JP2001072877A - 新規イオン伝導性高分子、これを用いてなる高分子電解質及び電気化学デバイス - Google Patents

新規イオン伝導性高分子、これを用いてなる高分子電解質及び電気化学デバイス

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JP2001072877A
JP2001072877A JP24888999A JP24888999A JP2001072877A JP 2001072877 A JP2001072877 A JP 2001072877A JP 24888999 A JP24888999 A JP 24888999A JP 24888999 A JP24888999 A JP 24888999A JP 2001072877 A JP2001072877 A JP 2001072877A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電荷キャリアイオンの輸率向上が可能なイオ
ン伝導性高分子、これを用いた高分子電解質及び電気化
学デバイスを提供する。 【解決手段】 イオン伝導性高分子を、高分子骨格中に
少なくとも1つ以上のホウ素原子が存在するものとし、
例えば、次の一般式(1)及び(2)で表されるモノマ
ーの混合物を重合することにより得られるものとする。 【化1】 式(1)中、Rは分子量が100以上の2価の基を表
わし、Yは重合性官能基を表わす。R11、R12は、そ
れぞれ互いに同一でも異なっていてもよく、各々水素原
子、ハロゲン原子、又は1価の基を表す。また、
R11、R12は、互いに結合して環を形成していてもよ
く、この環は置換基を有していてもよい。式(2)中、
Rは分子量150以上の2価の基を表し、Yは重合性
官能基を表わす。Zは活性水素残基を表わし、kは2〜
6の整数を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電荷キャリアイオ
ンの輸率向上を可能にしたイオン伝導性高分子、これを
用いた高分子電解質及び電気化学デバイスに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】高電圧・高容量の電池の開発に伴い、様
々な系の高分子電解質が数多く提案されている。しか
し、高分子電解質は、水系電解質と比較して、イオン伝
導度が一桁以上低く、また、例えばポリエチレングリコ
ールを用いた高分子電解質は、電荷キャリアイオンの移
動及び輸率が低いといった欠点があり、種々の手法を用
いて改善の試みが為されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑み
てなされたもので、電解質塩の解離度を高め、かつ電荷
キャリアイオンの輸率向上を可能にしたイオン伝導性高
分子、これを用いた高分子電解質及び電気化学デバイス
を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、電解質塩の解離を促
進し、かつ電荷キャリアイオンの対イオンを高分子鎖中
に補足することで電荷キャリアイオンの輸率をコントロ
ールすることに想到し、ルイス酸である三価のホウ素原
子を高分子骨格中に有するイオン伝導性高分子を用いる
ことが、上記課題を解決するための有効な手段であるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明のイオン伝導性高分子
は、高分子骨格中に1個又は2個以上のホウ素原子が存
在するものとする(請求項1)。ホウ素原子は、例えば
高分子側鎖に存在していればよいが(請求項2)、好ま
しくは高分子主鎖及び/又は側鎖の末端に、ホウ素化合
物の一部として結合しているものとし(請求項3)、よ
り好ましくは側鎖末端に有機ホウ素化合物の一部として
結合しているものとする(請求項4)。
【0006】上記イオン伝導性高分子は、次の一般式
(1)及び(2)でそれぞれ表される化合物の混合物を
重合することにより得られる(請求項5)。
【0007】
【化4】 式(1)中、Rは分子量が100以上の2価の基を表
わし、Yは重合性官能基を表わす。R11、R12は、そ
れぞれ互いに同一でも異なっていてもよく、各々水素原
子、ハロゲン原子、又は1価の基を表す。R11、R12
