JP2001074802A - 回転電機の部分放電検出方法 - Google Patents

回転電機の部分放電検出方法

Info

Publication number
JP2001074802A
JP2001074802A JP25130999A JP25130999A JP2001074802A JP 2001074802 A JP2001074802 A JP 2001074802A JP 25130999 A JP25130999 A JP 25130999A JP 25130999 A JP25130999 A JP 25130999A JP 2001074802 A JP2001074802 A JP 2001074802A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
partial discharge
phase
group
distribution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25130999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4200610B2 (ja
Inventor
Kichiji Kaneda
吉治 兼田
Takao Tsurimoto
崇夫 釣本
Nobuo Urakawa
伸夫 浦川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP25130999A priority Critical patent/JP4200610B2/ja
Publication of JP2001074802A publication Critical patent/JP2001074802A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4200610B2 publication Critical patent/JP4200610B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Relating To Insulation (AREA)
  • Tests Of Circuit Breakers, Generators, And Electric Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1個の部分放電センサで検出した信号を分岐
して得た位相特性から、放電発生箇所を特定するがで
き、また、複数の放電源のから信号を、信号源別に識別
して、信号源ごとの絶縁異常を把握し、運転中の絶縁診
断の精度を向上させる。 【解決手段】 回転電機に設けた部分放電センサで検出
した信号を分岐して異なる狭帯域フィルタ回路で濾波
し、この濾波して計測した2周波数信号強度から2周波
数信号強度相関特性を得、この2周波数信号強度相関特
性に基き2周波信号強度比が一定範囲にある信号群に分
類し、この分類した信号群のそれぞれの発生個数頻度分
布ごとに演算処理された位相特性により、部分放電およ
びノイズを特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電機あるいは電
動機等の回転電機の部分放電検出方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、プラントの規模の大型化に伴い、
発電所等で使用される発電機あるいは電動機等の回転電
機は大型化するとともにその設置数も増大している。こ
のような回転電機においては高い信頼性が要求されるの
で、保守点検を確実に行い、絶縁破壊などの突発事故を
未然に防止する必要がある。特に、長期間稼働した回転
電機では、突発事故の未然防止を目的として、運転中の
絶縁監視技術の必要性が高くなってきている。さらに、
平成8年度の電気事業法の改正に伴う規制緩和により、
自主保安への取り組みの強化とともに経営効率化を目指
して、従来の定期検査の間隔を1.5倍程度延ばす取り
組みが行われている。このため、従来以上に運転中の絶
縁状態の監視が重要になってきており、その監視項目と
して絶縁性状を現す部分放電の監視技術が重要視されて
きている。
【0003】回転電機では、運転ストレスによって固定
子巻線の絶縁層に亀裂や剥離などの劣化が生じると、こ
の劣化部に運転中の電圧により、部分放電が発生する。
この部分放電を検出することにより、絶縁の劣化状態を
把握している。一般に、回転電機の部分放電は、運転に
伴う電波雑音(以下、ノイズという)の中に埋もれてい
るため、部分放電とノイズとを識別し、部分放電のみを
検出する必要がある。また、回転電機は3相電圧で運転
されており、U,V,W相の固定子巻線には、それぞれ
異なる位相の電圧が印加されている。したがって、U,
V,W相の固定子巻線で発生する部分放電も、異なる位
相で発生する。このため、運転中にU,V,W相ごとに
部分放電を検出し、U,V,W相ごとの絶縁劣化状態を
把握することが困難となっている。
【0004】次に、部分放電とノイズとを識別し、絶縁
劣化したときの部分放電のみを検出する従来の方法につ
いて、例えば、特開平7−234257号公報に示され
た電気機器の異常検出方法を用いて説明する。図11は
従来の部分放電検出方法による2周波数強度相関を示す
説明図で、定格容量600MW、定格電圧19kVの火
力タービン発電機の運転中に、1個の部分放電センサで
検出した信号を分岐して異なる狭帯域フィルタ回路に入
力し、部分放電信号とノイズとを計測した結果を示すグ
ラフである。この異常検出方法では、第1狭帯域フィル
タ回路の通過周波数帯域を固定子鉄心長で決まる1次共
振周波数である13MHzとし、また、第2狭帯域フィ
ルタ回路の通過帯域周波数を2次共振周波数である2
4.5MHzとしている。
【0005】図11において、第1狭帯域フィルタ回路
の信号強度(mV)を横軸に、第2狭帯域フィルタ回路
