JP2001073222A - 繊維状物製造方法及び装置 - Google Patents

繊維状物製造方法及び装置

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JP2001073222A
JP2001073222A JP24142699A JP24142699A JP2001073222A JP 2001073222 A JP2001073222 A JP 2001073222A JP 24142699 A JP24142699 A JP 24142699A JP 24142699 A JP24142699 A JP 24142699A JP 2001073222 A JP2001073222 A JP 2001073222A
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container
side wall
melt
fibrous
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JP24142699A
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Kenji Watanabe
健司 渡辺
Takeshi Nakamoto
猛 中本
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Casle Co Ltd
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Casle Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型の設備で熱可塑性樹脂からなる使用済み
容器等の廃棄物から繊維状物を容易に製造できる繊維状
物製造方法及び装置を提供する。 【解決手段】 繊維状物製造方法は、熱可塑性樹脂を主
原料とする廃棄物11を加熱溶融して、高速回転する多
孔性の側壁16を備えた容器17から繊維状に噴出さ
せ、これを冷却して繊維状物47を製造する。繊維状物
製造装置10は、投入された熱可塑性樹脂を主原料とす
る廃棄物11を加熱して溶融物12を生成する加熱溶融
手段13〜15と、溶融物12が入り、多孔性の側壁1
6を備えて、回転駆動手段23によって高速回転される
容器17と、容器17から噴出される溶融物12を冷却
し繊維状物47にして回収する回収手段46とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂から
なる使用済み容器等の廃棄物から、例えば、換気扇等に
使用するフィルタ、ぬいぐるみ、座布団等の綿材に使用
する繊維状物を製造する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】飲料や食品の包装容器として、例えば、
PET(ポリエチレンテレフタレート)等のプラスチッ
クが多用されている。これらの廃棄物の大部分は廃棄処
分にされるが、使用済みのこれらの容器を回収して再生
する研究がされており、その一部は実用化されている。
廃棄物の再生には、洗浄、分別、溶融、再生等の設備を
必要としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の廃棄物の再生設備は、大型の設備を必要とするた
め、その設置場所が限られていた。また、設備の運転の
手間や費用を考慮すると大量の廃棄物をまとめて処理し
なければならず、このため、大量の廃棄物を、広範囲の
地域から集積してからまとめて処理を行う必要があり、
個人的に、又は町内会等が単独で廃棄物を収集しても、
処理を行うことができなかった。本発明はかかる事情に
鑑みてなされたもので、小型の設備で熱可塑性樹脂から
なる使用済み容器等の廃棄物から繊維状物を容易に製造
できる繊維状物製造方法及び装置を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る繊維状物製造方法は、熱可塑性樹脂を主原料とする
廃棄物を加熱溶融して、高速回転する多孔性の側壁を備
えた容器から繊維状に噴出させ、繊維状物を製造する。
熱可塑性樹脂を主原料とする廃棄物とは、例えば、使用
済みのペットボトル等をいい、これを破砕してチップに
したものも含む。また、多孔性の側壁には、例えば、金
網や多孔パイプを使用することができる。さらに、繊維
状とは、細長い線状のものをいうが、短いものも含む。
容器を高速回転させると、容器内の加熱溶融された廃棄
物(溶融物)には遠心力が働き半径方向外側に移動す
る。そして、容器が多孔性の側壁を備えているので、溶
融物は各孔から外側に噴出される。溶融物は細長い繊維
