選ばれる少なくと
も一種の三価金属であり;Aは金属酸化物であり;Xは
Cl、Br、およびIからなる群より選ばれる少なくと
も一種のハロゲンであり;X’、X”およびX"'は、
F、Cl、Br、およびIからなる群より選ばれる少な
くとも一種のハロゲンであり;そして、aは0≦a≦
2、bは0≦b≦10-2、cは0≦c≦10-2、かつa
+b+c≧10-6であり;xは0<x≦0.5、yは0
<y≦0.2である)の組成式で表わされる蛍光体、特
開昭60-84381号記載のMIIX2 ・aMIIX’2 :xEu
2+(ただし、MIIはBa、SrおよびCaからなる群よ
り選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類金属であり;
XおよびX’はCl、BrおよびIからなる群より選ば
れる少なくとも一種のハロゲンで、かつX≠X’であ
り;そしてaは0.1≦a≦10.0、xは0<x≦
0.2である)の組成式で表わされる輝尽性蛍光体、特
開昭 60-101173号記載のMIIFX・aMI X’:xEu
2+(ただし、MIIはBa、SrおよびCaからなる群よ
り選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類金属であり;
MI はRbおよびCsからなる群より選ばれる少なくと
も一種のアルカリ金属であり;XはCl、BrおよびI
からなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンであ
り;X’はF、Cl、BrおよびIからなる群より選ば
れる少なくとも一種のハロゲンであり;そして、aおよ
びxは、それぞれ0≦a≦4.0および0<x≦0.2
である)の組成式で表わされる輝尽性蛍光体、特開昭62
-25189号記載のMI X:xBi(ただし、MI はRbお
よびCsからなる群より選ばれる少なくとも一種のアル
カリ金属であり;XはCl、BrおよびIからなる群よ
り選ばれる少なくとも一種のハロゲンであり;そしてx
は0<x≦0.2の範囲の数値である)の組成式で表わ
される輝尽性蛍光体、そして特開平2-229882号記載のL
nOX:xCe(但し、LnはLa、Y、Gd、および
Luのうちの少なくとも一つ、XはCl、BrおよびI
のうちの少なくとも一つ、xは0<x≦0.2であり、
LnとXとの比率が原子比で0.500<X/Ln≦
0.998であり、かつ輝尽性励起スペクトルの極大波
長λが550nm<λ<700nm)で表わされるセリ
ウム賦活希土類オキシハロゲン化物蛍光体。
【0022】なお、前記特開昭60-84381号記載のMIIX
2・aMIIX’2:xEu2+輝尽性蛍光体には、以下に示
すような添加物がMIIX2・aMIIX’21モル当り以下
の割合で含まれていてもよい。特開昭60-166379号に記
載のbMI X”(ただし、MIはRbおよびCsからな
る群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属であ
り、X”はF、Cl、BrおよびIからなる群より選ば
れる少なくとも一種のハロゲンであり、そしてbは0<
b≦10.0である);特開昭 60-221483号記載のbK
X”・cMgX"'2・dMIII X""3 (ただし、MIIIは
Sc、Y、La、Gd及びLuからなる群より選ばれる
少なくとも一種の三価金属であり、X”、X"'および
X""はいずれもF、Cl、BrおよびIからなる群より
選ばれる少なくとも一種のハロゲンであり、そしてb、
cおよびdはそれぞれ、0≦b≦2.0、0≦c≦2.