の信号強度(mV)を縦軸に示し、●はノイズ、○は部
分放電である。図から、例えば傾きが0.16の直線の
上側のものが部分放電であり、直線の下側のものがノイ
ズであると識別している。
【0006】また、その他に、1個の部分放電センサで
検出した信号を分岐して異なる狭帯域フィルタ回路に入
力し、図12に示されるような信号の周波数スペクトル
を計測する。この周波数スペクトルに示された信号の伝
播特性の違いから、部分放電とノイズとの識別をしてい
る。即ち、部分放電信号Hの場合は、高周波まで高周波
成分を有し、周波数の増加に対する信号強度の低下が緩
やかである。一方、ノイズGの場合は、部分放電信号H
より強度が大きいが、高周波成分が少なく、周波数の増
加に対する信号強度の低下が急である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】回転電機の部分放電検
出方法では、部分放電とノイズとを識別した信号が、確
実に部分放電であることを確認でき、放電発生箇所を特
定できることが重要である。また、複数の放電源からの
信号を、信号源別に識別して、信号源ごとの絶縁異常の
状況を把握し、絶縁診断することが重要である。特に、
回転電機は3相電源で運転されており、固定子巻線の
U,V,W相には、それぞれ異なる位相の電圧が印加さ
れているので、部分放電発生位相もそれぞれ巻線相ごと
に異なり、放電発生の位相特性から部分放電とノイズと
を識別する場合の判断基準が不明瞭になる。尚、検出対
象となる発電所等の回転電機は多数台が同時に運転され
ているので、検出対象機以外の運転によるノイズが非常
に多く、且つ検出対象機以外で発生する部分放電が、検
出対象機にとってはノイズとなっている。
【0008】しかし、上記のような従来の回転電機の部
分放電検出方法では、1個の部分放電センサで検出した
信号を分岐して得た2周波数強度相関あるいは周波数ス
ペクトルから、放電発生箇所を特定することが困難であ
った。また、複数の放電源からの信号を、信号源別に部
分放電とノイズとの識別をして、信号源ごとの部分放電
による絶縁異常の状況を把握し、絶縁診断することが困
難であった。
【0009】本発明は、上述のような課題を解決するた
めになされたもので、1個の部分放電センサで検出した
信号を分岐して得たデータから、放電発生箇所を特定す
ることができる部分放電検出方法を得るものである。ま
た、複数の放電源からの信号を、信号源別に部分放電と
ノイズとの識別をして、信号源ごとの部分放電による絶
縁異常の状況を把握し、絶縁診断の精度を向上すること
ができる回転電機の部分放電検出方法を得るものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回転電機
の部分放電検出方法においては、回転電機に設けた部分
放電センサで検出した信号を分岐して異なる2周波数帯
域で同時に計測し、計測した信号の2周波数強度相関に
基づき2周波強度比が一定範囲にある信号群に分離し、
分離した信号群をそれぞれの発生頻度分布に分別し、分
別した発生頻度分布に示された各信号群を演算処理して
位相特性に各信号群の分布パターンを表したものであ
る。
【0011】また、位相特性に表した分布パターンが、
位相特性に示した印可電圧位相と相関関係を有して分布
したものである。
【0012】また、位相特性に表した分布パターンが、
位相特性に示した印可電圧位相と無関係に分布したもの
である。
【0013】また、位相特性に表した分布パターンが、
正極性パルスと負極性パルスとの検出電圧の大小で比較
されたものである。
【0014】また、位相特性に表した分布パターンが、
位相差を有したものである。
【0015】また、発生頻度分布の信号群ごとの分別
が、パルス数でなされたものである。
【0016】また、発生頻度分布の信号群ごとの分別
が、総パルス数の信号強度総和でなされたものである。
【0017】また、発生頻度分布の信号群ごとの分別
が、パルス数でなされ、パルス数のピークを中心に一定
範囲の信号群でなされたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1における回転電機の部分放電検出方法について説
明する。図1は、電動機の部分放電検出装置を示す。図
1おいて、電動機1はフレーム2の内部の固定子鉄心
(図示せず)に挿入して巻回されたU,V,W相の固定
子巻線3a,3b,3cで構成され、端子箱4から高圧
給電線5を介して電力が供給されている。フレーム2の
内部に部分放電センサ6a,6b,6cを設置し、電動
機1外へ信号ケーブル7aを配線して、電動機1外で検
出素子8を介して信号を検出する。検出された信号は信
号ケーブル7bで検出回路9に伝送する。
【0019】検出回路9では、検出された信号のうちの
1つの信号が分岐されて、一方が第1の狭帯域フィルタ
回路10aにより1次共振周波数f1の周波数に濾波さ
れ、他方が第2の狭帯域フィルタ回路10bにより2次
共振周波数f2の周波数に濾波される。各周波数f1,
f2でピークホールドされ、アナログ/デジタル変換さ
れて計測部11に伝送される。計測部11ではf1,f
2の2つの帯域の信号が同時に計測され、ソフトウエア
で演算処理されて、部分放電かノイズかを判定される。
部分放電の場合は発生箇所が特定され、部分放電の種
類、絶縁劣化の種類と程度、絶縁異常であるか否か等が
判定されて結果が出力表示される。
【0020】図2は、図1の部分放電検出装置を用い
て、6.6kV,600kWの高圧電動機の運転中に計
測した信号の発生位相−信号強度特性を示す説明図であ
る。図2において、横軸にU相固定子巻線の印加電圧位
相を示し、縦軸に部分放電センサで検出した部分放電の
検出電圧を示し、0.5秒間に検出した全パルスをプロ
ットしている。図2は、U相固定子巻線3aに設置した
部分放電センサ6aで0.5秒間に計測したf1信号の
位相特性で、0度,180度付近に検出電圧の高い信号
群が見られ、検出電圧が低い1〜2.5mVの信号群が
