JP2001073476A - 水切り材及び窓上又は窓下の防水構造 - Google Patents

水切り材及び窓上又は窓下の防水構造

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JP2001073476A
JP2001073476A JP25032999A JP25032999A JP2001073476A JP 2001073476 A JP2001073476 A JP 2001073476A JP 25032999 A JP25032999 A JP 25032999A JP 25032999 A JP25032999 A JP 25032999A JP 2001073476 A JP2001073476 A JP 2001073476A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性に優れ、防水性に優れた水切り材及び
それを用いた窓上又は窓下の防水構造を提供する。 【解決手段】 屋外方向に下り勾配にされた傾斜部61
と、この傾斜部61の屋外側端部から下方に延びる下延
部63と、傾斜部61の屋内側端部から上方に延びる上
延部62とからなる水切り材6であって、上延部62の
屋外面に粘着性を有する水密材65と、隣接して水密材
の厚みより大きくなされ、粘着性がなく、圧縮性を有す
る発泡体68が貼設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水密性の優れた水
切り材とそれを用いた窓上又は窓下の防水構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、実公平4−1267号公報に窓枠
と外壁の防水構造が記載されている。上記公報記載の窓
枠と外壁の防水構造は、窓枠と外壁との間に配置される
水切り材と水密材とを具備したものである。また、水切
り材と外壁との間に水密材として、各種のブチルテープ
が貼設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ブ
チルテープは粘着性を有しているので外壁材の位置合わ
せや修正に手間取る等作業性に問題があった。
【0004】本発明は、このような従来の水切り材に貼
設される水密材の問題点に着目してなされたものであ
り、その目的とするところは、従来の問題点を解決し、
作業性に優れ、防水性に優れた水切り材及びそれを用い
た窓上の防水構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、屋外方向に下り勾配にされ
た傾斜部と、この傾斜部の屋外側端部から下方に延びる
下延部と、傾斜部の屋内側端部から上方に延びる上延部
とからなり、上延部の屋外面に粘着性を有する水密材
と、隣接して水密材の厚みより大きくなされ、粘着性が
なく、圧縮性を有する発泡体が貼設されていることを特
徴とする。
【0006】また、請求項2記載の発明は、窓上又は窓
下の防水構造において、請求項1記載の水切り材で外壁
材と窓枠との間を防水したことを特徴とする。
【0007】(作用)請求項1記載の本発明の水切り材
においては、屋外方向に下り勾配にされた傾斜部と、こ
の傾斜部の屋外側端部から下方に延びる下延部と、傾斜
部の屋内側端部から上方に延びる上延部とからなり、上
延部の屋外面に粘着性を有する水密材と、隣接して水密
材の厚みより大きくなされ、粘着性がなく、圧縮性を有
する発泡体が貼設されているので、外壁材を下地材にセ
ットする際に外壁面の裏面にまず水密材より厚みの大き
い発泡体に接し、粘着性を有する水密材とは接しておら
ず位置合わせや修正が容易である。
【0008】請求項2記載の本発明の窓上又は窓下の防
水構造においては、請求項1記載の水切り材で外壁材の
外壁材と窓枠との間を防水しているので、外壁材を下地
材にリベット等で締めつけることにより外壁材と水切り
材に貼設された水密材により防水性を発現する。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1と図2は本発明の一実施
例であって、図1は窓上の水切り材を取り付ける状態を
示す斜視図、図2は図1のA部を拡大して示す水切り材
の断面図である。図3は本発明の窓上の防水構造の一実
施例を示す断面図、図4は本発明の窓上の防水構造の別
の実施例を示す断面図である。
【0010】本発明の水切り材6は、図1と図2に示す
ように、不図示の外壁材の下端部と窓上枠9及び窓縦枠
7との間に配置され屋外方向に下り勾配にされた傾斜部
61と、この傾斜部61の屋外側端部から下方に延びる
下延部63と、傾斜部の屋内側端部から不図示の外壁の
裏面側で上方に延びる上延部62とからなり、上延部6
2の外壁面側に粘着性を有するブチルゴムテープの水密
材65が貼設され、隣接して水密材の厚みより大きくな
され、粘着性がなく、圧縮性を有するウレタン系発泡体
68が貼設されている。
【0011】また、水切り材6の傾斜部61の裏面側に
はEPDM(エチレン−プロピレン−ジエン−ターポリ
マー)製の水密材64が貼設されている。さらに、水切
り材6の上延部62の端部側より12mm内側に水密材
65と直交して別のブチルゴムテープの水密材66が下
地材5(スタッド)と水切り材の間に水密材65と密着
させながら貼設されるものである。上記下地材5(スタ
ッド)は、断面コ字形状の型鋼であって、外壁面側には
発泡ポリエチレンシート51が貼設されている。
【0012】窓縦枠7の上端部には窓縦枠上キャップ7
1が取り付けられ、キャップの廻り及び窓上枠との段差
部にブチルゴムシーラント67が貼設されている。
【0013】次に、上記水切り材を使用した窓上の防水
構造の施工方法について説明する。まず、窓縦枠上キャ
ップ71の廻りにブチルゴムシーラント67をセットす
る。そして、水切り材6に貼設された水密材64及び6
5の離型紙をはがし窓上枠9及び窓縦枠上キャップ71