は、あるいは、互いに結合して環を形成しているものと
する。式(2)中、Rは分子量150以上の2価の基
を表し、Yは重合性官能基を表す。Zは活性水素残基を
表し、kは2〜6の整数を示す。
【0008】一般式(1)中のR及び/又は(2)中
のRは、好ましくは次式で表される化合物(A)及び
/又は化合物(B)の重合体とする(請求項6)。
【0009】
【化5】 上記R及び/又はRは、特に好ましくは、次式で表さ
れる2価の基であるものとする(請求項7)。
【0010】
【化6】 また、一般式(1)のR11、R12は、アルキル基、ア
リール基、これらの誘導体、及びこれらのフッ素置換誘
導体からなる群より選ばれた1種又は2種以上であるこ
とが好ましい(請求項8)。
【0011】次に、本発明の高分子電解質は、上記いず
れかのイオン伝導性高分子を1種又は2種以上用いてな
るものとする(請求項9)。
【0012】具体的には、上記いずれかのイオン伝導性
高分子1種又は2種以上と電解質塩とを含有してなるも
のとし(請求項10)、必要に応じ、非水溶媒をさらに
含有してなるものとする(請求項11)。
【0013】上記電解質塩としては、好ましくはリチウ
ム塩を用い(請求項12)、具体的には、LiBF4、Li
PF6、LiClO4、LiAsF6、LiCF3SO3、LiN(CF3
SO22、LiN(C25SO22、LiC(CF3SO2
3、LiCl、LiF、LiBr、LiIおよびこれらの誘導体等か
らなる群より選ばれた1種又は2種以上を用いることが
できる(請求項13)。
【0014】上記非水溶媒としては、好ましくは非プロ
トン性溶媒を用い(請求項14)、具体的には、カーボ
ネート類、ラクトン類、エーテル類、スルホラン類、お
よびジオキソラン類からなる群から選ばれた1種又は2
種以上を用いることができる(請求項15)。
【0015】次に、本発明の電気化学デバイスは、上記
のうちいずれかの高分子電解質を用いてなるものとする
(請求項16)。
【0016】電気化学デバイスが電池であれば、正極と
負極が、上記のうちいずれかの高分子電解質を介して接
合されてなるものとする(請求項17)。その場合、正
極はリチウムイオンを吸蔵及び放出することが可能な複
合金属酸化物からなり、負極がリチウム金属、リチウム
合金、もしくはリチウムイオンを可逆的に吸蔵及び放出
することが可能な化合物からなるものとするのが好まし
い(請求項18)。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい形態を以下に挙
げるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0018】1.イオン導電性高分子 本発明のイオン伝導性高分子は、上記したように、ホウ
素原子が高分子骨格中に1個又は2個以上存在するもの
であり、好ましくは高分子主鎖及び/又は側鎖の末端
に、ホウ素化合物の一部として結合し、より好ましくは
側鎖末端に有機ホウ素化合物の一部として結合している
ものである。
【0019】上記高分子骨格中に少なくとも1個のホウ
素原子が存在するイオン導電性高分子は、例えば、次の
一般式(1)及び(2)でそれぞれ表される化合物の混
合物を重合することで得られる。
【0020】
【化7】 一般式(1)と(2)で表わされる化合物の混合比は、
重量比で1/99〜99/1であり、好ましくは10/90〜90/10で
ある。
【0021】式中Rは分子量100以上の2価の基
を、Rは分子量150以上の2価の基をそれぞれ表
す。両者の分子量は、好ましくは、Rが100以上1
70万以下で、Rが150以上170万以下である。
【0022】上記一般式(1)中のR及び/又は
(2)中のRは特に限定されないが、次式で表される
化合物(A)及び/又は化合物(B)の重合体であるこ
とが好ましい。
【0023】
【化8】
【0024】上記R及び/又はRは、次式で表される
ものであることが特に好ましい。
【0025】
【化9】
【0026】式(1)及び(2)中、Yは重合性官能基
を表し、その好ましい例としては、(メタ)アクリル酸残
基、アリル基、ビニル基が挙げられる。
【0027】式(1)中、R11、R12は、それぞれ互
いに同一であっても異なっていてもよく、各々水素原
子、ハロゲン原子、又は1価の基を示し、1価の基の例
