JP2001072886A - アゾ色素及びこれを用いた記録液 - Google Patents

アゾ色素及びこれを用いた記録液

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JP2001072886A
JP2001072886A JP25411399A JP25411399A JP2001072886A JP 2001072886 A JP2001072886 A JP 2001072886A JP 25411399 A JP25411399 A JP 25411399A JP 25411399 A JP25411399 A JP 25411399A JP 2001072886 A JP2001072886 A JP 2001072886A
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Hideo Sano
秀雄 佐野
Masahiro Yamada
昌宏 山田
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録用、筆記具用等として普
通紙に記録した場合にも、色調が鮮明で耐光性に優れた
高濃度の記録画像が得られ、保存後の安定性と出性等の
各種性能のバランスが良いマゼンタ色の記録液に適した
色素を提供する。 【解決手段】 遊離酸の型が下記一般式(I)で示され
るアゾ色素。 【化1】 (式中、R1 、R2 は水素原子又はアルキル基を示し、
3 〜R4 は、水素原子、アルキル基、アリール基、ア
シル基を表す。A、Bはジアゾ化可能なアミン残基を示
し、X1 、X2 は−NR7 8 、−OR9 又は−SR10
を示し、Yは二価の置換基を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録液に適した色素
に関するものである。詳しくは、特にインクジェット記
録に適したマゼンタ色の色素及び記録液に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】直接染料や酸性染料等の水溶性染料を含
む記録液の液滴を微小な吐出オリフィスから飛翔させて
記録を行う、いわゆるインクジェット記録方法が実用化
されている。この記録液に関しては、電子写真用紙のP
PC(プレイン ペーパー コピア)用紙、ファンホー
ルド紙(コンピューター等の連続用紙)等の一般事務用
に汎用される記録紙に対する定着が速く、しかも印字物
の印字品位が良好であること、即ち印字ににじみがなく
輪郭がはっきりしていることが要求されると共に、記録
液としての保存時の安定性も優れていることが必要であ
り、従って使用できる溶剤が著しく制限される。
【0003】記録液用の染料に関しては、上記のような
限られた溶剤に対して充分な溶解性を有すると共に、記
録液として長期間保存した場合にも安定であり、また印
字された画像の彩度及び濃度が高く、しかも耐水性、耐
光性に優れていること等が要求されている。一方、イン
クジェット記録方法において、フルカラー画像を形成す
るには、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の3原色、或いはこれにブラック(Bk)を加え
た4色のインクを使用し、各々のインクの吐出量を制御
することにより、被記録材上で、これらの色が混色され
て画像を形成する。更に、フルカラー画像の形成に際し
ては、色の違いだけでなく、色の濃淡も表現する必要が
ある。濃淡部は、通常、色素濃度の異なる2種以上のイ
ンクを用いて形成される。
【0004】しかして、従来のマゼンタ色のインクに関
しては、光照射による画像の褪色、即ち耐光性が乏しい
ことが問題となっており、とりわけ、色素濃度の低いマ
ゼンタ色のインクを用いる淡色部の耐光性が低いことが
問題であり、これ等多くの要求を同時に満足する記録液
が求められていた。特に、従来、記録液に使用されてい
るマゼンタ色素においては、市販の染料である金属を含
有しない直接染料(例えばC.I.DR−227)や酸
性染料(例えばC.I.AR−249)が用いられてき
た。(尚「C.I.」は「カラーインデックス」を示
し、「AR」は「アシッドレッド」を示し、「DR」は
「ダイレクトレッド」を示す。) 直接染料は、色調が不鮮明であり、逆に色調の鮮明な酸
性染料は耐光性が劣る傾向にある。又、従来より、含金
属アゾ系の色素は耐光性は良好であるが、色調がくす
み、不鮮明であり、色調と耐光性の両者を満足するマゼ
ンタ色素の開発が望まれていた。特開昭59−2137
76には下記構造の色素が提案されている。
【0005】
【化8】
【0006】しかし、かかる色素は必ずしも、鮮明なマ
