JP2001071554A - マルチビーム画像形成装置 - Google Patents

マルチビーム画像形成装置

Info

Publication number
JP2001071554A
JP2001071554A JP24790199A JP24790199A JP2001071554A JP 2001071554 A JP2001071554 A JP 2001071554A JP 24790199 A JP24790199 A JP 24790199A JP 24790199 A JP24790199 A JP 24790199A JP 2001071554 A JP2001071554 A JP 2001071554A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beams
correction data
light
image
scanning direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24790199A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Ono
健一 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP24790199A priority Critical patent/JP2001071554A/ja
Publication of JP2001071554A publication Critical patent/JP2001071554A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/47Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light
    • B41J2/471Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light using dot sequential main scanning by means of a light deflector, e.g. a rotating polygonal mirror
    • B41J2/473Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light using dot sequential main scanning by means of a light deflector, e.g. a rotating polygonal mirror using multiple light beams, wavelengths or colours

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のビームの主走査方向の倍率の違いによ
るドット位置ずれを軽減して印刷画像品質を向上させ
る。 【解決手段】 同期検知器4が2つのビームを検出する
信号の時間間隔ΔTが理想値になるように同期検知位置
光量補正データAが設定され、また、2つのビームの主
走査方向の中央のドット位置が略一致するように有効書
込領域光量補正データBが設定される。セレクタ108
−1、108−2は有効書込領域で光量補正データBを
選択し、同期検知領域で光量補正データAを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のビームを偏
向器により偏向して共通の同期検知器により順次受光し
て受光信号に基づいて各ビームの同期信号を生成し、各
ビームの同期信号に基づいて感光体上に露光することに
より複数ラインを同時に書き込むマルチビーム画像形成
装置に関し、例えばレーザープリンタ、デジタル複写
機、ファクシミリ装置等に好適なマルチビーム画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は一般的なマルチビーム画像形成装
置の一例として2ビーム方式を示す。LDユニット1、
2はそれぞれLD(半導体レーザ)変調部10、11の
各変調データに応じて変調されたレーザービームを発生
するLDが内蔵され、また、各レーザービームの光軸が
直交するように配置されている。この2つのレーザービ
ームは副走査方向に近接するようにビームスプリッタ8
により合成された後、シリンダレンズ9を透過し、次い
で図示しないモータにより一定回転数で回転するポリゴ
ンミラー3の同一面により主走査方向に偏向走査され
る。fθレンズ5はポリゴンミラー3によって偏向走査
されるレーザービームを感光体ドラム6上に副走査方向
に所定の間隔を隔てて集光して結像させ、且つ主走査方
向に等速走査させる。
【0003】また、第1のLDユニット1から出射され
たレーザービームは、第2のLDユニット2から出射さ
れたレーザービームより主走査方向に先に走査される。
集光された2本のレーザービームはともに、主走査方向
の直径が50から80μm程度、副走査方向の直径が7
0から100μm程度の楕円形である。2つのビームの
副走査方向の中心間距離は書込み密度に対応し、例えば
400dpiの時には63.5μmに調整されている。
集光されたレーザービームの主走査方向の中心間距離は
