JP2001074262A - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

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JP2001074262A
JP2001074262A JP24962699A JP24962699A JP2001074262A JP 2001074262 A JP2001074262 A JP 2001074262A JP 24962699 A JP24962699 A JP 24962699A JP 24962699 A JP24962699 A JP 24962699A JP 2001074262 A JP2001074262 A JP 2001074262A
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hot water
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heat source
compressor
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B30/12Hot water central heating systems using heat pumps

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱源側熱交換器における外部環境条件の変化
に対応させた最適運転状態を得る。 【解決手段】 圧縮機1、給湯用熱交換器2、電子膨張
弁3および外気を熱源とする熱源側熱交換器4からなる
冷媒サイクルAと、給水ポンプ5、前記給湯用熱交換器
2および給湯タンク6からなる給湯サイクルBとを備え
た給湯装置において、前記圧縮機1として、能力可変タ
イプの圧縮機を使用するとともに、前記熱源側熱交換器
4における外部環境条件の変化に対応させて前記圧縮機
1の吐出温度が目標値になるように前記電子膨張弁3の
開度制御を行う膨張弁開度制御手段を付設して、熱源側
熱交換器4における外部環境条件(例えば、外気温)の
変化に対応させて電子膨張弁3の開度を制御することに
より、熱源側熱交換器4における外部環境条件の変化に
対応させた最適運転状態が得られるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、給湯装置に関
し、さらに詳しくは給湯装置における能力制御に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図11に示すように、圧縮機1、
給湯用熱交換器2、電子膨張弁3および外気を熱源とす
る熱源側熱交換器4からなる冷媒サイクルAと、給水ポ
ンプ5、前記給湯用熱交換器2および給湯タンク6から
なる給湯サイクルBとを備えた給湯装置が知られてい
る。符号7は熱源側熱交換器4に付設されたファン、8
は給湯タンク6の入口側の湯温(即ち、給湯温度)を検
知する温度センサーである。
【0003】上記構成の給湯装置の場合、給湯サイクル
B側においては温度センサー7により検知された湯温に
基づいて給水ポンプ5により給水量を制御し、冷媒サイ
クルA側においては圧縮機1の回転数を一定としつつ圧
縮機1の吐出温度や吸入温度で冷媒サイクル制御を行う
ようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に圧縮機1の回転数を一定として冷媒サイクルを運転す
ると、外気温が高くなるにつれて、熱源側熱交換器4に
おける吸熱量が増大して給湯能力が増大するが、給湯負
荷は外気温が高くなるにつれて少なくなる(図12参
照)。従って、外気低温条件で能力合わせをすると、外
気高温時に能力が過剰となってコストアップにつながる
という問題がある。
【0005】また、この種の給湯装置の場合、電気代の
安い夜間電力を利用して給湯タンク6に所定量の湯を貯
湯することとなっており、外気温毎に電気代で最適な湯
温があるが、必ずしもその温度で運転できていなかっ
た。例えば、図13に示すように、湯温が高くなるにし
たがって電気代が高くなるという現象が起きる。
【0006】従来の冷媒(例えば、R22等)を用いた
給湯装置の場合、高々65℃での給湯なので、常にその
最高温度での運転がなされており、給湯温度の調整は必
要でなかった。
