JP2001071948A - 車体側部構造 - Google Patents

車体側部構造

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JP2001071948A
JP2001071948A JP24919599A JP24919599A JP2001071948A JP 2001071948 A JP2001071948 A JP 2001071948A JP 24919599 A JP24919599 A JP 24919599A JP 24919599 A JP24919599 A JP 24919599A JP 2001071948 A JP2001071948 A JP 2001071948A
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pillar
sill
vehicle body
vehicle
rail
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JP24919599A
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Hideji Saeki
秀司 佐伯
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 側面衝突時の車体変形モードを調整し、衝突
荷重の分散、荷重吸収量の増大、安定化を可能とする。 【解決手段】 閉断面骨格部材であるサイドシル1と、
閉断面骨格部材であるサイドルーフレール3と、閉断面
骨格部材であるピラ ー5とを備えた車体側部構造にお
いて、サイドルーフレール3に、ピラー5が車幅方向内
側への荷重を受けたときピラー5がサイドルーフレール
3に対して結合される部分を中心に車幅方向内側へ回転
変位するためのレール補強部25を設け、サイドシル1
に、ピラー5が車幅方向内側への荷重を受けたときにピ
ラー5に結合される部分及び該部分から車体前後方向に
拡大した範囲で車幅方向内側へ変位するためのシル強度
調整部27を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体側部構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の車体側部構造としては、例えば特
開平10−181635号公報に示された図19に示す
ようなものがある。この車体側部構造は、サイドシル1
とサイドルーフレール3とピラーとしてのセンターピラ
ー5、フロントピラー7、リヤピラー9を備え、軽金属
の鋳物で一体に形成されている。
【0003】前記サイドシル1、サイドルーフレール
3、各ピラー5,7,9は、閉断面骨格部材を構成し、
図面では車両の左側のみ示すが、サイドシル1は車体の
左右下部に前後方向に延設され、サイドルーフレール3
は、車体の左右上部に前後方向に延設されている。各ピ
ラー5,7,9は、車体の左右側部に上下方向に延設さ
れて、センターピラー5は、前後方向中間部でサイドシ
ル1及びサイドルーフレール3に結合され、フロントピ
ラー7は、前部側でサイドシル1及びサイドルーフレー
ル3に結合され、リヤピラー9は、後部側でサイドシル
1及びサイドルーフレール3に結合されている。
【0004】従って、側面衝突時にサイドシル1及びセ
ンターピラー5等に荷重が入力されると、その変形によ
って側面衝突時の荷重吸収を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、側面衝
突時に、例えばセンターピラー5への入力によってセン
ターピラー5とサイドルーフレール3との結合部、ある
いはセンターピラー5とサイドシル1との結合部に荷重
が集中するため、この部分において車幅方向内側への局
部的な変形を招き、何ら考慮しなければ荷重吸収特性が
安定しない恐れがある。従って、前記部分の局部的な変
形を避けるために、センターピラー5とサイドシル1及
びサイドルーフレールとの間の結合部を厚肉にする必要
がある。
【0006】一方、この部分において、厚肉化すること
によって他の部分、例えばセンターピラー5の中間部等
において局部的な変形を招かないようにするためセンタ
ーピラー5を全体的に厚肉化する必要があり、局部的な
変形は避けられるが重量増を招くという問題があった。
【0007】特に、近年では、車体側部などを車体軽量
化等のためにアルミニウム合金、マグネシウム合金等の
軽金属による鋳物材で形成したものがあり、かかる鋳物
材では、局部的な変形による割れ等によって荷重吸収特
性の安定化向上に限界を招く恐れがあるため、上記のよ
うに全体を厚肉化する必要があり、逆に軽量化が損なわ
れるという問題がある。
【0008】本発明は、側面衝突時の車体側部の変形モ
ードを特定し、全体的な厚肉化による重量増を抑制しな
がら、安定した衝突エネルギ吸収特性を得ることのでき
る車体側部構造の提供を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車体
の左右下部に前後方向に延設された閉断面骨格部材であ
るサイドシルと、車体の左右上部に前後方向に延設され
た閉断面骨格部材であるサイドルーフレールと、車体の
左右側部に上下方向に延設されて前記サイドシル及びサ
イドルーフレールに結合される閉断面骨格部材であるピ
ラ ーとを備えた車体側部構造において、前記サイドル
ーフレールに、前記ピラーが車幅方向内側への荷重を受
けたとき該ピラーが前記サイドルーフレールに対して結
合される部分を中心に車幅方向内側へ回転変位するため
のレール補強部を設け、前記サイドシルに、前記ピラー
が車幅方向内側への荷重を受けたときに該ピラーに結合
される部分及び該部分から車体前後方向に拡大した範囲
に渡る部分で車幅方向内側へ変位するためのシル強度調
整部を設けたことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、車体の左右下部に前後
方向に延設された閉断面骨格部材であるサイドシルと、
車体の左右上部に前後方向に延設された閉断面骨格部材
であるサイドルーフレールと、車体の左右側部に上下方
向に延設されて前記サイドシル及びサイドルーフレール
に結合される閉断面骨格部材であるピラーとを備え、該
ピラーが車幅方向内側への荷重を受けたとき該ピラーの
車幅方向内側に位置する車体強度部に規制されて車幅方
向内側へ回転変位する車体側部構造において、前記サイ
ドシルに、前記ピラーが車幅方向内側への荷重を受けた