ゼンタ色ではなく、また、インクジェット記録液として
使用した場合の信頼性(吐出安定性、目づまり等)にも
問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インクジェ
ット記録用、筆記用具用等として、普通紙に記録した場
合にも印字品位が良好であると共に、記録画像の色調が
鮮明で濃度が高く、耐光性に優れており長期間保存した
場合の安定性が良好であるマゼンタ色の記録液を提供す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は種々検討の
結果、2個のトリアジン環を有する特定のアゾ色素が上
記性能を満し得ることを知り、本発明に到達した。即ち
本発明の要旨は遊離酸の型が下記一般式(I)で示され
るアゾ色素及びこれから選ばれる少なくとも1種の色素
と水性媒体を含有する記録液に存する。
【0009】
【化9】
【0010】(式中、R1 及びR2 は、各々独立に、水
素原子又は置換もしくは非置換の炭素数1〜6のアルキ
ル基を表わし、R3 、R4 、R5 及びR6 は、各々独立
に、水素原子、置換もしくは非置換の炭素数1〜6のア
ルキル基、アリール基、炭素数2〜7のアシル基を表わ
す。A及びBは、各々独立に、ジアゾ化可能なアミンの
残基を表わし、X1 及びX2 は、各々独立に、−NR7
8 基、−OR9 基又は−SR10基を表わし、R7 、R
8 、R9 及びR10は、各々独立に、水素原子、炭素数1
〜8のアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、アリ
ール基、アラルキル基、シクロアルキル基または含窒素
複素環基を表わし、これらのうち水素原子以外は置換基
を有していてもよい。又、R7 とR8 は結合し窒素原子
と共に5〜6員環を形成していてもよい。Yは二価の連
結基を表わす。)
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
前記一般式(I)において、R1 及びR2 で表される置
換基としては、水素原子、例えばメチル基、エチル基、
i−プロピル基、n−ブチル基、n−ヘキシル基、ヒド
ロキシエチル基等の置換もしくは非置換の炭素数1〜6
のアルキル基が挙げられる。R1 及びR2 として好まし
くは、水素原子又はメチル基であり、より好ましくは水
素原子である。R3 、R4 、R5 及びR6 で表される置
換基としては、各々独立に、水素原子、例えばメチル
基、エチル基、n−プロピル基、t−ブチル基、n−ヘ
キシル基、カルボキシメチル基、カルボキシエチル基、
シアノエチル基、ヒドロキシエチル基等の炭素数1〜6
のアルキル基及びこれらアルキル基がカルボキシル基、
水酸基、シアノ基等で置換されたアルキル基、例えばフ
ェニル基、3−スルホフェニル基、4−カルボキシフェ
ニル基、2,6−ジメチルフェニル基、2,6−ジエチ
ルフェニル基等の置換もしくは非置換のアリール基、例
えばアセチル基、ベンゾイル基等のカルボン酸残基及び
ベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニル基等のスル
ホン酸残基(カルボン酸残基及びスルホン酸残基を総称
してアシル基と称す)が挙げられる。R3 、R4 、R5
及びR6 として好ましくは水素原子である。
【0012】X1 及びX2 で表される置換基としては、
各々独立に、−NR7 8 基、−OR9 基又は−SR10
基を表し、R7 、R8 、R9 及びR10は、各々独立に水
素原子、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、
t−ブチル基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、カル
ボキシメチル基、カルボキシエチル基、1,2−ジカル
ボキシエチル基、シアノエチル基、ヒドロキシエチル基
等の炭素数1〜6の置換もしくは非置換アルキル基(但
し、置換基としてスルホ基は除く)、例えばビニル基、
アリル基、ヒドロキシアリル基、シアノアリル基等の置
換もしくは非置換の炭素数2〜6のアルケニル基、例え
ばフェニル基、3−スルホフェニル基、2,5−ジスル
ホフェニル基、4−カルボキシフェニル基、3−ホスホ
ノフェニル基等の置換もしくは非置換のアリール基、例
えばベンジル基、フェネチル基、4−カルボキシベンジ
ル基等の置換もしくは非置換のアラルキル基、例えばシ
クロヘキシル基、4−カルボキシシクロヘキシル基等の
置換もしくは非置換のシクロアルキル基、例えばピリジ
ル基、ピコリル基等の置換もしくは非置換の含窒素複素
