JP2001074540A - 車両用重量計測装置 - Google Patents
車両用重量計測装置Info
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- JP2001074540A JP2001074540A JP24812599A JP24812599A JP2001074540A JP 2001074540 A JP2001074540 A JP 2001074540A JP 24812599 A JP24812599 A JP 24812599A JP 24812599 A JP24812599 A JP 24812599A JP 2001074540 A JP2001074540 A JP 2001074540A
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- vehicle
- load cell
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 例えば塵芥収集車の車体と容器などの間に設
置して、その容器内の重量を計量する車両用重量計測装
置における計量精度の長期安定性を図ること。 【解決手段】 車両に積載されている積載荷重を検出す
るために、該車両に付属被計量構造体3と車体8との間
に固着された車両用荷重検出器6と該車両用荷重検出器
からの荷重信号により、積載荷重を重量として表示する
制御表示装置9を備えた車両用重量計測装置において、
上記の車両用荷重検出器内のロードセルとロードセル負
荷金具の連結部が球面軸受けにて連結されており、水平
方向の揺動荷重からロードセルを保護するためのフレキ
シャを備えたこと、又車両用荷重検出器内のロードセル
に円筒形剪断型ロードセルを用いたこと。
置して、その容器内の重量を計量する車両用重量計測装
置における計量精度の長期安定性を図ること。 【解決手段】 車両に積載されている積載荷重を検出す
るために、該車両に付属被計量構造体3と車体8との間
に固着された車両用荷重検出器6と該車両用荷重検出器
からの荷重信号により、積載荷重を重量として表示する
制御表示装置9を備えた車両用重量計測装置において、
上記の車両用荷重検出器内のロードセルとロードセル負
荷金具の連結部が球面軸受けにて連結されており、水平
方向の揺動荷重からロードセルを保護するためのフレキ
シャを備えたこと、又車両用荷重検出器内のロードセル
に円筒形剪断型ロードセルを用いたこと。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両に積載される積
載荷重を検出するために車両に付属する載台や容器等の
被重量構造体との間に組み込まれる車両用重量検出器を
備えた車両用重量計測装置に関する。
載荷重を検出するために車両に付属する載台や容器等の
被重量構造体との間に組み込まれる車両用重量検出器を
備えた車両用重量計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に積載されている荷重を測定する方
法としては従来から種々提案されている。例えば、トッ
ラクスケールと称して地面にピットを設けてその中にト
ラック全体を載せることができる載台を設置し、その載
台の4隅にロードセルを設けてトラックの全重量を計る
ものがある。又車両に積載した荷重のみを測定する方法
としては実開平1−164205がある。これは塵芥収
集車の容器内の積荷を計量するために車体と容器又は荷
台等の間に車両用荷重検出器を設けたものである。この
ように車体と容器等の間に荷重検出器を設けることは車
両が移動するたびに荷重検出に支えられた容器等が揺動
するのでこの動きを規制するための方法が構じられてお
り、上記の出願においても前後左右移動規制装置が説明
されている。しかし、これら従来の方法は部品点数が多
く、車体や容器を設置している主桁等に加工を施す必要
があり加工工数も多い。又荷重検出器を設置する際に前
後左右移動規制装置の隙間を調節する作業において、許
容し得るその隙間が目視し難いために労力と時間を費す
という問題がある。又移動による衝撃で一度調節した隙
間が変化することもあり、計量精度の維持が困難である
ばかりでなく荷重検出器の破損につながるなどの問題も
あり新たな対策が望まれている。
法としては従来から種々提案されている。例えば、トッ
ラクスケールと称して地面にピットを設けてその中にト
