JP2001071897A - 摩擦攪拌接合用中空形材 - Google Patents

摩擦攪拌接合用中空形材

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JP2001071897A JP25161499A JP25161499A JP2001071897A JP 2001071897 A JP2001071897 A JP 2001071897A JP 25161499 A JP25161499 A JP 25161499A JP 25161499 A JP25161499 A JP 25161499A JP 2001071897 A JP2001071897 A JP 2001071897A
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健 川崎
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正樹 与野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中空形材等の寸法精度にとらわれずに、中空
形材を一方の面から良好な接合ができるようにする。 【解決手段】 中空形材10、20の面板の突出片12
b、22bを上方から摩擦攪拌接合をする。次に接続材
30を座17、27に載せ、上方から摩擦攪拌接合を行
う。座17、27は2つの面板11、12(21、2
2)を接続するリブと面板11(21)との交点にあ
る。接続材30と座17、27の接合は重ね接合であ
る。突き合わせ接合ではない。このため、中空形材1
0、20の製作誤差、配置の誤差があっても、容易に接
合できるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は中空形材による構造
体およびその製作方法に関するものである。例えば、鉄
道車両や建築物等に使用されるアルミニウム合金製の中
空の押し出し形材による構造体の製作に好適である。
【0002】
【従来の技術】摩擦攪拌接合方法は、接合部に挿入した
丸棒(回転工具という。)を回転させながら接合線に沿
って移動させ、接合部を発熱、軟化させ、塑性流動さ
せ、固相接合する方法である。回転工具は、接合部に挿
入する小径部と、外部に位置する大径部とからなる。小
径部と大径部は同軸である。小径部と大径部との境は接
合部に若干挿入されている。これは特開平9−3091
64号公報(EP0797043A2)に示されてい
る。この文献の図9には中空の押し出し形材の二面の接
合を一方の面から行うことが示されている。また、中空
形材の変形を防止する継ぎ手が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平9−309
164号公報(EP0797043A2)の図9のよう
に、中空形材を一方の面から摩擦攪拌接合する場合を考
える。この場合は、2つの中空形材31、32の上面の
板33、33の間隔、およびこの部分に配置する継ぎ手
60の幅の精度が重要である。上面の板33、33の間
隔が継ぎ手60の幅よりも小さければ、継ぎ手60を配
置できない。逆に、上面の33、33の間隔が継ぎ手6
0の幅よりも大きければ、摩擦攪拌接合が困難である。
すなわち、板33と継ぎ手60との突き合わせ部の隙間
が小さいことが重要である。
【0004】しかし、中空型材31、32や継ぎ手60
の押し出し加工の製作公差から突き合わせ部に大きな隙
間が発生しやすい。鉄道車両の車体の接合の場合のよう
に、多数の中空形材を並べて接合する場合には、これが
顕著になる。本発明の目的は、中空形材等の寸法精度に
とらわれずに、中空形材を一方の面から良好な接合がで
きるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、二枚の面板
の間を複数のリブでトラス状に接続しており、一方の面
板の端部は中空形材の端部の前記トラスの頂点の近傍に
あり、他方の面板の端部は前記一方の面板の端部よりも
突出しており、前記一方の面板の端部と該端部側の前記
リブとの接続部には、中空形材の厚さ方向および前記端
部の方向に開口した凹状の座があり、該座の幅の中央部
は前記トラスの頂点の近傍にあること、によって達成で
きる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1から図4
により説明する。以下の説明において、図1に記載のな
い部品番号を使用することがある。その場合はその部品
番号から10を減算した部品番号が右半分の部品番号の
部品に相当する。図1は図2の要部拡大図、図2は図3
の要部拡大図、図3は図4の側構体の要部の縦断面図で
ある。
【0007】車体200は、側面を構成する側構体20
