JP2001074350A - 陸上輸送用冷凍装置 - Google Patents

陸上輸送用冷凍装置

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JP2001074350A
JP2001074350A JP25091799A JP25091799A JP2001074350A JP 2001074350 A JP2001074350 A JP 2001074350A JP 25091799 A JP25091799 A JP 25091799A JP 25091799 A JP25091799 A JP 25091799A JP 2001074350 A JP2001074350 A JP 2001074350A
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Haruo Kimata
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異常停止した状態で放置したり、あるいはむ
やみに再始動を繰り返したりすることがないように、停
止した装置の再始動を適切に実施することができる陸上
輸送用冷凍装置を提供する。 【解決手段】 運転中に発生した異常を検出する冷媒高
圧スイッチ11、エンジン冷却水温スイッチ12、エン
ジン回転数センサ13及びモータ用過電流継電器14
と、これらが出力した異常信号を受けて運転を停止させ
る制御部20とを具備してなる陸上輸送用冷凍装置にお
いて、異常信号による運転停止時に運転条件の変化を検
出する外気温検出センサ15,16及び低電圧センサ1
7を設け、これらのセンサ15,16,17により運転
条件が好転したことを検出したとき、制御部20が自動
再始動を実施するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍車のコンテナ
などに装備される陸上輸送用冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】陸上輸送用冷凍装置は、たとえばトラッ
クの荷台に積載されたコンテナ(保冷庫)内を冷却し、
積み込んだ荷物を低温に維持して輸配送する冷凍車など
に装備されるものであり、コンプレッサ、コンデンシン
グユニット、エバポレータユニット及び運転操作の制御
部とを具備して構成される。図3は、従来の陸上輸送用
冷凍装置例を示したもので、図中の符号1はコンテナ、
2は車体外部に設置されたコンデンシングユニット、3
はコンテナ1内に設置されたエバポレータユニットであ
る。
【0003】図3の陸上輸送用冷凍装置は、図4に示す
系統図のように、冷媒を圧縮するコンプレッサ4の駆動
源として専用のエンジン(サブエンジン)5Eを備えた
サブエンジン方式と呼ばれるもので、走行用エンジン
(メインエンジン)からコンプレッサ4の駆動力を得る
直結式とは異なるものである。このようなサブエンジン
方式では、コンプレッサ4及びサブエンジン5Eなどで
構成されるコンプレッサ駆動ユニットがコンデンサ6な
どと共にコンテナ1の下部側面(前後輪の間)に設置さ
れたコンデンシングユニット2内に設置されている。そ
して、コンプレッサ4の駆動源としては、上述したサブ
エンジン5Eに加えて外部電源の供給を受けて作動する
モータ5Mを備えており、ベルトや遠心クラッチ等を介
していずれか一方を選択できるようになっている。ま
た、図4の符号7はレシーバ、8は膨張弁、9はエバポ
レータである。なお、陸上輸送用冷凍装置の運転制御を
行う図示省略の制御部は、たとえばコンデンシングユニ
ット2内などの適所に設置されている。
【0004】このような陸上輸送用冷凍装置では、ガス
状の冷媒がコンプレッサ4で圧縮されてコンデンシング
ユニット2内のコンデンサ6へ送られ、該コンデンサ6
において外気と熱交換した冷媒が液化する。この液冷媒
は、レシーバ7で気液の分離がなされた後、膨張弁8を
経てエバポレータユニット3内のエバポレータ9に送ら
れ、コンテナ1内の空気と熱交換して熱を吸収する。こ
の結果、コンテナ1内の空気は冷やされ、また、液冷媒
は熱吸収により蒸発してガス状の冷媒となり、再度コン
プレッサ4へと送られる。以下、このような冷媒の循環
を繰り返して、冷凍サイクルが形成される。
【0005】ところで、上述した従来の陸上輸送用冷凍
装置においては、運転中に所定の異常を検出した時、自
動的に運転を停止して装置を保護するようになってい
