JP2001074376A - 溶解炉及びその出湯流量制御方法 - Google Patents

溶解炉及びその出湯流量制御方法

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JP2001074376A
JP2001074376A JP25049299A JP25049299A JP2001074376A JP 2001074376 A JP2001074376 A JP 2001074376A JP 25049299 A JP25049299 A JP 25049299A JP 25049299 A JP25049299 A JP 25049299A JP 2001074376 A JP2001074376 A JP 2001074376A
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tapping
passage
storage chamber
flow rate
melting furnace
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Masanori Tsuda
正徳 津田
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】出湯通路内を流れる出湯流に垂直な方向に直流
磁場を作用させて、磁場の大きさによって流速や流量を
制御する溶解炉。 【解決手段】出湯機構体2は、冷却手段が埋設された縦
割り状の複数の導電性セグメント8を円周方向に相互に
絶縁して配列することにより出湯通路を形成する漏斗状
の通路体9と、その外周に設けられた加熱用コイル手段
10と、加熱用コイル手段10に電力を適正に制御しつ
つ供給するための交番電源制御手段11と、通路体9の
外周の対向する位置にその両端3N、3Sが位置するよ
うに設けられた磁性体3と、それを励磁するためにそれ
に巻かれた励磁用コイル手段4と、出湯の流量を検出す
る流量計6と、それにより検出された値に基づき、励磁
用コイル手段に電力を適正に制御しつつ供給するための
直流電源制御手段5とを備えている。溶湯を収容する収
容室7aを形成する収容体7と、その底に設けられた出
湯機構体2とを有する溶解炉。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属などの溶解炉
及びその出湯流量制御方法に係り、特に、溶解炉の底か
ら流れ出る溶融した金属の出湯流に直流磁場を作用させ
て、容器、鋳型などへ送る流量を制御可能な溶解炉及び
出湯流量制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の溶解炉として、例えば、図5に示
すような誘導加熱溶解炉がある。この誘導加熱溶解炉
は、溶解された導電性の溶解対象物の溶湯を収容する収
容室103aを形成するための収容室体103と、前記
収容室体103の収容室103aと連通する出湯通路1
02aを有して前記収容室体103の底に設けられる出
湯機構体101とを備えている。前記出湯機構体101
は、前記出湯通路102aを形成する通路体102と、
前記通路体102の外周に設けられた加熱用コイル手段
116と、前記加熱用コイル手段116に電力を適時に
供給するための交番電源制御手段117とを備えてい
る。
【0003】前記収容室体103と前記出湯機構体10
1の通路体102とは一体的に形成されており、縦割り
状の複数の導電性セグメント104を円周方向に相互に
絶縁して配列することにより、前記収容室体103と前
記出湯機構体101の漏斗状の通路体102が形成され
ている。各導電性セグメント104には、冷却手段であ
る冷却水が流れる配管104aが埋設されている。ま
た、加熱用コイル手段116は、前記収容室体103と
前記漏斗状の通路体102の逆円錐台部分を加熱するた
めの第1加熱用コイル手段105と、前記漏斗状の通路
体102のノズル部分を加熱するための第2加熱用コイ
ル手段106とを有する。前記交番電源制御手段117
は、適宜に前記第1加熱用コイル手段105及び第2加
熱用コイル手段106への電力供給を切り換えて制御す
る。
【0004】上記構成の誘導加熱溶解炉によれば、前記