1、屋根を構成する屋根構体202、床を構成する台枠
203、長手方向の端部を構成する妻構体204からな
る。側構体201、屋根構体202、台枠203は、そ
れぞれ複数の押し出し形材を接合して構成している。押
し出し形材の長手方向を車体の長手方向にしている。押
し出し形材はアルミニウム合金製の中空形材である。側
構体201を構成する中空形材10、20の構成および
接合方法について説明する。他の箇所、他の構体も同様
である。
【0008】中空形材10、20は二枚の面板11、1
2、21、22とトラス状に配置した複数のリブ13、
23からなる。二枚の面板11、12(21、22)は
実質的に平行である。リブ13、23によるトラスのピ
ッチは同一である。トラスはリブ13、23、面板1
1、12、21、22の板厚の中心線によって構成され
る。頂点は面板11、12、21、22側にある。車内
側のトラスの頂点付近には機器を取り付けるためのレー
ル19、29を一体に設けている。レール19、29は
L状の2つの部材からなる。レールは内装板や椅子等の
機器の取り付け座になる。
【0009】車体の外面側に位置する面板12、22の
端部は車内側の面板11、21の端部よりも隣接する中
空形材20、10側に突出している。この突出した面板
を12b、22bと呼ぶ。面板12b、22bの端部同
士を突き合わせて摩擦攪拌接合している。突き合わせ部
の隙間が小さくなるように突き合わせている。面板12
b、22bの板厚は他の部分の面板12、22の板厚よ
りも厚い。
【0010】中空形材10、20は面板12、22を下
方にしてベッド40に載っている。面板11、21側を
上方にしている。上方から回転工具250を接合部に挿
入して摩擦攪拌接合をする。車内側から摩擦攪拌接合す
ると言える。面板12b、22bの端部には車内側(す
なわち面板11、21側)に突出する凸部16、26が
ある。凸部16、26の幅高さは実質的に同一である。
【0011】車内側の面板11の端部と面板21との端
部との間は接続材30を介して接合している。接続材3
0の端部はトラスの頂点に設けた座27(17)に載っ
ている(重なっている。)。座27(17)は、リブ2
3A(13A)とリブ23B(13B)との交点にあ
る。座27(17)の幅の中央に前記交点がある。つま
り、端部のトラスの頂点は座27(17)の幅の中央部
にある。座27(17)の幅は接続材30の凸部35の
幅と同様である。座27(17)は面板21(11)の
外面よりも凹んでいる。座27(17)は中空形材の厚
さ方向の外側、幅方向の端部側に開口している。面板2
1(11)の端部27b(17b)は接続材30とのア
ーク溶接用の開先として傾斜している。
【0012】接続材30は面板11、21の表面があた
かも連続しているようにすることを目的として配置して
いる。このため、座27(17)は面板21(11)の
外面に対して面板21(11)の板厚だけ凹んでいる。
接続材30の両端35を除いた中央は板31であり、そ
の板厚は面板21(11)の板厚と実質的に同一であ
る。
【0013】接続材30の両端には上方に突出する凸部
35がある。凸部の上面にはV字状の溝36がある。溝
36は凸部35の幅の中心にある。凸部35の幅は回転
工具250の大径部252の径よりも大きい。溝36は
回転工具250を導くための位置検出用の対象物とな
る。レーザセンサで溝36を検出し、回転工具250の
軸心が溝36に一致するようにしている。溝36の延長
線上すなわち回転工具250の軸心上に、2つのリブ1
3A(23A)と13B(23B)の交点がある。
【0014】接続材30と座17、27の重ね面は、平
面で起伏がなく、両者は接触している。接続材30の幅
は二つの中空形材10、20の面板11、21の間隔よ
りも小さい。接続材30は中空形材10、20と同一材
質の押し出し形材である。接続材30の長さは中空形材
10、20の長さと同一である。面板11の端部から面
板21の端部までの距離P(中空形材10の端部のトラ
スの頂点から中空形材20の端部のトラスの頂点までの
距離)は他の位置のトラスのピッチPと同一である。中
空形材のトラスは、面板11、12、21、22側を頂
点としたとき、2等辺3角形である。しかし、中空形材
10、20の端部のトラスは2等辺3角形ではない。中
空形材10、20の端部のトラスを構成するリブ13
A、23Aが鉛直線に対して成す角度はθ1である。前
記端部のトラスを構成するリブ13A、23Bが鉛直線
に対して成す角度はθ2である。θ1<θ2である。
【0015】このため、リブ13A(23A)は面板1
2(22)の途中に接続している。リブ13Aと面板1
2との接続部と、リブ23Aと面板22との接続部との
間には摩擦攪拌接合装置を挿入する空間が生じる。リブ
13A、23Aはリブ13B、23Aに比べて立ってい