【0007】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、熱源側熱交換器における外部環境条件の変化に対
応させた最適運転状態を得ることを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、圧縮機1、給湯用
熱交換器2、電子膨張弁3および外気を熱源とする熱源
側熱交換器4からなる冷媒サイクルAと、給水ポンプ
5、前記給湯用熱交換器2および給湯タンク6からなる
給湯サイクルBとを備えた給湯装置において、前記圧縮
機1として、能力可変タイプの圧縮機を使用するととも
に、前記熱源側熱交換器4における外部環境条件の変化
に対応させて前記圧縮機1の吐出温度が目標値になるよ
うに前記電子膨張弁3の開度制御を行う膨張弁開度制御
手段を付設している。
【0009】上記のように構成したことにより、熱源側
熱交換器4における外部環境条件(例えば、外気温)の
変化に対応させて電子膨張弁3の開度が圧縮機1の吐出
温度が目標値になるように制御されることとなり、給湯
能力と給湯負荷とがマッチングした最適運転状態が得ら
れる。従って、成績係数(COP)の向上を図ることが
できるとともに、熱交換器などの要素の小型化が可能と
なる。
【0010】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の給湯装置において、前記熱源側熱交換器4におけ
る外部環境条件の変化に対応させて前記圧縮機1の回転
数が目標値になるように制御する回転数制御手段を付設
した場合、熱源側熱交換器4における外部環境条件の変
化に対応させて圧縮機1の回転数が目標値になるように
制御されることとなり、給湯能力と給湯負荷とがより一
層マッチングした最適運転状態が得られる。
【0011】請求項3の発明におけるように、請求項1
および2のいずれか一項記載の給湯装置において、前記
熱源側熱交換器4における外部環境条件の変化に対応さ
せて前記給水ポンプ5の給水量が目標値となるように制
御する給水量制御手段を付設した場合、熱源側熱交換器
4における外部環境条件の変化に対応させて給水ポンプ
5の給水量が目標値となるように制御されることとな
り、給湯能力と給湯負荷とがより一層マッチングした最
適運転状態が得られる。
【0012】請求項4の発明におけるように、請求項
1、2および3のいずれか一項記載の給湯装置におい
て、前記吐出温度の目標値を、昼間と夜間とで異ならし
めた場合、昼間においては高温追い炊きが可能となると
ともに、夜間においては高COP運転が可能となる。従
って、電力消費の節約を図りつつ湯切れをなくすことが
できる。
【0013】請求項5の発明におけるように、請求項
1、2および3のいずれか一項記載の給湯装置におい
て、前記吐出温度の目標値を、追い炊きの有無により可
変とした場合、次回の追い炊きの度数を低減できること
となり、電力消費を節約できる。
【0014】請求項6の発明におけるように、請求項
1、2、3、4および5のいずれか一項記載の給湯装置
において、前記吐出温度に代えて前記熱源側熱交換器4
における過熱度を用いた場合、熱源側熱交換器4におけ
る過熱度を指標として電子膨張弁3の開度制御、圧縮機
1の回転数制御および給水ポンプ5の給水量制御を行う
ことにより、給湯能力を、熱源側熱交換器4における外
部環境条件の変化に対応させることができる。
【0015】請求項7の発明におけるように、請求項
1、2、3、4、5および6のいずれか一項記載の給湯
装置において、前記冷媒サイクルAを循環する冷媒とし
て、蒸発温度0℃で等エントロピー変化で昇圧して吐出
温度115℃では臨界圧力を超えている冷媒(例えば、
炭酸ガス等)を用いた場合、超臨界では熱伝達性能が良
くなるので、R22などと同じ圧縮機吐出温度では給湯
温度が高くなり、吐出温度を制御することによりCO
P、給湯温度の最適な運転状態が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0017】第1の実施の形態 図1には、本願発明の第1の実施の形態にかかる給湯装
置の回路構成が示されている。
【0018】この給湯装置における基本的な回路構成
は、従来技術の項において説明したものと同様であり、
圧縮機1、給湯用熱交換器2、電子膨張弁3および外気
を熱源とする熱源側熱交換器4からなる冷媒サイクルA