ときに該ピラーに結合される部分及び該部分から車体前
後方向に拡大した範囲に渡る部分で車幅方向内側へ変位
するためのシル強度調整部を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
車体側部構造であって、前記シル強度調整部は、前記サ
イドシルの車幅方向外側の壁部に車体前後方向に沿って
設けた上下の補強部と、該補強部上下間の変形許容部と
より成ることを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項1又は3記載の
車体側部構造であって、前記レール補強部は、前記サイ
ドルーフレールの車幅方向外側の壁部に車体前後方向に
沿って設けられたレール横リブと、該レール横リブに交
差して設けられたレール縦リブとより成ることを特徴と
する。
【0013】請求項5の発明は、請求項4記載の車体側
部構造であって、前記ピラーは、該ピラーの上下に沿っ
てピラー縦リブを備え、前記レール縦リブは、前記ピラ
ー縦リブに連続形成されたことを特徴とする。
【0014】請求項6の発明は、請求項1又は3記載の
車体側部構造であって、前記レール補強部は、前記サイ
ドルーフレールが前記ピラーに結合される部分及び該部
分から車体前後方向に拡大した範囲に渡る部分を他の部
分よりも厚肉にしたものであることを特徴とする。
【0015】請求項7の発明は、請求項6記載の車体側
部構造であって、前記レール補強部は、前記サイドルー
フレールに発生する曲げモーメントの分布に沿って厚肉
にしたことを特徴とする。
【0016】請求項8の発明は、請求項1又は3記載の
車体側部構造であって、前記レール補強部は、前記サイ
ドルーフレールが前記ピラーにが結合される部分及び該
部分から車体前後方向に拡大した範囲に渡る部分内に上
下方向の縦リブを有したレール補強材を接合したもので
あることを特徴とする。
【0017】請求項9の発明は、請求項3〜7の何れか
に記載の車体側部構造であって、前記上下の補強部は、
車体前後方向のシル上下横リブと、シル上横リブに交差
して上下に渡って配置され車体前後方向に複数備えられ
たシル上縦リブと、シル下横リブに交差して下面に配置
され車体前後方向に複数備えられたしたシル下縦リブと
より成ることを特徴とする。
【0018】請求項10の発明は、請求項3〜7の何れ
かに記載の車体側部構造であって、前記上下の補強部
は、前記サイドシルの前記ピラーが結合される部分及び
該部分から車体前後方向に拡大した範囲に渡る部分を他
の部分よりも厚肉にしたものであることを特徴とする。
【0019】請求項11の発明は、請求項10記載の車
体側部構造であって、前記変形許容部は、前記上下の補
強部で挟まれる部分及び該部分から車体前後方向に拡大
した範囲に渡る部分を他の部分よりも薄肉にしたもので
あることを特徴とする。
【0020】請求項12の発明は、請求項3〜7の何れ
かに記載の車体側部構造であって、前記上下の補強部
は、前記サイドシルの前記ピラーが結合される部分及び
該部分から車体前後方向に拡大した範囲に渡る部分内に
シル補強材を接合したものであることを特徴とする。
【0021】請求項13の発明は、請求項12記載の車
体側部構造であって、前記ピラーは車体前後方向中間部
に位置するセンターピラーであり、前記サイドシルに、
該サイドシルの車体前後方向中央部側の強度よりもピラ
ーの下端部側の強度を減少させる強度調節部を設けたこ
とを特徴とする。
【0022】請求項14の発明は、請求項1〜13記載
の車体側部構造であって、少なくとも前記ピラーとサイ
ドルーフレールが前記ピラーに結合される部分、サイド
シルが前記ピラーに結合される部分及び該部分から車体
前後方向に拡大した範囲とを軽金属の鋳物材で一体に形
成したことを特徴とする。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明では、側面衝突等によ
り、ピラーが車幅方向内側への荷重を受けたとき、サイ
ドルーフレールのレール補強部によりサイドルーフレー
ルに発生する曲げモーメントに対して、サイドルーフレ
ールの壁面座屈が防止される。このため、サイドルーフ
レールがくの字状に曲がることがなく、ピラー上部を支
持し、ピラーがサイドルーフレールに対して結合される
部分を中心に回転変位する。
【0024】また、ピラー、が前記車幅方向内側への荷
重を受けたとき、シル強度調整部によってピラーがサイ
ドシルに結合される部分及び該部分からサイドシルの車
体前後方向に拡大した範囲に渡る部分で車幅方向内側へ
変位するため、ピラーの下部がサイドシルの局部的な変
形によって車幅方向内側へ進入するのではなく、車体前
後方向に拡大した範囲で車幅方向内側へ変位することが
できる。この結果、側面衝突時の変形モードを特定し、
十分かつ安定した衝突エネルギの吸収を行うことができ
る。
【0025】請求項2の発明では、側面衝突等により、
ピラーが車幅方向内側への荷重を受けたとき、ピラーの
車幅方向内側に位置する車体強度部に規制されて、ピラ
ーが車幅方向内側へ回転変位することができる。また、
ピラーが車幅方向内側への荷重を受けたときに、シル強
度調整部によってピラーがサイドシルに結合される部
分、及び該部分がサイドシルの車体前後方向に拡大した
範囲に渡る部分で車幅方向内側へ変位するため、サイド
シルが局部的に変形するのではなく、車体前後方向に拡
大した範囲で車幅方向内側へ変位することができる。こ
の結果、側面衝突時の変形モードを特定し、十分かつ安
定した衝突エネルギの吸収を行うことができる。
【0026】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明の効果に加え、シル強度調整部はサイドシルの車幅方
向外側の壁部に車体前後方向に沿って設けた上下の補強
部と、該補強部上下間の変形許容部とよりなるため、側
面衝突時等の前記荷重によって上下の補強部間において
変形許容部が変形し、サイドシルのピラーに結合される
部分及び該部分から車体前後方向に拡大した範囲に渡る
部分で車幅方向内側へ確実に変位させることができる。
従って、より確実に変形モードを特定し、十分かつ安定
した衝突エネルギの吸収を行うことができる。
【0027】請求項4の発明では、請求項1又は3の発
明の効果に加え、サイドルーフレールの車幅方向外側の
壁部に車体前後方向に沿って設けられたレール横リブが
側面衝突時のピラーからの入力により発生する車体上下
方向を軸とする曲げモーメントに対する補強材として機
能し、サイドルーフレールの壁面座屈を抑制することが
