JP2001072587A - Vegf受容体拮抗剤 - Google Patents

Vegf受容体拮抗剤

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JP2001072587A
JP2001072587A JP2000201418A JP2000201418A JP2001072587A JP 2001072587 A JP2001072587 A JP 2001072587A JP 2000201418 A JP2000201418 A JP 2000201418A JP 2000201418 A JP2000201418 A JP 2000201418A JP 2001072587 A JP2001072587 A JP 2001072587A
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vegf
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alkyl group
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JP2000201418A
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Hisaya Wada
久弥 和田
Hajime Asanuma
肇 浅沼
Tetsuo Takayama
哲男 高山
Masakazu Sato
正和 佐藤
Takehiro Yamagishi
武弘 山岸
Masashi Shibuya
正史 渋谷
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 VEGFによって誘導される血管新生が関与
する疾患の治療及びVEGFによって誘導される血管透
過性亢進が関与する病的症状の改善のためのVEGF受
容体拮抗剤を提供する。 【解決手段】 下記式(1) 【化1】 (式(1)中、R1は水素原子、CO25又はOR6(こ
こで、R5及びR6はそれぞれ水素原子又はC1-6アルキ
ル基である。)で表される基であり、R2は水素原子又
はCO27(ここで、R7は水素原子又はC1-6アルキル
基である。)で表される基であり、R3は水素原子又は
1-6アルキル基であり、R4はC8-25アルキル基であ
り、XはO、S又はNHであり、YはO又はNHCOで
ある。)で表される化合物又はその医薬上許容される塩
を有効成分として含むことを特徴とするVEGF受容体
拮抗剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血管内皮細胞の特
異的増殖因子であるVEGFの受容体への結合を阻害す
るVEGF受容体拮抗剤に関する。
【0002】
【従来の技術】VEGF(vascular endothelial growt
h factor)は血管内皮細胞に極めて特異性の高い増殖因
子であり、VEGFとその受容体は発生発育や胎盤形成
などの生理的な血管新生において中心的な役割を果たし
ている。VEGFの受容体としては、Flt−1(fms-
like tyrosine kinase)及びKDR(kinase insert do
main containing receptor)が報告されている(Advanc
es in Cancer Research、第67巻、第281頁−第3
16頁、1995年)。VEGFとその受容体は、生理
的な血管新生のみならず、糖尿病性網膜症、慢性関節リ
ウマチ、固形腫瘍(Advances in Cancer Research、第
67巻、第281頁−第316頁、1995年)などの
疾患に見られる病的な血管新生にも中心的な役割を果た
しており、そのような疾患の進展に深く関与しているこ
とが示唆されている。また、VEGFとその受容体は、
血管新生だけではなく、血管透過性亢進にも関与してい
ることが知られている。VEGFによる血管透過性亢進
は、癌性腹水貯留や虚血再灌流障害時の脳浮腫(J.Cli
n.Invest.、第104巻、第1613頁−第1620
頁、1999年)などの病的症状に関与していることが
示唆されている。したがって、VEGFとその受容体と
の結合を阻害する物質は、VEGFによる病的な血管新
生が関与している種々の疾患の治療及びVEGFによる
血管透過性亢進が関与している病的な症状の改善に有用
であると考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、VE
GFによって誘導される血管新生が関与する疾患の治療
及びVEGFによって誘導される血管透過性亢進が関与
する病的症状の改善のためのVEGF受容体拮抗剤を提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のVEGF受容体
拮抗剤は、下記式(1)
【化3】 で表される化合物又はその医薬上許容される塩を有効成