と、給水ポンプ5、前記給湯用熱交換器2および給湯タ
ンク6からなる給湯サイクルBとを備えて構成されてい
る。符号7は熱源側熱交換器4に付設されたファン、8
は給湯タンク6の入口側の湯温(即ち、給湯温度)を検
知する温度センサー、9は圧縮機1の吐出冷媒の温度
(即ち、吐出温度)Tdを検出する吐出温度センサー、
10は圧縮機1の吸入冷媒の温度(即ち、吸入温度)T
iを検出する吸入温度センサー、11は外気温Toを検
出する外気温センサー、12は熱源側熱交換器4の温度
(蒸発温度)Teを検出する蒸発温度センサー、13は
圧縮機1の回転周波数を制御するインバータ、14は給
水ポンプ5の水量を調整する水量調整器、15はコント
ローラである。
【0019】上記冷媒サイクルAを循環する冷媒として
は、例えば炭酸ガス(CO2)が用いられている。な
お、該冷媒としては、炭酸ガス(CO2)に限らず、蒸
発温度0℃で等エントロピー変化で昇圧して吐出温度1
15℃では臨界圧力を超えている冷媒を採用することも
できる。
【0020】前記コントローラ15は、例えばマイクロ
コンピュータユニットからなっており、前記各種温度セ
ンサー8〜12から入力される温度情報に基づいて各種
演算処理を行い、その結果により電子膨張弁3、インバ
ータ13および水量調整器14に制御信号を出力するこ
ととなっている。なお、このコントローラ15には、図
3に示す目標値テーブルが予めメモリされている。
【0021】前記コントローラ15は、前記熱源側熱交
換器4における外部環境条件の変化に対応させて前記電
子膨張弁3の開度を制御する膨張弁開度制御手段として
の機能と、熱源側熱交換器4における外部環境条件の変
化に対応させて前記圧縮機1の回転数が目標値になるよ
うに制御する回転数制御手段としての機能と、熱源側熱
交換器4における外部環境条件の変化に対応させて前記
給水ポンプ5の給水量が目標値となるように制御する給
水量制御手段としての機能とを有している。
【0022】ついで、本実施の形態にかかる給湯装置に
おける能力制御について、図2に示すフローチャートを
参照して説明する。
【0023】ステップS1において各種温度センサー8
〜12からの温度情報がコントローラ15に入力される
と、ステップS2において図3に示す目標値テーブルか
ら各種データが読み出される。
【0024】そして、ステップS3において圧縮機1の
吐出温度Tdが、外気温Toに対応する目標吐出温度T
d1〜Td4となるように電子膨張弁3の開度がPID
制御され、ステップS4において圧縮機1の回転周波数
Fが目標回転周波数F1〜F4となるように圧縮機1の
能力(即ち、インバータ周波数)が制御され、ステップ
S5において給水ポンプ5の給水量が目標給水量W1〜
W4となるように水量調整器14による給水量制御が行
われる。
【0025】上記制御による給湯能力F、給湯負荷Q、
吐出温度Td、インバータ回転数Fおよび給水量Wの外
気温Toに対する変化は、図4に示す通りである。これ
によれば、吐出温度Td、インバータ回転数Fおよび給
水量Wの制御により、外気温Toの上昇による給湯能力
Fと給湯負荷Qとの乖離が抑制され、給湯能力Fと給湯
負荷Qとがマッチングした最適運転状態が得られる。従
って、成績係数(COP)の向上を図ることができると
ともに、熱交換器などの要素の小型化が可能となる。
【0026】なお、上記実施の形態においては、電子膨
張弁3の開度制御、圧縮機1の回転数制御および給水ポ
ンプ5の給水量制御を行うようにしているが、電子膨張
弁3の開度制御のみを行う場合もある。
【0027】第2の実施の形態 図5には、本願発明の第2の実施の形態にかかる給湯装
置の回路構成が示されている。
【0028】この場合、水量調整器が省略されており、
給水ポンプ5は一定の給水量で駆動されることとなって
いる。従って、コントローラ15は、前記各種温度セン
サー8〜12から入力される温度情報に基づいて各種演
算処理を行い、その結果により電子膨張弁3およびイン
バータ13に制御信号を出力することとなっている。
【0029】また、この場合、前記コントローラ15
は、前記熱源側熱交換器4における外部環境条件の変化
に対応させて前記電子膨張弁3の開度を制御する膨張弁
開度制御手段としての機能と、熱源側熱交換器4におけ
る外部環境条件の変化に対応させて前記圧縮機1の回転
数が目標値になるように制御する回転数制御手段として
の機能とを有している。