収容室体103内に溶解対象物113が投入されると、
最初、交番電源制御手段117は前記第1加熱用コイル
手段105へ電力を供給する。前記収容室体103内の
溶解対象物113は、前記第1加熱用コイル手段105
によって誘導加熱されて溶湯となると共に、前記収容室
体103の壁面や前記通路体102の壁面に接触する部
分においては、溶湯が冷却されて溶解対象物が凝固した
スカル層114となる。従って、誘導加熱の最初のうち
は、通路体の通路102aの導入口102bは閉じられ
ている。
【0005】続いて、交番電源制御手段117は第2加
熱用コイル手段106にも電力を供給する。前記第1加
熱用コイル手段105及び第2加熱用コイル手段106
による誘導加熱が進むと、溶解対象物の凝固したスカル
層114が薄くなり、通路体の出湯用通路102aの導
入口102bが開き、出湯が開始する。出湯を停止する
場合、前記交番電源制御手段117は前記第2加熱用コ
イル手段106への電力供給を停止し、前記第1加熱用
コイル手段105への電力供給を減じる。そのため、ス
カル層114が増大し、通路体の出湯用通路102aの
導入口102bが閉じられ、出湯を停止する。
【0006】このように、交番電源制御手段117によ
って誘導加熱を制御することによって、溶解対象物11
3の溶解および出湯の作業を容易に行うことができると
共に、これらの溶解および出湯の切り替え操作を極めて
簡単に行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、出湯の
停止が加熱用コイルへの電力供給の停止によって行われ
るので、直ぐに動作しないという問題があった。言い換
えると、溶湯がかなり排出され、出湯速度がかなり遅く
ならないと停止とならないという問題があった。また、
スカル層の増大のために、前記収容室体103側を誘導
加熱する第1加熱コイル105への電力供給を低減する
ように制御しなければならないとならないという問題が
あった。更に、出湯停止の反応すら遅いのに、適時に流
量を制御することは殆どできないという問題もあった。
言い換えると、流量の制御をスカル層の凝固速度に依存
しているために反応に乏しいという問題もあった。
【0008】本発明は、上記問題を鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、出湯流の流量をス
カル層の溶融、凝固という間接的方法ではなく、溶解さ
れて流出している溶解対象物自身に直接停止の力を作用
させて出湯の流量を制御する溶解炉及び出湯流量制御方
法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の本発明の溶解炉は、溶解された導電
性の溶解対象物の溶湯を収容するための収容室を形成す
る収容室体と、前記収容室体の収容室と連通する出湯通
路を有して前記収容室体の底に設けられる出湯機構体と
を備えており、前記出湯機構体は、前記収容室体の収容
室と連通する出湯通路を形成する通路体と、前記出湯通
路内を流れる出湯流に垂直な方向に直流磁場を作用させ
て出湯流量を制御する出湯流量制御手段を有することを
特徴とする。
【0010】請求項2に記載の本発明の溶解炉は、溶解
された導電性の溶解対象物の溶湯を収容する収容室を形
成する収容室体と、前記収容室体の収容室と連通する出
湯通路を有して前記収容室体の底に設けられる出湯機構
体とを有し、前記出湯機構体は、冷却手段が埋設された
縦割り状の複数の導電性セグメントを円周方向に相互に
絶縁して配列することにより出湯通路を形成する漏斗状
の通路体と、該通路体の外周に設けられた加熱用コイル
手段と、前記加熱用コイル手段に電力を適正に制御しつ
つ供給するための交番電源制御手段と、前記通路体の外
周の対向する位置にその両端が位置するように設けられ
た磁性体と、前記磁性体を励磁するために該磁性体に巻
かれた励磁用コイル手段と、出湯の流量を検出する流量
計と、前記流量計により検出された値に基づき、前記励
磁用コイル手段に電力を適正に制御しつつ供給するため
の直流電源制御手段とを備えていることを特徴とする。
【0011】尚、前記流量計には、直接流量を検出する
ものと、間接的に流量を検出するものとを含む。前記間