分として含むことを特徴としている。
【0005】式(1)において、R1は水素原子、CO2
5又はOR6(ここで、R5及びR6はそれぞれ水素原子
又はC1-6アルキル基である。)で表される基であり、
2は水素原子又はCO27(ここで、R7は水素原子又
はC1-6アルキル基である。)で表される基であり、R3
は水素原子又はC1-6アルキル基であり、R4はC8-25
ルキル基であり、XはO、S又はNHであり、YはO又
はNHCOである。上記式(1)で表される化合物は、
その一部が写真フィルム用のカラーカプラーの用途で用
いられることが知られている(Reinhold Groeger ら、V
eroeffentlichungen Wissenschaftlichen Photo-Labora
torien Wolfen 、第10巻、第309頁〜第315頁、
1965年)が、式(1)で表される化合物のうち、R
1は水素原子又はCO25(ここで、R5は水素原子又は
1-6アルキル基である。)で表される基であり、R2
水素原子であり、R3は水素原子又はC1-6アルキル基で
あり、R4はC8-25アルキル基であり、XはNHであ
り、YはOである化合物又はその医薬上許容される塩
は、新規な化合物である。さらに、本発明は、上記VE
GF受容体拮抗剤を含むことを特徴とするVEGFが関
与する疾患の治療薬を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、C1-6アルキル
基とは炭素原子数1〜6の直鎖状又は分岐鎖状のアルキ
ル基を意味し、例えばメチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブ
チル基、ペンチル基、イソペンチル基、1−エチルプロ
ピル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、1−エチルブチ
ル基などが挙げられる。C8-25アルキル基とは、炭素原
子数8〜25の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基を意味
し、例えばオクチル基、7−メチルオクチル基、7,7
−ジメチルオクチル基、オクタデシル基、17−メチル
オクタデシル基、17,17−ジメチルオクタデシル
基、ペンタコシル基、23−メチルテトラコシル基、2
2,22−ジメチルトリコシル基などが挙げられる。
【0007】また、本発明において医薬上許容される塩
としては、例えば硫酸、塩酸、燐酸などの鉱酸との塩、
酢酸、シュウ酸、乳酸、酒石酸、フマール酸、マレイン
酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸などの有機
酸との塩、トリメチルアミン、メチルアミンなどのアミ
ンとの塩、ナトリウムイオン、カリウムイオン、カルシ
ウムイオンなどの金属イオンとの塩などが挙げられる。
また、本発明に係る化合物には、結晶多形を有するもの
が存在するが、本発明はそのいずれの結晶形も包含す
る。本発明においては、R1はCO25(R5は前記と同
意義である。)とすることが好ましく、R2は水素原子
とすることが好ましい。さらにはR1はCO2Hとするこ
とがより好ましい。R3は水素原子とすることが好まし
い。R4は炭素原子数14〜22のアルキル基とするこ
とが好ましく、さらにはR4は炭素原子数18のアルキ
ル基とすることがより好ましい。本発明に係る化合物を
例示すれば、以下を挙げることができる。
【0008】5−[3−(4−オクタデシルオキシフェ
ニル)−3−オキソプロピオニルアミノ]−2,4′−
オキシ二安息香酸 5−[3−(4−オクタデシルオキシフェニル)−3−
オキソプロピオニルアミノ]−2,4′−オキシ二安息
香酸ジメチルエステル 5−[3−(4−オクタデシルオキシフェニル)−3−
オキソプロピオニルアミノ]−2,3′−オキシ二安息
香酸 5−[3−(4−オクタデシルオキシフェニル)−3−
オキソプロピオニルアミノ]−2,3′−オキシ二安息
香酸ジメチルエステル 5−[3−(4−オクタデシルオキシフェニル)−3−
オキソプロピオニルアミノ]−2,2′−オキシ二安息
香酸 5−[3−(4−オクタデシルオキシフェニル)−3−
オキソプロピオニルアミノ]−2,2′−オキシ二安息
香酸ジメチルエステル 3−[3−(4−オクタデシルオキシフェニル)−3−
オキソプロピオニルアミノ]−3′,4−オキシ二安息
香酸 3−[3−(4−オクタデシルオキシフェニル)−3−
オキソプロピオニルアミノ]−3′,4−オキシ二安息
香酸ジメチルエステル 5−[3−(4−オクタデシルオキシフェニル)−3−
オキソプロピオニルアミノ]−2,4′−チオ二安息香
酸 5−[3−(4−オクタデシルオキシフェニル)−3−
オキソプロピオニルアミノ]−2,4′−チオ二安息香
酸ジメチルエステル 5−[3−(4−オクタデシルオキシフェニル)−3−
オキソプロピオニルアミノ]−2,3′−チオ二安息香