ラック全体を載せることができる載台を設置し、その載
台の4隅にロードセルを設けてトラックの全重量を計る
ものがある。又車両に積載した荷重のみを測定する方法
としては実開平1−164205がある。これは塵芥収
集車の容器内の積荷を計量するために車体と容器又は荷
台等の間に車両用荷重検出器を設けたものである。この
ように車体と容器等の間に荷重検出器を設けることは車
両が移動するたびに荷重検出に支えられた容器等が揺動
するのでこの動きを規制するための方法が構じられてお
り、上記の出願においても前後左右移動規制装置が説明
されている。しかし、これら従来の方法は部品点数が多
く、車体や容器を設置している主桁等に加工を施す必要
があり加工工数も多い。又荷重検出器を設置する際に前
後左右移動規制装置の隙間を調節する作業において、許
容し得るその隙間が目視し難いために労力と時間を費す
という問題がある。又移動による衝撃で一度調節した隙
間が変化することもあり、計量精度の維持が困難である
ばかりでなく荷重検出器の破損につながるなどの問題も
あり新たな対策が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術に見られる構
造においても、前後左右移動規制装置を旨く設置すれば
容器等の被計量構造体の揺動に対する荷重検出器の安全
性はある程度は確保できると考えられるが、塵芥収集車
の場合は普通のトラックなどの荷台の重量とは異り、収
集した塵芥を押し込むための装置や排出時のプッシュプ
レート等が容器自体に装備されており、収集して詰め込
む被計量物の全重量(秤量)に対して容器等被計量構造
体の重量(風袋)が大きいと言う特徴があり、秤量と風
袋を加えた値を荷重検出器の許容荷重としているが、実
際には上下方向の衝撃荷重も加わることを考慮して更に
余裕を見た荷重検出器を準備している。しかし、塵芥収
集車においては一度に計量する量が少量のものから一人
の人間では運べない程の重さのものまで範囲が広い。従
って少量のときの計量の精度を確保しようとすれば全体
的な荷重検出器としての分解能は極めて高いものが要求
されることになる。それにもかかわらず塵芥車は移動し
つつ塵芥の収集をして廻ることから常に振動や衝撃が加
わる過酷な環境の下で使用されるものであり、以前から
計量精度の長期安定性が求められていた。
造においても、前後左右移動規制装置を旨く設置すれば
容器等の被計量構造体の揺動に対する荷重検出器の安全
性はある程度は確保できると考えられるが、塵芥収集車
の場合は普通のトラックなどの荷台の重量とは異り、収
集した塵芥を押し込むための装置や排出時のプッシュプ
レート等が容器自体に装備されており、収集して詰め込
む被計量物の全重量(秤量)に対して容器等被計量構造
体の重量(風袋)が大きいと言う特徴があり、秤量と風
袋を加えた値を荷重検出器の許容荷重としているが、実
際には上下方向の衝撃荷重も加わることを考慮して更に
余裕を見た荷重検出器を準備している。しかし、塵芥収
集車においては一度に計量する量が少量のものから一人
の人間では運べない程の重さのものまで範囲が広い。従
って少量のときの計量の精度を確保しようとすれば全体
的な荷重検出器としての分解能は極めて高いものが要求
されることになる。それにもかかわらず塵芥車は移動し
つつ塵芥の収集をして廻ることから常に振動や衝撃が加
わる過酷な環境の下で使用されるものであり、以前から
計量精度の長期安定性が求められていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述のような課題を解決
するため第1の発明は、車両に積載されている積載荷重
を検出するために車両に付属している被計量構造体と車
体との間に固着された車両用荷重検出器と該車両用荷重
検出器からの荷重信号により、積載荷重を重量として表
示する制御表示装置を備えた車両用重量計測装置におい
て、上記の車両用荷重検出器は車体に取付けるための車
体側取付ベースと一方が該ベースに固着されたロードセ
ルと該ロードセルの他方にはロードセル負荷金具が連結
されており、車体側取付ベース上に垂直に設けた支持体
と車体側取付ベースと平行にして上記の支持体に架設さ
れたフレキシャとを備え、上記のロードセル負荷金具は
支持体に架設されたフレキシャに固定されていて更にそ
のフレキシャは上記の被計量構造体の取付フレームに取
付けられ、被計量構造体の重量は上記のフレキシャを介
してロードセル負荷金具を経て上記のロードセルに伝達