【0030】その他の構成は、第1の実施の形態におけ
ると同様なので説明を省略する。
【0031】ついで、本実施の形態にかかる給湯装置に
おける能力制御について、図6に示すフローチャートを
参照して説明する。
【0032】ステップS1において各種温度センサー8
〜12からの温度情報がコントローラ15に入力される
と、ステップS2において図3に示す目標値テーブルか
ら各種データが読み出される。
【0033】そして、ステップS3において圧縮機1の
吐出温度Tdが、外気温Toに対応する目標吐出温度T
d1〜Td4となるように電子膨張弁3の開度がPID
制御され、ステップS4において圧縮機1の回転周波数
Fが目標回転周波数F1〜F4となるように圧縮機1の
能力(即ち、インバータ周波数)が制御される。
【0034】上記制御による給湯能力F、給湯負荷Q、
吐出温度Td、インバータ回転数Fおよび給水量Wの外
気温Toに対する変化は、図7に示す通りである。これ
によれば、吐出温度Tdおよびインバータ回転数Fの制
御により、外気温Toの上昇による給湯能力Fと給湯負
荷Qとの乖離が抑制され、給湯能力Fと給湯負荷Qとが
マッチングした最適運転状態が得られる。従って、成績
係数(COP)の向上を図ることができるとともに、熱
交換器などの要素の小型化が可能となる。
【0035】なお、上記実施の形態においては、電子膨
張弁3の開度制御および圧縮機1の回転数制御を行うよ
うにしているが、電子膨張弁3の開度制御のみを行う場
合もある。
【0036】第3の実施の形態 図8には、本願発明の第3の実施の形態にかかる給湯装
置の回路構成が示されている。
【0037】この場合、インバータが省略されており、
圧縮機1は一定の能力で駆動されることとなっている。
従って、コントローラ15は、前記各種温度センサー8
〜12から入力される温度情報に基づいて各種演算処理
を行い、その結果により電子膨張弁3および水量調整器
14に制御信号を出力することとなっている。
【0038】また、この場合、前記コントローラ15
は、前記熱源側熱交換器4における外部環境条件の変化
に対応させて前記電子膨張弁3の開度を制御する膨張弁
開度制御手段としての機能と、熱源側熱交換器4におけ
る外部環境条件の変化に対応させて前記給水ポンプ5の
給水量が目標値となるように制御する給水量制御手段と
しての機能とを有している。
【0039】その他の構成は、第1の実施の形態におけ
ると同様なので説明を省略する。
【0040】ついで、本実施の形態にかかる給湯装置に
おける能力制御について、図9に示すフローチャートを
参照して説明する。
【0041】ステップS1において各種温度センサー8
〜12からの温度情報がコントローラ15に入力される
と、ステップS2において図3に示す目標値テーブルか
ら各種データが読み出される。
【0042】そして、ステップS3において圧縮機1の
吐出温度Tdが、外気温Toに対応する目標吐出温度T
d1〜Td4となるように電子膨張弁3の開度がPID
制御され、ステップS4において給水ポンプ5の給水量
が目標給水量W1〜W4となるように水量調整器14に
よる給水量制御が行われる。
【0043】上記制御による給湯能力F、給湯負荷Q、
吐出温度Td、インバータ回転数Fおよび給水量Wの外
気温Toに対する変化は、図10に示す通りである。こ
れによれば、吐出温度Tdおよび給水量Wの制御によ
り、外気温Toの上昇による給湯能力Fと給湯負荷Qと
の乖離がやや抑制される。従って、成績係数(COP)
の向上を図ることができるとともに、熱交換器などの要
素の小型化が可能となる。なお、インバータが不要とな
り、コストダウンできるが、低温時の能力確保のために
コストアップを招くおそれがある。
【0044】なお、上記実施の形態においては、電子膨
張弁3の開度制御および給水ポンプ5の給水量制御を行
うようにしているが、電子膨張弁3の開度制御のみを行
う場合もある。
【0045】なお、上記各実施の形態においては、外気
温Toの変化に対応して圧縮機1の能力制御および給水
ポンプ5の給水能力制御を行うようにしているが、外気
温Toに代えて熱源側熱交換器4における外部環境条件
の変化を示すデータ(例えば、蒸発温度Te)を用いる
こともできる。
【0046】また、上記各実施の形態においては、圧縮
機1の吐出温度Tdを制御の指標としているが、吐出温
度Tdに代えて熱源側熱交換器4における過熱度を用い
ることもできる。
