JP2001073306A - 透水コンクリートパネル - Google Patents

透水コンクリートパネル

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JP2001073306A
JP2001073306A JP25468199A JP25468199A JP2001073306A JP 2001073306 A JP2001073306 A JP 2001073306A JP 25468199 A JP25468199 A JP 25468199A JP 25468199 A JP25468199 A JP 25468199A JP 2001073306 A JP2001073306 A JP 2001073306A
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JP
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reinforcing frame
panel
permeable concrete
concrete
concrete panel
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JP25468199A
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English (en)
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Tadahiro Tsukamoto
忠弘 塚本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透水コンクリートからなるパネル本体の周縁
部分の欠損問題を解消した上で、パネル本体と補強枠と
の接合強度が高い透水コンクリートパネルを提供する。 【解決手段】 透水コンクリートからなるパネル本体2
の周囲に、補強枠3を接合することによってパネル本体
2の周縁部分を保護するとともに、その補強枠3をコン
クリート製とすることによって、パネル本体2と補強枠
3との接合強度が高い透水コンクリートパネル1を構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば歩道や公園
のコンコース等の舗装用として好適な透水性のある透水
コンクリートパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の透水コンクリートパネル
としては、例えば特開平9−221705号公報が知ら
れている。上記公報記載の透水コンクリートパネルは、
セメント、骨材(砂利や砕石)、水、バインダー(接着
剤)を混合して形成したものであって、これによると、
降雨時に雨水を通過させて地中に浸透させることができ
るため、集中的な降雨に対してその排水を効果的に行う
ことができる。ところが、上記の透水コンクリートパネ
ルは、一般的なコンクリート製のブロックに比べると、
強度的に劣る。そのため、製造後の輸送作業時あるいは
施工作業時において、周縁部分が欠損し易いという点に
問題がある。このような事情に鑑み、上記公報に記載の
透水コンクリートパネルにおいては、パネル本体の周囲
を金属製又は硬質樹脂製の補強枠で取り囲むことによっ
て周縁部分を保護するといった対策が施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、金属製又は
硬質樹脂製の補強枠によって補強した構造の透水コンク
リートパネルの場合は、下記のような不具合がある。補
強枠付き透水コンクリートパネルは、予め方形状に形成
された金属製又は硬質樹脂製の補強枠を準備後、その補
強枠内に透水コンクリートパネルを形成するための材料
(混合物)を充填し、固化することによって形成する
が、その場合、補強枠とパネル本体との接合性が悪く、
補強枠からパネル本体が抜け落ちる可能性がある。ま
た、補強枠とパネル本体とは耐摩耗性が異なることか
ら、経年効果によって、補強枠とパネル本体との表面高
さに段差が発生してしまう。さらには、廃棄処分する場
合において、材質を異にする補強枠とパネル本体とを分
離処分しなければならず、リサイクル性が悪い。
【0004】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、透水コ
ンクリートからなるパネル本体の周縁部分の欠損問題を
解消した上で、パネル本体と補強枠との接合強度が高い
透水コンクリートパネルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明に係る透水コンクリートパネルは、特許請求
の範囲の各請求項に記載の通りの構成を備えた。従っ
て、請求項1に記載の発明によれば、パネル本体はコン
クリート製の補強枠によって外周囲を取り囲まれて周縁
部分を保護されているため、製造後の運搬作業時や施工
作業時等において、その周縁部分が欠損することを防止
することができる。そして、コンクリート製の補強枠
は、堅固で強固に製作することが可能なことから、それ
自体の周縁部分が簡単に欠損する虞は回避できる。
【0006】しかして、透水コンクリートパネルは、予
め所要形状に成形されたコンクリート製の補強枠内に、
パネル本体の原料である透水コンクリート材を打ち込
み、固化することによって製作するが、この場合、パネ
ル本体と、コンクリート製の補強枠とは、セメントをそ
の主要成分とするものであって、構成材料が類似するも
のであることから、高い接合強度を得ることができる。
このため、運搬作業時あるいは施工作業時において、パ
ネル本体が補強枠から抜け落ちることがなく、上記作業
を安全かつ効率的に行うことができる。また、透水コン
クリート製のパネル本体とコンクリート製の補強枠は、
殆ど同程度の耐摩耗性が得られることから、長期にわた
っての使用に対して上面高さが略同一状態に保持され、
使用上の不具合が生じない。また、廃棄処分する場合に
おいても敢えて分離する必要はなく、リサイクル性が高
い。
【0007】また、請求項2の発明によれば、補強枠内
に繊維を混入して構成したことによって、補強枠の強度
をより高めることができ、その結果、透水コンクリート
パネル全体を薄く形成することができる。
【0008】また、請求項3の発明によれば、パネル本
体と補強枠との抜け方向に関する接合強度のより高い透
水コンクリートパネルを提供することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は透水コンクリートパネルの
斜視図、図2は図1のA−A線断面図、図3は補強枠内
に透水コンクリートを打ち込む態様の説明図である。
【0010】本実施の形態に係る透水コンクリートパネ
ル1は、透水性を有する透水コンクリートのパネル本体
2と、そのパネル本体2の外周囲を取り囲むように設け
