JP2001070591A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2001070591A
JP2001070591A JP29275199A JP29275199A JP2001070591A JP 2001070591 A JP2001070591 A JP 2001070591A JP 29275199 A JP29275199 A JP 29275199A JP 29275199 A JP29275199 A JP 29275199A JP 2001070591 A JP2001070591 A JP 2001070591A
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JP
Japan
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game
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ball
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JP29275199A
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English (en)
Inventor
Shoji Sato
昭治 佐藤
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TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
Original Assignee
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】弾球遊技機から遊技を制御する遊技制御基板そ
のものを取り外すことができない、又は取り外すことを
困難にして、前記遊技制御基板の改竄を防止する。 【解決手段】弾球遊技機50の外枠51に対して片開き
可能に取り付けた内枠54に遊技盤59を介して裏機構
盤87を押圧する。この裏機構盤87に取り付けられる
遊技制御基板100を単独に又はカバー101の中に封
入して、透明な樹脂製のカバー部材103で被覆すると
ともに、前記裏機構盤87とカバー部材103とを結合
させる。そして、両部材87,103の結合において、
はめ殺し、かしめやロック機構等の固定手段により強固
に結合させ、裏機構盤87からカバー部材103を分離
できないようにし、又は分離するのを困難にして、前記
遊技制御基板100を改竄した別遊技制御基板と取り替
えのを不能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機、特に
弾球遊技を制御する遊技制御基板の不正防止構造を備え
た弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図13に示すように、パチン
コ機で代表される弾球遊技機1は、本体枠としての縦長
・額縁状の外枠2と、その外枠2に対して軸支手段3を
介して前面側に片開き可能に形成された内枠4と、その
内枠4の上端部寄りに形成されて開口部(図示なし)に
前面が臨むように取り付けられた遊技盤5とを少なくと
も具備している。
【0003】そして前記弾球遊技機1の裏面において前
記内枠4の下部裏側左コーナー寄りには、図14に示す
ように、前記遊技盤(図14においては太い1点鎖線で
示されている)5上の遊技領域Aに弾球を打ち込む発射
手段6が取り付けられている。さらに、前記内枠4に
は、それとほぼ同様の形状を有する樹脂製の裏機構盤
(前記同様の図において太い実線と鎖線で示されてい
る)7が前記遊技盤5を介して固定されており、その表
面側(前記遊技盤の裏面と対向する側)には、遊技にお
いて入賞した入賞球を集めて検知装置に誘導する集合樋
が形成されている。また、前記裏機構盤7の裏面側には
前記入賞球に相応して遊技者に払い出される景品球の払
出装置8やその払出装置8に供給する景品球の貯留する
タンク9等が設けられている。
【0004】前記裏機構盤7の裏側下部寄りには遊技を
制御する遊技制御基板10が固定されているとともに、
その遊技制御回路、特に遊技制御、表示制御又は遊技時