酸 5−[3−(4−オクタデシルオキシフェニル)−3−
オキソプロピオニルアミノ]−2,3′−チオ二安息香
酸ジメチルエステル 5−[3−(4−オクタデシルオキシフェニル)−3−
オキソプロピオニルアミノ]−2,4′−イミノ二安息
香酸 5−[3−(4−オクタデシルオキシフェニル)−3−
オキソプロピオニルアミノ]−2,4′−イミノ二安息
香酸ジメチルエステル 5−[3−(4−オクタデシルオキシフェニル)−3−
オキソプロピオニルアミノ]−2,3′−イミノ二安息
香酸 5−[3−(4−オクタデシルオキシフェニル)−3−
オキソプロピオニルアミノ]−2,3′−イミノ二安息
香酸ジメチルエステル 5−[3−(4−オクタデシルオキシフェニル)−3−
オキソプロピオニルアミノ]−2,2′−イミノ二安息
香酸 5−[3−(4−オクタデシルオキシフェニル)−3−
オキソプロピオニルアミノ]−2,2′−イミノ二安息
香酸ジメチルエステル
【0009】上記式(1)で表される化合物は、以下の
反応式で示す方法で製造することができる(式中、X、
Y、R1、R2、R3及びR4は前記と同意義であり、halo
はハロゲン原子、Rは低級アルキル基である。)。
【0010】
【化4】
【0011】式(3)の化合物と式(4)のニトロ化合
物を塩基存在下、及び触媒量の銅粉末の存在下又は非存
在下、適当な溶媒中、0℃から150℃の間の温度にて
攪拌し、式(5)の化合物を得る。塩基としては、炭酸
カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸
水素カリウム、炭酸セシウム、水素化ナトリウム、水素
化カリウムなどの無機塩基、トリエチルアミン、ジイソ
プロピルエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基などが
用いられる。溶媒としては、N,N−ジメチルホルムア
ミドなどの反応に不活性な溶媒などが用いられる。必要
に応じて、式(5)の化合物を低級アルキルハロゲン化
物と塩基存在下、適当な溶媒中、0℃から100℃の間
の温度にて撹拌し、R1及びR2が水素原子又はアルコキ
シカルボニル基、R3がアルキル基である式(5)の化
合物を得る。塩基としては、炭酸カリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸セ
シウムなどが用いられる。溶媒としては、N,N−ジメ
チルホルムアミドなどの反応に不活性な溶媒などが用い
られる。
【0012】次いで、R1及びR2がカルボキシル基では
なく、R3がアルキル基である式(5)の化合物のニトロ
基をアミノ基に還元して、式(6)の化合物を得る。還
元方法としては塩化アンモニウム、塩酸又は酢酸などの
酸存在下での鉄又はスズなどの金属及び金属塩を用いた
還元、パラジウム−炭素、ラネーニッケル、酸化白金な
どの触媒を用いた接触還元、パラジウム−炭素触媒存在
下ギ酸アンモニウムによる還元などが挙げられる。溶媒
としてはメタノール、エタノール、イソプロピルアルコ
ールなどの反応に不活性な溶媒が挙げられる。ここで得
られた式(6)の化合物は式(7)のケトエステルとトルエ
ン又はキシレンなどの反応に不活性な溶媒存在下又は非
存在下、100℃から200℃の間の温度にて反応させ
て式(1)の本発明に係る化合物に導くことができる。式
(1)におけるアルコキシカルボニル基は、エステルを
加水分解する通常の方法で加水分解することによって、
カルボキシル基とすることができる。
【0013】式(1)で表される化合物又はその医薬上
許容される塩は、上記VEGF受容体拮抗剤として、特
にVEGFが関与する疾患の治療薬及びその製造におい
て使用される。本発明のVEGF受容体拮抗剤は、VE
GF受容体へのリガンド(VEGF)の結合を阻害する
ことによりVEGF依存性の血管内皮細胞増殖を阻害
し、血管新生を阻害するものであり、またVEGFによ
る血管透過性亢進を阻害するものである。ここで、VE
GFが関与する疾患及び病的症状とは、例えば、糖尿病
性網膜症及びその他の網膜症、慢性関節リウマチ、固形
腫瘍、虚血再灌流傷害関連の脳浮腫及び損傷、乾癬、ア
テローム硬化、後水晶体繊維増殖、血管新生緑内障、加
齢性黄斑変性、甲状腺過形成(グレーブス病を含む)、
慢性炎症、肺炎、ネフローゼ症候群、腫瘍免疫機能低
下、腹水貯留、心内膜液滲出(心膜炎に関係するものな
ど)及び胸水貯留などが挙げられる。以上のうち特に下
記の疾患では、VEGFの阻害による病態の改善が報告
されている。
【0014】糖尿病性網膜症及び他の網膜症 糖尿病性網膜症は、長期間高血糖状態にさらされたこと
により引き起こされた網膜血管の異常により、網膜や硝
子体に多彩な病変を形成する疾患であり、病状の進行に
伴い眼球内の異常血管新生と出血により失明に至ること
が知られている。一方、糖尿病患者において眼球内のV
EGFレベルの上昇と眼球内の異常な血管新生との間に
正の相関関係があることが報告されている(New Engl.