にセットする。ついで、水密材66を水切り材6と下地
材5との間に水密材65と密着させながら貼り渡す。
【0014】その後、窓上外壁材(不図示)を上記水切
り材6の傾斜部61の上に載せてセットする。この際、
外壁材の自重によって水切り材6が下方にさがり、傾斜
部61の裏面側の水密材64が押しつぶされ、窓上枠9
及び窓縦枠7と水切り材との間を水密にする。この段階
では外壁材と水切り材6の粘着性がなく、圧縮性を有す
るウレタン系発泡体68と接し、水密材65及び66と
は接しておらず位置合わせ等の修正が容易にできる。外
壁材の位置合わせが終了した時点で窓水切りスペーサー
11を外壁材と水切り材6の間に挿入しその端面を防水
する。最後に、外壁材のフレーム(不図示)と下地材5
とをリベット等で固着し、下地材5に貼設された発泡ポ
リエチレンシート51及びウレタン系発泡体68を圧縮
することで外壁材と下地材との間を水密にする。
【0015】図3は上記の施工方法により防水構造とな
した窓上水切り断面の一例を示す。図3において、硬質
木片セメント板3Aが外壁材として用いられ、外壁材下
端面より上方に鉄フレーム10が取り付けられている。
水切り材6の上延部62の上端部に水密材65が貼設さ
れ、その下側にウレタン系の発泡体68が貼設され、鉄
フレーム10により水密材65及びウレタン系の発泡体
68が圧接され水密になされている。また、水切り材6
の傾斜部61の裏面側の水密材64は窓上枠9との間を
水密になされ、窓上の防水構造となされている。
【0016】図4は上記の施工方法により防水構造とな
した窓上水切り断面の他の例を示す。図4において、ア
ルミ外壁3Bが外壁材として用いられ、外壁材下端面に
鉄フレーム10が取り付けられている。水切り材6の上
延部62の下側部に水密材65が貼設され、さらにその
下側にウレタン系の発泡体68が貼設され、鉄フレーム
10により水密材65及びウレタン系の発泡体68が圧
接され水密になされている。また、水切り材6の傾斜部
61の裏面側の水密材64は窓上枠9との間を水密にな
され、窓上の防水構造となされている。
【0017】(実施例の作用)本実施例の水切り材6に
よると、水切り材6の上延部62に貼設された水密材6
5及び66よりもウレタン系発泡体68の厚みが大にな
されているので、外壁材3A或いは3B等をセットする
際には水密材65,66とは接しないので、位置合わせ
等の修正が容易である。その後外壁材3A或いは3Bと
下地材5とをリベットで固定することにより外壁材3A
或いは3Bは下地材5へ引き寄せられ、ウレタン系発泡
体68は圧縮され、外壁材3A或いは3Bと水密材6
5,66が粘着性を持って接した状態になり水密になさ
れる。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の水切り材におい
ては、屋外方向に下り勾配にされた傾斜部と、この傾斜
部の屋外側端部から下方に延びる下延部と、傾斜部の屋
内側端部から上方に延びる上延部とからなり、上延部の
屋外面に粘着性を有する水密材と、隣接して水密材の厚
みより大きくなされ、粘着性がなく、圧縮性を有する発
泡体が貼設されているので、外壁材を下地材にセットす
る際に外壁面の裏面にまず水密材より厚みの大きい発泡
体に接し、粘着性を有する水密材とは接しておらず位置
合わせや修正が容易である。
【0019】請求項2記載の本発明の窓上又は窓下の防
水構造においては、請求項1記載の水切り材で外壁材の
外壁材と窓枠との間を防水しているので、外壁材を下地
材にリベット等で締めつけることにより外壁材と水切り
材に貼設された水密材により防水性を発現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であって、窓上の水切り材を
取り付ける状態を示す斜視図である。
【図2】図1のA部を拡大して示す水切り材の断面図で
ある。
【図3】本発明の窓上の防水構造の一実施例を示す断面
図である。
【図4】本発明の窓上の防水構造の別の実施例を示す断
面図である。
【符号の説明】
3A,3B 外壁材 5 下地材 6 水切り材 61 傾斜部 62 上延部 64,65,66 水密材 68 発泡体 7 窓縦枠 9 窓上枠 10 鉄フレーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋外方向に下り勾配にされた傾斜部と、
    この傾斜部の屋外側端部から下方に延びる下延部と、傾
    斜部の屋内側端部から上方に延びる上延部とからなり、
    上延部の屋外面に粘着性を有する水密材と、隣接して水
    密材の厚みより大きくなされ、粘着性がなく、圧縮性を
    有する発泡体が貼設されていることを特徴とする水切り
    材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の水切り材で外壁材と窓枠
    との間を防水したことを特徴とする窓上又は窓下の防水
    構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006152684A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Sekisui Chem Co Ltd 窓枠部構造
JP2012180689A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Sekisui Chem Co Ltd 窓上防水部材、窓縦枠用蓋部材、窓上防水構造

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JP2006152684A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Sekisui Chem Co Ltd 窓枠部構造
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