全位相にわたって見られる。
【0021】図2から、どのパルスが部分放電かノイズ
なのか判別が困難であるので、図2に示されたデータの
信号分離を必要とし、この信号分離を図3に示す方法で
行う。図3は、2周波数強度相関を示す説明図で、図2
と同じデータの各パルスをf1,f2で同時に計測し、
第1の狭帯域フィルタ回路10aで濾波して計測したf
1信号強度(10MHz,帯域幅3MHz)を横軸に、
第2の狭帯域フィルタ回路10bで濾波して計測したf
2信号強度(20MHz,帯域幅3MHz)を縦軸に表
示している。図3には、計測した2周波数f1,f2の
信号強度相関に基き、2周波信号強度比が一定範囲にあ
る信号群に分類して示されており、f1信号強度とf2
信号強度との比が一定値を示すA,B,C,Dの信号群
が見られる。
【0022】図4は、図3の2周波数強度相関特性に示
されたA,B,C,D信号群のそれぞれの発生頻度分布
を分別したことを示す説明図で、横軸にArctan
(f2信号強度/f1信号強度)をとり、縦軸にArc
tan1度毎に区分した範囲のパルス数を示している。
この頻度分布を見ると、Arctan(f2/f1)が
15度を中心とするA群と、Arctan(f2/f
1)が33度付近を中心とするB群と、Arctan
(f2/f1)が0度のC群と、Arctan(f2/
f1)が90度のD群とが見られる。このA,B,C,
D信号群ごとの分離角度は、信号群間の頻度分布の谷と
し、分離角度1は24度、分離角度2は61度である。
したがって、A群は1〜24度の範囲にある信号群、B
群は25度〜61度の範囲にある信号群、C群は0度に
あるf1帯域でのみ検出された信号群、D群は90度に
あるf2帯域でのみ検出された信号群である。
【0023】図5は、図4で分別した発生頻度分布に示
された各信号群が、演算処理されて各信号群の特有の分
布パターンを表した位相特性を示す説明図で、その
(a)はA群の分布パターンを示す位相特性、その
(b)はB群の分布パターンを示す位相特性、その
(c)はC群の分布パターンを示す位相特性であり、各
図の横軸にはU相の印加電圧位相を示している。図5
(a),図5(b),図5(c)は、各信号群の分布パ
ターンを示す位相特性が異なるので、部分放電の発生箇
所を特定できる。
【0024】例えば、図5(a)に示すように、A群
は、0度および180度にピークを有する検出電圧の高
い信号群が見られる。一般に、絶縁物中のボイド放電は
電圧変化が大きい位相で発生するので、A群の信号群は
U相の部分放電と判別できる。また、図5(b)に示す
ように、B群は60度および240度にピークを有する
信号群を示しているので、W相の部分放電と判別でき
る。また、120度および300度にピークを持つ弱い
信号群が見られるが、この弱い信号はV相の部分放電と
判断される。したがって、B群はW相の部分放電とV相
の弱い部分放電であると判別できる。このように、位相
特性に表した分布パターンが、位相特性に示した印可電
圧位相と関係していることにより、部分放電の発生箇所
を特定できる。
【0025】また、図5(c)に示すように、C群は全
位相にわたる信号が検出されており、顕著な位相特性は
見られない。且つ、f1のみ検出されていることから、
ノイズと判断される。このように、位相特性に表した分
布パターンが、位相特性に示した印可電圧位相と無関係
であることにより、ノイズと判断することができる。
【0026】f1のみに検出される信号がノイズと判断
される理由は、次の通りである。一般に、高周波信号は
伝播によって減衰し、この減衰は周波数が高くなるにし
たがって顕著となる。この発明の実施の形態1における
上記定格電動機の場合の部分放電周波数は、5〜40M
Hzの範囲である。この周波数範囲の部分放電以外の高
周波パルスがノイズとなる。電動機の場合、電動機内に
ノイズ源が無いので、ノイズは電動機1外から高圧給電
線5を介して電動機1内に侵入して来る。この場合、電
動機1内の部分放電発生点から部分放電センサ6a,6
b,6cまでの距離に比し、電動機1外のノイズ誘導点
から部分放電センサ6a,6b,6cまでの距離の方が
長いので、高周波成分が大きく減衰する。このため、ノ
イズはf1には検出されるが、高い周波数のf2には検
出されにくい特長を有するからである。
【0027】部分放電とノイズの識別において、ノイズ
の位相特性は図5(c)に見られるようにランダムに、
印可電圧位相と無関係に発生する以外に、サイリスタノ
イズに代表されるように、ある特定位相で周期的に発生
するノイズや、スイッチングノイズのように、印加電圧
位相に関係なく間欠的に発生するものなどがある。これ
らのノイズは、印加電圧位相と関係して発生する部分放
電とは、その位相特性パターンから識別することができ
る。
【0028】この実施の形態1によれば、電動機1に設
けた部分放電センサ6a,6b,6cで検出した信号を
分岐して異なる2周波数帯域で同時に計測し(図1)、
この計測した信号の2周波数強度相関に基づき2周波強
度比が一定範囲にある信号群に分離し(図3)、この分
離した信号群をそれぞれのパルス数でなされた発生頻度
分布に分別し(図4)、この分別した発生頻度分布に示
された各信号群を演算処理して位相特性(図5a,図5
b,図5c)に各信号群の分布パターンを表すことによ
り、放電発生箇所を特定することができ、また、部分放
電とノイズとを識別することが可能となる。
【0029】実施の形態2.次に、この発明の実施の形
態2における回転電機の部分放電検出方法について説明
する。この発明の実施の形態2では、実施の形態1に於
ける図4の代替となる図6以外は、実施の形態1におけ
る図1,図2,図3,図5(a),図5(b),図5
(c)と同じなので、その説明を省略する。
【0030】図6は、図3のA,B,C,D信号群のそ
れぞれの発生頻度分布を分別したことを示す説明図で、
横軸にArctan(f2信号強度/f1信号強度)を
とり、縦軸にArctan1度毎に区分した範囲の総パ