できる。またレール横リブに交差して設けられたレール
縦リブが側面衝突時のピラーからの入力により発生する
車体前後方向を軸としたモーメントによるサイドルーフ
レールの断面変形を抑制し、ピラーからの入力をサイド
ルーフレールの前後方向へ確実に伝達することができ
る。従って、より確実に変形モードを特定し、エネルギ
吸収量の増大と安定化を図ることができる。
【0028】請求項5の発明では、請求項4の発明の効
果に加え、レール縦リブはピラー縦リブに連続形成され
ているため、側面衝突時のピラーへの入力により発生す
る車体前後方向を軸としたモーメントによるサイドルー
フレールとピラーとの結合部での局部変形をより確実に
抑制し、ピラーへの入力をサイドルーフレールへ確実に
伝達することができる。従って、より確実に変形モード
を特定し、エネルギ吸収量の増大と安定化を図ることが
できる。
【0029】請求項6の発明では、請求項1又は3の発
明の効果に加え、サイドルーフレールがピラーに結合さ
れる部分及び該部分から車体前後方向に拡大した範囲に
渡る部分を他の部分よりも厚肉にすることによって、側
面衝突時のピラーからの入力により発生する車体上下方
向を軸とする曲げモーメントによるサイドルーフレール
の壁面座屈を抑制することができる。また側面衝突時の
ピラーからの入力により発生する車体前後方向を軸とし
たモーメントによるサイドルーフレールの断面変形を抑
制し、ピラーからの入力をサイドルーフレールの前後方
向へ確実に伝達することができる。従って、より確実に
変形モードを特定し、エネルギ吸収量の増大と安定化を
図ることができる。またレール補強部を厚肉にして形成
するため、製造を容易にすることができる。
【0030】請求項7の発明では、請求項6の発明の効
果に加え、サイドルーフレールに発生する曲げモーメン
トの分布に沿って厚肉にしたレール補強部によって、曲
げモーメントによるサイドルーフレールの壁面座屈を効
率良く防止することができる。従って、より確実にエネ
ルギ吸収量の増大と安定化を図ることができる。
【0031】請求項8の発明では、請求項1又は3の発
明の効果に加え、サイドルーフレールがピラーに結合さ
れる部分及び該部分が車体前後方向に拡大した範囲に渡
る部分内に、レール補強材を接合することによって、側
面衝突時のピラーからの入力により発生する車体上下方
向を軸とする曲げモーメントに対し、サイドルーフレー
ルの壁面座屈を防止することができる。またサイドルー
フレールにおけるピラーとの結合部分に設けられたレー
ル補強材の縦リブが側面衝突時のピラーからの入力によ
り発生する車体前後方向を軸としたモーメントによるサ
イドルーフレールの断面変形を抑制し、ピラーからの入
力をサイドルーフレールの前後方向へ確実に伝達するこ
とができる。従って、より確実に変形モードを特定し、
エネルギ吸収量の増大と安定化を図ることができる。
【0032】請求項9の発明では、請求項3〜7の何れ
かの発明の効果に加え、車体前後方向に複数備えられた
シル上縦リブとシル下縦リブとにより、側面衝突時のピ
ラーへの入力をシル上下縦リブ間に形成された変形許容
部を車体前後方向を軸に車幅方向内側へ折り曲げるモー
メントに変換することができる。また、シル上縦リブと
交わるシル上横リブと、シル下縦リブの上部に形成され
たシル下横リブとにより、側面衝突時にピラーへの入力
によりサイドシルに発生する上下方向を軸とした曲げモ
ーメントによるサイドシル側面部の壁面座屈を抑制する
ことができる。従って、より確実に変形モードを特定
し、衝突エネルギ吸収量の増大と安定化を図ることがで
きる。
【0033】請求項10の発明では、請求項3〜7の何
れかの発明の効果に加え、サイドシルのピラーが結合さ
れる部分及び該部分から車体前後方向に拡大した範囲に
渡る部分を他の部分よりも厚肉にした上下の補強部によ
って、側面衝突時のピラーへの入力を、変形許容部を車
体前後方向を軸に車幅方向内側へ折り曲げるモーメント
に変換し、さらに側面衝突時のピラーへの入力によりサ
イドシルに発生する上下方向を軸とした曲げモーメント
に対する補強構造として機能し、サイドシル側面部の壁
面座屈を抑制することができる。従って、より確実に変
形モードを特定し、エネルギ吸収量の増大と安定化を図
ることができる。
【0034】請求項11の発明は、請求項10の発明の
効果に加え、上下の補強部で挟まれる部分及び該部分か
ら車体前後方向に拡大した範囲に渡る部分を他の部分よ
りも薄肉にした変形許容部によって、変形許容部がより
確実に変形し、より確実に変形モードを特定し、エネル
ギ吸収量の増大と安定化を図ることができる。
【0035】請求項12の発明では、請求項3〜7の何
れかの発明の効果に加え、サイドシルのピラーが結合さ
れる部分及び該部分から車体前後方向へ拡大した範囲に
渡る部分内に接合したシル補強材によって、側面衝突時
のピラーへの入力を変形許容部を折り曲げるモーメント
に変換し、さらにサイドシルに発生する上下方向を軸と
した曲げモーメントに対する補強材として機能し、サイ
ドシル側面部の壁面座屈を抑制することができる。従っ
て、より確実に変形モードを特定し、エネルギ吸収量の
増大と安定化を図ることができる。
【0036】請求項13の発明では、請求項12の発明
の効果に加え、サイドシルの車体前後方向中央部側の強
度よりもピラーの下端部側の補強度を減少させる強度調
整部によって、側面衝突時にセンターピラーからの入力
により発生する車体上下方向を軸とした曲げモーメント
に対して、サイドシルの車体前後方向における中央部側
でサイドシル側面部が壁面座屈するのを抑制し、より確
実に変形モードをコントロールし、より確実にエネルギ
吸収量の増大と安定化を図ることができる。
【0037】請求項14の発明では、請求項1〜13の
何れかの発明の効果に加え、サイドシルとサイドルーフ
レールとピラーとを軽金属の鋳物材で一体に形成するこ
とによって、製造を容易とし、より軽量化を図ることが
できる。
【0038】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1〜図8は、
本発明の第1実施形態を示している。尚、図19と対応
する構成部分には同符号を付して説明し、また重複した
説明は省略する。
【0039】まず、図1は本発明の第1実施形態を適用
した車体の概略斜視図を示している。この図1のよう
に、車体側部構造として前記同様、サイドシル1、サイ
ドルーフレール3、ピラーとしてセンターピラー5、フ
ロントピラー7、リヤピラー9を備えている。尚、図1
にはエンジンコンパートメント11、フロア13、トラ