されるように構成された車両用荷重検出器を具備したこ
とを特徴としている。又第2の発明は、上記の車両用荷
重検出器内におけるロードセルとロードセル負荷金具の
連結部が球面軸受けにて連結されていることも本発明の
特徴とするところである。そして第3の発明は、第1の
発明に使用されているフレキシャであり、そのフレキシ
ャは周囲に複数の取付穴を備えており、中央部は前記の
ロードセル負荷金具と連結するための取付座を備え、そ
の周辺には表裏両面から溝を施した薄肉部を連続して設
け、その薄肉部の厚みの中心がフレキシャ全厚みの中心
と一致するように設けたことを特徴としている。更に第
4の発明は、車両用荷重検出器は被計量構造体に取付け
るためのロードセル上部取付板と車体に取付けるための
車体側取付ベースとを備え、底面が上記の車体側取付ベ
ースに固着され、上面が上記のロードセル上部取付板に
固着された円筒形剪断型ロードセルにより構成されてい
ることを特徴とするものである。
するため第1の発明は、車両に積載されている積載荷重
を検出するために車両に付属している被計量構造体と車
体との間に固着された車両用荷重検出器と該車両用荷重
検出器からの荷重信号により、積載荷重を重量として表
示する制御表示装置を備えた車両用重量計測装置におい
て、上記の車両用荷重検出器は車体に取付けるための車
体側取付ベースと一方が該ベースに固着されたロードセ
ルと該ロードセルの他方にはロードセル負荷金具が連結
されており、車体側取付ベース上に垂直に設けた支持体
と車体側取付ベースと平行にして上記の支持体に架設さ
れたフレキシャとを備え、上記のロードセル負荷金具は
支持体に架設されたフレキシャに固定されていて更にそ
のフレキシャは上記の被計量構造体の取付フレームに取
付けられ、被計量構造体の重量は上記のフレキシャを介
してロードセル負荷金具を経て上記のロードセルに伝達
されるように構成された車両用荷重検出器を具備したこ
とを特徴としている。又第2の発明は、上記の車両用荷
重検出器内におけるロードセルとロードセル負荷金具の
連結部が球面軸受けにて連結されていることも本発明の
特徴とするところである。そして第3の発明は、第1の
発明に使用されているフレキシャであり、そのフレキシ
ャは周囲に複数の取付穴を備えており、中央部は前記の
ロードセル負荷金具と連結するための取付座を備え、そ
の周辺には表裏両面から溝を施した薄肉部を連続して設
け、その薄肉部の厚みの中心がフレキシャ全厚みの中心
と一致するように設けたことを特徴としている。更に第
4の発明は、車両用荷重検出器は被計量構造体に取付け
るためのロードセル上部取付板と車体に取付けるための
車体側取付ベースとを備え、底面が上記の車体側取付ベ
ースに固着され、上面が上記のロードセル上部取付板に
固着された円筒形剪断型ロードセルにより構成されてい
ることを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態として
塵芥収集車に応用した例でもって説明する。図1は塵芥
収集車の側面図である。1は塵芥収集車全体を示してい
る。2は容器、3は被計量構造体であり、被計量構造体
は容器3と該容器内に収集した塵芥を押し込むための装
置4、プッシュプレート5及び容器等取付フレーム7を
一体的に構成したものであり計量機としては風袋に相当
する。6は車両用荷重検出器、7は容器等取付フレー
ム、7−1は容器等取付フレームに設けた取付座、8は
塵芥収集車の車体、8−1は同車体側に設けた取付座、
9は制御表示装置でる。図2は車両用荷重検出器6の詳
細図である。11はロードセル、12はロードセル負荷
金具、13は球面軸受、14はロードセルの荷重負荷
部、15は車体側取付ベース、16は支持体、17はフ
レキシャ、18はベース取付ボルト、19は被計量構造
体取付フレームに取付けるボルト、20は高さ調整ライ
ナである。次に図3はフレキシャの斜視図である。図4
は本発明の他の実施例である。21は円筒形剪断型ロー
ドセル、22は同ロードセルの信号ケーブル端子、23
は塵芥収集車の車体側取付ベース、24は車体への取付
ボルト、25はロードセル上部取付板、26は被計量構
造体への取付ボルトである。図5は本発明の第2の実施
例に利用している公知のロードセルを示す図である。
塵芥収集車に応用した例でもって説明する。図1は塵芥
収集車の側面図である。1は塵芥収集車全体を示してい
る。2は容器、3は被計量構造体であり、被計量構造体