0、0≦d≦2.0であって、かつ2×10-5≦b+c
+dである);特開昭 60-228592号記載のyB(ただ
し、yは2×10-4≦y≦2×10-1である);特開昭
60-228593号公報に記載のbA(ただし、AはSiO2
およびP25からなる群より選ばれる少なくとも一種の
酸化物であり、そしてbは10-4≦b≦2×10-1であ
る);特開昭 61-120883号記載のbSiO(ただし、b
は0<b≦3×10-2である);特開昭61-120885号記
載のbSnX”2(ただし、X”はF、Cl、Brおよ
びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲン
であり、そしてbは0<b≦10-3である);特開昭 6
1-235486号記載のbCsX” ・cSnX"'2(ただし、
X”およびX"'はそれぞれF、Cl、BrおよびIから
なる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンであり、
そしてbおよびcは、それぞれ、0<b≦10.0およ
び10-6≦c≦2×10-2である);および特開昭 61-
235487号記載されているbCsX”・yLn3+(ただ
し、X”はF、Cl、BrおよびIからなる群より選ば
れる少なくとも一種のハロゲンであり、LnはSc、
Y、Ce、Pr、Nd、Sm、Gd、Tb、Dy、H
o、Er、Tm、YbおよびLuからなる群より選ばれ
る少なくとも一種の希土類元素であり、そしてbおよび
yはそれぞれ、0<b≦10.0および10-6≦y≦
1.8×10-1である)。
【0023】また、特願平4-276540号明細書に記載の、
下記組成式(I): BaFX・aNaX'・dCsX"・eCaX'"2・fSrX""2・gCaO・hSrO: bCe3+ …(I) (ただし、XはCl、Br及びIからなる群より選ばれ
る少なくとも一種のハロゲンであり;X’はBr及び/
又はIであり;X”、X '”及びX””はF、Cl、B
rおよびIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハ
ロゲンであり;a、d、e、f、g及びhは、10-4
a+d+e+f+g+h≦10-1の条件を満足する数値
であり;そしてbは10-5≦b≦10-2の範囲の数値で
ある。)で表わされるセリウム賦活フッ化ハロゲン化バ
リウム系蛍光体、特に、下記組成式(II): BaFX・aNaX':bCe3+ …(II) (ただし、XはCl、BrおよびIからなる群より選ば
れる少なくとも一種のハロゲンであり;X’はBrおよ
び/またはIであり;そしてaおよびbはそれぞれ0<
a≦10-1および10-5≦b≦10-2の範囲の数値であ
る)で表わされるセリウム賦活フッ化ハロゲン化バリウ
ム系蛍光体も有利に使用することもできる。
【0024】上記の輝尽性蛍光体のうちで、二価ユーロ
ピウム賦活またはセリウム賦活のアルカリ土類金属ハロ
ゲン化物系蛍光体、およびセリウム賦活希土類オキシハ
ロゲン化物蛍光体等の希土類元素賦活希土類オキシハロ
ゲン化物系蛍光体は高輝度の輝尽発光を示すので特に好
ましい。ただし、本発明に用いられる輝尽性蛍光体は上
述の蛍光体に限られるものではなく、放射線を照射した
のちに励起光を照射した場合に、輝尽発光を示す蛍光体
であればいかなるものであってもよい。
【0025】輝尽性蛍光体層の用いられるポリウレタン
以外のバインダとしては、例えばゼラチン等の蛋白質、
デキストラン等のポリサッカライドのような天然高分子
物質;およびポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、
エチルセルロース、塩化ビニリデン・塩化ビニルコポリ
マー、塩化ビニル・酢酸ビニルコポリマー、セルロース
アセテートブチレート、ポリビニルアルコール、線状ポ
リエステル、ポリスチレン、エポキシ樹脂などのような
合成高分子物質などにより代表されるポリマーを挙げる
ことができる。このような結合剤は、その分子構造、分
子量の違い等によって柔軟性が変化するため、その中で
適度な柔軟性のものを選ぶことが好ましい。特に好まし