としては、アルキル基、アルコキシ基、アリール基、ア
ルケニル基、アルキニル基、アラルキル基、シクロアル
キル基、シアノ基、ヒドロキシル基、ホルミル基、アリ
ールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アシ
ルオキシ基、スルホニルオキシ基、アミノ基、アルキル
アミノ基、アリールアミノ基、カルボンアミノ基、オキ
シスルホニルアミノ基、スルホンアミド基、オキシカル
ボニルアミノ基、ウレイド基、アシル基、オキシカルボ
ニル基、カルバモイル基、スルホニル基、スルフィニル
基、オキシスルホニル基、スルファモイル基、カルボン
酸基、スルホン酸基、ホスホン酸基、複素環基、−B
(Ra)(Rb)、−OB(Ra)(Rb)又はOSi(Ra)(Rb)
(Rc)が挙げられる。ここで、Ra、Rb及びRcは、各々
水素原子、ハロゲン原子、又は1価の基を示し、1価の
基の例としては、アルキル基、アルコキシ基、アリール
基、アルケニル基、アルキニル基、アラルキル基、シク
ロアルキル基、シアノ基、ヒドロキシル基、ホルミル
基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ
基、アシルオキシ基、スルホニルオキシ基、アミノ基、
アルキルアミノ基、アリールアミノ基、カルボンアミノ
基、オキシスルホニルアミノ基、スルホンアミド基、オ
キシカルボニルアミノ基、ウレイド基、アシル基、オキ
シカルボニル基、カルバモイル基、スルホニル基、スル
フィニル基、オキシスルホニル基、スルファモイル基、
カルボン酸基、スルホン酸基、ホスホン酸基、複素環
基、及びこれらの誘導体が挙げられる。また、式(1)
中、R11、R12は、互いに結合して環を形成してもよ
く、この環は置換基を有していてもよい。また、各基は
置換可能な基によって置換されていてもよい。
【0028】上記R11、R12は、中でも、アルキル
基、アリール基、及びこれらの誘導体、及びこれらのフ
ッ素置換誘導体からなる群より選ばれたものであること
が好ましい。
【0029】−BR11R12の具体例としては、以下の
ものが挙げられる。
【0030】
【化10】
【0031】
【化11】
【0032】また、一般式(2)中、Zは活性水素残基
を表わし、その例としてはエチレングリコール、グリセ
リン、トリメチロールエタン、ジグリセリン、ペンタエ
リトリトール等が挙げられる。kは2〜6の整数を示
し、好ましくは2〜4である。
【0033】2.高分子電解質 本発明の高分子電解質は、上記のうちいずれかのイオン
伝導性高分子1種又は2種以上に、電解質塩及び必要に
応じて非水溶媒を含有させることにより得られる。
【0034】電解質塩としては、リチウム塩が好まし
く、その例としては、LiBF4、LiPF6、LiClO4、LiA
sF6、LiCF3SO3、LiN(CF3SO22、LiN(C2
5SO22、LiC(CF3SO23、LiCl、LiF、LiB
r、LiI、およびこれらの誘導体が挙げられる。これら
リチウム塩は1種を単独で用いてもよく、2種以上を組
み合わせて用いてもよい。
【0035】上記電解質塩の濃度は、0.01mol/kg〜10mo
l/kgであり、好ましくは0.2mol/kg〜6.0mol/kgである。
【0036】非水溶媒は非プロトン性溶媒であることが
好ましく、その例としては、カーボネート類、ラクトン
類、エーテル類、スルホラン類、およびジオキソラン類
が挙げられる。これら非水溶媒は1種を単独で用いても
よく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0037】イオン伝導性高分子と非水溶媒の混合比
は、重量比で1/99〜99/1であり、好ましくは5/95〜95/5
であり、より好ましくは10/90〜90/10である。
【0038】3.電池 本発明の電池は、正極と負極が上記のいずれかの高分子
電解質を介して接合されてなるものである。
【0039】ここで正極には、リチウムイオンを吸蔵及
び放出することが可能な複合金属酸化物が用いられ、そ
の例としてはコバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウ
ム、マンガン酸リチウム、五酸化バナジウム等が挙げら
れる。
【0040】また負極には、リチウム金属、リチウム合