光学系により決まるが、副走査方向の調整により精度は
なく、この例では1±0.2mm程度とする。
【0004】光検知器4は主走査方向の有効書込領域の
前の位置に配置される。光検出器4は図4に示すよう
に、光ビームを光電変換するPINフォトダイオード4
−1と、その出力をロウ−アクティブのビーム検出信号
XDETPにデジタル化するデジタル信号化回路4−2を有
する。光検知器4の受光部4−3の形状は、図5に示す
ように副走査方向に離間した2つのビーム(LD1、L
D2)の両方を受光可能なように副走査方向に長く、か
つ主走査方向に離間した2つのビーム(LD1、LD
2)を同時ではなく1つのみを順次受光可能な長方形で
ある。この光検出器4の受光部4−3を、点灯している
2つのレーザービームが走査して横切ると光検知器4の
出力として、図2に示すように2つのパルスが時間ΔT
だけずれたビーム検出信号XDETPが得られる。
【0005】ここで、光検出器4のPINフォトダイオ
ード4−1は、入射する光を電流に変換するが、入射光
量が大きいほど出力電流が大きくなる特性を持ってい
る。後段のデジタル信号化回路4−2はコンパレータで
あり、PINフォトダイオード4−1の出力電流をある
スレッショルドレベルでスライスしてデジタル信号に変
換するので、入射光量が大きいほど出力パルスの遅延時
間が小さくなる。
【0006】図2(a)は理想的な波形を示し、主走査
方向に先行するレーザービーム(LD1)が受光部4−
3に達すると、PINフォトダイオード4−1に電流が
流れ、ビーム検出信号XDETPはロウ−アクティブにな
る。次にそのビームが受光部4−3を通り過ぎると P
INフォトダイオード4−1に電流が流れなくなり、ビ
ーム検出信号XDETPはハイになる。さらに主走査方向に
後続のレーザービーム(LD2)が受光部4−3に達す
ると、PINフォトダイオード4−1に電流が流れ、ビ
ーム検出信号XDETPはロウ−アクティブになる。次にそ
のビームが受光部4−3を通り過ぎると、PINフォト
ダイオード4−1に電流が流れなくなり、ビーム検出信
号XDETPはハイになる。
【0007】PINフォトダイオード4−1の出力電流
は、デジタル信号化回路4−2によりあるスレッショル
ドレベルでスライスされてビーム検出信号XDETPとして
出力されるので、LD1とLD2の光量が同じ場合、各
パルスの遅延量も同じになり、パルス間隔ΔTはLD1
とLD2の通過時間、すなわちLD1とLD2の距離Δ
Yを走査速度で割った時間と一致する。
【0008】ビーム検出信号XDETPは印刷制御部12に
印加され、印刷制御部12では、図示しない画像入力部
からの画像データと、同期検知信号を得るための各LD
の強制点灯信号とを合わせて、2つのLDの変調データ
として各LD変調部10、11に出力する。ビーム検出
信号XDETPの2つのパルスの立ち下がりを基点として、
2つのLDの点灯タイミングが制御され、これにより奇
数ラインと偶数ラインの画像が同時に感光体6上に書き
込まれる。
【0009】なお、マルチビーム画像形成装置の従来例
として、特開平6−233074号公報には、同期用受
光素子の受光面が複数のレーザ光を同時に受光する大き
さを有し、受光レベルをレーザ光の数に応じた数の閾値
と比較することにより各ラインの同期信号を生成するた
めに、同期用受光素子に入射する各ビームの光量を記録
媒体対応の記録領域に対する光書き込み時の光量より小
さく設定し、かつ各走査で最初に同期用受光素子に入射
する先頭ビームの光量を後続の他のビームより大きくす
る方法が提案されている。
【0010】また、マルチビーム方式でない他の従来例
としては、特開平6−297759号公報には、光源、
感光体、同期検出器などを有するレーザ光学系が複数の
カラー画像形成装置において、同期検知部のレーザ光強
度を制御することにより、異なるレーザ光学系の画像ず
れを補正する装置が記載されている。また、他の従来例
として、特開平5−336330号公報には、1つのレ
ーザ光学系により面順次で多色印刷を行うカラー画像形
成装置において、各色の書き出し位置を制御する方法が
記載されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、複数
のビームを共通の同期検知器により順次受光して各ビー
ムの同期信号を生成する構成では、ビーム検出信号XDET
Pの2つのパルスの立ち下がりを基点として、2つのL
Dの点灯タイミングが制御されて画像が感光体上に書き
込まれるので、光検知器4を2つのビームが通過する時
間間隔と、2つのパルスの立ち下がりの時間間隔ΔTが
一致していないと、2つのビームによる画像にずれが生
じることになる。
【0012】ここで、被走査面におけるレーザービーム
の走査速度は略一定になるが、被走査面上でのビーム強
度は、像高によって強弱が生じる。すなわち、感光体6
の中央で2つのビームの光量をそれぞれ同じ値に調整し
ても、光検知器4の位置での2つのビームの光量が異な
る。図2(b)はLD2の光量がLD1の光量より小さ
い場合の波形を示し、この場合のパルス間隔ΔTは、理
想的な場合に比べて大きくなる。
【0013】また、実際の光検知器4のPINフォトダ
イオード4−1の出力特性は、図2(c)に示すように