る(θ1が小さい)ので、リブ13A、23Aの板厚は
リブ13B、23Aの板厚よりも大きい。リブ13B、
23Bの板厚は他のリブ13の板厚よりも大きい。リブ
13A、13B、13と面板11、12、21、22と
の接続部は円弧状である。また、接続部の厚さは強度の
観点から定めている。
【0016】この構造体の製作方法を説明する。中空形
材10、20はベッド240に載せられ、固定されてい
る。面板12b、22bの端部の突き合わせ部は接触し
ているか近接している。面板12、22の突き合わせ部
の凸部16、26を上方からアーク溶接によって仮止め
する。仮止め溶接は間欠的である。面板12b、22b
の突き合わせ部が載るベッド240の上面は平らであ
る。面板12b、22bの突き合わせ部付近、リブ13
A、23Aと面板12b、22bとの交点付近、リブ1
3B、23Bと面板12、22との交点付近の三者は同
一高さのベッド240に載っている。
【0017】この状態において、摩擦攪拌接合装置の回
転工具250を上方から凸部16、26の突き合わせ部
に挿入した状態で、接合線に沿って移動させ、摩擦攪拌
接合する。回転工具250の軸心は鉛直方向(接合部の
法線に沿った方向)である。ただし、回転工具250の
進行方向に対しては軸心は公知のように傾斜している。
2つの凸部16、26の突き合わせ部を前記センサで検
出して突き合わせ部の隙間の位置を求め、この隙間に回
転工具250の軸心を位置させる。
【0018】回転工具250は大径部252とその先端
の小径部251とからなる。小径部251の先端は面板
12b、22bの下面の近傍に位置している。大径部2
52の下端は凸部16、26の頂と面板12b、22b
の車内側の面(面板11、21側の面)との間に位置し
ている。大径部252の径は2つの凸部16、26から
なる幅よりも小さい。小径部251はねじである。
【0019】この摩擦攪拌接合によって、面板12b、
22bの突き合わせ部の隙間は埋められて、接合され
る。突き合わせ部の外面側(車外側)は平らに接合され
る。面板12b、22bの外面側には接合線の凹部はな
い。凸部16、26の上面は回転工具250の大径部2
52によって凹状になる。凹部の両側には未接合部があ
る。
【0020】次に、面板11、21の座17、27に接
続材30を載せる。接続材30の端部は座27の面で接
触している。次に、接続材30の端部を面板11、21
に対してそれぞれアーク溶接によって仮止めする。仮止
め溶接は間欠的である。
【0021】次に、面板12b、22bの突き合わせ部
の摩擦攪拌接合に用いた摩擦攪拌接合装置を用いて接続
材30と座17、27との接合を行う。回転工具250
を上方から接続材30と座27を重ねた部分に挿入した
状態で、接合線に沿って移動させ、摩擦攪拌接合する。
【0022】凸部35の幅は回転工具250の大径部2
52の径よりも大きい。凸部35の幅の中心に溝36が
ある。回転工具250の回転軸心を溝36に一致させ
る。このため、回転工具250の位置は、接続材30の
端部に摩擦攪拌接合されない部分を有する内側の位置で
ある。また、回転工具250の小径部251の先端は座
17、27に深く挿入している。これによって、重ね接
合が行われる。大径部252の下端は非凸部の接続材3
0の上面と凸部35の頂との間にある。
【0023】凸部35の上面は回転工具250の大径部
252によって凹状になる。凹部の両側には未接合部が
ある。摩擦攪拌接合装置の前記センサは溝36を検出し
て、溝36に沿って回転工具250を移動させる。この
ため、面板12b、22bの突き合わせ部を接合する際
の回転工具250とセンサとの位置関係をそのまま利用
できる。その他の回転工具と接合部との関係は前記のと
おりである。
【0024】回転工具250の軸心は2つのリブ13
A、13B(23A、23B)によるトラスの頂点また
はその近傍を通る鉛直線上にある。偏芯に対しては、リ
ブ13A、13B(23A、23B)の板厚の増大、リ
ブと面板とを接続する円弧の形状、接続部の厚さ、座1
7、27の厚さ等によって対応する。接続材30の接合
は座17との接合を行い、次に座27との接合を行う。
2つの回転工具を用いれば、接続材30の両端の接合を
同時にできる。
【0025】これによれば、接続材30の接合は重ね接
合であり、突き合わせ接合ではない。このため、二つの
中空形材10、20の製作公差、二つの中空形材の配置
の間隔の公差により、二つの中空形材10、20の隙間
が変わっても接続材30を接合できるものである。特
に、多数の中空形材を並べて一度の接合する場合は誤差
が大きくなる。この場合、重ね接合であるので、容易に
接合できるものである。また、中空形材の両面の接合を
片面側から行うことができる。このため、一方の面を接