接的に流量を検出する流量計として、炉の収容室体の重
量の変化、または、炉の収容室体からの出湯を受領する
鋳型や容器の重量の変化をロードセル等の重量検出計に
よって検出してその重量変化から出湯流の流量を間接的
に検出する流量計や、出湯流の速度等を検出してその速
度等から出湯流の流量を間接的に検出する流量計等が有
る。従って、前記直流電源制御手段は、流量値や重量変
化値、又は流速値等の前記流量計により検出された値に
基づき、前記励磁用コイル手段に電力を適正に制御しつ
つ供給する。
【0012】請求項3に記載の出湯流量制御方法は、溶
解された導電性の溶解対象物の溶湯を収容する収容室を
形成する収容室体と、前記収容室体の収容室と連通する
出湯通路を有して前記収容室体の底に設けられる出湯機
構体とを備えた溶解炉における出湯流量制御方法であっ
て、前記出湯通路内を流れる出湯流に垂直な方向に直流
磁場を作用させて前記磁場の大きさによって前記流速を
制御し、前記出湯通路内を流れる出湯流の流量を制御す
ることを特徴とする。
【0013】上記本発明の溶解炉及び出湯流量制御方法
によれば、出湯流の流量をスカル層の溶融、凝固という
間接的方法ではなく、溶解されて流出している溶解対象
物自身に直接、磁場による抑制又は停止の力を作用させ
て出湯の流量を制御する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を誘導加熱
溶解炉を例にとり説明する。先ず、本発明の第1の実施
形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1
の実施形態の誘導加熱溶解炉の概略斜視図であり、図2
は図1の誘導加熱溶解炉の部分断面図である。
【0015】この誘導加熱溶解炉は、図2に示すよう
に、溶解された導電性の溶解対象物の溶湯を収容する収
容室7aを形成するための収容室体7と、前記収容室体
7の収容室7aと連通する出湯通路9aを有して前記収
容室体7の底に設けられる出湯機構体2とを備えてい
る。前記出湯機構体2は、前記出湯通路9aを形成する
漏斗状の通路体9と、前記通路体9の外周に設けられた
加熱用コイル手段10と、前記加熱用コイル手段10に
電力を適時に供給するための交番電源制御手段11(図
1参照)と、出湯流量制御手段を備えている。
【0016】前記出湯流量制御手段は、図1に示すよう
に、前記通路体9に近接する位置であって前記通路体9
の外周で対向する位置にその両端3N 、3 Sが位置する
ように設けられた磁性体3と、前記磁性体3を励磁する
ために前記磁性体3に巻かれた励磁用コイル手段4と、
前記励磁用コイル手段4に電力を供給するための直流電
源制御手段5と、出湯流の流量を検出するための流量計
とを備えている。前記磁性体3は、その両端3N 、3 S
が前記通路体9を挟んで対向する位置に配設されること
が可能なように角張ったC字型をしている。前記磁性体
3の両端3N 、3 Sは、前記磁性体の両端3N 、3 S
で発生する磁場の及ぶ領域が前記漏斗状の通路体9の出
湯用通路9a内となるような位置に配設される。前記流
量計には、直接流量を検出するものと、間接的に流量を
検出するものとを含む。前記間接的に流量を検出する流
量計として、炉の収容室体の重量の変化、または、炉の
収容室体からの出湯を受領する鋳型や容器の重量の変化
をロードセル等の重量検出計によって重量を検出してそ
の重量変化から出湯流の流量を間接的に検出する流量計
や、出湯流の速度等を検出してその速度等から出湯流の
流量を間接的に検出する流量計等が有る。本実施形態に
おいては流量計6としてロードセルを採用した。前記ロ
ードセル6は、前記通路体9の下流側に設けられ、前記
収容室体7からの出湯を受領する図示されない鋳型や容
器の重量の変化を検出する。
【0017】前記収容室体7の形状は、図1に示すよう
に、円錐台の大径側を上側にして、両底面を開口させた
中空の逆円錐台状をしている。この逆円錐台状の収容室
体7の中空部が前記収容室7aとなっている。前記通路
体9は、図2に示すように、円錐台の大径側を上側にし
て、両底面を開口させた中空の逆円錐台部9cと、この
逆円錐台部9cの下側の開口に連通する中空を有する中
空管部9dとからなる漏斗状の通路体である。出湯通路