の当たり発生を判定する乱数数等が書き込まれているR
OMの改竄を防止するために、遊技制御基板10が透明
な保護部材11で覆われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように公知の弾球
遊技機1にあっては、遊技制御基板10を保護部材11
に封入して封止手段12が施されて前記遊技制御基板1
0を開封できないようすることによりROMの不正操作
をかなり抑制できる効果を上げてはいるが、前記遊技制
御基板10と保護部材11とを前記裏機構盤7から取り
外して、それらの外観と同じ外観を有する改竄済みの別
の遊技制御基板を別の保護部材内に封入して、それらを
そっくり交換するという不正操作が惹き起される虞があ
る。
【0006】この場合、当然、保護部材には開封した形
跡が外観上残らないため、遊技制御基板に不正操作がさ
れたか否かは到底容易には判別できない。本発明の課題
は弾球遊技機から遊技制御基板そのものを取り外すこと
ができないようにすることにより又は取り外すことを困
難にすることにより、遊技制御基板の改竄を防止できる
構造の弾球遊技機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本請求項1の発明は前記
の課題を解決するための、縦長の額縁状外枠と、その外
枠に対して軸支手段を介して片開き可能に取り付けた内
枠と、その内枠の中央開口部に前面を臨ませて同内枠に
取り付けてなる遊技盤と、前記内枠に対して軸支手段を
介して片開き可能に、かつ前記遊技盤を内枠側に強圧可
能に取り付けた裏機構盤と、前記遊技盤の前面側に形成
される遊技領域に弾球を打ち込むために前記内枠の下部
に設けられる発射手段とを少なくとも具備している弾球
遊技機において、前記遊技領域における弾球遊技を制御
するために前記裏機構盤に取り付けられた遊技制御基板
をカバー部材で被覆するとともに、そのカバー部材を前
記裏機構盤に対して結合するという手段を採用する。
【0008】本請求項2記載の発明は、請求項1の発明
の効果をより顕著にするために前記裏機構盤とカバー部
材とを一体的に樹脂成形するという手段を採用する。さ
らに本請求項3の発明は、前記カバー部材を裏機構盤に
対してはめ殺しして両者を結合させるという手段を採用
する。
【0009】本請求項4記載の発明は、前記はめ殺しの
一態様として、前記裏機構盤とカバー部材のうちいずれ
か一方の部材に穿設された透孔に対して、他方の部材に
形成した係止部を圧入させる構造を採用する。
【0010】本請求項5記載の発明は、前記はめ殺しの
他の態様として、所定距離をおいて基端部が前記裏機構
盤に固着される一対のカバー片の先端部同士を相互に係
止・結合させたカバー部材と裏機構盤との間に、前記遊
技制御基板を落とし込んで、前記先端部同士の係合解除
ができない又は係合解除が困難な構造を採用する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら本発明
に係る一実施形態(第一の実施態様)について詳述する
と、この実施例は従来から一般に使用されている弾球遊
技機においても当然実現できるが、好ましくは、図1、
図2及び図3に示す弾球遊技機に適用される。すなわ
ち、この実施態様に係る弾球遊技機50は、その遊技機
の本体枠である額縁状木製外枠51と、前記外枠51の
下部前面に打ち付けられた前面板52と、同前面板52
と外枠51とのなす左隅部において前記前面板52に取
り付けられた軸支手段53a及びその上下方向において
外枠51上に同様に取り付けられた軸支手段53bから
なる一対の軸支手段を中心に前面側に片開き可能に取り
付けられたほぼ額縁状の内枠54等からなる骨格構造を
有している。
【0012】そして前記内枠54の前面側において上部
寄りには、逆U字形の開口部55を中央部に有する前面
枠56aが上下一対の軸支手段57b(図1において下
部軸支手段は見えない)を介して片開き可能に蝶着され
ており、軸支手段57bが存在しない側において前記内
枠54に装着されている施錠装置58にキー(図示な
し)を差し込んで回動させることにより、前記前面枠5
6aを開閉できるようになっている。
【0013】他方、前記内枠54の背面側において同内
枠54の中央部には開口部(図示なし)が形成されてお
り、その開口部に前面が臨むように遊技盤59が取り付