合した構造体を反転させる必要がない。したがって、安
価に、また高精度に製作できるものである。
【0026】また、面板12b、22bの接合部の外面
は平らに接合できる。凸部16、26、35は構造体内
や車内側にあり、平滑な面が要求される箇所(外面側、
車外側)にはない。また、車外側には回転工具によって
切削されて生じる凹部もない。このため、凸部の切削等
を不要にでき、車体を安価に製作できるものである。ま
た、接続材30の接合の際の挿入力は、回転工具250
の軸心に向けて配置した2つのリブ13A、13B(2
3A、23B)によって支えられる。このため、リブ1
3A、13B(23A、23B)の曲がりを抑制でき
る。13A、13B(23A、23B)の板厚を薄くで
き、軽量にできるものである。もちろん面板11、2
1、30の曲がりも抑制できる。リブ13A、13B
(23A、23B)を支えるベッド240は同一高さに
あるので、面板12、22の曲がりも防止できる。
【0027】また、接合後、構造体として用いる場合を
考えると、実質的にすべてをトラス構造で構成したこと
になる。中空形材10、20の接合部もトラス構造であ
る。このため、面外曲げ剛性が向上し、軽量にできるも
のである。なお、接続材30、リブ13A、23Aの間
の面板12b、22b、リブ13A、23Aは実質的に
トラスを構成するので、この部分が特に弱いことはな
い。ただし、板厚は検討すべきである。
【0028】また、リブ13A、23Aの傾斜角θ1を
リブ13B、23Bの傾斜角θ2よりも大きくすること
ができる。これによれば、接続材30の幅が大きくな
り、その板厚を厚くする必要が生じ、重量が大きくな
る。しかし、摩擦攪拌接合装置の挿入の為に大きな開口
が必要な場合に利用できる。リブの傾斜角θ1、θ2を
同一にして、2等辺3角形にすることができる。これに
よればリブ13A、13B(23A、23B)の板厚を
同一にできる。また、リブ13A、23Aの板厚を図1
の場合よりも薄くできよう。ただし、この2等辺3角形
のトラスの大きさを他の個所のトラスの大きさと同一に
すれば、接続材30の幅は大きくなる。
【0029】しかし、2つのリブ13A、13B(23
A、23B)の傾斜角θ1、θ2を図1の傾斜角θ1と
すれば、端部のトラスを小さい2等辺3角形にすること
ができる。この端部のトラスの底辺の大きさは他の個所
のトラスの底辺の大きさよりも小さい。これによれば、
リブ13B(23B)と面板12(22)との交点から
中空形材10(20)の端部までの距離を小さくでき
る。したがって、接続材30の幅を図1の接続材30の
幅と同様にできる。
【0030】接続材30の部分を含めて全てのトラスの
ピッチは同一である。端部のトラスを除き、トラスの大
きさは同一である。このため、中空形材の設計を標準化
できる。2つのリブ13A、13B(23A、23B)
による頂点は面板21、31よりも外面側にあってもよ
い。また、2つのリブ13A、13B(23A、23
B)が成す角度の中間に向けた角度で回転工具250を
挿入してもよい。この場合の軸心はトラスの頂点に向け
る。
【0031】上記実施例では接続材30の接合は摩擦攪
拌接合で行っているが、アーク溶接との併用で行っても
よい。上記摩擦攪拌接合は重ね接合であるので、突き合
わせ接合に比べて、接合強度が弱い。このため、接続材
30の端部と面板21、31との突き合わせ部をアーク
溶接する。アーク溶接の箇所は例えば強度が弱い領域で
ある。また、アーク溶接を補修用として使用することが
できる。
【0032】上記実施例では接続材30の両端を摩擦攪
拌接合で接合しているが、一端を摩擦攪拌接合、他端を
アーク溶接で接合するようにしてもよい。アーク溶接の
方が歪みが大きいので、先に摩擦攪拌接合を行う。
【0033】上記実施例は面板11、12、21、22
が平行であったが、一方の面板が他方の面板に対して傾
斜している場合にも対応できるものである。リブ13
A、13B(23A、23B)の板厚において、面板1
1、21側の板厚を面板12、22側よりも厚くする。
面板11、21側を厚くするのは、接合時に高温になり
やすいからである。
【0034】上記実施例では接合部の面板が水平であっ
たが、接合部の面板の法線が傾斜していても同様に接合
できる。これは側構体201の端部の接合線に生じ易
い。この場合の回転体の軸心は面板の法線に沿ってい
る。
【0035】図5の実施例を説明する。中空形材10C
の端部のリブ13Cは面板11C、12Cに直交してい
る(面板の法線に沿っている。)。面板11Cとリブ1
3Cとの接続部には前記と同様な凹部の座17Cがあ
る。17Cbは座17Cに接続した突出片で、接続材1
30が載る。リブ13Cの板厚の範囲内に回転工具25
0の回転軸心、溝36がある。このものでは摩擦攪拌接
合時の挿入力をリブで支える。突出片17Cbを含めた