J.Med.、第331巻、第1480頁−第1487頁、1
994年)。また、サルの網膜症モデルにおいて抗VE
GF中和モノクローナル抗体の眼内投与によりVEGF
活性を抑制すると血管新生が抑制されること(Arch.Opt
halmol.、第114巻、第66頁−第71頁、1996
年)、マウスの網膜症モデルにおいてVEGFのシグナ
ル伝達阻害剤の投与により網膜血管新生が抑制されるこ
と(Am.J.Pathol.、第156巻、第697頁−第707
頁、2000年)が報告されている。以上より、VEG
F受容体拮抗剤は、糖尿病性網膜症および他の虚血性網
膜症に有効と考えられる。
【0015】慢性関節リウマチ 慢性関節リウマチ患者の血清VEGF値は健常人に比べ
有意に高値であり、病巣局所においてVEGFの産生が
増大していることが報告されており(J.Immunol.、第1
52巻、第4149頁−第4156頁、1994年)、
病態の形成にVEGFが深く関与していることが示唆さ
れている。また、マウスコラーゲン関節炎モデルでは、
抗VEGF抗血清投与による病態改善作用が報告されて
いる(J.Immunol.、第164巻、第5922頁−第59
27頁、2000年)。
【0016】固形腫瘍 VEGFは、悪性腫瘍血管の新生においても重要な役割
を果たしていると考えられている(Biochem.Biophys.Re
s.Commun.、第161巻、第851頁−第858頁、1
989年)。VEGFは、グリオーマ、悪性リンパ腫、
下垂体腺腫、髄膜腫などの脳腫瘍、メラノーマ、大腸
癌、卵巣癌、膵癌、食道癌、横紋筋肉腫、平滑筋肉腫、
カポジ肉腫および肺腺癌等多くの固形悪性腫瘍でその産
生が亢進していることが知られている(Nature、第36
2巻、第841頁−第844頁、1993年、Biochem.
Biophys.Res.Commun.、第183巻、第1167頁−第
1174頁、1992年)。腫瘍細胞から分泌されたV
EGFは、血管内皮細胞に特異的に存在するチロシンキ
ナーゼ型受容体と結合することにより血管内皮細胞を増
殖させ、腫瘍血管新生の誘導による腫瘍の増殖又は転移
に関与していると考えられている(Oncogene、第5巻、
第519頁−第524頁、1990年; Science、第2
55巻、第989頁−第991頁、1992年)。グリ
オブラストーマ、横紋筋肉腫及び平滑筋肉腫のヌードマ
ウス移植モデルにおいて、抗VEGFモノクローナル抗
体の投与によって腫瘍増殖が抑制されることが報告され
ており(Nature、第362巻、第841頁−第844
頁、1993年)、VEGF受容体拮抗剤は、種々の固
形腫瘍に対して抗腫瘍効果を示すことが示唆されてい
る。
【0017】虚血再灌流障害関連の脳浮腫及び損傷 VEGFは、その血管透過性亢進作用による浮腫の発生
に関与すると考えられており、マウス脳虚血モデルにお
いて、マウスVEGF受容体タンパク[mFlt(1−
3)]とIgGの融合タンパクの投与による脳浮腫及び
損傷の抑制が報告されている(J.Clin.Invest.、第10
4巻、第1613頁−第1620頁、1999年)。
【0018】本発明に係るVEGF受容体拮抗剤、本発
明に係るVEGFが関与する疾患の治療薬は、経口又は
非経口的に投与することができる。その投与剤型は錠
剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、粉剤、トローチ剤、軟
膏剤、クリーム剤、乳剤、懸濁剤、坐剤、注射剤などで
あり、いずれも慣用の製剤技術(例えば、第12改正日
本薬局方に規定する方法)によって製造することができ
る。これらの投与剤型は、患者の症状、年齢及び治療の
目的に応じて適宜選択することができる。各種剤型の製
剤の製造においては、常用の賦形剤(例えば、結晶セル
ロース、デンプン、乳糖、マンニトールなど)、結合剤
(例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニル
ピロリドンなど)、滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグ
ネシウム、タルクなど)、崩壊剤(例えば、カルボキシ
メチルセルロースカルシウムなど)などを用いることが
できる。 本発明に係る化合物の投与量は、成
人を治療する場合で1日1〜2000mgであり、これ
を1日1回又は数回に分けて投与する。この投与量は、
患者の年齢、体重及び症状によって適宜増減することが
できる。
【0019】製造例 [製造例1]4−ヒドロキシ安息香酸メチルエステル 3
5.5g及び2−クロロ−5−ニトロ安息香酸メチルエステ
