JP2001071303A - 竹製カーテン用薄片の製造方法およびその竹製カーテン用薄片 - Google Patents

竹製カーテン用薄片の製造方法およびその竹製カーテン用薄片

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Mei Nen
銘 粘
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Nien Made Enterprise Co Ltd
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OKUHO SOGO KOGYO KOFUN YUGENKO
Nien Made Enterprise Co Ltd
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    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B9/00Screening or protective devices for wall or similar openings, with or without operating or securing mechanisms; Closures of similar construction
    • E06B9/24Screens or other constructions affording protection against light, especially against sunshine; Similar screens for privacy or appearance; Slat blinds
    • E06B9/26Lamellar or like blinds, e.g. venetian blinds
    • E06B9/38Other details
    • E06B9/386Details of lamellae

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  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた耐圧性、耐高温性および耐変形性を有
する竹製カーテン用薄片の製造方法およびその竹製カー
テン用薄片を提供する。 【解決手段】 この竹製カーテン用薄片の製造方法は、
まず竹を裁断してトリミングし、細長い竹を形成する。
次に、その細長い竹を硫黄で所定時間蒸してくすぶり、
加熱乾燥して殺菌および漂白する。殺菌および漂白後の
細長い竹に単層の粘着膠を塗り、細長い竹の側辺を併合
して基板を形成するように貼付ける。そして各基板を予
定の層まで積み重ねて交錯するように貼付け、気圧作動
によりしっかり押すと、矩形の竹ブロックになる。その
竹ブロックを所定の大きさに切断すると、薄片が得ら
れ、その薄片に単層の漆膠を塗ると竹製カーテン用薄片
が完成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーテン用薄片に
関し、特に竹製カーテン用薄片の製造方法およびその竹
製カーテン用薄片に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりよく見られる鎧戸は、ポリカー
ボネイト(PC)材またはアルミニウム材から製造され
ている。しかし、プラスチックまたはアルミニウムの加
工中に工業汚染を招き易いので、その代わりに製造関連
者は竹薄片などの材料を使ってカーテン用薄片を製造
し、環境汚染を低減させている。例えば、米国特許第
5,896,903号では、竹木薄片で鎧戸の薄片を製
造している。その製造方法は、まず竹木を予め決められ
た長さに細長く裁断する。次に、正面および裏面におけ
る竹皮および竹背を除いたあとで、稀釈した過酸化水素
水で8時間煮沸する。その煮沸は漂白および防腐処理の
工程である。次に、煮沸した細長い竹を加熱乾燥させ、
表面が整然となるように研磨する。単層の粘着膠を塗っ
たあとで、長手軸方向に沿って側面を相互に重なり合う
ように貼付ける。同時に、気圧の作動によりしっかり押
すと、矩形の竹ブロックになる。それから、竹ブロック
の周辺を研磨したり、トリミングしたり裁断したりする
と、予め決められた厚みを有する竹薄片が形成される。
その後、研磨輪で竹薄片を研磨する。竹薄片に漆膠を塗
ると製造が完了する。さらに、竹薄片に貫通孔を開けて
鎧戸の引きひもを入れると、鎧戸の製造が完了する。
【0003】以上の工程により、竹木の材料から、触感
がよく優れた外観を具有する鎧戸の加工ができる。竹薄
片の製作では、重なり合った細長い竹を相互に貼付けて