けられている。そしてその遊技盤59と前記前面枠56
aの背面側に取り付けられたガラス枠(図示なし)のガ
ラスGとの間において、かつ前記遊技盤59上に円弧状
に植設されたガイドレール60の内方側において、弾球
遊技機50の遊技領域Aが形成されている。
【0014】前記前面枠56aの直下位置において内枠
54には、前面枠56aと同様に片開き可能な板状の上
皿部材56bが取り付けられており、その上皿部材56
bに後述する排出樋の排出口61が形成されているとと
もに、上皿62が取り付けられている。また、上皿62
の堤状周縁部には景品球63を抜き取る球抜きボタン6
4、返却ボタン65、貸球ボタン66等の操作ボタンが
設けられている。なお、上皿部材56bは、その上辺部
が前面枠56aの閉成時にその下辺部に押圧されている
ので、前面枠56aを開成しない限り開成できないよう
になっている。
【0015】さらに前記上皿部材56bと前面板52と
の間において内枠54の下部には、下皿67aと灰皿6
7bが取り付けられた下皿組立体56cが取り付けられ
ており、その中央部に前記上皿62に貯留しきれなかっ
た景品球63を後述する溢流樋を流下させてその排出口
68から下皿67bに受け入れ可能になっている。なお
下皿組立体56cには球抜きレバー69と(後述する)
発射手段の発射ハンドル70bとが設けられている。
【0016】次に、前記遊技盤59の中央部にはほぼ四
角形の液晶表示部Bを有する特別図柄表示装置71が設
けられていて、その上方において周辺に設けられた一対
の周縁装飾部72a、72b間には普通図柄表示装置7
3が設けられているとともに、前記特別図柄表示装置7
1の下方中央部に僅かな距離をおいて逆ハ字形をなす一
対の開閉翼74を備えている始動入賞装置75が設けら
れている。そしてさらに該始動装置75に続いて下方に
は入賞装置76が、そしてその左右両側に所定距離をお
いて左右の入賞口77a、77bがそれぞれ設けられて
いる。なお、それらの入賞口77a、77bの斜め上方
外側には第一図柄作動ゲート78a、78bが設けられ
ている。
【0017】その他、特別図柄表示装置71の下方コー
ナー側外方に風車79a、79bが設けられており、そ
れらの上方において前記周縁装飾部72a、72bの中
位には第二図柄作動ゲート78c、78dが設けられて
いる。さらに前記周縁装飾部72a、72bの背部には
通過樋(図示なし)が設けられており、それらの入球口
80a、80bから前記通過樋を通って降下した弾球が
前記周縁装飾部72a、72bの下部に形成されている
排出口81a、81bより特別図柄表示装置71の下部
中央に設けられているベッド状集球部84に集められる
ようになっている。前記遊技領域A外において前面枠5
6aの頂部には遊技効果ランプ82が設けられており、
弾球遊技機50の左側にはそれと同じ高さを有する幅狭
のカードユニット83が併設されている。
【0018】上記前面構造を有する弾球遊技機50にお
いて、発射装置により発射された遊技球は、まず前記遊
技領域Aを落下して特別図柄表示装置71の外側を回っ
て風車79a、79bに当たるか、第二図柄作動ゲート
78c、78dに入るか、又は特別図柄表示装置71上
の入球口80a、80bに入って前記通過樋中を落下し
て排出口81a、81bから排出され、次いで前記ベッ
ド状集球部84に寄せられて始動装置75の上方付近に
至るかのいずれか経路を辿って降下してゆく。そして、
遊技球は最終的に前記始動装置75、特別条件下で作動
する入賞装置76、入賞口77a、77bに入って入賞
してゆくか、又は入賞しないで又は一旦図柄作動ゲート
78a、78b、78c、78dを通過後遊技盤59の
中央最下部に設けられているアウト球排出口85から機
外に排出されていゆく。
【0019】次に、本発明に係る弾球遊技機50の背面
について図4及び図5に基づいて説明すると、前記内枠
54に対してその背面側からほぼ正方形をなす板状の遊
技盤(図4においては1点鎖線で示されている)59が
係止され、さらにその遊技盤59に対してその背面側か
ら下部コーナー部が面取りされたほぼ縦長直方形状をな
し、中央部にほぼ横長直方形の開口部86を有する裏機
構盤87(図4においては実線と鎖線で示されている)
が宛がわれ、その裏機構盤87のほぼ3つのコーナー部
付近において設けられた止着部材88の押圧止着作用に