ル 50.2gをN,N−ジメチルホルムアミド(DMF) 5
00mlに溶解した溶液に無水炭酸カリウム 48.4gを加え、
80℃にて3時間撹拌した。反応液に水を加えて酢酸エ
チルにて抽出し、有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水
硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して
得られた粗生成物をメタノールにて再結晶し、2−(4
−メトキシカルボニルフェノキシ)−5−ニトロ安息香
酸メチルエステル(融点:103〜105℃)67.7gを
得た(下記反応式(8))。
【0020】
【化5】
【0021】上記反応式(8)で得た化合物 11.6gをメ
タノール 300mlに懸濁させた混合物に、10%パラジウ
ム−炭素 1.00 g を加えて水素雰囲気下、室温にて2時
間撹拌した。反応液をろ過して触媒を除去し、ろ液を減
圧下留去して粗生成物を得た。これをシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:3に
て溶出)にて精製後、メタノールにて再結晶して2−
(4−メトキシカルボニルフェノキシ)−5−アミノ安
息香酸メチルエステル(融点:144〜146℃)8.53
gを得た(下記反応式(9))。
【0022】
【化6】
【0023】上記反応式(9)で得た化合物 2.84g及び
3−(4−オクタデシルオキシフェニル)−3−オキソ
プロピオン酸エチルエステル 4.34gの混合物を140℃
にて7時間加熱した。得られた粗生成物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン:クロロホルム:酢
酸エチル=2:3:1にて溶出)にて精製後、酢酸エチ
ルにて再結晶して化合物1(融点:115〜117℃)
3.64 gを得た(下記反応式(10))。
【0024】
【化7】
【0025】[製造例2]製造例1と同様の操作によ
り、一般式(11)で表され、R11とR12が表1に示す
構造の化合物2〜化合物8を得た。それらの融点も表1
に併せて示す。
【0026】
【化8】
【0027】
【表1】
【0028】[製造例3]製造例1の反応式(8)と同
様の操作により得られた2−(4−メトキシカルボニル
フェニルチオ)−5−ニトロ安息香酸メチルエステル
1.09 g 及び鉄粉 1.75 g の混合物にイソプロピルアル
コール 3 ml 及び塩化アンモニウム水溶液(塩化アンモ
ニウム 0.05 g 、水 0.95 ml )を加え、85℃にて1
0分間撹拌した。反応混合物にクロロホルムを加えてセ
ライトにてろ過、引き続きクロロホルムにて洗浄した。
ろ液及び洗液を合わせて飽和食塩水にて洗浄後、無水硫
酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、
5−アミノ−2−(4−メトキシカルボニルフェニルチ
オ)安息香酸メチルエステル(黄色粘性物質) 0.996 g
を得た(下記反応式(12))。
【0029】
【化9】
【0030】製造例1の反応式(10)と同様の操作に
より、上記反応式(12)で得た化合物から化合物9
(融点:121〜124℃)を得た(下記反応式(1
3))。
【0031】
【化10】
【0032】[製造例4]製造例2と同様の操作によ
り、一般式(14)で表され、R13、R14及びR15が表
2に示す構造の化合物10〜化合物18を得た。それら
の融点も表2に併せて示す。
【0033】
【化11】
【0034】
【表2】
【0035】[製造例5]3.63gの化合物1をエタノー
ル 50mlに懸濁させた混合物に、水酸化ナトリウム水溶
液(水酸化ナトリウム 2.03 g 、水 50ml)を加えて7
0℃にて90分間撹拌した。反応液に5%塩酸を加えて
酸性とし、析出した固体をろ過して水にて洗浄後、減圧
乾燥して化合物19(融点:219〜221℃)3.31g
を得た(下記反応式(15))。
【0036】
【化12】
【0037】[製造例6]化合物2〜化合物18を用い
て製造例5と同様の操作を行い、一般式(16)で表さ
れ、R16、R17及びR18が表3及び表4に示す構造の化
合物20〜化合物36を得た。それらの融点も表3及び
表4に併せて示す。
【0038】
【化13】
【0039】
【表3】
【0040】
【表4】
【0041】[製造例7]4−アミノ安息香酸 11.4 g
及び2−フルオロ−5−ニトロ安息香酸 15.4 gをN,
N−ジメチルホルムアミド 500 ml に溶解した溶液に無