【0047】また、上記各実施の形態においては、一つ
の目標値テーブルを設定しているが、昼間用と夜間用の
2種の目標値テーブルを設定することもできる。このよ
うにすると、昼間においては高温追い炊きが可能となる
とともに、夜間においては高COP運転が可能となる。
従って、電力消費の節約を図りつつ湯切れをなくすこと
ができる。
【0048】また、吐出温度の目標値を、追い炊きの有
無により可変とすることもできる。このようにすると、
次回の追い炊きの度数を低減できることとなり、電力消
費を節約できる。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、圧縮機1、給
湯用熱交換器2、電子膨張弁3および外気を熱源とする
熱源側熱交換器4からなる冷媒サイクルAと、給水ポン
プ5、前記給湯用熱交換器2および給湯タンク6からな
る給湯サイクルBとを備えた給湯装置において、前記圧
縮機1として、能力可変タイプの圧縮機を使用するとと
もに、前記熱源側熱交換器4における外部環境条件の変
化に対応させて前記圧縮機1の能力制御を行う能力制御
手段を付設して、熱源側熱交換器4における外部環境条
件(例えば、外気温)の変化に対応させて前記圧縮機1
の吐出温度が目標値になるように前記電子膨張弁3の開
度制御を行う膨張弁開度制御手段を付設して、熱源側熱
交換器4における外部環境条件(例えば、外気温)の変
化に対応させて電子膨張弁3の開度を、圧縮機1の吐出
温度が目標値になるように制御するようにしたので、給
湯能力と給湯負荷とがマッチングした最適運転状態が得
られることとなり、成績係数(COP)の向上を図るこ
とができるとともに、熱交換器などの要素の小型化が可
能となるという効果がある。
【0050】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の給湯装置において、前記熱源側熱交換器4におけ
る外部環境条件の変化に対応させて前記圧縮機1の回転
数が目標値になるように制御する回転数制御手段を付設
した場合、熱源側熱交換器4における外部環境条件の変
化に対応させて圧縮機1の回転数が目標値になるように
制御されることとなり、給湯能力と給湯負荷とがより一
層マッチングした最適運転状態が得られる。
【0051】請求項3の発明におけるように、請求項1
および2のいずれか一項記載の給湯装置において、前記
熱源側熱交換器4における外部環境条件の変化に対応さ
せて前記給水ポンプ5の給水量が目標値となるように制
御する給水量制御手段を付設した場合、熱源側熱交換器
4における外部環境条件の変化に対応させて給水ポンプ
5の給水量が目標値となるように制御されることとな
り、給湯能力と給湯負荷とがより一層マッチングした最
適運転状態が得られる。
【0052】請求項4の発明におけるように、請求項
1、2および3のいずれか一項記載の給湯装置におい
て、前記吐出温度の目標値を、昼間と夜間とで異ならし
めた場合、昼間においては高温追い炊きが可能となると
ともに、夜間においては高COP運転が可能となる。従
って、電力消費の節約を図りつつ湯切れをなくすことが
できる。
【0053】請求項5の発明におけるように、請求項
1、2および3のいずれか一項記載の給湯装置におい
て、前記吐出温度の目標値を、追い炊きの有無により可
変とした場合、次回の追い炊きの度数を低減できること
となり、電力消費を節約できる。
【0054】請求項6の発明におけるように、請求項
1、2、3、4および5のいずれか一項記載の給湯装置
において、前記吐出温度に代えて前記熱源側熱交換器4
における過熱度を用いた場合、熱源側熱交換器4におけ
る過熱度を指標として電子膨張弁3の開度制御、圧縮機
1の回転数制御および給水ポンプ5の給水量制御を行う
ことにより、給湯能力を、熱源側熱交換器4における外
部環境条件の変化に対応させることができる。
【0055】請求項7の発明におけるように、請求項
1、2、3、4、5および6のいずれか一項記載の給湯
装置において、前記冷媒サイクルAを循環する冷媒とし
て、蒸発温度0℃で等エントロピー変化で昇圧して吐出
温度115℃では臨界圧力を超えている冷媒(例えば、
炭酸ガス等)を用いた場合、超臨界では熱伝達性能が良
くなるので、R22などと同じ圧縮機吐出温度では給湯
温度が高くなり、吐出温度を制御することによりCO
P、給湯温度の最適な運転状態が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる給湯装置