いものは、輝尽性蛍光体層に適度な柔軟性を与えるポリ
ウレタン、エポキシ樹脂、あるいはこれらの樹脂と他の
ポリマーとの混合物である。なお、これらのバインダは
架橋剤によって架橋されたものであってもよい。
【0026】輝尽性蛍光体層は、たとえば、次の方法に
より形成することができる。まず上記の輝尽性蛍光体お
よびバインダを適当な溶剤に添加し、これを充分に混合
して、バインダ溶液中に蛍光体粒子が均一に分散もしく
は溶解塗布液を調製する。塗布液調製用の溶剤の例とし
ては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、n
−ブタノールなどの低級アルコール;メチレンクロライ
ド、エチレンクロライドなどの塩素原子含有炭化水素;
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ンなどのケトン;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル
などの低級脂肪酸と低級アルコールとのエステル;ジオ
キサン、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチ
レングリコールモノメチルエーテルなどのエーテル;そ
してそれらの混合物を挙げることができる。
【0027】塗布液におけるバインダと輝尽性蛍光体と
の混合比は、目的とする放射線像変換パネルの特性、蛍
光体の種類などによって異なるが、一般にはバインダと
蛍光体との混合比は、1:1乃至1:100(重量比)
の範囲から選ばれる。そして1:8乃至1:40(重量
比)の範囲から選ぶことが好ましく、特に1:8乃至
1:30(重量比)の範囲から選ぶことが好ましい。
【0028】なお、塗布液には、該塗布液中における蛍
光体粒子の分散性を向上させるための分散剤、および形
成後の蛍光体層(蛍光体シート)中におけるバインダと
蛍光体との間の結合力を向上させるための可塑剤など種
々の添加剤が混合されていてもよい。
【0029】上記のようにして調製された蛍光体粒子と
バインダを含有する塗布液を、プラスチックシート、ガ
ラス板、金属板などのような平面を有する仮支持体の表
面に均一に塗布することにより塗布液の塗膜を形成す
る。この塗布操作は、通常の塗布手段、たとえばドクタ
ーブレード、ロールコータ、ナイフコータなどを用いる
ことにより行なうことができる。ついで、形成された塗
膜を徐々に加熱することにより乾燥し、蛍光体シートの
形成を完了する。蛍光体層の層厚は、目的とする放射線
像変換パネルの特性、蛍光体の種類、バインダと蛍光体
との混合比などによって異なるが、通常は20μm〜1
mmとする。ただし、この層厚は50〜500μmとす
るのが好ましく、特に100〜400μmとするのが好
ましい。従って、蛍光体シートの厚みは、蛍光体層の厚
みと積層する蛍光体シートの枚数に応じて調整される。
【0030】上記のようにして塗布液から形成された塗
膜中では、比重の大きい蛍光体粒子がより多く下側に沈
み、従って、バインダ/蛍光体粒子の重量比は底面(仮
支持体に接触している側)付近で最小となり、上表面付
近で最大となる。なお、塗布液中に着色剤を使用した場
合には、着色剤粒子は蛍光体粒子に比べて比重が小さく
塗布層内でバインダと一緒に移動し易いため、相対的に
上側に多く集まる。また、着色剤として塗布液に溶解す
る染料を用いた場合にも、バインダと共に上層側に多く
分布するようになる。これらの蛍光体粒子、バインダ、
そして着色剤の偏りは、塗膜から溶媒を除去する乾燥過
程において更に助長される。従って、乾燥して得られた
蛍光体シートにおけるバインダ/蛍光体粒子の重量比は
底面付近で最小となり、また着色剤は上表面側により多
く分布するようになる。
【0031】複数の蛍光体シートを積層した蛍光体層を
有する放射線像変換パネルを製造するには、積層される
蛍光体シートが2枚の場合には、図1に示すように、支
持体11上に積層される蛍光体シート12、13の2枚が、蛍
光体シートが形成される際に用いられた仮支持体上に接
していた裏面12a、13aを重ね合わせたものであって、支
持体11から遠い方の蛍光体シート13(以下、支持体から