は容器3と該容器内に収集した塵芥を押し込むための装
置4、プッシュプレート5及び容器等取付フレーム7を
一体的に構成したものであり計量機としては風袋に相当
する。6は車両用荷重検出器、7は容器等取付フレー
ム、7−1は容器等取付フレームに設けた取付座、8は
塵芥収集車の車体、8−1は同車体側に設けた取付座、
9は制御表示装置でる。図2は車両用荷重検出器6の詳
細図である。11はロードセル、12はロードセル負荷
金具、13は球面軸受、14はロードセルの荷重負荷
部、15は車体側取付ベース、16は支持体、17はフ
レキシャ、18はベース取付ボルト、19は被計量構造
体取付フレームに取付けるボルト、20は高さ調整ライ
ナである。次に図3はフレキシャの斜視図である。図4
は本発明の他の実施例である。21は円筒形剪断型ロー
ドセル、22は同ロードセルの信号ケーブル端子、23
は塵芥収集車の車体側取付ベース、24は車体への取付
ボルト、25はロードセル上部取付板、26は被計量構
造体への取付ボルトである。図5は本発明の第2の実施
例に利用している公知のロードセルを示す図である。
【0006】前述のように、図1は第1の発明における
実施の形態を示すものであって塵芥収集車を側面図から
見た場合であるが、本発明に関係のある部分のみで構成
した概略図である。塵芥収集車1には車体8上に塵芥を
収容するための容器2が搭載されており、該容器には後
方に収集した塵芥を該容器に押し込むための装置4が設
けられている。又、該容器にはプッシュプレートと称し
収集した塵芥が容器2内に押し込まれるのに従って容器
の奥に即ち容器の前方に移動し、容器から塵芥を排出す
るとき、このプッシュプレート5を容器の後方に移動さ
せ収容していた塵芥を押し出す役目をしている。そこで
容器2や押し込むための装置4、プッシュプレート5及
び容器等取付フレームが車両用荷重検出器に風袋重量と
して作用するためこれらを被計量構造体と称することと
する。故に被計量構造体は計量機の一部となっているの
で容器2の後部の塵芥受け入れ部4−1に塵芥を投入し
た時、その塵芥の重量は即時に制御表示装置9に表示さ
れる。従って計量時には作業者は被計量構造体から離れ
ている必要がある。
実施の形態を示すものであって塵芥収集車を側面図から
見た場合であるが、本発明に関係のある部分のみで構成
した概略図である。塵芥収集車1には車体8上に塵芥を
収容するための容器2が搭載されており、該容器には後
方に収集した塵芥を該容器に押し込むための装置4が設
けられている。又、該容器にはプッシュプレートと称し
収集した塵芥が容器2内に押し込まれるのに従って容器
の奥に即ち容器の前方に移動し、容器から塵芥を排出す
るとき、このプッシュプレート5を容器の後方に移動さ
せ収容していた塵芥を押し出す役目をしている。そこで
容器2や押し込むための装置4、プッシュプレート5及
び容器等取付フレームが車両用荷重検出器に風袋重量と
して作用するためこれらを被計量構造体と称することと
する。故に被計量構造体は計量機の一部となっているの
で容器2の後部の塵芥受け入れ部4−1に塵芥を投入し
た時、その塵芥の重量は即時に制御表示装置9に表示さ
れる。従って計量時には作業者は被計量構造体から離れ
ている必要がある。
【0007】次に図2、図3に従って車両用荷重検出器
の作用を説明する。ロードセル11は一方を車体側取付
ベース15にライナ15−1と共にボルト11−1にて
固着されている。又ロードセル11の他方は荷重が作用
する側としてロードセル負荷金具12が連結されてい
る。このロードセル負荷金具は図2に示すように球面軸
受けにてロードセルの作用端と連結されているので垂直
方向の動き以外の横方向のわずかな動きに対しても自由
度がある。又ロードセル負荷金具12はフレキシャ17
に取付けられており、更に高さを調節するライナ20と
共に容器等の取付フレームに固着されている。フレキシ
ャ17は周辺を支持体16にボルト17−1にて固定さ
れている。このような構造の車両用荷重検出器6が1台
の塵芥収集車の車体8上に少なくとも4組設置されてい
て被計量構造体を支えている。被計量構造体の重量はフ
レキシャ17を介してロードセル11に加わっており、
フレキシャ17は垂直方向に柔軟であるが水平方向には
剛性のある構造となっている。このことにより車両が急
発進及び急停車をした場合の慣性力にも十分耐えること
ができる構造となっている。図3に示す実施例のフレキ