9aは、前記逆円錐台部9cの中空部と中空管部9dの
中空によって形成されている。図2に示すように、前記
逆円錐台状の収容室体7の下側の開口に前記通路体9の
逆円錐台部9cの上側開口が接続されて、前記逆円錐台
状の収容室体7の収容室7aと通路体9の出湯用通路9
aが連通している。更に、前記逆円錐台状の収容室体7
と前記通路体9の逆円錐台部9cとで、更に大きな逆円
錐台を形成している。
【0018】図1に示すように、前記収容室体7と前記
出湯機構体2の通路体9とは一体的に形成されており、
縦割り状の複数の導電性セグメント8を円周方向に相互
に絶縁して配列することにより、前記逆円錐台状の収容
室体7と前記出湯機構体2の漏斗状の通路体9が形成さ
れている。各導電性セグメント8には、図2に示すよう
に、冷却手段である冷却水が流れる配管8aが埋設され
ている。
【0019】また、図2に示すように、加熱用コイル手
段10は、第1加熱用コイル手段10aと第2加熱用コ
イル手段10bとを有する。前記第1加熱用コイル手段
10aは、前記逆円錐台状の収容室体7を構成する壁面
の外側及び前記漏斗状の通路体9の逆円錐台部9cを構
成する壁面の外側で、これらの壁面に沿って設けられ
る。前記第2加熱用コイル手段10bは、前記漏斗状の
通路体9の中空管部9dを構成する壁面の外側で、この
壁面に沿って設けられる。前記第1加熱用コイル手段1
0aは専ら収容室体7内の溶解対象物を溶解するための
溶解工程に使用され、第2加熱用コイル手段10bは前
記漏斗状の通路体9の中空管部9d内を加熱して専ら出
湯工程に使用される。図1に示されている前記交番電源
制御手段11は、適宜に前記第1加熱用コイル手段10
a及び第2加熱用コイル手段10bへの電力供給を切り
換えて制御する。
【0020】図1に示されている前記直流電源制御手段
5は、定電流の電力を前記励磁用コイル手段4に供給す
ることによって前記磁性体3の両端間に直流磁場を発生
させる。磁場の及ぶ領域は、前記通路体9の出湯用通路
9a内とする。前記ロードセル6によって検出された鋳
型や容器の重量の変化は前記直流電源制御手段5に入力
され、前記直流電源制御手段5は、その入力された値に
基づき適正な量の定電流の電力を前記励磁用コイル手段
4に供給する。
【0021】前記収容室体及び出湯機構体は、純銅や銅
合金からなる銅製の他、電気抵抗率の低い金や銀または
場合によってはステンレス等を用いることができる。ま
た、溶解対象物としては、チタン、ジルコニウム、ハフ
ニウム、クロム、ニオブ、タンタル、モリブデン、ウラ
ン、希土類金属、トリウム、およびこれらの合金から選
ばれる金属からなる反応性金属を挙げることができる。
上記の前記収容室体及び出湯機構体は、高真空から大気
圧までの任意の圧力に減圧可能な図示しない真空チャン
バ内に設けられている。
【0022】上記構造の誘導加熱溶解炉の作動を図1及
び図2に基づき説明する。図2に示されるように、前記
収容室体7内に溶解対象物113が投入されると、最
初、交番電源制御手段11は前記第1加熱用コイル手段
10aへ電力を供給する。前記収容室体7内の溶解対象
物113は、前記第1加熱用コイル手段10aによって
誘導加熱されて溶湯となると共に、前記収容室体7の壁
面や前記通路体9の壁面に接触する部分においては、溶
湯が冷却されて溶解対象物が凝固したスカル層114と
なる。従って、誘導加熱の最初のうちは、通路体の通路
9aの導入口9bは閉じられている。続いて、交番電源
制御手段11は第2加熱用コイル手段10bにも電力を
供給する。前記第1加熱用コイル手段10a及び第2加
熱用コイル手段10bによる誘導加熱が進むと、溶解対
象物の凝固したスカル層114が薄くなり、通路体の出
湯用通路9aの導入口9bが開き、出湯が開始する。
【0023】出湯が開始されると、ロードセル6が鋳型
や容器の重量の変化を検出し、図1に示すように、その
重量の変化信号を前記直流電源制御手段5に入力する。
そして、前記直流電源制御手段5は、その入力された値
に基づき適正な出湯の流量となるような定電流の電力を
前記励磁用コイル手段4に供給する。前記励磁用コイル
手段4は、前記供給された電力に基づき磁性体3を励磁
する。励磁された磁性体3は、その両端3N 、3s 間で