立ち上り速度と立ち下がり速度に差があり、2つのビー
ムの入射する時間間隔が短く過ぎると、最初に入射した
ビームの影響により、次に入射するビームによる出力パ
ルスのタイミングが影響を受ける場合がある。例えば、
最初に入射したビームによるPINフォトダイオード4
−1の内部回路の電荷の影響により、次に入射するビー
ムによる出力パルスのタイミングが早くなる場合があ
る。
【0014】そこで、パルス間隔ΔTが理想値になるよ
うに、同期検知位置における2つのビームの光量を調整
することが考えられる。しかしながら、このように調整
しても、2つのビームの波長差や光学系の経路の違いに
より、主走査方向の倍率が異なる場合もある。この場合
には、パルス間隔ΔTが理想値であっても、同期検知位
置から離れた画像走査位置におけるドット位置ずれが発
生するという問題点がある。
【0015】本発明は上記従来例の問題点に鑑み、複数
のビームを共通の同期検知器により順次受光して同期検
知器の受光信号に基づいて各ビームの同期信号を生成す
る場合に、同期検知位置における複数のビームの主走査
方向のタイミングのずれと複数のビームの主走査方向の
倍率の違いによるドット位置ずれを軽減することがで
き、ひいては印刷画像品質を向上させることができるマ
ルチビーム画像形成装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の手段は、複数のビームを共通の同期検知器に
より順次受光して前記同期検知器の受光信号に基づいて
各ビームの同期信号を生成するマルチビーム画像形成装
置において、前記同期検知器が複数のビームを順次検出
する信号の時間間隔が理想値になるように、前記同期検
知器が複数のビームを受光する時に前記複数のビームの
少なくとも1つの強度を制御するとともに、前記複数の
ビームにより形成される各ラインの画像の主走査方向の
位置が略一致するように前記複数のビームの少なくとも
1つの強度を制御する手段を備えたことを特徴とする。
【0017】第2の手段は、第1の手段において、前記
制御手段は、前記複数のビーム毎に前記同期検知器が複
数のビームを順次検出する信号の時間間隔が理想値にな
るように設定された同期検知区間の光量補正データA
と、前記複数のビームにより形成される各ラインの画像
の主走査方向の位置が略一致するように設定された画像
有効区間の光量補正データBを予め記憶する記憶手段
と、前記複数のビーム毎に同期検知区間で光量補正デー
タAを選択し、画像有効区間で光量補正データBを選択
する複数の選択手段と、前記複数の選択手段の各々によ
り選択された光量補正データAまたは光量補正データB
を当該ラインの画像データで変調する複数の変調手段と
を備えたことを特徴とする。
【0018】第3の手段は、第1、第2の手段におい
て、前記画像有効区間の光量補正データBは、複数のビ
ームの主走査方向の中央のドット位置が略一致するよう
に設定されていることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明に係るマルチビーム
画像形成装置の一実施形態の要部を示すブロック図、図
2はビーム検知信号を示す波形図、図3は本発明に係る
マルチビーム画像形成装置を示すブロック図、図4は図
3の同期検知器を示すブロック図、図5は図4のPIN
フォトダイオードの受光面と2つのビームの関係を示す
説明図である。
【0020】図1は本発明に係るマルチビーム画像形成
装置の一実施形態の要部として、図3に示す印刷制御部
12(及びLDユニット1、2、LD変調部10、1
1)を示している。なお、印刷制御部12の機能はこれ
だけではないが、ここでは、本発明に関連する部分だけ
に説明をとどめる。まず、クロック発生回路101は水
晶発振器やPLL周波数シンセサイザで構成されてお
り、印刷画素クロックLDCLKを発生してこれを第1のク
ロック同期回路102−1および第2のクロック同期回
路102−2に出力する。パルス分離回路103は共通
の同期検出器4により検出された同期検知信号XDETPを
第1のレーザビーム用の同期検知パルス信号XDETP1およ
び第2のレーザビーム用の同期検知パルス信号XDETP2に
分離し、これらをそれぞれクロック同期回路102−
1、102−2に出力する。
【0021】印刷画素クロックLDCLKはクロック同期回
路102−1、102−2によりそれぞれ同期検知パル
ス信号XDETP1、XDETP2のタイミングに位相が同期され、
第1のレーザービーム用変調クロックLDCLK1および第2
のレーザービーム用変調クロックLDCLK2が生成される。
また、同期検知パルス信号XDETP1、XDETP2はそれぞれク
ロック同期回路102−1、102−2により、変調ク
ロックLDCLK1およびLDCLK2と同期されて所定のパルス幅
の主走査同期信号LDSYNC1およびLDSYNC2が生成される。
これらの変調クロックLDCLK1、LDCLK2および主走査同期
信号LDSYNC1、LDSYNC2は、図示しない画像入力部に印加
され、画像入力部からの画像データを画像書込みに同期
させるためのクロックおよび同期信号として使われる。
【0022】さらに、第1の変調クロックLDCLK1と主走
査同期信号LDSYNC1信号は、それぞれカウンタ104
(図のCount)のクロック端子とリセット端子にも印加