水炭酸カリウム 22.9 g 及び銅粉末 0.462 g を加え、
100℃にて1時間、120℃にて3時間、140℃に
て8時間撹拌した。反応液に水及び塩酸を加えて酸性と
し、析出した固体をろ取して粗生成物 20.6 g を得た。
上記粗生成物 20.6 g をN,N−ジメチルホルムアミド
500 ml に溶解した溶液に無水炭酸カリウム 14.1 g 及
びヨウ化メチル 19.3 g を加え、室温にて2時間撹拌し
た。反応液に水を加えて酢酸エチルにて抽出し,有機層
を飽和食塩水にて洗浄して無水硫酸マグネシウムにて乾
燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生成物を酢酸
エチルに懸濁後、ろ過して5−ニトロ−2,4′−イミ
ノ二安息香酸ジメチルエステル(融点:205〜206
℃) 13.5 g を得た(下記反応式(17))。
【0042】
【化14】
【0043】上記反応式(17)で得た化合物 12.3 g
をメタノール 300 ml に溶解させた溶液に10%パラジ
ウム−炭素 1.23 g を加え、水素雰囲気下室温にて4時
間撹拌した。反応液をろ過して触媒を除き、溶媒を減圧
下留去して得た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1にて溶出)に
て精製後、メタノールにて再結晶して5−アミノ−2,
4′−イミノ二安息香酸ジメチルエステル(融点:11
3〜115℃) 8.87 g を得た(下記反応式(1
8))。
【0044】
【化15】
【0045】上記反応式(18)で得た化合物 5.14 g
及び3−(4−オクタデシルオキシフェニル)−3−オ
キソプロピオン酸エチルエステル 8.66 g の混合物を1
40℃にて13時間加熱撹拌した。得られた粗生成物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:クロ
ロホルム:酢酸エチル=3:1:1にて溶出)にて精製
し、化合物37(融点:112〜114℃)7.77 g を
得た(下記反応式(19))。
【0046】
【化16】
【0047】[製造例8]3−アミノ安息香酸 3.92 g
及び2−フルオロ−5−ニトロ安息香酸 5.30 gをN,
N−ジメチルホルムアミド 180 ml に溶解した溶液に無
水炭酸カリウム 9.88 g 及び銅粉末 0.16 g を加え、1
20℃にて10時間撹拌した。反応液に水及び塩酸を加
えて酸性とし、析出した固体をろ取して粗生成物 11.7
g を得た。上記粗生成物 11.7 g をN,N−ジメチルホ
ルムアミド 200 ml に溶解した溶液に無水炭酸カリウム
8.02 g 及びヨウ化メチル 8.23 g を加え、室温にて4
時間撹拌した。反応液に水を加えて酢酸エチルにて抽出
し,有機層を飽和食塩水にて洗浄して無水硫酸マグネシ
ウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた粗生
成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン:酢酸エチル=2:1にて溶出)にて精製し、5−ニ
トロ−2,3′−イミノ二安息香酸ジメチルエステル
(融点:149〜151℃) 6.23 g を得た(下記反応
式(20))。
【0048】
【化17】
【0049】上記反応式(20)で得た化合物 6.23 g
をメタノール 150 ml に溶解させた溶液に10%パラジ
ウム−炭素 0.623 g を加え、水素雰囲気下室温にて1
7時間撹拌した。反応液をろ過して触媒を除き、溶媒を
減圧下留去して得た粗生成物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1にて溶
出)にて精製し、5−アミノ−2,3′−イミノ二安息
香酸ジメチルエステル(黄色油状物質) 5.37 g を得た
(下記反応式(21))。
【0050】
【化18】
【0051】上記反応式(21)で得た化合物 3.40 g
及び3−(4−オクタデシルオキシフェニル)−3−オ
キソプロピオン酸エチルエステル 5.22 g の混合物を1
40℃にて10時間加熱撹拌した。得られた粗生成物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:クロ
ロホルム:酢酸エチル=3:2:1にて溶出)にて精製
後、メタノールにて再結晶して化合物38(融点:10
0〜102℃)4.75 gを得た(下記反応式(22))。
【0052】
【化19】
【0053】[製造例9]製造例7及び製造例8と同様