遠い方の蛍光体シートを上側蛍光体シート、支持体に近
い方の蛍光体シート(図1では蛍光体シート12)を下側
蛍光体シートともいう。)に含有される蛍光体の空間充
填率を50vol%〜70vol%とするか、または、蛍光体
シート13の弾性率を20kgf/mm2〜40kgf/mm2 とす
る。図2に示すように、積層される蛍光体シートが3枚
である場合には、3枚の蛍光体シートのうち、蛍光体シ
ートが形成される際に用いられた仮支持体上に接してい
た裏面を重ね合わせた2枚のシートのうち上側蛍光体シ
ートに含有される蛍光体の空間充填率を50vol%〜7
0vol%とするか、または、蛍光体シートの弾性率を2
0kgf/mm2〜40kgf/mm2とする。すなわち、重ね合わせ
た2枚の蛍光体シートが22及び23の場合には、支持体21
から遠い方の蛍光体シート23に、裏面を重ね合わせた2
枚の蛍光体シートが23及び24の場合には、蛍光体シート
24に含有される蛍光体の空間充填率を50vol%〜70v
ol%とするか、または、蛍光体シート24の弾性率を20
kgf/mm2〜40kgf/mm2とする。
【0032】蛍光体の空間充填率は、蛍光体の体積充填
率(%)として下記の式により求めることができる。
【0033】
【数1】
【0034】ここで、Vは蛍光体層の全体積、Aは蛍光
体層の全重量、ρxは蛍光体の密度、ρyはバインダの
密度、aは蛍光体の重量、bはバインダの重量である。
【0035】また、蛍光体シートの弾性率は、万能型引
張試験機(MODEL UTM-II-20;(株)東洋ボールドウィ
ン製)により測定した実測値に基づいて下記の式により
求めることができる。
【0036】
【数2】
【0037】ここで、W、Δl及びLは、蛍光体シート
を幅×長さ=10mm×70mmに切り出し、両端の15mm
長ずつをクランプして引っ張って、L=40mmとし、強
伸度曲線の最初の直線部分のゼロ荷重に近いところで切
線を引き、その切線と伸びの軸の交点から、Δlの長さ
(mm)をとり、その点から伸び軸に垂線を立て、先の切
線との交点の荷重W(kg)を読み取ることにより求めた
実測値である。また、tは蛍光体シートの膜厚(mm)、
C.Sはチャート紙の送り速度(mm/分)、H.Sは試験
片の引張速度(mm/分)であり、以下に示す実施例にお
いてはH.S=40mm/分で行っている。
【0038】本発明の放射線像変換パネルは、通常は循
環使用されるため、蛍光体層の一方の側の表面(励起光
が入射する側の表面)、好ましくは両側面に、厚さ30
μm以下の薄い透明プラスチックフィルム層を備えてい
ることが好ましい。透明プラスチックフィルム層は、例
えば酢酸セルロース、ニトロセルロースなどのセルロー
ス誘導体、あるいはポリメチルメタクリレート、ポリビ
ニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリカーボネ
ート、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニルコポリ
マー、フルオロオレフィン・ビニルエ−テルコポリマー
などの合成高分子物質のような透明な高分子物質を適当
な溶媒に溶解して調製した溶液を蛍光体の表面に塗布す
る方法により形成することができる。あるいはポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ
イミド、ポリカーボネート、ポリエチレン、塩化ビニリ
デン、ポリアミドなどから別途形成した透明な薄膜を蛍
光体シートの表面に適当な接着剤を用いて接着するなど
の方法によっても形成することができる。なお、上記の
薄い透明プラスチックフィルムを設けなかった面には、
通常の放射線像変換パネル用の支持体で透明なものを付
設してもよい。
【0039】以下に実施例を示す。
【0040】(実施例A)蛍光体シート形成用塗布液と
して、蛍光体:14面体形状蛍光体(BaFBr0.850.15:E
u2+)2000g、結合剤492g(ポリウレタンエラストマ
ー;大日本インキ化学工業(株)、ハ゜ンテ゛ックスT-5265H (固形))
をメチルエチルケトンに溶解して固形分濃度=13wt% と