環基が挙げられる。又R7 とR8 が結合し、−NR7
8 基がモルホリノ基、ピペリジル基、ピロリジニル基等
の窒素含有5〜6員環基であっても良い。
【0013】A及びBは、各々独立に、ジアゾ化可能な
アミン残基を表し、具体的には、置換されていても良い
フェニレン基、ナフチレン基、複素環基を表す。フェニ
レン基の置換基としては、例えばメチル基、エチル基、
n−プロピル基、t−ブチル基、n−ヘキシル基、トリ
フルオロメチル基等の置換もしくは非置換の炭素数1〜
6のアルキル基、例えば、メトキシ基、イソプロポキシ
基、ブトキシ基、フルオロエトキシ基等の置換もしくは
非置換の炭素数1〜6のアルコキシ基、例えば塩素原
子、フッ素原子、臭素原子等のハロゲン原子、スルホ
基、カルボキシル基、シアノ基、水酸基、例えばスルフ
ァモイル基、N−メチルスルファモイル基、N−エチル
スルファモイル基、N−エチル−N−フェニルスルファ
モイル基、N,N−ジメチルスルファモイル基、N−フ
ェニルスルファモイル基等の置換もしくは非置換のスル
ファモイル基、例えばカルバモイル基、N,N−ジメチ
ルカルバモイル基、フェニルカルバモイル基等の置換も
しくは非置換のカルバモイル基、例えばフェノキシスル
ホニル基等のスルホン酸エステル基、例えばメトキシカ
ルボニル基、エトキシカルボニル基等のカルボン酸エス
テル基、例えばメチルスルホニル基、エチルスルホニル
基等の炭素数1〜6のアルキルスルホニル基、例えばフ
ェニルスルホニル基、ベンジルスルホニル基等の炭素数
6〜12のアリールスルホニル基等が挙げられる。
【0014】ナフチレン基の置換基としては、スルホ
基、カルボキシル基等が挙げられ、複素環基としては
5,8−キノリレン基、2,4−チアゾリレン基等が挙
げられる。A及びBは、好ましくは置換されていても良
いフェニレン基であり、特に、遊離酸の型が下記一般式
(II)で示される構造の色素であることが好ましい。
【0015】
【化10】
【0016】(式中、R1 及びR2 は、各々独立に、水
素原子又は置換もしくは非置換の炭素数1〜6のアルキ
ル基を表わし、R3 、R4 、R5 及びR6は、各々独立
に、水素原子、置換もしくは非置換の炭素数1〜6のア
ルキル基、アリール基、炭素数2〜7のアシル基を表わ
し、X1 及びX2 は、各々独立に、−NR7 8 基、−
OR9 基又は−SR10基を表わし、R7 、R8 、R9
びR10は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜8のアル
キル基、炭素数2〜6のアルケニル基、アリール基、ア
ラルキル基、シクロアルキル基又は含窒素複素環基を表
わし、これらの中水素原子以外は置換基を有していても
良い。R7 とR8 は結合し、窒素原子と共に5〜6員環
を形成していても良い。Z1 、Z2 、Z3 及びZ4 は、
各々独立に水素原子、置換もしくは非置換の炭素数1〜
6のアルキル基、置換もしくは非置換の炭素数1〜6の
アルコキシ基、ハロゲン原子、スルホ基、カルボキシル
基、シアノ基、水酸基、置換もしくは非置換のスルファ
モイル基、置換もしくは非置換のカルバモイル基、スル
ホン酸エステル基、カルボン酸エステル基、炭素数1〜
6のアルキルスルホニル基又は炭素数6〜12のアリー
ルスルホニル基を表わす。)
【0017】特に上記一般式(II)において、Z1 及び
2 の中の少なくとも一つがアゾ基に対してオルト位に
結合し、且つ、Z3 及びZ4 の中の少なくとも一つがア
ゾ基に対してオルト位に結合していることが好ましい。
Yで示される二価の連結基としては、たとえエチレン、
プロピレン、ネオペンチレン、2−メチル−2−ブチル
ペンチレン、2,2−ジメチル−4−メチルヘキシレ
ン、2−エチルヘキシレン、n−オクタエチレン基等の
置換もしくは非置換の炭素数2〜18のアルキレン基、
下記一般式(III)〜(VI)で示される基、及び下記A群
の基から選ばれる基が好ましい。
【0018】
【化11】
【0019】(式中、R11及びR13は、それぞれ独立
に、炭素数1〜8の直鎖状あるいは分岐鎖状のアルキレ
ン基を表わし;R12は炭素数1〜12の直鎖状もしくは
分岐鎖状のアルキレン基を表わし;pは0〜20の数を
表わす。)
【0020】
【化12】
【0021】(式中、R14及びR15は、それぞれ独立
に、炭素数1〜8の直鎖状あるいは分岐鎖状のアルキレ
ン基を表わす。)
【0022】
【化13】
【0023】(式中、R16、R17は水素原子又はメチル
基を表わす。) 一般式(VI)
【0024】
【化14】
【0025】(式中、R18、R19は水素原子、メチル基
又はメトキシ基を表わす。) (A群)
【0026】
【化15】