の操作により、一般式(23)で表され、R19が表5に
示す構造の化合物39及び化合物40を得た。それらの
融点も表5に併せて示す。
【0054】
【化20】
【0055】
【表5】
【0056】[製造例10]5.00 g の化合物37をエ
タノール 50 ml に懸濁させた混合物に、水酸化ナトリ
ウム水溶液(水酸化ナトリウム 2.80 g 、水 50 ml )
を加えて80℃にて3時間撹拌した。反応液に5%塩酸
を加えて酸性とし、析出物をろ取して水にて洗浄後、乾
燥して化合物41(融点:214〜219℃) 4.28 g
を得た(下記反応式(24))。
【0057】
【化21】
【0058】[製造例11]4.73 g の化合物38をエ
タノール 140 ml に懸濁させた混合物に、水酸化ナトリ
ウム水溶液(水酸化ナトリウム 2.65 g 、水 70 ml )
を加えて70℃にて1時間撹拌した。反応液に5%塩酸
を加えて酸性とし、析出物をろ取して水にて洗浄後、乾
燥して化合物42(融点:211〜215℃) 4.20 g
を得た(下記反応式(25))。
【0059】
【化22】
【0060】[製造例12]化合物39及び化合物40
を用いて製造例10及び製造例11と同様の操作を行
い、一般式(26)で表され、R20が表6に示す構造の
化合物43及び化合物44を得た。それらの融点も表6
に併せて示す。
【0061】
【化23】
【0062】
【表6】
【0063】[試験例1]文献(Cell Growth & Differ
entiation、第7巻、第213頁-第221頁、1996年)記載の
方法に準拠し、以下の試験を行った。Flt-1を強制発現
させたNIH3T3細胞(7×104個/well)を24ウェルコラ
ーゲンコートプレートに播種し、10%子牛血清及び2
00μg/ml Geneticin G418を含むDulbecco's modified
Eagle's medium (DMEM)中、5%炭酸ガス雰囲気下、
37℃にて24時間培養した。その細胞を緩衝液A[DM
EM中に10mM HEPES( N-2-hydroxyethylpiperazine-N′-2
-ethanesulfonic acid)と0.1% BSA(bovine serum album
in)を含む]中、4℃にて30分間プレインキュベート
した。その後、培地を緩衝液B(DMEM中に10mM HEPESと
0.5 % BSAを含む)に交換し、表7に示す各々の試験化
合物をジメチルスルホキシドに溶解後緩衝液Bで所定の
濃度に希釈して調製した試験液と[125I]-VEGF(最
終濃度を25pMにする)を添加し、4℃にて90分間結合
反応を行わせた。反応終了後、細胞を氷冷した緩衝液A
にて3回洗浄した。引き続き、各ウェルに 0.5M NaOH
0.5mlを加え、室温にて30分かけて細胞を融解した。
各ウェルの細胞融解物の放射活性をガンマカウンターに
て測定して[125I]-VEGFの総結合量を算出した。[
125I]-VEGFの非特異的結合を、10nMの非標識VE
GF共存下での競合アッセイ(competition assay)に
より測定し、[125I]-VEGFの総結合量との差から[
125I]-VEGFの特異的結合量を算出した。試験化合
物の結合阻害率を次の式により計算した。
【0064】
【化24】
【0065】この値から試験化合物の50%結合阻害濃
度(IC50)を算出した。その結果を表7に示す。
【0066】
【表7】
【0067】[試験例2]KDRを強制発現させたNIH3T3
細胞を用いて、表8に示す各々の試験化合物について、
上記試験例1と同様の方法にて試験を実施した。その結
果を表8に示す。
【0068】
【表8】
【0069】[試験例3]in vivo 腫瘍増殖阻
害試験 ヌードマウス皮下にて継代したヒト結腸癌株Col−1
腫瘍を摘出後細切し、2mm×2mm×2mmの大きさ
の腫瘍塊を移植針にてヌードマウスの右側腹部皮下に移
植した(day0)。試験化合物(化合物19)を等張
リン酸緩衝液(pH9)に溶解して調製した試験液を、
腫瘍を移植したヌードマウスに28日間(day1から
day28まで)連日、表9に示す投与量にて腹腔内投
与した。腫瘍体積は、day30にノギスを用いて測定
した腫瘍の長径と短径の値から次式により計算した。 腫瘍体積(mm3)=0.5×[長径(mm)]×[短
径(mm)]2 試験化合物の腫瘍増殖阻害作用は、未処置のコントロー
ル群の腫瘍体積に対するT/C(%)として次式により
計算した。その結果を表9に示す。
【0070】
【化25】
【0071】
【表9】
【0072】