状となって噴出され、例えば、空気中、又は水中に噴出
されて固化され繊維状物となる。このように構成するこ
とによって、遠心力を利用して簡単に繊維状物を製造す
ることができる。
【0005】前記目的に沿う本発明に係る繊維状物製造
装置は、投入された熱可塑性樹脂を主原料とする廃棄物
を加熱して溶融物を生成する加熱溶融手段と、前記溶融
物が入り、多孔性の側壁を備えて、回転駆動手段によっ
て高速回転される容器と、前記容器から噴出される前記
溶融物を繊維状物にして回収する回収手段とを有する。
加熱溶融手段は、容器の内部に設けられ容器と共に回転
する場合もある。このように構成することによって、簡
単な構造で、容器に発生する遠心力を利用して繊維状物
を製造することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本
発明の理解に供する。図1、図4に示すように、本発明
の一実施の形態に係る繊維状物製造装置10は、投入さ
れた熱可塑性樹脂を主原料とする廃棄物の一例であるペ
ットボトル11を加熱して溶融物12を生成する加熱溶
融手段の一例であるヒータ13〜15、31と、溶融物
12が入り、多孔性の側壁の一例である金網16を備え
て高速回転される容器17と、容器17を高速回転させ
る回転駆動手段の一例であるモータ23と、容器17か
ら噴出される溶融物12を冷却し繊維状物47にして集
める回収手段46とを有している。以下、詳しく説明す
る。
【0007】繊維状物製造装置10のケーシング19
は、縦50cm×横50cm×高さ100cm程度の大
きさで、下部に設けられたストッパー付きの車輪20に
よって移動及び停止可能となっている。そして、ケーシ
ング19の前側には作業用開口部21を有し、作業用開
口部21から繊維状物47の回収や装置のメンテナンス
を行うことができるように構成されている。また、前側
の下部には、ヒータ13〜15、31の温度調整とスイ
ッチの入、切が可能なヒータ制御装置22、及び始動、
停止、若しくはモータ23の回転数制御を行うモータ制
御装置24とが設けられている。ケーシング19の上部
には、ペットボトル11を投入する保温蓋25付きの投
入口26が設けられ、投入口26はヒータ13〜15を
備えたステンレス製の溶融ケース27に連通している。
【0008】溶融ケース27は、上部に大径筒部28、
下部に小径筒部29を有しその間を縮径筒部30で接続
している。そして大径筒部28の外側にはヒータ13、
14を、小径筒部29の外側にはヒータ15を設けて、
投入されたペットボトル11を溶融して溶融ケース27
の下端部32から吐出可能にしている。図1〜図4に示
すように、溶融ケース27の下方には、モータ23が設
けられ、モータ23の垂直回転軸33には、容器17が
取付けられている。モータ23の回転速度は、1000
〜6000rpmの範囲で調整可能にしている。容器1
7は、垂直回転軸33に固定用円筒部39を介して固定
された底板34と、中央に開口部35を有する天板36
と、それぞれの外周を連結する金網16と、金網16の
内側にアルミ製の保温リング37を介して設けられたヒ
ータ31とを有している。また、底板34の下部に設け
られた固定用円筒部39の外周には、ヒータ用電源42
に接続したブラシ40、41と摺動、接触してヒータ3
1に電流を通すスリップリング43、44が設けられて
いる。
【0009】金網16の網目の大きさは、例えば、0.
1mm角〜1.5mm角で、製造する繊維状物47の太
さに応じて交換して使用している。アルミ製の保温リン
グ37は、表面にアルマイト処理を施して絶縁加工を行
い、ヒータ31をショートさせないようにしている。ま
た、保温リング37は、周方向の幅が約5mmで上下方
向の長さが約15mmのスリット38を、周方向のピッ
チを約10mmにして多数形成している。保温リング3
7を使用することによって運転時のヒータ31が発生す
る熱を蓄積し、加熱される溶融物12の温度を一定範囲
内に保って製品の品質を一定にすることができる。な
お、金網16と保温リング37の間の隙間は微小距離で
あるので、金網16の温度もヒータ31によって上昇さ
せることができる。モータ23及び容器17は、容器1
7の天板36の中心位置を、溶融ケース27の下端部3
2の中心位置から少しずらして取付けられている。ま
た、容器17の底板34の中央部45は、円錐状に形成
している。従って、溶融ケース27の下端部32から吐
出される溶融物12は、遠心力が働かない容器17の中
心部に滞留せずに、迅速に外周に移動するので、効率よ
く繊維状物47の製造を行なうことができる。
【0010】金網16の網目から噴出する溶融物12
は、回収手段46によって繊維状物47にされてから回