したもの、このときの溶解液粘度は9.3Psであった)、
架橋剤 6g(ポリイソシアネート;日本ホ゜リウレタン工業
(株)、コロネートHX(固形分100%))、黄変防止剤 30g(エポキ
シ樹脂;油化シェルエホ゜キシ(株)、エヒ゜コート#1001(固形))、ラジ
カルトラップ剤0.5g(ホスファイト系抗酸化剤;旭電化
工業(株);C)を溶剤メチルエチルケトン160gに加
え、プロペラミキサーを用いて10000rpm で60分間分散
させ、塗布液を調整(結合剤/蛍光体重量比=1/20)し、4
0Psの塗布液とした。この塗布液を仮支持体(シリコー
ン系離型剤が塗布されているポリエチレンテレフタレー
トシート(厚み:190μm))上にドクターブレードで30
0mm幅で塗布し乾燥した後、仮支持体から剥離を行い、
蛍光体シートAを数枚(シート厚=185μm。蛍光体充填
率=56vol%)作製した。
【0041】(実施例B)実施例Aにおける蛍光体シー
トの塗布液を、蛍光体:14面体形状蛍光体(BaFBr0.85
0.15:Eu2+)2000g、結合剤569.2g(ポリウレタンエ
ラストマー;大日本インキ化学工業(株)、ハ゜ンテ゛ックスT-5265H
(固形))をメチルエチルケトンとトルエンを7:3の重量
比で混合した溶剤に溶解して固形分濃度=13wt% とした
もの、このときの溶解液粘度は11.5Psであった)、架橋
剤 6g(ポリイソシアネート;日本ホ゜リウレタン工業(株)、コロネ
ートHX(固形分100%))、黄変防止剤 20g(エポキシ樹脂;
油化シェルエホ゜キシ(株)、エヒ゜コート#1001(固形))、ラジカルトラ
ップ剤0.5g(ホスファイト系抗酸化剤;旭電化工業
(株);C)をメチルエチルケトンとトルエン7:3の重
量比で混合した溶剤146gに加えて調整した以外は実施例
Aと同様にして蛍光体シートBを数枚(シート厚=190
μm。蛍光体充填率=51vol%)作製した。
【0042】(実施例C)実施例Aにおける蛍光体シー
トの塗布液を、蛍光体:14面体形状蛍光体(BaFBr0.85
0.15:Eu2+)2000g、結合剤547g(ポリウレタンエラ
ストマー;大日本インキ化学工業(株)、ハ゜ンテ゛ックスT-5265H
(固形))をメチルエチルケトンとトルエンを7:3の重量
比で混合した溶剤に溶解して固形分濃度=13wt% とした
もの、このときの溶解液粘度は11.5Psであった)、架橋
剤 6.7g(ポリイソシアネート;日本ホ゜リウレタン工業(株)、コ
ロネートHX(固形分100%))、黄変防止剤 33.3g(エポキシ樹
脂;油化シェルエホ゜キシ(株)、エヒ゜コート#1001(固形))、ラジカル
トラップ剤0.56g(ホスファイト系抗酸化剤;旭電化工
業(株);C)を、メチルエチルケトンとトルエン7:3
の重量比で混合した溶剤152gに加えて調整した以外は実
施例Aと同様にして蛍光体シートCを数枚(シート厚=
195μm。蛍光体充填率=47vol%)作製した。
【0043】(支持体の準備)バイロン300(不飽和ポ
リエステル樹脂;東洋紡(株)製)をMEKに溶解した液
(固形分=15wt%))100gにFS-10P MEK分散体56.4g(石
原産業(株)製 SnO2(Sbト゛ーフ゜)針状微粒子(長軸=0.2〜2
μm、短軸=0.01〜0.02μm);固形分=30wt%)及びメ
チルエチルケトン48gを加えて調液し、粘度=0.2〜0.3Ps
程度の液とし、これを支持体(ポリエチレンテレフタレ
ートシート(東レ製ルミラーS-10 250μm;ヘイス゛度(typica
l)=27))の上に厚みが3μm となるように塗布した。更
に支持体シートの下塗り層側とは反対面にフッ素系樹脂
92.5g(フルオロオレフィン=ビニルエーテル共重合
体;旭硝子(株)、ルミフロンLF-504X[30%キシレン溶液])、架橋剤
5g(ポリイソシアネート;住友ハ゛イエルウレタン(株)、スミシ゛ュー
ルN3500[固形分100%])、滑り剤 0.5g(アルコール変成
シリコーン;信越化学(株)、X-22-2809[66%キシレン含有ヘ゜ース
ト])、有機フィラー 6.5g(メラミン−ホルムアルデヒ
ド;(株)日本触媒、エホ゜スターS6)、カップリング剤 0.1g
(アセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレート;
味の素(株)、フ゜レンアクトAL-M)、触媒0.35mg(ジブチルチン
ジラウレート;共同薬品(株)、KS1260)をメチルエチル
ケトン66.5gに添加し、蛍光体シートと同様に調液し、
この塗布液を塗布し厚さ2μmの塗布層(裏面保護層)を
設けた。
【0044】上記の実施例A〜Cで作製した蛍光体シー
トA〜Cを用い、カレンダー機により表1に示すような
積層順及び条件で熱圧縮処理を行った。また、弾性率
は、蛍光体シート塗布から熱圧縮処理までの経過時間を
変えることにより、蛍光体シートA〜Cの弾性率を変え
たものを準備した。表中、上側蛍光体シートとは、支持
体から遠い方の蛍光体シートを意味し、下側蛍光体シー
トとは、上側蛍光体シートと重ねられた支持体に近い方
の蛍光体シートを意味する。
【0045】
【表1】
【0046】積層した後カレンダーロールにより熱圧縮
処理を行い、さらに、保護層を形成して放射線像変換パ
ネルを完成させた。その方法及び条件について表1中の
実施例1−1を例にとって説明する。なお、以下実施例
1−2〜実施例2−4及び比較例1−1〜3について
も、同様の方法及び条件によって放射線像変換パネルを
作製した。
【0047】(実施例1−1)熱圧縮処理は、蛍光体シ
ートのうち1枚(下側蛍光体シート)を、仮支持体に塗
布されていた際の表面が支持体の下塗層面と接するよう
に重ね合わせ、カレンダーロール(φ200mm;金属ロール)
を用い、総荷重1.6ton、上側ロール温度45℃、下側ロー
ル温度45℃、送り速度0.3m/minの条件で行った。この熱
圧縮済みシートにさらに別の蛍光体シート(上側蛍光体
シート)を仮支持体に塗布されていた際の裏面が圧縮済
みシートの表面すなわち圧縮された蛍光体シートの裏面
と接するように重ね、総荷重2.3ton、上側ロール温度45
℃、下側ロール温度45℃、送り速度0.3m/minの条件で熱
圧縮処理を行った。この加熱圧縮により、蛍光体層は支
持体に下塗層を介して完全に融着した蛍光体層となっ
た。
【0048】裏面保護層と同じ塗布液を 6μm厚PETフィ
ルム(東レ(株)、ルミラー6c-F53)上に塗布し厚さ 2μmの塗
布層を設けた。次に塗布層と反対側に、不飽和ポリエス
テル樹脂溶液(東洋紡績(株)、ハ゛イロン30SS)を塗布・乾燥
して接着層(接着剤塗布重量 2g/m2)を設けた。このPE
Tフィルムを、ラミネートロールを用いて、蛍光体層上に
接着層を介して接着した後エンボスパターンをつけた。
これにより表面粗さ(Ra=0.1〜0.2μm)の保護層を形成
し、放射線像変換パネルを完成させた。
【0049】(表画像、裏画像の粒状値の評価)上記の
工程で完成したパネルを25cm×30cmのサイズに切り、完
成した放射線像変換パネル内の蛍光体層の膜厚、完成し
た放射線像変換パネルの蛍光体層の蛍光体充填率画質に
ついて評価した。画質は放射線像変換パネルの表面から
タングステン管球、管電圧80kVp のX線を照射した後(1
0mR相当)、波長633nmのHe-Neレーザー光で放射線像変換
パネル面上の励起エネルギーを9.5J/m2 の励起光量でパ
ネル表面をに照射して、パネルの表面と裏面それぞれか
ら放射された輝尽発光光をそれぞれ受光器(分光感度S
−5の光電子増倍管)で受光した。この受光した光をそ
れぞれ電気信号に変換して表画像と裏画像の加算画像を
得た(空間周波数1cy/mmでは表:裏=1:1で2cy/mmでは
表:裏=7:3で加算した)。これらについて1cy/mm、2cy
/mmのウィナースペクトル(空間周波数に分解した粒状
値 RMS2)を測定した。各サンプルについて上記の測定
結果を表2に示す。
【0050】
【表2】
【0051】表2から明らかなように、熱圧縮前の状態
において、上側蛍光体シートの蛍光体の空間充填率が5
0vol%以上であるか、または蛍光体シートの弾性率が
20kgf/mm2以上であるものを使用して熱圧縮を行うこ
とにより、良好な構造モトルの放射線像変換パネルが得
ることができた。さらに、蛍光体シートの空間充填率が