前記供給された電力に対応した直流磁場を発生させる。
前記直流磁場は、図2に示すように、前記出湯通路9a
内を流れる出湯流に垂直な方向に作用する。その発生磁
場の大きさによって出湯流の速度が変化し、適正な流速
となる。その結果、適正な出湯の流量が得られる。
【0024】出湯を停止する場合、図1に示された前記
交番電源制御手段11は前記第2加熱用コイル手段10
bへの電力供給を停止する。そして、前記直流電源制御
手段5は、更に出湯流の速度を減じるように定電流の電
力を前記励磁用コイル手段4に供給する。そのため、更
に出湯の流速がおち、出湯機構体2の通路体9内を通過
する溶湯量が減少し、溶湯が運ぶ熱量が減ることにな
る。その結果、図2示された出湯機構体2内のスカル層
114が厚くなり、出湯が通過できる孔径が小さくな
る。最後には、スカル層114が増大し、通路体の出湯
用通路9aの導入口9bが閉じられ、出湯を停止する。
この出湯停止方法は、単に前記第2加熱用コイル手段1
0bへの電力供給を停止し、前記第1加熱用コイル手段
10aへの電力供給を減じることにのみによって出湯停
止を行うよりも、急速に出湯を停止することができる。
【0025】以上のように、本発明の出湯流量制御方法
は、前記出湯通路9a内を流れる出湯流に垂直な方向に
直流磁場を作用させて前記磁場の大きさによって前記流
速を制御し、前記出湯通路内を流れる出湯流の流量を制
御する。
【0026】更に、詳しく、出湯流量の制限について図
2を参照しつつ述べる。出湯通路内を流れる出湯流働く
電磁力ベクトルFについて考察する。出湯流の流速をベ
クトルV〔m/s〕、出湯流と直交している磁束密度を
ベクトルB、出湯流は導電性流体だから磁場中では電磁
力ベクトルF0 =ベクトルJ 0 ×ベクトルBを受ける。
厳密には、ベクトルJ0 の値は流体方程式と電磁場方程
式を連成させて解かねばならないが、一次近似として次
のようにおける。
【0027】
【数1】
【0028】上式でわかるように、出湯流は、出湯流の
流速ベクトルVに比例して、流れと反対方向に力を受け
る。よって、出湯流の流速は、減速されて磁場の大きさ
に応じた速度となる。
【0029】
【実施例】次に、実施例を説明する。諸条件を以下のよ
うにすると、磁場が発生していない時に約2.8m/s
の流速の出湯流が、磁場を発生させると、約0.7m/
sの流速にまで減速した。流速が約1/4に減速したこ
とが判る。 (条件) 出湯密度7000Kg/m3 出湯抵抗率140μΩcm 磁束密度(直流) 1T 磁束密度の及ぼされる出湯進行方向の長さ 50mm 磁場印加領域より上の溶湯の高さ 0.4m
【0030】このように、出湯流に磁場による力を直接
加えることで直ちに、出湯の流速を抑制することができ
る。また、出湯の出湯速度(単位時間当たりの出湯量)
は、制御していないと、収容室体7に収容されている溶
湯の高さに応じて変化するが、出湯通路9aに直流磁場
を印加することにより一定の出湯速度に制御することも
可能である。
【0031】次に、本発明の第2実施形態を図3に基づ
き説明する。図3は本発明の誘導加熱溶解炉の第2実施
形態の部分断面図である。図1及び図2に示された第1
実施形態の誘導加熱溶解炉と同じ役割をするものには、
同じ符号を付し、その説明を省略する。第1実施形態の
誘導加熱溶解炉と異なるところは収容室体12である。
前記収容室体12は、図1で示された逆円錐台状の収容
室体7の大径部側の端から連続して上方に立ち上がる円
筒部12aを有していることである。前記収容室体12
の収容室12cと前記出湯機構体2の漏斗状の出湯通路
9は連通している。
【0032】前記収容室体12と前記出湯機構体2の通
路体9とは一体的に構成されており、縦割り状の複数の
導電性セグメント13を円周方向に相互に絶縁して配列
することにより、円筒部12a及び逆円錐台状の部分1
2bを有する収容室体12と前記出湯機構体2の漏斗状
の通路体9が形成されている。各導電性セグメント13
には、冷却手段である冷却水が流れる配管13aが埋設
されている。また、加熱用コイル手段10の収容室体1
2側を加熱するための第1加熱用コイル手段10aは、
前記収容室体12の円筒部12aの側面にまで延長され