密着するように押す。これを長手軸の方向に沿って裁断
すると、竹薄片が形成される。しかも、竹薄片には竹の
繊維紋が同一方向に沿って延びている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
同一方向の繊維紋により、竹薄片の耐圧性および変形防
止能力は低減され、竹薄片の製作中に変形または破損が
生じる。したがって、本発明の目的は、優れた耐圧性、
耐高温性および耐変形性を有する竹製カーテン用薄片の
製造方法およびその竹製カーテン用薄片を提供すること
にある。本発明のもう一つの目的は、美しく配列した繊
維紋を具有する竹製カーテン用薄片の製造方法およびそ
の竹製カーテン用薄片を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めの本発明の竹製カーテン用薄片の製造方法は、次の工
程を含む。 (a)裁断作業:選別された竹を一定の長さの細長い竹に
切断し、細長い竹の正面および裏面における竹皮および
竹背を除き、長手軸方向の側面および側辺が平らで整然
とした薄片を形成する。
【0006】(b)殺菌および漂白の処理:裁断した細長
い竹を殺菌および漂白をするために、細長い竹を硫黄で
所定の時間蒸してくすぶり、加熱乾燥する。 (c)膠を塗って、密着するように押す作業:細長い竹の
平らな表面に単層の粘着膠を塗り、細長い竹の側辺を併
合して基板を形成するように貼付ける。各基板を所定の
層まで積み重ねて交錯するように貼付け、気圧作動によ
りしっかり押し、矩形の竹ブロックを形成する。
【0007】(d)切断成形加工:予定の大きさに竹ブロ
ックを切断し、薄片を得る。 (e)漆を塗る作業:薄片に単層の漆膠を塗って乾燥する
と、竹製カーテン用薄片ができあがる。上述の製造方法
で製造された竹製カーテン用薄片は、高い耐圧性を具有
し、70℃以上の高温を受けても変形しない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。まず、図1に示すように、本発明の一
実施例による竹製カーテン用薄片の製造方法は以下の製
造方法を含む。 (a)裁断作業:図2に示すように、選別された竹10を
のこぎりで一定の長さの細長い竹11に切断する。次
に、図3に示すように、細長い竹11の正面、裏面にお
ける竹皮11a、竹背11bをトリミングしながら除
く。それによって、長手軸方向の側面11A、側辺11
Bが平らかつ整然としている薄片になる。
【0009】(b)殺菌および漂白の処理:殺菌および漂
白をするために、裁断した細長い竹11を加熱した硫黄
から発生する蒸気で12時間以上蒸してくすぶる。その
後、細長い竹11を加熱乾燥させる。 (c)膠を塗って、密着するように押す作業:(b)工程で処
理された細長い竹11の平らな周面に単層の粘着膠を塗
る。図4に示すように、各細長い竹11の側辺11Bを
竹繊維の横方向に沿って配列させて併合し、予め決めら
れた面積を有する基板20になるように貼付ける。そし
て、各基板20を予め決められた層まで、竹繊維の縦方
向または横方向に沿って重なって交錯するように貼付け
る。本実施例では、横方向に竹繊維を有する基板20を
3層重ね合わせて貼付けたあとで、縦方向配列の竹繊維
を有する基板20をその上に重ね合わせる。次に、平行
に、横方向配列の竹繊維を有する基板20を順番に重ね
る。そして、気圧の作動により、各基板20をしっかり
押すと、図5に示すように矩形の竹ブロック100にな
る。
【0010】(d)切断成型加工:縦長手軸の方向に沿っ
て、予め決められた厚みwに竹ブロック100を切断
し、予め決められた竹繊維の紋を有する竹薄片101を
得る。竹薄片101は、それぞれ縦方向、横方向の竹繊
維を具有する子薄片101A、101Bに分けられる。 (e)漆を塗る作業:竹ブロック100を切断してできた
竹薄片101を研磨し、その周面に単層の漆膠を均一に
塗って乾燥させると、竹製カーテン用薄片が形成され
る。
【0011】以上述べたように、本実施例の竹製カーテ
ン用薄片の製造方法およびその竹製カーテン用薄片は、
次の利点がある。 (1)本実施例は、(c)工程において、処理済みの細長い竹
11を基板20に併合する。各基板20は、予め決めら
れた層まで竹繊維の縦方向または横方向に沿って重なり
交錯するように貼付ける。その後、予め決められた厚み
に竹薄片を切断するとき、竹薄片に竹繊維が交錯するよ
うに配列しているので、竹薄片の耐圧性が増加するとと
もに使用寿命が向上する。
【0012】(2)本実施例の(b)工程において、細長い竹
11を硫黄で12時間以上連続的に蒸してくすぶるの
で、高効率の殺菌および漂白作用がある。 (3)本実施例では、基板20を積み重ねるとき、竹繊維
の方向を予め決めて配列し、交錯するように重ね合わせ
