JP2001072956A - 粘着剤組成物 - Google Patents

粘着剤組成物

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JP2001072956A
JP2001072956A JP25376299A JP25376299A JP2001072956A JP 2001072956 A JP2001072956 A JP 2001072956A JP 25376299 A JP25376299 A JP 25376299A JP 25376299 A JP25376299 A JP 25376299A JP 2001072956 A JP2001072956 A JP 2001072956A
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Mamoru Akiyama
護 秋山
Tetsuya Oshima
哲哉 大嶋
Tetsuo Kurose
哲男 黒瀬
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低温接着性、耐熱性に優れた粘着剤組成物を
提供すること。 【解決手段】 イソシアネート基と反応可能な官能基を
有する樹脂(A)に、イソシアネート化合物(B1)と
重量平均分子量250〜10,000のポリオール化合
物(B2)を反応させてなり、1分子中に2個以上のイ
ソシアネート基を含有する化合物(B)を配合してなる
粘着剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イソシアネート基
と反応可能な官能基を有する樹脂と、特定のポリオール
化合物を使用して製造したイソシアネート基含有化合物
とを配合してなる粘着剤組成物に関し、更に詳しくは低
温接着性、耐熱性にバランスよく優れた粘着剤組成物に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アクリル系の樹脂には、架橋剤と
してイソシアネート系化合物、エポキシ系化合物、金属
キレート系化合物、メラミン系化合物等の公知の架橋剤
が配合され、粘着剤(接着剤)分野で用いられている。
粘着剤用途では、粘着テープ、粘着シート、粘着ラベル
等として使用され、特にアクリル系樹脂の場合には耐候
性に優れるため、従来、ゴム系粘着剤では使用不可能で
あった耐熱性用途、建材用途、電子部材用途等の分野に
まで使用されている。上記架橋剤の中でも、イソシアネ
ート系化合物の架橋剤は、基材との密着性が良好であ
り、常温架橋として汎用的に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者等が詳細に検討した結果、上記イソシアネート系化合
物、エポキシ系化合物、金属キレート系化合物、メラミ
ン系化合物等の架橋剤を配合した粘着剤組成物では、低
温接着性と耐熱性の両方を満足させることは難しく、低
温接着性が良好である場合耐熱性が悪く、耐熱性が良好
である場合低温接着性が悪くなるものであった。そこ
で、本発明ではこのような背景下において、低温接着
性、耐熱性にバランスよく優れた粘着剤組成物を提供す
ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】しかるに、本発明者等が
上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、イソシア
ネート基と反応可能な官能基を有する樹脂(A)に、イ
ソシアネート化合物(B1)と重量平均分子量250〜
10,000のポリオール化合物(B2)を反応させて
なり、1分子中に2個以上のイソシアネート基を含有す
る化合物(B)(以下、イソシアネート基含有化合物
(B)と略記することがある。)を配合してなる粘着剤
組成物が、上記目的に合致することを見出し本発明を完
成した。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について具体的に説
明する。本発明で用いられる樹脂(A)としては、イソ
シアネート基と反応可能な官能基を有するものであれば
特に限定されないが、中でもアクリル系樹脂が好ましく
用いられる。
【0006】更にかかる樹脂(A)の重量平均分子量と
しては、50,000以上であることが好ましく、より
好ましくは100,000〜1,000,000、特に
好ましくは200,000〜800,000である。該
樹脂(A)の重量平均分子量が50,000未満では耐
熱性が悪くなり、高温時の凝集力が低下して、テープの
ズレや落下が生じることとなり好ましくない。ここで、
樹脂(A)の重量平均分子量は、GPC測定装置により
標準ポリスチレンを基準換算して測定されるものであ