ている。前記構造の本発明の第2実施形態の誘導加熱溶
解炉10は、前記第1実施形態と同様に作動する。
【0033】次に、本発明の第3実施形態を図4に基づ
き説明する。図4(A)は本発明の誘導加熱溶解炉の第
3実施形態の部分断面図であり、図4(B)は図4
(A)に示された出湯機構体25の拡大図であり、図4
(C)は図4(B)に示された通路体26のセグメント
29を示す図である。図1及び図2に示された第1実施
形態の誘導加熱溶解炉と同じ役割をするものには、同じ
符号を付し、その説明を省略する。
【0034】第1実施形態の誘導加熱溶解炉と主に異な
るところは収容室体21である。前記収容室体21は、
円筒形状の側面壁22と、側面壁22の底部を形成する
平板状の底壁23とからなり、縦割り状の複数の導電性
セグメントを円周方向に相互に絶縁して配列することに
より形成されている。溶解用加熱コイル24が、前記収
容室体21内の溶解対象物113を溶解するために、前
記収容室体21の側面壁の外側で、その側面壁に沿って
巻回されている。前記溶解用加熱コイル24は、前記溶
解用加熱コイル手段24に電力を適時に供給するための
溶解用交番電源制御手段30に接続されている。
【0035】出湯機構体25は、前記収容室体21の収
容室21aと連通する出湯通路26aを有して前記収容
室体21の底壁23の下面に設けられている。前記出湯
機構体25は、前記収容室体21の収容室21aと連通
する出湯通路26aを形成する漏斗状の通路体26と、
前記通路体26の外周に設けられた出湯用加熱コイル手
段27と、前記出湯用加熱コイル手段27に電力を適時
に供給するための出湯用交番電源制御手段28と、出湯
流量制御手段を備えている。
【0036】前記出湯流量制御手段は、図1示されたも
のと同様のもので、前記通路体26に近接する位置であ
って前記通路体26の外周で対向する位置にその両端3
N 、3 Sが位置するように設けられた磁性体3と、前記
磁性体3を励磁するために前記磁性体3に巻かれた図示
されない励磁用コイル手段と、前記励磁用コイル手段に
電力を供給するための図示されない直流電源制御手段
と、出湯流の流量を検出するための図示されない流量計
とを備えている。前記磁性体3は、その両端3N 、3 S
が前記通路体26を挟んで対向する位置に配設されるこ
とが可能なように角張ったC字型をしている。前記磁性
体3の両端3N 、3 Sは、前記磁性体の両端3N 、3 S
間で発生する磁場の及ぶ領域が前記漏斗状の通路体26
の出湯用通路26a内となるような位置に配設される。
前記流量計には、直接流量を検出するものと、間接的に
流量を検出するものとを含む。前記間接的に流量を検出
する流量計として、炉の収容室体の重量の変化、また
は、炉の収容室体からの出湯を受領する鋳型や容器の重
量の変化をロードセル等の重量検出計によって重量を検
出してその重量変化から出湯流の流量を間接的に検出す
る流量計や、出湯流の速度等を検出してその速度等から
出湯流の流量を間接的に検出する流量計等が有る。本実
施形態においては流量計としてロードセルを採用した。
前記ロードセルは、前記通路体26の下流側に設けら
れ、前記収容室体21からの出湯を受領する図示されな
い鋳型や容器の重量の変化を検出する。
【0037】直流電源制御手段は、定電流の電力を前記
励磁用コイル手段に供給することによって前記磁性体3
の両端間に直流磁場を発生させる。磁場の及ぶ領域は、
前記通路体26の出湯用通路26a内とする。前記ロー
ドセルによって検出された鋳型や容器の重量の変化値は
前記直流電源制御手段に入力され、前記直流電源制御手
段は、その入力された値に基づき適正な量の定電流の電
力を前記励磁用コイル手段に供給する。
【0038】前記通路体26は、図4(B)に示すよう
に、円錐台の大径側を上側にして、両底面を開口させた
中空の逆円錐台部26cと、この逆円錐台部26cの下
側の開口に連通する中空を有する中空管部26dとから
なる漏斗状の通路体である。出湯通路26aは、前記逆
円錐台部26cの中空部と中空管部26dの中空によっ
て形成されている。図4(A)に示すように、前記円筒
状の収容室体21の下側の開口に前記通路体26の逆円
錐台部26cの上側開口が接続されて、前記円筒状の収
容室体21の収容室21aと通路体26の出湯用通路2