る。図5は従来の陸上輸送用冷凍装置における異常運転
停止の制御を示すブロック図であり、異常を検出する入
力側には、冷媒高圧スイッチ11、エンジン冷却水温ス
イッチ12、エンジン回転数センサ13及びモータ用過
電流継電器(以下、OCR)14が設けられ、それぞれ
が制御部20と接続されている。
【0006】冷媒高圧スイッチ11は、通常コンデンシ
ングユニット2内に設置され、冷凍サイクル中の冷媒が
所定値以上の高圧になった時に作動して冷媒の異常高圧
を検出するものである。このような異常高圧が検出され
ると、制御部20ではスイッチON制御21を行い、出
力側において陸上輸送用冷凍装置停止31を実行して装
置の運転をすみやかに異常停止させる。エンジン冷却水
温スイッチ12は、サブエンジン5Eのエンジン冷却水
温が所定値以上の高温になった時に作動して、エンジン
冷却水の異常水温を検出するものである。このようなエ
ンジン冷却水の異常水温が検出されると、制御部20で
は上述した冷媒高圧スイッチ11の場合と同様にスイッ
チON制御21を行い、出力側において陸上輸送用冷凍
装置停止31を実行して装置の運転をすみやかに異常停
止させる。これと同様に、サブエンジン5Eのエンジン
オイル圧力を検出するエンジン油圧スイッチ(図示省
略)を設けて、油圧低下の異常を検出した場合に陸上輸
送用冷凍装置停止31を実行することもある。なお、冷
媒高圧スイッチ11及びエンジン冷却水温スイッチ12
がともに異常検出信号を出力していない場合には、制御
部20においてはスイッチOFF制御22を行い、陸上
輸送用冷凍装置運転32が実施される。
【0007】エンジン回転数センサ13は、サブエンジ
ン5Eのエンジン回転数を検出するものであり、この検
出値が制御部20に入力されることにより、始動完了後
所定時間経過してもエンジン回転数が所定値まで上昇し
ない場合、始動不可23と判断してエンジン低温始動ミ
ス(異常)を検出することができる。この異常が検出さ
れた場合、出力側において陸上輸送用冷凍装置停止31
を実行して、装置の運転が異常停止させられる。なお、
エンジン回転数センサ13から制御部20に入力された
エンジン回転数が、始動完了後所定時間内に所定値まで
上昇していれば始動可24と判断して、出力側において
は陸上輸送用冷凍装置運転32が実施される。
【0008】OCR14は、コンプレッサ駆動用モータ
5Mの電源が低電圧となった場合の過電流を検出して作
動するものである。制御部20では、OCR14が低電
圧による過電流(異常)を検出した時、モータ用過電流
継電器OFF25となって、出力側においては陸上輸送
用冷凍装置停止31が実行される。なお、OCR14が
過電流を検出しない場合には、モータ用過電流継電器O
N26となり、出力側においては陸上輸送用冷凍装置運
転32が実施される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、陸上
冷凍輸送装置の運転中に異常が発生したときには、冷媒
高圧スイッチ11、エンジン冷却水温スイッチ12、エ
ンジン回転数センサ13及びOCR14等の異常検出セ
ンサからの異常検出信号を受けて陸上輸送用冷凍装置を
停止させるが、その場合、次のいずれかの方法が採用さ
れる。
【0010】第1の方法では、図5に示すモータ過電流
継電器OFF25とモータ過電流継電器ON26との間
のように、いったん異常検出して陸上輸送用冷凍装置停
止31となれば、制御回路を手動復帰して再始動させる
まで運転停止が継続される。このような第1の方法を無
人の状態で長時間運転することが多い陸上輸送用冷凍装
置に採用すると、いったん異常停止すると手動で運転が
再開されるまで運転停止の状態が継続されるので、長時
間にわたる運転停止中に積荷の温度が上昇して損傷する
といった問題がある。
【0011】第2の方法では、自動復帰型のスイッチ
(センサ)を使用し、このスイッチのディファレンシャ
ルを利用することで、たとえば図5のスイッチON制御
21とスイッチOFF制御22とが繰り返され、陸上輸
送用冷凍装置停止31及び陸上輸送用冷凍装置運転32
が継続される。このような第2の方法を採用すると、頻
繁に運転・停止を繰り返す場合が多くなり、たとえばサ
ブエンジン、モータ、バッテリ等の関連機器を損傷させ
やすいという問題がある。
【0012】第3の方法では、たとえば図5の始動不可
23と始動可24との間のように、異常停止から一定時
間経過後、一定回数(N回)だけ自動で再始動を繰り返
し、それでも異常停止されたときには運転停止を継続す