ンクルーム15等を備えたプラットホーム17と、ルー
フパネル19等を備えたルーフ構造体21とを示してい
る。
【0040】本実施形態において、サイドシル1、サイ
ドルーフレール3、各ピラー5,7,9等の車体側部構
造と、プラットホーム17、ルーフ構造体21の基本的
な構成部分はアルミニウム合金、マグネシウム合金等の
軽金属で形成されている。そして、少なくとも図1の斜
線で示す前記センターピラー5と、サイドルーフレール
3が前記センターピラー5に結合される部分と、サイド
シル1が前記センターピラー5に結合される部分及び該
部分から車体前後方向へ拡大した範囲に渡る部分とは、
前記アルミニウム合金、マグネシウム合金等の軽金属の
鋳物材で一体に形成されている。但し、本実施形態で
は、前記車体側部構造は、その他の部分も軽金属の鋳物
で形成され、全体が一体に形成されるか、部分的に形成
したものを溶接している。
【0041】これらセンターピラー5と、センターピラ
ー5及びサイドシル1の結合部分1aと、センターピラ
ー5及びサイドルーフレール3の結合部分3aとのアウ
ター部を図2に示している。この図2は、アウター部2
3を、車幅方向内側から見た斜視図で示している。
【0042】図2のように、アウター部23は、センタ
ーピラー部23a、サイドシル部23b、サイドルーフ
レール部23cとが一体に形成されたもので、サイドル
ーフレール部23cにレール補強部25が設けられ、サ
イドシル部23bにシル強度調整部27が設けられてい
る。
【0043】すなわち、サイドルーフレール3にはセン
ターピラー5が車幅方向内側へ荷重を受けたとき、該セ
ンターピラー5がサイドルーフレール3に対して結合さ
れる結合部分3aを中心に回転変位するためのレール補
強部25が設けられている。
【0044】また、サイドシル1には前記センターピラ
ー5が車幅方向内側へ荷重を受けたときに、サイドシル
1がセンターピラー5に結合される部分及び該部分から
車体前後方向へ拡大した範囲に渡る部分である結合部分
1aで車幅方向内側へ変位するためのシル強度調整部2
7が設けられている。
【0045】前記センターピラー部23aは、ハット断
面形状を呈し、外壁29aと側壁29b,29cと結合
フランジ部29d,29eとを備えている。前記サイド
シル部23bは、車幅方向外側へ膨出する形状を呈し、
外壁31aと上下の結合フランジ部31b,31c,3
1dとからなっている。前記サイドシル部23bの結合
フランジ部31bは、センターピラー部23aの結合フ
ランジ部29dと連続し、同結合フランジ部31cはセ
ンターピラー部23aの結合フランジ部29eに連続し
ている。
【0046】前記サイドルーフレール部23cは、断面
略L字形を呈し、外壁33aと上下の結合フランジ部3
3b,33c,33dからなっている。前記サイドルー
フレール部23cの結合フランジ部33cは、前記セン
ターピラー部23aの結合フランジ部29dに連続し、
同結合フランジ部33dは、センターピラー部23aの
結合フランジ部29eに連続している。
【0047】前記レール補強部25は、サイドルーフレ
ール3がセンターピラー5に結合される部分及び該部分
から車体前後方向に拡大した範囲に渡る部分に設けら
れ、レール横リブ35とレール縦リブ37,39,4
1,43とからなっている。前記レール横リブ35は、
前記サイドルーフレール3の車幅方向外側の壁部である
外壁33aの内面上下中間部に車体前後方向に沿って設
けられている。このレール横リブ35は、車幅方向内側
へ略水平に板状に突設され、前後両端部35a,35b
が前記センターピラー部23aの前後両側所定範囲に延
長して設けられ、前記外壁33aに対し自然消滅するよ
うに傾斜設定されている。
【0048】前記各レール縦リブ37,39,41,4
3は、前記レール横リブ35に対し上下に交差して一体
に板状に設けられている。レール縦リブ37,43は、
サイドルーフレール部23cの断面形状に対応して上下
高さが低く形成され、上端部はサイドルーフレール部2
3cの段部33e下面に連結され、下端は前記センター
ピラー部23aの側壁29b,29cがサイドルーフレ
ール部23cの外壁33aに連続するための中継壁33
f,33gに連結されている。前記中央のレール縦リブ
39,41は、上端が前記段部33e下面に連結され、
その下端はセンターピラー部23aの側壁29b,29
cに連結されている。
【0049】前記シル強度調整部27は、上下の補強部
45,47と、該上下の補強部45,47上下間の変形
許容部49とよりなっている。前記上下の補強部45,
47は、上下シル横リブ51,53と、シル上縦リブ5
5,57,59,61と、シル下縦リブ63,65,6
7,69とよりなっている。
【0050】前記上下シル横リブ51,53は、前記サ
イドシル部23bの外壁31aの内面に略水平方向に板
状に突設され、前記センターピラー部23aに結合され
る部分から車体前後方向へ拡大した範囲に渡って延設さ
れている。
【0051】前記シル上下横リブ51,53の端部51
a,51b,53a,53bは、前記外壁31aの内面
に対し自然消滅するように傾斜設定されている。前記シ
ル上縦リブ55,57,59,61とシル下縦リブ6
3,65,67,69とは、それぞれ車体前後方向で位
置的に対応し、上下に配置されている。
【0052】前記各シル上縦リブ55,57,59,6
1は、前記シル上横リブ45に対し交差して上下に渡っ
て配置され、シル上横リブ51の上下において、図2の
III−III線矢視の図3の断面図のように、外壁31aの
内面に対し連続してつながるように形成されている。
【0053】前記下シル縦リブ63,65,67,69
は、前記シル下横リブに交差してその下面に配置され、
各シル下縦リブ63,65,67,69の上面がシル下
横リブ53の下面に一体に結合されている。また、各シ
ル下縦リブ63,65,67,69の車幅方向の端面6
3a,65a,67a,69aは、シル下横リブ53よ
りも車幅方向内側へ突出した構成となっている。
【0054】前記変形許容部49は、前記上下の補強部
45,47間の部分、すなわちシル上縦リブ55,5
7,59,61の下端と、シル下横リブ53の上面との
間の外壁31aによって構成されている。
【0055】かかるアウター部23は、センターピラー
部23aに別体に成形した図示しないインナー部を合わ
せ、結合フランジ部29d,29eをインナー部の結合
フランジ部にレーザ溶接等によって結合し、閉断面骨格
部材として構成している。
【0056】また、アウター部23のサイドルーフレー
ル部23cでは、例えば図1で示すルーフ構造体21の