る。
【0007】更に、イソシアネート基と反応可能な官能
基としては、特に限定されないが、水酸基、カルボキシ
ル基、アミノ基、アセトアセチル基、メルカプト基、ア
ミド基、イミド基、エポキシ基等が挙げられ、中でも水
酸基、カルボキシル基、アミノ基、アセトアセチル基、
エポキシ基が特に好ましい。
【0008】イソシアネート基と反応可能な官能基を有
する樹脂(A)の製造方法は、例えば、アクリル樹脂の
場合、イソシアネート基と反応可能な官能基を有するエ
チレン性不飽和モノマーと他のアクリル系モノマーを共
重合する方法等が挙げられる。但し、これらに限定され
るものではない。
【0009】又、樹脂(A)中に占めるイソシアネート
基と反応可能な官能基の含有量が、0.5〜30重量%
であることが好ましく、より好ましく1〜20重量%、
特に好ましく2〜15重量%である。かかる含有量が
0.5重量%未満ではイソシアネート基含有化合物
(B)との架橋反応が不充分であり、粘着剤としての耐
熱性が悪くなり、30重量%を越えると特に物性的な効
果はなく、又イソシアネート基含有化合物(B)を配合
した後のポットライフが短くなり好ましくない。
【0010】分子中に2個以上のイソシアネート基を含
有する化合物(B)としては、イソシアネート化合物
(B1)と重量平均分子量250〜10,000のポリ
オール化合物(B2)を反応させて得られるものであ
る。
【0011】イソシアネート化合物(B1)としては、
特に限定されることなく、例えば芳香族系、脂肪族系、
環式脂肪族系、脂環式系等のイソシアネートが挙げら
れ、中でもトリレンジイソシアネート(TDI)、ジフ
ェニルメタンジイソシアネート(MDI)、水添化ジフ
ェニルメタンジイソシアネート(H−MDI)、ポリフ
ェニルメタンポリイソシアネート(クルードMDI)、
変性ジフェニルメタンジイソシアネート(変性MD
I)、水添化キシリレンジイソシアネート(H−XD
I)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、ヘキサ
メチレンジイソシアネート(HMDI)、トリメチルヘ
キサメチレンジイソシアネート(TMXDI)、テトラ
メチルキシリレンジイソシアネート(m−TMXD
I)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ノル
ボルナンジイソシアネート(NBDI)、1,3−ビス
(イソシアナトメチル)シクロヘキサン(H6XDI)
等のイソシアネート或いはこれらイソシアネートの三量
体化合物等が用いられる。中でも、トリレンジイソシア
ネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート
(MDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HMD
I)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、イソホ
ロンジイソシアネート(IPDI)が好適に用いられ
る。
【0012】又、イソシアネート化合物(B1)と反応
させられるポリオール化合物(B2)は、重量平均分子
量が250〜10,000、好ましくは300〜8,0
00のポリオール化合物であることが必要であり、該重
量平均分子量が250未満では架橋点間の距離が短く、
粘着剤の柔軟性が失われ低温接着性が悪くなり、10,
000を越えると架橋密度が充分でなく、粘着剤の凝集
力が弱くなり耐熱性が悪くなり本発明の効果を発揮しな
い。
【0013】ポリオール化合物(B2)の具体例として
は、例えばポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、ポリブチレングリコール、ポリテトラメチレ
ングリコール等のポリエーテル系ポリオール、多価アル
コールと無水マレイン酸、マレイン酸、フマール酸、無
水イタコン酸、イタコン酸、アジピン酸、イソフタル酸
等の多塩基酸との縮合物であるポリエステル系ポリオー
ル、ポリカーボネート系ポリオール、アクリル系ポリオ
ール、ポリブタジエン系ポリオール、ポリオレフィン系
ポリオール、カプロラクトン変性ポリオール、更にはト
リメチロールプロパンやペンタエリスリトール等のプロ
ピレンオキサイド又はエチレンオキサイド付加物の多官
能ポリオール等が挙げられる。中でもポリエーテル系ポ
リオールやポリエステル系ポリオール、更にトリメチロ
ールプロパンやペンタエリスリトールのプロピレンオキ
サイド又はエチレンオキサイド付加物が好適に用いられ
る。
【0014】上記イソシアネート化合物(B1)と上記
ポリオール化合物(B2)を反応させるに当たっては、