される。カウンタ104はいわゆる主走査カウンタであ
って、主走査同期信号LDSYNC1信号でリセットされて変
調クロックLDCLK1でインクリメントするバイナリーカウ
ンタであり、そのカウント値により第1レーザビームの
主走査方向の位置が判るようになっている。このカウン
タ104はまた、一ラインの走査中にオーバーフローし
ないビット数を具備し、このビット数は297mmの印
刷用紙に800dpiで画像を印刷する場合には14ビッ
トが必要である。カウンタ104はリセットされるとカ
ウントを再開するので、このカウントはポリゴンミラー
3の面毎に繰り返される。
【0023】カウンタ104の出力端子はコンパレータ
(Comp)105の入力端子Aに接続され、コンパレータ
105はハイの期間が有効書込み領域を示す有効書込領
域信号LGATEを生成する。このためにコンパレータ10
5には、これに数値を可変自在に設定する数値設定手段
であるCPU106がレジスタ107を介して接続され
ており、カウンタ104のカウント値AとCPU106
により可変自在に予め設定された数値C、Dとを比較
し、カウント値Aが設定値C以上、設定値D以下の期間
に出力LGATEがアクティブになる。
【0024】ここで、あらかじめCPU106は設定値
C、Dとしてそれぞれ、光検知器4から有効書込領域の
始まるまでの距離と、有効書込領域が終るまでの距離を
クロック数に換算してレジスタ107に書込んでいるの
で、有効書込領域信号LGATE信号は、レーザビームの走
査位置が有効書込領域にあることを示す。有効書込領域
信号LGATE信号はセレクタ(SEL)108−1、108−
2の各セレクト端子に共通に印加される。CPU106
はまた、あらかじめ2つのビームの各有効書込領域に対
応する光量補正データBと、各同期検知位置に対応する
光量補正データAをレジスタ107に格納する。
【0025】各ビーム毎に異なるレジスタの出力A、B
はセレクタ108−1、108−2に印加され、セレク
タ108−1、108−2は、有効書込領域信号LGATE
信号が有効書込領域を示す時と有効書込領域外を示す時
で異なる光量補正データA、Bを選択して、それぞれデ
ジタルアナログ変換器(DAC)109−1、109−
2に出力する。DAC109−1、109−2は入力デ
ータに対応したアナログ電圧を出力し、光量補正信号と
してLD変調部10、11に出力する。
【0026】LD変調部10、11はそれぞれ、奇数ラ
イン、偶数ラインの入力変調データによりLD1、2を
変調駆動する。LD1、2の変調は、入力変調データに
応じて、1ドットのパルス幅を制御するパルス幅変調
や、1ドットの光量を制御するパワー変調と呼ばれるも
の、あるいは本出願人による特開平2−243363号
公報に示されているようなパルス幅変調とパワー変調を
組み合わせたものでよい。LD1、LD2の光量制御
は、LDの光量をモニタするためにLDのパッケージに
内蔵されたモニタフォトダイオード(PD1、PD2)
の出力によりLD1、LD2の駆動電流を制御すること
により行われる。また、光量補正信号により基準光量が
制御される。
【0027】ここで、前述したように光検出器4は、P
INフォトダイオード4−1等を用いた光電変換器であ
り、精度の良いタイミングのビーム検知パルスを発生さ
せるには適正な光量があり、画像形成を行うために感光
体6に照射するビームパワーとは必ずしも一致しない。
光検出器4に照射するビームパワーを感光体6に照射す
るビームパワーとは独立にすることにより、適正なビー
ム検知信号を得ることができる。なお、電源投入時や、
LD1、2をいったん消灯して再度点灯する時など、最
初にビーム検知信号を得るまでは、走査位置がどこにあ
るか分からないので、その場合にはカウンタ104のカ
ウント開始値を設定値Dより大きい値にしておけば、有
効書込領域信号LGATEがアクティブにならないので、光
量補正信号はRAMのアドレス「0」のデータによるレ
ベルになり、このため最初に光検出器4に入射するレー
ザービームの光量を適正にすることができる。
【0028】図2(b)に示すように光検知器4におけ
る2つのビームの光量が異なり、ビーム検知信号XDETP
のパルス間隔ΔTが理想値と食い違う場合は、各ビーム
の同期検知位置光量補正データAを調整することにより
光検出器4の遅延時間を調整してパルス間隔ΔTを理想
値に合わせ込むことができる。また、図2(c)に示す
ように先に入射したビームの影響により、次に入射する
ビームによる出力パルスのタイミングが影響を受ける場
合にも、各ビームの同期検知位置光量補正データAを調
整することにより光検出器4の遅延時間を調整してパル
ス間隔ΔTを理想値に合わせ込むことができる。図2
(d)は、後に入射するビームの光量を下げてパルス間
隔ΔTを合わせ込んだ波形の例を示す。
【0029】同期検知位置光量補正データAと有効書込
領域光量補正データBの設定については、機械の特性に
合わせて、また、あらかじめ決めた値でも機械毎にタイ
ミングがばらつく場合にはビーム検知信号XDETPを測定
して機械毎に調整してもよい。このとき、有効書込領域
光量補正データBは、2つのビームの主走査方向の中央
のドット位置が略一致するように調整する。
【0030】この例では、2つのレーザビームの光量を
独立に制御できる例を示したが、どちらか片方のレーザ