る。例えば、本実施例では3横方向+1縦方向+3横方
向という配列方式を採用しており、竹薄片101の真ん
中に異なる方向の竹繊維の紋があるので、薄片101を
70℃以上の高温に放置しても変形のおそれがない。も
ちろん、竹薄片101の大きさ、強さまたはタイプに応
じて、異なる数量の横方向竹繊維の基板20および縦方
向竹繊維の基板20を採用してもよい。それによって、
両層の積み重ねあるいは複数層の積み重ね配列が形成さ
れるので、竹薄片に裁断したときに、竹繊維の紋が図5
に示すように多様化する。なお、基板20を異なる竹繊
維方向、例えば傾斜方向の積み重ね配列のようにしても
よい。そうすると、竹繊維の紋が多様化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による竹製カーテン用薄片の製
造方法の製造工程図である。
【図2】本発明の実施例による竹を細長い竹に裁断した
状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例による細長い竹をトリミングし
た状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施例による細長い竹を基板にした状
態を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施例による竹ブロックを竹薄片に裁
断した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 竹 11 細長い竹 11A 側面 11a 竹皮 11B 側辺 11b 竹背 20 基板 100 竹ブロック 101 竹薄片

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竹を選別して所定の長さに細長く裁断
    し、その裁断された竹の正面および裏面の竹皮および竹
    背を取り除き、長手軸方向の側面および側辺が平らかつ
    整然とした細長い竹を形成するa工程と、 前記細長い竹を硫黄で所定時間蒸してくすぶり、さらに
    加熱乾燥して殺菌および漂白するb工程と、 前記殺菌および漂白された細長い竹の平らな表面に粘着
    膠を単層に塗り、その粘着膠が塗られた細長い竹の側辺
    を接合して基板を形成し、その基板を所定の層まで積み
    重ねて交錯するように貼付け合わせ、気圧により押して
    矩形の竹ブロックを形成するc工程と、 前記竹ブロックを所定の大きさに切断し、竹薄片を形成
    するd工程と、 前記竹薄片に漆膠を単層に塗って乾燥させ、竹製カーテ
    ン用薄片を形成するe工程と、 を含む竹製カーテン用薄片の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記b工程において、前記細長い竹は硫
    黄で12時間以上持続的に蒸してくすぶり、高い効率で
    殺菌および漂白することを特徴とする請求項1記載の竹
    製カーテン用薄片の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記基板は、気圧により密着するように
    押されることを特徴とする請求項1記載の竹製カーテン
    用薄片の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記竹ブロックは、前記基板を第1方向
    に所定数だけ積み重ねかつ第2方向に所定数積み重ね、
    前記第1方向の基板と前記第2方向の基板とを互いに交
    錯するように積み重ねて貼付けることにより形成され、 前記竹薄片は、前記竹ブロックを所定の厚みに切断する
    ことにより形成され、切断面の竹繊維の紋が多様に変化
    していることを特徴とする請求項1記載の竹製カーテン
    用薄片の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1方向および前記第2方向は、互
    いに垂直であることを特徴とする請求項4記載の竹製カ
    ーテン用薄片の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれか一項記載
    の竹製カーテン用薄片の製造方法により製造され、耐圧
    性および耐変形性を有することを特徴とする竹製カーテ
    ン用薄片。
  7. 【請求項7】 請求項4または5記載の竹製カーテン用
    薄片の製造方法により製造され、竹繊維が交錯するよう
    に配列され、耐圧性および耐変形能力が高いことを特徴
    とする竹製カーテン用薄片。
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