座17Cの幅の中央部にリブ13Cの板厚の中心があ
る。突出片17Cbを含めた座17Cの幅は凸部35の
幅と同様である。他方の中空形材の端部のリブもこのよ
うにできる。
【0036】本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲の
各請求項に記載の文言あるいは課題を解決するための手
段の項に記載の文言に限定されず、当業者がそれから容
易に置き換えられる範囲にも及ぶものである。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、重ね接合であるので、
中空形材の寸法精度等にとらわれることなく容易に接合
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の接合部の要部の縦断面図。
【図2】本発明の一実施例の接合部の縦断面図。
【図3】本発明の一実施例の一組の中空形材の縦断面
図。
【図4】鉄道車両の車体の斜視図。
【図5】本発明の他の実施例の要部の縦断面図。
【符号の説明】
10、10C、20 中空形材 11、11C、12、11b、12C、21、22、2
2b 面板 13、13A、13B、13C、23、23A、23B
リブ 17、17C、27 座 30 接続材 201 側構体 202 屋根構体 203 台枠 240 ベッド 250 回転工具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04C 3/06 E04C 3/06 (72)発明者 江角 昌邦 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸事業所内 Fターム(参考) 2E162 CB08 GA02 GB01 2E163 FB09 FB32 4E067 AA05 BG00 DA13 DA17 EA00 EB00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二枚の面板の間を複数のリブでトラス状
    に接続しており、 一方の面板の端部は中空形材の端部の前記トラスの頂点
    の近傍にあり、 他方の面板の端部は前記一方の面板の端部よりも突出し
    ており、 前記一方の面板の端部と該端部側の前記リブとの接続部
    には、中空形材の厚さ方向および前記端部の方向に開口
    した凹状の座があり、 該座の幅の中央部は前記トラスの頂点の近傍にあるこ
    と、 を特徴とする摩擦攪拌接合用中空形材。
  2. 【請求項2】 請求項1の摩擦攪拌接合用中空形材にお
    いて、前記座の幅の中央部から中空型材の端部までの距
    離は、前記中央部から前記一方の面板までの距離よりも
    小さいこと、を特徴とする摩擦攪拌接合用中空形材。
  3. 【請求項3】 請求項1の摩擦攪拌接合用中空形材にお
    いて、前記座から前記一方の面板への接続部は斜面であ
    ること、を特徴とする摩擦攪拌接合用中空形材。
  4. 【請求項4】 二枚の面板の間を複数のリブで接続して
    おり、 一方の面板の端部は中空形材の端部の前記リブとの接続
    部の近傍にあり、 他方の面板の端部は前記一方の面板の端部よりも突出し
    ており、 前記一方の面板の端部と該端部側の前記リブとの接続部
    には、中空形材の厚さ方向および前記端部の方向に開口
    した凹状の座があり、 該座の幅の中央部は前記端部の前記リブの板厚の延長線
    上の近傍にあること、 を特徴とする摩擦攪拌接合用中空形材。
  5. 【請求項5】 請求項4の摩擦攪拌接合用中空形材にお
    いて、前記座の幅の中央部から中空型材の端部までの距
    離は、前記中央部から前記一方の面板までの距離よりも
    小さいこと、を特徴とする摩擦攪拌接合用中空形材。
  6. 【請求項6】 請求項4の摩擦攪拌接合用中空形材にお
    いて、前記座から前記一方の面板への接続部は斜面であ
    ること、を特徴とする摩擦攪拌接合用中空形材。
  7. 【請求項7】 板の幅方向の一端に、板の長手方向に沿
    って溝を有すること、を特徴とする摩擦攪拌接合用形
    材。
  8. 【請求項8】 請求項7の摩擦攪拌接合用形材におい
    て、前記一端に板の厚さ方向の一方側に突出する凸部が
    あり、 該凸部の幅方向の中央部に前記溝を有すること、 を特徴とする摩擦攪拌接合用形材。
  9. 【請求項9】 請求項8の摩擦攪拌接合用形材におい
    て、前記板の他端に前記一方側に突出する凸部があり、 該凸部の幅方向の中央部に溝を有すること、 を特徴とする摩擦攪拌接合用形材。
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