シャ17は正方形又は矩形とした例であり四隅に支持体
16との取付穴17−2を設け、中央部はロードセル負
荷金具12に取付ける取付座17−3を設け、その周辺
には表裏両面から溝を施した薄肉部17−4を連続して
形成し、その薄肉部の厚みの中心がフレキシャ17全厚
みの中心と一致するように設けている。本実施例ではフ
レキシャ17は平面形状を正方形又は矩形としたが、円
形にすることも可能である。又材質は鋼材や硬質の高分
子材のゴム等が使用できる。
の作用を説明する。ロードセル11は一方を車体側取付
ベース15にライナ15−1と共にボルト11−1にて
固着されている。又ロードセル11の他方は荷重が作用
する側としてロードセル負荷金具12が連結されてい
る。このロードセル負荷金具は図2に示すように球面軸
受けにてロードセルの作用端と連結されているので垂直
方向の動き以外の横方向のわずかな動きに対しても自由
度がある。又ロードセル負荷金具12はフレキシャ17
に取付けられており、更に高さを調節するライナ20と
共に容器等の取付フレームに固着されている。フレキシ
ャ17は周辺を支持体16にボルト17−1にて固定さ
れている。このような構造の車両用荷重検出器6が1台
の塵芥収集車の車体8上に少なくとも4組設置されてい
て被計量構造体を支えている。被計量構造体の重量はフ
レキシャ17を介してロードセル11に加わっており、
フレキシャ17は垂直方向に柔軟であるが水平方向には
剛性のある構造となっている。このことにより車両が急
発進及び急停車をした場合の慣性力にも十分耐えること
ができる構造となっている。図3に示す実施例のフレキ
シャ17は正方形又は矩形とした例であり四隅に支持体
16との取付穴17−2を設け、中央部はロードセル負
荷金具12に取付ける取付座17−3を設け、その周辺
には表裏両面から溝を施した薄肉部17−4を連続して
形成し、その薄肉部の厚みの中心がフレキシャ17全厚
みの中心と一致するように設けている。本実施例ではフ
レキシャ17は平面形状を正方形又は矩形としたが、円
形にすることも可能である。又材質は鋼材や硬質の高分
子材のゴム等が使用できる。
【0008】次いて図4、図5について説明する。図4
は第4の発明の実施例であり、容器等取付フレーム7と
の間に設置された車両用荷重検出器である。本実施例に
おける特徴は円筒形で剪断型のロードセルを利用したこ
とである。この円筒形剪断型ロードセル21は図5
(A)に示すように平面形状は円形であり、周囲に複数
の車体側取付ベース用ネジ穴23−2を備え、中央部は
該ロードセルに荷重を印加するためのロードセル上部取
付用ネジ穴25−2を有する。ロードセル上部取付座2
1−1有し、その外周には厚み方向に複数の貫通穴21
−2及び21−3を設け該ロードセルの厚み方向の貫通
穴21−3の中程にそれぞれストレインゲージと称する
歪ゲージ21−4を貼り付けたものである。図5(B)
は側面図であり本図に示す21−4が歪ゲージである。
本図におけるロードセルは次のようにして力を電気信号
に変換している。今、このロードセルの底面21−5が
車体側取付ベース23に固着され車体8に固定されてい
る状態であるとする。矢印27の方向に上部取付座21
−1に力を加えると厚み方向の貫通穴の側壁に歪が生じ
るようになっている。この歪量は加えた力に応じて増減
するのでここに貼り付けた歪ゲージにも同様に歪みが伝
わり、歪ゲージの電気抵抗値が変化する。そこで、この
歪ゲージに電流を流しておくと、その歪量即ち力が電流
の変化として表れるものである。この円筒形剪断型ロー
ドセルは上記のように矢印27の方向に力を加えると貫
通穴の側壁に歪が生じる訳であるが、この方向に力を加
えたとき発生する貫通穴の側壁、つまり外周と内周の間
の起歪部がプレスで打ち抜くような方向の力を受けて歪
むための剪断型ロードセルと称している。しかし、矢印
28の方向(水平方向とする)には非常剛性のある構造
であり、車両用荷重検出器として使用した場合車両の急
発進や急停車したときの慣性力にも十分剛性を発揮する
ものである。
は第4の発明の実施例であり、容器等取付フレーム7と
の間に設置された車両用荷重検出器である。本実施例に
おける特徴は円筒形で剪断型のロードセルを利用したこ
とである。この円筒形剪断型ロードセル21は図5
(A)に示すように平面形状は円形であり、周囲に複数
の車体側取付ベース用ネジ穴23−2を備え、中央部は
該ロードセルに荷重を印加するためのロードセル上部取
付用ネジ穴25−2を有する。ロードセル上部取付座2