より前記内枠54と裏機構盤87とは遊技盤59を介し
て強固に一体化されている。なお、前記開口部86は、
遊技盤59に取り付けた特別図柄表示装置71及びそれ
を制御するために該特別図柄表示装置の後方に重ねて取
り付けられた図柄表示制御板等が後方に突出するのを許
容するものである(図4において前記図柄表示制御基板
を覆うカバー部材89が描かれている)。
【0020】前記裏機構盤87は、前面側、すなわち遊
技盤59に接する側には主として遊技領域Aにおける遊
技の際、弾球としての入賞球を集めて入賞球感知機構に
案内する集合樋(図示なし)が設けられており、弾球遊
技機50から裏機構盤87だけ分離して示す図5から分
るように、背面側においてその上部左側コーナー部には
機外から供給される景品球を貯留する貯留タンク90、
その貯留タンク90から景品球を順次配列しながら降下
させるタンクレール91、そのタンクレール91を通過
した景品球63に変位抵抗を与えて降下させるカーブ樋
92、そのカーブ樋92から遊技の内容に応じて景品球
63を計数しながら払出す払出装置93a等の上部払出
経路が前記開口部86の右側板状部94上に順次連結形
成されている。
【0021】しかしながら、本発明に係る前記払出装置
93aから景品球63が払い出される下部払出経路は2
つに分岐し、一つの分岐樋95aは遊技時の景品球63
を払い出すのに使用され、他の分岐樋95bは、非遊技
時の球抜きに使用されるようになっている。従ってタン
クレール91とカーブ樋92との間には球抜きに使用さ
れる独立した球抜き樋が必ずしも必要ではない。なお、
前記カーブ樋92の途中に球切れ検知装置93bが装着
されており、前記二つの分岐樋95a、96bのいずれ
か一方にそれらの分岐樋95a、96bを通過する景品
球63を計数するための計数手段(図示なし)が装着さ
れている。
【0022】前記裏機構盤87において前記開口部86
の下方には、前記分岐樋95a、95bが再度1本の排
出樋(図示なし)となって合流形成されており、払出装
置93aから払い出された景品球63は、前記排出樋を
通って前記上皿部材56bに開口している排出口61か
ら上皿62に供給されるようになっている(図1及び図
2参照)。景品球63を排出している過程で上皿62に
景品球63が満杯になると、やがて前記排出樋の中にも
景品球63が充満するが、排出樋の途中において溢流樋
96が設けられているので、前記景品球63は前記溢流
樋96から下皿67aに流下するようになっている。
【0023】前記開口部86の下方において裏機構盤8
7の厚み方向真ん中には、図5に示すように垂直方向に
延展する下部中板97が設けられており、その中板97
の裏面側に前記溢流樋96を介して下部外板98が固定
されている。そして前記下部中板97の表側に設けられ
た前記集合樋の下流部99が下部中板97に開口してお
り、集合樋を落下してきた入賞球が前記下流部99から
図示されていない検知装置に検知された後、機外に排出
されるようになっているとともに、前記溢流樋96を通
って落下した景品球63は下皿67aに排出される。ま
た、前記裏機構盤87の下方において前記内枠54の左
側コーナー部に遊技球を遊技領域Aに発射するための発
射装置70aが取り付けられている(図4参照)。
【0024】以上、本発明に係る弾球遊技機50の主な
構成要素について説明したが、同遊技機50の裏機構盤
87には、図4に示すように本発明に係る弾球遊技機5
0の遊技を制御する遊技制御基板100が取り付けられ
ているとともに、その遊技制御基板100はカバー10
1に保護されている。しかしながら、この遊技制御基板
100を改竄から防衛するために、前述したように止着
手段88の作用により前記内枠54と裏機構盤87とを
遊技盤59を介して強固に一体化して、遊技盤59と裏
機構盤87とを容易に分離できないようにする手段に加
えて、次のような手段が本発明に係る弾球遊技機に組み
込みこまれている。
【0025】すなわち、図6及び図7に示すように、前
記下部外板98の全部又は一部分を裏機構盤87から切
り取りカバー基板102とし、そのカバー基板102に
樹脂製透明なカバー部材103を出窓状に結合する手段
が講じられている。ここで結合するとは、両部材を組み
合わせたり当接させたりして一旦接触状態下においた場
合、再度容易に両部材を離すことができない、又は接触