金、もしくはリチウムイオンを可逆的に吸蔵及び放出す
ることが可能な物質が用いられ、そのような物質の例と
してはカーボン等が挙げられる。
【0041】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではない。
【0042】モノマー(化合物(B))の製造 モノマーA 出発物質エチレングリコールモノブチルエーテル1molに
水酸化カリウム0.01molを加え攪拌しながら窒素置換を
行った後、真空ポンプを用いて系内を減圧にした。次い
で、120℃に昇温し、モノマーとしてエチレンオキサイ
ド1molを用いて反応させた。反応終了後、系内の温度が
室温になるまで冷却し、ナトリウムメチラート1.1molの
メタノール溶液を添加し、減圧しながら50℃までゆっく
り昇温した。メタノールを完全に除去した後、エピクロ
ロヒドリン1.2molを加え、4時間反応させた。反応終了
後、吸着処理を行い、減圧脱水後濾過することにより目
的物を得た。
【0043】モノマーB 出発物質としてエチレングリコールモノメチルエーテル
を用い、モノマーとしてエチレンオキサイド9molを用い
た以外はモノマーAと同様にして目的物を得た。
【0044】モノマーC 出発物質としてエチレングリコールモノプロピルエーテ
ルを用い、モノマーとしてエチレンオキサイド2molを用
いた以外はモノマーAと同様にして目的物を得た。
【0045】モノマーD 出発物質としてエチレングリコールモノエチルエーテル
を用い、モノマーとしてエチレンオキサイド49molを用
いた以外はモノマーAと同様にして目的物を得た。
【0046】モノマーE 出発物質としてエチレングリコールモノメチルエーテル
を用い、モノマーとしてエチレンオキサイド9molを用い
た以外はモノマーAと同様にして目的物を得た。
【0047】一般式(1)で表される化合物(化合物A
-1〜A-10)の製造 化合物A-1 トルエン500gに水酸化カリウム1molを加え、攪拌しなが
ら窒素置換し、真空ポンプを用いて系内を減圧にした。
120℃に昇温しモノマーとしてエチレンオキサイド220mo
lを用いて反応させた。反応終了後、系内の温度が室温
になるまで冷却し、ナトリウムメチラート1.1molのメタ
ノール溶液を添加し、減圧しながら50℃までゆっくり昇
温した。メタノールを完全に除去した後、放冷してトル
エン1kgを添加し、アクリル酸クロライド1molを加え、4
時間反応させた。酸・アルカリ吸着処理を行った後濾過
し、減圧下トルエンを除去することで重合性官能基を持
つモノオールを得た。得られたモノオール1mol、メタノ
ール2molとボラン1molをジクロロメタン中室温で反応さ
せることにより目的物を得た。
【0048】化合物A-2 プロピレンオキサイド240molをモノマーとして用い、ア
クリル酸クロライドの代わりにメタクリル酸クロライド
を用いた以外は化合物A-1と同様にして重合性官能基を
持つモノオールを合成した。得られたモノオール1mol、
オクタノール2molとボラン1molをジクロロメタン中室温
で反応させることにより目的物を得た。
【0049】化合物A-3 エチレンオキサイド30molと1,2-エポキシヘキサン8mol
をモノマーとして用い、アクリル酸クロライドの代わり
に塩化アリルを用いた以外は化合物A-1と同様にして重
合性官能基を持つモノオールを合成した。得られたモノ
オール1mol、ビフェニル-2,2'-ジオール1molとボラン1m
olをジクロロメタン中室温で反応させることにより目的
物を得た。
【0050】化合物A-4 エチレンオキサイド3molをモノマーとして用い、アクリ
ル酸クロライドの代わりに塩化ビニルを用いた以外は化
合物A-1と同様にして重合性官能基を持つモノオールを
合成した。得られたモノオール1mol、カテコール1molと
ボラン1molをジクロロメタン中室温で反応させることに
より目的物を得た。
【0051】化合物A-5 エチレンオキサイド15molと1,2-エポキシペンタン4mol
をモノマーとして用いた以外は化合物A-1と同様にして
重合性官能基を持つモノオールを合成した。得られたモ
ノオール1mol、3,4-ジフルオロブロモベンゼン2molとボ
ラン1molをジクロロメタン中室温で反応させることによ
り目的物を得た。
【0052】化合物A-6 モノマーA 240molをモノマーとして用いた以外は化合