端部に一体に成形されているサイドルーフレール3のイ
ンナー部に結合フランジ部33b,33c,33dを突
き合わせ、レーザ溶接等によって結合し、閉断面骨格部
材を構成している。
【0057】さらに、アウター部23のサイドシル部2
3bは、図示しない別成形したサイドシル1のインナー
部分、あるいはプラットホーム17のフロア13の左右
両端部に形成したサイドシル1のインナー部に、結合フ
ランジ部31b,31c,33dを突き合わせ、レーザ
溶接等によって結合することにより、閉断面骨格部材を
構成している。
【0058】尚、車体側部構造の一部であるフロントピ
ラー7、リヤピラー9の部分においても、アウター部が
アルミニウム合金、マグネシウム合金等の軽金属の鋳物
によって成形され、同様な接合構造によって閉断面骨格
部材を構成している。
【0059】かかる構造において、側面衝突時にセンタ
ーピラー5に図3、図4で示す衝突荷重Fの入力がある
と、該荷重Fはセンターピラー5を介してサイドシル1
及びサイドルーフレール3にも入力されることになる。
このようにして、サイドルーフレール3側へ荷重が入力
されるとき、レール補強部25のレール横リブ35が前
記入力Fによる車体上下方向を軸とする図5のような曲
げモーメントに対して補強材として機能し、アウター部
23のレール部23cの外壁33aの壁面座屈を抑制す
る。
【0060】すなわち、図4,図6のスケルトン図で説
明すると、図4のような入力Fがあったとき、例えばレ
ール補強部25が設けられず、全体的な厚肉対策もして
いない場合には、図6のように、センターピラー5とサ
イドルーフレール3の結合する部分3aにおいてくの字
に折れ曲がる変形をする恐れがあるが、前記のようにレ
ール補強部25を設けることによってこの部分の剛性が
著しく高められているため、かかる変形を規制すること
ができる。
【0061】また、レール縦リブ37,39,41,4
3は、センターピラー5からの入力により発生する車体
前後方向を軸としたモーメントによるサイドルーフレー
ル3のアウター部23のレール部分23cの外壁33a
の断面変形を抑制する。従って、レール縦リブ37,3
9,41,43は、センターピラー5からの入力をサイ
ドルーフレール3の前後方向へ確実に伝達し、センター
ピラー5の上端部を図7のように車幅方向内側へ回転変
位させるように機能する。
【0062】一方、サイドシル1及びセンターピラー5
の結合部分1aにおいて、シル上下縦リブ55;63,
57;65,59;67,61;69がそれぞれ上下対
をなし、側面衝突時のセンターピラー5からの入力をシ
ル上下縦リブ55,57,59,61,63,65,6
7,69間に形成された変形許容部49により車体前後
方向を軸に車幅方向内側へ折り曲げるモーメントに変換
することができる。同時に、シル上横リブ51とシル下
横リブ53とが外壁31aの補強材として機能し、セン
ターピラー5からの入力によりサイドシル1に発生する
上下方向を軸とした曲げモーメントによる外壁31aの
壁面座屈を抑制することができる。
【0063】これにより、サイドシル1及びセンターピ
ラー5の結合部分1aが図6のようにくの字状に曲げら
れることがなくなり、図7のスケルトン、あるいは図8
の車幅方向外側から見た要部斜視図のように、サイドシ
ル1がセンターピラー5に結合される部分及び該部分が
車体前後方向に拡大された範囲に渡る部分として結合部
分1aが車体前後方向に略均一に車幅方向内側へ進入す
るように変形する。
【0064】この結果、サイドシル1、サイドルーフレ
ール3、センターピラー5の変形モードは図7,図8に
示す理想的なもの、或いは理想的なものに近くなり、局
部的な変形の増加を抑制することができる。従って、フ
ロア13やサイドシル1の車体前後方向全体への荷重伝
達によって荷重分散を行い、また変形領域を広げること
によって、衝突エネルギの吸収量を増大することができ
る。更に、理想的な変形モード、或いは理想的な変形モ
ードに近づけることにより、安定した衝突エネルギの吸
収を行うことができる。
【0065】(第2実施形態)図9は本発明の第2実施
形態に係り、図2と同様なアウター部を車幅方向内側か
ら見た斜視図である。尚、本実施形態において、第1実
施形態と対応する構成部分には同符号を付して説明し、
また重複した説明は省略する。
【0066】一方、本実施形態においては、アウター部
23のセンターピラー部23aの内面に、上下に沿って
ピラー縦リブ71a,71bが設けられている。このピ
ラー縦リブ71a,71bは、ピラー部23aの補強を
目的としたものである。従って、ピラーとしてのセンタ
ーピラー5は、センターピラーの上下に沿って、ピラー
縦リブ71a,71bを備えた構成となっている。ま
た、レール補強部25のレール縦リブ39,41は、そ
の下端が第1実施形態のように、センターピラー部23
aの側壁29b、29cに結合されるのではなく、前記
ピラー縦リブ71a,71bに連続形成されている。
【0067】かかる構成によって、本実施形態において
も、第1実施形態と略同様な作用効果を奏することがで
きる。一方、本実施形態においては、レール縦リブ3
9,41がピラー縦リブ71a,71bに連続している
ため、ルーフサイドレール3とセンターピラー5との結
合部間においても補強を行うことができ、前記衝突荷重
Fが伝達されても、より局部変形を防止し、センターピ
ラー5の図7のような車幅方向内側への回転変位をより
確実に行わせることができる。
【0068】従って、本実施形態においては、サイドシ
ル1、ルーフサイドレール3、センターピラー5の変形
モードをより理想的なものとし、より確実に荷重分散、
荷重吸収量の増大、衝突エネルギ吸収の安定化を図るこ
とができる。
【0069】(第3実施形態)図10〜図13は、本発
明の第3実施形態に係り、図10は、アウター部を車幅
方向外側から見た斜視図、図11は図10のXI矢視にお
ける要部斜視図、図12は図10のXII−XII線矢視断面
図、図13は図11のXIII−XIII線矢視における断面図
である。尚、第1実施形態と対応する構成部分には同符
号を付して説明し、また重複した説明は省略する。
【0070】一方、本実施形態においては、レール補強
部25は、図10,図12のように、アウター部23の
レール部23cを図10の斜破線の範囲、すなわちサイ
ドルーフレール3がセンターピラー5に結合される部分
及び該部分から車体前後方向に拡大した範囲に渡る部分
75において、図12のように他の部分79よりも厚肉
77にしたものである。厚肉77の部分の前後方向両端