【0027】また、前記一般式(I)で示される色素の
中でも、遊離酸の型が以下の一般式(VII)で示されるよ
うな連結基Yを介して左右対象の構造の色素が好ましく
使用される。この色素は、色調、耐光性、実用性の面で
好ましい。
【0028】
【化16】
【0029】(式中、R1 、R3 、R4 、A、X1 、Y
は前記一般式(I)と同じ定義である。)
【0030】本発明で使用される色素は一般式(I)で
示される遊離酸型のまま使用してもよいが、製造時、塩
型で得られた場合はそのまま使用してもよいし、所望の
塩型に変換してもよい。また酸基の一部が塩型のもので
あってもよく、塩型の色素と遊離酸型の色素が混在して
いてもよい。このような塩型の例としてNa、Li、K
等のアルカリ金属の塩、アルキル基もしくはヒドロキシ
アルキル基で置換されていてもよいアンモニウムの塩、
又は有機アミンの塩があげられる。有機アミンの例とし
て、低級アルキルアミン、ヒドロキシ置換低級アルキル
アミン、カルボキシ置換低級アルキルアミン及び炭素数
2〜4のアルキレンイミン単位を2〜10個有するポリ
アミン等があげられる。これらの塩型の場合、その種類
は1種類に限られず複数種混在していてもよい。
【0031】また、本発明で使用する色素の構造におい
て、その1分子中に酸基が複数個含まれる場合は、その
複数の酸基は塩型あるいは酸型であり互いに異なるもの
であってもよい。これ等の色素の具体例としては、例え
ば下記表−1記載のNo.1−25に示す構造の色素が
挙げられるが本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】
【表5】
【0037】
【表6】
【0038】
【表7】
【0039】
【表8】
【0040】
【表9】
【0041】
【表10】
【0042】
【表11】
【0043】一般式(1)で示されるアゾ色素は、それ
自体周知の方法に従って製造することができる。例えば
No.(1)で示される色素は、下記(A)〜(D)の
工程で製造できる。 (A)4−ニトロアニリン−2−スルホン酸と2−アミ
ノ−8−ナフトール−6−スルホン酸(γ酸)とから常
法〔例えば、細田 豊著「新染料化学」(昭和48年1
2月21日、技報堂発行)第396頁第409頁参照〕
に従って、ジアゾ化、酸性においてカップリング工程を
経てモノアゾ化合物(ニトロ体)を製造する。 (B)得られたモノアゾ化合物(ニトロ体)反応液を2
5%水酸化ナトリウム水溶液でpH7〜8に中和した
後、60℃に昇温し、20%の水硫化ソーダ水溶液を添
加し、還元反応を行う。反応終了後室温迄冷却し、塩析
によりモノアゾ化合物(アミノ体)を取り出す。 (C)得られたモノアゾ化合物(アミノ体)を塩化シア
ヌル懸濁液に温度0〜5℃、pH4〜6を保持しながら
加えて2〜3Hr反応を行う。次いで室温にて、エチレ
ンジアミンを加えてpH6〜8にて縮合反応を行う。次
いで、ジエタノールアミンを加え、60℃、pH9〜
9.5にて数時間縮合反応を行い、反応を完結させる。 (D)冷却後、塩化ナトリウムで塩析することにより目
的の色素No.(1)が得られる。
【0044】前記一般式(I)のアゾ色素は、記録液、
特にインクジェット用記録液のマゼンタ色素として好適
である。本発明の記録液は前記一般式(I)で示される
アゾ色素の少なくとも1種と、水性媒体とを含有する。
記録液中における前記一般式(I)のアゾ色素の含有量
は、濃色インクでの場合は0.5〜5重量%、特に2〜
4.5重量%程度が好ましい。又、淡色インクの場合の
アゾ色素の含有量は、記録液全量に対して0.1〜2重
量%、好ましくは0.1〜1.5重量%程度である。
【0045】記録液に使用される水性媒体としては、水
及び水溶性有機溶剤の混合溶媒が好ましい。好ましい水
溶性有機溶剤としては例えば、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレング
リコール(重量平均分子量約190〜400)、グリセ
リン、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン、
1,3−ジメチルイミダゾリジノン、チオジエタノー
ル、ジメチルスルホキシド、エチレングリコールモノア
リールエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、2−ピ
ロリドン、スルホラン、エチルアルコール、イソプロパ
ノール等が挙げられる。これらの水溶性有機溶剤は、通
常、記録液全量に対して1〜50重量%の範囲で使用さ
れる。一方、水は記録液の全量に対して45〜95重量
%の範囲で使用される。
【0046】本発明の記録液に、その全量に対して0.