ルス数の信号強度総和を示している。この方法では、計
測パルスの発生個数が少なくても、信号強度が大きい場
合には”大きい値”を示し、信号強度が小さくても計測
パルス数が多ければ”大きい値”を示す。
【0031】この頻度分布を見ると、Arctan(f
2/f1)が15度を中心とするA群と、Arctan
(f2/f1)が33度付近を中心とするB群と、Ar
ctan(f2/f1)が0度のC群と、Arctan
(f2/f1)が90度のD群とが見られる。したがっ
て、A群は1〜24度の範囲にある信号群、B群は25
度〜61度の範囲にある信号群、C群は0度にありf1
帯域でのみ検出された信号群、D群は90度にありf2
帯域でのみ検出された信号群である。
【0032】この実施の形態2によれば、電動機1に設
けた部分放電センサ6a,6b,6cで検出した信号を
分岐して異なる2周波数帯域で同時に計測し(図1)、
この計測した信号の2周波数強度相関に基づき2周波強
度比が一定範囲にある信号群に分離し(図3)、この分
離した信号群をそれぞれの総パルス数の信号強度総和で
なされた発生頻度分布に分別し(図6)、この分別した
発生頻度分布に示された各信号群を演算処理して位相特
性(図5a,図5b,図5c)に各信号群の分布パター
ンを表すことにより、放電発生箇所を特定することがで
き、また、部分放電とノイズとを識別することが可能と
なる。
【0033】実施の形態3.次に、この発明の実施の形
態3における回転電機の部分放電検出方法について説明
する。この発明の実施の形態3では、実施の形態1に於
ける図5(a),図5(b)の代替となる図7,図8以
外は、実施の形態1における図1,図2,図3,図4,
図5(c)と同じなので、その説明を省略する。
【0034】図7,図8は、図4で分別した発生頻度分
布に示された各信号群が、演算処理されて各信号群の特
有の分布パターンを表した位相特性を示す説明図で、正
極性パルスと負極性パルスとの検出電圧の大小を比較し
て部分放電による絶縁異常の状況を把握し、絶縁診断す
るものである。
【0035】図7に示すように、正極性優位の非対称性
放電示す分布パターンは、回転電機の絶縁異常におい
て、固定子巻線3a,3b,3cの図示されないスロッ
ト挿入部の外部半導電層、あるいは図示されない巻線端
の電界制御部に異常が生じた場合に発生し、正極性パル
スの検出電圧の方が負極性パルスの検出電圧のよりも大
きくなる。これらの絶縁異常の中で、沿面放電などは放
電部位の電界が高いときに発生するので、放電発生位相
が電圧ピーク側に移る場合がある。
【0036】一方、図7のような正極性優位の非対称性
放電を示す分布パターンと対象的に、負極性優位の非対
称性放電は、回転電機の絶縁異常において、固定子巻線
3a,3b,3cの図示されない導体部、またはこの導
体部と図示されない絶縁体との界面に異常が生じた場合
に発生し、負極性パルスの検出電圧の方が正極性パルス
の検出電圧よりも大きい分布パターンを示す。また、図
8に示すように、正極性パルスの検出電圧と負極性パル
スの検出電圧とが同等レベルの放電示す分布パターン
は、回転電機の絶縁異常において、図示されない絶縁体
内部に欠陥が生じてボイド(空隙)が大きくなる場合に
発生する。
【0037】このように、位相特性に表した分布パター
ンから、各相ごとの部分放電パルスにおいて、正極性パ
ルスが負極性パルスよりも優勢である場合は、固定子巻
線のスロット挿入部の外部半導電層または巻線端の電界
制御部の異常であり、また、負極性パルスが正極性パル
スよりも優勢である場合は、固定子巻線の導体部または
導体部と絶縁体との結合部の異常であると判定する。さ
らに、運転中に計測した部分放電が異常監視レベルに達
したとき、正極性パルスと負極性パルスとを比較して正
負パルスの強度が同等レベルの場合は、絶縁体内部に欠
陥が生じる異常であると判定する。
【0038】尚、運転中に計測した部分放電が異常監視
レベルに達したとき、正極性パルスと負極性パルスとを
比較することについて説明する。ガス絶縁開閉装置と異
なり、回転電機の場合は対地絶縁にマイカ/エポキシ複
合体絶縁を使用しているので、定格運転状態で若干の部
分放電の発生を許容している。この理由は、第1に、無
機物でアスペクト比の大きいマイカを層状に積層したマ
イカ/エポキシ複合体絶縁では、無欠陥の絶縁体を形成
することが困難であり、微小欠陥を内在するためであ
る。第2に、固定子コイルが複雑な形状をしており、コ
イル形状に完全にフィットした絶縁体を形成することが
困難なためである。
【0039】定格運転状態で若干の部分放電の発生を許
容していることは、マイカが高い耐部分放電特性を有す
るために可能となっている。絶縁体が健全な状態では、
回転電機の停止時に従来の部分放電試験法で実施したと
きの、運転中と同じ電圧で発生する部分放電最大放電電
荷量(60ppsレベル)は、1000〜5000pc
程度以下である。部分放電の異常監視レベルは、部分放
電の60ppsレベルが通常状態から大きく変化したと
きとする。その変化度合は、1桁あるいは6ケ月で5倍
程度にすることができる。
【0040】この実施の形態3によれば、電動機1に設
けた部分放電センサ6a,6b,6cで検出した信号を
分岐して異なる2周波数帯域で同時に計測し(図1)、
この計測した信号の2周波数強度相関に基づき2周波強
度比が一定範囲にある信号群に分離し(図3)、この分
離した信号群をそれぞれのパルス数でなされた発生頻度
分布に分別し(図4)、この分別した発生頻度分布に示
された各信号群を演算処理して位相特性(図7,図8)
に各信号群特有の分布パターンを表す。この位相特性に
表した分布パターンが、正極性パルスと負極性パルスと
の検出電圧の大小で比較されることにより、放電発生箇
所を特定することができる。また、複数の放電源からの
信号を、信号源別に部分放電とノイズとを識別して、信
号源ごとの部分放電による絶縁異常の状況を把握し、絶
縁診断の精度を向上することができる。
【0041】尚、分離した信号群をそれぞれのパルス数