1−1有し、その外周には厚み方向に複数の貫通穴21
−2及び21−3を設け該ロードセルの厚み方向の貫通
穴21−3の中程にそれぞれストレインゲージと称する
歪ゲージ21−4を貼り付けたものである。図5(B)
は側面図であり本図に示す21−4が歪ゲージである。
本図におけるロードセルは次のようにして力を電気信号
に変換している。今、このロードセルの底面21−5が
車体側取付ベース23に固着され車体8に固定されてい
る状態であるとする。矢印27の方向に上部取付座21
−1に力を加えると厚み方向の貫通穴の側壁に歪が生じ
るようになっている。この歪量は加えた力に応じて増減
するのでここに貼り付けた歪ゲージにも同様に歪みが伝
わり、歪ゲージの電気抵抗値が変化する。そこで、この
歪ゲージに電流を流しておくと、その歪量即ち力が電流
の変化として表れるものである。この円筒形剪断型ロー
ドセルは上記のように矢印27の方向に力を加えると貫
通穴の側壁に歪が生じる訳であるが、この方向に力を加
えたとき発生する貫通穴の側壁、つまり外周と内周の間
の起歪部がプレスで打ち抜くような方向の力を受けて歪
むための剪断型ロードセルと称している。しかし、矢印
28の方向(水平方向とする)には非常剛性のある構造
であり、車両用荷重検出器として使用した場合車両の急
発進や急停車したときの慣性力にも十分剛性を発揮する
ものである。
【0009】
【発明の効果】第1の発明における車両用重量計測装置
は、構成要素の一部である車両用荷重検出器が車体に取
付けるための車体側ベースと一方がそのベースに固着さ
れたロードセルと、そのロードセルの他方にはロードセ
ル負荷金具が連結されており、上記の車体側取付ベース
上に垂直に設けた支持体と、上記の車体側取付ベースと
平行にして支持体に架設されたフレキシャとを備え、上
記のロードセル負荷金具は上記のフレキシャに固着さ
れ、更にそのフレキシャは被計量構造体の取付フレーム
に取付けられており、被計量構造体の重量は上記のフレ
キシャを介してロードセル負荷金具を経てロードセルに
伝達されるように構成したので、風袋重量の大きい塵芥
収集車であってしかも振動や急発進及び急停車した場合
などの衝撃的な力が加わる環境下でも安定した計量が維
持できる。又第2の発明による車両用荷重検出器内のロ
ードセルとロードセル負荷金具の連結部に球面軸受けを
使用したことにより、多少の揺動性を有する力がロード
セル負荷金具にかかっても球面軸受け部で緩衝され、ロ
ードセル自体に水平方向の力が加わりにくくロードセル
の破損を防止することができる。第3の発明によると車
両用荷重検出器内のフレキシャ構造において、周囲に複
数の取付穴を備え、中央部にロードセル負荷金具と連結
するための取付座を備え、その表裏両面から溝を施した
薄肉部を連続して形成し、その薄肉部の厚みの中心がフ
レキシャ全厚みの中心と一致するように工夫したので上
下方向の撓みが均等になり上下方向に振動を伴う荷重に
対して安定した計量ができる。第4の発明においては、
車両用荷重検出器が被計量構造体に取付けるためのロー
ドセル上部取付板と車体に取付けるための車体側取付ベ
ースとを備え、底面が上記車体側取付ベースに固着さ
れ、上面が上記ロードセル上部取付板に固着された円筒
形剪断型ロードセルにより構成したので、塵芥収集車等
風袋重量の大きい車両に設置する荷重検出器は路面から
の振動や急発進及び急停車した場合などの衝撃的な力が
加わるが、このような環境下においても安定した計量が
維持できるなどの効果がある。又従来では、車体上に容
器等の揺動を抑制するために前後左右移動規制装置を設
けていたが、本発明によると該移動規制装置を設ける必
要がないので設置時又は組立て時に要する労力と時間が
皆無となり、作業効率を高めることができる。また走行
時には容器の揺動も少く安全性が向上するほか塵芥車自
体の改造が極めて少なくて済み、構造が簡単になること
から製造コストの低減をを図ることができるなどの効果
がある。
は、構成要素の一部である車両用荷重検出器が車体に取
付けるための車体側ベースと一方がそのベースに固着さ
れたロードセルと、そのロードセルの他方にはロードセ
ル負荷金具が連結されており、上記の車体側取付ベース
上に垂直に設けた支持体と、上記の車体側取付ベースと
平行にして支持体に架設されたフレキシャとを備え、上
記のロードセル負荷金具は上記のフレキシャに固着さ
れ、更にそのフレキシャは被計量構造体の取付フレーム