る。このような第3の方法では、異常停止した状況の変
化の有無にかかわらず一定回数の再始動を繰り返すた
め、正常運転を再開できる可能性は少ない。また、再始
動の回数Nが多いと、上述した第2の方法と同様に、頻
繁に運転・停止を繰り返すこととなって、関連機器に損
傷を受けやすいという問題が生じる。
【0013】そこで本発明は、異常停止した状態で放置
したり、あるいはむやみに再始動を繰り返したりするこ
とがないように、停止した装置の再始動を適切に実施す
ることができるようにした陸上輸送用冷凍装置の提供を
目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の手段を採用した。請求項1に記載の
陸上輸送用冷凍装置は、運転中に発生した異常を検出す
る異常検出手段と、該異常検出手段が出力した異常信号
を受けて運転を停止させる制御部と、を具備してなる陸
上輸送用冷凍装置において、前記異常信号による運転停
止時に運転条件の変化を検出する監視手段を設け、前記
運転条件が好転したことを検出したとき、前記制御部が
自動再始動を実施するように構成したことを特徴とする
ものである。
【0015】このような陸上輸送用冷凍装置によれば、
異常信号により運転停止している装置の運転条件を検出
する監視手段を設けたので、運転条件が好転したことを
検出してすぐに再始動を実施できるようになり、無駄な
再始動がなくなるとともに再始動の可能性を高めること
ができる。
【0016】上述した請求項1に記載の陸上輸送用冷凍
装置においては、好適な前記監視手段として外気温検出
センサがある。この場合、前記外気温検出センサが所定
値以下の外気温を検出したとき、冷媒高圧条件の異常信
号による運転停止を解除して自動再始動を実施するのが
好ましい。また、前記外気温検出センサが所定値以下の
外気温を検出したとき、エンジン冷却水温の異常信号に
よる運転停止を解除して自動再始動を実施することが好
ましい。さらに、前記外気温検出センサが所定値以上の
外気温を検出したとき、エンジン低温始動ミスの異常信
号による運転停止を解除して自動再始動を実施すること
が好ましい。
【0017】上述した請求項1に記載の陸上輸送用冷凍
装置においては、好適な前記監視手段として低電圧セン
サがある。この場合、前記低電圧センサが所定値以上の
電圧を検出したとき、モータ用過電流継電器(OCR)
作動の異常信号による運転停止を解除して自動再始動を
実施するのが好ましい。
【0018】そして、前記自動再始動は、所定の回数繰
り返して実施するのが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る陸上輸送用冷
凍装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、
上述した図5の従来例と同一の部分に対しては、同じ符
号を付してその詳細な説明を省略する。図1に示す第1
の実施形態において、符号の11は冷媒高圧スイッチ、
12はエンジン冷却水温スイッチ、13はエンジン回転
数センサ、14はモータ用過電流継電器(OCR)、1
5,16は外気温検出センサ、17は低電圧センサであ
る。
【0020】この実施形態では、運転条件の変化を検出
する監視手段として、外気温検出センサ15,16及び
低電圧センサ17を入力側に追加して設けてある。外気
温検出センサ15は、外気温が所定値以下まで低下した
ことを検出する温度センサである。この外気温検出セン
サ15は、冷媒高圧スイッチ11及びエンジン冷却水ス
イッチ12が検出する異常、すなわち冷媒の異常高圧や
エンジン冷却水の異常水温(いわゆるオーバーヒート)
の原因である高外気温度が、所定値まで低下したことを
検出するものである。換言すれば、外気温センサ15に
より外気温が所定値以下に低下したことを検出して、高
外気温により発生していた冷媒高圧条件及びエンジン冷
却水温の異常信号を受けての運転停止状況が外気温度の
低下という運転条件の変化(好転)により解除され、装
置の再始動が可能になったと判断することができる。な
お、外気温検出センサ15の検出信号は、制御部20内
のスイッチOFF制御22に入力され、同スイッチOF
F制御22より出力側の陸上輸送用冷凍装置運転32を
実施して停止中の装置を再始動させる。
【0021】外気温検出センサ16は、外気温が所定値
以上まで上昇したことを検出する温度センサである。こ
の外気温検出センサ16は、エンジン回転数センサ13