でなされた発生頻度分布に分別する(図4)代わりに、
分離した信号群をそれぞれの総パルス数の信号強度総和
でなされた発生頻度分布に分別し(図6)てもよく、上
記と同様の作用効果を奏する。
【0042】実施の形態4.次に、この発明の実施の形
態4における回転電機の部分放電検出方法について説明
する。この発明の実施の形態4では、実施の形態1に於
ける図5(a),図5(b)の代替となる図9以外は、
実施の形態1における図1,図2,図3,図4,図5
(c)と同じなので、その説明を省略する。
【0043】図9は、図4で分別した発生頻度分布に示
された各信号群が、演算処理されて各信号群の特有の分
布パターンを表した位相特性を示す説明図で、位相特性
に表した分布パターンが位相差を有することから、部分
放電による絶縁異常の状況を把握し、絶縁診断するもの
である。
【0044】回転電機の絶縁異常において、固定子巻線
3a,3b,3cで部分放電が発生するとき、実施の形
態3で述べた絶縁劣化に伴う絶縁異常の発生箇所の他
に、絶縁表面汚損等が原因で、巻線相間で部分放電が発
生する場合がある。このときの特徴的な放電位相特性
が、図9に示されている。U,V,W相で部分放電が生
じるときは、各固定子巻線3a,3b,3cと大地間の
電界によって部分放電が発生する。したがって、U,
V,W相の同極性放電は発生位相がそれぞれ120度づ
つ異なる。
【0045】これに対し、異相間放電は当該相間の電界
によって部分放電が発生するため、前述した部分放電と
は発生位相が異なる。例えば、U相で発生する部分放電
に対してU−V相間で発生する部分放電は、90−15
0度異なる位相で発生する。したがって、同一の部分放
電センサで計測したデータから、部分放電発生箇所およ
び絶縁異常の種類を特定できる。また、運転中に部分放
電を検出するので、停止中の位相特性と比較することに
より、その位相差から放電の種類を特定することができ
る。特に、異相間放電は運転中特有の放電現象であり、
停止中では検出できない。このように、位相特性に現れ
たピークを有する信号群が、位相差を有することによ
り、異相間に現れた部分放電発生箇所および絶縁異常の
種類を特定ことができる。
【0046】この実施の形態4によれば、電動機1に設
けた部分放電センサ6a,6b,6cで検出した信号を
分岐して異なる2周波数帯域で同時に計測し(図1)、
この計測した信号の2周波数強度相関に基づき2周波強
度比が一定範囲にある信号群に分離し(図3)、この分
離した信号群をそれぞれのパルス数でなされた発生頻度
分布に分別し(図4)、この分別した発生頻度分布に示
された各信号群を演算処理して位相特性(図9)に各信
号群特有の分布パターンを表す。この位相特性に表した
分布パターンが位相差を有することにより、異相間に現
れた部分放電発生箇所を特定することができる。また、
複数の放電源からの信号を、信号源別に部分放電とノイ
ズとを識別して、信号源ごとの部分放電による絶縁異常
の状況を把握し、絶縁診断の精度を向上することができ
る。
【0047】尚、分離した信号群をそれぞれのパルス数
でなされた発生頻度分布に分別する(図4)代わりに、
分離した信号群をそれぞれの総パルス数の信号強度総和
でなされた発生頻度分布に分別し(図6)てもよく、上
記と同様の作用効果を奏する。
【0048】実施の形態5.次に、この発明の実施の形
態5における回転電機の部分放電検出方法について説明
する。この発明の実施の形態5では、実施の形態1に於
ける図4の代替となる図10以外は、実施の形態1にお
ける図1,図2,図3,図5(a),図5(b),図5
(c)と同じなので、その説明を省略する。
【0049】図10は、図3の2周波数相関特性に示さ
れたA,B,C,D信号群のそれぞれの発生頻度分布を
分別したことを示す説明図で、横軸にArctan(f
2信号強度/f1信号強度)をとり、縦軸にArcta
n1度毎に区分した範囲のパルス数を示している。この
頻度分布を見ると、Arctan(f2/f1)が15
度を中心とするA群と、Arctan(f2/f1)が
33度付近を中心とするB群と、Arctan(f2/
f1)が0度のC群と、Arctan(f2/f1)が
90度のD群とが見られる。このA,B,C,D信号群
ごとの頻度分布のピークてを基にした信号群を示してい
る。
【0050】図10において、頻度分布のピークである
15度を中心に+10度から−3度までをA群とし、3
7度を中心に+5度から−10度の範囲をB群と分別し
た例について示した。回転電機の部分放電の異常監視レ
ベルは、60ppsレベルで判断するので、大きい部分
放電を主として選別するこの方法でも実施の形態1と同
様の効果を奏する。
【0051】この実施の形態5によれば、電動機1に設
けた部分放電センサ6a,6b,6cで検出した信号を
分岐して異なる2周波数帯域で同時に計測し(図1)、
この計測した信号の2周波数強度相関に基づき2周波強
度比が一定範囲にある信号群に分離し(図3)、この分
離した信号群をそれぞれのパルス数でなされ、このパル
ス数のピークを中心に一定範囲の信号群でなされた発生
頻度分布に分別し(図10)、この分別した発生頻度分
布に示された各信号群を演算処理して位相特性(図5
a,図5b,図5c)に各信号群特有の分布パターンを
表すことにより、放電発生箇所を特定することができ、
また、部分放電とノイズとを識別することが可能とな
る。
【0052】
【発明の効果】この発明は、以上説明したような回転電
機の部分放電検出方法であるので、以下に示すような効
果を奏する。
【0053】回転電機に設けた部分放電センサで検出し
た信号を分岐して異なる2周波数帯域で同時に計測し、
計測した信号の2周波数強度相関に基づき2周波強度比
が一定範囲にある信号群に分離し、分離した信号群をそ
れぞれの発生頻度分布に分別し、分別した発生頻度分布
に示された各信号群を演算処理して位相特性に各信号群
の分布パターンを表すことにより、放電発生箇所を特定
することができ、また、部分放電とノイズとを識別する