1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%の尿素、
チオ尿素、ビウレット、セミカルバジドから選ばれる化
合物を添加したり、又0.001〜5重量%の界面活性
剤を添加することによって印字後の速乾性及び印字品位
をより一層改良することができる。本発明の記録液は、
印字品位が良好で、耐光性に優れ、記録画像の色調が鮮
明で濃度が高く、長期間保存した場合の信頼性も優れて
いる。かかる特徴は、特定の連結基を介し2つのトリア
ジン環が存在し、更にトリアジン環がジアゾ化可能なア
ミン残基を介してナフトール残基と結合しているとい
う、本発明のアゾ色素の構造に大きく依存するものと考
えられる。
【0047】
【実施例】以下本発明を実施例により更に具体的に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例
に制約されるものではない。なお、実施例中の色素N
o.は前記表−1の色素No.に対応する。
【0048】実施例1<No.(1)色素の合成> (A)4−ニトロアニリン−2−スルホン酸ナトリウム
24.0g(0.1M)を、室温で水480mlに撹拌
溶解した。この溶液に35%塩酸31mlを添加し、0
〜5℃に冷却した。このものに亜硝酸ナトリウム7.2
5gを徐々に添加し、0〜5℃で1時間撹拌ジアゾ化反
応を行った。過剰な亜硝酸を除去するためにスルファミ
ン酸(10%水溶液)を添加した。2−アミノ−8−ナ
フトール−6−スルホン酸(γ酸)23.9g(0.1
M)を室温で水200mlに撹拌、20%のNaOH溶
液でpH8.0にし、溶解した。この溶液を0〜5℃に
冷却し、35%塩酸でpHを6.0に調整した。このも
のに上記のジアゾ液を添加、0〜5℃、pH2.0〜
3.0でカップリング反応を3〜4時間行った。カップ
リング反応終了後、室温まで昇温し、20%のNaOH
溶液でpHを8.0にした。 (B)前記のモノアゾ化合物(ニトロ体)反応液を60
℃に昇温し、20%の水硫化ナトリウム水溶液42gを
添加し、還元反応を30分行った。反応終了後室温まで
冷却、塩析、濾過の後モノアゾ化合物(アミノ体)を取
り出した。 (C)モノアゾ化合物(アミノ体)48.2g(0.1
M)を水1リットルに室温で撹拌溶解し、0〜5℃に冷
却、35%塩酸でpHを6.0に調整した。塩化シアヌ
ル18.5gをアセトン200mlに室温で撹拌溶解
し、上記のモノアゾ化合物(アミノ体)溶液に添加し、
0〜5℃、pH4.0〜6.0を20%のNaOH水溶
液で保持しながら3時間縮合反応を行った。反応終了
後、エチレンジアミン3.0gを添加し、室温まで昇
温、pH6.0〜8.0で約20時間二量化反応を行っ
た。次いでジエタノールアミン15.8gを添加し、6
0℃に昇温し、pH9〜9.5にて2時間縮合反応を行
った。反応終了後、室温まで冷却、塩析、濾過の後、N
o.(1)の色素を得た。収量47.2g。
【0049】この色素の最大吸収波長(λmax)は水
溶媒中519nmであった。上記と同様にして、下記の
色素を合成し、そのλmax(水溶媒中)を測定した。 色素No. λmax(nm) (6) 520 (10) 519 (18) 518 (22) 514
【0050】実施例2 ジエチレングリコール10重量部、ジエチレングリコー
ルモノブチルエーテル3重量部、前記No.(1)の色
素3.0重量部に水を加え、水酸化ナトリウム水溶液で
pHを9に調整して全量を100重量部とした。この組