により検出されたエンジン低温始動ミスの異常信号が外
気温の上昇により解消されたことを検出するものであ
る。すなわち、エンジン低温始動ミスの異常信号を受け
ての運転停止状況が、外気温の上昇という運転条件の変
化(好転)により、再始動可能な状況になったと判断す
ることができる。なお、外気温検出センサ16の検出信
号は、制御部20内の始動可24に入力され、同始動可
24より出力側の陸上輸送用冷凍装置運転32を実施し
て停止中の装置を再始動させる。
【0022】ここで、外気温検出センサ15,16は、
それぞれが単独に設けられたものでもよいし、あるい
は、一つの外気温検出用温度センサを設けて、その検出
値からそれぞれ異なる二つの所定値を判断するようにし
たものでもよい。
【0023】低電圧センサ17は、コンプレッサ駆動用
の電源が所定値以上の電圧になったことを検出する電圧
センサである。この低電圧センサ17は、OCR14の
作動により検出された低電圧による過電流検出の異常信
号が、電圧の上昇により解消されたことを検出するもの
である。すなわち、OCR14が作動してOFFとなる
ような低電圧を原因とする過電流が、電圧上昇という運
転条件の変化(好転)により解消され、再始動可能な状
況になったと判断することができる。なお、低電圧セン
サ17の検出信号は、制御部20内のモータ用過電流継
電器ON26に入力され、同モータ用過電流継電器ON
26より出力側の陸上輸送用冷凍装置運転32を実施し
て停止中の装置を再始動させる。
【0024】上述した本発明によれば、陸上輸送用冷凍
装置が冷媒高圧スイッチ11等の異常検出センサからの
異常信号を受けて運転を停止されたとき、外気温検出セ
ンサ15,16及び低電圧センサ17が運転状況の変化
を監視している。そして、これらの運転状況監視手段が
検出した検出値により、異常運転停止の原因となる異常
信号を出力するに至った運転状況が好転したと判断でき
れば、異常運転停止を解除して装置の再始動を実施す
る。このため、運転状況が好転したという再始動成功の
可能性が高い状況で再始動を実施できるようになり、従
って、むやみに再始動を実施してサブエンジン5E、モ
ータ5M及びバッテリ等の関連機器を損傷させるような
ことはない。また、運転条件が好転したにもかかわら
ず、異常運転停止の状況が手動操作により復帰されるま
で放置されるようなこともない。
【0025】続いて、図2に基づいて本発明の第2の実
施形態を説明する。この実施形態では、上述した第1の
実施形態に加えて、自動再始動を所定の回数繰り返して
実施するようになっている。すなわち、運転状況が好転
したと判断されたとき、装置の再始動を1回実施するの
ではなく、所定の回数(N回)だけ繰り返して実施され
る。この場合の再始動は、従来技術に示した第3の方法
とは異なり、運転状況の好転により実施される。
【0026】すなわち、外気温検出センサ15が外気温
の低下による運転状況の好転を検出した時には、スイッ
チ制御OFF制御22による陸上輸送用冷凍装置運転3
2を実行して再始動を試みるが、まんがいち再始動に失
敗した場合には、所定の時間をおいて再び再始動を実行
する。こうして、運転条件が好転したという状況で再始
動に成功するまで所定の回数だけ再始動に挑戦するの
で、再始動成功の可能性が向上する。このような再始動
は、外気温検出センサ16により運転状況の好転を検出
した場合も同様に行われる。具体的には、外気温検出セ
ンサ16の信号を受けた始動可24による陸上輸送用冷
凍装置運転32の実施を、再始動に成功するまでN回繰
り返す。また、低電圧センサ17により運転状況の好転
を検出したときにも、モータ用過電流継電器ON26に
よる陸上輸送用冷凍装置運転32の実施を、同様に再始
動に成功するまでN回繰り返す。
【0027】このようにすれば、異常停止しても使用条
件の好転をいち早く検出して再始動を行い、正常な再運
転を行って積荷の品温を維持できる。また、使用条件の
好転による最初の再始動に失敗した場合でも、再始動に
成功するまで所定の回数だけ繰り返して挑戦されるの
で、再始動に成功して正常運転が再開される可能性は高
い。なお、運転条件が好転して異常運転停止の条件が解
除された状況で再始動を行うため、異常運転停止の条件
が解消されて再始動の可能性が生じたことを確認するこ
となく、無条件に再始動を繰り返し実施する従来例と比
較して、関連機器が損傷する可能性も低い。
【0028】以上説明した本発明においては、冷媒高圧
条件の異常信号による運転停止を解除する外気温の所定