ことが可能となる。
【0054】また、位相特性に表した分布パターンが、
位相特性に示した印可電圧位相と相関関係を有して分布
することにより、放電発生箇所を特定することができ
る。
【0055】また、位相特性に表した分布パターンが、
位相特性に示した印可電圧位相と無関係に分布すること
により、部分放電とノイズとを識別することができる。
【0056】また、位相特性に表した分布パターンが、
正極性パルスと負極性パルスとの検出電圧の大小で比較
することにより、放電発生箇所を特定し、部分放電によ
る絶縁異常の状況を把握し、絶縁診断の精度を向上する
ことができる。
【0057】また、位相特性に表した分布パターンが、
位相差を有することにより、異相間に現れた部分放電発
生箇所を特定し、部分放電による絶縁異常の状況を把握
し、絶縁診断の精度を向上することができる。
【0058】また、発生頻度分布の信号群ごとの分別
が、パルス数でなされることにより、発生頻度分布の分
別をし易くすることができる。
【0059】また、発生頻度分布の信号群ごとの分別
が、総パルス数の信号強度総和でなされることにより、
発生頻度分布の分別をし易くすることができる。
【0060】また、発生頻度分布の信号群ごとの分別
が、パルス数でなされ、パルス数のピークを中心に一定
範囲の信号群でなされることにより、発生頻度分布の分
別をし易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による電動機の部分放
電検出装置の構成を示す図である。
【図2】 図1の部分放電検出装置を用いて、電動機の
運転中に計測した信号の発生位相−信号強度特性を示す
説明図である。
【図3】 本発明の実施の形態1による2周波強度相関
を示す説明図である。
【図4】 図3に示された信号群のそれぞれの発生頻度
分布を分別したことを示す説明図である。
【図5】 図4で分別した発生頻度分布に示された各信
号群の分布パターンを表した位相特性を示す説明図であ
る。
【図6】 本発明の実施の形態2による発生頻度分布を
分別したことを示す説明図である。
【図7】 本発明の実施の形態3による各信号群の分布
パターンを表した位相特性を示す説明図である。
【図8】 本発明の実施の形態3による各信号群の分布
パターンを表した位相特性を示す説明図である。
【図9】 本発明の実施の形態4による各信号群の分布
パターンを表した位相特性を示す説明図である。
【図10】 本発明の実施の形態5による各信号群の分
布パターンを表した位相特性を示す説明図である。
【図11】 従来の部分放電検出方法による2周波数強
度相関を示す説明図である。
【図12】 従来の部分放電検出方法による周波数スペ
クトルである。
【符号の説明】
1 電動機(回転電機) 6a,6b,6c 部分放電センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦川 伸夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2G015 AA12 CA01 2G016 BA01 BA03 BB09 BB10 BC02 BD08 5H611 AA01 BB04 PP01 QQ06 UA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転電機に設けた部分放電センサで検出
    した信号を分岐して異なる2周波数帯域で同時に計測
    し、前記計測した信号の2周波数強度相関に基づき2周
    波強度比が一定範囲にある信号群に分離し、前記分離し
    た信号群をそれぞれの発生頻度分布に分別し、前記分別
    した発生頻度分布に示された各信号群を演算処理して位
    相特性に各信号群の分布パターンを表したことを特徴と
    する回転電機の部分放電検出方法。
  2. 【請求項2】 位相特性に表した分布パターンが、前記
    位相特性に示した印可電圧位相と相関関係を有して分布
    したことを特徴とする請求項1記載の回転電機の部分放
    電検出方法。
  3. 【請求項3】 位相特性に表した分布パターンが、前記
    位相特性に示した印可電圧位相と無関係に分布したこと
    を特徴とする請求項1記載の回転電機の部分放電検出方
    法。
  4. 【請求項4】 位相特性に表した分布パターンが、正極
    性パルスと負極性パルスとの検出電圧の大小で比較され
    たことを特徴とする請求項1記載の回転電機の部分放電
    検出方法。
  5. 【請求項5】 位相特性に表した分布パターンが、位相
    差を有したことを特徴とする請求項1記載の回転電機の
    部分放電検出方法。
  6. 【請求項6】 発生頻度分布の信号群ごとの分別が、パ
    ルス数でなされたことを特徴とする請求項1記載の回転
    電機の部分放電検出方法。
  7. 【請求項7】 発生頻度分布の信号群ごとの分別が、総
    パルス数の信号強度総和でなされたことを特徴とする請
    求項1記載の回転電機の部分放電検出方法。
  8. 【請求項8】 発生頻度分布の信号群ごとの分別が、パ
    ルス数でなされ、前記パルス数のピークを中心に一定範
    囲の信号群でなされたことを特徴とする請求項1記載の
    回転電機の部分放電検出方法。
JP25130999A 1999-09-06 1999-09-06 回転電機の部分放電検出方法 Expired - Lifetime JP4200610B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25130999A JP4200610B2 (ja) 1999-09-06 1999-09-06 回転電機の部分放電検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25130999A JP4200610B2 (ja) 1999-09-06 1999-09-06 回転電機の部分放電検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001074802A true JP2001074802A (ja) 2001-03-23