6aが連通している。
【0039】前記出湯機構体25の通路体26は、図4
(C)に示すように、縦割り状の複数の導電性セグメン
ト29を円周方向に相互に絶縁して配列することによ
り、前記出湯機構体25の漏斗状の通路体26が形成さ
れている。各導電性セグメント29には、図4(B)に
示すように、冷却手段である冷却水が流れる配管29a
が埋設されている。また、図4(B)に示すように、加
熱用コイル手段27は、前記漏斗状の通路体26の逆円
錐台部26c及び中空管部9dを構成する壁面の外側
で、これらの壁面に沿って設けられる。前記加熱用コイ
ル手段27は前記漏斗状の通路体26の出湯通路26a
内を加熱して専ら出湯工程に使用される。
【0040】上記構造の誘導加熱溶解炉20の作動を図
4に基づき説明する。図4(A)に示されるように、前
記収容室体21内に溶解対象物113が投入されると、
最初、溶解用交番電源制御手段30が、前記溶解用加熱
コイル手段24へ電力を供給する。前記収容室体21内
の溶解対象物113は、前記溶解用加熱コイル手段24
によって誘導加熱されて溶湯となると共に、前記収容室
体21の壁面に接触する部分においては、溶湯が冷却さ
れて溶解対象物が凝固したスカル層114となる。従っ
て、誘導加熱の最初のうちは、通路体の通路26aの導
入口26bは閉じられている。続いて、出湯用交番電源
制御手段28は出湯用加熱コイル手段27に電力を供給
する。前記出湯用熱加熱コイル手段27による誘導加熱
が進むと、通路体の通路26aの導入口26bにおいて
溶解対象物の凝固したスカル層114が薄くなり、通路
体の出湯用通路26aの導入口26bが開き、出湯が開
始する。
【0041】出湯が開始されると、ロードセルが鋳型や
容器の重量の変化値を検出し、その値を図示されていな
い前記直流電源制御手段に入力する。そして、前記直流
電源制御手段は、その入力された値に基づき適正な出湯
の流量となるような定電流の電力を前記励磁用コイル手
段に供給する。前記励磁用コイル手段は、前記供給され
た電力に基づき磁性体3を励磁する。励磁された磁性体
3は、その両端3N 、3s 間で前記供給された電力に対
応した直流磁場を発生させる。前記直流磁場は、前記出
湯通路26a内を流れる出湯流に垂直な方向に作用す
る。その発生磁場の大きさによって出湯流の速度が変化
し、適正な流速となる。その結果、適正な出湯の流量が
得られる。
【0042】出湯を停止する場合、図4(B)に示され
た前記出湯用交番電源制御手段28は前記出湯用加熱コ
イル手段27への電力供給を停止する。そして、前記直
流電源制御手段は、更に出湯流の速度を減じるように定
電流の電力を図示されていない前記励磁用コイル手段に
供給する。そのため、更に出湯の流速がおち、出湯機構
体25の通路体26内を通過する溶湯量が減少し、溶湯
が運ぶ熱量が減ることになる。その結果、図4(B)に
示された出湯機構体25内のスカル層が厚くなり、出湯
が通過できる孔径が小さくなる。最後には、スカル層が
増大し、通路体の出湯通路26aの導入口26bが閉じ
られ、出湯を停止する。
【0043】以上のように、本発明の出湯流量制御方法
は、前記出湯通路26a内を流れる出湯流に垂直な方向
に直流磁場を作用させて前記磁場の大きさによって前記
流速を制御し、前記出湯通路内を流れる出湯流の流量を
制御する。
【0044】尚、上述のいずれの実施形態においても通
路体の形状は中空の逆円錐台部と中空の管部からなる漏
斗状であったが、通路体の形状はこれらに限られない。
単に、収容室体の底から下方に延びる中空管であっても
良い。また、漏斗状の通路体を構成する中空の逆円錐台
も円錐台に限られること無く、角錐台を逆さまにした中
空の逆角錐台であってもよい。中空管部も円筒、角筒い
ずれであっもよい。また、溶解された導電性の溶解対象
物の溶湯を収容するための収容室を形成する収容室体と
していずれも電磁誘導加熱炉の収容室体を例にとり説明
してきが、電磁誘導加熱炉の収容室体に限られない。ア
ーク溶解炉等の種々の収容室体であっても良い。それ
故、本発明の溶解炉は電磁誘導加熱炉に限られない。
【0045】
【発明の効果】上記本発明の溶解炉及び出湯流量制御方
法は、出湯流の流量をスカル層の溶融、凝固という間接