物A-1と同様にして重合性官能基を持つモノオールを合
成した。得られたモノオール1mol、エチレングリコール
モノメチルエーテル2molとボラン1molをジクロロメタン
中室温で反応させることにより目的物を得た。
【0053】化合物A-7 エチレンオキサイド15molとモノマーB 5molをモノマー
として用いた以外は化合物A-2と同様にして重合性官能
基を持つモノオールを合成した。得られたモノオール1m
ol、フェノール2molとボラン1molをジクロロメタン中室
温で反応させることにより目的物を得た。
【0054】化合物A-8 エチレンオキサイド1molとモノマーC 1molをモノマー
として用いた以外は化合物A-3と同様にして重合性官能
基を持つモノオールを合成した。得られたモノオール1m
ol、p-ニトロフェノール2molとボラン1molをジクロロメ
タン中室温で反応させることにより目的物を得た。
【0055】化合物A-9 エチレンオキサイド10molとモノマーD 3molをモノマー
として用いた以外は化合物A-4と同様にして重合性官能
基を持つモノオールを合成した。得られたモノオール1m
ol、1,8-ジナフトール1molとボラン1molをジクロロメタ
ン中室温で反応させることにより目的物を得た。
【0056】化合物A-10 エチレンオキサイド10molとモノマーE 2molをモノマー
として用いた以外は化合物A-5と同様にして重合性官能
基を持つモノオールを合成した。得られたモノオール1m
ol、ブロモベンゼン2molとボラン1molをジクロロメタン
中室温で反応させることにより目的物を得た。
【0057】一般式(2)で表される化合物(化合物B
-1〜B-10)の製造 化合物B-1 出発物質エチレングリコール0.5molに水酸化カリウム0.
01molを加え、攪拌しながら窒素置換し、真空ポンプを
用いて系内を減圧にした。次いで120℃に昇温し、モノ
マーとしてエチレンオキサイド38000molを用いて反応さ
せた。反応終了後、系内の温度が室温になるまで冷却
し、ナトリウムメチラート1.1molのメタノール溶液を添
加し、減圧しながら50℃までゆっくり昇温した。メタノ
ールを完全に除去して放冷した後、トルエン1kgを添加
し、アクリル酸クロライド1molを加えて4時間反応させ
た。酸・アルカリ吸着処理を行った後濾過し、減圧下ト
ルエンを除去することで目的物を得た。
【0058】化合物B-2 出発物質としてグリセリン0.33molを用い、プロピレン
オキサイド28000molをモノマーとして用い、アクリル酸
クロライドの代わりにメタクリル酸クロライドを用いた
以外は化合物B-1と同様にして目的物を得た。
【0059】化合物B-3 出発物質としてジグリセリン0.25molを用い、エチレン
オキサイド150molと1,2-エポキシヘキサン600molをモノ
マーとして用い、アクリル酸クロライドの代わりに塩化
アリルを用いた以外は化合物B-1と同様にして目的物を
得た。
【0060】化合物B-4 出発物質としてエチレングリコール0.5molを用い、エチ
レンオキサイド2molとブチレンオキサイド1molをモノマ
ーとして用い、アクリル酸クロライドの代わりに塩化ビ
ニルを用いた以外は化合物B-1と同様にして目的物を得
た。
【0061】化合物B-5 出発物質としてグリセリン0.33molを用い、エチレンオ
キサイド300molと1,2-エポキシペンタン20molをモノマ
ーとして用いた以外は化合物B-1と同様にして目的物を
得た。
【0062】化合物B-6 モノマーA 600molをモノマーとして用いた以外は化合
物B-1と同様にして目的物を得た。
【0063】化合物B-7 エチレンオキサイド50molとモノマーB 15molをモノマ
ーとして用いた以外は化合物B-2と同様にして目的物を
得た。
【0064】化合物B-8 エチレンオキサイド1molとモノマーC 1molをモノマー
として用いた以外は化合物B-3と同様にして目的物を得
た。
【0065】化合物B-9 エチレンオキサイド1600molとモノマーD 400molをモノ
マーとして用いた以外は化合物B-4と同様にして目的物
を得た。
【0066】化合物B-10 エチレンオキサイド10molとモノマーE 10molをモノマ
ーとして用いた以外は化合物B-5と同様にして目的物を