に取付けられており、被計量構造体の重量は上記のフレ
キシャを介してロードセル負荷金具を経てロードセルに
伝達されるように構成したので、風袋重量の大きい塵芥
収集車であってしかも振動や急発進及び急停車した場合
などの衝撃的な力が加わる環境下でも安定した計量が維
持できる。又第2の発明による車両用荷重検出器内のロ
ードセルとロードセル負荷金具の連結部に球面軸受けを
使用したことにより、多少の揺動性を有する力がロード
セル負荷金具にかかっても球面軸受け部で緩衝され、ロ
ードセル自体に水平方向の力が加わりにくくロードセル
の破損を防止することができる。第3の発明によると車
両用荷重検出器内のフレキシャ構造において、周囲に複
数の取付穴を備え、中央部にロードセル負荷金具と連結
するための取付座を備え、その表裏両面から溝を施した
薄肉部を連続して形成し、その薄肉部の厚みの中心がフ
レキシャ全厚みの中心と一致するように工夫したので上
下方向の撓みが均等になり上下方向に振動を伴う荷重に
対して安定した計量ができる。第4の発明においては、
車両用荷重検出器が被計量構造体に取付けるためのロー
ドセル上部取付板と車体に取付けるための車体側取付ベ
ースとを備え、底面が上記車体側取付ベースに固着さ
れ、上面が上記ロードセル上部取付板に固着された円筒
形剪断型ロードセルにより構成したので、塵芥収集車等
風袋重量の大きい車両に設置する荷重検出器は路面から
の振動や急発進及び急停車した場合などの衝撃的な力が
加わるが、このような環境下においても安定した計量が
維持できるなどの効果がある。又従来では、車体上に容
器等の揺動を抑制するために前後左右移動規制装置を設
けていたが、本発明によると該移動規制装置を設ける必
要がないので設置時又は組立て時に要する労力と時間が
皆無となり、作業効率を高めることができる。また走行
時には容器の揺動も少く安全性が向上するほか塵芥車自
体の改造が極めて少なくて済み、構造が簡単になること
から製造コストの低減をを図ることができるなどの効果
がある。
【0010】
【図1】 本発明の実施例で塵芥収集車の側面図。
【図2】 本発明の第1の実施例で車両用荷重検出器の
詳細図で(A)は正面図、(B)はa−a′断面図。
詳細図で(A)は正面図、(B)はa−a′断面図。
【図3】 本発明の第1の実施例のフレキシャの斜視
図。
図。
【図4】 本発明の第2の実施例の正面図。
【図5】 本発明の第2の実施例に利用している公知の
ロードセル。
ロードセル。
1 塵芥収集車 2 容器 3 被計量構造体 6 車両用荷重検出器 7 容器等取付フレーム 8 塵芥収集車の車体 9 重量等表示装置 11 ロードセル 12 ロードセル負荷金具 13 球面軸受 15 車体側取付ベース 16 支持体 17 フレキシャ 21 円筒形剪断型ロードセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01G 23/12 G01G 23/12 G01L 1/22 G01L 1/22
Claims (4)
- 【請求項1】 車両に積載されている積載荷重を検出す
るために該車両に付属している被計量構造体と該被計量
構造体と車体との間に固着された車両用荷重検出器と該
車両用荷重検出器からの荷重信号により、積載荷重を重
量として表示する制御表示装置を備えた車両用重量計測
装置おいて、上記車両用荷重検出器には車体に取付ける
ための車体側取付ベースと、一方が該車体側取付ベース
に固着されたロードセルと、該ロードセルの他方にはロ
ードセル負荷金具が連結されており、上記車体側取付ベ
ース上に垂直に設けた支持体と、上記車体側取付ベース
と平行にして上記支持体に架設されたフレキシャとを備
え、上記ロードセル負荷金具は上記フレキシャに固着さ
れ、更に上記フレキシャは上記被計量構造体の取付フレ
ームに取付けられており、上記被計量構造体の重量は上
記フレキシャを介して上記ロードセル負荷金具を経て上
記ロードセルに伝達されるように構成された車両用荷重
検出器を具備することを特徴とする車両用重量計測装
置。 - 【請求項2】 前記車両用荷重検出器内のロードセルと
前記ロードセル負荷金具の連結部は、球面軸受けにて連
結されていることを特徴とする車両用荷重検出器を備え
てなる請求項1記載の車両用重量計測装置。 - 【請求項3】 前記車両用荷重検出器内の前記フレキシ
ャは周囲に複数の取付穴を備え、中央部に前記ロードセ
ル負荷金具と連結するための取付座を備え、該取付座の