値、エンジン冷却水の異常水温検出信号による運転停止
を解除する外気温の所定値、エンジン低温始動ミス検出
信号による運転停止を解除する外気温の所定値は、それ
ぞれが適宜定められるものである。
【0029】
【発明の効果】上述した本発明の陸上輸送用冷凍装置に
よれば、異常停止した状態にある時、運転条件を監視し
て条件の好転をいち早く検出することができるので、正
常な再運転を目指した再起動を自動的に実施することが
できる。このため、再起動に成功する可能性が高くな
り、正常な冷凍装置の運転が再開されることで積荷の損
傷を防ぐことができる。また、無意味な再起動運転を実
施しなくてすむので、関連機器の損傷を防止して耐久性
に優れた陸上輸送用冷凍装置を提供できるようになる。
さらに、運転条件が好転した状態で自動再起動を所定回
数繰り返すようにしたので、再起動に成功して正常な再
運転を実施できる可能性がより一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る陸上輸送用冷凍装置の第1の実
施形態を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係る陸上輸送用冷凍装置の第2の実
施形態を示すブロック図である。
【図3】 従来の陸上輸送用冷凍装置をコンテナに装備
したトラックを示す斜視図である。
【図4】 図3に示した陸上輸送用冷凍装置の冷凍サイ
クルを示す系統図である。
【図5】 従来の陸上輸送用冷凍装置を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 コンテナ 2 コンデンシングユニット 3 エバポレータユニット 4 コンプレッサ 5E サブエンジン 5M モータ 6 コンデンサ 7 レシーバ 8 膨張弁 9 エバポレータ 11 冷媒高圧スイッチ(異常検出手段) 12 エンジン冷却水温スイッチ(異常検出手
段) 13 エンジン回転数センサ(異常検出手段) 14 モータ用過電流継電器(OCR)(異常
検出手段) 15、16 外気温検出センサ(監視手段) 17 低電圧センサ(監視手段) 20 制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転中に発生した異常を検出する異常検
    出手段と、該異常検出手段が出力した異常信号を受けて
    運転を停止させる制御部とを具備してなる陸上輸送用冷
    凍装置において、 前記異常信号による運転停止時に運転条件の変化を検出
    する監視手段を設け、前記運転条件が好転したことを検
    出したとき、前記制御部が自動再始動を実施するように
    構成したことを特徴とする陸上輸送用冷凍装置。
  2. 【請求項2】 前記監視手段が外気温検出センサである
    ことを特徴とする請求項1に記載の陸上輸送用冷凍装
    置。
  3. 【請求項3】 前記外気温検出センサが所定値以下の外
    気温を検出したとき、冷媒高圧条件の異常信号による運
    転停止を解除して自動再始動を実施することを特徴とす
    る請求項2に記載の陸上輸送用冷凍装置。
  4. 【請求項4】 前記外気温検出センサが所定値以下の外
    気温を検出したとき、エンジン冷却水温の異常信号によ
    る運転停止を解除して自動再始動を実施することを特徴
    とする請求項2に記載の陸上輸送用冷凍装置。
  5. 【請求項5】 前記外気温検出センサが所定値以上の外
    気温を検出したとき、エンジン低温始動ミスの異常信号
    による運転停止を解除して自動再始動を実施することを
    特徴とする請求項2に記載の陸上輸送用冷凍装置。
  6. 【請求項6】 前記監視手段が低電圧センサであること
    を特徴とする請求項1に記載の陸上輸送用冷凍装置。
  7. 【請求項7】 前記低電圧センサが所定値以上の電圧を
    検出したとき、モータ用過電流継電器(OCR)作動の
    異常信号による運転停止を解除して自動再始動を実施す
    ることを特徴とする請求項6に記載の陸上輸送用冷凍装
    置。
  8. 【請求項8】 前記自動再始動が、所定の回数繰り返し
    て実施されることを特徴とする請求項1ないし7のいず
    れかに記載の陸上輸送用冷凍装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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