得た。
【0067】上記により得られた一般式(1)で表わさ
れる化合物A-1〜A-10、及び一般式(2)で表わされる
化合物B-1〜B-10の構造は、次の化学式及び表に示す
通りである。
【0068】一般式(1)で表される化合物
【化12】
【0069】
【化13】
【0070】一般式(2)で表される化合物
【化14】
【0071】
【化15】
【0072】さらに、上記一般式(2)で表される化合
物の具体的な構造は以下の通りである。
【0073】
【化16】
【0074】
【化17】
【0075】
【化18】
【0076】高分子電解質の製造 実施例1 化合物A-1 1gとB-10 9g、LiBF4 1mol/kg、アゾイソ
ブチロニトリル(AIBN)0.01gをγ−ブチロラクトン(GBL)
1.2gに加えて40℃で溶解させ、ガラス板間に流し込ん
だ後、80℃で2時間放置することで、厚さ500μmの高分
子電解質を得た。
【0077】実施例2 化合物A-2 2gとB-8 8g、LiPF6 0.01mol/kg、AIBN 0.
01gをアセトニトリル0.2gに40℃で溶解させ、ガラス板
間に流し込んで80℃で2時間放置後、アセトニトリルを
減圧留去することで、厚さ500μmの高分子電解質を得
た。
【0078】実施例3〜9 上記一般式(1)又は(2)で表される化合物、塩の種
類及び量として下表1にそれぞれ示したものを用いた以
外は実施例2と同様にして高分子電解質を得た。
【0079】実施例10〜12 上記一般式(1)又は(2)で表される化合物、塩、非
プロトン性溶媒の種類及び量として下表1にそれぞれ示
したものを用いた以外は実施例1と同様にして高分子電
解質を得た。
【0080】比較例1,2 上記一般式(1)又は(2)で表される化合物、塩の種
類及び量として下表1にそれぞれ示したものを用いた以
外は実施例2と同様にして高分子電解質を得た。
【0081】比較例3 分子量が100万のポリエチレンオキシド(PEO)1g、LiBF41
mol/kgをアセトニトリル0.2gに40℃で溶解させ、ガラ
ス板間に流し込んだ後、アセトニトリルを減圧留去する
ことで、厚さ500μmの高分子電解質を得た。
【0082】リチウムイオン輸率の測定 上記実施例及び比較例により得られた高分子電解質を直
径13mmの円形に打ち抜き、同径のリチウム金属電極で
挟み、直流分極法によりリチウムイオン輸率を測定し
た。結果を表1に併せ示す。
【0083】
【表1】
【0084】
【発明の効果】本発明のイオン導電性高分子を用いた高
分子電解質によれば、ルイス酸である三価のホウ素原子
を高分子骨格中に有することで電解質塩の解離が促進さ
れ、その結果電荷キャリアイオン輸率が大幅に向上す
る。
【0085】従って、これを用いることにより、例え
ば、従来のものよりさらに高電圧・高容量の電池を得る
ことが可能になる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01B 1/06 H01B 1/06 A H01M 10/40 H01M 10/40 B Fターム(参考) 4J002 BE04X BG07W BG07X CH05W CH05X CQ02W DD006 DD036 DD046 DD086 DE196 DH006 DK006 EV216 FD206 GQ00 HA05 4J005 AA04 AA09 BD04 4J031 AA53 AB04 AC15 AF25 AF30 5G301 CA16 CA30 CD01 5H029 AJ02 AK03 AL12 AM03 AM04 AM07 AM16 EJ12

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子骨格中に1個又は2個以上のホウ
    素原子が存在することを特徴とするイオン伝導性高分
    子。
  2. 【請求項2】 前記ホウ素原子が高分子側鎖に存在して
    いることを特徴とする、請求項1に記載のイオン伝導性
    高分子。
  3. 【請求項3】 前記ホウ素原子が、高分子主鎖及び/又
    は側鎖の末端に、ホウ素化合物の一部として結合してい
    ることを特徴とする、請求項1又は2に記載のイオン伝
    導性高分子。
  4. 【請求項4】 前記ホウ素原子が、高分子側鎖末端に有