55vol% 以上であるか、または蛍光体シートの弾性率
が25kgf/mm2 以上であるものを使用して熱圧縮を行う
ことにより、さらに良好な構造モトルの放射線像変換パ
ネルを得ることができた。また、上側蛍光体シートだけ
でなく下側蛍光体シートも上記の空間充填率及び弾性率
を満たす(実施例1−1,2,4、実施例2−1,2)
ことにより、より良好な構造モトルの放射線像変換パネ
ルを得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放射線像変換パネルの一の構成を示す
【図2】本発明の放射線像変換パネルの別の構成を示す
【符号の説明】
11 支持体 12 下側蛍光体シート 12a 下側蛍光体シート裏面 13 支持体から遠い蛍光体シート(上側蛍光体シー
ト) 13a 上側蛍光体シート裏面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも支持体と、該支持体上に複数
    枚の蛍光体シートを積層してなる蛍光体層とからなる放
    射線像変換パネルにおいて、積層される前記蛍光体シー
    トの少なくとも2枚が、該蛍光体シートが形成される際
    に用いられた仮支持体上に接した裏面同士を熱圧縮によ
    り重ね合わせたものであって、裏面同士を重ね合わせた
    前記蛍光体シートの少なくとも前記支持体から遠い方の
    蛍光体シートに含有される蛍光体の空間充填率が、熱圧
    縮前の状態において50vol%〜70vol%であることを
    特徴とする放射線像変換パネル。
  2. 【請求項2】 前記空間充填率が55vol%〜70vol%
    であることを特徴とする請求項1記載の放射線像変換パ
    ネル。
  3. 【請求項3】 少なくとも支持体上に、複数枚の蛍光体
    シートを積層してなる蛍光体層を熱圧縮により重ね合わ
    せる放射線像変換パネルの製造方法において、積層され
    る前記蛍光体シートの少なくとも2枚が、該蛍光体シー
    トが形成される際に用いられた仮支持体上に接した裏面
    同士を重ね合わせたものであって、裏面同士を重ね合わ
    せた前記蛍光体シートの少なくとも前記支持体から遠い
    方の蛍光体シートに含有される蛍光体の空間充填率が、
    熱圧縮前の状態において50vol%〜70vol%であるこ
    とを特徴とする放射線像変換パネルの製造方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも支持体と、該支持体上に複数
    枚の蛍光体シートを積層してなる蛍光体層とからなる放
    射線像変換パネルにおいて、積層される前記蛍光体シー
    トの少なくとも2枚が、該蛍光体シートが形成される際
    に用いられた仮支持体上に接した裏面同士を熱圧縮によ
    り重ね合わせたものであって、裏面同士を重ね合わせた
    前記蛍光体シートの少なくとも前記支持体から遠い方の
    蛍光体シートの弾性率が、熱圧縮前の状態において20
    kgf/mm2〜40kgf/mm2であることを特徴とする放射線像
    変換パネル。
  5. 【請求項5】 前記弾性率が25kgf/mm2〜40kgf/mm2
    であることを特徴とする請求項4記載の放射線像変換パ
    ネル。
  6. 【請求項6】 少なくとも支持体上に、複数枚の蛍光体
    シートを積層してなる蛍光体層を熱圧縮により重ね合わ
    せる放射線像変換パネルの製造方法において、積層され
    る前記蛍光体シートの少なくとも2枚が、該蛍光体シー
    トが形成される際に用いられた仮支持体上に接した裏面
    同士を重ね合わせたものであって、裏面同士を重ね合わ
    せた前記蛍光体シートの少なくとも前記支持体から遠い
    方の蛍光体シートの弾性率が、熱圧縮前の状態において
    20kgf/mm2〜40kgf/mm2であることを特徴とする放射
    線像変換パネルの製造方法。
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