JP4200610B2 JP4200610B2 (ja) 2008-12-24

Family

ID=17220900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25130999A Expired - Lifetime JP4200610B2 (ja) 1999-09-06 1999-09-06 回転電機の部分放電検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4200610B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003075500A (ja) * 2001-09-05 2003-03-12 Denso Corp 巻線異常検査方法
US7054906B2 (en) * 2000-12-29 2006-05-30 Levosky Michael P System and method for controlling and organizing Email
JPWO2014174713A1 (ja) * 2013-04-22 2017-02-23 三菱電機株式会社 電力機器の部分放電検出方法および部分放電検出装置
WO2018042588A1 (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 株式会社 東芝 部分放電監視システム
JP2018072304A (ja) * 2016-11-04 2018-05-10 株式会社日立パワーソリューションズ 回転機診断システムおよび回転機診断方法
JP2018179598A (ja) * 2017-04-05 2018-11-15 株式会社東芝 診断方法、診断装置、およびプログラム
JP2019211447A (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 株式会社東芝 部分放電検出装置、部分放電検出方法、部分放電検出システム及びコンピュータプログラム
JP2020046202A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 株式会社東芝 部分放電検出装置、部分放電検出方法、部分放電検出システム及びコンピュータプログラム
CN111650480A (zh) * 2020-04-28 2020-09-11 西安远测电力科技有限公司 基于相关性的特高频局部放电检测技术实现

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7054906B2 (en) * 2000-12-29 2006-05-30 Levosky Michael P System and method for controlling and organizing Email
JP2003075500A (ja) * 2001-09-05 2003-03-12 Denso Corp 巻線異常検査方法
JP4561019B2 (ja) * 2001-09-05 2010-10-13 株式会社デンソー 巻線異常検査方法
JPWO2014174713A1 (ja) * 2013-04-22 2017-02-23 三菱電機株式会社 電力機器の部分放電検出方法および部分放電検出装置
US10317451B2 (en) 2013-04-22 2019-06-11 Mitsubishi Electric Corporation Method and apparatus for detecting partial discharge within electrical equipment
WO2018042588A1 (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 株式会社 東芝 部分放電監視システム
JP2018072304A (ja) * 2016-11-04 2018-05-10 株式会社日立パワーソリューションズ 回転機診断システムおよび回転機診断方法
JP2018179598A (ja) * 2017-04-05 2018-11-15 株式会社東芝 診断方法、診断装置、およびプログラム
JP2019211447A (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 株式会社東芝 部分放電検出装置、部分放電検出方法、部分放電検出システム及びコンピュータプログラム
JP2020046202A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 株式会社東芝 部分放電検出装置、部分放電検出方法、部分放電検出システム及びコンピュータプログラム
CN111650480A (zh) * 2020-04-28 2020-09-11 西安远测电力科技有限公司 基于相关性的特高频局部放电检测技术实现
CN111650480B (zh) * 2020-04-28 2022-10-28 西安远测电力科技有限公司 基于相关性的特高频局部放电检测技术实现

Also Published As

Publication number Publication date
JP4200610B2 (ja) 2008-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3187642B2 (ja) 電気機器の異常検出方法及び回転電機の異常検出装置
Drif et al. Stator fault diagnostics in squirrel cage three-phase induction motor drives using the instantaneous active and reactive power signature analyses