成物を充分に混合して溶解し、孔径1μmのテフロン
(登録商標)フィルターで加圧濾過した後、真空ポンプ
及び超音波洗浄機で脱気処理して記録液を調製した。
【0051】得られた記録液を使用し、インクジェット
プリンター(商品名PM−750C、セイコーエプソン
社製品)を用いて、電子写真用紙(商品名4024紙、
ゼロックス社製品)、スーパーファイン専用紙(商品名
MJA4SP1)、スーパーファイン専用光沢紙(商品
名MJA4SP3)、専用フォトプリント紙(商品名P
MA4SP1)に各々インクジェット記録を行い、鮮明
なマゼンタ色印字物を得た。また下記(a)〜(e)の
方法による諸評価を行ない下記の結果を得た。
【0052】(a)記録画像の耐光性:キセノンフェー
ドメーター(スガ試験機社製品)を用い、記録紙に10
0時間照射したが、照射後の変退色は小さかった。 (b)記録画像の耐水性(電子写真用紙にのみ実施): (1)試験方法 水道水中に記録画像を5分間浸漬したのち、 目視にて画像の滲みを調べた。 浸漬前後のベタ印字部分のOD値(optical
density値)をマクベス濃度計(商品名:TR9
27、マクベス社製品)にて測定した。
【0053】(2)試験結果 上記の結果画像のにじみはわずかであった。また上記
の浸漬前後のベタ印字部分の濃度変化を下記式により
OD残存率で示すと、85.2%であった。
【0054】
【数1】
【0055】(c)記録液の保存安定性:記録液をテフ
ロン(登録商標)製容器に密閉し、5℃及び60℃で1
ケ月間保存した後の変化を調べたところ、不溶物の析出
は認められなかった。 (d)記録液の信頼性 目詰まり性(固着回復性) プリンターに所定のインクを充填して、35℃の環境下
で1ケ月間放置し、その後回復操作(ポンピングによる
吸引操作)を行った後、印字させたところ正常な印字状
態に戻った。 間欠吐出の安定性 プリンターに所定のインクを充填して1分間連続して英
数字を印字した後、プリントを停止し、キャップ等をし
ない状態で1分間放置した後、再び印字した場合の文字
のかすれ、欠け等は1文字目から認められなかった。 (e)記録画像のマイグレーション性(専用紙にのみ実
施) 40℃、湿度90%槽内に印字物を1時間放置し、印字
物の字の滲みの程度を目視で判定した。その結果印字物
の字の滲みは全く認められなかった。
【0056】実施例3〜6 実施例2において用いた色素の代わりに、下記表−2に
記載した色素を用いた以外は実施例2と同様に記録液を
調製し、実施例2と同様に印字を行った。その結果、何
れも鮮明な色調(彩度)のマゼンタ色記録物を得た。ま
た、この記録物に対して実施例2の(a)〜(e)によ
る諸評価を行った。その結果、表−2に示すとおり、良
好な結果が得られた。
【0057】
【表12】
【0058】比較例1 実施例2において用いた前記No.(1)の色素の代わ
りに、下記構造のC.I.DR−227を3%使用した
以外は、実施例2の方法により記録液を調製し、印字を
行い、この記録物に対して実施例2の(a)〜(e)に
よる諸評価を行った。結果を表−3に示した。
【0059】比較例2 実施例2において用いた前記No.(1)の色素の代わ
りに、下記構造のC.I.AR−249を3%使用した
以外は、実施例2の方法により記録液を調製し、印字を
行い、この記録物に対して実施例2の(a)〜(e)に
よる諸評価を行った。結果を表−3に示した。
【0060】
【化17】
【0061】
【表13】
【0062】実施例7 実施例2において用いた前記No.(1)の色素を0.