的方法ではなく、溶解されて流出している溶解対象物自
身に直接、磁場による抑制又は停止の力を作用させて出
湯の流量を制御することができる。また、出湯の出湯速
度(単位時間当たりの出湯量)は、制御していないと、
収容室体に収容されている溶湯の高さに応じて変化する
が、出湯通路に直流磁場を印加することにより一定の出
湯速度に制御することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の誘導加熱溶解炉の第1実施形態の概略
斜視図である。
【図2】図1の誘導加熱溶解炉の部分断面図である。
【図3】本発明の誘導加熱溶解炉の第2実施形態の部分
断面図である。
【図4】図4(A)は本発明の誘導加熱溶解炉の第3実
施形態の部分断面図であり、図4(B)は図4(A)に
示された出湯機構体の拡大図であり、図4(C)は図4
(B)に示された通路体のセグメントを示す図である。
【図5】従来の誘導加熱溶解炉の部分断面図である。
【符号の説明】
1 誘導加熱溶解炉 2 出湯機構体 3 磁性体 3N 、3s 磁性体の端 4 励磁用コイル手段 5 直流電源制御手段 6 流量計 7 収容体 7a 収容室 8 セグメント 9 通路体 11 交番電源制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F27B 14/18 F27B 14/18 H05B 6/22 H05B 6/22 Fターム(参考) 3K059 AB07 AB08 AB16 AB28 AC09 AC10 AC37 AC39 AC44 AC62 AC76 AD07 AD15 AD40 BD04 CD02 CD17 CD74 CD79 4E014 KA02 KA03 4K045 AA01 BA01 CA08 DA06 RB05 RC12 4K046 AA01 BA01 BA02 BA03 CA03 CD02 CE08 EA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶解された導電性の溶解対象物の溶湯を
    収容するための収容室を形成する収容室体と、該収容室
    体の収容室と連通する出湯通路を有して該収容室体の底
    に設けられる出湯機構体とを備えた溶解炉であって、 該出湯機構体は、該収容室体の収容室と連通する出湯通
    路を形成する通路体と、前記出湯通路内を流れる出湯流
    に垂直な方向に直流磁場を作用させて出湯流量を制御す
    る出湯流量制御手段を有することを特徴とする溶解炉。
  2. 【請求項2】 溶解された導電性の溶解対象物の溶湯を
    収容する収容室を形成する収容室体と、該収容室体の収
    容室と連通する出湯通路を有して該収容室体の底に設け
    られる出湯機構体とを有する溶解炉であって、 前記出湯機構体は、 冷却手段が埋設された縦割り状の複数の導電性セグメン
    トを円周方向に相互に絶縁して配列することにより出湯
    通路を形成する漏斗状の通路体と、 該通路体の外周に設けられた加熱用コイル手段と、 前記加熱用コイル手段に電力を適正に制御しつつ供給す
    るための交番電源制御手段と、 前記通路体の外周の対向する位置にその両端が位置する
    ように設けられた磁性体と、 前記磁性体を励磁するために該磁性体に巻かれた励磁用
    コイル手段と、 出湯の流量を検出する流量計と、 前記流量計により検出された値に基づき、前記励磁用コ
    イル手段に電力を適正に制御しつつ供給するための直流
    電源制御手段とを備えていることを特徴とする溶解炉。
  3. 【請求項3】 溶解された導電性の溶解対象物の溶湯を
    収容する収容室を形成する収容室体と、該収容室体の収
    容室と連通する出湯通路を有して該収容室体の底に設け
    られる出湯機構体とを備えた溶解炉における出湯流量制
    御方法であって、 前記出湯通路内を流れる出湯流に垂直な方向に直流磁場
    を作用させて前記磁場の大きさによって前記流速を制御
    し、前記出湯通路内を流れる出湯流の流量を制御する出
    湯流量制御方法。
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