部77a,77bは、図12のように他の部分79に対
し自然消滅するように傾斜設定されている。
【0071】尚、厚肉77の構成は、図12の一点鎖線
で示す曲げモーメント分布81、即ちサイドルーフレー
ル3に発生する曲げモーメントの分布に沿って厚肉にす
ることもできる。
【0072】一方、前記サイドシル1の上下の補強部4
5,47は、サイドシル1がセンターピラー5に結合さ
れる部分及び該部分から車体前後方向に拡大した範囲に
渡る部分を他の部分よりも厚肉にして形成している。す
なわち、図10の斜破線で示す範囲83の部分におい
て、アウター部23のサイドシル部23bを図13のよ
うに他の部分85よりも厚肉87にしたものである。そ
して、厚肉87によって上下に挟まれた部分は他の部分
85と同じ一般肉厚部となっているが、厚肉87の部分
によって挟まることによって、変形許容部49を構成し
ている。変形許容部49の肉厚は、材料のひずみ量と性
能上から決まる反力とから決定されている。
【0073】従って、本実施形態においても第1実施形
態と略同様に、厚肉77によるレール補強部25がルー
フサイドレール3を補強して、側面衝突時の荷重Fによ
る局部変形を抑制し、センターピラー5の車幅方向内側
への回転変位を確実に行わせることができる。
【0074】また上下の補強部45,47によって、サ
イドシル1の壁面座屈を抑制しながら、変形許容部49
によって変形を促進し、サイドシル1がセンターピラー
5と結合される部分の前後方向所定範囲に拡張した部分
において略均一に車幅方向内側へ変形して進入すること
ができる。
【0075】従って、本実施形態においても、理想的な
変形モード、又はこれに近づけることで衝突荷重の分
散、衝突荷重吸収量の増大、衝突エネルギの安定した吸
収を行うことができる。
【0076】また本実施形態では、厚肉77、87によ
ってレール補強部25、シル強度調整部27を形成して
いるため、アウター部23を軽金属の鋳物で成形する場
合に、成形型を簡単にすることができる。
【0077】更に、レール補強部25の厚肉77を曲げ
モーメントの分布81に沿うような形状とすることによ
って、厚肉77を効率良く設定することができ、材料の
無駄を省くことができる。
【0078】図14は第3実施形態の変形例に係り、図
13と同様な断面図を示している。本実施形態において
も、基本的には図10〜図13と同様に構成されてい
る。
【0079】一方、この変形例においては、変形許容部
49を他の部分85の一般部肉厚よりも薄肉に形成して
変形を容易にしたものである。従って、上記同様な作用
効果を奏することができる。
【0080】一方、変形許容部49を薄肉にしたことに
よって、変形を促進することができる一方、変形途中で
の割れに対しては、変形許容部49の両側を厚肉87の
上下の補強部45,47の他、変形許容部49の車体前
後方向前後においても厚肉87を設け、変形許容部49
を上下左右の全周において囲む構造にしている。従っ
て、割れが発生しても割れが厚肉87によって阻止さ
れ、他の部分85等へ広がらないようにすることができ
る。
【0081】(第4実施形態)図15は本発明の第4実
施形態に係り、図2に対応した斜視図である。尚、第1
実施形態と対応する構成部分には同符号を付して説明
し、また重複した説明は省略する。
【0082】本実施形態においては、レール補強部25
を別部材のレール補強材89で形成し、上下の補強部4
5,47も別部材のシル補強材91,93で形成したも
のである。
【0083】前記レール補強材89は、板材のプレス成
形によって形成されたもので、サイドルーフレール部2
3cの範囲75で、サイドルーフレール部23cの内面
側に溶接等によって固着されるものである。従って、レ
ール補強部25は、前記サイドルーフレール3がセンタ
ーピラー5に結合される部分及び該部分から車体前後方
向へ拡大した範囲に渡る部分内に、レール補強材89を
接合した構成となっている。
【0084】前記レール補強材89は、レインフォース
部95と、レール縦リブ97,99とからなり、レイン
フォース部95の断面は、サイドルーフレール部23c
の内面に密に固着できるようにサイドルーフレール部2
3cの一般部と対応した断面形状に形成され、センター
ピラー部23aに固着されている。前記レール縦リブ9
7,99は、スチール板材のプレス成形によって形成さ
れている。
【0085】尚、レール補強材89はアルミニウム合
金、マグネシウム合金等の軽金属の鋳物材で形成し、あ
るいはレインフォース部95を軽金属の押出材で形成
し、このレインフォース部95にプレス成形品、あるい
は鋳物材によるレール縦リブ97,99を固着する構成
にすることもできる。
【0086】前記シル補強材91,93は、アルミニウ
ム合金、マグネシウム合金等の軽金属の板材によるプレ
ス成形品、あるいは押出材、鋳物材によって形成してい
る。
【0087】シル補強材91,93は、サイドシル部2
3bの断面形状に対応して形成され、その内面に密に接
合する断面形状となっている。従って、シル補強材9
1,93は、サイドシル部23bの範囲83において、
サイドシル部23bの内面にレーザ溶接等によって密に
固着されている。シル補強材91は、前記シル上横リブ
51を一体に備え、シル補強材93は、前記シル下横リ
ブ53を一体に備えている。
【0088】こうして、前記上下の補強部は、前記サイ
ドシル1が前記センターピラー5に結合される部分及び
該部分から車体前後方向に拡大した範囲に渡る部分内に
シル補強材91、93を接合した構成となっている。
【0089】従って、本実施形態においても、レール補
強材89のレインフォース部95が第1実施形態のレー
ル横リブ35と同様な機能を奏し、またレインフォース
部95及びレール縦リブ97,99が第1実施形態のレ
ール縦リブ37,39,41,43と同様な機能を奏す
ることによって、側面衝突時のセンターピラー5への衝
突荷重Fによって、サイドルーフレール3、センターピ
ラー5の局部変形を招くことなく回転変位させることが
できる。
【0090】またシル補強材91が第1実施形態のシル
上横リブ51及びシル上縦リブ55,57,59,61
と同様な機能を奏し、シル補強材93がシル下横リブ5
3、シル下縦リブ63,65,67,69と同様な機能
を奏することによって、第1実施形態と略同様な作用効
果を奏することができる。
【0091】更に、本実施形態においては、レール補強
部25とシル強度調整部27とを別部材によって構成す
ることにより、設計の自由度を拡大することができる。