5%使用した以外は、実施例2の方法により記録液を調
製し、印字を行い、この記録物に対して実施例2の
(a)による耐光性評価を行った。結果を表−4に示し
た。
【0063】実施例8 実施例3において用いた前記No.(6)の色素を0.
5%使用した以外は、実施例2の方法により記録液を調
製し、印字を行い、この記録物に対して実施例2の
(a)による耐光性評価を行った。結果を表−4に示し
た。
【0064】比較例3 比較例1において用いた前記C.I.DR−227を
0.5%使用した以外は、実施例2の方法により記録液
を調製し、印字を行い、この記録物に対して実施例2の
(a)による耐光性評価を行った。結果を表−4に示し
た。
【0065】比較例4 比較例2において用いた前記C.I.AR−249のみ
を0.5%使用した以外は、実施例2の方法により記録
液を調製し、印字を行い、この記録物に対して実施例2
の(a)による耐光性評価を行った。結果を表−4に示
した。
【0066】
【表14】
【0067】上記表−2〜表−4中、色調の評価は、画
像の色の彩度で表し、詳しくはCIE1976(L*
* * )表色系を用いた色差計(商品名:SZ−Σ8
0、日本電色工業社製品)により、記録画像の色調を測
色してL* 、a* 、b* の値を求め、下式に従い計算
し、
【0068】
【数2】
【0069】電子写真用紙では、その値が、60以上の
ものを○、55以上60未満のものを△、55未満のも
のを×とした。専用コート紙ではその値が、70以上の
ものを○、65以上70未満のものを△、65未満のも
のを×とした。耐光性においては、○は目視で変退色は
殆ど認められない、△は目視で変退色がやや認められ
る、×は変退色が著しく、実用レベルでない状態を示
す。耐水性の滲みにおいては、○は目視で滲みが殆ど認
められない状態から、僅かに認められるが画像の輪郭が
ややぼけているだけで、画像の濃度の低下は殆ど認めら
れない、△は滲みが認められるが、滲みの範囲は小さ
く、画像の濃度の低下は小さい、×は滲みが著しく、滲
みの範囲も大きく、元の画像部分の識別が困難であり、
実用レベルでない状態を示す。
【0070】保存安定性においては、記録液を試験管に
とり観察して、○は不溶分が全く認められない状態を表
し、△は不溶分が少量認められる状態を表し、×は不溶
分が目立ち、実用レベルでない状態を表す。記録液の信
頼性のうち、目詰まり性(固着回復性)においては○
は回復操作2回以内で正常な印字状態に戻る状態を表
し、△は回復操作3〜4回で正常な印字状態に戻る状態
を表し、×は回復操作5回以上でも不吐出や印字乱れが
発生する状態を表す。
【0071】の間欠吐出の安定性においては○は1文
字目からかすれ、欠けなしの状態を表し、△は1文字目
の一部がかすれ、又は欠ける状態を表し、×は1文字目
が全く印字できない状態を表す。記録画像のマイグレー
ション性においては、○は印字物の字が全く滲まない状
態、△は印刷物の字がやや滲む状態、×は印字物の字が
滲む状態を表わす。
【0072】
【発明の効果】本発明の記録液は、インクジェット記録
用、筆記用具用として用いられ、普通紙・専用紙に記録
した場合、鮮明なマゼンタ色系の記録物を得ることがで
き、その印字濃度及び耐光性、耐水性、専用紙における
マイグレーション性に優れている他、記録液としての信
頼性、保存安定性も良好であり、記録液に要求される各
種性能のバランスが優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA13 FC01 2H086 BA56 4J039 BA29 BC05 BC07 BC12 BC16 BC19 BC20 BC29 BC31 BC33 BC36 BC41 BC44 BC49 BC52 BC54 BC64 BC66 BC68 BC73 BC77 BC79 BE01 BE02 CA03 CA06 EA15 EA35 EA42 EA44 GA24

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊離酸の型が下記一般式(1)で表され
    るアゾ色素 【化1】 (式中、R1 及びR2 は、各々独立に、水素原子又は置
    換もしくは非置換の炭素数1〜6のアルキル基を表わ
    し、R3 、R4 、R5 及びR6 は、各々独立に、水素原
    子、置換もしくは非置換の炭素数1〜6のアルキル基、
    アリール基、炭素数2〜7のアシル基を表わす。A及び
    Bは、各々独立に、ジアゾ化可能なアミンの残基を表わ