公知の反応手段を用いることができ、例えば、イソシア
ネート化合物(B1)に、ポリオール化合物(B2)を
滴下又は一括で仕込み、60〜80℃の温度で反応させ
ればよい。但し、本発明においては、イソシアネート化
合物(B1)とポリオール化合物(B2)の官能基当量
比を理論値として2〜5:1にすることが好ましく、か
かる条件を逸脱すると両末端にイソシアネートを付加す
ることができず、目的とするイソシアネート基含有化合
物(B)を得ることが困難となり好ましくない。又、反
応を促進するためにジブチルチンラウレート等の公知の
触媒を添加することもできる。
【0015】反応終了後、本発明のイソシアネート基含
有化合物(B)が得られるわけであるが、更に蒸留、好
ましくは薄膜減圧蒸留等の精製を行い、通常の溶媒であ
る酢酸エチル、メチルエチルケトン等に溶解してイソシ
アネート(B1)の残存量を1重量%以下、より好まし
くは0.8重量%以下、特に好ましくは0.5重量%以
下にすることが好ましい。イソシアネート(B1)の残
存量が1重量%を越えるとイソシアネート単量体による
架橋反応も生じて、粘着剤の柔軟性が失われ低温接着性
が悪くなり、又使用時の蒸気圧によりイソシアネートの
毒性が問題となり好ましくない。
【0016】かくしてイソシアネート基と反応可能な官
能基を有する樹脂(A)に、イソシアネート基含有化合
物(B)を配合して、本発明の粘着剤組成物を得ること
ができる。イソシアネート基含有化合物(B)の配合量
は、イソシアネート基と反応可能な官能基を有する樹脂
(A)のイソシアネート基と反応する官能基当量以下の
配合で、樹脂(A)100重量部(固形分)に対して、
0.5〜30重量部(固形分)であることが好ましく、
より好ましくは1〜20重量部(固形分)である。
【0017】かかる配合量が0.5重量部未満では樹脂
(A)との架橋反応が不充分であり、粘着剤の耐熱性が
悪くなり、30重量部を越えると樹脂(A)の特性を損
ない、又官能基当量を越えると未反応のイソシアネート
が残ることとなり好ましくない。
【0018】上記樹脂(A)とイソシアネート基含有化
合物(B)を配合するに当たっては、樹脂(A)を固形
分30〜60重量%、好ましくは35〜50重量%、イ
ソシアネート基含有化合物(B)を固形分50〜100
重量%、好ましくは55〜80重量%として、混合する
ことが好ましい。樹脂(A)及びイソシアネート基含有
化合物(B)を溶解する溶媒としては、トルエン、キシ
レン、酢酸エステル、n又はiso−パラフィン等が挙
げられる。
【0019】かくして本発明では、樹脂(A)とイソシ
アネート基含有化合物(B)とを配合して、低温接着性
と耐熱性の両方にバランスよく優れた粘着剤組成物が得
られるが、更に、本発明の効果を損なわない程度でポリ
シロキサン樹脂、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、ポリイミ
ド樹脂、ロジン樹脂、塩素化オレフィン樹脂、ポリブテ
ン樹脂、ゴム系樹脂、ポリアミン樹脂、ポリエーテルサ
ルフォン樹脂等を配合することも可能である。
【0020】更に必要に応じて粘着剤用添加剤を添加す
ることができる。かかる公知の添加剤としては、例えば
リン酸エステル系、アミン系等の各種界面活性剤、シリ
コーン樹脂、パラフィンワックス等の剥離性調整剤、テ
ルペン系樹脂、フェノール系樹脂、クマロン系樹脂、ロ
ジン系化合物、石油系樹脂等の粘着性付与剤等、更には
顔料、可塑剤等も配合できる。
【0021】かかる粘着剤組成物を用いて粘着テープや
粘着シートを製造する時の基材に粘着剤組成物を塗布す
る方法としては、該組成物を、トルエン、酢酸エチル、
酢酸ブチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン等の有機溶剤に固形分として30〜50重量%程度
に溶解した溶液を基材上にドクターブレード、ロールコ
ート等によって塗布し、乾燥後の膜厚が5〜50μm程
度となるように調節する。乾燥は常温、加温のいずれで
行っても良い。又、他の塗布方法としては、固形分とし
て30〜50重量%程度の溶液を離型紙上に塗工し、乾
燥する。その後、対象基材に転写塗工し、膜厚が5〜5
0μm程度の粘着シートを得る方法等がある。
【0022】かかる粘着剤組成物を塗布する基材として
は特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)、
軟質ポリ塩化ビニル、アクリル−トリアセチルセルロー
ス等の各種プラスチック、若しくは紙、布、金属箔ある
いはこれらを材料とする複合成形物が挙げられる。これ
らの基材の形状はフィルム、シート状等、必ずしも均一
な形態をしている必要はなく、発泡体や織布、不織布等
の任意のものであって良い。