周辺には表裏両面から溝を施した薄肉部を連続して形成
し、該薄肉部の厚みの中心が上記フレキシャ全厚みの中
心と一致するように設けたことを特徴とするフレキシャ
にて構成した上記車両用荷重検出器を備えてなる請求項
1記載の車両用重量計測装置。 - 【請求項4】 車両に積載されている積載荷重を検出す
るために該車両に付属している被計量構造体と該被計量
構造体と車体との間に固着された車両用荷重検出器と該
車両用荷重検出器からの荷重信号により、積載荷重を重
量として表示する制御表示装置を備えた車両用重量計測
装置おいて、上記車両用荷重検出器は上記被計量構造体
に取付けるためのロードセル上部取付板と車体に取付け
るための車体側取付ベースとを備え、底面が上記車体側
取付ベースに固着され、上面が上記ロードセル上部取付
板に固着された円筒形剪断型ロードセルにより構成され
ていることを特徴とする車両用荷重検出器を具備する車
両用重量計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24812599A JP3410402B2 (ja) | 1999-09-02 | 1999-09-02 | 車両用重量計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24812599A JP3410402B2 (ja) | 1999-09-02 | 1999-09-02 | 車両用重量計測装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001074540A true JP2001074540A (ja) | 2001-03-23 |
JP3410402B2 JP3410402B2 (ja) | 2003-05-26 |
Family
ID=17173614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24812599A Expired - Fee Related JP3410402B2 (ja) | 1999-09-02 | 1999-09-02 | 車両用重量計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3410402B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101948033A (zh) * | 2010-09-10 | 2011-01-19 | 中国计量科学研究院 | 一种砝码包装运送装置 |
JP2012093272A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Yamato Scale Co Ltd | 車載重量測定装置 |
WO2012090934A1 (ja) * | 2010-12-26 | 2012-07-05 | 一般社団法人全日検 | 横転警報システム、それに利用する荷重計測器、横転チェックプログラム及び横転チェック方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5337118B2 (ja) * | 2010-09-03 | 2013-11-06 | 株式会社守隨本店 | 車両搭載型計重装置 |
JP5337129B2 (ja) * | 2010-10-29 | 2013-11-06 | 株式会社守隨本店 | 車両搭載型計重装置 |
-
1999
- 1999-09-02 JP JP24812599A patent/JP3410402B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2012090934A1 (ja) * | 2010-12-26 | 2012-07-05 | 一般社団法人全日検 | 横転警報システム、それに利用する荷重計測器、横転チェックプログラム及び横転チェック方法 |
JP2012136129A (ja) * | 2010-12-26 | 2012-07-19 | All Nippon Checkers Corp | 横転警報システム |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3410402B2 (ja) | 2003-05-26 |
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