収される。回収手段46は、容器17の側方及び下方を
囲んで回転可能に設けられたステンレス製、又はアルミ
製の冷却室48と、冷却室48の外周に設けられた図示
しない大歯車に噛合するピニオン49及びこれを取付け
た低速駆動モータ50と、冷却室48の上部の一部から
製造された繊維状物47を吸引して回収する吸引ダクト
51を有している。冷却室48は、中央部にモータ23
の垂直回転軸33が接触しないように逃げ孔52を形成
した底壁部54と、その周囲に立設する側壁部55を有
して、ケーシング19に設けられた図示しないローラ上
に、モータ23の垂直回転軸33と軸を同じにして回転
可能に取付けられている。また、吸引ダクト51は、図
示しない吸引モータによって繊維状物47を吸引して収
納容器に貯蔵する。
【0011】回収手段46を、このように構成すること
によって、容器17から噴出される溶融物12を空冷に
よって繊維状物47とし、主として側壁部55に付着す
る繊維状物47を低速で回転する冷却室48の上方から
吸引ダクト51を使用して吸引し回収することができ
る。ペットボトル11の溶融時に発生する排ガスは、ケ
ーシング19の後側に設けられた排気ダクト56から排
出することができる。この場合、必要があれば、排ガス
の清浄化処理を行ってから排出することも可能である。
このように、遠心力を利用して溶融物12から繊維状物
47を製造するので、装置の構造を簡単にして小型化す
ることができる。
【0012】続いて、繊維状物47の製造方法について
説明する。繊維状物47の製造方法は、ペットボトル1
1を加熱溶融して、高速回転する金網16を備えた容器
17から繊維状に噴出させ、これを冷却して繊維状物4
7を製造する方法である。以下、詳しく説明する。ペッ
トボトル11は、不純物を減らして材質を均一にするた
め、洗浄後に蓋を取り外しておくことが望ましい。ま
た、蓋の雌ねじ部に螺合するペットボトル11の先部
が、本体部と違う材質である場合には、切断、分離して
おくことが望ましい。また、外側に貼着されているシー
ル等も取り外しておく。なお、同一材料の蓋を集めて、
別の性質の繊維状物を製造することもでき、また、着色
されたペットボトルを使用して、色付きの繊維状物を製
造することも可能である。
【0013】ヒータ13〜15、31は、ペットボトル
11の投入前に、例えば、摂氏250〜270度程度に
加熱しておき、モータ23を所定の回転数で回転させて
おく。このとき、ヒータ31は、モータ23の回転によ
って冷却され温度が下がるので、ヒータ13〜15とは
別に独立して制御可能にしている。まず、ペットボトル
11を溶融ケース27の投入口26に入れ、保温蓋25
を閉じると、溶融ケース27の大径筒部28の外側から
ヒータ13、14によって加熱され、溶融して溶融物1
2となる。次に、溶融物12は、小径筒部29でさらに
ヒータ15で加熱され溶融ケース27の下端部32から
容器17内に流入する。モータ23の回転数は、100
0〜6000rpmの範囲で調整可能としている。これ
は、製造される繊維状物47の繊維の太さは金網16の
目の大きさによって決まり、これによってモータ23の
回転数を調整する必要があるからである。例えば、繊維
状物47の繊維の太さを細くしたいときは、金網16の
目の大きさを小さくすると、溶融物12を噴出するとき
の抵抗が大きくなるので、モータ23を高速回転させて
遠心力を大きくするとよい。本実施の形態では、金網1
6の目の大きさを0.5mm角、モータ23の回転数を
3000rpmにしている。
【0014】高速回転する容器17内に流入した溶融物
12は、円錐状に形成された中央部45の斜面に落下し
た後、円周方向外側にあるヒータ31及び保温リング3
7に向かって飛散し、ヒータ31によって更に加熱され
る。その後、保温リング37のスリット38から金網1
6の内側面に沿って広がり、金網16の隙間から冷却室
48内に噴出する。噴出した溶融物12は、繊維状物4
7となって飛散し、冷却室48の中で周囲の空気によっ
て冷却され、最初に生成された繊維状物47が冷却室4
8の側壁部55に付着し、さらに生成された繊維状物4
7がその内側に付着するので、繊維状物47は、側壁部
55の内側表面から内側に徐々に積層していく。積層し
た繊維状物47は、冷却室48と共に低速駆動モータ5
0によって回転し、吸引ダクト51から回収され、収納
容器に保管される。そして、収納容器から定期的に繊維
状物47を取り出し、これに難燃処理を施すことによっ
て換気扇用フィルタ材料として使用することができる。
また、綿打ち直し機等を利用して綿状に形成することに
よって、寝具、ぬいぐるみ、又はクッション等に使用す
ることも可能である。
【0015】図5〜図8に回収手段の変形例を示す。図