させたときの使用したエネルギーよりも著しく大きなエ
ネルギーを加えないと分離できない状態にすることを意
味する。次いで、前記手段を講じたら両者の間に遊技制
御基板100を単独で、又はそのカバー101の中に封
入して固定する。なお、上記図において前記カバー基板
102は前記下部外板98の一部分を図5中1点鎖線で
示すほぼイ字形をなす平面形状に切り取った例として示
されている。
【0026】前記カバー基板102にカバー部材103
を結合する方法しては、この実施態様にあっては両者を
一体的に樹脂成形する方法が採用される。この場合、カ
バー部材103の凹部に挿入された中子部分の型抜きす
る都合上、又は遊技制御基板100を後で前記カバー部
材103の中に封じ込む必要から、前記カバー基板10
3に遊技制御基板100を通すことができる形状と大き
さの開口部102aが設けられている。
【0027】かくして得られたカバー部材103が一体
的に結合したカバー基板102の開口部102aを通し
て遊技制御基板100又はそれを封入してカバー101
を前記カー部材103の中に収納して固定し、外部から
電気的に接続できるようにする。そして、前記カバー基
板103を下部外板98として機能させるべく裏機構盤
87を完成させるのであるが、前記カバー基板102に
開口部102aが存在するので、そのまま下部外板98
を下部中板97に固定すると、前記開口部102aを通
してカバー部材103の中に入賞球又は景品球が入り込
むので、その開口部102aを、前記裏機構盤87に対
する遊技制御基板100の固定手段を除いて、図示しな
い蓋体で塞ぐようにする。
【0028】なお、前記カバー基板103を下部外板9
8の全部又は一部である下部中板97に固定する手段と
して、容易に両者を分離できない手段、例えばネジ止め
方向に対してネジを螺進させることは可能であるが、ネ
ジを緩める方向に後退させることができない特殊なネジ
を使用したり、かしめ手段を施したりして、下部中板9
7に対してカバー基板102を固定する。このようにし
ないと前記カバー基板102を下部中板97から分離し
てカバー部材103の中から遊技制御基板100を抜き
取られる虞があるからである。
【0029】以上のように構成されるカバー基板102
とカバー部材103の間に遊技制御基板100を封じ込
んでそれらを下部外板98として又はその一部分として
下部中板97に固定すると、カバー基板102とカバー
部材103とは一体的に樹脂成形されているので、弾球
遊技機50の裏側から遊技制御基板100やそのカバー
101をそっくり改竄されたものと交換することができ
ないという効果を発揮する。
【0030】次に、第二の実施態様について説明する
と、図8に示すように、この実施態様では、まず第一の
実施態様におけるカバー基板102に固定されるカバー
部材103を横幅方向真ん中で半分に分割して一対のカ
バー片104、105を形成する。そして、それらの基
端部104a、105aを互いに相対峙するようにカバ
ー部材103の内側に折り曲げてカバー基板102にネ
ジ止めしたり接着したりして固定するとともに、先端部
104b、105bに互いに係止し合う係合部106,
107を設ける。
【0031】前記係合部106,107の形状・構造と
してはカバー片104、105を係合させた状態で垂直
面となるようにしたとき、外方から係合を解くことがで
きないものとする。この実施態様の場合、両カバー片1
04、105の結合をより緊密にしてかつ容易に結合を
解けないようにするために、前記先端部104b、10
5bに水平方向の切欠き108、109を入れ、各切欠
き108、109の先端に形成される先端係止片11
0、111の向きが内向きと外向きの交互になるように
する。
【0032】このような構造のカバー片104,105
の先端部104b、105bを係合させるには1点鎖線
Cで示した方向に前記カバー片104,105を撓ませ
てから元の位置に戻しながら、前記先端係止片110、
111同士を係合させる。そして得られたカバー部材1
03とカバー基板102との間に形成された空間部11
2にカバー101に封入された遊技制御基板100を落
とし込むのである。すると、カバー101が前記空間部
112をほぼ占有するので、カバー片104、105を
外方又は内方に撓ませるのが困難になる。その結果遊技
制御基板100を取り出すことことができないか又は取