ビームの光量を制御するだけでも同様の効果を得ること
ができる。また、ここでは、2つのレーザービームによ
るマルチビーム画像形成装置を例にあげて説明するが、
3つ以上のレーザービームによるマルチビーム画像形成
装置にも応用できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、同期検知器が複数のビームを順次検出する信
号の時間間隔が理想値になるように、同期検知器が複数
のビームを受光する時に前記複数のビームの少なくとも
1つの強度を制御するとともに、複数のビームにより形
成される各ラインの画像の主走査方向の位置が略一致す
るように複数のビームの少なくとも1つの強度を制御す
るようにしたので、同期検知位置における複数のビーム
の主走査方向のタイミングのずれと複数のビームの主走
査方向の倍率の違いによるドット位置ずれを軽減するこ
とができ、ひいては印刷画像品質を向上させることがで
きる。
【0032】請求項2記載の発明によれば、予め複数の
ビーム毎に同期検知器が複数のビームを順次検出する信
号の時間間隔が理想値になるように設定された同期検知
区間の光量補正データAと、複数のビームにより形成さ
れる各ラインの画像の主走査方向の位置が略一致するよ
うに設定された画像有効区間の光量補正データBを予め
記憶して、複数のビーム毎に同期検知区間で光量補正デ
ータAを選択するとともに画像有効区間で光量補正デー
タBを選択し、この光量補正データAまたは光量補正デ
ータBを当該ラインの画像データで変調するので、簡単
な回路構成で同期検知位置における複数のビームの主走
査方向のタイミングのずれと複数のビームの主走査方向
の倍率の違いによるドット位置ずれを軽減することがで
き、ひいては印刷画像品質を向上させることができる。
【0033】請求項3記載の発明によれば、画像有効区
間の光量補正データBが複数のビームの主走査方向の中
央のドット位置が略一致するように設定されているの
で、少ないメモリ容量で複数のビームの主走査方向の倍
率の違いによるドット位置ずれを軽減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマルチビーム画像形成装置の一実
施形態の要部を示すブロック図である。
【図2】ビーム検知信号を示す波形図である。
【図3】本発明に係るマルチビーム画像形成装置を示す
ブロック図である。
【図4】図3の同期検知器を示すブロック図である。
【図5】図4のPINフォトダイオードの受光面と2つ
のビームの関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1,2 LDユニット 4 同期検知器 106 CPU 107 レジスタ 108−1、108−2 セレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 AA53 AA54 AA56 BA56 BA68 BA69 BB33 BB34 2H045 AA01 BA22 CA73 CA82 CA92 CA97 CA98 CA99 CB32 CB42 DA24 5C072 AA03 BA17 CA06 CA14 HA02 HA06 HB04 HB08 RA06 XA01 XA05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のビームを共通の同期検知器により
    順次受光して前記同期検知器の受光信号に基づいて各ビ
    ームの同期信号を生成するマルチビーム画像形成装置に
    おいて、 前記同期検知器が複数のビームを順次検出する信号の時
    間間隔が理想値になるように、前記同期検知器が複数の
    ビームを受光する時に前記複数のビームの少なくとも1
    つの強度を制御するとともに、前記複数のビームにより
    形成される各ラインの画像の主走査方向の位置が略一致
    するように前記複数のビームの少なくとも1つの強度を
    制御する手段を備えたことを特徴とするマルチビーム画
    像形成装置
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 前記複数のビーム毎に前記同期検知器が複数のビームを
    順次検出する信号の時間間隔が理想値になるように設定
    された同期検知区間の光量補正データAと、前記複数の
    ビームにより形成される各ラインの画像の主走査方向の
    位置が略一致するように設定された画像有効区間の光量
    補正データBを予め記憶する記憶手段と、 前記複数のビーム毎に同期検知区間で光量補正データA
    を選択し、画像有効区間で光量補正データBを選択する
    複数の選択手段と、 前記複数の選択手段の各々により選択された光量補正デ
    ータAまたは光量補正データBを当該ラインの画像デー
    タで変調する複数の変調手段と、を備えたことを特徴と
    する請求項1記載のマルチビーム画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像有効区間の光量補正データB
    は、複数のビームの主走査方向の中央のドット位置が略
    一致するように設定されていることを特徴とする請求項