5に示す回収手段57は、側壁部58をケーシング19
に固定とし、底壁部59を、例えば、モータ23に設け
た軸受60を介して回転可能に支持している。底壁部5
9の外周には全周に亘って大歯車が設けられ、その一部
には、これと噛合するピニオン61を介して低速駆動モ
ータ62aが取付けられている。そして、底壁部59の
上部の外周付近にはモータ23の回転中心を挟んで対向
した回収棒62がそれぞれ立設している。回収棒62
は、低速回転して側壁部58に付着した繊維状物47を
回収しながら回転することができる。回収棒62に付着
した繊維状物47は、回転する回収棒62が作業者の手
前位置にきたときに回収することができる。回収棒62
は、180度おきに2本設けられているが、1本、又は
3本以上でもよく、また、形状を板状にして使用するこ
とも可能である。
【0016】図6に示す回収手段63は、底壁部64を
ケーシング19に固定とし、側壁部65を底壁部64の
上部に設けられた図示しないローラに載置し、モータ2
3と軸芯を同じにして回転させる構成としている。底壁
部64の一部には切欠き部65aが形成され、また、底
壁部64の下部には、切欠き部65aの周囲を囲む回収
ダクト66が設けられている。さらに、底壁部64の切
欠き部65aの周方向の下流側端部には、側壁部65に
直交する方向に回収板67が立設している。側壁部65
の外側には全周に亘って大歯車が設けられ、その一部に
は、これと噛合するピニオン61を介して低速駆動モー
タ62aが取付けられている。側壁部65を回転させる
ことによって、側壁部65の内側に付着した繊維状物4
7を回収板67に当接させて落下させ、回収ダクト66
から回収することができる。
【0017】図7に示す回収手段67aは、モータ23
及び容器17を側壁部68に固定部材69を介して固定
し、モータ23の周囲に上部が開口した傘状カバー70
を取付け、側壁部68の下部に側壁部68と同じ直径を
有するカップ状の回収容器71を着脱可能に設けてい
る。この場合、側壁部68の直径を大きく形成しておく
ことが望ましい。このように構成することによって、製
造される繊維状物47を自然落下させ、回収容器71内
に直接集めることができる。そして、図8(A)、
(B)に示す回収手段72は、容器17の周囲に、容器
17に向けて開口部73を形成した角形管状部材74を
巻き付けるように配置している。角形管状部材74の一
側の端部から送風すると、内部に積層した繊維状物47
を他側の端部から回収することができる。なお、他側の
端部から吸引して繊維状物47を回収することも当然で
きる。続いて、図9を参照しながら容器89の変形例に
ついて説明する。容器89は、容器17の底板34に替
えて形状の異なる底板88を取付け、さらに固定用円筒
部39の上端に送風羽根90を取付けたものである。底
板88は、円環状の平板部91と、外周を平板部91の
内側端部に接続し、上方に向かって徐々に縮径する円錐
台筒状、すなわち内部が空間の縮径台部92と、その内
側に形成された開口部93を有している。固定用円筒部
39を回転させると、底板88の下方から容器89内に
送風を行うことができる。容器89の上方から流入する
溶融物12は、送風羽根90による空気流によって円周
方向に移動し、さらにヒータ31で加熱された後、金網
16の隙間から外側に噴出する。半径方向外側への空気
流が発生しているので、繊維状物47を効率よく製造す
ることができる。
【0018】次に、図10を参照しながら変形例に係る
繊維状物製造装置75について説明する。なお、繊維状
物製造装置75は、繊維状物製造装置10の溶融ケース
27を省略し、回収手段46の一部及び投入口26の形
状を変更したものなので、繊維状物製造装置10と同一
部材には同一番号を付し、説明を省略する。
【0019】熱可塑性樹脂を主原料とする廃棄物の一例
である破砕チップ76は、ペットボトル等を図示しない
破砕手段によって小片又は粉体状に切断、あるいは粉砕
したものである。テーパ付き投入口77は、連絡管78
の上端部に取付けられ、連絡管78は、その下端部を容
器17の上方に少しの隙間を開けて配置されている。冷
却室85の底壁部79には、容器17の回転中心と同心
の円弧状溝80が容器17の回転中心を挟んで対向して
それぞれ形成されている。円弧状溝80に嵌入して立設
される回収棒81の下端部は、モータ23より下方に設
けられた水平支持部材82の両端部に取付けられ、水平
支持部材82の中央部の下部には、ケーシング19に固
定されたサーボモータ83の回動軸84が取付けられて
いる。
【0020】使用時には、まず、テーパ付き投入口77
から破砕チップ76を投入すると、破砕チップ76は、
連絡管78内を通過して容器17内に落下する。容器1