【0092】(第5実施形態)図16,図17は本発明
の第6実施形態に係り、図16は図2と対応した斜視
図、図17は図16のXVII−XVII線矢視における断面図
である。尚、第1実施形態と対応する構成部分には同符
号を付して説明し、また重複した説明は省略する。
【0093】本実施形態においては、サイドシル1の車
体前後方向中央部側の強度よりもピラーの下端部側の強
度を減少させる強度調節部を設けたものである。
【0094】すなわち、サイドシル1のフロントピラー
7下端及びリヤピラー9の下端との間の前後方向の中央
部が、センターピラー5よりも車体前後方向前方側に位
置している。これをアウター部23において示すと、図
16のMM線の位置となっている。この中央部MMを跨
ぐように、図16の斜線の範囲において、図17のよう
に一般部101に対し厚肉部103を設けて強度調節部
としている。そして、厚肉部103の設定は、センター
ピラー5の下端部側での強度をサイドシル1の車体前後
方向中央部MM側の強度よりも減少させるように、その
肉厚を一般部の肉厚へ漸減するように形成している。
【0095】従って、サイドシル1は、その前後部でク
ロスメンバ等の骨格部材によって支えられ、中央部MM
で車幅方向外側からの荷重Fによって変形し易くなる
が、厚肉部103を設けることによって、中央部MM側
での壁面座屈を防止し、また中央部MM側の強度よりも
センターピラー5の下端部側の強度を減少させるように
肉厚を漸減することによって、相対的にセンターピラー
5下端部側での車幅方向に対する反力を減少させ、レー
ル補強部25とシル強度調整部27との設定によるセン
ターピラー5等の変形モードをより正確にコントロール
することができる。
【0096】従って、より理想的な変形モードで衝突荷
重の分散と、荷重吸収量の増大、及び安定した荷重吸収
をより正確に行うことができる。
【0097】(第6実施形態)図18は本発明の第6実
施形態を適用した車体の斜視図である。本実施形態にお
いては、ピラーとしてフロントピラー7及びリヤピラー
9の部分にシル強度調整部を設けたものである。具体的
な構造は図示はしないが、基本的な技術的な特徴は上記
各実施形態と同様である。
【0098】そして、フロントピラー7においては、車
幅方向内側への荷重を受けたとき、フロントピラーの車
幅方向内側に位置する車体強度部、例えばステアリング
メンバに規制されて、車幅方向内側へ上記同様に回転変
位することになる。
【0099】フロントピラー7の下端部においては、サ
イドシル1に前期同様なシル強度調整部を設けているた
め、フロントピラー7が車幅方向内側へ荷重を受けたと
きに、フロントピラーがサイドシル1に結合される部分
及び車体前後方向へ拡大した範囲に渡る部分で車幅方向
内側へ変位することができる。
【0100】従って、上記各実施形態と同様に、フロン
トピラー7の部分において、側面衝突時の入力荷重に対
し理想的な変形モードに近づけることができ、衝突荷重
の分散、荷重吸収量の増大、荷重吸収の安定化を正確に
行うことができる。
【0101】またリヤピラー9の部分においても、リヤ
ピラーが車幅方向内側への荷重を受けたとき、リヤピラ
ー9の車幅方向内側に位置する車体強度部、例えばリヤ
パーセル等に規制されて、車幅方向内側へ回転変位する
ことができる。
【0102】そして、リヤピラー9の下端部において、
サイドシルに設けられたシル強度調整部によって、リヤ
ピラー9の部分においても側面衝突時に理想的な変形モ
ードに近づけることができる。従って、リヤピラー9の
部分において、衝突荷重の分散、荷重吸収量の増大、安
定した荷重吸収を正確に行うことができる。
【0103】この第6実施形態において、シル強度調整
部は、前記第1実施形態〜第4実施形態の何れをも採用
することができ、また第5実施形態を追加することも可
能である。
【0104】さらにレール補強部とシル強度調整部と
は、リブの形式、肉厚増加の形式、別部材の補強部材を
設定する形式について各別に説明したが、例えばレール
補強部をリブ形式、シル強度調整部をその他の形式で形
成するなど、その組み合わせの選択は自由である。
【0105】尚、上記各実施形態では、サイドシル1、
サイドルーフレール3、各ピラー5,7,9をアルミニ
ウム合金、マグネシウム合金等の軽金属の鋳物材で一体
に形成したが、例えばセンターピラー5の部分では、セ
ンターピラー5とサイドシル1及びサイドルーフレール
3がセンターピラー5に結合される部分の車体前後方向
所定範囲において、軽金属の鋳物材で一体に形成し、他
の部分は他の材質、製法で形成することも可能である。
またフロントピラー7、リヤピラー9の部分においても
同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車体の斜視図であ
る。
【図2】第1実施形態に係るアウター部の車幅方向を内
側から見た斜視図である。
【図3】図2のIII−III線矢視断面図である。
【図4】側面衝突時の荷重作用を示すスケルトン図であ
る。
【図5】側面衝突時のモーメント変化を示す説明図であ
る。
【図6】側面衝突時の局部変形を示すスケルトン図であ
る。
【図7】側面衝突時の平均的な変形を示すスケルトン図
である。
【図8】側面衝突時のシル部の変形を示す要部斜視図で
ある。
【図9】第2実施形態に係り、車幅方向内側から見たア
ウター部の斜視図である。
【図10】第3実施形態に係り、アウター部を車幅方向
外側から見た斜視図である。
【図11】図10のXI矢視における斜視図である。
【図12】図10のXII−XII線矢視断面図である。
【図13】図11のXIII−XIII線矢視断面図である。
【図14】第3実施形態の変形例に係り、図13と同一
位置の断面図である。
【図15】本発明の第4実施形態に係り、図2と対応し
た分解斜視図である。
【図16】本発明の第5実施形態に係り、図2と対応し
た斜視図である。
【図17】図16のXVII−XVII線矢視断面図である。
【図18】本発明の第6実施形態を適用した車体の斜視
図である。
【図19】従来例に係る車体側部構造の斜視図である。
【符号の説明】
1 サイドシル 3 サイドルーフレール 5 センターピラー(ピラー) 7 フロントピラー(ピラー) 9 リヤピラー(ピラー) 25 レール補強部 27 シル強度調整部 35 レール横リブ 37,39,41,43 レール縦リブ 45 上の補強部 47 下の補強部 49 変形許容部 51 シル上横リブ 53 シル下横リブ 55,57,59,61 シル上縦リブ 63,65,67,69 シル下縦リブ 71a,71b ピラー縦リブ 89 レール補強材 91,93 シル補強材 103 強度調節部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の左右下部に前後方向に延設された