    し、X1 及びX2 は、各々独立に、−NR7 8 基、−
    OR9 基又は−SR10基を表わし、R7 、R8 、R9
    びR10は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜8のアル
    キル基、炭素数2〜6のアルケニル基、アリール基、ア
    ラルキル基、シクロアルキル基または含窒素複素環基を
    表わし、これらのうち水素原子以外の基は置換基を有し
    ていてもよい。又、R7 とR8 が結合し窒素原子と共に
    5〜6員環を形成していてもよい。Yは2価の連結基を
    表わす。)。
  2. 【請求項2】 前記一般式(I)において、A,Bで表
    わされるジアゾ化可能なアミン残基が、各々独立に、置
    換されていてもよいフェニレン基又はナフチレン基であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のアゾ色素。
  3. 【請求項3】 遊離酸の型が下記一般式(II)で示され
    るアゾ色素。 【化2】 (式中、R1 及びR2 は、各々独立に、水素原子又は置
    換もしくは非置換の炭素数1〜6のアルキル基を表わ
    し、R3 、R4 、R5 及びR6 は、各々独立に、水素原
    子、置換もしくは非置換の炭素数1〜6のアルキル基、
    アリール基、炭素数2〜7のアシル基を表わし、X1
    びX2 は、各々独立に、−NR7 8 基、−OR9 基又
    は−SR10基を表わし、R7 、R8 、R9 及びR10は、
    各々独立に、水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭
    素数2〜6のアルケニル基、アリール基、アラルキル
    基、シクロアルキル基または含窒素複素環基を表わし、
    これらのうち水素原子以外は置換基を有していてもよ
    い。又、R7 とR8 は結合し窒素原子と共に5〜6員環
    を形成していてもよい。Z1 、Z2 、Z3 及びZ4 は、
    各々独立に、水素原子、置換もしくは非置換の炭素数1
    〜6のアルキル基、置換もしくは非置換の炭素数1〜6
    のアルコキシ基、ハロゲン原子、スルホ基、カルボキシ
    ル基、シアノ基、水酸基、置換もしくは非置換のスルフ
    ァモイル基、置換もしくは非置換のカルバモイル基、ス
    ルホン酸エステル基、カルボン酸エステル基、炭素数1
    〜6のアルキルスルホニル基又は炭素数6〜12のアリ
    ールスルホニル基を表わす。)。
  4. 【請求項4】 前記一般式(I)又は(II)において、
    Yで表わされる二価の連結基が、置換もしくは非置換の
    炭素数2〜6のアルキレン基、下記一般式(III)〜(V
    I)のいずれか1つで示される基及び下記A群の基から
    選ばれる基であることを特徴とする請求項1乃至3の何
    れかに記載のアゾ色素。 【化3】 (式中、R11及びR13は、それぞれ独立に、炭素数1〜
    8の直鎖状あるいは分岐鎖状のアルキレン基を表わし;
    12は炭素数1〜12の直鎖状もしくは分岐鎖状のアル
    キレン基を表わし;pは0〜20の数を表わす。) 【化4】 (式中、R14及びR15は、それぞれ独立に、炭素数1〜
    8の直鎖状あるいは分岐鎖状のアルキレン基を表わ
    す。) 【化5】 (式中、R16、R17は水素原子又はメチル基を表わ
    す。) 一般式(VI) 【化6】 (式中、R18、R19は水素原子、メチル基又はメトキシ
    基を表わす。) (A群) 【化7】
  5. 【請求項5】 前記一般式(I)又は(II)において、
    1 、R2 が水素原子であることを特徴とする請求項1
    乃至4の何れかに記載のアゾ色素。
  6. 【請求項6】 前記一般式(II)において、Z1 及びZ
    2 のうちの少なくとも一つがアゾ基に対してオルト位に
    結合し、かつZ3 及びZ4 のうちの少なくとも一つがア
    ゾ基に対してオルト位に結合していることを特徴とする
    請求項3乃至5の何れかに記載のアゾ色素。
  7. 【請求項7】 水性媒体と請求項1乃至6の何れかに記
    載のアゾ色素から選ばれる少なくとも1種の色素を含有
    することを特徴とする記録液。
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