    機ホウ素化合物の一部として結合していることを特徴と
    する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のイオン伝導
    性高分子。
  5. 【請求項5】 次の一般式(1)及び(2)でそれぞれ
    表される化合物の混合物を重合することにより得られる
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載
    のイオン伝導性高分子。 【化1】 式(1)中、Rは分子量が100以上の2価の基を表
    わし、Yは重合性官能基を表わす。R11、R12は、そ
    れぞれ互いに同一でも異なっていてもよく、各々水素原
    子、ハロゲン原子、又は1価の基を表わす。または、R
    11、R12は、互いに結合して環を形成しているもの
    とする。式(2)中、Rは分子量150以上の2価の
    基を表わし、Yは重合性官能基を表わす。Zは活性水素
    残基を表わし、kは2〜6の整数を示す。
  6. 【請求項6】 前記一般式(1)中のR及び/又は
    (2)中のRが、次式で表される化合物(A)及び/
    又は化合物(B)の重合体であることを特徴とする、請
    求項5に記載のイオン伝導性高分子。 【化2】
  7. 【請求項7】 前記一般式(1)中のR及び/又は
    (2)中のRが、次式で表される2価の基であること
    を特徴とする、請求項1〜6に記載のイオン伝導性高分
    子。 【化3】
  8. 【請求項8】 前記一般式(1)中のR11、R12が、
    アルキル基、アリール基、これらの誘導体、及びこれら
    のフッ素置換誘導体からなる群より選ばれた1種又は2
    種以上であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれ
    か1項に記載のイオン伝導性高分子。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載のイ
    オン伝導性高分子を1種又は2種以上用いてなる高分子
    電解質。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の
    イオン伝導性高分子1種又は2種以上と電解質塩とを含
    有してなる高分子電解質。
  11. 【請求項11】 非水溶媒をさらに含有してなる、請求
    項10に記載の高分子電解質。
  12. 【請求項12】 前記電解質塩がリチウム塩であること
    を特徴とする、請求項10又は11に記載の高分子電解
    質。
  13. 【請求項13】 前記リチウム塩が、LiBF4、LiP
    6、LiClO4、LiAsF6、LiCF3SO3、LiN(CF3
    22、LiN(C25SO22、LiC(CF3
    23、LiCl、LiF、LiBr、LiI、およびこれらの誘導
    体等からなる群より選ばれた1種又は2種以上であるこ
    とを特徴とする、請求項12に記載の高分子電解質。
  14. 【請求項14】 前記非水溶媒が非プロトン性溶媒であ
    ることを特徴とする、請求項11〜13のいずれか1項
    に記載の高分子電解質。
  15. 【請求項15】 前記非プロトン性溶媒が、カーボネー
    ト類、ラクトン類、エーテル類、スルホラン類、および
    ジオキソラン類からなる群から選ばれた1種又は2種以
    上であることを特徴とする、請求項14に記載の高分子
    電解質。
  16. 【請求項16】 請求項9〜15のいずれか1項に記載
    の高分子電解質を用いてなる電気化学デバイス。
  17. 【請求項17】 正極と負極が、請求項9〜15のいず
    れか1項に記載の高分子電解質を介して接合されてなる
    電池。
  18. 【請求項18】 前記正極がリチウムイオンを吸蔵及び
    放出することが可能な複合金属酸化物からなり、負極が
    リチウム金属、リチウム合金、もしくはリチウムイオン
    を可逆的に吸蔵及び放出することが可能な化合物からな
    ることを特徴とする、請求項17に記載の電池。
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