【0023】又、本発明の粘着剤組成物を用いた商品形
態としては、テープ、ラベル、シートや種々の成形物等
が挙げられる。得られる粘着シートを貼り付ける対象基
材は特に限定されないが、ステンレス板、アルミニウム
板、鋼板、銅板等をはじめとするあらゆる材質の金属
板、メラミン板、フェノール板等の合成樹脂化粧板、合
板、単板、ガラス板等のいわゆる板状物の他、棒状物、
陶器や各種成形物の表面に貼り付けることができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明について実施例を挙げて具体的
に説明する。尚、例中「部」、「%」とあるのは特に断
りのない限り重量基準である。
【0025】実施例1 [樹脂(A−1)の製造]2−エチルヘキシルアクリレ
ート/ブチルアクリレート/アクリル酸=48/48/
4(重量比)であるアクリル共重合体(酸価32mgK
OH/g、ガラス転移温度−59℃、重量平均分子量5
00,000)を酢酸エチルに溶解し、固形分40%の
樹脂(A−1)溶液を得た。
【0026】[イソシアネート基含有化合物(B−1)
の製造]トリレンジイソシアネート2.3モルに、重量
平均分子量が1,000のポリテトラメチレングリコー
ル1.0モルを70℃にて5時間かけて滴下し、反応を
行った。滴下終了後、約2時間反応を続けた後、薄膜減
圧蒸留により精製を行い、トリレンジイソシアネートの
残存量を0.7%とし、酢酸エチルに溶解し、固形分7
5%のイソシアネート基含有化合物(B−1)溶液を得
た。
【0027】[粘着剤組成物の製造]得られた樹脂(A
−1)100重量部(固形分)に対して、イソシアネー
ト基含有化合物(B−1)を5部(固形分)配合し、本
発明の粘着剤組成物(固形分41.7%)を得た。
【0028】得られた粘着剤組成物について、該粘着剤
組成物を乾燥後の膜厚が25μmとなるように離型紙上
に塗布して、80℃で2分間乾燥した後、25μmのポ
リエチレンテレフタレートフィルムに貼り合わせて粘着
シートを調製した。かかる粘着シートについて以下の評
価を行った。
【0029】(接着性) 低温接着力として、−5℃雰囲気下において、SUS
研磨板に25mm幅の粘着シートを2kgローラーにて
圧着して貼り付け、20分後に180度角度にて、30
0mm/分の速度で剥離して接着力を測定した。 常態接着力として、23℃雰囲気下において、上記と
同様にして接着力を測定した。
【0030】(耐熱性)23℃において、SUS研磨板
に25mm×25mmサイズの粘着シートを、2kgロ
ーラーにて圧着して貼り付けた後、100℃雰囲気下に
て、粘着シート末端に1kg荷重のおもりをぶら下げ
て、落下するまでの時間又は24時間後のズレ(mm)
を測定した。
【0031】実施例2 [樹脂(A−2)の製造]2−エチルヘキシルアクリレ
ート/ブチルアクリレート/アクリル酸/ヒドロキシエ
チルアクリレート=48/47.5/4/0.5(重量
比)であるアクリル系共重合体(酸価32mgKOH/
g、ガラス転移温度−59℃、重量平均分子量600,
000)を酢酸エチルとトルエンの混合溶媒(酢酸エチ
ル/トルエン=50/50(重量比))に溶解し、固形
分40%の樹脂(A−2)溶液を得た。
【0032】[イソシアネート基含有化合物(B−2)
の製造]キシリレンジイソシアネート2.3モルに、重
量平均分子量が6,000のポリテトラメチレングリコ
ール1.0モルを70℃にて5時間かけて滴下し、反応
を行った。滴下終了後、約2時間反応を続けた後、薄膜
減圧蒸留により精製を行い、キシリレンジイソシアネー
トの残存量を0.5%とし、酢酸エチルに溶解し、固形
分75%のイソシアネート基含有化合物(B−2)溶液
を得た。
【0033】[粘着剤組成物の製造]得られた樹脂(A
−2)100重量部(固形分)に対して、イソシアネー
ト基含有化合物(B−2)を15部(固形分)配合し、
本発明の粘着剤組成物(固形分44.6%)を得た。得
られた粘着剤組成物について、実施例1と同様に粘着シ
ートを調製し、実施例1と同様の評価を行った。
【0034】実施例3 [樹脂(A−3)の製造]2ーエチルヘキシルアクリレ
ート/アクリル酸=95/5(重量比)であるアクリル
系共重合体(酸価40mgKOH/g、ガラス転移温度
−65℃、重量平均分子量550,000)を酢酸エチ
ルに溶解し、固形分40%の樹脂(A−3)溶液を得
た。
【0035】[イソシアネート基含有化合物(B−3)
の製造]トリレンジイソシアネート3.5モルに、重量
平均分子量が6,000のトリメチロールプロパンのポ
リプロピレングリコール付加物1.0モルを80℃にて
5時間かけて滴下し、反応を行った。滴下終了後、約2
時間反応を続けた後、薄膜減圧蒸留により精製を行い、