り出すことが非常に困難になる。
【0033】従って、遊技制御基板100の改竄が困難
になるが、この態様の効果をより高めるには、前記空間
部112の横断面形状を前記カバー100の横断面形状
に極力近づけたり、カバー部材103の深さを異常に大
きくしたりして、両者の隙間に特定の工具を挿入できな
いようする。さらに前記空間部112に遊技制御基板1
00を落とし込んだ後、その上から引っかかり部分のな
い蓋体を圧入する。
【0034】最後に、本発明に係る第三の実施態様を図
9、図10、図11及び図12に基づいて説明すると、
この態様においては上面側と一つの側面側が開放された
箱状のカバー部材103をカバー基板102に固定する
ようにした構成が採用され、前記カバー部材103と、
それがカバー基板102に当接する垂直端面113との
間には1種のはめ殺し構造が実現されるようになってい
る。
【0035】ここではめ殺しとは、カバー基板102に
対してカバー部材103を一旦結合させた場合、そのカ
バー部材103を開いて、又は取り払ってカバー部材1
03に覆われていたカバー基板102の被覆領域又はそ
の領域に何が存在するかを見ようとしても、前記カバー
部材103を開いたり取り払ったりすることができな
い、又は前記カバー部材103を開いたり取り払うのが
非常に困難になるような一部材に対する他の部材の取付
ける組付け工法を意味する。また非常に困難とは前記組
付け工法に行なった組付け操作を時間的に逆に辿って両
部材の結合を解こうする場合、そこに組み付けに要した
エネルギー以上の大きなエネルギーを要することを意味
する。要すれば、本発明においては、裏機構盤に87に
取り付けられた遊技制御基板100をそのまま又はカバ
ー101の入れたまま、外部から決して容易に取り外せ
ないようにすればよいのである。
【0036】かかるはめ殺し工法としては種々あるが、
この実施態様においては、前記裏機構盤87を構成する
構成要素としての下部外板98に複数個の透孔114を
設け、その透孔114の大きさよりも大きな面積を有
し、かつほぼ相似する横断面を先端部に有する係止突起
115を前記透孔114に圧入するようなはめ殺し工法
を採用する(図10及び図11)。
【0037】前記係止突起115が前記透孔114に圧
入された後は、図12に示すように前記透孔114を通
過した後、係止突起115がカバー基板102に係止さ
れ事実上引き抜きができない、又は相当大きな引き抜き
エネルギーを付与しない限り引き抜きができない。すな
わち可逆操作をしても両部材を分離できない。その結
果、第二の実施態様同様に遊技制御基板100をカバー
基板102とカバー部材103との間に形成された空間
部112に落とし込んだ場合、その遊技制御基板100
を取り出すことができなくなる。
【0038】本発明はその根本的な技術的思想を踏襲し
発明の効果を著しく損なわない限度において前記実施態
様の一部分を、例えば次にように、変更して実施するこ
とは当然許容される。 (1)前記カバー部材103を裏機構盤87の横幅一杯
に大きくすることができる。この態様においては、前記
裏機構盤87の形状・構造も設計変更する。前記下部外
板98の形状・大きさも同様に変更できる。 (2)前記裏機構盤87に対するカバー部材103の結
合方法としては、前記はめ殺し工法の他に、かしめ工法
やロック工法を採用してもよい。ただし、ロック工法の
うち施錠装置を利用する態様はキーの管理の煩雑さから
好ましくない。
【0039】(3)カバー部材103の形状・大きさ
は、遊技制御基板100を外部から容易に抜き取れない
程度に大きくできる。 (4)遊技制御基板100をカバー101に封入した状
態で本発明を採用するか否かは、裏機構盤87、下部中
板97、下部外板98並びにカバー基板102及びカバ
ー部材103、更には遊技制御基板100その他弾球遊
技機の制御に必要な制御基板等の形状、構造及び設置空
間の取り合い等の設計要因を考慮して任意に選択でき
る。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、弾球遊技
機から遊技制御基板そのものを取り外すことができな
い、又は取り外すことを非常に困難にし、ひいては遊技
制御基板の改竄を防止するという優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弾球遊技機の一部破断正面図であ