    1または2記載のマルチビーム画像形成装置。
JP24790199A 1999-09-01 1999-09-01 マルチビーム画像形成装置 Pending JP2001071554A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24790199A JP2001071554A (ja) 1999-09-01 1999-09-01 マルチビーム画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24790199A JP2001071554A (ja) 1999-09-01 1999-09-01 マルチビーム画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001071554A true JP2001071554A (ja) 2001-03-21

Family

ID=17170257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24790199A Pending JP2001071554A (ja) 1999-09-01 1999-09-01 マルチビーム画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001071554A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7129964B2 (en) 2003-12-11 2006-10-31 Canon Kabushiki Kaisha Image printing apparatus and image printing method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7129964B2 (en) 2003-12-11 2006-10-31 Canon Kabushiki Kaisha Image printing apparatus and image printing method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070030548A1 (en) Apparatus for generating pulse-modulated signal
US8314975B2 (en) Optical scanning device and image forming apparatus
EP1993843A1 (en) Light scanning apparatus, light scanning method, image forming apparatus, color image forming apparatus, and recording medium having program
JP3276284B2 (ja) マルチビーム光走査装置
US6268929B1 (en) Data processing device for simultaneously reading out plural lines of image and a method therefor
US20040160509A1 (en) Circuit for generating pixel clock with fine phase control
JP2004101656A (ja) 画像形成装置、光書込装置および光書込装置のapc制御方法
JP5276351B2 (ja) 画像形成装置
US9996021B2 (en) Optical writing device and image forming apparatus incorporating same
US6879334B2 (en) Image forming apparatus capable of controlling write start position of each beam
JP2001071554A (ja) マルチビーム画像形成装置
JP2001066526A (ja) マルチビーム画像形成装置
JPH10232357A (ja) 光走査装置
US7804514B2 (en) Light beam scanning apparatus and image forming apparatus
JP4313132B2 (ja) 画素クロック生成回路、画素クロック及びパルス変調信号生成回路、光走査装置および画像形成装置
JP2006159586A (ja) マルチビーム画像形成装置
JP6700744B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法
US6791722B1 (en) Light beam scanning apparatus and image forming apparatus
JP2001212999A (ja) 画像形成装置
JP2003266770A (ja) 画像形成装置
JP3784531B2 (ja) 画像データ処理装置
JP2023122133A (ja) 画像形成装置
JPH05344292A (ja) 光走査装置
JP2737985B2 (ja) レーザプリンタ
JPH10157196A (ja) 画像形成装置