    閉断面骨格部材であるサイドシルと、車体の左右上部に
    前後方向に延設された閉断面骨格部材であるサイドルー
    フレールと、車体の左右側部に上下方向に延設されて前
    記サイドシル及びサイドルーフレールに結合される閉断
    面骨格部材であるピラーとを備えた車体側部構造におい
    て、前記サイドルーフレールに、前記ピラーが車幅方向
    内側への荷重を受けたとき該ピラーが前記サイドルーフ
    レールに対して結合される部分を中心に車幅方向内側へ
    回転変位するためのレール補強部を設け、 前記サイドシルに、前記ピラーが車幅方向内側への荷重
    を受けたときに該ピラーに結合される部分及び該部分か
    ら車体前後方向に拡大した範囲に渡る部分で車幅方向内
    側へ変位するためのシル強度調整部を設けたことを特徴
    とする車体側部構造。
  2. 【請求項2】 車体の左右下部に前後方向に延設された
    閉断面骨格部材であるサイドシルと、車体の左右上部に
    前後方向に延設された閉断面骨格部材であるサイドルー
    フレールと、車体の左右側部に上下方向に延設されて前
    記サイドシル及びサイドルーフレールに結合される閉断
    面骨格部材であるピラーとを備え、該ピラーが車幅方向
    内側への荷重を受けたとき該ピラーの車幅方向内側に位
    置する車体強度部に規制されて車幅方向内側へ回転変位
    する車体側部構造において、 前記サイドシルに、前記ピラーが車幅方向内側への荷重
    を受けたときに該ピラーに結合される部分及び該部分か
    ら車体前後方向に拡大した範囲に渡る部分で車幅方向内
    側へ変位するためのシル強度調整部を設けたことを特徴
    とする車体側部構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の車体側部構造であ
    って、 前記シル強度調整部は、前記サイドシルの車幅方向外側
    の壁部に車体前後方向に沿って設けた上下の補強部と、
    該補強部上下間の変形許容部とより成ることを特徴とす
    る車体側部構造。
  4. 【請求項4】 請求項1又は3記載の車体側部構造であ
    って、 前記レール補強部は、前記サイドルーフレールの車幅方
    向外側の壁部に車体前後方向に沿って設けられたレール
    横リブと、該レール横リブに交差して設けられたレール
    縦リブとより成ることを特徴とする車体側部構造。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の車体側部構造であって、 前記ピラーは、該ピラーの上下に沿ってピラー縦リブを
    備え、 前記レール縦リブは、前記ピラー縦リブに連続形成され
    たことを特徴とする車体側部構造。
  6. 【請求項6】 請求項1又は3記載の車体側部構造であ
    って、 前記レール補強部は、前記サイドルーフレールが前記ピ
    ラーに結合される部分及び該部分から車体前後方向に拡
    大した範囲に渡る部分を他の部分よりも厚肉にしたもの
    であることを特徴とする車体側部構造。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の車体側部構造であって、 前記レール補強部は、前記サイドルーフレールに発生す
    る曲げモーメントの分布に沿って厚肉にしたことを特徴
    とする車体側部構造。
  8. 【請求項8】 請求項1又は3記載の車体側部構造であ
    って、 前記レール補強部は、前記サイドルーフレールが前記ピ
    ラーに結合される部分及び該部分から車体前後方向に拡
    大した範囲に渡る部分内に上下方向の縦リブを有したレ
    ール補強材を接合したものであることを特徴とする車体
    側部構造。
  9. 【請求項9】 請求項3〜7の何れかに記載の車体側部
    構造であって、 前記上下の補強部は、車体前後方向のシル上下横リブ
    と、シル上横リブに交差して上下に渡って配置され車体
    前後方向に複数備えられたシル上縦リブと、シル下横リ
    ブに交差して下面に配置され車体前後方向に複数備えら
    れたしたシル下縦リブとより成ることを特徴とする車体
    側部構造。
  10. 【請求項10】 請求項3〜7の何れかに記載の車体側
    部構造であって、 前記上下の補強部は、前記サイドシルの前記ピラーが結
    合される部分及び該部分から車体前後方向に拡大した範
    囲に渡る部分を他の部分よりも厚肉にしたものであるこ
    とを特徴とする車体側部構造。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の車体側部構造であっ
    て、 前記変形許容部は、前記上下の補強部で挟まれる部分を
    他の部分よりも薄肉にしたものであることを特徴とする
    車体側部構造。
  12. 【請求項12】 請求項3〜7の何れかに記載の車体側
    部構造であって、 前記上下の補強部は、前記サイドシルの前記ピラーが結
    合される部分及び該部分から車体前後方向に拡大した範
    囲に渡る部分内にシル補強材を接合したものであること
    を特徴とする車体側部構造。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の車体側部構造であっ
    て、 前記ピラーは、車体前後方向中間部に位置するセンター
    ピラーであり、前記サイドシルに、該サイドシルの車体
    前後方向中央部側の強度よりもピラーの下端部側の強度
    を減少させる強度調節部を設けたことを特徴とする車体
    側部構造。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13記載の車体側部構造で
    あって、 少なくとも前記ピラーとサイドルーフレールが前記ピラ
    ーに結合される部分、サイドシルが前記ピラーに結合さ
    れる部分及び該部分から車体前後方向に拡大した範囲に
    渡る部分とを軽金属の鋳物材で一体に形成したことを特
    徴とする車体側部構造。
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