る。
【図2】同じく一部破断上面図である。
【図3】同じく一部破断側面図である。
【図4】本発明に係る弾球遊技機の背面図である。
【図5】前記遊技機における裏機構盤の一部破断背面図
である。
【図6】前記裏機構盤から下部外板の一部を切り取って
示すカバー基板の正面図である。
【図7】本発明の第一実施態様を示す部分破断斜視図で
ある。
【図8】同じく第二実施態様を示す部分破断斜視図であ
る。
【図9】同様に第三実施態様を示す部分破断斜視図であ
る。
【図10】図9図におけるX部分を拡大して示す断面図
である。
【図11】前記第三実施態様を形成する途中の過程を示
す拡大断面図である。
【図12】第三実施態様のはめ殺し構造を示す拡大断面
図である。
【図13】従来技術に係る遊技機の正面図である。
【図14】同じく背面図である。
【符号の説明】
50 弾球遊技機 51 外枠 53a 軸支手段 54 内枠 59 遊技盤 87 裏機構盤 70a 発射手段 100 遊技制御基板 102 カバー基板 103 カバー部材 104 カバー片 114 透孔 115 係止部 A 遊技領域

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦長の額縁状外枠と、その外枠に対して軸
    支手段を介して片開き可能に取り付けられた内枠と、そ
    の内枠の中央開口部に前面を臨ませて同内枠に取り付け
    てなる遊技盤と、前記内枠に対して軸支手段を介して片
    開き可能に、かつ前記遊技盤を内枠側に押圧可能に取り
    付けた裏機構盤と、前記遊技盤の前面側に形成される遊
    技領域に弾球を打ち込むために前記内枠の下部に設けら
    れた発射手段とを少なくとも具備している弾球遊技機に
    おいて、前記遊技領域における弾球遊技を制御するため
    に前記裏機構盤に取り付けられた遊技制御基板をカバー
    部材で被覆するとともに、そのカバー部材を前記裏機構
    盤に結合させたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】前記カバー部材を裏機構盤に対して一体的
    に樹脂成形することにより両者を結合させてなる請求項
    1記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】前記カバー部材を裏機構盤に対してはめ殺
    しして両者を結合せてなる請求項1記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】前記はめ殺しが、前記裏機構盤とカバー部
    材のうちいずれか一方の部材に穿設された透孔に対し
    て、他方の部材に形成した係止部が圧入される構造にな
    っている請求項3記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】前記はめ殺しが、所定距離をおいて基端部
    が前記裏機構盤に固着される一対のカバー片の先端部同
    士を相互に係止・結合させたカバー部材と裏機構盤との
    間に、前記遊技制御基板を落とし込むことにより、前記
    先端部同士の係合解除ができない又は係合解除が困難な
    構造になっている請求項3記載の弾球遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009034289A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2009095604A (ja) * 2007-10-19 2009-05-07 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2010168791A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Hayashi Bussan Hatsumei Kenkyusho:Kk テーブル状部材の契合部
JP2012210475A (ja) * 2012-07-06 2012-11-01 Sankyo Co Ltd 遊技機

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