【発明の効果】本発明のVEGF受容体拮抗剤は、VE
GF依存性の血管内皮細胞増殖を阻害することによって
血管新生を阻害したり、VEGFによる血管透過性亢進
を抑制すると考えられる。したがって、本発明のVEG
F受容体拮抗剤は、糖尿病性網膜症、慢性関節リウマ
チ、固形腫瘍などのVEGFによって誘導される血管新
生が関与する疾患の治療剤として期待される。また、本
発明のVEGF受容体拮抗剤には、虚血再灌流障害時の
脳浮腫などのVEGFによって誘導される血管透過性亢
進が関与する病的症状の抑制効果が期待される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07C 235/80 C07C 235/80 323/63 323/63 C12Q 1/02 C12Q 1/02 1/48 1/48 Z (72)発明者 高山 哲男 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 佐藤 正和 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 山岸 武弘 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 渋谷 正史 埼玉県川口市芝5374−18−601

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(1) 【化1】 (式(1)中、R1は水素原子、CO25又はOR6(こ
    こで、R5及びR6はそれぞれ水素原子又はC1-6アルキ
    ル基である。)で表される基であり、R2は水素原子又
    はCO27(ここで、R7は水素原子又はC1-6アルキル
    基である。)で表される基であり、R3は水素原子又は
    1-6アルキル基であり、R4はC8-25アルキル基であ
    り、XはO、S又はNHであり、YはO又はNHCOで
    ある。)で表される化合物又はその医薬上許容される塩
    を有効成分として含むことを特徴とするVEGF受容体
    拮抗剤。
  2. 【請求項2】 式(1)において、R4がC14-22アルキ
    ル基である請求項1に記載のVEGF受容体拮抗剤。
  3. 【請求項3】 式(1)において、R4がC18アルキル
    基である請求項1に記載のVEGF受容体拮抗剤。
  4. 【請求項4】 式(1)において、R1がCO25(こ
    こで、R5は水素原子又はC1-6アルキル基である。)で
    表される基であり、R2が水素原子である請求項3に記
    載のVEGF受容体拮抗剤。
  5. 【請求項5】 下記式(2) 【化2】 (式(2)中、R3及びR5はそれぞれ水素原子又はC
    1-6アルキル基であり、XはO、S又はNHである。)
    で表される化合物又はその医薬上許容される塩を有効成
    分として含むことを特徴とする請求項1に記載のVEG
    F受容体拮抗剤。
  6. 【請求項6】 式(2)において、R3及びR5が共に水
    素原子である請求項5に記載のVEGF受容体拮抗剤。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項記載の
    VEGF受容体拮抗剤を含むことを特徴とするVEGF
    が関与する疾患の治療薬。
  8. 【請求項8】 VEGFが関与する疾患が、糖尿病性網
    膜症、慢性関節リウマチ、固形腫瘍、虚血再灌流障害時
    の脳浮腫からなる群より選ばれる請求項7記載の治療
    薬。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010513566A (ja) * 2006-12-19 2010-04-30 ジェネンテック, インコーポレイテッド アジュバント療法およびネオアジュバント療法のためのvegf特異的アンタゴニストと初期ステージ腫瘍の治療
JP2013189452A (ja) * 2006-12-19 2013-09-26 Genentech Inc アジュバント療法およびネオアジュバント療法のためのvegf特異的アンタゴニストと初期ステージ腫瘍の治療
JP2015110609A (ja) * 2006-12-19 2015-06-18 ジェネンテック, インコーポレイテッド アジュバント療法およびネオアジュバント療法のためのvegf特異的アンタゴニストと初期ステージ腫瘍の治療

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