トリレンイソシアネートの残存量を0.5%とし、酢酸
エチルに溶解し、固形分75%のイソシアネート基含有
化合物(B−3)溶液を得た。
【0036】[粘着剤組成物の製造]得られた樹脂(A
−3)100重量部(固形分)に対して、イソシアネー
ト基含有化合物(B−3)を10部(固形分)配合し、
本発明の粘着剤組成物(固形分43.2%)を得た。得
られた粘着剤組成物について、実施例1と同様に粘着シ
ートを調製し、実施例1と同様の評価を行った。
【0037】比較例1 実施例1において、イソシアネート基含有化合物(B−
1)の代わりに、架橋剤としてコロネートL(日本ポリ
ウレタン社製)を用いた以外は同様に行い、実施例1と
同様の評価を行った。実施例、比較例の結果を表1に示
す。
【0038】
【表1】 樹脂 イソシアネート基 接着性 耐熱性 (A) 含有化合物 落下時間/ズレ (B) (g/25mm) (g/25mm) (hr) (mm) 実施例1 A−1 B−1 1000 1400 24以上/0.2 〃 2 A−2 B−2 800 1200 24以上/0.1 〃 3 A−3 B−3 1300 1600 24以上/0.8 比較例1 A−1 コロネートL 500 1000 10 /−−−
【0039】
【発明の効果】本発明の粘着剤組成物は、イソシアネー
ト基と反応可能な官能基を有する樹脂(A)に、イソシ
アネート基含有化合物(B)を配合してなるため、低温
接着性、耐熱性にバランスよく優れた効果を示すもので
ある。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J034 BA03 BA07 DA01 DA02 DA03 DA05 DA07 DA08 DB03 DB07 DF02 DF12 DF16 DF20 DF22 DF29 DG03 DG04 DG05 DG06 DG14 DP03 DP18 GA06 GA23 GA33 GA55 HA01 HA06 HA07 HC03 HC12 HC17 HC22 HC26 HC35 HC46 HC52 HC53 HC61 HC63 HC64 HC67 HC71 HC73 JA42 KA01 KB02 KC17 KD02 KE02 QA05 QC05 RA08 4J040 EF111 EF121 EF131 EF181 EF251 GA05 GA06 GA07 GA11 GA14 GA15 JB09 LA01 LA08 LA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イソシアネート基と反応可能な官能基を
    有する樹脂(A)に、イソシアネート化合物(B1)と
    重量平均分子量250〜10,000のポリオール化合
    物(B2)を反応させてなり、1分子中に2個以上のイ
    ソシアネート基を含有する化合物(B)を配合してなる
    ことを特徴とする粘着剤組成物。
  2. 【請求項2】 イソシアネート基と反応可能な官能基を
    有する樹脂(A)の重量平均分子量が、50,000以
    上であることを特徴とする請求項1記載の粘着剤組成
    物。
  3. 【請求項3】 イソシアネート基と反応可能な官能基を
    有する樹脂(A)が、水酸基、カルボキシル基、アミノ
    基、アセトアセチル基、エポキシ基を有する樹脂である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の粘着剤組成物。
  4. 【請求項4】 イソシアネート化合物(B1)の残存量
    が1重量%以下であることを特徴とする請求項1記載の
    粘着剤組成物。
  5. 【請求項5】 イソシアネート化合物(B1)と重量平
    均分子量250〜10,000のポリオール化合物(B
    2)を反応させてなり、1分子中に2個以上のイソシア
    ネート基を含有する化合物(B)の配合量が、イソシア
    ネート基と反応可能な官能基を有する樹脂(A)100
    重量部に対して、0.5〜30重量部であることを特徴
    とする請求項1〜4いずれか記載の粘着剤組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008239684A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Somar Corp 粘着シート
EP2671930A4 (en) * 2010-12-28 2016-08-17 Henkel Ag & Co Kgaa ADHESIVE FOR SOLAR CELL BACK SHEET

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