7内に落下した破砕チップ76は、遠心力によってヒー
タ31及び保温リング37に衝突し、接触したまま回転
する。破砕チップ76は、回転しながらヒータ31の熱
によって溶融し、保温リング37のスリット38、金網
16の隙間を順に通過して冷却室85に噴出し、繊維状
物86となって側壁部87に付着する。側壁部87に付
着した繊維状物86は、円弧状溝80を往復回動する回
収棒81によって回収され、さらに、回収棒81に付着
した繊維状物86は、回収棒81がケーシング19の前
面側を通過したときに作業者が作業用開口部21から回
収する。このように構成することによって、溶融ケース
27を省略して装置の構造を簡単にすることができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の繊維状物製造方法は、加
熱溶融した廃棄物を、高速回転する多孔性の側壁を備え
た容器から繊維状に噴出させるので、遠心力を利用して
簡単に繊維状物を製造することができる。請求項2記載
の繊維状物製造装置は、溶融物が入り、多孔性の側壁を
備えて、回転駆動手段によって高速回転される容器を有
しているので、構造を簡単にして、装置を小型にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る繊維状物製造装置
の説明図である。
【図2】同繊維状物製造装置の容器の構成図である。
【図3】同繊維状物製造装置の容器の部分断面図であ
る。
【図4】同繊維状物製造装置の斜視図である。
【図5】同繊維状物製造装置の変形例に係る回収手段の
斜視図である。
【図6】同繊維状物製造装置の他の変形例に係る回収手
段の斜視図である。
【図7】同繊維状物製造装置の他の変形例に係る回収手
段の斜視図である。
【図8】(A)は同繊維状物製造装置の他の変形例に係
る回収手段の斜視図であり、(B)はその部分断面図で
ある。
【図9】同繊維状物製造装置の変形例に係る容器の説明
図である。
【図10】変形例に係る繊維状物製造装置の斜視図であ
る。
【符号の説明】
10:繊維状物製造装置、11:ペットボトル(廃棄
物)、12:溶融物、13〜15:ヒータ(加熱溶融手
段)、16:金網(側壁)、17:容器、19:ケーシ
ング、20:車輪、21:作業用開口部、22:ヒータ
制御装置、23:モータ(回転駆動手段)、24:モー
タ制御装置、25:保温蓋、26:投入口、27:溶融
ケース、28:大径筒部、29:小径筒部、30:縮径
筒部、31:ヒータ(加熱溶融手段)、32:下端部、
33:垂直回転軸、34:底板、35:開口部、36:
天板、37:保温リング、38:スリット、39:固定
用円筒部、40、41:ブラシ、42:ヒータ用電源、
43、44:スリップリング、45:中央部、46:回
収手段、47:繊維状物、48:冷却室、49:ピニオ
ン、50:低速駆動モータ、51:吸引ダクト、52:
逃げ孔、54:底壁部、55:側壁部、56:排気ダク
ト、57:回収手段、58:側壁部、59:底壁部、6
0:軸受、61:ピニオン、62:回収棒、62a:低
速駆動モータ、63:回収手段、64:底壁部、65:
側壁部、65a:切欠き部、66:回収ダクト、67:
回収板、67a:回収手段、68:側壁部、69:固定
部材、70:傘状カバー、71:回収容器、72:回収
手段、73:開口部、74:角形管状部材、75:繊維
状物製造装置、76:破砕チップ、77:テーパ付き投
入口、78:連絡管、79:底壁部、80:円弧状溝、
81:回収棒、82:水平支持部材、83:サーボモー
タ、84:回動軸、85:冷却室、86:繊維状物、8
7:側壁部、88:底板、89:容器、90:送風羽
根、91:平板部、92:縮径台部、93:開口部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂を主原料とする廃棄物を加
    熱溶融して、高速回転する多孔性の側壁を備えた容器か
    ら繊維状に噴出させ、繊維状物を製造することを特徴と
    する繊維状物製造方法。
  2. 【請求項2】 投入された熱可塑性樹脂を主原料とする
    廃棄物を加熱して溶融物を生成する加熱溶融手段と、前
    記溶融物が入り、多孔性の側壁を備えて、回転駆動手段
    によって高速回転される容器と、前記容器から噴出され
    る前記溶融物を繊維状物にして回収する回収手段とを有
    することを特徴とする繊維状物製造装置。
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Cited By (11)

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