US4156846A (en) Detection of arcing faults in generator windings
Thomson On-line MCSA to diagnose shorted turns in low voltage stator windings of 3-phase induction motors prior to failure
US6483319B1 (en) Method of conducting broadband impedance response tests to predict stator winding failure
US7042229B2 (en) System and method for on line monitoring of insulation condition for DC machines
Stone et al. In-service evaluation of motor and generator stator windings using partial discharge tests
Kim et al. Assessment of deterioration in epoxy/mica machine insulation
Eftekhari et al. Review of induction motor testing and monitoring methods for inter-turn stator winding faults
JP2000329833A (ja) 回転電機の異常検出装置
Tetrault et al. Monitoring partial discharges on 4-kV motor windings
Kimura Progress of insulation ageing and diagnostics of high voltage rotating machine windings in Japan
JP2001074802A (ja) 回転電機の部分放電検出方法
Verginadis et al. Determination of the insulation condition in synchronous generators: Industrial methods and a case study
Thomson et al. Failure identification of offshore induction motor systems using on-condition monitoring
Verginadis et al. Diagnosis of stator faults in synchronous generators: Short review and practical case
Thomson et al. On-line diagnosis of stator shorted turns in mains and inverter fed low voltage induction motors
Berg et al. Partial discharge characterisation of stator windings taken from a 50-year-old norwegian hydrogenerator
JPH03128471A (ja) 電気設備の絶縁劣化監視装置
Kuppuswamy et al. Facilitating proactive stator winding maintenance using partial discharge patterns
Nelson et al. A field assessment of PD and EMI methodology applied to large utility generators
Shaikh et al. Offline common-mode voltage based inverter-embedded groundwall insulation testing for motors
Renforth et al. A novel solution for the reliable online partial discharge monitoring (OLPD) of VSD-operated Ex/ATEX HV motors
Bethge et al. On-line monitoring of partial discharges on stator windings of large rotating machines in the petrochemical environment
JPH03172777A (ja) Cvケーブルの絶縁劣化診断方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051102

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071009

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071210

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20071217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080916

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080929

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4200610

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term