の回路構成図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる給湯装置
における能力制御の内容を示すフローチャートである。
【図3】本願発明の第1の実施の形態にかかる給湯装置
における能力制御において用いられる目標値テーブルで
ある。
【図4】本願発明の第1の実施の形態にかかる給湯装置
における能力制御時の外気温と給湯能力、給湯負荷、吐
出温度、インバータ回転数および給水量との関係を示す
特性図である。
【図5】本願発明の第2の実施の形態にかかる給湯装置
の回路構成図である。
【図6】本願発明の第2の実施の形態にかかる給湯装置
における能力制御の内容を示すフローチャートである。
【図7】本願発明の第2の実施の形態にかかる給湯装置
における能力制御時の外気温と給湯能力、給湯負荷、吐
出温度、インバータ回転数および給水量との関係を示す
特性図である。
【図8】本願発明の第3の実施の形態にかかる給湯装置
の回路構成図である。
【図9】本願発明の第3の実施の形態にかかる給湯装置
における能力制御の内容を示すフローチャートである。
【図10】本願発明の第3の実施の形態にかかる給湯装
置における能力制御時の外気温と給湯能力、給湯負荷、
吐出温度、インバータ回転数および給水量との関係を示
す特性図である。
【図11】従来の給湯装置の回路構成図である。
【図12】従来の給湯装置における外気温と給湯能力、
給湯負荷、吐出温度、インバータ回転数および給水量と
の関係を示す特性図である。
【図13】従来の給湯装置における湯温と貯湯熱量、C
OP、電気代および追い炊き量との関係を示す特性図で
ある。
【符号の説明】
1は圧縮機、2は給湯用熱交換器、3は電子膨張弁、4
は熱源側熱交換器、5は給水ポンプ、6は給湯タンク、
9は吐出温度センサー、11は外気温センサー、13は
インバータ、14き水量調整器、15はコントローラ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(1)、給湯用熱交換器(2)、
    電子膨張弁(3)および外気を熱源とする熱源側熱交換
    器(4)からなる冷媒サイクル(A)と、給水ポンプ
    (5)、前記給湯用熱交換器(2)および給湯タンク
    (6)からなる給湯サイクル(B)とを備えた給湯装置
    であって、前記圧縮機(1)として、能力可変タイプの
    圧縮機を使用するとともに、前記熱源側熱交換器(4)
    における外部環境条件の変化に対応させて前記圧縮機
    (1)の吐出温度が目標値になるように前記電子膨張弁
    (3)の開度制御を行う膨張弁開度制御手段を付設した
    ことを特徴とする給湯装置。
  2. 【請求項2】 前記熱源側熱交換器(4)における外部
    環境条件の変化に対応させて前記圧縮機(1)の回転数
    が目標値になるように制御する回転数制御手段を付設し
    たことを特徴とする前記請求項1記載の給湯装置。
  3. 【請求項3】 前記熱源側熱交換器(4)における外部
    環境条件の変化に対応させて前記給水ポンプ(5)の給
    水量が目標値となるように制御する給水量制御手段を付
    設したことを特徴とする前記請求項1および2のいずれ
    か一項記載の給湯装置。
  4. 【請求項4】 前記吐出温度の目標値を、昼間と夜間と
    で異ならしめたことを特徴とする前記請求項1、2およ
    び3のいずれか一項記載の給湯装置。
  5. 【請求項5】 前記吐出温度の目標値を、追い炊きの有
    無により可変としたことを特徴とする前記請求項1、2
    および3のいずれか一項記載の給湯装置。
  6. 【請求項6】 前記吐出温度に代えて前記熱源側熱交換
    器(4)における過熱度を用いたことを特徴とする前記
    請求項1、2、3、4および5のいずれか一項記載の給
    湯装置。
  7. 【請求項7】 前記冷媒サイクル(A)を循環する冷媒
    として、蒸発温度0℃で等エントロピー変化で昇圧して
    吐出温度115℃では臨界圧力を超えている冷媒を用い
    たことを特徴とする前記請求項1、2、3、4、5およ
    び6のいずれか一項記載の給湯装置。
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