られる通常のコンクリート製の補強枠3とから構成され
ている。補強枠3は、図示省略の型枠内に通常のコンク
リートを打ち込み、固化することによって所定形状、例
えば方形の枠状に製作される。その後、上記の如く製作
された補強枠3内に透水コンクリートを打ち込み、固化
することによって、パネル本体2の周囲に補強枠3が接
合された構成の透水コンクリートパネル1が製作される
(図3参照)。その場合、図1及び図2に示すように、
補強枠3とパネル本体2とは、上面及び下面がそれぞれ
面一に形成される。
【0011】ここで、透水コンクリートとは、セメン
ト、骨材、水、バインダー(結合剤)を混合して結合し
た物をいい、骨材としては、砂利や砕石又は煉瓦屑や陶
器屑あるいは瓦屑等、比較的粒度の粗い物が用いられ
る。このように、骨材に粒度の粗い物を用いることによ
って、骨材が相互に多数の隙間を保有した状態で結合さ
れることのなり、かくして、多孔質の内部構造を持つ透
水性を有するパネル本体2が形成される。従って、透水
度については、骨材の粒度を選定することによって適宜
に調整することが可能である。また、バインダーとして
は、無機質化学混和剤が用いられるが、これに限らず、
エマルジョン形の樹脂等であっても差し支えない。
【0012】一方、補強枠3に用いられるコンクリート
は、透水性については特に問題にするものではなく、あ
くまでも強度を中心に形成される。すなわち、堅牢で強
固な特性を持つように形成されるが、その特性をより高
めるために、本実施の形態においては、通常のコンクリ
ート材料である、セメント、砂、水に、さらにグラスフ
ァイバーのような繊維を加えた混合してコンクリートを
構成している。なお、繊維材料としては、グラスファイ
バーに限らず、スチールファイバー、ステンレスファイ
バー、カーボンファイバー等を利用することもできる。
【0013】本実施の形態に係る透水コンクリートパネ
ル1は、上記のように構成したものであり、従って、歩
道や公園あるいは工場内のコンコース等の舗装に適用す
ることによって、排水性の好適な舗装面を構成すること
ができる。すなわち、雨水等は、透水コンクリートから
なるパネル本体2の隙間を通して吸い込まれ、地中に浸
透することになる。また、透水コンクリートパネル1
は、パネル本体2の周囲を透水コンクリートに比べて強
度の高い補強枠3によって保護されているため、運搬作
業時あるいは施工作業時において、パネル相互の又は他
物との干渉による周縁部分の欠損問題が解消されること
になり、品質が保証される。
【0014】しかして、本実施の形態においては、透水
コンクリートからなるパネル本体2の周囲にコンクリー
トからなる補強枠3を接合する構成としたので、パネル
本体2と補強枠3とは、略同様な材質同士の接合とな
り、補強枠が金属又は合成樹脂製の場合に比べると、接
合強度の高い透水コンクリートパネル1を得ることがで
きる。従って、透水コンクリートパネル1の運搬作業時
あるいは施工作業時において、パネル本体2が補強枠3
から抜け落ちるといった虞がなく、上記作業を安全かつ
効率的に行うことが可能となる。
【0015】また、透水コンクリート製のパネル本体2
とコンクリート製の補強枠3は、基本的には、同程度の
耐摩耗性が得られることから、長期にわたっての使用に
対して、略均等に摩耗することになる。このため、パネ
ル本体2と補強枠3との間に段差が発生するといった不
具合も生じない。また、廃棄処分する場合においても敢
えてパネル本体2と補強枠3とを分離する必要がないた
め、その取り扱いが楽であり、リサイクル性も高い。さ
らには、補強枠3を繊維入りコンクリート製としたこと
によって、補強枠3の強度を高めることが可能になるた
め、透水コンクリートパネル全体を薄く形成することが
できる。
【0016】図4は本発明の他の実施の形態を示してい
る。この実施の形態では、補強枠3の内周面に、パネル
本体2の抜け方向の動きを規制する係合部としての凹部
(又は凸部)3aを設けている。従って、補強枠3内に
打ち込まれ、固化されるパネル本体2は、補強枠3の凹
部(又は凸部)3aに対して係合する結果、パネル本体
2と補強枠3との抜け方向に関する接合強度がより高い
透水コンクリートパネル1を得ることができる。
【0017】なお、係合部は、凹部(又は凸部)3aに
限るものではなく、例えば図5に示すような上下両方向
の勾配面3bに変えることが可能である。また、上述し
た図示の実施の形態では、透水コンクリートパネルを方
形状の場合で説明したが、その形状に限定されるもので
はなく、例えば正六角形のように敷設状態で相互に隙間
なく突き合わせることが可能な形状であればよい。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
透水コンクリートからなるパネル本体の周縁部分の欠損
問題を解消した上で、パネル本体と補強枠との接合強度
が高い透水コンクリートパネルを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】透水コンクリートパネルの斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】補強枠に透水コンクリートを打ち込む態様を示
す説明図である。
【図4】他の実施の形態を示す断面図である。
【図5】さらに他の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…透水コンクリートパネル 2…パネル本体 3…補強枠

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透水コンクリートからなるパネル本体の
    周囲にコンクリート製の補強枠を接合した透水コンクリ
    ートパネル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の透水コンクリートパネ
    ルであって、前記補強枠が補強用の繊維を含んで構成さ
    れている透水コンクリートパネル。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の透水コンクリー
    トパネルであって、前記パネル本体と補強枠との接合面
    には、相互に係合することによって補強枠に対するパネ
    ル本体の抜け方向の動きを規制する係合部が形成されて
    いる透水コンクリートパネル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106592379A (zh) * 2017-01-03 2017-04-26 鹰牌陶瓷实业(河源)有限公司 一种设置外延层的免烧透水砖及其制备方法
CN106747569A (zh) * 2017-01-03 2017-05-31 佛山石湾鹰牌陶瓷有限公司 一种可快速去除油污的免烧透水砖及其制备方法

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